解説が欲しい解説 ― 2016年08月29日 08:22
解説が欲しい解説
恒星間航行なんてクソ食らえ(言葉が汚くてすいません)と思っている浮沈子には、究極のヨタ話にしか聞こえないんだがな・・・。
(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88
「4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画である」
数千個って、なにそれ?。
レーザー推進って、実用化されているのかあ?。
「切手サイズの超小型宇宙船「スターチップ」(カメラ、推進システム、ナビゲーション・通信機器が搭載される)に1辺が1メートルほどの極薄の帆を取り付け、地上からこの帆に向かってレーザーを照射することにより、光速の20%の速度を実現しようとしている。」
どうやら、そのスピードで飛んでいる飛翔体から、光学カメラで撮影した画像を送るというのがミッションらしい。
「ただし、このミッションに必要な技術は、まだほとんど存在しておらず、このプロジェクトに関わっている研究者たちは、技術の開発に20年、ケンタウルス座α星に到達するのに20年、収集したデータが地球に返送されるのに4年かかると見積もっている」
この件については、ナショジオから解説記事が出ている。
(【解説】ホーキング博士らの超高速宇宙探査計画)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041500139/?rss
「スターショット計画は1億ドルを投資したギャンブルのようなもの。追加の資金がなければそこで終わり」
まあ、その可能性の方が高いな。
銀河宇宙線によるチップの損傷とか、考慮すべき障害は多い。
20年も飛び続けて、機能を維持するというのは大変な話だ。
ちなみに、ボイジャーとかは、太陽系の端っこにようやく届いただけで、銀河宇宙線がビンビンに飛び交う空間には、これから出ていくところなので参考にはならない。
「アルファ・ケンタウリを撮影したとしても、現状の技術では、大きくて明るいしみにしかならない可能性がある。」
そんなもんのために、数十億ドルを投資するのかあ?。
「プロジェクトチームは、高速撮像が可能な光学カメラの開発を計画しているが、それが実現できなければ、宇宙船はすばらしいピンボケ絵はがきを送ってよこすことになるだろう。」
大きさはともかく、高速で撮影する技術は既にある。
(東大と慶応大、1兆分の1秒以下が撮影可能な世界最高速カメラを開発)
http://news.mynavi.jp/news/2014/08/11/246/
この速度で撮影すれば、高速の20パーセントで飛行中でも、まともな写真が撮れる可能性はある。
「「ニューホライズンズ」がほぼ10年がかりで到達した冥王星には、光速の20%で飛行する宇宙船なら1~3日で行ける。」
加速するのにどのくらいかかるかわからないが、そういう計算にはならないんじゃなかろうか。
補償光学を使って、レーザーの効率を上げるという話もよく分からない。
望遠鏡の場合は、大気の歪みをアクチュエイターを動かすことによって補正するというものだが、それでレーザーの透過率が高まるんだろうか?。
記事にもあるように、この話はギャンブルで、賭け率は良くないだろう。
ホーキングの賭博好きは知られた話なので、何となく分かるような気がするな。
(町山智浩 ホーキング博士映画『博士と彼女のセオリー』を語る)
http://miyearnzzlabo.com/archives/21396
「この人はね、ギャンブルをすごくたくさんしてるんで有名なんですよ。」
浮沈子は、この映画は見ていないけど、なんか楽しそうな映画だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ハッキリ言ってしまおう。
このブレークスルー・スターショットというのは、博打だ。
まともな計画ではない。
そして、世界の富豪たちが、道楽のために数十億ドルを投じる。
「この計画には支援者・参加者としてミルナーやホーキングの他にフリーマン・ダイソン、ソール・パールマッター、マーティン・リースら著名な学者やマーク・ザッカーバーグも名を連ねており、50~100億ドルに及ぶ莫大な費用が必要と見積もられている。当面の研究資金として、ミルナーが1億ドルを出資した」
健全じゃない。
一種の狂気だ。
成果物は、上手くいったとしてもピンボケの写真だけ。
しかし、逆に、その異常さが一種の魅力にもなっている。
そこは否定しない。
科学でも技術でもない、浪漫としての宇宙の魅力を象徴している。
浮沈子は、実現しない方に賭けるがな。
この話が、まともな話じゃないということだけは、ハッキリさせといた方がいいだろう。
(光速の20%の速さで飛ぶ小型探査機計画「ブレイクスルー・スターショット」が直面せざるを得ない危険とは?:追加)
http://gigazine.net/news/20160825-how-dangerous-breakthrough-starshot/
(20年でアルファ・ケンタウリに探査機到達を目指すプロジェクト:追加)
http://wired.jp/2016/04/16/breakthrough-starshot/
