🚀アルテミス:アルテミス4:高軌道でドッキング ― 2026年10月24日 18:39

アルテミス:アルテミス4:高軌道でドッキング
アルテミス:アルテミス4:高軌道でドッキング


(NASAが月面着陸計画を更新、長年くすぶっていたオリオン計画の問題をついに解決)
https://arstechnica.com/space/2026/10/nasa-updates-lander-plans-for-moon-landings-finally-solves-long-festering-orion-issue/

「・・・特に注目すべきは、SpaceXのスターシップ宇宙船に関して、改訂された計画では、オリオン宇宙船が月へ向かう前に、地球高軌道上でスターシップ月着陸船とドッキングすることになっている点です。」

今までは、月周回軌道上だったからな。

これが、双方にどんなメリットとデメリットをもたらすかは知らない。

「今後は、スペースX社が低軌道上でスターシップ月着陸船に燃料を補給した後、高軌道上のオリオン宇宙船とドッキングさせる予定だ。乗組員はオリオン宇宙船で月へ向かい、その後、4人の宇宙飛行士のうち2人がスターシップに乗り換えて月面着陸を行う。」

記事にはNASAによるインフォグラフィックが掲載されている(画像参照)。

<<スターシップ月着陸船の運用構想>>

<Low Earth Orbit (LEO)>
1:Depot launch
2:Propellant transfer to depot (multiple)
3:Lander launch & propellant transfer
4:Propellant transfer to depot (multiple)
5:Orion launch on SLS→直接High Earth Orbit (HEO)へ

<Final Tanking Orbit (FTO)>
6:Final propellant transfer

<High Earth Orbit (HEO)>
7:Orion docks with lander

8:Trans-lunar Injection

<Low Lunar Orbit (LLO)>
9:Two crew into lander Orion undocks

10:Lander descends

11:Orion loiter<Low Lunar Orbit (LLO)>

12:Crewed surface operations

13:Lander ascends

<Low Lunar Orbit (LLO)>
14:Orion redocks with lander
   Crew return to Orion

15:Orion undocks(Low Lunar Orbit (LLO)離脱後:たぶん)

16:Crew returns to Earth

(17、18は、何故か欠番!)

19:Orion splashdown

軌道貯蔵庫(デポ)へタンカーが複数回(20回くらい?)補充する間に、着陸船に1回燃料移転(給油)してるところに注目だな(3番)。

また、最終給油軌道(低軌道?:高度不明)に一度上がって満タンにするというひねり技なところも気になる。

用済みのデポは、制御落下させられないのかも知れない(未確認)。

長期間(数百年くらい?)、軌道上に留めておく必要からなのかな。

まあいい。

腹一杯、燃料積み込んだ着陸船は、理想的な月低軌道(Low Lunar Orbit (LLO))に、最初から降りて行ける(ブルームーン2は、そうはいかない)。

オリオンは、単独では月低軌道から地球に帰還することが出来ないからな。

着陸船の月低軌道離脱噴射後、オリオンは切り離されて、地球目指して帰還の途に就く。

オリオンには4人が乗れるけど、月面に降りられるのは、アポロの時と同じ2人だけだ。

まあいい。

そもそも、高軌道上でオリオンと着陸船のランデブードッキングを行う理由がピンとこない。

もっとも、有り余るSLSの打ち上げ能力(2段目は、最後の暫定極低温推進段:ICPS(Interim Cryogenic Propulsion Stage)で、静止軌道に余裕で投入するのかも知れない(未確認)。

そもそも、アルテミス4でICPSを使うのかどうかも不明だ(調査中:<以下追加>参照)。

記事では、もっぱら着陸機を満タンにするためのタンカーの打ち上げ回数を問題にしている。

「木曜日、NASAの安全委員会は、現在の燃料補給機の打ち上げ回数は「約22回」だと報告した。SpaceXの創設者イーロン・マスク氏は、この推定は誤りであり、実際の回数は6回から8回になると述べた。」

「スターシップの打ち上げ能力、軌道上でどれだけの極低温メタンと液体酸素が蒸発するか、そして推進剤をある宇宙船から別の宇宙船に移送するプロセスの効率性など、多くの不確実性が残っている。」

「NASA長官のジャレッド・アイザックマン氏は、マスク氏が提示した6~8回の打ち上げという見積もりについて、それは可能ではあるものの、スターシップの「究極的な潜在的最終状態」を表していると述べた。」

アイザックマンの見立ては正しい。

その回数が現実になるのは、中国が着陸に成功した遥か先のことになるだろう。

もしかすると、補充する量よりも蒸発する量の方が多くなり、100回打ち上げても満タンに出来ないかも知れないしな。

最大のキーポイントは、打ち上げ頻度ということになる。

5分に1回くらい上げられるなら、何の心配もない(移充填する時間がネックか)。

1時間おきでも、たぶん大丈夫だろう。

これが、1日1回だと怪しくなり、3日に1回では破綻する可能性が出て来る。

(NASAとイーロン・マスクが意見を異にするスターシップの月面着陸回数)
https://www.teslarati.com/elon-musk-nasa-starship-moon-landing/

「スターシップは地球周回軌道に到達するまでにほぼすべての推進剤を消費してしまうため、燃料補給のために停止することなく月へ向かうことはできない。SpaceXの解決策は、宇宙空間にガソリンスタンドを作るというものだ。まず、貯蔵タンクとして機能するスターシップ(デポと呼ばれる)が軌道上に打ち上げられる。次に、燃料補給用のスターシップが1機ずつ打ち上げられ、デポにドッキングして残りの推進剤を注入する。デポが満タンになると、月着陸船バージョンのスターシップが打ち上げられ、ドッキングして燃料を補給し、月へ向かう。」

細かいところ(途中で1回着陸船に充填するとか、最終給油軌道に上がるとか)を除けば、ざっくりこんなもんだろう。

「タンカーによる燃料補給は、それぞれが独立したロケット打ち上げに相当するため、その回数が重要となる。打ち上げ回数が増えれば、時間とコストがかさみ、宇宙飛行士が地球を離れる前に何らかのトラブルが発生する可能性も高まる。バーガー氏は、スペースXが2027年末までにスターシップの打ち上げを週2回に増やしたとしても、パネルが提示した回数で燃料補給所を満タンにするには、およそ3ヶ月かかると推定している。」

「必要な燃料補給機の数は、主に各補給機が軌道まで運べる燃料の量と、途中で失われる燃料の量によって決まる。スターシップの燃料と酸素は極低温で貯蔵されており、軌道上で待機している間に徐々に蒸発する。燃料の移送のたびに、さらに多くの燃料が失われる。」

さて、どうなることやら・・・。

「ブルーオリジンのブルームーン着陸船は、最初のミッションでは軌道上燃料補給に依存していない。」

ブルーオリジンのプランについては、別稿で書く。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(NASAがアルテミスIIIオリオンモジュールに参加。ロケットハードウェアの最新情報)
https://www.nasa.gov/blogs/missions/2026/08/05/nasa-joins-artemis-iii-orion-modules-rocket-hardware-update/

「アルテミスIIIミッションでは、NASAは暫定的な極低温推進ステージの代わりに、非推進型のスペーサーを使用します。このスペーサーは、上段と同じ全体寸法とインターフェース接続点を維持しているため、機体の構成を変更することなく、オリオン宇宙船のステージアダプターと打ち上げロケットのステージアダプターの間に統合できます。残りの暫定的な極低温推進ステージは、アルテミスIVミッションに再割り当てされました。」

おっと、アルテミス4では、ICPSが(最後の1機)が使われるようだな・・・。

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