🐱ウクライナ降伏不可避:耐え難い恐怖と屈辱2023年06月01日 08:33

ウクライナ降伏不可避:耐え難い恐怖と屈辱


(ウクライナによるロシア国内への攻撃、米国が助長=駐米ロシア大使)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-attack-russia-ambassador-idJPKBN2XM07R

「米ホワイトハウスは30日、ロシア国内に向けた攻撃を支持しないとした上で、モスクワへの攻撃については情報を収集中と説明」

米軍は以前から、ウクライナの兵器や兵員によるロシア本土への攻撃は容認する構えだ(規模や手段を問わず)。

また、ゼレンスキーは、この戦争におけるウクライナの立場(一方的に武力侵攻を受けた立場)からすれば、あらゆる奇策が許されると説明している。

浮沈子は、モスクワに空爆が行われようが、ウクライナがひそかに隠し持っている核兵器が使われようが(今のところ、単なる妄想ですが)、何でもありだと思っている。

この戦争はウクライナの戦争という建前になっている以上、米国はその判断を尊重せざるを得ない。

今年の春先に、中国の仲介で和平交渉が進展しそうになった際には、バイデンが直接赴いて説得に当たったくらいだからな。

いずれ、ウクライナをロシアにくれてやるとしても、米国の軍事産業が我が世の春を謳っているさなかに、とっととケリを付けられてはたまらない。

が、ウクライナは何としてもその事態は避けたいわけで、戦争による敗北でしか言語を解さないプーチンに分からせるには、徹底抗戦してロシアに分捕られたかつての領土を取り返すのみならず、今後二度とウクライナに攻め込まないだけの痛手を負わせなければ済まないだろう。

モスクワを壊滅させるくらいでは、まだ足りないのではないか。

サハリンから飛び地であるカリーニングラードに至るまで、不埒なことを企てれば、即刻、都市の一つや二つは壊滅させると思わせなければ懲りないだろうな。

そして、それらの攻撃に対して、ロシアが手も足も出せない状況にしなければならない。

ロシアの支配層を恐怖のどん底へ突き落すのみならず、耐え難い屈辱を味合わせ、民族としての誇りを奪い、他国に隷属して生き続けなければならない悲哀を数千年に渡って味合わせる必要がある。

その手の話は、第一次世界大戦後のドイツや、第二次世界大戦後の我が国でもあったし、歴史のページは似たような話で溢れている。

ロシアが中国の属国になるとか、数十の小国に分断されて解体されるなどと言う話は、そうでもしなければこの戦争のケリがつかないからに他ならない。

核兵器を撤去し、自国の軍隊を事実上消滅させて解体したとしても、それで片が付くとは限らない。

事実、ウクライナ自身がある意味で、その証拠だからな。

かつて、世界第3位の核保有国でありながら、ソ連他以後、それらを全て手放してしまったことになっているからな。

我が国もまた、戦後軍隊は解散させられたことになっているけど、経済規模に見合った敵基地攻撃能力を持つ軍隊を持つことに決めたようだしな。

ロシアがそんなこと(再び勢いを得て、ウクライナを侵攻するような事態)にならないように、西側世界は足並みを揃えて徹底的に対抗するしかない。

モスクワに核爆弾を落とすくらいでは生ぬるい。

ウクライナと同じように、すべての核兵器を廃絶し、地域の自衛組織以上の軍事力は全部廃止。

新たな安全保障は、西側から駐留するNATO軍により行われる。

それは、ロシア全土に及び、NATOの有力な地方拠点としての我が国に期待されるところも大きくなるんだろう・・・。

太平の眠りを覚ますドローン攻撃。

バイデンは、コロッと騙されてF-16を渡すことにしたらしいが、ロシア領空を飛び回るのは時間の問題だな。

ウクライナは強かだ。

生き残るためにはすべてが選択肢であり、米国との関係にしてもその選択の一つであることに変わりはない。

ロシアが完全に解体され、統治が根本的に変わることがなければ、ウクライナに対する侵攻が終わることはない。

ウクライナ降伏不可避。

浮沈子の見立ては変わらない。

ウクライナもロシアも戦闘意欲満々で、停戦交渉などとは無縁な状況だが、無条件即時停戦以外に反転攻勢による甚大な被害を避ける方策はない。

一刻も早い停戦と一刻も長い休戦が必要だ。

ロシアの統治体制を完全に崩壊させる以外に、この事態をロシア側から収束させることはできないだろう。

領土の一体性を重視するゼレンスキー政権は、米国が援助を続ける限り、崩壊する気遣いはない。

欧州各国は、内政に振り回されていて、自国に火の粉が降りかかってこない限り、当事者意識などないしな。

全員が、大規模反転攻勢なる幻想に憑りつかれていて、収束に向かうためのプロセスを見誤っている気がする。

アットーテキ戦力を保持しているのでない限り、ウクライナが一気に2014年以前のクリミアを含む領土を奪還することは不可能だ。

できっこない。

そりゃあ、1000kmを超える戦線の中で、ちっとばっか取り返すことくらいはするだろうし、西側はそれを大々的に宣伝するだろうが、年内にロシアの支配地域が大規模に変わることはない。

