🚀スターライナー:クルーモジュールのスラスターも不発 ― 2024年09月08日 21:32
スターライナー:クルーモジュールのスラスターも不発
(スターライナーが無人のまま地球に帰還)
https://spacenews.com/starliner-returns-to-earth-uncrewed/
「クルーモジュールの12個の独立したスラスターのうち1つも、再突入前のテストでは作動しなかった。」
「スティッチ氏は、これらのスラスターはサービスモジュールのものと設計が異なり、故障の原因は不明だと述べた。ただし、冗長スラスターは正常に作動し、再突入時に問題は発生しなかった。」
「再突入時の通信遮断から回復した後、ナビゲーション・コンピュータ・システムがGPS信号を受信できなかったという不具合があった」
うーん、何かやる度に新たなトラブルが発生している。
モグラたたきだな。
クルーモジュール側のスラスターの不具合については、別記事では再突入前のテストだけでなく、最後まで一度も点火しなかったとある。
(スターライナーは乗組員を残して宇宙ステーションを出発し、地球へ帰還する)
https://arstechnica.com/space/2024/09/leaving-behind-its-crew-starliner-departs-space-station-and-returns-to-earth/
「クルーモジュールの 12 個の制御ジェットのうち 1 個は、スターライナーの帰還飛行中、一度も点火しなかった。」
やれやれ・・・。
問題は、次々と発生するトラブルが、無人機でのテストで洗いざらい解決されていなかったことなわけだ。
たとえば、GPSの受信障害について見ると、OFT-1の時にも別の通信障害が発生していて、その際に関連の機能を一から見直せば発見できていたかもしれないっつーことだ(そうなのかあ?)。
つまりだな、末永く安心して使い続けてもらうための宇宙船を作るというよりは、目の前にある問題だけを矮小化して、とりあえずそれだけ潰せばいいという後ろ向きの発想だ(そういうことかあ?)。
予算や開発期間の制約はあるが、開発が完了できなければ話が始まらんからな。
「スターライナーのチームが、無事に安全にドッキング解除、軌道離脱、再突入、着陸を成功させるために尽力したことを称えたい」
今回の離脱と帰還は通常の手順と異なる。
(NASAはスターライナーが宇宙ステーションから素早く脱出することを望んでいる)
https://arstechnica.com/space/2024/09/boeings-problem-plagued-starliner-spacecraft-comes-back-to-earth-tonight/
「NASAの関係者によると、この経路でスターライナーは、ドッキング解除後約20~25分で、軌道上の実験室の周囲にある2.5×1.25×1.25マイル(4×2×2キロメートル)の目に見えない境界である、いわゆる接近楕円体から出ることになる。これは、スターライナーがISS付近を離れるのに通常かかる時間の半分以下だ。」
今回の当初予定では、ISSの写真撮影をする能力のテストも行うはずだったらしい。
「当初の飛行計画では、ウィルモア氏とウィリアムズ氏が帰還の際にスターライナーに乗っていた場合、宇宙船はISSからより穏やかに離脱し、技術者らがナビゲーションセンサーの性能を徹底的にチェックし、宇宙船がISSの周辺に滞留して外部の写真調査を行う能力をテストすることになっていた。」
「スターライナーがISS付近を離れるのに通常かかる時間」(再掲)というのが、この写真撮影を含むかどうかは知らない。
「この場合、我々が行っているのはブレイクアウト噴射で、これは12回の噴射を連続して行うもので、各噴射は毎秒0.1メートル(0.2マイル)ほどのそれほど大きくなく、スターライナーをステーションから遠ざけるためだけのもので、その後すぐに上昇し始め、最終的には数周後にはステーションの上空で軌道から外れて頂点に達する」(スターライナーのドッキング解除シーケンス中にISSの運用を監督するNASAのフライトディレクター、アンソニー・ヴァレハ氏)
「これは、スラスタにかかる負担が少なく、ステーションから離れるより早い方法です」
要するに、ちゃんとした手順じゃないということだ。
「基本的に、フックを開くと、バネがスターライナーを押し出し、その後、非常に短いスラスタ噴射を行って、ステーションの上空を通過する軌道に乗せ、軌道離脱噴射を実行できる適切な範囲まで開きます。」
「ヴァレハ氏によると、万が一、さらに重大なスラスター故障が連続して発生した場合でも、スターライナーを宇宙ステーションから押し出すスプリングの力で衝突の危険がないことが十分に保証されるはず」
「その後は、非常に穏やかな姿勢を維持し、スラスターをほとんど噴射しないつもりです」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
この離脱方法をつかってISSから引き離し、スラスターの負担を軽減して再突入させて回収できたことに何の意味があるのか。
「スティッチ氏は、無人帰還にもかかわらず、CFT はミッション目標の 85~90% を達成したと指摘した。」(スペースニュース)
OFT-1でISSに到達できなかった際、ミッションの達成は8割程度といわれていた。
今回は、それよりは多いのかもしれないが、宇宙飛行士を乗せて帰ることが出来なかったということで、少なくともCFT-2の設定は不可避だろう。
浮沈子的には、OFT-3を行って全てのシステムの正常作動を確認してから、その後にCFT-2を行って確認するのが筋だと思うんだがな。
クルーモジュールのスラスターの1基が作動しなかったのは、痛恨の極みだ。
「スティーブ・スティッチ氏は着陸後のブリーフィングで、58秒間の軌道離脱燃焼中に2つのRCSスラスタが予想以上に熱くなったが故障はしなかったと述べた。同氏は、燃焼中に熱くなりすぎたスラスタを停止させないようコントローラーがソフトウェアを変更したが、ソフトウェア変更なしでスラスタがシャットダウンを引き起こす温度に達したかどうかは不明だと述べた。」(スペースニュース)
「着陸後のブリーフィングで、スティッチ氏は、NASA はボーイング社とスラスター問題とヘリウム漏れに対処するための次のステップについて話し合っていると述べた。」
「これには、ヘリウム加圧システムのシールを、宇宙船のハイパーゴリック推進剤とより互換性があり、さらに大型のものに交換することが含まれる。」
「他のチームは、スラスターを収納するサービスモジュールの「ドッグハウス」内の温度環境を変更して加熱を減らすことや、スラスターの使用方法の変更を検討している。」
大気圏で燃え尽きたサービスモジュールとは異なり、クルーモジュールは結果的に無事回収された。
作動しなかったスラスターの現物は手に入れたわけだからな。
徹底的に調査して、こっちも完全に潰しておく必要がある。
原因はドッグハウスの保温でもなければ、宇宙船(サービスモジュール)の底面に敷き詰められた太陽電池でもない。
まあ、どうでもいいんですが。
もう一つ、どーしても気になることがある。
この間のボーイングの記者会見への対応だ。
「NASAの勧告では、ボーイング社の幹部2人、ボーイング・エクスプロレーション・システムズ副社長のジョン・シャノン氏と、ボーイング社の副社長兼商業乗組員プログラム・マネージャーのマーク・ナッピ氏が参加すると述べられていた。しかし、両氏ともNASAジョンソン宇宙センターで行われた説明会には出席しなかった。」(スペースニュース)
「NASAの宇宙運用担当副次官ジョエル・モンタルバーノ氏は土曜日、着陸後の記者会見でボーイング社がスターライナーのミッションについて話し合うことをNASAに委ねたと述べた。」(アルス)
「スターライナーのチームが、無事に安全にドッキング解除、軌道離脱、再突入、着陸を成功させるために尽力したことを称えたい」「データを確認し、プログラムの次のステップを決定する」(アルス:ボーイングの商業乗員プログラムの副社長兼プログラムマネージャー、マーク・ナッピ氏)
「ナッピ氏の声明は、記者が土曜日の朝の記者会見に参加していたらボーイング社の誰かに尋ねたであろう最も重要な質問の一つに答えていない。それは、「ボーイング社は依然としてスターライナー計画に長期的なコミットメントを持っているのか?」である。」(アルス)
スペースニュースも、そのことを懸念している。
「ボーイング社は私たちとの仕事を続けることを約束しています」(モンタルバーノ氏)
「しかし、ボーイングからの短い声明は、必ずしも同じレベルのコミットメントを伝えてはいなかった。」
まあいい。
根本的な欠陥を抱えたまま、有人帰還を強行しようとしたB社は、明らかに当事者意識の欠如に見舞われている。
NASAのネルソン長官は、トップ会談では継続の確約を取り付けたといっていたが(8月24日の記者会見:無人帰還を決めた時)、業界は既にそれを疑問視している。
ハイリスクなミッションで、器材に冗長性を持たせること自体は悪いことではない(テクニカルダイビングでは常識だ)。
