🚀ニューグレン:爆発の原因:BE-4の酸素バルブ ― 2026年08月06日 19:24
ニューグレン:爆発の原因:BE-4の酸素バルブ
(ブルーオリジンのロケット爆発、原因はエンジン不具合 年内打ち上げ再開目指す)
https://jp.reuters.com/world/us/BLE6RSWWPNJT7MCSEUEI4MJC6Y-2026-08-06/
「異常はBE-4エンジンの1基のメーン酸素バルブで発生し、その後、ハードウエアの回収と検査によって確認された」「既存のエンジンに迅速に後付けできる小規模なバルブの改良を行っている」(ブルー・オリジンのデーブ・リンプ最高経営責任者(CEO))
今のところ、分かっているのはこれだけ・・・。
(ブルーオリジンのロケット爆発、原因はエンジン不具合 年内打ち上げ再開目指す)
https://jp.reuters.com/world/us/BLE6RSWWPNJT7MCSEUEI4MJC6Y-2026-08-06/
「異常はBE-4エンジンの1基のメーン酸素バルブで発生し、その後、ハードウエアの回収と検査によって確認された」「既存のエンジンに迅速に後付けできる小規模なバルブの改良を行っている」(ブルー・オリジンのデーブ・リンプ最高経営責任者(CEO))
今のところ、分かっているのはこれだけ・・・。
🚀スターシップ:最大の課題:「行き詰まり」か「解決」か ― 2026年08月06日 09:11
スターシップ:最大の課題:「行き詰まり」か「解決」か
(専門家は、現在のスターシップの耐熱シールド技術は迅速な再利用には「行き詰まり」だと警告している。)
https://arstechnica.com/space/2026/07/despite-recent-successes-rapid-reuse-of-starship-remains-a-tough-nut-to-crack/
「スターシップの現在の熱保護システムは、完全かつ迅速な再利用性を必要とするすべてのミッションにとって行き詰まりだ」(NASAエイムズ研究センターで40年近く耐熱シールド材料を研究してきた元NASAエンジニアのダン・ラスキー氏)
「スペースXがインド洋に着陸したスターシップをドローンで撮影した映像には、耐熱シールドに目立つ白い筋が映っていた。これらの筋はすべてタイル間の境界から発生しているように見え、高温ガスが境界を貫通した可能性を示唆している。また、タイルのひび割れや縁の破損も確認された。」
「ラスキー氏と他の2人の宇宙産業関係者、元NASA宇宙飛行士のチャールズ・カマルダ氏、そしてトランプ・バンス政権下でNASAの政権移行チームを率いたチャールズ・ミラー氏による新たな分析によると、スターシップを迅速に再利用するには依然として大きな課題が残っているという。」
「問題は、損傷の兆候が見られる場合、そのような耐熱シールドは次の打ち上げまでにかなりの検査と改修が必要になると思われる点だ。つまり、SpaceXがスターシップの「完全かつ迅速な」再利用を実現するには、まだ道のりが長い。「完全」とはブースターとスターシップ上段の両方を再利用することを意味し、「迅速な」再利用とは、多額の費用をかけても数ヶ月ではなく、数日または数週間で各スターシップを再利用できるようにすることを意味する。」
「専門家たちは、月や火星への大規模居住地、軌道上のデータセンター、あるいは大規模な宇宙太陽光発電に必要な、年間数百回から数千回の低コスト打ち上げという高い飛行頻度を達成できないのではないかと懸念している。」
まあ、この記事の指摘は妥当と思われるんだな。
「これらのことを踏まえ、我々はNASAに対し、マッハ25の耐熱システムの研究開発および実証に投資するための新たな取り組みを創設するよう勧告した」(トランプ・バンス政権下でNASAの政権移行チームを率いたチャールズ・ミラー氏)
一方で、研究費獲得のためのキャンペーンと考えられなくもない(そうなのかあ?)。
「現在、軌道再突入用の新しい高度な耐熱材料に真剣に投資している企業は存在しない」(専門家ら)
「この課題に対処するため、同社はタイル材料の新配合、形状の標準化などに多額の投資を行ってきた。」(同社:S社)
記事中にも、認識の齟齬が見られる。
まあいい。
結論は、今回の飛行データの解析待ちだと思って放置していたら、衝撃発言が飛び出した。
(SpaceXはスターシップの最大の課題を解決した、とイーロン・マスクは語る。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-solved-biggest-challenge-elon-musk/
「イーロン・マスク氏は、スペースXがスターシップの最も根深い技術的課題の一つである、耐熱タイルの信頼性の問題を効果的に解決したと発表した。」
マジか!?。
「縁起でもないことを言いたくはないのですが、現時点では遮熱板の問題は解決したと言えるでしょう。データと目視検査の結果から、問題は解決したと判断できます。もちろん今後改善していく可能性はありますが、現時点では迅速な再利用を実現する上で技術的な障害は見当たりません。」(I don’t want to jinx it or anything, but・・・:英語圏では、望んでいることを言っちゃったら実現しなくなる、と信じている人が多い:日本語で言う「言霊」の逆?)
