原子炉いろいろ ― 2016年08月14日 09:01
原子炉いろいろ
福一の事故以来、いや、それ以前から、原子力発電については、ろくでもない話が多い。
そもそも、核廃棄物の処分方法も決まっていないし、その費用が分からないのに、経済的な評価はできないはずだが、コストが安いからと、建設を続けてきた。
おかしなことが多過ぎる。
そもそも、ウランを燃やして、プルトニウムに変え、それを燃やして更に燃えないウランを燃えるようにするという、おいしい話は、今や、どこかに行ってしまったようだ。
普通なら、それができないのであれば、貧弱な資源しかない原子力をこれ以上推し進めるようなことにならないと思うんだが、軽水炉に限った話にしても、新たな原発の開発は続いている。
人類は、この発電方法のとりこになっているのだ。
(第3世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC3%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第3世代は当初設計では60年の寿命であり、完全な分解点検と圧力容器の交換までの寿命は120年に延長できる。」
「安全装置としては多くが受動的な緊急炉心冷却システムを導入している。これらは多くが重力や原子炉の熱を利用して外的要因抜きに原子炉を冷やす装置であり、すべての冷却装置が故障した際に、72時間はこれらのエネルギーで炉心の冷却が図れるようになっている」
その後は、やっぱ、暴走するしかないわけだがな。
「緊急炉心冷却装置の全面に受動的な安全装置を利用する形式の原子炉は第3世代+と呼ばれる。」
「AP1000:
AP600の改良系。出力を増強している。2012年2月9日、アメリカ・ジョージア州ボーグル原子力発電所3号機および4号機への採用が決定し、アメリカ原子力委員会 (NRC) は原発の建設と運転を34年ぶりに認可した。同型はVCサマー原発2、3号機への採用も決まっている。」
米国も、とうとう、新規の原発を作ることにしたようだな。
まあ、だだっ広い国なので、核廃棄物は人気のない山の奥にでも捨ててくればいいのだ。
我が国では、そんなことはできないだろうから、やはり核廃棄物の管理が問題になる。
最近では、高速増殖炉の中で、長寿命の核種を燃やしたりして、なんとか量と管理時間を少なくしようという話もあるようだ。
もんじゅは、再稼働後は、高速増殖炉改め、高速廃棄物燃焼炉として稼働させるようだな。
その一方で、兵器級プルトニウムを生産する設備としても温存する・・・。
ちなみに、第1世代と第2世代の原子炉についても見ておく。
(第1世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「本格的な商業利用以前に作られた発電用の原子炉。」
「2015年に・・・全世界の第1世代原子炉は稼働を終了した。」
(第2世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC2%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第2世代という区分は第4世代原子炉の構想が導入された際に米国エネルギー省によって4つの世代のひとつとして示されたものである。第2世代炉は1990年代末までに設計された初期の商業用炉を意味している」
つまり、現在稼働しているほとんどの原子炉のことだ。
既に、第3世代の原子炉も導入されつつあるが、全体の中では少数派に留まっている。
「第3世代の原子炉:
・改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR):
ゼネラル・エレクトリックの設計した原子炉。1996年に日本で最初に導入された
柏崎刈羽原子力発電所(6・7号機)
浜岡原子力発電所(5号機)
志賀原子力発電所(2号機)
島根原子力発電所(3号機※建設中)
大間原子力発電所(1号機※建設中)
東通原子力発電所(東京電力)(1号機※建設中)」
「・改良型加圧水型軽水炉 (APWR):
三菱重工業の開発した加圧水型軽水炉の改良型。
コマンチェピーク原子力発電所
敦賀発電所 3号機・4号機」
「・CANDU6能力向上形 (EC6):稼働実績不明
カナダ原子力公社の開発したCANDU炉の後期系統。」
「・VVER-1000/392:稼働実績不明
VVERのAES91からAES92までで行われた様々な改良が加えられたもの。」
「・AP600:未採用
1998年にウェスチングハウス社がNRCの最終設計認可を受けた加圧水型軽水炉。EIAは「ウェスチングハウス社は、より大きいが、潜在的には若干経済的(単位発電量あたりのコストとして)なAP1000を前面に押し出して、AP600を売り込まなかった」としている。現在まで採用されていない。」
「・System80+(System80の改良型):未採用
コンバッション・エンジニアリング社の設計した原子炉。これは韓国で開発された第3世代+であるAPR1400の技術的基礎となっている。現在まで採用されていない。」
「・改良型加圧水型重水炉(AHWR):開発中
インド・バブハ原子力研究センター(英語版) (BARC) で開発中のトリウム燃料を燃やすための次世代型原子炉。」
どうも、稼働実績がないか、よくわからないものが多い。
浮沈子の調査不足だが、面倒くさいので、テキトーに済ませる。
問題は、第4世代にあるからだ。
(第4世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC4%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第4世代炉のうち次世代原子力炉と呼ばれている超高温ガス炉(VHTR)を除いて多くは一般的に2030年までの商業利用は不可能と考えられている。」
「原子炉形式:
1.1 熱中性子炉
1.1.1 超高温原子炉(Very-High-Temperature Reactor、VHTR)
冷却材:ヘリウム・溶融塩
減速材:黒鉛
燃料:ウラン
1.1.2 超臨界圧軽水冷却炉(Supercritical-water-cooled reactor、SCWR)
冷却材:超臨界状態の軽水
減速材:超臨界状態の軽水
燃料:ウラン?
熱中性子炉と、高速中性子炉の両方の設計が可能
1.1.3 溶融塩炉(Molten-salt reactor、MSR)
冷却材:溶融塩
減速材:黒鉛
燃料:さまざま」
「1.2 高速炉
1.2.1 ガス冷却高速炉(Gas-cooled fast reactor、GFR)
冷却材:ヘリウム・二酸化炭素
減速材:なし
燃料:ウラン・トリウム
1.2.2 ナトリウム冷却高速炉(Sodium-cooled fast reactor、SFR)
冷却材:液体金属ナトリウム
減速材:なし
燃料:ウラン?・超ウラン同位体
1.2.3 鉛冷却高速炉(Lead-cooled fast reactor、LFR)
冷却材:液体の鉛や、鉛とビスマスの合金
減速材:なし
燃料:ウラン?」
高温にするということと、高速中性子を使うということなわけだ。
「利点:
・核廃棄物の必要保管期間について、千年紀単位から数十年単位に大幅短縮可能
・同量の核燃料で100-300倍以上エネルギーを生む(ホントかよ?)
・既存の核廃棄物のエネルギー生産中での消費能力(←意味不明・・・)
・改良された運用安全性」
「欠点:
すべての新型炉の技術は創始期の原子炉運用者の経験が少ない場合に危険性がより大きいこと(←意味不明・・・)」
構造や原理的な問題点は、欠点ではないらしい。
工学的には、炉や配管の材料、廃炉などの際の放射化、燃料体の設計、様々な問題点があるんだろうな。
我が国は、経済的に燃料となる資源は少ない。
石炭は採れたが、安い輸入炭に押されて、ついに撤退した。
ウランだって、自前では採れない。
だから、少ししかない燃料を、何十倍にもできる高速増殖炉の実用化と、再処理燃料の活用に賭けてきた。
福一の事故で、その夢は破れ、一度は原子力の平和利用の灯も消えかけた。
もう、やめちまいましょうよ・・・。
ドイツは、やめることにしたようだが、フランスはそうはいかないだろう。
英国でも開発は続いている。
米国やロシア、中国、インドなどでも、新しい原発は作り続けられている。
結局、我が国でも、原発の開発は継続していくことになったようだ。
しかし、今のままの流れでいいのかどうか、つまり、何かあったら水掛けて冷やし続けなければならず、その水が無くなればメルトダウンし、放射能をまき散らすような原発でいいのか。
第3世代原子炉は、相対的には安全性が高まっているのかもしれないが、もっと、抜本的な方策ってないのか。
冷やさなくてもいい、メルトダウンしない、放射能を漏らさない、そんな都合のいい原発はできないのか。
そもそも、なんで軽水炉が商用原発として普及してしまったんだろうか。
こんな記事があって、浮沈子は興味を持った。
(トリウム熔融塩炉は未来の原発か?)