しかし、その前提としては、信頼性が高い器材を使うなど、故障しないように最善を尽くすことが不可欠だ。
最初から、いつ故障するかもしれない怪しげな器材を使うことは、冗長性によるトラブル回避の原則を無視している。
B社が主張し、強行しようとした手法は正にそれだ。
「今後の方針を決めるには少し時間がかかるだろうが、今日我々は宇宙船が非常にうまく機能するのを見た」(アルス:スティッチ氏)
悪いことは言わない。
もうこれ以上、この宇宙船に係わるのはやめた方がいい。
スターライナーは、根本から腐っている。
枝葉をいくら弄ったところで、次から次へとトラブルが噴出し続けるだけだ。
今年は米国の大統領選挙が行われる。
今は、政治の季節真っ只中だ。
うーん、こっちも泥沼だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(スターライナーがニューメキシコに無事着陸)
https://spaceflightnow.com/2024/09/07/starliner-lands-safely-in-new-mexico/
「結局、スターライナーはうまく機能したようだ。既知のヘリウム漏れは悪化せず、ミッション初期に問題があった宇宙船のサービスモジュールの反応制御システムスラスタは、宇宙船を安全にステーションから遠ざけ、軌道離脱燃焼中に安定を保つために要求通りに機能した。」
「スラスターは出発の初期段階を通じて完璧に機能しました。」
「耐熱シールドで保護され、独自のRCSジェット12基を搭載した乗組員モジュールは、高度約40万フィートで再突入を開始し、秒速約5マイルの速度で再び下層大気圏に突入しながら、華氏3,000度にも達する高温に耐えた。」
サービスモジュールの2基のスラスターの想定外の過熱、クルーモジュールのスラスター1基の故障、大気圏再突入後のGPS信号の一時的な途絶については、一言も触れられていない。
まあ、どうでもいいんですが。
OFT-2.5は何事もなかったかのように終了したが、浮沈子的に見れば中身はボロボロだ(そうなのかあ?)。
B社の責任者は、恥ずかしくて人前に出られないだろう。
10年かかって作り上げた宇宙船は、飛ばす度に新たな問題を起こす厄介な代物だった。
本来なら、推進系の問題は無人飛行で解決し、有人飛行では生命維持装置など、有人機に特化した部分の機能を確認する程度の話なはずだ。
ヘリウムの漏洩だって、飛ばす前には1か所だったが、打ち上げた後で5か所に増えたからな。
CFTを名乗るのがおこがましいほどの、惨憺たる結果だ。
宇宙飛行士2名が取り残されたのはNASAの判断だが、機械としての宇宙船を見た時に、あまりの悲惨さに首をすくめざるを得ない。
無人のスターライナーは、無事に着陸した。
冗長性を持たせたクルーモジュールのスラスターは、トータルで正常に機能し、大気圏再突入を維持した。
GPS信号の一時的なロストも、着陸地点に大きな影響を及ぼすことはなかったようだ(未確認)。
宇宙船の堅牢さは証明された。
が、冗長性だけでカバーされた要素技術のお粗末さは目を覆うばかりだ。
毎回だぜ!?。
やれやれ・・・。
それでもNASAは、このクズな宇宙船に付き合い続けるつもりのようだ。
ばかばかしい・・・。
B社自身が、そろそろ見限り始めるのではないか。
確認しておこう。
次回の打ち上げが何時になるのか、無人で行われるのか有人で強行するのかは知らないが、その際にも新たなトラブルが起こることは間違いない(断定的!)。
いや、それだけではなく、ヘリウムの漏洩やトラブルを起こしたスラスターの問題が再発する公算は高い(どーせ、熱設計の根本的な見直しとかはしないだろうしな)。
通信系でも、モグラたたきが続くだろう。
関連する機能を全て見直してチェックするのではなく、問題になったところだけ手当てするにとどまるからな。
問題が起きてないのに、何かする必要はないという姿勢だ。
ったく・・・。
「宇宙飛行は困難です。余裕はわずかです。宇宙環境は容赦がありません」(ジョンソン宇宙センターの飛行運用部長ノーム・ナイト氏)
「そして私たちは正しく行動しなければなりません。」
紙に書いて、壁に貼り付けておくべきだな・・・。
(スターライナーが無人のまま地球に帰還)
https://spacenews.com/starliner-returns-to-earth-uncrewed/
「クルーモジュールの12個の独立したスラスターのうち1つも、再突入前のテストでは作動しなかった。」
「スティッチ氏は、これらのスラスターはサービスモジュールのものと設計が異なり、故障の原因は不明だと述べた。ただし、冗長スラスターは正常に作動し、再突入時に問題は発生しなかった。」
「再突入時の通信遮断から回復した後、ナビゲーション・コンピュータ・システムがGPS信号を受信できなかったという不具合があった」
うーん、何かやる度に新たなトラブルが発生している。
モグラたたきだな。
クルーモジュール側のスラスターの不具合については、別記事では再突入前のテストだけでなく、最後まで一度も点火しなかったとある。
(スターライナーは乗組員を残して宇宙ステーションを出発し、地球へ帰還する)
https://arstechnica.com/space/2024/09/leaving-behind-its-crew-starliner-departs-space-station-and-returns-to-earth/
「クルーモジュールの 12 個の制御ジェットのうち 1 個は、スターライナーの帰還飛行中、一度も点火しなかった。」
やれやれ・・・。
問題は、次々と発生するトラブルが、無人機でのテストで洗いざらい解決されていなかったことなわけだ。
たとえば、GPSの受信障害について見ると、OFT-1の時にも別の通信障害が発生していて、その際に関連の機能を一から見直せば発見できていたかもしれないっつーことだ(そうなのかあ?)。
つまりだな、末永く安心して使い続けてもらうための宇宙船を作るというよりは、目の前にある問題だけを矮小化して、とりあえずそれだけ潰せばいいという後ろ向きの発想だ(そういうことかあ?)。
予算や開発期間の制約はあるが、開発が完了できなければ話が始まらんからな。
「スターライナーのチームが、無事に安全にドッキング解除、軌道離脱、再突入、着陸を成功させるために尽力したことを称えたい」
今回の離脱と帰還は通常の手順と異なる。
(NASAはスターライナーが宇宙ステーションから素早く脱出することを望んでいる)
https://arstechnica.com/space/2024/09/boeings-problem-plagued-starliner-spacecraft-comes-back-to-earth-tonight/
「NASAの関係者によると、この経路でスターライナーは、ドッキング解除後約20~25分で、軌道上の実験室の周囲にある2.5×1.25×1.25マイル(4×2×2キロメートル)の目に見えない境界である、いわゆる接近楕円体から出ることになる。これは、スターライナーがISS付近を離れるのに通常かかる時間の半分以下だ。」
今回の当初予定では、ISSの写真撮影をする能力のテストも行うはずだったらしい。
「当初の飛行計画では、ウィルモア氏とウィリアムズ氏が帰還の際にスターライナーに乗っていた場合、宇宙船はISSからより穏やかに離脱し、技術者らがナビゲーションセンサーの性能を徹底的にチェックし、宇宙船がISSの周辺に滞留して外部の写真調査を行う能力をテストすることになっていた。」
「スターライナーがISS付近を離れるのに通常かかる時間」(再掲)というのが、この写真撮影を含むかどうかは知らない。
「この場合、我々が行っているのはブレイクアウト噴射で、これは12回の噴射を連続して行うもので、各噴射は毎秒0.1メートル(0.2マイル)ほどのそれほど大きくなく、スターライナーをステーションから遠ざけるためだけのもので、その後すぐに上昇し始め、最終的には数周後にはステーションの上空で軌道から外れて頂点に達する」(スターライナーのドッキング解除シーケンス中にISSの運用を監督するNASAのフライトディレクター、アンソニー・ヴァレハ氏)
「これは、スラスタにかかる負担が少なく、ステーションから離れるより早い方法です」
要するに、ちゃんとした手順じゃないということだ。
「基本的に、フックを開くと、バネがスターライナーを押し出し、その後、非常に短いスラスタ噴射を行って、ステーションの上空を通過する軌道に乗せ、軌道離脱噴射を実行できる適切な範囲まで開きます。」
「ヴァレハ氏によると、万が一、さらに重大なスラスター故障が連続して発生した場合でも、スターライナーを宇宙ステーションから押し出すスプリングの力で衝突の危険がないことが十分に保証されるはず」
「その後は、非常に穏やかな姿勢を維持し、スラスターをほとんど噴射しないつもりです」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
この離脱方法をつかってISSから引き離し、スラスターの負担を軽減して再突入させて回収できたことに何の意味があるのか。