昨年来、ロシアは多大な犠牲を払いながらも、この侵攻を「戦争」であるとは見做していない。

まだ本気じゃないぞと、高を括っているのだ。

併合した地域は、ロシア的には「自国の領土」だからな。

あまりに一方的で、無法で、言語道断で、西側のいうところの国際秩序にも、我が国の庶民感情にも馴染まない暴挙には違いないが、武力による領土侵攻としてはありふれた形だ。

そこへの攻撃は、「武力による現状変更の試み」に当たるんだろう。

パクスアメリカーナの終わりの始まりは、欧州の片隅でも起こった。

9.11以降、世界は大きく変わった。

世界は戦争に飢えている。

正義の戦争を取るのか、不正義の平和を選ぶのか。

それとも、不正義の戦争を行う敵に対して耐え難い恐怖と屈辱を与え、正義の平和を求めるための正義の戦争を、これからも続けるのか。

ロシアの全面撤退がなければ、ゼレンスキー政権は大きな岐路に立たされることになる。

そうなれば再び、西側の支援が足りなかったからだと言うかもしれない(だから10倍よこせと言ったのに・・・)。

戦闘機の供与が遅かったからだという可能性もある。

いやいや、中距離弾道ミサイルと核弾頭をよこさないからだというかもしれない(そんなあ!)。

しかし、この夏、反撃に失敗することがあれば致命的だ。

米国は、ウクライナに戦い続ける意思がある限り軍事支援を続けるだろうが、停戦への圧力はかつてなく高まるに違いない。

2度目の冬を、どんな形で迎えることになるのか。

3度目の春は来るのか。

数十年続くと言われる反撃は、本当にあるのか(そんなに持つのかあ?)。

暑い夏が始まろうとしている・・・。

<以下追加:6月5日記>ーーーーーーーーーー

(ウクライナに兵器を供与し続けることが正義なのか 「停戦」を呼びかけた意見広告から考える)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/254504

「歩み寄る糸口は探せば必ずある」

経験に裏打ちされた、揺るぎない信念の重みを感じる。

『正論』は、一刻も早く紛争を終結させるためにも、西側の勝利こそが必要だと一層声高になる。

悪いのはロシアなんだから、懲らしめなければならないと。

しかし、もはやそんな力は西側にはないのではないか。

せいぜい、ロシアに押し込まれずに1000kmを超える戦線のどこかでちょっかいを出して嫌がらせするくらいか。

経済制裁や膨大な援助で西側の経済も疲弊している。

この機に乗じて、どさくさ紛れに軍備増強に走る輩もいる。

西側で停戦の呼びかけが行われている一方、ロシアでは言論封殺が進み、戦時色が濃くなっているのではないか。

だから、西側の方がいいのだとは言えないだろう。

言論が闊達で自由な表現が許されようと、その結果得られる行為は同じように残虐非道だ。

日米の意見広告は、単なるエクスキューズにとどまっている。

弾圧を受けながら命がけで活動している、ロシアの反戦勢力とは異なる。

彼らは、文字通り戦っているのだ・・・。

梅雨入り前の穏やかな日の朝、世界のどこかでは相変わらずドンパチやっている。

始まっちまったものは仕方ない。

しかし、いつかどこかで終わらせなければならないとしたら、無条件で直ちに行うのがよろしい。

先延ばししても、いいことは何もない。

そういう認識に立たなければ、大規模反転攻勢とか言って、いつまで経っても終わらない話が続くだけだ。

浮沈子のそういう中二的発想では、おそらく何も解決しないんだろう。

停戦に反対する勢力には、金も力もあるからな。

しかも、振りかざしているのは「正義」だ。

クソくらえ・・・。

力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なりと言われてきたが、国家の戦争は難しいな。

双方が正義をかざして力と力でぶつかり合っている。

国家に真の友人はいない。

あるのは国益だけだともいわれる。

これもまた、経験に裏打ちされた重い言葉だ。

莫大な援助を受け続けるウクライナは、その重みを受け止めきれるんだろうか・・・。

🐱減量ネタ:腹囲79cm:思い切り息を吸ってえ2023年06月01日 17:38

減量ネタ:腹囲79cm:思い切り息を吸ってえ


今日もせっせとフィットネス通い。

帰宅後に計量したら、昨日と同じ63.8kgだった。

今朝は64kg台に戻っていたから、再び63kg台になったわけだ。

もちろん、直後に爆食爆睡だから、当然、元の木阿弥・・・。

昨年の最低体重である62.1kgに近づいてきたこともあり、そういえば腹囲を測ってみようと巻き尺(サイドマウントのタンクバンドの位置決めに使うので、短いヤツを買ってある)を取り出してきて早速醜い腹に当ててみる。