http://wired.jp/2012/05/03/thorium/
「「トリウムーウラン・サイクル」ですと、処理の問題も、核拡散の問題も解決できる」
そんな美味しい話があるなら、さっさと採用すればいいんじゃないのか。
「なぜ、これほどいいことずくめの技術が、日の目を見なかったのでしょう?」
「それが核兵器に使えないからですよ(笑)。」
笑ってる場合かよ・・・。
ワイヤードの特集記事は、ネットで読める。
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【1】 from 『WIRED』VOL.3)
http://wired.jp/2012/04/11/atomic-dream-01/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【2】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/18/atomic-dream-02/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【3】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/19/atomic-dream-03/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【4】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/20/atomic-dream-04/
浮沈子は、溶融塩炉が日の目を見なかったのは、原爆の原料、つまり、高純度のプルトニウムが生産できなかったからだと考える。
(これからの「原発」の話をしよう)
http://wired.jp/2012/03/22/atomic-dream-event-report/
「軽水炉は1946年にアルヴィン・ワインバーグという人が発明したものです。その後、アメリカはそれを世界中に売りたいと思うようになりました。」
「軽水炉は濃縮ウランが必要となりますが、ちょうどアメリカは原爆用のウラン濃縮工場をもっていました。軽水炉とその原爆用の工場で作った濃縮ウランをセットで売ることにより、世界中で原子力を使う国を、ある意味支配下におくことができると考えたわけです。」
「一方で、買う方としても、ウランの原発からはプルトニウムができるので、万が一のときにこれを原爆に使おうと目論んでいたのでしょう。」
「つまり、売る側と買う側の双方の政治的な意向が、ちょうど合致したことで、軽水炉がここまで普及することになったと考えています。」
うーん、平和利用と言いながら、やっぱ、動機が不純ということなわけだな。
我が国では、この溶融塩炉の研究炉というのはないようだ。
もう一つ、この間から調べている高温ガス炉というのもある。
大洗にある、HTTRという炉は、我が国における唯一の高温ガス炉だ。
それについては、こんな記事もあった。
(高温ガス炉の利点と問題点)
http://oceangreen.jp/kaisetsu-shuu/KouonGasRo-RitenMondaiten.html
「高温ガス炉の利点:
・自己安定性(核暴走しない)
・核分裂生成物の閉じ込め
・水素製造
・天然ウランやトリウムの利用
・負荷追従が可能」
「高温ガス炉の問題点:
・空気突入による火災
・核燃料の損傷
・大型化が難しい
・小型炉×多数
・水素製造の競争力」
やや、まとめ不足の感もあるが、浮沈子が懸念していた空気や水に弱いという点が指摘されている。
経歴を見ると、原子核物理の研究者で、原子炉工学の専門家ではないようだ。
高温ガス炉は、実用化に最も近いといわれる第4世代原子炉で、浮沈子は今月中には見学に行く予定だ(日程調整中)。
(日本の高温ガス炉開発)
http://oceangreen.jp/Arikata/140724-NihonKouonGasRo.html
よくまとまった記事で、参考になった(ちっとは、予習していかないとな)。
第4世代の原子炉は、今までの軽水炉とは異なる方向を模索している。
資源的に考えれば、トリウムを燃やせる炉の方が有望だな。
濃縮ウランを使う軽水炉で、高速増殖炉を運転してプルトニウムを作って燃やすというのは、先がないような気がしている。
それは、核拡散の問題もあるし、プルトニウムの蓄積の問題もある。
我が国は、ウラン・プルトニウム系にしがみついているようだが、もんじゅは既に「増殖」ということを言わなくなった。
単なる高速炉である。
核兵器の原料を作る炉としての活用も考えているかもしれない。
ここいらで、ウラン・プルトニウムの呪縛(米国の呪縛?)から逃れて、わが国独自の路線を模索していくのが正解なのではないのか。
まあ、無理だろうけどな。
どのみち、トリウムは、我が国でも採れない。
我が国が世界で生き残るためには、燃料を輸入し続けていくしかなく、核兵器で武装して脅したりしないで、高度な技術を提供して、仲良くしていくしかないのだ。
それが原発だというなら、それでもいい。
第4世代原発の開発を通して、世界のエネルギー問題の解決に貢献する。
まあ、国内は軽水炉しかなくても仕方ないけどな・・・。
福一の事故以来、いや、それ以前から、原子力発電については、ろくでもない話が多い。
そもそも、核廃棄物の処分方法も決まっていないし、その費用が分からないのに、経済的な評価はできないはずだが、コストが安いからと、建設を続けてきた。
おかしなことが多過ぎる。
そもそも、ウランを燃やして、プルトニウムに変え、それを燃やして更に燃えないウランを燃えるようにするという、おいしい話は、今や、どこかに行ってしまったようだ。
普通なら、それができないのであれば、貧弱な資源しかない原子力をこれ以上推し進めるようなことにならないと思うんだが、軽水炉に限った話にしても、新たな原発の開発は続いている。
人類は、この発電方法のとりこになっているのだ。
(第3世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC3%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第3世代は当初設計では60年の寿命であり、完全な分解点検と圧力容器の交換までの寿命は120年に延長できる。」
「安全装置としては多くが受動的な緊急炉心冷却システムを導入している。これらは多くが重力や原子炉の熱を利用して外的要因抜きに原子炉を冷やす装置であり、すべての冷却装置が故障した際に、72時間はこれらのエネルギーで炉心の冷却が図れるようになっている」
その後は、やっぱ、暴走するしかないわけだがな。
「緊急炉心冷却装置の全面に受動的な安全装置を利用する形式の原子炉は第3世代+と呼ばれる。」
「AP1000:
AP600の改良系。出力を増強している。2012年2月9日、アメリカ・ジョージア州ボーグル原子力発電所3号機および4号機への採用が決定し、アメリカ原子力委員会 (NRC) は原発の建設と運転を34年ぶりに認可した。同型はVCサマー原発2、3号機への採用も決まっている。」