「スティッチ氏は、無人帰還にもかかわらず、CFT はミッション目標の 85~90% を達成したと指摘した。」(スペースニュース)
OFT-1でISSに到達できなかった際、ミッションの達成は8割程度といわれていた。
今回は、それよりは多いのかもしれないが、宇宙飛行士を乗せて帰ることが出来なかったということで、少なくともCFT-2の設定は不可避だろう。
浮沈子的には、OFT-3を行って全てのシステムの正常作動を確認してから、その後にCFT-2を行って確認するのが筋だと思うんだがな。
クルーモジュールのスラスターの1基が作動しなかったのは、痛恨の極みだ。
「スティーブ・スティッチ氏は着陸後のブリーフィングで、58秒間の軌道離脱燃焼中に2つのRCSスラスタが予想以上に熱くなったが故障はしなかったと述べた。同氏は、燃焼中に熱くなりすぎたスラスタを停止させないようコントローラーがソフトウェアを変更したが、ソフトウェア変更なしでスラスタがシャットダウンを引き起こす温度に達したかどうかは不明だと述べた。」(スペースニュース)
「着陸後のブリーフィングで、スティッチ氏は、NASA はボーイング社とスラスター問題とヘリウム漏れに対処するための次のステップについて話し合っていると述べた。」
「これには、ヘリウム加圧システムのシールを、宇宙船のハイパーゴリック推進剤とより互換性があり、さらに大型のものに交換することが含まれる。」
「他のチームは、スラスターを収納するサービスモジュールの「ドッグハウス」内の温度環境を変更して加熱を減らすことや、スラスターの使用方法の変更を検討している。」
大気圏で燃え尽きたサービスモジュールとは異なり、クルーモジュールは結果的に無事回収された。
作動しなかったスラスターの現物は手に入れたわけだからな。
徹底的に調査して、こっちも完全に潰しておく必要がある。
原因はドッグハウスの保温でもなければ、宇宙船(サービスモジュール)の底面に敷き詰められた太陽電池でもない。
まあ、どうでもいいんですが。
もう一つ、どーしても気になることがある。
この間のボーイングの記者会見への対応だ。
「NASAの勧告では、ボーイング社の幹部2人、ボーイング・エクスプロレーション・システムズ副社長のジョン・シャノン氏と、ボーイング社の副社長兼商業乗組員プログラム・マネージャーのマーク・ナッピ氏が参加すると述べられていた。しかし、両氏ともNASAジョンソン宇宙センターで行われた説明会には出席しなかった。」(スペースニュース)
「NASAの宇宙運用担当副次官ジョエル・モンタルバーノ氏は土曜日、着陸後の記者会見でボーイング社がスターライナーのミッションについて話し合うことをNASAに委ねたと述べた。」(アルス)
「スターライナーのチームが、無事に安全にドッキング解除、軌道離脱、再突入、着陸を成功させるために尽力したことを称えたい」「データを確認し、プログラムの次のステップを決定する」(アルス:ボーイングの商業乗員プログラムの副社長兼プログラムマネージャー、マーク・ナッピ氏)
「ナッピ氏の声明は、記者が土曜日の朝の記者会見に参加していたらボーイング社の誰かに尋ねたであろう最も重要な質問の一つに答えていない。それは、「ボーイング社は依然としてスターライナー計画に長期的なコミットメントを持っているのか?」である。」(アルス)
スペースニュースも、そのことを懸念している。
「ボーイング社は私たちとの仕事を続けることを約束しています」(モンタルバーノ氏)
「しかし、ボーイングからの短い声明は、必ずしも同じレベルのコミットメントを伝えてはいなかった。」
まあいい。
根本的な欠陥を抱えたまま、有人帰還を強行しようとしたB社は、明らかに当事者意識の欠如に見舞われている。
NASAのネルソン長官は、トップ会談では継続の確約を取り付けたといっていたが(8月24日の記者会見:無人帰還を決めた時)、業界は既にそれを疑問視している。
ハイリスクなミッションで、器材に冗長性を持たせること自体は悪いことではない(テクニカルダイビングでは常識だ)。
しかし、その前提としては、信頼性が高い器材を使うなど、故障しないように最善を尽くすことが不可欠だ。
最初から、いつ故障するかもしれない怪しげな器材を使うことは、冗長性によるトラブル回避の原則を無視している。
B社が主張し、強行しようとした手法は正にそれだ。
「今後の方針を決めるには少し時間がかかるだろうが、今日我々は宇宙船が非常にうまく機能するのを見た」(アルス:スティッチ氏)
悪いことは言わない。
もうこれ以上、この宇宙船に係わるのはやめた方がいい。
スターライナーは、根本から腐っている。
枝葉をいくら弄ったところで、次から次へとトラブルが噴出し続けるだけだ。
今年は米国の大統領選挙が行われる。
今は、政治の季節真っ只中だ。
うーん、こっちも泥沼だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(スターライナーがニューメキシコに無事着陸)
https://spaceflightnow.com/2024/09/07/starliner-lands-safely-in-new-mexico/
「結局、スターライナーはうまく機能したようだ。既知のヘリウム漏れは悪化せず、ミッション初期に問題があった宇宙船のサービスモジュールの反応制御システムスラスタは、宇宙船を安全にステーションから遠ざけ、軌道離脱燃焼中に安定を保つために要求通りに機能した。」
「スラスターは出発の初期段階を通じて完璧に機能しました。」
「耐熱シールドで保護され、独自のRCSジェット12基を搭載した乗組員モジュールは、高度約40万フィートで再突入を開始し、秒速約5マイルの速度で再び下層大気圏に突入しながら、華氏3,000度にも達する高温に耐えた。」
サービスモジュールの2基のスラスターの想定外の過熱、クルーモジュールのスラスター1基の故障、大気圏再突入後のGPS信号の一時的な途絶については、一言も触れられていない。
まあ、どうでもいいんですが。
OFT-2.5は何事もなかったかのように終了したが、浮沈子的に見れば中身はボロボロだ(そうなのかあ?)。
B社の責任者は、恥ずかしくて人前に出られないだろう。
10年かかって作り上げた宇宙船は、飛ばす度に新たな問題を起こす厄介な代物だった。
本来なら、推進系の問題は無人飛行で解決し、有人飛行では生命維持装置など、有人機に特化した部分の機能を確認する程度の話なはずだ。
ヘリウムの漏洩だって、飛ばす前には1か所だったが、打ち上げた後で5か所に増えたからな。
CFTを名乗るのがおこがましいほどの、惨憺たる結果だ。
宇宙飛行士2名が取り残されたのはNASAの判断だが、機械としての宇宙船を見た時に、あまりの悲惨さに首をすくめざるを得ない。
無人のスターライナーは、無事に着陸した。
冗長性を持たせたクルーモジュールのスラスターは、トータルで正常に機能し、大気圏再突入を維持した。
GPS信号の一時的なロストも、着陸地点に大きな影響を及ぼすことはなかったようだ(未確認)。
宇宙船の堅牢さは証明された。
が、冗長性だけでカバーされた要素技術のお粗末さは目を覆うばかりだ。
毎回だぜ!?。
やれやれ・・・。
それでもNASAは、このクズな宇宙船に付き合い続けるつもりのようだ。
ばかばかしい・・・。
B社自身が、そろそろ見限り始めるのではないか。
確認しておこう。
次回の打ち上げが何時になるのか、無人で行われるのか有人で強行するのかは知らないが、その際にも新たなトラブルが起こることは間違いない(断定的!)。
いや、それだけではなく、ヘリウムの漏洩やトラブルを起こしたスラスターの問題が再発する公算は高い(どーせ、熱設計の根本的な見直しとかはしないだろうしな)。
通信系でも、モグラたたきが続くだろう。
関連する機能を全て見直してチェックするのではなく、問題になったところだけ手当てするにとどまるからな。
問題が起きてないのに、何かする必要はないという姿勢だ。
ったく・・・。
「宇宙飛行は困難です。余裕はわずかです。宇宙環境は容赦がありません」(ジョンソン宇宙センターの飛行運用部長ノーム・ナイト氏)
「そして私たちは正しく行動しなければなりません。」
紙に書いて、壁に貼り付けておくべきだな・・・。
😼欧州大戦争:ウクライナ核武装の現実 ― 2024年09月07日 00:03
欧州大戦争:ウクライナ核武装の現実
(ウクライナの「勝利計画」、バイデン氏に9月に提示するとゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/articles/ce8dg21g6qno
「アメリカがウクライナに「この計画に含まれているものを与えるかどうか、(そして)我々がこの計画を自由に実行できるかどうか」にかかっている」
「野心的すぎる内容だと思う人もいるかもしれないが、我々にとっては重要な計画だ」
(ウクライナ、国産弾道ミサイル発射実験に成功 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3535908
「ウクライナ初の弾道ミサイルの実験に成功した。これについてわが国の防衛産業を祝福したい。このミサイルについてこれ以上の詳細は共有できない」
(ベラルーシ核配備がウクライナ核武装を実現する?)