「7月24日のフライト13は、決定的な証拠を提供した。」
「飛行後の分析では、タイルの大部分が損傷なく取り付けられたままで、継ぎ目にわずかなプラズマの筋が見られたのみであった。」
「6基の衛星に搭載されたカメラと機体搭載センサーは、飛行中、遮熱シールドの広範囲にわたる画像とデータを捉えた。その後、艦はインド洋でこれまでで最も穏やかな着水に成功し、以前のミッションのように分解したり爆発したりすることなく、無傷で浮遊した。これにより、ドローンによる検査と遮熱シールドの継続的なテレメトリーをほぼリアルタイムで実施することが可能になった。」
「マスク氏は、今回のミッションで「必要な耐熱シールドデータがすべて得られただけでなく、それ以上のデータも得られた」と述べた。目視検査と合わせて、これらの結果は、迅速な再利用に向けた主要な技術的障壁が取り除かれたという同氏のその後の評価を裏付けるものとなった。」
現在、インド洋ではシップ40の回収作業が進行中と言われる(未確認)。
おって、現物による確認も可能になるだろう。
完全再使用ロケットの夢が叶う日が、グッと近づいたかも知れない。
おっと、I don’t want to jinx it だったっけな・・・。
(専門家は、現在のスターシップの耐熱シールド技術は迅速な再利用には「行き詰まり」だと警告している。)
https://arstechnica.com/space/2026/07/despite-recent-successes-rapid-reuse-of-starship-remains-a-tough-nut-to-crack/
「スターシップの現在の熱保護システムは、完全かつ迅速な再利用性を必要とするすべてのミッションにとって行き詰まりだ」(NASAエイムズ研究センターで40年近く耐熱シールド材料を研究してきた元NASAエンジニアのダン・ラスキー氏)
「スペースXがインド洋に着陸したスターシップをドローンで撮影した映像には、耐熱シールドに目立つ白い筋が映っていた。これらの筋はすべてタイル間の境界から発生しているように見え、高温ガスが境界を貫通した可能性を示唆している。また、タイルのひび割れや縁の破損も確認された。」
「ラスキー氏と他の2人の宇宙産業関係者、元NASA宇宙飛行士のチャールズ・カマルダ氏、そしてトランプ・バンス政権下でNASAの政権移行チームを率いたチャールズ・ミラー氏による新たな分析によると、スターシップを迅速に再利用するには依然として大きな課題が残っているという。」
「問題は、損傷の兆候が見られる場合、そのような耐熱シールドは次の打ち上げまでにかなりの検査と改修が必要になると思われる点だ。つまり、SpaceXがスターシップの「完全かつ迅速な」再利用を実現するには、まだ道のりが長い。「完全」とはブースターとスターシップ上段の両方を再利用することを意味し、「迅速な」再利用とは、多額の費用をかけても数ヶ月ではなく、数日または数週間で各スターシップを再利用できるようにすることを意味する。」
「専門家たちは、月や火星への大規模居住地、軌道上のデータセンター、あるいは大規模な宇宙太陽光発電に必要な、年間数百回から数千回の低コスト打ち上げという高い飛行頻度を達成できないのではないかと懸念している。」
まあ、この記事の指摘は妥当と思われるんだな。
「これらのことを踏まえ、我々はNASAに対し、マッハ25の耐熱システムの研究開発および実証に投資するための新たな取り組みを創設するよう勧告した」(トランプ・バンス政権下でNASAの政権移行チームを率いたチャールズ・ミラー氏)
一方で、研究費獲得のためのキャンペーンと考えられなくもない(そうなのかあ?)。
「現在、軌道再突入用の新しい高度な耐熱材料に真剣に投資している企業は存在しない」(専門家ら)
「この課題に対処するため、同社はタイル材料の新配合、形状の標準化などに多額の投資を行ってきた。」(同社:S社)
記事中にも、認識の齟齬が見られる。
まあいい。
結論は、今回の飛行データの解析待ちだと思って放置していたら、衝撃発言が飛び出した。
(SpaceXはスターシップの最大の課題を解決した、とイーロン・マスクは語る。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-solved-biggest-challenge-elon-musk/
「イーロン・マスク氏は、スペースXがスターシップの最も根深い技術的課題の一つである、耐熱タイルの信頼性の問題を効果的に解決したと発表した。」
マジか!?。
「縁起でもないことを言いたくはないのですが、現時点では遮熱板の問題は解決したと言えるでしょう。データと目視検査の結果から、問題は解決したと判断できます。もちろん今後改善していく可能性はありますが、現時点では迅速な再利用を実現する上で技術的な障害は見当たりません。」(I don’t want to jinx it or anything, but・・・:英語圏では、望んでいることを言っちゃったら実現しなくなる、と信じている人が多い:日本語で言う「言霊」の逆?)
「7月24日のフライト13は、決定的な証拠を提供した。」
「飛行後の分析では、タイルの大部分が損傷なく取り付けられたままで、継ぎ目にわずかなプラズマの筋が見られたのみであった。」
「6基の衛星に搭載されたカメラと機体搭載センサーは、飛行中、遮熱シールドの広範囲にわたる画像とデータを捉えた。その後、艦はインド洋でこれまでで最も穏やかな着水に成功し、以前のミッションのように分解したり爆発したりすることなく、無傷で浮遊した。これにより、ドローンによる検査と遮熱シールドの継続的なテレメトリーをほぼリアルタイムで実施することが可能になった。」
「マスク氏は、今回のミッションで「必要な耐熱シールドデータがすべて得られただけでなく、それ以上のデータも得られた」と述べた。目視検査と合わせて、これらの結果は、迅速な再利用に向けた主要な技術的障壁が取り除かれたという同氏のその後の評価を裏付けるものとなった。」
現在、インド洋ではシップ40の回収作業が進行中と言われる(未確認)。
おって、現物による確認も可能になるだろう。
完全再使用ロケットの夢が叶う日が、グッと近づいたかも知れない。
おっと、I don’t want to jinx it だったっけな・・・。
🚀スターシップ:IFT-14:ロケット工学の聖杯なるか ― 2026年07月27日 02:38
スターシップ:IFT-14:ロケット工学の聖杯なるか
(SpaceXは14回目の打ち上げでスターシップを捉えたいと考えている、とイーロン・マスク氏が語る)
https://www.teslarati.com/spacex-catch-starship-launch-14-elon-musk/
「ミッションデータのレビュー後に問題が発見されない限り、SpaceXは次の飛行でタワーを搭載した船を捕捉しようと試みる」(SpaceXのCEOイーロン・マスク氏)
自動翻訳はやや分かり辛いが、要するにこういうことだ・・・。
「その「次の飛行」は、14回目の飛行」
「スターシップの上段(通称「船」)をテキサス州のスターベース発射台に戻し、(中略)機械式の「箸」型アームを使って空中で捕捉する。」
これは、ラプター3を積んだスーパーヘビーブースターより早く、陸上回収に挑戦するということを意味する。
「回収に成功すれば、軌道投入用上段ロケットがこの方法で回収された初の事例」