米国も、とうとう、新規の原発を作ることにしたようだな。
まあ、だだっ広い国なので、核廃棄物は人気のない山の奥にでも捨ててくればいいのだ。
我が国では、そんなことはできないだろうから、やはり核廃棄物の管理が問題になる。
最近では、高速増殖炉の中で、長寿命の核種を燃やしたりして、なんとか量と管理時間を少なくしようという話もあるようだ。
もんじゅは、再稼働後は、高速増殖炉改め、高速廃棄物燃焼炉として稼働させるようだな。
その一方で、兵器級プルトニウムを生産する設備としても温存する・・・。
ちなみに、第1世代と第2世代の原子炉についても見ておく。
(第1世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「本格的な商業利用以前に作られた発電用の原子炉。」
「2015年に・・・全世界の第1世代原子炉は稼働を終了した。」
(第2世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC2%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第2世代という区分は第4世代原子炉の構想が導入された際に米国エネルギー省によって4つの世代のひとつとして示されたものである。第2世代炉は1990年代末までに設計された初期の商業用炉を意味している」
つまり、現在稼働しているほとんどの原子炉のことだ。
既に、第3世代の原子炉も導入されつつあるが、全体の中では少数派に留まっている。
「第3世代の原子炉:
・改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR):
ゼネラル・エレクトリックの設計した原子炉。1996年に日本で最初に導入された
柏崎刈羽原子力発電所(6・7号機)
浜岡原子力発電所(5号機)
志賀原子力発電所(2号機)
島根原子力発電所(3号機※建設中)
大間原子力発電所(1号機※建設中)
東通原子力発電所(東京電力)(1号機※建設中)」
「・改良型加圧水型軽水炉 (APWR):
三菱重工業の開発した加圧水型軽水炉の改良型。
コマンチェピーク原子力発電所
敦賀発電所 3号機・4号機」
「・CANDU6能力向上形 (EC6):稼働実績不明
カナダ原子力公社の開発したCANDU炉の後期系統。」
「・VVER-1000/392:稼働実績不明
VVERのAES91からAES92までで行われた様々な改良が加えられたもの。」
「・AP600:未採用
1998年にウェスチングハウス社がNRCの最終設計認可を受けた加圧水型軽水炉。EIAは「ウェスチングハウス社は、より大きいが、潜在的には若干経済的(単位発電量あたりのコストとして)なAP1000を前面に押し出して、AP600を売り込まなかった」としている。現在まで採用されていない。」
「・System80+(System80の改良型):未採用
コンバッション・エンジニアリング社の設計した原子炉。これは韓国で開発された第3世代+であるAPR1400の技術的基礎となっている。現在まで採用されていない。」
「・改良型加圧水型重水炉(AHWR):開発中
インド・バブハ原子力研究センター(英語版) (BARC) で開発中のトリウム燃料を燃やすための次世代型原子炉。」
どうも、稼働実績がないか、よくわからないものが多い。
浮沈子の調査不足だが、面倒くさいので、テキトーに済ませる。
問題は、第4世代にあるからだ。
(第4世代原子炉)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC4%E4%B8%96%E4%BB%A3%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89
「第4世代炉のうち次世代原子力炉と呼ばれている超高温ガス炉(VHTR)を除いて多くは一般的に2030年までの商業利用は不可能と考えられている。」
「原子炉形式:
1.1 熱中性子炉
1.1.1 超高温原子炉(Very-High-Temperature Reactor、VHTR)
冷却材:ヘリウム・溶融塩
減速材:黒鉛
燃料:ウラン
1.1.2 超臨界圧軽水冷却炉(Supercritical-water-cooled reactor、SCWR)
冷却材:超臨界状態の軽水
減速材:超臨界状態の軽水
燃料:ウラン?
熱中性子炉と、高速中性子炉の両方の設計が可能
1.1.3 溶融塩炉(Molten-salt reactor、MSR)
冷却材:溶融塩
減速材:黒鉛
燃料:さまざま」
「1.2 高速炉
1.2.1 ガス冷却高速炉(Gas-cooled fast reactor、GFR)
冷却材:ヘリウム・二酸化炭素
減速材:なし
燃料:ウラン・トリウム
1.2.2 ナトリウム冷却高速炉(Sodium-cooled fast reactor、SFR)
冷却材:液体金属ナトリウム
減速材:なし
燃料:ウラン?・超ウラン同位体
1.2.3 鉛冷却高速炉(Lead-cooled fast reactor、LFR)
冷却材:液体の鉛や、鉛とビスマスの合金
減速材:なし
燃料:ウラン?」
高温にするということと、高速中性子を使うということなわけだ。
「利点:
・核廃棄物の必要保管期間について、千年紀単位から数十年単位に大幅短縮可能
・同量の核燃料で100-300倍以上エネルギーを生む(ホントかよ?)
・既存の核廃棄物のエネルギー生産中での消費能力(←意味不明・・・)
・改良された運用安全性」
「欠点:
すべての新型炉の技術は創始期の原子炉運用者の経験が少ない場合に危険性がより大きいこと(←意味不明・・・)」
構造や原理的な問題点は、欠点ではないらしい。
工学的には、炉や配管の材料、廃炉などの際の放射化、燃料体の設計、様々な問題点があるんだろうな。
我が国は、経済的に燃料となる資源は少ない。
石炭は採れたが、安い輸入炭に押されて、ついに撤退した。
ウランだって、自前では採れない。
だから、少ししかない燃料を、何十倍にもできる高速増殖炉の実用化と、再処理燃料の活用に賭けてきた。
福一の事故で、その夢は破れ、一度は原子力の平和利用の灯も消えかけた。
もう、やめちまいましょうよ・・・。
ドイツは、やめることにしたようだが、フランスはそうはいかないだろう。
英国でも開発は続いている。
米国やロシア、中国、インドなどでも、新しい原発は作り続けられている。
結局、我が国でも、原発の開発は継続していくことになったようだ。
しかし、今のままの流れでいいのかどうか、つまり、何かあったら水掛けて冷やし続けなければならず、その水が無くなればメルトダウンし、放射能をまき散らすような原発でいいのか。
第3世代原子炉は、相対的には安全性が高まっているのかもしれないが、もっと、抜本的な方策ってないのか。
冷やさなくてもいい、メルトダウンしない、放射能を漏らさない、そんな都合のいい原発はできないのか。
そもそも、なんで軽水炉が商用原発として普及してしまったんだろうか。
こんな記事があって、浮沈子は興味を持った。
(トリウム熔融塩炉は未来の原発か?)