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4909
「ゼレンスキー大統領が真に自国と自国民を護ろうとする愛国者であるならば、自国の核武装を全力で試みるのではないかと思うのです。」
浮沈子は、クルスク州への侵攻の意図が掴めなくて、いろいろ調べていたんだが、どれも皆、納得できないでいた。
で、ようやく、得心できる結論にたどり着いたわけだな。
ゼレンスキーは、ここで核爆発を起こそうとしているのだ(断定的!)。
「シルスキー氏は、ウクライナはロシア領土を維持し続けるつもりはなく、ウクライナ東部での攻撃からロシア軍の注意をそらすことが越境攻撃を行った動機の一つ」
恒久支配しないのは、消耗する気でいるからに他ならない。
国産弾道ミサイルに乗せて、いつでもモスクワにお届けするというわけだ。
じゃあ、米国が核弾頭を供与しなければそれっきりなのかあ?。
いやいや、クルスク侵攻のもう一つの目的は、前方配備されている戦術核兵器の鹵獲だ。
おそらく、既に手に入れているのかもしれない(そうなのかあ?)。
極秘だからな(テキトーです)。
ここで、ドカンと爆発させ、ロシアを恫喝しておくことは重要だ。
そして、交渉の場に引きずり出し、自国に有利な結果を導く・・・。
全ては浮沈子の妄想だが、「中らずと雖も遠からず」な気がしてきている。
BBCの記事を読んだだけでも、核兵器の供与を想像するのは難しくはない。
バイデンであれ、ハリスであれ、トランプであれ、米国がこの要求に応じるとは思えない。
また、供与されている長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を、これ以上拡大することもない。
(シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で敵の前進を食い止めること成功)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/general-shirsky-succeeds-in-halting-the-enemys-advance-in-the-pokrovsk-area/
「クルスク侵攻の目的は敵がクルスクを新たな攻勢の拠点として活用するのを阻止すること、ロシア軍を他の戦線から移動させること、緩衝地帯を設定して国境を越えてくる砲撃を防ぐこと、捕虜交換の金貨を補充すること、兵士と国民の士気を高めることだ」
ホントかあ?。
「過去6日間、敵は同方面で1mも前進していない。我々はポクロウシク方面に対するロシア軍の前進を食い止めることに成功した」「ロシア軍から機動能力と増援能力を奪うことに成功し、この弱体化は他地域にも及んでいる。砲撃の量だけでなく攻勢の激しさも減少している」
んなことは、どーでもいいような気がするんだがな。
米国が核を供与しなければ、欧州(英国かフランス)が供与するかもしれない。
(ウクライナ、越境攻撃で多くの成果=NATO事務総長)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/UUAVZFR2DJNMLDCJHKJCVCWPHA-2024-09-05/
「北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃で多くの成果を上げたと述べた。」
米国はつんぼ桟敷に置かれていたかもしれないが、欧州はクルスク侵攻を知っていただろう(未確認)。
つーか、NATOが送り込んだ西側(ポーランドとかな)の傭兵による侵攻という話もある(<以下追加>参照)。
クルスクでの核爆発、ロシアに対する欧州一体となった恫喝で、プーチンを交渉の場に引きずり出せるかどうかだな。
早ければ、年内にも状況は一転する。
ロシアからしてみれば言語道断な話なわけで、そう簡単にはいかないだろう。
目には目を、歯には歯を、核には核を。
ウクライナのどこかに、核爆弾をお見舞いするに違いない(そんなあ!)。
世界は、この状況に震撼し、思考停止に陥っている。
浮沈子は、2022年の侵攻当初から、ウクライナが核兵器を隠し持っているに違いないという妄想に駆られていたけど、今度は現実の話として浮かび上がってきた。
西側は、ウクライナに核のカードを切らせるのか。
モスクワが火の海になる日は近い・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(【#佐藤優のシン世界地図探索73】モスクワから見たウクライナ軍の「クルスク逆侵攻」)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/08/30/124324/
「クルスクに進軍したウ軍にウクライナ兵は従属的機能しか果たしていません。主体はポーランド、ジョージア、イギリスからの傭兵集団です。」
「これはウクライナとの戦争ではなく、西側連合との戦争だ」「外国勢力と結託した白軍と同じだ。西側と結託したロシア人がウクライナ軍を自称しているにすぎない。それに対して、我々はロシア人を主体として、国家の独立を守る赤軍だ」
「いまはウクライナとの戦いという意識ではなく、西側干渉軍との戦争であるという事柄の本質が分かったというわけです。」
ホントかあ?。
「今回の件に関しては、追加的に供給した米国の兵器を使って、米国の了承を得た下で行われているというのがロシアの認識だからです。また米国大統領選と絡んで、ウクライナに成果を出させたいというバイデン大統領の意向も働いているというのがロシアの受け止め方」
うーん、米国も承知というわけか・・・。
「ウクライナはクルスク攻勢によって、ウクライナにとって有利な条件で講和できるのではないかという夢を見ていますが、それは難しいでしょう。ウクライナがロシアよりも予備兵力が少ないことも考慮する必要があります。」
米国が承知でやらせたということになれば、当然、核兵器の供与がセットになっていると考えるのが自然だ。
「ゼレンスキーは情勢を深く分析せず、希望的観測に基づいて、一定の領域を取っておけば和平交渉になり、土地の相殺でもできると思っているのではないでしょうか。」
「結局は総力戦」
それは、戦術核や戦略核も含めた戦いだ。
「ウクライナも西側連合も、これまではあくまでも防衛戦争だから、国境を越えることはないという前提でした。にもかかわらず、ゼレンスキーは今回、レッドラインを越えたことで「レッドラインとなるモノが存在しないとわかった」と公言しています。要するに「何でもあり」ということです。」
「それは全面戦争を望んでいるというシグナルです。つまり、核戦争を含め第三次世界大戦が起きても構わないということです。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!!!。
佐藤氏は、西側が及び腰だとしているけど、むしろこっちから仕掛けているわけで、そんなことはないだろう。
クルスク侵攻の実体は、相当ヤバい話のようだ。
どっちがどんだけ占領したとか、F-16が飛んだとか落ちたとか、既にそういうレベルではなくなっている。
追い込まれたロシアが、どういう対応に出るかが問題だな・・・。
(ウクライナの「勝利計画」、バイデン氏に9月に提示するとゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/articles/ce8dg21g6qno
「アメリカがウクライナに「この計画に含まれているものを与えるかどうか、(そして)我々がこの計画を自由に実行できるかどうか」にかかっている」
「野心的すぎる内容だと思う人もいるかもしれないが、我々にとっては重要な計画だ」
(ウクライナ、国産弾道ミサイル発射実験に成功 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3535908
「ウクライナ初の弾道ミサイルの実験に成功した。これについてわが国の防衛産業を祝福したい。このミサイルについてこれ以上の詳細は共有できない」
(ベラルーシ核配備がウクライナ核武装を実現する?)
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=4909
「ゼレンスキー大統領が真に自国と自国民を護ろうとする愛国者であるならば、自国の核武装を全力で試みるのではないかと思うのです。」
浮沈子は、クルスク州への侵攻の意図が掴めなくて、いろいろ調べていたんだが、どれも皆、納得できないでいた。
で、ようやく、得心できる結論にたどり着いたわけだな。
ゼレンスキーは、ここで核爆発を起こそうとしているのだ(断定的!)。
「シルスキー氏は、ウクライナはロシア領土を維持し続けるつもりはなく、ウクライナ東部での攻撃からロシア軍の注意をそらすことが越境攻撃を行った動機の一つ」
恒久支配しないのは、消耗する気でいるからに他ならない。
国産弾道ミサイルに乗せて、いつでもモスクワにお届けするというわけだ。
じゃあ、米国が核弾頭を供与しなければそれっきりなのかあ?。
いやいや、クルスク侵攻のもう一つの目的は、前方配備されている戦術核兵器の鹵獲だ。
おそらく、既に手に入れているのかもしれない(そうなのかあ?)。
極秘だからな(テキトーです)。
ここで、ドカンと爆発させ、ロシアを恫喝しておくことは重要だ。
そして、交渉の場に引きずり出し、自国に有利な結果を導く・・・。
全ては浮沈子の妄想だが、「中らずと雖も遠からず」な気がしてきている。
BBCの記事を読んだだけでも、核兵器の供与を想像するのは難しくはない。
バイデンであれ、ハリスであれ、トランプであれ、米国がこの要求に応じるとは思えない。
また、供与されている長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を、これ以上拡大することもない。
(シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で敵の前進を食い止めること成功)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/general-shirsky-succeeds-in-halting-the-enemys-advance-in-the-pokrovsk-area/
「クルスク侵攻の目的は敵がクルスクを新たな攻勢の拠点として活用するのを阻止すること、ロシア軍を他の戦線から移動させること、緩衝地帯を設定して国境を越えてくる砲撃を防ぐこと、捕虜交換の金貨を補充すること、兵士と国民の士気を高めることだ」
ホントかあ?。
「過去6日間、敵は同方面で1mも前進していない。我々はポクロウシク方面に対するロシア軍の前進を食い止めることに成功した」「ロシア軍から機動能力と増援能力を奪うことに成功し、この弱体化は他地域にも及んでいる。砲撃の量だけでなく攻勢の激しさも減少している」