「次回のスターシップの飛行は、航空宇宙史上最も華々しい回収の一つとなる可能性がある。」
確かに、回収しただけでは再利用される保証はない。
「ロケットラボは小型のエレクトロンロケットの第1段をヘリコプターで回収しているが、ヘリコプターははるかに軽量な機体である。」(うーん、これもワケワカ・・・。)
エンジンの再使用は行ったものの、機体丸ごとの再使用が行われたことはないようだ。
顧客が嫌がるのかもな(未確認)。
「・・・軌道投入用上段ロケットがこの方法で回収された初の事例」(再掲)
そう、既に半世紀近く前に、スペースシャトルはその偉業を、しかもいきなり有人で成し遂げている(単に、無人じゃ飛ばせなかっただけかも:未確認)。
「スペースX以外でこの偉業に挑戦し、成功させたのはCALTだけである。」
かわいそうなブルーオリジン・・・。
ニューグレンの華々しい活躍は、忘却の彼方かあ(ブースター回収も、再使用も実施済み!:発射台の爆発と一緒に、吹っ飛んじまったんだろう・・・)。
まあいい。
突っ込みどころ満載な記事だが、IFT-14の最速のネタを提供してくれたジョーイ・クレンダーには、大いに感謝している。
まるで航空機のように、着陸して燃料入れてすぐに飛び立てる軌道ロケットは、単段式でなくたって、この業界における聖杯に値する。
スペースシャトルがそうなれなかった理由は無数にあるが、浮沈子は「有人飛行」という足枷が足を引っ張ったことが大きいと見ている。
単なる貨物ロケットにしておけば、違う展開があったかも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
スターシップが有人化する時も、紆余曲折が予想される。
完璧な2段目の回収は、有人化への第1歩でもあるからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップが無傷のまま帰還、次回は上段シップの「タワーキャッチ」を実施)
https://forbesjapan.com/articles/detail/101661
「南アフリカ地上局を介し、シップからテレメトリデータをダウンロードすることにも成功した。」
これはたぶん、スターシップ→南アフリカ地上局ではなく、スターシップ→スターリンクV3衛星→南アフリカ地上局ということだろう。
「その軌道上で打ち上げから約39分後には、ラプターエンジン1基の再点火テストも実施された。前回このテストは失敗したが、今回の成功によって、周回軌道からの離脱噴射(デオービット・バーン)にも目途が付いた。」
前回は、失敗というより実施しなかったんだろう(未確認)。
「今回のミッションデータを見直して問題が発見されなければ、次の飛行テストでタワーアームによるシップのキャッチを試みる」(イーロン・マスク氏)
「つまり、テキサス州のスターベースから打ち上げられたスターシップの上段であるシップは、地球周回軌道に乗って射点に戻り、はじめて地上に自律着陸することになる。」
記事のタイムスタンプを見ると、2026.07.25 19:45となっている。
かなり早いタイミングで書かれていることが分かるな・・・。
(SpaceXは14回目の打ち上げでスターシップを捉えたいと考えている、とイーロン・マスク氏が語る)
https://www.teslarati.com/spacex-catch-starship-launch-14-elon-musk/
「ミッションデータのレビュー後に問題が発見されない限り、SpaceXは次の飛行でタワーを搭載した船を捕捉しようと試みる」(SpaceXのCEOイーロン・マスク氏)
自動翻訳はやや分かり辛いが、要するにこういうことだ・・・。
「その「次の飛行」は、14回目の飛行」
「スターシップの上段(通称「船」)をテキサス州のスターベース発射台に戻し、(中略)機械式の「箸」型アームを使って空中で捕捉する。」
これは、ラプター3を積んだスーパーヘビーブースターより早く、陸上回収に挑戦するということを意味する。
「回収に成功すれば、軌道投入用上段ロケットがこの方法で回収された初の事例」
「次回のスターシップの飛行は、航空宇宙史上最も華々しい回収の一つとなる可能性がある。」
確かに、回収しただけでは再利用される保証はない。
「ロケットラボは小型のエレクトロンロケットの第1段をヘリコプターで回収しているが、ヘリコプターははるかに軽量な機体である。」(うーん、これもワケワカ・・・。)
エンジンの再使用は行ったものの、機体丸ごとの再使用が行われたことはないようだ。
顧客が嫌がるのかもな(未確認)。
「・・・軌道投入用上段ロケットがこの方法で回収された初の事例」(再掲)
そう、既に半世紀近く前に、スペースシャトルはその偉業を、しかもいきなり有人で成し遂げている(単に、無人じゃ飛ばせなかっただけかも:未確認)。
「スペースX以外でこの偉業に挑戦し、成功させたのはCALTだけである。」
かわいそうなブルーオリジン・・・。
ニューグレンの華々しい活躍は、忘却の彼方かあ(ブースター回収も、再使用も実施済み!:発射台の爆発と一緒に、吹っ飛んじまったんだろう・・・)。
まあいい。
突っ込みどころ満載な記事だが、IFT-14の最速のネタを提供してくれたジョーイ・クレンダーには、大いに感謝している。
まるで航空機のように、着陸して燃料入れてすぐに飛び立てる軌道ロケットは、単段式でなくたって、この業界における聖杯に値する。
スペースシャトルがそうなれなかった理由は無数にあるが、浮沈子は「有人飛行」という足枷が足を引っ張ったことが大きいと見ている。
単なる貨物ロケットにしておけば、違う展開があったかも知れない。
まあ、どうでもいいんですが。
スターシップが有人化する時も、紆余曲折が予想される。
完璧な2段目の回収は、有人化への第1歩でもあるからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップが無傷のまま帰還、次回は上段シップの「タワーキャッチ」を実施)
https://forbesjapan.com/articles/detail/101661
「南アフリカ地上局を介し、シップからテレメトリデータをダウンロードすることにも成功した。」
これはたぶん、スターシップ→南アフリカ地上局ではなく、スターシップ→スターリンクV3衛星→南アフリカ地上局ということだろう。
「その軌道上で打ち上げから約39分後には、ラプターエンジン1基の再点火テストも実施された。前回このテストは失敗したが、今回の成功によって、周回軌道からの離脱噴射(デオービット・バーン)にも目途が付いた。」
前回は、失敗というより実施しなかったんだろう(未確認)。
「今回のミッションデータを見直して問題が発見されなければ、次の飛行テストでタワーアームによるシップのキャッチを試みる」(イーロン・マスク氏)
「つまり、テキサス州のスターベースから打ち上げられたスターシップの上段であるシップは、地球周回軌道に乗って射点に戻り、はじめて地上に自律着陸することになる。」
記事のタイムスタンプを見ると、2026.07.25 19:45となっている。
かなり早いタイミングで書かれていることが分かるな・・・。
🚀スターシップ:ラプター3:そもそも再点火がなぜこれ程問題なのか ― 2026年07月26日 11:41
スターシップ:ラプター3:そもそも再点火がなぜこれ程問題なのか
(Raptorの再着火(relight)ってどうやるの?)
