スペースX艦隊の全貌:将来は世界最大の船舶オペレーターになる可能性も ― 2020年06月19日 07:50
スペースX艦隊の全貌:将来は世界最大の船舶オペレーターになる可能性も
浮沈子が知っていたのは、せいぜいドローン船のOCISLY(オブコースアイスティルラブユー)とJRTI(ジャストリードザインストラクションズ:複数形だったんですねえ・・・)、そして、フェアリングキャッチャーボートのミスツリーとミスチーフくらいだ。
ああ、ドラゴンカプセルの回収にも船を使っているという認識はある(DM-1で登場したしな)。
(クルードラゴン回収成功(たぶん))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/03/08/9044842
「中継の中で出てきたカプセル回収船に注目だな。」
(GO SEARCHER)
https://www.marinetraffic.com/en/ais/details/ships/shipid:426008/mmsi:366584000/imo:9591648/vessel:GO_SEARCHER
「何かの船を改造したものらしい。
1段目洋上回収用の2隻のドローン船、未だに成功していないフェアリング回収用のミスタースティーブンに続く、ニューカマーだ。
ゴーサーチャーというのも、洒落っ気に溢れている(以前の船名が、CALLAIS SEARCHERだからかあ?)。」(GOについては後述)
この頃のミスツリーは、まだミスタースティーブンだったわけだな。
船舶は、名称が変わったり、前の船の名称を継承したりしてややっこしい。
現在のスペースX艦隊の中にも、二代目となっている船もある。
(指示を読むだけ)
https://www.spacexfleet.com/just-read-the-instructions
「Just Read the Instructionsは、名前を使用する2番目のSpaceXドローンシップです。東海岸での2つの実験的着陸に使用されたオリジナルのSpaceXドローンシップは同じ名前を使用していましたが、引退し、 Of Course I Still Love Youに置き換えられました。その名前は、西海岸に向けられた新しいドローンシップに付けられました。」(自動翻訳一部修正:「もちろん」)
現在、二代目となるJRTIは、改修を受けて先日再デビューしたばかりだ。
この記事が出ているスペースXフリートは、浮沈子も名前だけは聞いたことがあったが、今回初めて記事を読んだ。
イーロンXにも記事が出ている。
(アップグレードされたJRTIランディングパッドは、より高性能な新しいロボットで最初のミッションを完了しました)
https://www.elonx.cz/upgradovana-pristavaci-plosina-jrti-ma-za-sebou-svou-prvni-misi-s-novym-schopnejsim-robotem/
「ファルコン9の最初のステージは、DM-2ミッション中にクルードラゴンと宇宙飛行士を軌道に乗せた後、OCISLYプラットフォームに着陸し、OctaGrabberによって確保されました。数日後、プラットフォームはカナベラル港に戻り、そこで驚きが起こりました。ステージを支えるロボットは、私たちが慣れ親しんだものとは少し違って見えました。そのため、OCISLYが最終的に新しいロボットを手に入れ、経験豊富なOctaGrabberが新しくアップグレードされたJRTIプラットフォームに再割り当てされたという推測がありました。」(オクタグラバーについては後述)
このチェコ語のホームページにも、纏め記事がある。
(SpaceXの船舶と船舶の概要)
https://www.elonx.cz/prehled-plavidel-a-lodi/
この記事は、ドローン船を曳航するタグボートまで出ているが、本稿では割愛する。
・OCISLY(ドローン船)
・GOクエスト(OCISLYの支援船:GOは、所有するギス・オフショアの頭文字をとった船舶命名規則による:ゴーとか読まない:以下同じ)
・GOミスツリー(以前のミスタースチーブン:フェアリングキャッチャー)
・GOミスチーフ(フェアリングキャッチャー)
・GOサーチャー(クルードラゴン着陸支援船)
・GOナビゲーター(クルードラゴン着陸支援船)
・JRTI(ドローン船)
この他には、先日までカーゴドラゴンの回収に活躍していたNRCクエストがある。
新しいカーゴドラゴンは、クルードラゴンと同じだから、GOサーチャーかGOナビゲーターが対応するのかも知れない。
スペースXフリートでは、現役扱いになっていた。
(艦隊)
https://www.spacexfleet.com/fleet
ページヘッダーのプルダウンメニューに出てくるオクタグラバーというのが、通の間ではバカ受けのアイテムらしい。
(オクタグラバー)
https://www.spacexfleet.com/octagrabber
「一般にOctagrabberとして知られるFalcon 9保護ロボットは、SpaceXのドローンシップで動作する2つのロボットに与えられた名前です。」
「Octagrabberの詳細については、ElonX.netのこのページをご覧ください。」
イーロンXの英語版の記事を引用しているな。
(OctaGrabberの概要)
https://www.elonx.net/octagrabber/
「この比較的小さなロボットが実際にそのような大きなロケットが滑るのをどのように防ぐことができるのか疑問に思うかもしれません。覚えておいてください:
・ロケットはほとんど中空で、ほとんどすべての燃料が発射と着陸に使用されていたため、着陸後はほとんど空です。着陸後のロケットの重量は約25トンです。
・ロケットの重心は非常に低く、重量のほぼすべてが重いエンジンが搭載されているロケットの底に集中しています。
・ロボットはかなり大きくて重い(写真からはわかりにくいですが、OCISLYはサッカー場のサイズです)
・ロボットの重量、低重心、トレッドによる大きな牽引力、および(デッキとFalconの着陸脚の間の小さな接触領域と比較して)大きな接触領域の組み合わせにより、十分に安全なフィットが得られます。」
カルトなアイテムだな(世界には、このオクタグラバーの追っかけもいるそうだ)。
「ファルコン9の最初のステージがDM-2ミッション中にクルードラゴンと宇宙飛行士を軌道に投入した後、ドローンシップOCISLYに着陸し、元のOctaGrabberによって確保されました。数日後、ドローンシップはカナベラル港に戻りましたが、ブースターをサポートするロボットは、以前とは少し違って見えました。そのため、OCISLYが実際に新しいロボットを入手し、古いOctaGrabberが最近アップグレードされたドローンシップJRTIに再割り当てされたという推測がありました。しかし後で、古いOctaGrabberが新しいロボットに合わせてアップグレードされたことが判明しました。」
この辺りの詳細には、テスララティのエリックラルフもハマっている・・・。
(SpaceXのロケット再利用可能性の夢は、最速の回復後も手に届く)
https://www.teslarati.com/spacex-reusability-dream-fastest-recovery/
「OCTAGRABBER 2.0
すべての登場により、SpaceXは今月初めにFalcon 9ブースターB1058でデビューした2回目の新しい回復方法を使用しています。その運用上の微調整により、同社は、着陸脚の引き込みを開始する前に、ドローン船からFalcon 9ブースターをクレーンで降ろす必要がなくなりました。」
浮沈子的には、岸壁におろしてからゆっくり足を畳んでトレーラーに積み込んだ方が、ドローン船自体は早く出港できるような気がするんだがな。
ブースター再使用のペースを上げるためには、港の荷下ろしの手間を省くのは効果的かもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
そんなことより、例の大陸間弾道旅客機の話で、とんでもない進展があった(そうなのかあ?)。
(Elon Musk氏は、SpaceX Starshipには海洋宇宙港の艦隊が必要になると述べています。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-floating-spaceports/
「複数の大規模な「フローティングスペースポート」を構築して、火星と月へのスターシップの打ち上げ、および地球上のポイントツーポイントの旅行を可能にする予定」
「SpaceXの次世代の完全に再利用可能なロケットは、飛んだときにこれまでに製造された中で最も強力なロケットになることを考えると、完全に可動式の発射および着陸施設の設計および構築は簡単な作業ではありません。」
浮沈子は断言しておくが、洋上プラットホームからの打ち上げや着陸が、大陸間弾道旅客機で使用されることはない。
この方式は、既に行われた実績がある。
(シーローンチ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81
「1995年に米露など多国籍の企業による共同事業として開始されたが、2009年の経営破綻」
商売には向かない方式だな。
「海上発射システムを採用することにより、従来の地上発射の場合のような地理的、物理的制約を受ける事が少なく、海洋上のあらゆる場所から打ち上げが可能となり、地上発射型に比べ経費を減らす事ができる。特に赤道直下まで移動して打ち上げることにより、より効率的に人工衛星を軌道に投入することができ、静止トランスファ軌道に6.1tを投入できる。」
スペースXは、既に達成できているわけだからな(無理して洋上から上げる必要はない)。
シーローンチの場合は、打ち上げだけだけどな。
回収も考えれば、洋上プラットホームで一括して運用できればそれに越したことはない。
機体のメンテナンスも、オーバーホール以外は、全てそこでこなせれば言うことはないしな。
しかし、莫大な富を生む石油掘削とは異なり、価格競争(ライバルは、既存の航空会社?)の中での運用ということになれば、競争力を得ることは難しいだろう。
陸上から打ち上げて、陸上に降りるのがよろしい。
辺鄙な所に降りたり打ち上げたりする代わりに、そこへのアクセスをハイパーループで高速化した方がいい。
燃料輸送はパイプラインの敷設が必要になるが、タンカーでの運搬とかを考えれば、はるかに安上がりになるだろう。
そもそも、政情不安定でパイプラインが爆破されるようなところには、ロケット輸送の需要はない。
それでも、例えば欧州とかに飛ばしたいと思ったら(まあ、ふつー思うけどな)、なかなか場所探しというのも難しいかも知れない。
離発着地点から30km以内に民家がないところというのは、現実的にはあり得ないからな。
そこで、洋上プラットホームを沖合に設置して、様々な方策を駆使して燃料や旅客を輸送することになる。
一番確実なのは、船で運ぶということだが、効率悪いしな。
洋上プラットホームまでの燃料輸送は、海底パイプラインという方法がないわけではない。
浮体構造への立ち上げ立ち下げの問題はあるが、やってできない話ではないだろう。
何なら、この際だから石油掘削会社でも起こして、海底油田から出てくる石油を沖合で精製して、その場で積み込んでロケット発射してもいい(引火とかしたら目も当てられないけどな)。