まあ、まだ、シックスパックというよりは3段腹といった方が近い。

おっと、80cmを切ってるじゃねーの!?。

メジャーの裏側には色分けがしてあって、60cmから80cmは青になっている(色には、特に理由はないようです)。

0-60:ピンク
60-80:青
80-100:黄色
100-120:緑
(以下略)

60cmまでは同じ色ということは、腹囲の計測を意識した色分けに決まっている(未確認)。

まあいい。

正確に何センチか見ようと思って裏返したら、腹筋が緩んで80cmを超えてしまった(そんなあ!)。

ビミョーな腹囲なわけだ。

やれやれ・・・。

一応、思い切り息を吸って測り直したら79cmくらいだった。

腹囲の正確な測り方じゃないけど。

(腹囲の計測)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/pdf/03-d-37-sankou01.pdf

「„ 腹囲は、力を抜いて立った状態でへその高さで測定してください。
(測られる方は、両足をそろえ、両腕はからだの横に自然に下げ、おなかに力が入らないようにしてください。)
„ 測定者は、測られる方の正面に立ち、巻き尺を腹部に直接あててください。(洗濯ばさみ等で服を巻きあげると良いです。)
„ 巻尺が水平にきちんと巻かれているかを確認し、普通の呼吸で息をはいた終わりに、目盛りを読み取ってください。
„ なお、できるだけ飲食後2時間経過した後に測定をしてください。
※正確な計測を行うため、下着などは着用せずに、直接腹部を計測してください。」

この手順に従うと、一人では計測できないことになるからな。

洗濯ばさみも必要だ(まあ、上を脱げばいいんですが)。

「普通の呼吸で息をはいた終わりに、目盛りを読み取ってください。」(再掲)

それで測り直すと、83cmとなった。

うーん、糠喜びに終わったな・・・。

それでも、とりあえずは男性の正常値に収まっている。

(身長・体重(BMI)・腹囲測定)
https://www.zai-kkc.or.jp/doc/glossary02/somatometry20180403.pdf

「男性は85cm未満、女性は90cm未満が正常とされています。」

身長やら体形、筋肉の付き具合もまちまちなのに、一律パーで決められるものなんだろうか?。

内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の指標の一つとして導入された腹囲だが、最近はBMIと共に、あまり言われなくなったようだ。

隠れ肥満が、健康的にふくよかな方より称揚される風潮を生み出しかねないからな。

動脈硬化の原因とされる内臓脂肪の蓄積を、外形的に測る簡便な方法として使われたんだろうが、少し乱暴すぎる気もする。

(腹囲は科学的根拠に乏しい)
https://www.sakai-iin.com/article/13632875.html

「メタボの診断は現在、腹囲(男性85センチ以上、女性90センチ以上)が必須条件で、腹囲が基準を下回ると、原則として保健指導の対象にならない。」

浮沈子は、れっきとした高血圧&2型糖尿病で、両者とも投薬治療の対象だが、腹囲だけを見ればメタボとは診断されないことになる。

「腹囲が基準値未満でも、血圧、血糖、血中脂質の検査値の異常が重なると、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を発症しやすくなる」(脳卒中:脳の血管が詰まったり破れたりする)

プツンと来たり、ウウーッとなったりするわけだな。

「腹囲は有効な指標だが、高血圧などのリスクが重なれば、太っていなくても、脳卒中などを発症しやすくなる。従来のメタボの枠組みに加え、やせた人の対策も強化する必要がある」

「少なくとも腹囲は一つの基準として、必須条件から外れることとなると思います。」

内臓脂肪の蓄積は、加齢に伴う自然な現象の一つだ。

筋肉や循環機能の衰えに伴う運動能力の減少で、自らの内臓を守ることが困難になった老いた個体が、内臓を守るために脂肪という盾を纏うわけだな。

メタボになることが、まるで犯罪者のように扱われるのは不愉快極まりないが、そもそも動物であるヒトは、本来の生物学的寿命より長生きし過ぎているからな。

(人間の本来の寿命は38歳。DNA解析による脊椎動物の寿命推定(オーストラリア研究))
https://karapaia.com/archives/52285644.html