http://wired.jp/2012/05/03/thorium/
「「トリウムーウラン・サイクル」ですと、処理の問題も、核拡散の問題も解決できる」
そんな美味しい話があるなら、さっさと採用すればいいんじゃないのか。
「なぜ、これほどいいことずくめの技術が、日の目を見なかったのでしょう?」
「それが核兵器に使えないからですよ(笑)。」
笑ってる場合かよ・・・。
ワイヤードの特集記事は、ネットで読める。
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【1】 from 『WIRED』VOL.3)
http://wired.jp/2012/04/11/atomic-dream-01/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【2】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/18/atomic-dream-02/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【3】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/19/atomic-dream-03/
(ATOMIC DREAM ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語【4】 from 『WIRED』VOL. 3)
http://wired.jp/2012/04/20/atomic-dream-04/
浮沈子は、溶融塩炉が日の目を見なかったのは、原爆の原料、つまり、高純度のプルトニウムが生産できなかったからだと考える。
(これからの「原発」の話をしよう)
http://wired.jp/2012/03/22/atomic-dream-event-report/
「軽水炉は1946年にアルヴィン・ワインバーグという人が発明したものです。その後、アメリカはそれを世界中に売りたいと思うようになりました。」
「軽水炉は濃縮ウランが必要となりますが、ちょうどアメリカは原爆用のウラン濃縮工場をもっていました。軽水炉とその原爆用の工場で作った濃縮ウランをセットで売ることにより、世界中で原子力を使う国を、ある意味支配下におくことができると考えたわけです。」
「一方で、買う方としても、ウランの原発からはプルトニウムができるので、万が一のときにこれを原爆に使おうと目論んでいたのでしょう。」
「つまり、売る側と買う側の双方の政治的な意向が、ちょうど合致したことで、軽水炉がここまで普及することになったと考えています。」
うーん、平和利用と言いながら、やっぱ、動機が不純ということなわけだな。
我が国では、この溶融塩炉の研究炉というのはないようだ。
もう一つ、この間から調べている高温ガス炉というのもある。
大洗にある、HTTRという炉は、我が国における唯一の高温ガス炉だ。
それについては、こんな記事もあった。
(高温ガス炉の利点と問題点)
http://oceangreen.jp/kaisetsu-shuu/KouonGasRo-RitenMondaiten.html
「高温ガス炉の利点:
・自己安定性(核暴走しない)
・核分裂生成物の閉じ込め
・水素製造
・天然ウランやトリウムの利用
・負荷追従が可能」
「高温ガス炉の問題点:
・空気突入による火災
・核燃料の損傷
・大型化が難しい
・小型炉×多数
・水素製造の競争力」
やや、まとめ不足の感もあるが、浮沈子が懸念していた空気や水に弱いという点が指摘されている。
経歴を見ると、原子核物理の研究者で、原子炉工学の専門家ではないようだ。
高温ガス炉は、実用化に最も近いといわれる第4世代原子炉で、浮沈子は今月中には見学に行く予定だ(日程調整中)。
(日本の高温ガス炉開発)
http://oceangreen.jp/Arikata/140724-NihonKouonGasRo.html
よくまとまった記事で、参考になった(ちっとは、予習していかないとな)。
第4世代の原子炉は、今までの軽水炉とは異なる方向を模索している。
資源的に考えれば、トリウムを燃やせる炉の方が有望だな。
濃縮ウランを使う軽水炉で、高速増殖炉を運転してプルトニウムを作って燃やすというのは、先がないような気がしている。
それは、核拡散の問題もあるし、プルトニウムの蓄積の問題もある。
我が国は、ウラン・プルトニウム系にしがみついているようだが、もんじゅは既に「増殖」ということを言わなくなった。
単なる高速炉である。
核兵器の原料を作る炉としての活用も考えているかもしれない。
ここいらで、ウラン・プルトニウムの呪縛(米国の呪縛?)から逃れて、わが国独自の路線を模索していくのが正解なのではないのか。
まあ、無理だろうけどな。
どのみち、トリウムは、我が国でも採れない。
我が国が世界で生き残るためには、燃料を輸入し続けていくしかなく、核兵器で武装して脅したりしないで、高度な技術を提供して、仲良くしていくしかないのだ。
それが原発だというなら、それでもいい。
第4世代原発の開発を通して、世界のエネルギー問題の解決に貢献する。
まあ、国内は軽水炉しかなくても仕方ないけどな・・・。
断念 ― 2016年08月14日 14:19
断念
(核先制不使用宣言、困難か=有力閣僚や同盟国反対-米紙)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081300370&g=int
「実現の可能性は低くなった」
さて、各国が反対する中、オバマはどう出るんだろうか。
元より、核の傘に守られている(と信じている)同盟国の反対は、想定内ということだ。
国務長官や国防長官は立場上、反対せざるを得ないだろう。
WSJの見立て(関係者の見立て?)通り、可能性は低くなったんだろうか?。
浮沈子は、それは変わらないと思っている。
先制不使用宣言は、情緒的なものではなく、戦略的、政治的なものだ。
(先制不使用)
https://kotobank.jp/word/%E5%85%88%E5%88%B6%E4%B8%8D%E4%BD%BF%E7%94%A8-181421
「冷戦後のロシアは、通常戦力の低下などから先制不使用を採用していない、中国は先制不使用を宣言している。」
核兵器は、通常兵器の能力とセットで考えている節があるな。
「冷戦後も、通常兵器では撃破できない敵や生物・化学兵器による攻撃への報復などに、核使用を想定する考え方が根強い。」
確かに、抑止力を考えた時に、通常兵器だけで十分か、核兵器を使われてから報復措置として核攻撃を行うということで十分なのかは問題だな。
しかし、先制不使用には、相手国に対して、同様に先制不使用を促すという効果がある。
先に核爆弾落とされる心配がないのなら、別にこっちから先に落とすこともないはずだ。
すべての国が、先制不使用を宣言するということになれば、それは、核戦争の脅威が大きく遠のくことになる。
通常兵器を用いた戦争なら、どんどんやってくれ!(そうじゃないんじゃね?)。
まあいい。
ISの台頭を許した米国は、通常戦力も削減を進めている。
米国一国を守るためなら、それでもいいかもしれないし、核兵器を大量に保有する国として、使用について抑制的にふるまうことは重要だ。
しかし、世界は再び混とんに陥る。
中国は、やがて先制不使用宣言を撤回するだろうし、ロシアが再び先制不使用に戻る(=通常戦力を増強する)ことはあり得ない。
テクニカルな見地からは、どう考えても、米国の独り相撲になってしまい、世界平和に貢献するどころか、同盟国の不信を買い、米国民の不人気を買い、仮想敵国の政策には何の影響も及ぼさない可能性が高い・・・。
「核なき世界」は幻なのか。
圧倒的な通常戦力を持っている米国が、先制不使用宣言すらできない状況では、そう思わざるを得ない。
外交的には難しく、戦術的にも選択肢を狭める。
核兵器製造工場を核兵器で叩くという構想も、大幅に変更を迫られる。
核拡散を実力で阻止することが出来なくなる。
世界は核兵器で溢れ、米ソ2大核兵器保有国が対峙した、恐怖の均衡が世界中に蔓延することになる。
身の丈に合った軍隊を持ち、平和の果実を享受するというのは米国民の願いだ。
それを実現するためには、先制不使用宣言は、時期尚早なのかもしれない。
いや、むしろ、遅過ぎたのかも。
米国の先制不使用宣言は、確かに画期的だ。
実現すれば、世界は変わる。
それが、どんな世界になるかは、誰にもわからない。
核拡散が止まるのか、それとも加速するのか。
通常戦力の増大が始まるのか、世界的な緊張緩和が進むのか。
一寸先は闇だ。
オバマは、その闇の中に突き進もうとしている。