んなことは、どーでもいいような気がするんだがな。
米国が核を供与しなければ、欧州(英国かフランス)が供与するかもしれない。
(ウクライナ、越境攻撃で多くの成果=NATO事務総長)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/UUAVZFR2DJNMLDCJHKJCVCWPHA-2024-09-05/
「北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃で多くの成果を上げたと述べた。」
米国はつんぼ桟敷に置かれていたかもしれないが、欧州はクルスク侵攻を知っていただろう(未確認)。
つーか、NATOが送り込んだ西側(ポーランドとかな)の傭兵による侵攻という話もある(<以下追加>参照)。
クルスクでの核爆発、ロシアに対する欧州一体となった恫喝で、プーチンを交渉の場に引きずり出せるかどうかだな。
早ければ、年内にも状況は一転する。
ロシアからしてみれば言語道断な話なわけで、そう簡単にはいかないだろう。
目には目を、歯には歯を、核には核を。
ウクライナのどこかに、核爆弾をお見舞いするに違いない(そんなあ!)。
世界は、この状況に震撼し、思考停止に陥っている。
浮沈子は、2022年の侵攻当初から、ウクライナが核兵器を隠し持っているに違いないという妄想に駆られていたけど、今度は現実の話として浮かび上がってきた。
西側は、ウクライナに核のカードを切らせるのか。
モスクワが火の海になる日は近い・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(【#佐藤優のシン世界地図探索73】モスクワから見たウクライナ軍の「クルスク逆侵攻」)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/08/30/124324/
「クルスクに進軍したウ軍にウクライナ兵は従属的機能しか果たしていません。主体はポーランド、ジョージア、イギリスからの傭兵集団です。」
「これはウクライナとの戦争ではなく、西側連合との戦争だ」「外国勢力と結託した白軍と同じだ。西側と結託したロシア人がウクライナ軍を自称しているにすぎない。それに対して、我々はロシア人を主体として、国家の独立を守る赤軍だ」
「いまはウクライナとの戦いという意識ではなく、西側干渉軍との戦争であるという事柄の本質が分かったというわけです。」
ホントかあ?。
「今回の件に関しては、追加的に供給した米国の兵器を使って、米国の了承を得た下で行われているというのがロシアの認識だからです。また米国大統領選と絡んで、ウクライナに成果を出させたいというバイデン大統領の意向も働いているというのがロシアの受け止め方」
うーん、米国も承知というわけか・・・。
「ウクライナはクルスク攻勢によって、ウクライナにとって有利な条件で講和できるのではないかという夢を見ていますが、それは難しいでしょう。ウクライナがロシアよりも予備兵力が少ないことも考慮する必要があります。」
米国が承知でやらせたということになれば、当然、核兵器の供与がセットになっていると考えるのが自然だ。
「ゼレンスキーは情勢を深く分析せず、希望的観測に基づいて、一定の領域を取っておけば和平交渉になり、土地の相殺でもできると思っているのではないでしょうか。」
「結局は総力戦」
それは、戦術核や戦略核も含めた戦いだ。
「ウクライナも西側連合も、これまではあくまでも防衛戦争だから、国境を越えることはないという前提でした。にもかかわらず、ゼレンスキーは今回、レッドラインを越えたことで「レッドラインとなるモノが存在しないとわかった」と公言しています。要するに「何でもあり」ということです。」
「それは全面戦争を望んでいるというシグナルです。つまり、核戦争を含め第三次世界大戦が起きても構わないということです。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!!!。
佐藤氏は、西側が及び腰だとしているけど、むしろこっちから仕掛けているわけで、そんなことはないだろう。
クルスク侵攻の実体は、相当ヤバい話のようだ。
どっちがどんだけ占領したとか、F-16が飛んだとか落ちたとか、既にそういうレベルではなくなっている。
追い込まれたロシアが、どういう対応に出るかが問題だな・・・。
🚀アルテミス:耐熱シールドの泥沼 ― 2024年09月05日 17:47
アルテミス:耐熱シールドの泥沼
(スターライナーの後、NASAは有人宇宙飛行のもう一つの大きな決断を下す必要がある)
https://arstechnica.com/space/2024/09/after-starliner-nasa-has-another-big-human-spaceflight-decision-to-make/
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」
記事の中で提案されている方法は次の通り。
➀ アルテミスIIをオリオンがアルテミスIで使用したのと同様の熱シールドで飛ばす
➁ NASAが設計を見直して新しい熱シールドを構築する
➂ NASA は、アルテミス II ミッションを無人飛行させ、アルテミス I では装備されなかった新しい生命維持装置と熱シールドをテストする
➁や➂では、数年の遅れが生じることは間違いないし、予算も(特に➂では)べらぼーに膨れ上がる。
「アルスが話を聞いたほとんどの人は、NASA はおそらく耐熱シールドをそのままにして飛行するだろうと考えている。」
おっと、選択肢は➀なわけだ・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス II の期間中に耐熱シールドを保護する最善の方法は、地球の大気圏を通過する軌道を変えることだと考えている」
具体的にはどういうことか。
「アルテミス I では、宇宙船は「スキップ」再突入プロファイルをたどりました。このプロファイルでは、オリオンは大気圏に突入し、再び宇宙空間にスキップし、最後に大気圏に降下しました。これにより、オリオンの着水位置を正確に制御し、機体にかかる重力を軽減することができました。」
この軌道には、しかしデメリットがあった・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス I で観察されたひび割れの問題は、大気の熱にさらされる時間が長かったことが原因だと考えています。」
で、どうするのか。
「他のオプションとして、重力の面で乗組員にとってより厳しい急勾配の軌道をとる弾道再突入や、ミニチュア スキップを伴う直接再突入があります。」
「軌道が急勾配であれば、オリオンの耐熱シールドが大気の熱と空気抵抗にさらされる時間が短くなります。」
「つまり、理論上は、アルテミス II でオリオンが大気圏に再突入したときに観察される損傷が少なくなるということです。」
そう上手くいくのかあ?。
「エンジニアたちは、より急な軌道での熱シールドの性能についてはおそらく正しいだろうが、設計どおりに熱シールドをそのようなプロファイルで飛行させなければ、確実に知る方法はない。」
で、➂の選択肢が出てくるわけだ。
スケジュールや予算を考えなければ、これしかない。
➂には、熱シールドをそのままにして、再突入軌道を急降下にするだけというバリエーションもある。
無人飛行をもう一度行うわけだ。
それで行けることが確認されれば、安心して先に進むことが出来る(そうなのかあ?)。
「NASA が既存の耐熱シールドをより急な軌道で飛行させると、反対意見が出る可能性があります。スターライナーの審議プロセスで観察されたように、NASA の安全コミュニティは声を上げる勇気をもらいました。同様に、NASA の安全コミュニティの中には、アルテミス 1 号の予期せぬ損傷を受けて耐熱シールドをそのまま飛行させることに懸念を表明する人もいます。」
軌道を変えて急降下させればOKということなら、その選択肢はアリだろう。
新たな耐熱シールドを開発する必要もないしな。
➁を選択するより、少なくとも時間の節約にはなる。
ただし、中に乗り込んでいる宇宙飛行士には過酷な選択になるし、回収地点の精度が落ちることは避けられない。
これらは、複合的に安全を阻害することになる。
やっぱ、ベストは新たな耐熱シールドを開発し、無人試験飛行(「スキップ」再突入プロファイルで)を経て、改めて有人飛行に臨むのが筋だ。
オリオンは、人類が所有する深宇宙への唯一の宇宙船だ(ソユーズ宇宙船もそうだという話もあるが、ロシアには深宇宙に打ち上げるロケットがない!)。
ここは、じっくりと腰を据えて、ベストな選択を行うべきだろうな。
たとえ中国に先を越されることになったとしても、んなことは別に構わんじゃないか。
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」(再掲)
泥沼か・・・。
(スターライナーの後、NASAは有人宇宙飛行のもう一つの大きな決断を下す必要がある)
https://arstechnica.com/space/2024/09/after-starliner-nasa-has-another-big-human-spaceflight-decision-to-make/
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」
記事の中で提案されている方法は次の通り。
➀ アルテミスIIをオリオンがアルテミスIで使用したのと同様の熱シールドで飛ばす
➁ NASAが設計を見直して新しい熱シールドを構築する
➂ NASA は、アルテミス II ミッションを無人飛行させ、アルテミス I では装備されなかった新しい生命維持装置と熱シールドをテストする
➁や➂では、数年の遅れが生じることは間違いないし、予算も(特に➂では)べらぼーに膨れ上がる。
「アルスが話を聞いたほとんどの人は、NASA はおそらく耐熱シールドをそのままにして飛行するだろうと考えている。」
おっと、選択肢は➀なわけだ・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス II の期間中に耐熱シールドを保護する最善の方法は、地球の大気圏を通過する軌道を変えることだと考えている」
具体的にはどういうことか。
「アルテミス I では、宇宙船は「スキップ」再突入プロファイルをたどりました。このプロファイルでは、オリオンは大気圏に突入し、再び宇宙空間にスキップし、最後に大気圏に降下しました。これにより、オリオンの着水位置を正確に制御し、機体にかかる重力を軽減することができました。」