https://www.reddit.com/r/SpaceXLounge/comments/1tqerqp/how_does_raptor_relight_work/?tl=ja
「ブロック3/Raptor 3ではここが変わって、今は飛行中に外周の20基のRaptorを点火できる(CAN light)ようになりました。」
この記事自体は、前回のIFT-12後に書かれているようだな・・・。
「少なくとも再着火を試したみたいだけど、うまくはいかなかったようです。」
今回(IFT-13)では、ブーストバックバーンの初期に、外周20基の起動にも成功している(画像参照:うーん、この辺までは完璧だったんだがな・・・)。
「スーパーヘビーのブロック1と2では、20基のRaptorの外周リングは、発射台(ランチマウント)によってターボポンプを回してもらってたので、飛行中に再着火できませんでした。」
そうだったんだ・・・。
(スペースXスターシップ:超重量級ブースター:推進)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Starship#Propulsion
「重量を節約するため、外側の20基のラプター2エンジンは発射台の地上支援機器を使用して始動され、その後の燃焼のために再点火することはできません。外側の20基のラプター3は再点火が可能で、つまりすべてのラプター3エンジンが再点火できます。ラプター2の場合、内側の13基のエンジンにはジンバルアクチュエータが装備されており、ブーストバックと着陸燃焼のために再点火します。ラプター 3 では、ブーストバックのためにすべてのエンジンが再点火されます。」
まあいい。
「これって具体的にどういう仕組みなの?外周のRaptorたちを飛行中に再着火できるように、何を変えたの?ターボポンプを回すのに何を使ってるの?ヘリウムのCOPVなのか、それともメインタンクからのウラージ圧(噴射前のガス圧)とか?」
この投稿者も、完全に理解しているわけじゃないようだ。
「ファルコン9のマーリンエンジンは、専用の点火用液体(TEA/TEB)を使って再着火します。そのせいで、飛行中に再着火できる回数がある程度制限されます。」
「一方でラプター1と2はMethalox Torch Ignitorsを使っていたので、点火用の液体に制限なしで再着火できました。」
どうやら、ラプター2では、この点火装置自体を主燃焼室から取っ払って、副燃焼室だけイグナイター(火花点火器?)で着火してから、加圧加熱されたガスを主燃焼室に送り込むことによって、主燃焼室での着火を実現しているらしい(<以下追加>参照)。
それでも、そもそもの副燃焼室の着火を、具体にどのような手順で行っているのかについては、未だに良く分からない。
(スペースX ラプター)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Raptor
「トーチ点火器はプレバーナーで使用されます。プレバーナーの排気温度が高いため、ラプター2の主燃焼室には主点火器がなく、マーリン専用の消耗性点火液が不要になります。」
解説はラプター2だが、3でも同じだろう。
そもそも、再点火がなぜこれ程問題なのか?。
他のロケットでは、そんな話は聞いたことはなかったからな・・・。
なぜ、確実な着火が保証されている「専用の点火用液体(TEA/TEB)を使って再着火」せず、「副燃焼室だけイグナイターで着火してから、加圧加熱されたガスを主燃焼室に送り込むことによって」点火しようとしているのか。
全ての問題は、「再使用」というキーワードに帰結するだろう。
メンテナンスを最小(出来るなら、全く行わず)に、再使用するための最適解を追求している。
自動車のエンジン掛ける度に、プラグ替えたりしないだろう?。
わざわざ、着火しづらい方式を採用しているのは、繰り返し(数万回?)使用した際の耐久性を考慮しているのかも知れない(未確認)。
高温高圧に晒される主燃焼室は、シンプルなのがよろしい。
このエンジンは、従来のロケットエンジンとは全く異なるコンセプトで設計されている。
1000回の再使用を目指している1段目の寿命より遥かに長く、メンテナンスフリーで使用することを想定しているに違いない。
1回の使用で使い捨てにする世の中の一般的なロケットエンジンとか、帰投してから整備するのに数週間も掛かるロケットエンジン(マーリンDなど)とは異なる。
まったく新しいタイプのロケットエンジンといっていい。
しかし、そこでの物理法則は同じだ。
人の作りしものは全て壊れる。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵・・・。
物理の神様のご機嫌を伺い、幸運の女神さまのお情けに縋りながらの開発が続く。
密かに楽しみにしている、発射台への大激突(そんなあ!)。
そういう事態を回避する仕掛けもあるにはあるんだろうけど、それが上手く作動するかどうかだって、やってみなけりゃ分からんだろう?。
今回は、T-0での寸止めとか、ランディングバーンでのチョンボはあったが、2度目の打ち上げでは起動、ホットステージング、ブーストバックバーンの各段階での着火及び燃焼にパッと見での問題はなかった(もちろん、2段目の着火、再着火と燃焼も)。
エンジン点火の信頼性は本質的な問題だし(有人仕様では、完璧な作動が求められる)、懸案は残っているが、確実な改善も見られる。
やっぱ、激突・・・の方が、ド派手でいいな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ラプター1とラプター2:スペースXは何を変えたのか?)