「ここ数年、「DNAメチル化」というDNAの特殊な変化を利用することで、動物の年齢を推定する”DNAタイマー”が開発されてきた。」

「DNAの解析結果によれば、我々人間の”自然”な寿命は38年であるという。」

「だが、医学の進歩とライフスタイルの向上のおかげで、我々は今回唯一の例外として、それより倍以上も生きることができるのだそうだ。」

浮沈子は、もう、27年以上、自然な寿命より長生きさせていただいている。

腹囲の測定が非科学的だとか文句を垂れずに、素直に減量を続けよう。

気のせいか、最近、パンツが緩くなった気がする。

サイズを変えなければならないかもしれない(単に、ゴムがへたっただけじゃね?)。

まあ、どうでもいいんですが。

AI全盛のご時世だから、将来の人類はその恩恵を受けることができるようになるのかもしれない。

しかし、いくら寿命が延びたとしても、その延長された人生を如何に生きるかということが重要だな。

パンツのひもを替えるのもよし、パンツのサイズを替えるのもよし(そういうことかあ?)。

浮沈子は、生きるために生きる。

それが仕事だ。

それで十分だし、結構大変なことでもある。

まずは、手始めに爆食のネタでも買いに行こうかな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーーー

(ダイエットをする時は「急激な減量」と「緩やかな減量」のどちらが良いのか?)
https://gigazine.net/news/20230531-weight-loss-slow-or-fast/

「リバウンドを避け健康的なダイエットに取り組む際には、急激な減量ではなく緩やかな減量を行うべき」

まあ、当たり前過ぎてつまらんな・・・。

「「緩やかな減量」の定義は、週に500g~1kgの減量だとされています。一方で「急激な減量」の定義は週に1kg以上の減量を数週間にわたって続けること」

浮沈子の今回の減量は、8週間で6kg程度だから「緩やかな減量」の部類だろう。

減量は、目標体重に達してからが勝負だ・・・。

「3年後、体重の推移を確認すると、急激な減量、緩やかな減量を行ったどちらのグループも約76%が実施前の体重に戻っていたことが明らかとなり、減量法に関わらず効果は持続しにくいことが判明」

やれやれ・・・。

「食事や運動、睡眠などのライフスタイルは一気に変えるのではなく、徐々に変えていって、一生続く健康的な習慣の形成を心掛ける」

そのとおりだな。

減量は、加齢に伴い、食事による栄養の吸収が十分行えなくなり、太りたくても太れなくなるまで続く。

まあ、ざっくり死ぬまで続くと思っていて間違いはない。

つーか、運動と栄養のバランスを適切にして、健康的な生活を続けることが真の減量なわけだ。

減量とは、体重を減らすことではない(言葉の意味としてはそうですけど)。

減らした体重を維持するために生活習慣を整えながら、天寿を全うするまで健やかに生き続けることに他ならない。

このブログの減量ネタは、死ぬまで続く・・・。

🐱スターシップフライトテスト2:夏に上がるわけないじゃん2023年06月02日 06:18

スターシップフライトテスト2:夏に上がるわけないじゃん


ペトルメレチンが、新たなネタを紹介している(下の方にある「現在の状況」5月31日を参照)。

(2回目のStarship統合飛行)
https://www.elonx.cz/druhy-integrovany-let-starship/

「2023/05/31 23:45 ピーター・メレチン:

最近スペースX発表された、スターシップS25とスーパーヘビーB9プロトタイプがこのミッションで飛行するとのこと。」

「イーロン・マスクも同時に述べました、発射台の修理とアップグレードは6月末頃に完了し、プロトタイプのテストは翌月にかかる予定です。」

「したがって、打ち上げは早くても夏に行われることになるが、それはSpaceXがFAAから新たな打ち上げ許可をいつ受け取るかにも依存する。」

「同氏は現在、最初の試験飛行に関する標準的な調査を行っており、スペースX社が新たな許可を取得する前に、例えばロケットの破壊システムを変更する必要があることはすでにわかっている。」

「同時に彼女も現れた環境団体による訴訟、これは 2 回目の開始日にも影響する可能性があります。」

環境団体の訴訟は、飛行を許可したFAAに対して起こされている。

ペトルメレチンはこの夏の打ち上げに希望を繋いでいるようだが、まあ、誰がどう考えてもその目はないだろう。

年内にはムリポで、早くて来年、数年先になったとしても浮沈子は驚かない。

ラプター2の完成度が低過ぎることと、自爆システムのみならず、機体制御にも問題を抱えている(異常を来したラプター2を、システム上特定できなかったわけだからな:モニターとの食い違いあったしな)。