もう、周り中から、足引っ張られながら。
真の勇気を持つ者だけが、崖から飛ぶことが出来る。
何の成算もなく、無謀な試みに見えるのは、凡人の悲しさだな。
シンプルなパワーバランスが崩れて、複雑な緊張関係が前面に出てきて、その綾なす模様を読み解いていく膨大な作業が待っている。
失敗すれば、世界は闇の中に落ちる。
最早、人知の及ぶところではなくなる。
AIだけが、その複雑さを解き、平和を守ることが出来るのかもしれない。
そして、世界はグーグルが支配するのだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
だが、たとえそうなったところで、何が変わるわけではない。
先制不使用宣言をしたからと言って、核なき世界が訪れるわけではない。
それはむしろ、核兵器の存在を決定的にするかもしれないのだ。
しかも、先制不使用は、ただの口約束だし、その履行には何の保証もない(まあ、いろいろ手続きはするんでしょうが)。
検証もできないしな。
戦国時代ならば、同盟国間で人質を交換するようなものだ。
そっちの方が、まだ、実効がありそうだしな。
浮沈子は、それでも、オバマは先制不使用に踏み出すと思っている。
英国とフランスが反対というのは痛いけどな。
自前で核兵器を持っていてもなお、現在のバランスが崩れることには反対なわけだ。
切り札は、プーチンが持っているのかもしれない。
欧州が反対していることを米国がやってくれれば、自国の利益になるわけだからな。
ここで、すかさず助け船を出せば、ポイントゲットだ。
一緒になって、先制不使用宣言を出しましょうとか、欧州の通常戦力を削減してくれれば、協力しましょうとか。
さて、世界がどう変わるか、今、正念場になった。
ここで断念するくらいなら、初めから何もしなかったに違いない。
浮沈子が心配するのは、オバマが暗殺されやしないかということくらいだな。
物騒な国だしな・・・。
大統領選挙で、対立候補を暗殺しろとけしかけるくらいだしな。
(米大統領選
まさかクリントン氏暗殺促す? トランプ氏)
http://mainichi.jp/articles/20160810/k00/00e/030/231000c
「「銃所持者には(規制強化を)止める手段があるかもしれない」と語った。銃所持者にクリントン氏らへの何らかの「行動」を促した脅迫的な発言」
「それが恐ろしい日になるということは言っておく」
やっば・・・。
核兵器のスイッチを握るというのは、ライフルの引き金に手をかけるというのとは次元が違う。
早いとこ、先制不使用宣言しといたほうが無難だと思うんだがな・・・。
(核兵器使用発言に懸念=「トランプ離れ」の一因に—米大統領選:追加)
http://news.biglobe.ne.jp/international/0814/jj_160814_7683993673.html
「核兵器を持っているというのに、なぜ使えないのか」
「トランプ氏の陣営は事実ではないと否定」
「「核戦争の引き金を引くかもしれない」(シンクタンク関係者)という漠然とした不安が広がっている」
伝聞の話が、リアリティを持って受け止められるところが、トランプさんの真骨頂だな・・・。
(核先制不使用宣言、困難か=有力閣僚や同盟国反対-米紙)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081300370&g=int
「実現の可能性は低くなった」
さて、各国が反対する中、オバマはどう出るんだろうか。
元より、核の傘に守られている(と信じている)同盟国の反対は、想定内ということだ。
国務長官や国防長官は立場上、反対せざるを得ないだろう。
WSJの見立て(関係者の見立て?)通り、可能性は低くなったんだろうか?。
浮沈子は、それは変わらないと思っている。
先制不使用宣言は、情緒的なものではなく、戦略的、政治的なものだ。
(先制不使用)
https://kotobank.jp/word/%E5%85%88%E5%88%B6%E4%B8%8D%E4%BD%BF%E7%94%A8-181421
「冷戦後のロシアは、通常戦力の低下などから先制不使用を採用していない、中国は先制不使用を宣言している。」
核兵器は、通常兵器の能力とセットで考えている節があるな。
「冷戦後も、通常兵器では撃破できない敵や生物・化学兵器による攻撃への報復などに、核使用を想定する考え方が根強い。」
確かに、抑止力を考えた時に、通常兵器だけで十分か、核兵器を使われてから報復措置として核攻撃を行うということで十分なのかは問題だな。
しかし、先制不使用には、相手国に対して、同様に先制不使用を促すという効果がある。
先に核爆弾落とされる心配がないのなら、別にこっちから先に落とすこともないはずだ。
すべての国が、先制不使用を宣言するということになれば、それは、核戦争の脅威が大きく遠のくことになる。
通常兵器を用いた戦争なら、どんどんやってくれ!(そうじゃないんじゃね?)。
まあいい。
ISの台頭を許した米国は、通常戦力も削減を進めている。
米国一国を守るためなら、それでもいいかもしれないし、核兵器を大量に保有する国として、使用について抑制的にふるまうことは重要だ。
しかし、世界は再び混とんに陥る。
中国は、やがて先制不使用宣言を撤回するだろうし、ロシアが再び先制不使用に戻る(=通常戦力を増強する)ことはあり得ない。
テクニカルな見地からは、どう考えても、米国の独り相撲になってしまい、世界平和に貢献するどころか、同盟国の不信を買い、米国民の不人気を買い、仮想敵国の政策には何の影響も及ぼさない可能性が高い・・・。
「核なき世界」は幻なのか。
圧倒的な通常戦力を持っている米国が、先制不使用宣言すらできない状況では、そう思わざるを得ない。
外交的には難しく、戦術的にも選択肢を狭める。
核兵器製造工場を核兵器で叩くという構想も、大幅に変更を迫られる。
核拡散を実力で阻止することが出来なくなる。
世界は核兵器で溢れ、米ソ2大核兵器保有国が対峙した、恐怖の均衡が世界中に蔓延することになる。
身の丈に合った軍隊を持ち、平和の果実を享受するというのは米国民の願いだ。
それを実現するためには、先制不使用宣言は、時期尚早なのかもしれない。
いや、むしろ、遅過ぎたのかも。
米国の先制不使用宣言は、確かに画期的だ。
実現すれば、世界は変わる。
それが、どんな世界になるかは、誰にもわからない。
核拡散が止まるのか、それとも加速するのか。
通常戦力の増大が始まるのか、世界的な緊張緩和が進むのか。
一寸先は闇だ。
オバマは、その闇の中に突き進もうとしている。
もう、周り中から、足引っ張られながら。
真の勇気を持つ者だけが、崖から飛ぶことが出来る。
何の成算もなく、無謀な試みに見えるのは、凡人の悲しさだな。
シンプルなパワーバランスが崩れて、複雑な緊張関係が前面に出てきて、その綾なす模様を読み解いていく膨大な作業が待っている。
失敗すれば、世界は闇の中に落ちる。
最早、人知の及ぶところではなくなる。
AIだけが、その複雑さを解き、平和を守ることが出来るのかもしれない。
そして、世界はグーグルが支配するのだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
だが、たとえそうなったところで、何が変わるわけではない。
先制不使用宣言をしたからと言って、核なき世界が訪れるわけではない。
それはむしろ、核兵器の存在を決定的にするかもしれないのだ。
しかも、先制不使用は、ただの口約束だし、その履行には何の保証もない(まあ、いろいろ手続きはするんでしょうが)。
検証もできないしな。
戦国時代ならば、同盟国間で人質を交換するようなものだ。
そっちの方が、まだ、実効がありそうだしな。
浮沈子は、それでも、オバマは先制不使用に踏み出すと思っている。
英国とフランスが反対というのは痛いけどな。
自前で核兵器を持っていてもなお、現在のバランスが崩れることには反対なわけだ。
切り札は、プーチンが持っているのかもしれない。
欧州が反対していることを米国がやってくれれば、自国の利益になるわけだからな。
ここで、すかさず助け船を出せば、ポイントゲットだ。
一緒になって、先制不使用宣言を出しましょうとか、欧州の通常戦力を削減してくれれば、協力しましょうとか。
さて、世界がどう変わるか、今、正念場になった。
ここで断念するくらいなら、初めから何もしなかったに違いない。
浮沈子が心配するのは、オバマが暗殺されやしないかということくらいだな。
物騒な国だしな・・・。
大統領選挙で、対立候補を暗殺しろとけしかけるくらいだしな。
(米大統領選
まさかクリントン氏暗殺促す? トランプ氏)
http://mainichi.jp/articles/20160810/k00/00e/030/231000c