この軌道には、しかしデメリットがあった・・・。
「NASA のエンジニアは、アルテミス I で観察されたひび割れの問題は、大気の熱にさらされる時間が長かったことが原因だと考えています。」
で、どうするのか。
「他のオプションとして、重力の面で乗組員にとってより厳しい急勾配の軌道をとる弾道再突入や、ミニチュア スキップを伴う直接再突入があります。」
「軌道が急勾配であれば、オリオンの耐熱シールドが大気の熱と空気抵抗にさらされる時間が短くなります。」
「つまり、理論上は、アルテミス II でオリオンが大気圏に再突入したときに観察される損傷が少なくなるということです。」
そう上手くいくのかあ?。
「エンジニアたちは、より急な軌道での熱シールドの性能についてはおそらく正しいだろうが、設計どおりに熱シールドをそのようなプロファイルで飛行させなければ、確実に知る方法はない。」
で、➂の選択肢が出てくるわけだ。
スケジュールや予算を考えなければ、これしかない。
➂には、熱シールドをそのままにして、再突入軌道を急降下にするだけというバリエーションもある。
無人飛行をもう一度行うわけだ。
それで行けることが確認されれば、安心して先に進むことが出来る(そうなのかあ?)。
「NASA が既存の耐熱シールドをより急な軌道で飛行させると、反対意見が出る可能性があります。スターライナーの審議プロセスで観察されたように、NASA の安全コミュニティは声を上げる勇気をもらいました。同様に、NASA の安全コミュニティの中には、アルテミス 1 号の予期せぬ損傷を受けて耐熱シールドをそのまま飛行させることに懸念を表明する人もいます。」
軌道を変えて急降下させればOKということなら、その選択肢はアリだろう。
新たな耐熱シールドを開発する必要もないしな。
➁を選択するより、少なくとも時間の節約にはなる。
ただし、中に乗り込んでいる宇宙飛行士には過酷な選択になるし、回収地点の精度が落ちることは避けられない。
これらは、複合的に安全を阻害することになる。
やっぱ、ベストは新たな耐熱シールドを開発し、無人試験飛行(「スキップ」再突入プロファイルで)を経て、改めて有人飛行に臨むのが筋だ。
オリオンは、人類が所有する深宇宙への唯一の宇宙船だ(ソユーズ宇宙船もそうだという話もあるが、ロシアには深宇宙に打ち上げるロケットがない!)。
ここは、じっくりと腰を据えて、ベストな選択を行うべきだろうな。
たとえ中国に先を越されることになったとしても、んなことは別に構わんじゃないか。
「NASA がどのような決定を下すにせよ、すぐに公式決定が出るとは期待できない。米国大統領選挙前にこの政治的泥沼に手を出したいと思う人は誰もいないし、来年まで続く可能性もある。」(再掲)
泥沼か・・・。
🚀スターライナー:ブレイクアウトバーン ― 2024年09月05日 07:33
スターライナー:ブレイクアウトバーン
(NASA、ISSからのスターライナー帰還に備える)
https://spacenews.com/nasa-prepares-for-starliner-return-from-iss/
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」
無人帰還に当たってのブリーフィングで飛び出した刺激的な用語だ。
「乗組員がいないため、必要に応じて手動で制御することができ、ブレークアウト噴射を行う際に考慮しなければならない変数が大幅に減り、宇宙船をより早く帰還軌道に乗せることができるのです。」
何がどうなっているのか、相変わらずワケワカだが、ISSに対するリスク軽減とスラスターに負担を掛けずに帰還軌道へ投入するための苦肉の策だ。
「この軌道は反応制御システム(RCS)のスラスターへの「負担が少ない」」(NASA の商業乗組員プログラム マネージャーであるスティーブ スティッチ氏)
「スラスターの噴射回数が大幅に減る」(同上)
もっとも、ISS離脱後に、若干のテストが予定されているという。
「技術者らはまだどのスラスターを試験するか選択中」(同上)
「これらのテストは、約 0.1 秒の短いパルスで、その性能を確認するには十分」
「私たちは、ドッキングを解除して少し噴射した後、スラスタがどのように機能し、推力レベルが正確にどの程度であるかを本当に確認したいと考えています。」
「RCS スラスタは、より大きなスラスタによって実行される軌道離脱噴射中に姿勢制御を維持するために再び使用されます。RCS スラスタは、その噴射後に宇宙船を操縦し、乗組員カプセルをサービス モジュールから分離し、カプセルを再突入に向けて方向付けます。」
さて、そこが重要だな。
OFT-1の時には、サービスモジュールがクルーモジュールに追突するプログラムのまま、分離2時間前に急遽差し替えられた経緯もある。
今回、有人から無人へと運用が変更になる中、制御プログラムが差し替えられているけど、その辺は大丈夫なんだろうな。
まあいい。
「ヘリウム漏れについては、酸化剤蒸気への暴露によりシールが劣化しているというのが主な説明」
「私たちが注目している原因の一つは、シールの材質が異なっており、シールが若干拡大している可能性もある」
「スラスターの問題はハードウェアの大幅な変更なしに解決できると示唆した。」
「スラスターの点火方法によってスラスターが過熱するのは明らかです」
「ポペットと呼ばれるテフロン製の部品が膨張し、スラスターへの推進剤の流れが制限される」
「膨張を引き起こすパルスの種類と数を理解する必要があります。」
OFT-2でも、同様の事象が確認されていて、その対策として噴射制御プログラムを弄ったわけだが、その対策は十分ではなかったわけだ。
「NASAはスラスター自体の交換や修正よりも運用上の変更に傾いていることを示唆した。」
「スラスターが過熱してポペットが膨張するような方法で操作しない限り、スラスターは正常に機能していることが分かっています」
「ほとんどのスラスターは問題なく機能していたことを指摘」
「スラスターが実用的なスラスターであることは分かっています」
いやいや、それはたまたま偶然、正常に動作しているように見えるだけで、いつどうなってもおかしくないだけの話じゃないのかあ?。
ロケットダインの使用条件を逸脱するボーイングの熱設計(太陽電池パネルの位置を含む)を根本から見直さない限り、対応は不可能なのではないか。
「最も簡単なのは、スラスターの作動温度を下げる方法を考え、過熱現象を引き起こすような方法でスラスターを噴射しないようにすることです」
バカ言え!。
そんなら、飛ばさないのが一番だ。
「彼はその後のブリーフィングで、スラスターを収納するドッグハウスと呼ばれるサービスモジュールの構造を改良して、熱をより効果的に放散させたり、スラスターを冷却したりすることも含まれる可能性があると付け加えた。」
そういう付け焼刃の対応の繰り返しが、新たなトラブルの原因になるわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
全ては無事に(無人)帰還できたらの話だ。
日本時間の9月7日午後(6日午後11時17分(東部標準時:日本標準時より14時間(夏時間の場合は13時間)遅い))にISSから離脱予定。
最も緊張するのは、やっぱISSからの離脱だな。
具体にどういうマニューバリングになるのかは知らないけど、再度ドッキングすることがない、片道切符的な運用になるんだろう(有人離脱の際には、そこも考慮しなければならんからな:離脱した途端に宇宙船に不具合が生じないとも限らんからな)。
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」(再掲)
例の異音の件は、音響システムの不具合ということでケリがついたようだが、何が起こるかはやってみなければ分からない。
(NASA、宇宙船「スターライナー」からの奇妙な音の謎を解明)
https://forbesjapan.com/articles/detail/73483
「スピーカーのフィードバック音は、宇宙ステーションとスターライナー間の音声設定によるものだった」
「宇宙ステーションの音声システムは複雑で、複数の宇宙船やモジュールを接続する際にノイズやフィードバックが発生するのはよくあることだ」
「NASAによると、このフィードバック音が宇宙船や乗組員、ISSの運用、またスターライナーの帰還計画に技術的な影響を与えることはないという。」
ホントかあ?。
(スターライナーのスピーカーからの音はオーディオ構成によって追跡される)
https://blogs.nasa.gov/kennedy/2024/09/03/sounds-from-starliner-speakers-traced-to-audio-configuration/
「国際宇宙ステーションに搭乗したNASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアが聞いたボーイングのスターライナー宇宙船のスピーカーから聞こえる脈打つような音は止まった。」
「スピーカーからのフィードバックは、宇宙ステーションとスターライナー間のオーディオ構成によるものだった。」
「ウィルモアが報告したスピーカーからのフィードバックは、乗組員、スターライナー、または9月6日金曜日までに予定されているスターライナーの無人ステーションからの切り離しを含むステーションの運用に技術的な影響はない。」
まあいい。
それにしても、ブレイクアウトバーン(「ブレイクアウト」(突発的激変)は、感染症の急速な拡大などでも用いられる)つーのは、刺激的だな・・・。
(NASA、ISSからのスターライナー帰還に備える)
https://spacenews.com/nasa-prepares-for-starliner-return-from-iss/
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」
無人帰還に当たってのブリーフィングで飛び出した刺激的な用語だ。
「乗組員がいないため、必要に応じて手動で制御することができ、ブレークアウト噴射を行う際に考慮しなければならない変数が大幅に減り、宇宙船をより早く帰還軌道に乗せることができるのです。」
何がどうなっているのか、相変わらずワケワカだが、ISSに対するリスク軽減とスラスターに負担を掛けずに帰還軌道へ投入するための苦肉の策だ。
「この軌道は反応制御システム(RCS)のスラスターへの「負担が少ない」」(NASA の商業乗組員プログラム マネージャーであるスティーブ スティッチ氏)
「スラスターの噴射回数が大幅に減る」(同上)