https://everydayastronaut.com/spacex-raptor-engine-comparison/
「ラプター2のエンジン質量をさらに低減するために加えられたもう一つの変更点は、主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去である。冗長なトーチ点火装置に頼る代わりに、十分に混合された高温の酸素ガスと高温のCH4ガスが、主燃焼室(MCC)の高温高圧下で自己着火性を示す。」
こうして見ると、点火関係ではこうなる。
・ラプター1→ラプター2:主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去(2つの副燃焼室のみ)
・ラプター2→ラプター3:外側の20基の再点火が可能
点火の仕組み自体(イグナイターで着火する)は、変わっていない感じだ。
記事では、ラプター1からラプター2における主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去の理由を、「エンジン質量をさらに低減するため」としているが、それだけかどうかはビミョーだ。
浮沈子的には、主燃焼室の耐久性や整備性(事実上、メンテ出来ないしな)を、極限まで高めるためと見てるんだがな(そこに壊れるものがなければ、故障することもないし、修理する必要もないからな)。
IFT-13に於けるランディングバーンの「失敗」が、そもそもの「副燃焼室での着火失敗」なのか、「主燃焼室での混合ガスによる点火失敗」なのかが問題だな。
また、せっかく点火したエンジンが、前回に引き続き、今回も2基停止しているのも気になる(ランディングバーン時)。
(Raptorの再着火(relight)ってどうやるの?)
https://www.reddit.com/r/SpaceXLounge/comments/1tqerqp/how_does_raptor_relight_work/?tl=ja
「ブロック3/Raptor 3ではここが変わって、今は飛行中に外周の20基のRaptorを点火できる(CAN light)ようになりました。」
この記事自体は、前回のIFT-12後に書かれているようだな・・・。
「少なくとも再着火を試したみたいだけど、うまくはいかなかったようです。」
今回(IFT-13)では、ブーストバックバーンの初期に、外周20基の起動にも成功している(画像参照:うーん、この辺までは完璧だったんだがな・・・)。
「スーパーヘビーのブロック1と2では、20基のRaptorの外周リングは、発射台(ランチマウント)によってターボポンプを回してもらってたので、飛行中に再着火できませんでした。」
そうだったんだ・・・。
(スペースXスターシップ:超重量級ブースター:推進)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Starship#Propulsion
「重量を節約するため、外側の20基のラプター2エンジンは発射台の地上支援機器を使用して始動され、その後の燃焼のために再点火することはできません。外側の20基のラプター3は再点火が可能で、つまりすべてのラプター3エンジンが再点火できます。ラプター2の場合、内側の13基のエンジンにはジンバルアクチュエータが装備されており、ブーストバックと着陸燃焼のために再点火します。ラプター 3 では、ブーストバックのためにすべてのエンジンが再点火されます。」
まあいい。
「これって具体的にどういう仕組みなの?外周のRaptorたちを飛行中に再着火できるように、何を変えたの?ターボポンプを回すのに何を使ってるの?ヘリウムのCOPVなのか、それともメインタンクからのウラージ圧(噴射前のガス圧)とか?」
この投稿者も、完全に理解しているわけじゃないようだ。
「ファルコン9のマーリンエンジンは、専用の点火用液体(TEA/TEB)を使って再着火します。そのせいで、飛行中に再着火できる回数がある程度制限されます。」
「一方でラプター1と2はMethalox Torch Ignitorsを使っていたので、点火用の液体に制限なしで再着火できました。」
どうやら、ラプター2では、この点火装置自体を主燃焼室から取っ払って、副燃焼室だけイグナイター(火花点火器?)で着火してから、加圧加熱されたガスを主燃焼室に送り込むことによって、主燃焼室での着火を実現しているらしい(<以下追加>参照)。
それでも、そもそもの副燃焼室の着火を、具体にどのような手順で行っているのかについては、未だに良く分からない。
(スペースX ラプター)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Raptor
「トーチ点火器はプレバーナーで使用されます。プレバーナーの排気温度が高いため、ラプター2の主燃焼室には主点火器がなく、マーリン専用の消耗性点火液が不要になります。」
解説はラプター2だが、3でも同じだろう。
そもそも、再点火がなぜこれ程問題なのか?。
他のロケットでは、そんな話は聞いたことはなかったからな・・・。
なぜ、確実な着火が保証されている「専用の点火用液体(TEA/TEB)を使って再着火」せず、「副燃焼室だけイグナイターで着火してから、加圧加熱されたガスを主燃焼室に送り込むことによって」点火しようとしているのか。
全ての問題は、「再使用」というキーワードに帰結するだろう。
メンテナンスを最小(出来るなら、全く行わず)に、再使用するための最適解を追求している。
自動車のエンジン掛ける度に、プラグ替えたりしないだろう?。
わざわざ、着火しづらい方式を採用しているのは、繰り返し(数万回?)使用した際の耐久性を考慮しているのかも知れない(未確認)。
高温高圧に晒される主燃焼室は、シンプルなのがよろしい。
このエンジンは、従来のロケットエンジンとは全く異なるコンセプトで設計されている。
1000回の再使用を目指している1段目の寿命より遥かに長く、メンテナンスフリーで使用することを想定しているに違いない。
1回の使用で使い捨てにする世の中の一般的なロケットエンジンとか、帰投してから整備するのに数週間も掛かるロケットエンジン(マーリンDなど)とは異なる。
まったく新しいタイプのロケットエンジンといっていい。
しかし、そこでの物理法則は同じだ。
人の作りしものは全て壊れる。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵・・・。
物理の神様のご機嫌を伺い、幸運の女神さまのお情けに縋りながらの開発が続く。
密かに楽しみにしている、発射台への大激突(そんなあ!)。
そういう事態を回避する仕掛けもあるにはあるんだろうけど、それが上手く作動するかどうかだって、やってみなけりゃ分からんだろう?。
今回は、T-0での寸止めとか、ランディングバーンでのチョンボはあったが、2度目の打ち上げでは起動、ホットステージング、ブーストバックバーンの各段階での着火及び燃焼にパッと見での問題はなかった(もちろん、2段目の着火、再着火と燃焼も)。
エンジン点火の信頼性は本質的な問題だし(有人仕様では、完璧な作動が求められる)、懸案は残っているが、確実な改善も見られる。
やっぱ、激突・・・の方が、ド派手でいいな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ラプター1とラプター2:スペースXは何を変えたのか?)