「「銃所持者には(規制強化を)止める手段があるかもしれない」と語った。銃所持者にクリントン氏らへの何らかの「行動」を促した脅迫的な発言」
「それが恐ろしい日になるということは言っておく」
やっば・・・。
核兵器のスイッチを握るというのは、ライフルの引き金に手をかけるというのとは次元が違う。
早いとこ、先制不使用宣言しといたほうが無難だと思うんだがな・・・。
(核兵器使用発言に懸念=「トランプ離れ」の一因に—米大統領選:追加)
http://news.biglobe.ne.jp/international/0814/jj_160814_7683993673.html
「核兵器を持っているというのに、なぜ使えないのか」
「トランプ氏の陣営は事実ではないと否定」
「「核戦争の引き金を引くかもしれない」(シンクタンク関係者)という漠然とした不安が広がっている」
伝聞の話が、リアリティを持って受け止められるところが、トランプさんの真骨頂だな・・・。
月軌道ステーション ― 2016年08月14日 16:49

月軌道ステーション
宇宙開発も民営化の時代だ。
(NASA、民間6社と次世代宇宙基地開発へ)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160813-OYT1T50056.html
「2020年代に月の周辺に建設する次世代の宇宙ステーション計画に向け、共同開発を行う民間企業6社を発表した。」
(月軌道に新宇宙基地 NASA構想、日本も検討)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H58_U5A021C1000000/
「30年代に実現を目指す火星有人探査の中継点とする狙い。」
「20年代初めに無人探査機で小惑星の岩石を採取し、月軌道に投入。その後、次世代宇宙船オリオンに乗った飛行士2人が訪れて岩石組成を調べる。さらに大型ロケットで必要な資材を運び、順次ドッキングさせて規模を拡張。20年代終わりには数人が長期滞在できる居住空間をつくる。」
月軌道といっても、L2(ラグランジュ点2:月の裏側)で、地球から見えないところで、なにやらこそこそやろうということらしい。
月面は、中国にくれてやる腹だ(そうなのかあ?)。
民間企業には、ISSを払い下げしたり、小惑星の資源をくれてやったりして、インセンティブを引き出すのかもしれない。
大規模な軌道工場を建設して、工場廃棄物は月面に落とすわけだな。
中国は、米国の宇宙ステーションの糞に塗れることになる(そ、そうなのかあぁ?)。
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参加の可否について検討を始めた。」
例によって、浮沈子の立場は明快だ。
有人宇宙探査なんて、止めた方がいい。
何の役にも立たないどころか、有害ですらある。
未来ある子供たちの夢を、宇宙探査などという与太話に向けるというのは罪な話だ。
この地球上でさえ、うまく運営できない話を、どうして宇宙にまで持ち込まなければならないのか。
コストベネフィットを考えても、割に合わないことは明白だ。
L2を選定した理由は、軌道維持に必要なエネルギーが小さいこと、地球からの支援が及ばないこと(メリットなのかあ?)、火星飛行への基地として使用できること。
どう考えても胡散臭いな。
宇宙放射線浴びたり、無重力で骨ボロボロ、筋肉ヨレヨレになって、碌な成果も上げられずに、ヘロヘロになって地球に帰還する(出来るのかあ?)。
月軌道は、地球低軌道に比べて、とてつもなく遠い。
火星は、その遥か先だ。
浮沈子は、地球低軌道が、人類が自ら立ち至ることのできる宇宙空間の限界だと思っている。
その先は、禁断の地だ。
そこには、きっと、自由の女神像があったり(猿の惑星)、磁気異常が発見されて、掘ってみたらモノリスが埋まってたりするに決まってるのだ。
月軌道の宇宙ステーションなんて、止めといた方がいい。
少なくとも、我が国が手を出す話じゃない。
月面探査も、無人で沢山だし、火星や小惑星帯、木星軌道も、もちろんロボットで行う。
月面からサンプルリターンしても面白くはないだろうが、木星圏からサンプルリターンできれば快挙だな。
そこに、未知の生命体がいたりして、地球が汚染されて危機的状況になるかもしれないけどな。
そんなことにならないように、月面に無人ラボ作っておいて、そこで分析したりするってのはアリかも知れない。
ロボットといっても、人型である必要はない。
キュリオシティみたいな6輪車でもいいし、動かなくてもいいかもしれない。
月は、そういう活用方法がいい。
人間が行かなくてはならない必然性はない。
地球上の人口だって、これから数十年後には減少に転じる。
宇宙空間に人類が進出しなければならない理由は、益々無くなる。
人類の遺伝子プールを維持するのに、最適の手段は、地球に留まることだろう。
50億年後には、それも終わる(隕石とか食らえば、もっと早いかもしれませんが)。
それを逃れたところで、他の恒星系に行けるわけではない。
仮に、恒星系を渡り歩いて生き永らえたとしても、膨張する宇宙の中で、やがては滅びる運命にある。
ただ、最近は、こんな風に思うこともある。
それが、生命の本質なのかもしれない。
結局、死に絶えることが分かっていても、ジタバタせずにはいられない。
それが、人類というものなのだと。
何億年か経てば、宇宙放射線や無重力に耐える肉体に進化するかもしれないしな(やっぱ、ゴキブリとのハイブリッド?)。
浮沈子は、そういうSFチックな話はどうでもいい。
どう思おうが、人類の宇宙進出は止まらないだろう。
しかし、時間を掛けて、慎重に行うに越したことはない。
そこは、人類が生存することが出来ない死の世界だ。
月の裏側のL2から、地球に帰還するのは難しいだろう。
月軌道ステーションで事故があれば、巨大な棺桶が一つ出来ることになる。
人が作りしものに、完全なものはないし、人間は過ちを犯す。
まあ、その頃は、AIが運用しているだろうがな・・・。
宇宙開発も民営化の時代だ。
(NASA、民間6社と次世代宇宙基地開発へ)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160813-OYT1T50056.html
「2020年代に月の周辺に建設する次世代の宇宙ステーション計画に向け、共同開発を行う民間企業6社を発表した。」
(月軌道に新宇宙基地 NASA構想、日本も検討)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H58_U5A021C1000000/
「30年代に実現を目指す火星有人探査の中継点とする狙い。」
「20年代初めに無人探査機で小惑星の岩石を採取し、月軌道に投入。その後、次世代宇宙船オリオンに乗った飛行士2人が訪れて岩石組成を調べる。さらに大型ロケットで必要な資材を運び、順次ドッキングさせて規模を拡張。20年代終わりには数人が長期滞在できる居住空間をつくる。」
月軌道といっても、L2(ラグランジュ点2:月の裏側)で、地球から見えないところで、なにやらこそこそやろうということらしい。
月面は、中国にくれてやる腹だ(そうなのかあ?)。
民間企業には、ISSを払い下げしたり、小惑星の資源をくれてやったりして、インセンティブを引き出すのかもしれない。
大規模な軌道工場を建設して、工場廃棄物は月面に落とすわけだな。
中国は、米国の宇宙ステーションの糞に塗れることになる(そ、そうなのかあぁ?)。
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参加の可否について検討を始めた。」
例によって、浮沈子の立場は明快だ。
有人宇宙探査なんて、止めた方がいい。
何の役にも立たないどころか、有害ですらある。
未来ある子供たちの夢を、宇宙探査などという与太話に向けるというのは罪な話だ。
この地球上でさえ、うまく運営できない話を、どうして宇宙にまで持ち込まなければならないのか。
コストベネフィットを考えても、割に合わないことは明白だ。
L2を選定した理由は、軌道維持に必要なエネルギーが小さいこと、地球からの支援が及ばないこと(メリットなのかあ?)、火星飛行への基地として使用できること。
どう考えても胡散臭いな。
宇宙放射線浴びたり、無重力で骨ボロボロ、筋肉ヨレヨレになって、碌な成果も上げられずに、ヘロヘロになって地球に帰還する(出来るのかあ?)。
月軌道は、地球低軌道に比べて、とてつもなく遠い。
火星は、その遥か先だ。
浮沈子は、地球低軌道が、人類が自ら立ち至ることのできる宇宙空間の限界だと思っている。
その先は、禁断の地だ。
そこには、きっと、自由の女神像があったり(猿の惑星)、磁気異常が発見されて、掘ってみたらモノリスが埋まってたりするに決まってるのだ。