恒星間航行なんてクソ食らえ(言葉が汚くてすいません)と思っている浮沈子には、究極のヨタ話にしか聞こえないんだがな・・・。
(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88
「4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画である」
数千個って、なにそれ?。
レーザー推進って、実用化されているのかあ?。
「切手サイズの超小型宇宙船「スターチップ」(カメラ、推進システム、ナビゲーション・通信機器が搭載される)に1辺が1メートルほどの極薄の帆を取り付け、地上からこの帆に向かってレーザーを照射することにより、光速の20%の速度を実現しようとしている。」
どうやら、そのスピードで飛んでいる飛翔体から、光学カメラで撮影した画像を送るというのがミッションらしい。
「ただし、このミッションに必要な技術は、まだほとんど存在しておらず、このプロジェクトに関わっている研究者たちは、技術の開発に20年、ケンタウルス座α星に到達するのに20年、収集したデータが地球に返送されるのに4年かかると見積もっている」
この件については、ナショジオから解説記事が出ている。
(【解説】ホーキング博士らの超高速宇宙探査計画)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041500139/?rss
「スターショット計画は1億ドルを投資したギャンブルのようなもの。追加の資金がなければそこで終わり」
まあ、その可能性の方が高いな。
銀河宇宙線によるチップの損傷とか、考慮すべき障害は多い。
20年も飛び続けて、機能を維持するというのは大変な話だ。
ちなみに、ボイジャーとかは、太陽系の端っこにようやく届いただけで、銀河宇宙線がビンビンに飛び交う空間には、これから出ていくところなので参考にはならない。
「アルファ・ケンタウリを撮影したとしても、現状の技術では、大きくて明るいしみにしかならない可能性がある。」
そんなもんのために、数十億ドルを投資するのかあ?。
「プロジェクトチームは、高速撮像が可能な光学カメラの開発を計画しているが、それが実現できなければ、宇宙船はすばらしいピンボケ絵はがきを送ってよこすことになるだろう。」
大きさはともかく、高速で撮影する技術は既にある。
(東大と慶応大、1兆分の1秒以下が撮影可能な世界最高速カメラを開発)
http://news.mynavi.jp/news/2014/08/11/246/
この速度で撮影すれば、高速の20パーセントで飛行中でも、まともな写真が撮れる可能性はある。
「「ニューホライズンズ」がほぼ10年がかりで到達した冥王星には、光速の20%で飛行する宇宙船なら1~3日で行ける。」
加速するのにどのくらいかかるかわからないが、そういう計算にはならないんじゃなかろうか。
補償光学を使って、レーザーの効率を上げるという話もよく分からない。
望遠鏡の場合は、大気の歪みをアクチュエイターを動かすことによって補正するというものだが、それでレーザーの透過率が高まるんだろうか?。
記事にもあるように、この話はギャンブルで、賭け率は良くないだろう。
ホーキングの賭博好きは知られた話なので、何となく分かるような気がするな。
(町山智浩 ホーキング博士映画『博士と彼女のセオリー』を語る)
http://miyearnzzlabo.com/archives/21396
「この人はね、ギャンブルをすごくたくさんしてるんで有名なんですよ。」
浮沈子は、この映画は見ていないけど、なんか楽しそうな映画だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ハッキリ言ってしまおう。
このブレークスルー・スターショットというのは、博打だ。
まともな計画ではない。
そして、世界の富豪たちが、道楽のために数十億ドルを投じる。
「この計画には支援者・参加者としてミルナーやホーキングの他にフリーマン・ダイソン、ソール・パールマッター、マーティン・リースら著名な学者やマーク・ザッカーバーグも名を連ねており、50~100億ドルに及ぶ莫大な費用が必要と見積もられている。当面の研究資金として、ミルナーが1億ドルを出資した」
健全じゃない。
一種の狂気だ。
成果物は、上手くいったとしてもピンボケの写真だけ。
しかし、逆に、その異常さが一種の魅力にもなっている。
そこは否定しない。
科学でも技術でもない、浪漫としての宇宙の魅力を象徴している。
浮沈子は、実現しない方に賭けるがな。
この話が、まともな話じゃないということだけは、ハッキリさせといた方がいいだろう。
(光速の20%の速さで飛ぶ小型探査機計画「ブレイクスルー・スターショット」が直面せざるを得ない危険とは?:追加)
http://gigazine.net/news/20160825-how-dangerous-breakthrough-starshot/
(20年でアルファ・ケンタウリに探査機到達を目指すプロジェクト:追加)
http://wired.jp/2016/04/16/breakthrough-starshot/
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