地上施設も壊滅的被害を受けているわけで、次回もB9からの噴射による穴掘りで、巨大クレーターの生成は必至だ(そうなのかあ?)。

周辺への被害の規模と範囲は不明だけど、広範囲に半端ない影響があろうことは想像に難くない。

それ以外にも対策が必要な事象は山ほどあるだろうしな。

ラプター2エンジンについては、このブログでもさんざん指摘したので今更だが、全基同時点火試験もクリアせずに本番に臨んだ暴挙の落とし前はキッチリつけないとな。

36基くらい同時点火させる必要がある(33基しかないけど・・・)。

まあいい。

しかし、ほかのことはともかく、ラプター2の信頼性を上げない限り、何百回試験発射を繰り返したところで同じ結果に終わる。

軌道飛行なんて、とてもとても・・・。

S25を予定高度64kmで分離させることもできない。

ただ上がればいいだけじゃなくて、それなりの加速が付いていなければ、2段目を軌道に送ることはできない。

イーロンマスクは、エンジン間の遮蔽を十分に行い、一つのエンジンの影響が他に及ばないことが重要と言っていたけど(以前のイーロンXの記事)、問題の本質はよたよたと39kmまで上昇する間に最大8基ものエンジンが次々とトラブルに見舞われた点だ。

確かに、その中の1基か2基は、隣のエンジンのトラブルをもらっちまったかもしれないけど、メジャーなトラブルではない。

ジンバルの首振りを電動化して改良したB9にしても、それは同じだ。

確認しておこう。

今年の夏に2度目の打ち上げはない。

最大の理由は、エンジンの信頼性。

劇的な改良が行われない限り(ラプター3になるとか)、同じことが繰り返されることになるのは避けられないだろう。

もしかすると、発射台での爆発さえないとは言えない。

今のところ、前回が幸運なだけだったことを否定できないからな。

傾いて発射した向きが悪ければ、発射塔を引っ掛けて引きずり倒すか、それに絡んだまま地面にたたきつけられて木っ端微塵になっていたかもしれない。

発射直後に故障したエンジンが、運よく発射塔側になかっただけの話だ(未確認)。

まあいい。

悲惨な結果に終わった1回目の発射試験だったが、やってみなければ分からないことはある。

機体の強度は、予想外に高かったし、次々とぶっ壊れたことを除けばエンジンの水力もそれなりに出ていた。

ちゃんと開発を続けて、順調に進めることが出来れば、10年以内には何とかなりそうな感じはある。

S社の場合は、他とは開発手法が異なるからな。

H3であんなことになったら、いつ完成するかというより、即座に開発打ち切りだろう。

組織自体の存続も危うい(そうなのかあ?)。

実際、我が国が開発を進めていたGXロケットは、原因こそ異なれ、中止、開発主体の解散を余儀なくされている。

(GXロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GX%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

「計画の遅れに伴う開発費の高騰と需要の低迷のため、2009年にロケット本体の開発中止が決定」

「推進系はロケット本体の中止後も独立して開発が続けられている。」

「2010年4月1日付でギャラクシーエクスプレスは解散」

まあ、どうでもいいんですが。

「燃料には、精製され割高な液体メタンではなく、価格の安いLNG(アラスカ産)を採用した。」

ものになっていれば、メタン系燃料を使用した初のロケットエンジンになっていただろうが、その栄誉は消えた。

「LE-8エンジンには再着火機能、スロットリング機能は無い。」

今振り返ると、中途半端な感じがしないでもない。

このエンジンの技術は、ISTのゼロに生かされる模様だ。

(ZERO (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/ZERO_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)

「燃料にはLNGを採用」

「エンジンはガスジェネレーターサイクルを用いたピントル型エンジンである。冷却方式は再生冷却方式を採用する」(ガスジェネレーターサイクル:ガス発生器サイクル)

あと10年くらいすれば、こちらも上がる可能性はある。

一寸先は闇の宇宙開発。

この夏は、大人しくラプター2の改良に専念していた方がいいと思うんだがな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロケットレポート:スペースXがスターベースを推進、北朝鮮の打ち上げ失敗)
https://arstechnica.com/space/2023/06/rocket-report-spacex-pushing-ahead-on-starbase-north-korea-launch-failure/

「SpaceX は Starbase を強力に推進しています。」

「発射場の作業には、水冷鋼製フレームプレートの追加、ブースター 7 の発射によって掘られたクレーターを埋めるために必要な修理、軌道発射台と推進剤タンクのアップグレードが含まれています。」

「発射場とロケットの準備はおそらく2か月ほどで完了するでしょう。」

「より大きな問題は規制です」

「FAAはスターシップの運航停止システムによる措置の遅れも調査している。それで秋になるのかな?」

引用されている記事では、環境問題の訴訟が提起された場合、数年の遅れという表現も見られる。

(軌道指数
第220号 | 2023 年 5 月 31 日)
https://orbitalindex.com/archive/2023-05-31-Issue-220/