月軌道の宇宙ステーションなんて、止めといた方がいい。
少なくとも、我が国が手を出す話じゃない。
月面探査も、無人で沢山だし、火星や小惑星帯、木星軌道も、もちろんロボットで行う。
月面からサンプルリターンしても面白くはないだろうが、木星圏からサンプルリターンできれば快挙だな。
そこに、未知の生命体がいたりして、地球が汚染されて危機的状況になるかもしれないけどな。
そんなことにならないように、月面に無人ラボ作っておいて、そこで分析したりするってのはアリかも知れない。
ロボットといっても、人型である必要はない。
キュリオシティみたいな6輪車でもいいし、動かなくてもいいかもしれない。
月は、そういう活用方法がいい。
人間が行かなくてはならない必然性はない。
地球上の人口だって、これから数十年後には減少に転じる。
宇宙空間に人類が進出しなければならない理由は、益々無くなる。
人類の遺伝子プールを維持するのに、最適の手段は、地球に留まることだろう。
50億年後には、それも終わる(隕石とか食らえば、もっと早いかもしれませんが)。
それを逃れたところで、他の恒星系に行けるわけではない。
仮に、恒星系を渡り歩いて生き永らえたとしても、膨張する宇宙の中で、やがては滅びる運命にある。
ただ、最近は、こんな風に思うこともある。
それが、生命の本質なのかもしれない。
結局、死に絶えることが分かっていても、ジタバタせずにはいられない。
それが、人類というものなのだと。
何億年か経てば、宇宙放射線や無重力に耐える肉体に進化するかもしれないしな(やっぱ、ゴキブリとのハイブリッド?)。
浮沈子は、そういうSFチックな話はどうでもいい。
どう思おうが、人類の宇宙進出は止まらないだろう。
しかし、時間を掛けて、慎重に行うに越したことはない。
そこは、人類が生存することが出来ない死の世界だ。
月の裏側のL2から、地球に帰還するのは難しいだろう。
月軌道ステーションで事故があれば、巨大な棺桶が一つ出来ることになる。
人が作りしものに、完全なものはないし、人間は過ちを犯す。
まあ、その頃は、AIが運用しているだろうがな・・・。
中継 ― 2016年08月14日 19:17
中継
スペースXの打ち上げの中継は、なるべくライブで見るようにしている(去年の6月みたいに、また木っ端微塵にならないかなあ・・・)。
まあいい。
最近は、1段目の回収も、殆ど連続して成功しているので、余り緊張感がない。
今日はうっかりして、途中から見る羽目になった。
(JCSAT-16 Hosted Webcast:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=QZTCEO0gvLo
メインエンジンカットオフの少し手前から見始めた(打ち上げから、2分過ぎくらい)。
ドローン船への着陸も、一瞬、中継画像が途切れたりして、絶妙の演出だったが(絶対、ワザとに決まっている!)、結果的には、ど真ん中に着陸していた。
もう、余裕だな。
先日には、回収したロケットの燃焼試験も行い、いつでも再使用が可能な状況になっている。
(SpaceX: 打ち上げに使用した再生Falcon 9ロケットの燃焼試験を実施)
http://business.newsln.jp/news/201607292311190000.html
「本番の打ち上げ時の燃焼時間と同じ、約2分30秒の燃焼が試験され、再生版のFalcon 9ロケットは機能上、問題がないことが実証された。」
秋には、この再使用ロケットを使った打ち上げが予定されているという。
現状では、30回くらいは使うつもりらしい。
ロケットエンジンの再使用というのは、すでに実績がある。
スペースシャトルのメインエンジンは、その都度交換したわけではないだろうから、再使用エンジンだったわけだしな。
(SSME)
https://ja.wikipedia.org/wiki/SSME
「スペースシャトルのオービタ後部に3基装備されている再使用型液体燃料ロケットエンジン」
「エンジンは飛行後外されてSpace Shuttle Main Engine Processing Facility (SSMEPF)で整備され必要な部材は交換される。」
ブルーオリジンのニューシェパードに使われたエンジンも、再使用タイプだ。
(BE-3)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BE-3
(米ブルー・オリジン、ロケット再使用で4回目の打ち上げ・着陸に成功)
http://news.mynavi.jp/news/2016/06/20/088/
「3回目の再使用による4回目の飛行成功となった。」
高温高圧にさらされる部品の品質管理がキモなんだろうが、米国にはそれに対応する技術があるんだろう。
今後は、再使用エンジンが主流になるのかもしれない。
我が国は、どうするつもりなんだろうな。
毎回成功に終わるスペースXの打ち上げを見るのも、そろそろ飽きてきた。
なんかこう、もっと、ドキドキするようなイベントはないものか。
今年中には行われるという、ファルコンヘビーの打ち上げと、3機同時の回収が、とりあえず最大の見せ場であることは言うまでもない(再使用ロケットでの打ち上げは、見かけは新品と同じだからな)。
その後は、2段目の回収か、有人飛行ということになる。
おそらく、有人飛行の方が先だろうな(来年だし)。
まあ、どうでもいいんですが。
地球低軌道は、益々混雑してくる。
NASAが、月軌道(L2)に宇宙ステーションを置きたいのは、デブリが半端ない地球低軌道のリスクを嫌ったからではないのか。
運用が安定すれば、補給先だって、民間で調達できるかもしれないしな。
ファルコンヘビーなら、月軌道への物資の輸送も請け負えるだろう。
月なら、まだ、今のところは空いてるしな(そのうち、混み出すんじゃね?)。
その頃になっても、我が国のロケットは、まだ使い捨てのままだろう。
もちろん、それはそれで構わないが、それは我々の払う税金で賄われる。
政府系の打ち上げか、原価割れのバーゲン価格でしか請け負えないしな。
時期基幹ロケットH3は、2020年頃に打ち上げられるそうだ。
(H3ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「試験機1号機は2020年の打ち上げ予定」
「第1段エンジン3基でブースタ0本の最小構成ではH-IIAの約半額の50億円で太陽同期軌道へ4トンの打ち上げが可能」
「第1段エンジン2基でブースタ4本の最大構成ではロングコースト静止移行軌道へ6.5トンの打ち上げが可能」
さて、その時の値段がいくらになるのかは分からない。
「打ち上げ予定:
2020年(平成32年)度
先進レーダ衛星-試験機1号機
2021年(平成33年)度
次期技術試験衛星-試験機2号機
HTV-X(2021年度以降)
2022年(平成34年)度
MMX (フォボス探査機)
2024年(平成36年)度
情報収集衛星光学多様化1号機
2025年(平成37年)度
情報収集衛星光学9号機」
ああ、この資料も、生前退位に伴う元号改正で修正しなければならなくなるんだな。
その頃には、ファルコンの2段目の回収も行われているんだろう。
殆どの打ち上げが、再使用ロケットになり、価格は最低でも10分の1以下。
我が国の民間衛星が、H3を使うことはあり得ないだろう。
今日のスカパーも、ファルコンだったしな。
国際競争力どころか、国内競争力もない。
彼我の差は、広がるばかりのような気がしている・・・。
(米スペースX、スカパーJSATの通信衛星打ち上げに成功 - ロケット着地にも:追加)
http://news.mynavi.jp/news/2016/08/15/085/
スペースXの打ち上げの中継は、なるべくライブで見るようにしている(去年の6月みたいに、また木っ端微塵にならないかなあ・・・)。
まあいい。
最近は、1段目の回収も、殆ど連続して成功しているので、余り緊張感がない。
今日はうっかりして、途中から見る羽目になった。
(JCSAT-16 Hosted Webcast:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=QZTCEO0gvLo
メインエンジンカットオフの少し手前から見始めた(打ち上げから、2分過ぎくらい)。
ドローン船への着陸も、一瞬、中継画像が途切れたりして、絶妙の演出だったが(絶対、ワザとに決まっている!)、結果的には、ど真ん中に着陸していた。
もう、余裕だな。
先日には、回収したロケットの燃焼試験も行い、いつでも再使用が可能な状況になっている。
(SpaceX: 打ち上げに使用した再生Falcon 9ロケットの燃焼試験を実施)