もっとも、ISS離脱後に、若干のテストが予定されているという。
「技術者らはまだどのスラスターを試験するか選択中」(同上)
「これらのテストは、約 0.1 秒の短いパルスで、その性能を確認するには十分」
「私たちは、ドッキングを解除して少し噴射した後、スラスタがどのように機能し、推力レベルが正確にどの程度であるかを本当に確認したいと考えています。」
「RCS スラスタは、より大きなスラスタによって実行される軌道離脱噴射中に姿勢制御を維持するために再び使用されます。RCS スラスタは、その噴射後に宇宙船を操縦し、乗組員カプセルをサービス モジュールから分離し、カプセルを再突入に向けて方向付けます。」
さて、そこが重要だな。
OFT-1の時には、サービスモジュールがクルーモジュールに追突するプログラムのまま、分離2時間前に急遽差し替えられた経緯もある。
今回、有人から無人へと運用が変更になる中、制御プログラムが差し替えられているけど、その辺は大丈夫なんだろうな。
まあいい。
「ヘリウム漏れについては、酸化剤蒸気への暴露によりシールが劣化しているというのが主な説明」
「私たちが注目している原因の一つは、シールの材質が異なっており、シールが若干拡大している可能性もある」
「スラスターの問題はハードウェアの大幅な変更なしに解決できると示唆した。」
「スラスターの点火方法によってスラスターが過熱するのは明らかです」
「ポペットと呼ばれるテフロン製の部品が膨張し、スラスターへの推進剤の流れが制限される」
「膨張を引き起こすパルスの種類と数を理解する必要があります。」
OFT-2でも、同様の事象が確認されていて、その対策として噴射制御プログラムを弄ったわけだが、その対策は十分ではなかったわけだ。
「NASAはスラスター自体の交換や修正よりも運用上の変更に傾いていることを示唆した。」
「スラスターが過熱してポペットが膨張するような方法で操作しない限り、スラスターは正常に機能していることが分かっています」
「ほとんどのスラスターは問題なく機能していたことを指摘」
「スラスターが実用的なスラスターであることは分かっています」
いやいや、それはたまたま偶然、正常に動作しているように見えるだけで、いつどうなってもおかしくないだけの話じゃないのかあ?。
ロケットダインの使用条件を逸脱するボーイングの熱設計(太陽電池パネルの位置を含む)を根本から見直さない限り、対応は不可能なのではないか。
「最も簡単なのは、スラスターの作動温度を下げる方法を考え、過熱現象を引き起こすような方法でスラスターを噴射しないようにすることです」
バカ言え!。
そんなら、飛ばさないのが一番だ。
「彼はその後のブリーフィングで、スラスターを収納するドッグハウスと呼ばれるサービスモジュールの構造を改良して、熱をより効果的に放散させたり、スラスターを冷却したりすることも含まれる可能性があると付け加えた。」
そういう付け焼刃の対応の繰り返しが、新たなトラブルの原因になるわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
全ては無事に(無人)帰還できたらの話だ。
日本時間の9月7日午後(6日午後11時17分(東部標準時:日本標準時より14時間(夏時間の場合は13時間)遅い))にISSから離脱予定。
最も緊張するのは、やっぱISSからの離脱だな。
具体にどういうマニューバリングになるのかは知らないけど、再度ドッキングすることがない、片道切符的な運用になるんだろう(有人離脱の際には、そこも考慮しなければならんからな:離脱した途端に宇宙船に不具合が生じないとも限らんからな)。
「宇宙船は、ステーションの周囲を飛行する緩やかな分離ではなく、ステーション付近から「ブレイクアウトバーン」と呼ばれる比較的急速な離脱を行う。」(再掲)
例の異音の件は、音響システムの不具合ということでケリがついたようだが、何が起こるかはやってみなければ分からない。
(NASA、宇宙船「スターライナー」からの奇妙な音の謎を解明)
https://forbesjapan.com/articles/detail/73483
「スピーカーのフィードバック音は、宇宙ステーションとスターライナー間の音声設定によるものだった」
「宇宙ステーションの音声システムは複雑で、複数の宇宙船やモジュールを接続する際にノイズやフィードバックが発生するのはよくあることだ」
「NASAによると、このフィードバック音が宇宙船や乗組員、ISSの運用、またスターライナーの帰還計画に技術的な影響を与えることはないという。」
ホントかあ?。
(スターライナーのスピーカーからの音はオーディオ構成によって追跡される)
https://blogs.nasa.gov/kennedy/2024/09/03/sounds-from-starliner-speakers-traced-to-audio-configuration/
「国際宇宙ステーションに搭乗したNASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアが聞いたボーイングのスターライナー宇宙船のスピーカーから聞こえる脈打つような音は止まった。」
「スピーカーからのフィードバックは、宇宙ステーションとスターライナー間のオーディオ構成によるものだった。」
「ウィルモアが報告したスピーカーからのフィードバックは、乗組員、スターライナー、または9月6日金曜日までに予定されているスターライナーの無人ステーションからの切り離しを含むステーションの運用に技術的な影響はない。」
まあいい。
それにしても、ブレイクアウトバーン(「ブレイクアウト」(突発的激変)は、感染症の急速な拡大などでも用いられる)つーのは、刺激的だな・・・。
🚀ニューグレン:初回から再使用に挑戦 ― 2024年09月02日 23:54
ニューグレン:初回から再使用に挑戦
(ニューグレンロケットの第2段は月曜日に発射台へ向かう予定)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-to-roll-out-new-glenn-second-stage-enter-final-phase-of-launch-prep/
名前だけは早々に決まっていたが、いつまで経っても影も形もなかったロケットがついに登場する。
「ブルーオリジンは、ニューグレンロケットの打ち上げ準備の最終段階に入る予定で、月曜日に同ロケットの第2段をフロリダ州の第36発射施設に移動させる。」
「打ち上げ会社は、2基のBE-3Uエンジンで駆動する上段の高温燃焼テストを、今後1週間ほど以内に実施することを目標としています。」
「ニュー・グレンは、完全に再利用可能な第1段を備え、低地球軌道まで45トンの打ち上げ能力を持つ。」
「探査機の打ち上げ時期は 10 月 13 日から 10 月 21 日まで」
「ブルーオリジンが、6週間以内に始まる打ち上げ期間内にESCAPADEを統合、テスト、打ち上げることができるかどうかは未知数だ。それまでに同社は第2段のテスト発射を成功させ、その後第1段をケープカナベラル発射施設にある同社の施設に搬出しなければならない。」
まあ、間に合わないだろうな。
ESCAPADE(比較的小型の宇宙船 2 機を火星に打ち上げる予定)は、そういうリスクを織り込んだミッションだ。
「カリフォルニア大学バークレー校の宇宙科学研究所が管理する ESCAPADE 探査機は、火星の磁場を分析する。」
2年後を楽しみにするくらいでちょうどいいかも知れない(そうなのかあ?)。
「ニュー・グレン号は初打ち上げで野心的なドローン船による第1段着陸を試みることになる。成功する可能性は低い。」
エリックバーガーはそう言っているが、パワードランディングが可能なことはファルコンズが証明し続けている。
もともと、ニューグレンの構想自体が、パワードランディングによる1段目の回収を前提にしたものだったわけで、S社とどっちが先というレベルの話だったからな。
8年前に成功したS社が先行したわけだが、ニューグレンはいきなり火星探査機を打ち上げて、なおかつ1段目の回収を試みるというわけだ。
暴挙に等しい・・・。
が、S社の「暴挙」を見慣れてくると、もう、何があっても驚かなくなる(そういうことかあ?)。
「この試みは、成功するかどうかにかかわらず、興味深いものになるはずだ。」
2年後が楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ジェフ・ベゾスの超大型ロケット「ニュー・グレン」、10月13日にも初打ち上げへ)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240903-3018026/
「「ニュー・グレン」ロケットについて、早ければ10月13日にも初めての打ち上げを実施すると発表」
「打ち上げ能力は、地球低軌道に45t、静止トランスファー軌道に13t」
「NASAの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」、スペースXの「ファルコン・ヘヴィ」に次いで、現在運用中のロケットの中で3番目」
「第1段機体は、洋上の船に着陸して回収し、再使用することができる。同社によると、最低でも25回の再使用ができる設計」
「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基」
2段目のエンジンは2基じゃなかったっけえ?(<さらに追加>参照)。
まあいい。
初回打ち上げの2段目は、おそらく暫定的なものに違いない(未確認)。
完全再使用を目指しているプロジェクトジャービスについては、その後の情報はないからな(未確認)。
「複数回の再着火が可能な上段機体「ブルー・リング」を搭載することもできる。」
これは初耳だ。
「ブルー・リングを使うことで、一度の打ち上げで複数の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入したり、センサーなどのペイロードを搭載した軌道上プラットフォームとして運用したりできるようになる。」
10月13日に上がったら奇跡だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ニューグレン 新しい時代の基盤)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/new-glenn
「2つの再始動可能なBE-3Uが第2段に動力を供給する」
メーカーのホームページには、2段目のエンジンが2基掛けであることが明記されている。
「高性能:
2 基の BE-3U エンジンはそれぞれ 160,000 lbf (712 kN) の真空推力を生成します。」