https://everydayastronaut.com/spacex-raptor-engine-comparison/
「ラプター2のエンジン質量をさらに低減するために加えられたもう一つの変更点は、主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去である。冗長なトーチ点火装置に頼る代わりに、十分に混合された高温の酸素ガスと高温のCH4ガスが、主燃焼室(MCC)の高温高圧下で自己着火性を示す。」
こうして見ると、点火関係ではこうなる。
・ラプター1→ラプター2:主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去(2つの副燃焼室のみ)
・ラプター2→ラプター3:外側の20基の再点火が可能
点火の仕組み自体(イグナイターで着火する)は、変わっていない感じだ。
記事では、ラプター1からラプター2における主燃焼室内のトーチ点火装置の撤去の理由を、「エンジン質量をさらに低減するため」としているが、それだけかどうかはビミョーだ。
浮沈子的には、主燃焼室の耐久性や整備性(事実上、メンテ出来ないしな)を、極限まで高めるためと見てるんだがな(そこに壊れるものがなければ、故障することもないし、修理する必要もないからな)。
IFT-13に於けるランディングバーンの「失敗」が、そもそもの「副燃焼室での着火失敗」なのか、「主燃焼室での混合ガスによる点火失敗」なのかが問題だな。
また、せっかく点火したエンジンが、前回に引き続き、今回も2基停止しているのも気になる(ランディングバーン時)。
🚀スターシップ:IFT‐13:準軌道上再点火に成功 ― 2026年07月25日 17:18
スターシップ:IFT‐13:準軌道上再点火に成功
(超大型ロケット「スターシップ」の試験飛行はほぼ成功裏に終了)
https://spaceflightnow.com/2026/07/25/super-heavy-starship-rocket-chalks-up-mostly-successful-test-flight/
「SpaceXは金曜日、13回目のスーパーヘビー・スターシップロケットを打ち上げた。巨大なブースターはテキサス州湾岸沖に目標通り着水したが、着水時の衝撃は大きかった。一方、スターシップ上段はインド洋への準軌道飛行を成功させた。」
簡潔にして要を得たまとめだな。
浮沈子的注目はただ1点。
「最終テストとして、スターシップはラプターエンジンの1基を短時間再点火し、宇宙空間での再始動能力を実証した。これは将来の月面飛行に必要となる能力である。」
記事を書いてるウィリアム・ハーウッドは、頓珍漢なことを言っているが、なーに、気にすることはない(確かに、月面飛行にも必要ですが・・・)。
「現時点では、月着陸船の試作機はまだ飛行しておらず、いかなる種類のスターシップも地球周回軌道に投入されたことはない。」(一応、分かっちゃいるんだろうな。)
スターシップが軌道飛行のステージに進むためには、是が非でも成功させなければならない必須項目だ。
それが出来なければ、スターシップは「スターチップ」とか「スターシック」のような、似て非なるものに留まる(ワケワカ・・・)。
準軌道上での再点火(これによって、確実な再突入の制御が保証される=安心して軌道飛行に投入できる)に成功したことは、今回の飛行の最大の成果だ。
(スペースXが「スターシップ」第13回飛行試験を実施 衛星放出テストやインド洋への着水に成功)
https://sorae.info/space/20260725-starship-13.html
「対策が行われた今回の第13回飛行試験では、Starship宇宙船はすべてのエンジンが稼働した状態で軌道到達に成功し、慣性飛行中のエンジン再点火テストも実施されました。」
「宇宙船は第3世代Starlink衛星20基の放出とエンジン再点火テストを実施した後に、インド洋への着水に成功、となりました。」
ソラエの記事でも、軽く触れられている程度だ。
(SpaceXのスターシップが、これまで成し遂げたことのない偉業を達成した。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-just-nailed-something-its-never-done-before/
「SpaceXはフライト14の目標日を設定していないが、次回のミッションで軌道投入を目指したいと述べている。金曜日の出来事を受けて、その目標はより実現可能なものになったように見える。」
テスララティのジーン記者は、再点火には記事中では全く触れていないものの、その成功がもたらすものについては、しっかりと認識している。
まあいい。
確認しておこう。
準軌道上再点火の成功は、スターシップが軌道ロケットになるために越えなければならなかった最大の関所だ。
スターリンクも、HLS(月着陸船)も、火星移民も、全てはこの関所の向こうにあった。
もちろん、2段目の回収もな。
S社が目指す惑星間宇宙船の夢は、小さな海面仕様ラプター3の再点火によって開かれることになった(画像参照)。
軌道上(準軌道上ではない)燃料移送が次の関所になる(これも、再点火できなければ本格的には実施できない)。
さて、次回以降がますます楽しみになってきたな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
「今回は、ブースターは上昇中も、スターシップ上段から分離した後、尾部を先頭にして降下し着水するまでの間も、計画通りに機能したように見えた。」(FSNの記事より:以下同じ)
「しかし、ブースターが湾に向かって落下するにつれ、13基のエンジンのうち再始動したのは10基のみで、着水時には5基しか作動していなかった。ブースターは予想よりも速い速度で水面に衝突し、激しい着水となった。」
録画した映像を見ると、10→8→5と、順次失火しているようにも見える(まさか、燃料切れとか・・・)。
いわゆるランディングバーンの手順が明かされていないので(<さらにさらに追加>参照)、詳細は不明だが、結果的に見て「成功」とは程遠い状況で海面に「激突」していることに疑いの余地はない。
やれやれ・・・。
準軌道上での再点火には成功したものの、ラプター3自体の再点火の安定性に、大きな懸念を残したと言える。