「SpaceXはStarbaseでの取り組みを続けています。」

「FAAが発射場の環境への影響を遡って再評価することを余儀なくされた場合、数年の遅れの可能性を考慮すると。」

浮沈子的には、誰も、ラプター2エンジンの完成度を問題にしていない点が不満だ。

近所の住民を含めたメキシコ湾沿岸の野生生物(住民が野性的かどうかは知りませんが)がどうなろうと、浮沈子の知ったことではないけどな(そんなあ!)。

「スペースXは夏の終わりまでにもう一度打ち上げを行うことをしっかりと目標にしています。」

・水冷鋼製火炎板の設置
・ブースター 7 の打ち上げによって掘られたDIY 火炎溝/クレーターを埋めるために必要な修理
・軌道発射台と推進剤タンクのアップグレード

タンクが損傷したという話は聞かないが、打ち上げが一度見送られた際に、多くのタンクローリーによって推進剤が補充されたのは記憶に新しい。

少なくとも、数回の打ち上げ延期に耐えられる容量の燃料を貯蔵できなければ話にならないだろう。

「打ち上げはさらに 1 か月のパッドの修理とアップグレードの後に​​行われ、その後さらに 1 か月の低温耐性試験とスピンプライム試験が行われることを確認」

アルスが、夏だ夏だと言っているのは、このあたりのスケジュールを意識しているからに違いない。

が、誰も注目していないスーパーヘビーブースターのエンジンだけは、相変わらず壊れ続けることになるだろうな。

サブスケールのプロトタイプ、第一世代から大幅に改良を受けたとされるエンジンは、打ち上げ直後から次々と壊れまくり、最大8基が正常燃焼を行えなくなるなど悲惨な状況に陥った。

油圧式のジンバル機構も大きく損傷したと言われる(B9では、電動首振りに変わるようです)。

まあ、電動式になったからと言って、問題が解決されるとは限らないし、当然、新たな問題を抱えることにもなりかねない。

壮大な打ち上げシーンの後、お約束の爆発炎上木っ端みじんを演出してくれたS社には足を向けて眠ることはできないけどな・・・。

🐱変異種:第9波:東京都5千人超2023年06月02日 07:42

変異種:第9波:東京都5千人超
変異種:第9波:東京都5千人超


(新型コロナ・季節性インフルエンザ リアルタイム流行・疫学情報)
https://moderna-epi-report.jp/

日々、遡って更新されるので、その時々で数字が変わるが、5月31日の東京都の推定感染者数は、5218人となっている(朝早いので、6月1日分は出ていません)。

また、全国の陽性率は26パーセントになった。

べらぼーめ・・・。

全国の感染者数の推計値は30859人となっているので、東京都の増加は先行している感じだ。

(東京都 新型コロナ定点把握感染者3.96人 前週比1.1倍)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230601/1000093206.html

「前の週の3.53人の1.12倍で、3週続けて増加傾向」

「「XBB」系統の変異ウイルスの割合が増えて、全体の9割」

やれやれ・・・。

内訳のデータは、リンクが張られた時点で追加する(<以下追加>参照)。

世間では、第9波なんて感心の埒外だが、浮沈子的には日々の行動を制御する重大なファクターの一つだ。

雨の日に、自転車こいでフィットネスに行くかどうかだな。

転倒のリスクも考慮しなければならない。

体重、腹時計、天候(気温含む)の3大要素に加えて、新型コロナの流行状況は、行動を規制する重要な要素だ。

昨夜はあまりよく眠れず、今朝も早く目が覚めている。

体調は万全とは言えない。

夜半から降り始めた雨は、明日昼過ぎまで降り続く見通しだ。

栄養を付けて自宅待機を決め込むか、逆張りしてフィットネスで気分転換を図るかだな。

新型コロナの流行状況は、自宅待機を促している(そうなのかあ?)。

今朝量った基礎体重は65.3kgで、昨日から1.5kg増加し、フィットネスを促している。

雨だしなあ・・・。

世の中が正常に回り始めると同時に、ヒトヒト感染する新型コロナの流行も正常に(!)増加し始めている。

実に、理に適った現象であって、そのことには何の不思議もない。

しかし、浮沈子的には釈然としないものがある。

ジジババにとっては、崖っぷちを目隠しされて歩かされているようなもんだ。

まあいい。

それが世間の選択だから、そういう状況の中で、人様の情けに縋って生きるよりほかに手がないからな。

3大行動規制要素の中で、腹時計だけは健全に時を刻んでいる(つーか、いつも昼時かあ?)。

いろいろと浮世の雑事もこなさなければならないからな。

用心しつつ、自転車こいで出かけよう。

台風2号は沖縄で大暴れ。

通り過ぎるまでは、雨はやみそうもない(影響は間接的)。

八丈島辺りを東進して抜けていくようだ。

荒れた週末になりそうだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ゲノム解析結果の推移(週別))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu050601.pdf

(ゲノム解析結果XBB.1.16令和5年6月1日))
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu050602.pdf