まあ、間違いないだろうな。
鳥嶋さんは、別のネタを仕込んでいるのかもしれない(未確認)。
エスカペイドに2基のエンジンは過剰仕様だからな。
が、2段目に複数のバージョンが存在する情報もない。
この件、何か分かったらまた書く。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(厳しい期限に直面し、NASAとブルーオリジンはニューグレンのデビューを延期することに合意)
https://arstechnica.com/space/2024/09/new-glenns-debut-will-slip-into-november-as-nasa-decides-to-not-fuel-escapade/
「NASAとブルーオリジンは金曜日、火星探査ミッション「エスカペイド」の打ち上げを少なくとも2025年春まで延期することで合意したと発表した。」
順当だな。
衛星側に燃料を入れるかどうかという話の中で、先送りが決まったようだ。
「2機の小型宇宙船ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)にハイパーゴリック推進剤の積み込みを開始する期限が迫っていたため」
まあいい。
「ESCAPADE に関しては、ミッションは 2025 年春に打ち上げられる可能性がある。「火星の窓」は 18 ~ 24 か月ごとにしか開かないが、2025 年春に打ち上げられたペイロードが赤い惑星に到達する可能性のある複雑な軌道がある。」
いやいや、それだって間に合わんだろう。
「最終的に次の火星の窓が開く 2026 年 11 月まで待ってミッションを開始する可能性もある。」
浮沈子的には、それすら間に合うかどうかは確信が持てない(そんなあ!)。
ブルーオリジンは、ニューシェパードにおける弾道飛行の経験しかないからな。
ニューグレンは、確かに1段目のエンジン(BE-4)や2段目のエンジン(BE-3U)は、それぞれ別のロケットで打ち上げ実績はある者の、統合された状態での燃焼試験は1度も行われておらず、実際の打ち上げでどういうことになるかは未知数だ。
ひょっとすると、発射台で大爆発しちまうかもしれないしな(あるある・・・)。
軌道ロケットの打ち上げが困難を極める話は、枚挙にいとまがない。
加えて、ニューグレンの1段目は再使用が予定されている。
しかも、打ち上げ初回から、船への着陸を試みるわけだ。
べらぼーめ・・・。
それでも、そのチャレンジングな精神には感心するし、応援したくなる。
それがたとえ失敗に終わったとしても、それだけの価値はある。
無人機での打ち上げはそれでいい気がする。
有人の打ち上げとは、根本的に異なる価値観が適用される。
が、やることは同じだ。
ニューグレンもやがて有人で飛ばす日が来るかもしれない(未確認)。
が、とにかく、初打ち上げを成功させないとな・・・。
(ニューグレンロケットの第2段は月曜日に発射台へ向かう予定)
https://arstechnica.com/space/2024/09/blue-origin-to-roll-out-new-glenn-second-stage-enter-final-phase-of-launch-prep/
名前だけは早々に決まっていたが、いつまで経っても影も形もなかったロケットがついに登場する。
「ブルーオリジンは、ニューグレンロケットの打ち上げ準備の最終段階に入る予定で、月曜日に同ロケットの第2段をフロリダ州の第36発射施設に移動させる。」
「打ち上げ会社は、2基のBE-3Uエンジンで駆動する上段の高温燃焼テストを、今後1週間ほど以内に実施することを目標としています。」
「ニュー・グレンは、完全に再利用可能な第1段を備え、低地球軌道まで45トンの打ち上げ能力を持つ。」
「探査機の打ち上げ時期は 10 月 13 日から 10 月 21 日まで」
「ブルーオリジンが、6週間以内に始まる打ち上げ期間内にESCAPADEを統合、テスト、打ち上げることができるかどうかは未知数だ。それまでに同社は第2段のテスト発射を成功させ、その後第1段をケープカナベラル発射施設にある同社の施設に搬出しなければならない。」
まあ、間に合わないだろうな。
ESCAPADE(比較的小型の宇宙船 2 機を火星に打ち上げる予定)は、そういうリスクを織り込んだミッションだ。
「カリフォルニア大学バークレー校の宇宙科学研究所が管理する ESCAPADE 探査機は、火星の磁場を分析する。」
2年後を楽しみにするくらいでちょうどいいかも知れない(そうなのかあ?)。
「ニュー・グレン号は初打ち上げで野心的なドローン船による第1段着陸を試みることになる。成功する可能性は低い。」
エリックバーガーはそう言っているが、パワードランディングが可能なことはファルコンズが証明し続けている。
もともと、ニューグレンの構想自体が、パワードランディングによる1段目の回収を前提にしたものだったわけで、S社とどっちが先というレベルの話だったからな。
8年前に成功したS社が先行したわけだが、ニューグレンはいきなり火星探査機を打ち上げて、なおかつ1段目の回収を試みるというわけだ。
暴挙に等しい・・・。
が、S社の「暴挙」を見慣れてくると、もう、何があっても驚かなくなる(そういうことかあ?)。
「この試みは、成功するかどうかにかかわらず、興味深いものになるはずだ。」
2年後が楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ジェフ・ベゾスの超大型ロケット「ニュー・グレン」、10月13日にも初打ち上げへ)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240903-3018026/
「「ニュー・グレン」ロケットについて、早ければ10月13日にも初めての打ち上げを実施すると発表」
「打ち上げ能力は、地球低軌道に45t、静止トランスファー軌道に13t」
「NASAの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」、スペースXの「ファルコン・ヘヴィ」に次いで、現在運用中のロケットの中で3番目」
「第1段機体は、洋上の船に着陸して回収し、再使用することができる。同社によると、最低でも25回の再使用ができる設計」
「第2段には、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3U」ロケットエンジンを1基」
2段目のエンジンは2基じゃなかったっけえ?(<さらに追加>参照)。
まあいい。
初回打ち上げの2段目は、おそらく暫定的なものに違いない(未確認)。
完全再使用を目指しているプロジェクトジャービスについては、その後の情報はないからな(未確認)。
「複数回の再着火が可能な上段機体「ブルー・リング」を搭載することもできる。」
これは初耳だ。
「ブルー・リングを使うことで、一度の打ち上げで複数の衛星をそれぞれ異なる軌道に投入したり、センサーなどのペイロードを搭載した軌道上プラットフォームとして運用したりできるようになる。」
10月13日に上がったら奇跡だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ニューグレン 新しい時代の基盤)
https://www.blueorigin.com/ja-JP/new-glenn
「2つの再始動可能なBE-3Uが第2段に動力を供給する」
メーカーのホームページには、2段目のエンジンが2基掛けであることが明記されている。
「高性能:
2 基の BE-3U エンジンはそれぞれ 160,000 lbf (712 kN) の真空推力を生成します。」
まあ、間違いないだろうな。
鳥嶋さんは、別のネタを仕込んでいるのかもしれない(未確認)。
エスカペイドに2基のエンジンは過剰仕様だからな。
が、2段目に複数のバージョンが存在する情報もない。
この件、何か分かったらまた書く。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(厳しい期限に直面し、NASAとブルーオリジンはニューグレンのデビューを延期することに合意)
https://arstechnica.com/space/2024/09/new-glenns-debut-will-slip-into-november-as-nasa-decides-to-not-fuel-escapade/
「NASAとブルーオリジンは金曜日、火星探査ミッション「エスカペイド」の打ち上げを少なくとも2025年春まで延期することで合意したと発表した。」
順当だな。
衛星側に燃料を入れるかどうかという話の中で、先送りが決まったようだ。
「2機の小型宇宙船ESCAPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)にハイパーゴリック推進剤の積み込みを開始する期限が迫っていたため」
まあいい。
「ESCAPADE に関しては、ミッションは 2025 年春に打ち上げられる可能性がある。「火星の窓」は 18 ~ 24 か月ごとにしか開かないが、2025 年春に打ち上げられたペイロードが赤い惑星に到達する可能性のある複雑な軌道がある。」
いやいや、それだって間に合わんだろう。
「最終的に次の火星の窓が開く 2026 年 11 月まで待ってミッションを開始する可能性もある。」
浮沈子的には、それすら間に合うかどうかは確信が持てない(そんなあ!)。
ブルーオリジンは、ニューシェパードにおける弾道飛行の経験しかないからな。
ニューグレンは、確かに1段目のエンジン(BE-4)や2段目のエンジン(BE-3U)は、それぞれ別のロケットで打ち上げ実績はある者の、統合された状態での燃焼試験は1度も行われておらず、実際の打ち上げでどういうことになるかは未知数だ。
ひょっとすると、発射台で大爆発しちまうかもしれないしな(あるある・・・)。
軌道ロケットの打ち上げが困難を極める話は、枚挙にいとまがない。
加えて、ニューグレンの1段目は再使用が予定されている。
しかも、打ち上げ初回から、船への着陸を試みるわけだ。
べらぼーめ・・・。
それでも、そのチャレンジングな精神には感心するし、応援したくなる。
それがたとえ失敗に終わったとしても、それだけの価値はある。
無人機での打ち上げはそれでいい気がする。
有人の打ち上げとは、根本的に異なる価値観が適用される。
が、やることは同じだ。
ニューグレンもやがて有人で飛ばす日が来るかもしれない(未確認)。
が、とにかく、初打ち上げを成功させないとな・・・。
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