「ブースターは、発射台まで自力で戻るように設計されており、そこで「箸」と呼ばれる巨大な機械アームが空中でブースターをつかみ取ります。しかし、第3世代ロケットの最初の飛行では、比較的ゆっくりとした最終降下が必要となるため、SpaceXは安全対策として、バージョン3の最初の着水にメキシコ湾を選んだようです。」
イーロンマスクは、2回連続して軟着水に成功しなければ、メカジラでの回収は行わないとしていたからな。
ひょっとすると、2段目の方が先にキャッチされる可能性もあるかもな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXは、13回目の飛行が順調に終了したことを受け、次のスターシップの着陸地点としてタワーの捕捉を検討している。)
https://arstechnica.com/space/2026/07/spacex-eyes-tower-catch-for-next-starship-after-auspicious-end-to-13th-flight/
「SpaceXのフライト13のチェックリストで唯一未完了だったのは、スーパーヘビーブースターの制御された着水だった。」
「しかし、着陸噴射時にラプターエンジンの一部が再始動せず、ブースターは高速で海に落下した。」
「ブースターは、スーパーヘビーV3としては初めて、33基すべてのエンジンを使用してブーストバック燃焼の高推力部分を正常に完了した後、燃焼を早期に終了しました」「着陸燃焼のためにエンジンの再点火を試み、一部のエンジンは正常に点火しましたが、その後、メキシコ湾に激しく着水しました。」(スペースXの担当者)
まあ、次回以降に期待だな・・・。
再点火については、スティーブンクラークは正当な評価をしていると感じる。
「衛星の展開が完了すると、前回の飛行では見送られた、宇宙船のラプターエンジンの1基の短時間の再点火に注目が集まった。点火は約14秒間続き、南アフリカの観測者からも確認できた。SpaceXはこのデモンストレーションを「将来の軌道ミッションの中核となる能力」と称賛した。」
「スターシップの次のステップは、軌道投入と発射地点への帰還です。」
「これらの成果を達成することで、スペースXは運用可能なスターリンクV3衛星の打ち上げを開始できる能力を獲得し、消費者と米軍向けに高速なデバイス間直接接続を実現するとともに、それに伴う収益も得られるでしょう。」
「NASAにとって、軌道飛行はSpaceXを軌道上燃料補給への道筋に乗せるものです。この実証実験は、NASAのアルテミス計画を支援する月探査ミッションを含む、地球低軌道を超えるスターシップのあらゆる飛行にとって不可欠です。」
「今回のミッションでは、ラプターの軌道離脱燃焼の実証と、次世代スターリンク衛星の初飛行で非常に重要なデータが収集されました」「いよいよ軌道へのペイロード輸送に向けて本格的に始動する準備が整ったように感じており、非常にワクワクしています」(スペースXのスターシップ飛行信頼性担当ディレクター、シャナ・ディエス)
ちなみに、準軌道上再点火を確認できたという南アフリカと、次世代スターリンク衛星との地上通信については、まだ、どのメディアも報じていない(フォーブスが掲載してました)。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXスターシップ:13回目の飛行試験)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Starship#Thirteenth_flight_test
「ブースター20は33基すべてのエンジンで上昇とブーストバックを成功させ、その後メキシコ湾にソフト着水を試みた。ブースター20は中央の13基すべてのエンジンで点火を試みたが、10基しか点火せず、その後すぐに2基のエンジンが故障した。その後、ブースターは計画通り5基のエンジンに切り替わったが、ハード着水で破壊される前に十分な速度を落とすことができなかった。」
この記述をみると、ランディングバーンでは、予定では13→5で着水だったようだ。
また、ブーストバックバーンも、全基点火で行うのがノーマルのように見える(未確認)。
(超大型ロケット「スターシップ」の試験飛行はほぼ成功裏に終了)
https://spaceflightnow.com/2026/07/25/super-heavy-starship-rocket-chalks-up-mostly-successful-test-flight/
「SpaceXは金曜日、13回目のスーパーヘビー・スターシップロケットを打ち上げた。巨大なブースターはテキサス州湾岸沖に目標通り着水したが、着水時の衝撃は大きかった。一方、スターシップ上段はインド洋への準軌道飛行を成功させた。」
簡潔にして要を得たまとめだな。
浮沈子的注目はただ1点。
「最終テストとして、スターシップはラプターエンジンの1基を短時間再点火し、宇宙空間での再始動能力を実証した。これは将来の月面飛行に必要となる能力である。」
記事を書いてるウィリアム・ハーウッドは、頓珍漢なことを言っているが、なーに、気にすることはない(確かに、月面飛行にも必要ですが・・・)。
「現時点では、月着陸船の試作機はまだ飛行しておらず、いかなる種類のスターシップも地球周回軌道に投入されたことはない。」(一応、分かっちゃいるんだろうな。)
スターシップが軌道飛行のステージに進むためには、是が非でも成功させなければならない必須項目だ。
それが出来なければ、スターシップは「スターチップ」とか「スターシック」のような、似て非なるものに留まる(ワケワカ・・・)。
準軌道上での再点火(これによって、確実な再突入の制御が保証される=安心して軌道飛行に投入できる)に成功したことは、今回の飛行の最大の成果だ。
(スペースXが「スターシップ」第13回飛行試験を実施 衛星放出テストやインド洋への着水に成功)
https://sorae.info/space/20260725-starship-13.html
「対策が行われた今回の第13回飛行試験では、Starship宇宙船はすべてのエンジンが稼働した状態で軌道到達に成功し、慣性飛行中のエンジン再点火テストも実施されました。」
「宇宙船は第3世代Starlink衛星20基の放出とエンジン再点火テストを実施した後に、インド洋への着水に成功、となりました。」
ソラエの記事でも、軽く触れられている程度だ。
(SpaceXのスターシップが、これまで成し遂げたことのない偉業を達成した。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-just-nailed-something-its-never-done-before/