今回の集計で気を付けなければならないのは、先週まで(5月7日まで)と異なり、サンプル数が激減しているという点だな。

・4/3-4/9:454
・4/10-4/16:484
・4/17-4/23:530
・4/24-4/30:553
・5/1-5/7:450
・5/8-5/14:100

一気に4分の1とか5分の1以下になっている。

実数では、計上されていないBA,5とかも、まだ生き残っている可能性はあるけど、グラフからは消えている。

増加に陰りが見えているXBB.1.16にしても(割合では減少に転じているように見えますが)、実際のところはどうなのかはいささか疑問だ。

先週までとの単純な比較は控えたいところだ。

が、いずれにしても、XBB亜系統の感染が引き続き続いていることは間違いない。

ワクチンや罹患で獲得した免疫を回避して感染する能力が高いわけだから、当然と言えば当然の話だ。

未確認だけど、繰り返しXBB亜系統に罹患することもあるに違いない。

ブログ本文で触れたとおり、東京都の1日の新規感染者数(推定値)は、昨日現在で5000人を上回っている。

大流行だなあ・・・。

もちろん、2万人を超えた第7波とかには及ばないけど、オミクロン以前の変異種で5千人を超えたことはない。

台風シーズンや梅雨入りなどで、人出は減少するかもしれないから、暫くは停滞する可能性もある(今日のフィットネスはガラガラでしたなあ・・・)。

来週以降の変異種の動向にも、引き続き注目だな・・・。

🐱スターライナー:安全は全てに優先する2023年06月03日 00:21

スターライナー:安全は全てに優先する


(ボーイング、スターライナーの打ち上げわずか数週間前に2つの重大な問題を発見)
https://arstechnica.com/space/2023/06/boeing-stands-down-from-starliner-launch-to-address-recently-found-problems/

「すでに赤字となっているスターライナー計画にボーイングが今後もコミットし続けるかどうかについて疑問が生じている。」

「ミッションを飛行させるコストは、ボーイング社がNASAに返済しなければならない資金よりも高額になる可能性」

「民間乗務員プログラムからの撤退について何らかの協議があったのか」

「それについては真剣な議論はしていない」

B社社内での検討については否定してないからな。

商売としては、早い時点での損切りこそ最善の策だ。

この話は、さすがに世界を驚かせたようで、我が国でも早速報じられている。

(ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」有人飛行試験延期 新たな問題が発覚)
https://sorae.info/space/20230601-cft-starliner.html

「CFTの新たな実施予定時期は明らかにされていません。」

年内の打ち上げは無理だろう。

今頃になって、こんな初歩的な話が出てくるということは、他にも何か隠れた瑕疵があって、次のCFTで明らかになったりして、実際のサービスインは無期限延期になる恐れもある。

6回の契約任務は、B社の意向に関わらず、実質的に履行不可能なのではないか。

(技術的な問題により、ボーイングのスターライナー乗組員カプセルにさらなる遅れが生じる)
https://spaceflightnow.com/2023/06/01/technical-snags-force-another-delay-for-boeings-starliner-crew-capsule/

「この技術的問題は何年も発見されずにいたが、ソフトウェアやバルブ、宇宙船のその他の部品に一連の問題が発生したため、すでに予定より何年も遅れていたボーイング社のスターライナー計画にさらなる挫折をもたらした。」