http://business.newsln.jp/news/201607292311190000.html
「本番の打ち上げ時の燃焼時間と同じ、約2分30秒の燃焼が試験され、再生版のFalcon 9ロケットは機能上、問題がないことが実証された。」
秋には、この再使用ロケットを使った打ち上げが予定されているという。
現状では、30回くらいは使うつもりらしい。
ロケットエンジンの再使用というのは、すでに実績がある。
スペースシャトルのメインエンジンは、その都度交換したわけではないだろうから、再使用エンジンだったわけだしな。
(SSME)
https://ja.wikipedia.org/wiki/SSME
「スペースシャトルのオービタ後部に3基装備されている再使用型液体燃料ロケットエンジン」
「エンジンは飛行後外されてSpace Shuttle Main Engine Processing Facility (SSMEPF)で整備され必要な部材は交換される。」
ブルーオリジンのニューシェパードに使われたエンジンも、再使用タイプだ。
(BE-3)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BE-3
(米ブルー・オリジン、ロケット再使用で4回目の打ち上げ・着陸に成功)
http://news.mynavi.jp/news/2016/06/20/088/
「3回目の再使用による4回目の飛行成功となった。」
高温高圧にさらされる部品の品質管理がキモなんだろうが、米国にはそれに対応する技術があるんだろう。
今後は、再使用エンジンが主流になるのかもしれない。
我が国は、どうするつもりなんだろうな。
毎回成功に終わるスペースXの打ち上げを見るのも、そろそろ飽きてきた。
なんかこう、もっと、ドキドキするようなイベントはないものか。
今年中には行われるという、ファルコンヘビーの打ち上げと、3機同時の回収が、とりあえず最大の見せ場であることは言うまでもない(再使用ロケットでの打ち上げは、見かけは新品と同じだからな)。
その後は、2段目の回収か、有人飛行ということになる。
おそらく、有人飛行の方が先だろうな(来年だし)。
まあ、どうでもいいんですが。
地球低軌道は、益々混雑してくる。
NASAが、月軌道(L2)に宇宙ステーションを置きたいのは、デブリが半端ない地球低軌道のリスクを嫌ったからではないのか。
運用が安定すれば、補給先だって、民間で調達できるかもしれないしな。
ファルコンヘビーなら、月軌道への物資の輸送も請け負えるだろう。
月なら、まだ、今のところは空いてるしな(そのうち、混み出すんじゃね?)。
その頃になっても、我が国のロケットは、まだ使い捨てのままだろう。
もちろん、それはそれで構わないが、それは我々の払う税金で賄われる。
政府系の打ち上げか、原価割れのバーゲン価格でしか請け負えないしな。
時期基幹ロケットH3は、2020年頃に打ち上げられるそうだ。
(H3ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「試験機1号機は2020年の打ち上げ予定」
「第1段エンジン3基でブースタ0本の最小構成ではH-IIAの約半額の50億円で太陽同期軌道へ4トンの打ち上げが可能」
「第1段エンジン2基でブースタ4本の最大構成ではロングコースト静止移行軌道へ6.5トンの打ち上げが可能」
さて、その時の値段がいくらになるのかは分からない。
「打ち上げ予定:
2020年(平成32年)度
先進レーダ衛星-試験機1号機
2021年(平成33年)度
次期技術試験衛星-試験機2号機
HTV-X(2021年度以降)
2022年(平成34年)度
MMX (フォボス探査機)
2024年(平成36年)度
情報収集衛星光学多様化1号機
2025年(平成37年)度
情報収集衛星光学9号機」
ああ、この資料も、生前退位に伴う元号改正で修正しなければならなくなるんだな。
その頃には、ファルコンの2段目の回収も行われているんだろう。
殆どの打ち上げが、再使用ロケットになり、価格は最低でも10分の1以下。
我が国の民間衛星が、H3を使うことはあり得ないだろう。
今日のスカパーも、ファルコンだったしな。
国際競争力どころか、国内競争力もない。
彼我の差は、広がるばかりのような気がしている・・・。
(米スペースX、スカパーJSATの通信衛星打ち上げに成功 - ロケット着地にも:追加)
http://news.mynavi.jp/news/2016/08/15/085/
7号直撃? ― 2016年08月14日 19:56
7号直撃?
なんか、やばいことになりそうだな。
(台風7号 発達しながら北上中 本州にも影響か)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00010005-wmap-soci
「週の中頃には本州付近へ近づくおそれ」
画像を見ると、もろ、首都圏直撃コースに乗っている。
今後の発達具合によっては、被害も予想される。
それにしても、7号の発生場所って、日本に近くね?。
温暖化の影響で、沖縄では、バニラの栽培が視野に入っているという。
(九州・沖縄がバニラ産地に? 温暖化で栽培機運じわり)
http://www.asahi.com/articles/ASJ856R34J85TIPE030.html
「甘い香りを生み出す植物のバニラは国内に受粉昆虫がおらず自生していない。主に熱帯地域で栽培され、果実を発酵・乾燥させたバニラビーンズはほぼ100%が輸入ものだ。」
「温暖化が進む中、九州・沖縄で本格生産を目指す動きが出てきている。」
(バニラ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A9
「現在の主たる栽培地はマダガスカル、メキシコ、グアテマラ、ブラジル、パラグアイ、インドネシアなど。種小名はラテン語で「扁平な葉」を意味する。」
このままいくと、日本近海で台風がバンバン発生し、バニラアイスが食べ放題になり(?)、居ながらにして、南の島の生活が楽しめるようになるのかもしれない(それはそれで、いいんですが)。
日本近海の毎日の海水温の状況は、このページで拝める。
(日別海面水温)
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html
黒潮域は、平年より1~2度ほど高いようだ。
これから、ガンガン水蒸気を吸収して、ド派手に発達した7号が、シン・ゴジラよろしく、首都圏を蹂躙する・・・。
まあ、これで水不足は解消だな。
解消し過ぎかも・・・。
なんか、やばいことになりそうだな。
(台風7号 発達しながら北上中 本州にも影響か)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00010005-wmap-soci
「週の中頃には本州付近へ近づくおそれ」
画像を見ると、もろ、首都圏直撃コースに乗っている。
今後の発達具合によっては、被害も予想される。
それにしても、7号の発生場所って、日本に近くね?。
温暖化の影響で、沖縄では、バニラの栽培が視野に入っているという。
(九州・沖縄がバニラ産地に? 温暖化で栽培機運じわり)
http://www.asahi.com/articles/ASJ856R34J85TIPE030.html
「甘い香りを生み出す植物のバニラは国内に受粉昆虫がおらず自生していない。主に熱帯地域で栽培され、果実を発酵・乾燥させたバニラビーンズはほぼ100%が輸入ものだ。」
「温暖化が進む中、九州・沖縄で本格生産を目指す動きが出てきている。」
(バニラ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A9
「現在の主たる栽培地はマダガスカル、メキシコ、グアテマラ、ブラジル、パラグアイ、インドネシアなど。種小名はラテン語で「扁平な葉」を意味する。」
このままいくと、日本近海で台風がバンバン発生し、バニラアイスが食べ放題になり(?)、居ながらにして、南の島の生活が楽しめるようになるのかもしれない(それはそれで、いいんですが)。
日本近海の毎日の海水温の状況は、このページで拝める。
(日別海面水温)
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html
黒潮域は、平年より1~2度ほど高いようだ。
これから、ガンガン水蒸気を吸収して、ド派手に発達した7号が、シン・ゴジラよろしく、首都圏を蹂躙する・・・。
まあ、これで水不足は解消だな。
解消し過ぎかも・・・。
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