「SpaceXはフライト14の目標日を設定していないが、次回のミッションで軌道投入を目指したいと述べている。金曜日の出来事を受けて、その目標はより実現可能なものになったように見える。」
テスララティのジーン記者は、再点火には記事中では全く触れていないものの、その成功がもたらすものについては、しっかりと認識している。
まあいい。
確認しておこう。
準軌道上再点火の成功は、スターシップが軌道ロケットになるために越えなければならなかった最大の関所だ。
スターリンクも、HLS(月着陸船)も、火星移民も、全てはこの関所の向こうにあった。
もちろん、2段目の回収もな。
S社が目指す惑星間宇宙船の夢は、小さな海面仕様ラプター3の再点火によって開かれることになった(画像参照)。
軌道上(準軌道上ではない)燃料移送が次の関所になる(これも、再点火できなければ本格的には実施できない)。
さて、次回以降がますます楽しみになってきたな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
「今回は、ブースターは上昇中も、スターシップ上段から分離した後、尾部を先頭にして降下し着水するまでの間も、計画通りに機能したように見えた。」(FSNの記事より:以下同じ)
「しかし、ブースターが湾に向かって落下するにつれ、13基のエンジンのうち再始動したのは10基のみで、着水時には5基しか作動していなかった。ブースターは予想よりも速い速度で水面に衝突し、激しい着水となった。」
録画した映像を見ると、10→8→5と、順次失火しているようにも見える(まさか、燃料切れとか・・・)。
いわゆるランディングバーンの手順が明かされていないので(<さらにさらに追加>参照)、詳細は不明だが、結果的に見て「成功」とは程遠い状況で海面に「激突」していることに疑いの余地はない。
やれやれ・・・。
準軌道上での再点火には成功したものの、ラプター3自体の再点火の安定性に、大きな懸念を残したと言える。
「ブースターは、発射台まで自力で戻るように設計されており、そこで「箸」と呼ばれる巨大な機械アームが空中でブースターをつかみ取ります。しかし、第3世代ロケットの最初の飛行では、比較的ゆっくりとした最終降下が必要となるため、SpaceXは安全対策として、バージョン3の最初の着水にメキシコ湾を選んだようです。」
イーロンマスクは、2回連続して軟着水に成功しなければ、メカジラでの回収は行わないとしていたからな。
ひょっとすると、2段目の方が先にキャッチされる可能性もあるかもな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXは、13回目の飛行が順調に終了したことを受け、次のスターシップの着陸地点としてタワーの捕捉を検討している。)
https://arstechnica.com/space/2026/07/spacex-eyes-tower-catch-for-next-starship-after-auspicious-end-to-13th-flight/
「SpaceXのフライト13のチェックリストで唯一未完了だったのは、スーパーヘビーブースターの制御された着水だった。」
「しかし、着陸噴射時にラプターエンジンの一部が再始動せず、ブースターは高速で海に落下した。」
「ブースターは、スーパーヘビーV3としては初めて、33基すべてのエンジンを使用してブーストバック燃焼の高推力部分を正常に完了した後、燃焼を早期に終了しました」「着陸燃焼のためにエンジンの再点火を試み、一部のエンジンは正常に点火しましたが、その後、メキシコ湾に激しく着水しました。」(スペースXの担当者)
まあ、次回以降に期待だな・・・。
再点火については、スティーブンクラークは正当な評価をしていると感じる。
「衛星の展開が完了すると、前回の飛行では見送られた、宇宙船のラプターエンジンの1基の短時間の再点火に注目が集まった。点火は約14秒間続き、南アフリカの観測者からも確認できた。SpaceXはこのデモンストレーションを「将来の軌道ミッションの中核となる能力」と称賛した。」
「スターシップの次のステップは、軌道投入と発射地点への帰還です。」
「これらの成果を達成することで、スペースXは運用可能なスターリンクV3衛星の打ち上げを開始できる能力を獲得し、消費者と米軍向けに高速なデバイス間直接接続を実現するとともに、それに伴う収益も得られるでしょう。」
「NASAにとって、軌道飛行はSpaceXを軌道上燃料補給への道筋に乗せるものです。この実証実験は、NASAのアルテミス計画を支援する月探査ミッションを含む、地球低軌道を超えるスターシップのあらゆる飛行にとって不可欠です。」
「今回のミッションでは、ラプターの軌道離脱燃焼の実証と、次世代スターリンク衛星の初飛行で非常に重要なデータが収集されました」「いよいよ軌道へのペイロード輸送に向けて本格的に始動する準備が整ったように感じており、非常にワクワクしています」(スペースXのスターシップ飛行信頼性担当ディレクター、シャナ・ディエス)
ちなみに、準軌道上再点火を確認できたという南アフリカと、次世代スターリンク衛星との地上通信については、まだ、どのメディアも報じていない(フォーブスが掲載してました)。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXスターシップ:13回目の飛行試験)
https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Starship#Thirteenth_flight_test
「ブースター20は33基すべてのエンジンで上昇とブーストバックを成功させ、その後メキシコ湾にソフト着水を試みた。ブースター20は中央の13基すべてのエンジンで点火を試みたが、10基しか点火せず、その後すぐに2基のエンジンが故障した。その後、ブースターは計画通り5基のエンジンに切り替わったが、ハード着水で破壊される前に十分な速度を落とすことができなかった。」
この記述をみると、ランディングバーンでは、予定では13→5で着水だったようだ。
また、ブーストバックバーンも、全基点火で行うのがノーマルのように見える(未確認)。



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