有人飛行試験の前に発見されたのは不幸中の幸いだったに違いない。

「重要なのは安全性が常に当社の最優先事項であるということだ」

「それは遅れを意味するので残念だと言う人もいるかもしれないが、チームは正しい選択をしていることを誇りに思っている」

あと7年くらい引っ張れば、ISSの寿命が尽きて、B社が上げようと思っても行き先がなくなるからな。

安全は、任務遂行の絶対条件だ。

B社は、かつて787のバッテリーの件で、旅客機を作る能力に問題があることを証明し、737Maxでは、多くの人命を犠牲にしてそのことを確認した。

今また、宇宙船を作る能力にも欠陥があることを示したわけで、安全な宇宙機を作ることはもはやできないだろう。

ブルーオリジンの下請けになって、HLSのドッキングシステム作りに専念しているのが丁度いいかもしれない。

最終製品としての宇宙船やそのシステムをインテグレートすることは、もはや不可能と言える(断定的!)。

NASAは未練たらたらだが、ここは潔く切って捨てるのがよろしい。

それが、NASAにとってもB社にとっても最良の選択に相違ない。

2社による冗長性を確保することはできなくなったわけだが、まあ、曲がりなりにもソユーズは飛んでいて、ISS絡みの国際協力は続いているようだからな。

冷却水が漏れたとしても、パラシュートがブチ切れたり、絶縁テープが火を噴くよりはマシだ(浮沈子は、構造的なエア漏れがあったと見ているけどな)。

まあいい。

少なくとも、年内の打ち上げは見送りになる公算が高い。

それだけではない。

ISSタクシーからのB社の撤退が視野に入ってきたということだ。

バルカンロケットの遅れのために、ULAの打ち上げはひっ迫している。

焼け石に水かもしれないが、B社のISSミッションがキャンセルされれば、多少は助かるに違いない(使いまわしがきかない2段目は別でしょうが)。

赤字まみれのスターライナーミッションには、ボーイングは積極的な投資をしないだろう。

今更なトラブルの発覚は、B社がNASAに送ったシグナルに相違ない。

早く切ってくれ!。

そうすれば、今後数十億ドルに及ぶ可能性がある追加支出を回避して、そのリソース(技術者も含めて)を、金になる軍事支出に回すことも可能だ。

おそらく、NASAも既に本気じゃないだろう。

OFT2から帰還した直後、残るCFTとB社に義務的に割り当てられた6回の飛行ミッション以外、全てのISSフライトをS社に発注した時点で、実態がどうなっているのかは把握されていたに違いないのだ。

スペースシャトルからISSの建造、SLSの開発に至る宇宙開発における華々しいB社の歴史は終わった。

アルスの以前の記事によれば、ULAからも撤退するようだしな。

浮沈子のこの妄想は、おそらく正鵠を得ているに違いない。

OFT、OFT2、CFTと回を重ねるごとに問題が噴き出す状況は、NASAとしても容認できないだろうしな。

こんなはずじゃなかった・・・。

その真の原因はどこにあるのか。

それは、米国の衰退そのものの象徴だ。

コストプラスの契約で回していた時には、それでも十分な見返りを得ることができたわけだからな。

金廻りが悪くなって、政府予算が確保できない状況の中で、以前と同じようなことをやろうとするなら、企業側にリスクを求める固定価格契約で節約するしかなくなってきたわけだ。

金をケチれば、品質は落ちる。

例外はいくらもあるだろうが、基本はそうなる。

我が国のH3も同じ流れに乗っているからな。

まあ、どうでもいいんですが。

技術も管理能力もなければ撤退するのが正解だ。

物理の神様は公平だからな。

B社のロゴが付いているからと言って、大目に見てくれたりはしない。

人命にかかわる事故が起こる前に発覚したことは幸いだ。

安全は全てに優先する。

その中には、ISSタクシーのミッションそのものも含まれているに相違ないのだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

エリックバーガーが続きの記事を書いている。

(スターライナーを飛ばし続けるために、ボーイングはいくつかの難しい選択をしなければならない)
https://arstechnica.com/space/2023/06/to-keep-starliner-flying-boeing-must-make-some-hard-choices/

「3 つのオプション」

・最初の選択肢:
現在の路線を堅持し、スターライナーに社内資金を投じてNASA宇宙飛行士のスニ・ウィリアムズ氏とブッチ・ウィルモア氏による試験飛行を完了し、NASAミッションの認定を取得すること

・2番目の選択肢:
ボーイングがスターライナーから撤退すること

・ボーイングにとって最後の選択肢:
スターライナーへの投資を倍増することだ。

結論は最初から出ているがな。

「残酷な現実は次のとおりです。スターライナーの長期的な将来を確保するために、危険な道を進んで自己投資することはボーイングの本性ではありません。」

しかし、では、とっとと退場することになるかといえば、そうとばかりは言えない。

「私たちはスターライナーの将来と、どのように前進していくかについて話し合ってきました」

「スターライナーの飛行を続けるには、どの打ち上げロケットを使用するかについていくつかの決定を下さなければなりません。一定の飛行速度に達したら、より多くの乗組員モジュールを構築する必要があります。これらが私たちが議論していることです」

再び、同じこと(民間有人宇宙飛行のコンペ)が起これば、B社は参加しないだろうか?。

そうとは限らない。

十分な収益が見込め、そのリソースを調達することが出来れば、再度のチャレンジがないとは言えない。

しかし、20年前とは世界は変わってしまったからな。

NASAは、B社がいなくても事業を継続できる見通しを得ている。

ULAについても同じことが言えるかもしれない。

米軍は、そのロケットに頼ることなく、宇宙に進軍することができるようになった。

それはいいことなんだろうか?。

浮沈子は、素直には喜べないのではないかという気がしてならない。

ロケット科学において、何か根本的な進歩があった記憶はない。

メカトロニクスで、多少、気が利いた運用ができるようになったかもしれないが、本質的なところで何が変わったというわけではないのだ。

つまり、リスクが増大して、その分効率が上がっただけだろう(そうなのかあ?)。

薄利多売になり、事業の継続性は高まったかもしれないが、そこから生まれるものは水平展開にとどまる。

物理の神様が、それに応じた貢物を要求するのは時間の問題かもしれないな・・・。