えーと、スターシップはメタンガスが燃料だから、ちょっと違うかもしれない(液酸も必要だしな)。
旅客はそうはいかないかもな(パイプラインで運ぶわけにもいかないだろうし)。
海底に真空のパイプを埋設することはできない(強度的にも難しいかも)。
潮流や海洋生物(クジラ?)、潜水艦や底引き網などによる破壊の危険性もある。
ハイパーループは使えないのだ(たぶん)。
洋上プラットホームも、浅い海なら着底式にした方がいいかもな。
旅客輸送は、それほど大量でなければ、オスプレイのようなのでもいいかも知れない。
ピストン輸送がやりやすいし、速度もそれなりに速いしな。
1日10回から20回の発射なら、50人乗りに改造したオスプレイ(オリジナルは25人乗り)で最大でも50回往復すれば済む。
チヌーク(CH-47:最大55人乗り)よりは、速度の点で有利だからな。
まあいい。
洋上プラットホームは、維持費とかを別にすれば、ロケーションを多様化できるので、ロケット基地には向いているかもしれない。
パイプラインとか垂直離着陸機による運用の目途が立たなくても、船舶でピストン輸送するというレトロで確実な対応が可能だしな。
それだけ、柔軟性に富んでいるともいえる。
旅客や燃料輸送を考えれば、1プラットホーム当たり10席程度の支援船が必要になるだろう。
全世界で100か所程度の洋上プラットホームを運用すれば、スペースX社は1000隻の艦隊を運用する世界有数の船舶オペレーターとなる(もちろん、世界最大?)。
まあ、全部自社所有じゃないだろうけどな。
少なくとも、スーパーヘビーには、回収用のドローン船が必要だ(そういう運用が基本になるそうだ)。
それだけでも、相当の隻数が必要になるだろうからな。
スターシップだけで飛べるようになれば、それに越したことはない。
長距離の貨物輸送とかになれば、スーパーヘビー付きでないと飛ばせないだろう(未確認)。
さて、どうなることやらだな・・・。
浮沈子が知っていたのは、せいぜいドローン船のOCISLY(オブコースアイスティルラブユー)とJRTI(ジャストリードザインストラクションズ:複数形だったんですねえ・・・)、そして、フェアリングキャッチャーボートのミスツリーとミスチーフくらいだ。
ああ、ドラゴンカプセルの回収にも船を使っているという認識はある(DM-1で登場したしな)。
(クルードラゴン回収成功(たぶん))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/03/08/9044842
「中継の中で出てきたカプセル回収船に注目だな。」
(GO SEARCHER)
https://www.marinetraffic.com/en/ais/details/ships/shipid:426008/mmsi:366584000/imo:9591648/vessel:GO_SEARCHER
「何かの船を改造したものらしい。
1段目洋上回収用の2隻のドローン船、未だに成功していないフェアリング回収用のミスタースティーブンに続く、ニューカマーだ。
ゴーサーチャーというのも、洒落っ気に溢れている(以前の船名が、CALLAIS SEARCHERだからかあ?)。」(GOについては後述)
この頃のミスツリーは、まだミスタースティーブンだったわけだな。
船舶は、名称が変わったり、前の船の名称を継承したりしてややっこしい。
現在のスペースX艦隊の中にも、二代目となっている船もある。
(指示を読むだけ)
https://www.spacexfleet.com/just-read-the-instructions
「Just Read the Instructionsは、名前を使用する2番目のSpaceXドローンシップです。東海岸での2つの実験的着陸に使用されたオリジナルのSpaceXドローンシップは同じ名前を使用していましたが、引退し、 Of Course I Still Love Youに置き換えられました。その名前は、西海岸に向けられた新しいドローンシップに付けられました。」(自動翻訳一部修正:「もちろん」)
現在、二代目となるJRTIは、改修を受けて先日再デビューしたばかりだ。
この記事が出ているスペースXフリートは、浮沈子も名前だけは聞いたことがあったが、今回初めて記事を読んだ。
イーロンXにも記事が出ている。
(アップグレードされたJRTIランディングパッドは、より高性能な新しいロボットで最初のミッションを完了しました)
https://www.elonx.cz/upgradovana-pristavaci-plosina-jrti-ma-za-sebou-svou-prvni-misi-s-novym-schopnejsim-robotem/
「ファルコン9の最初のステージは、DM-2ミッション中にクルードラゴンと宇宙飛行士を軌道に乗せた後、OCISLYプラットフォームに着陸し、OctaGrabberによって確保されました。数日後、プラットフォームはカナベラル港に戻り、そこで驚きが起こりました。ステージを支えるロボットは、私たちが慣れ親しんだものとは少し違って見えました。そのため、OCISLYが最終的に新しいロボットを手に入れ、経験豊富なOctaGrabberが新しくアップグレードされたJRTIプラットフォームに再割り当てされたという推測がありました。」(オクタグラバーについては後述)
このチェコ語のホームページにも、纏め記事がある。
(SpaceXの船舶と船舶の概要)
https://www.elonx.cz/prehled-plavidel-a-lodi/
この記事は、ドローン船を曳航するタグボートまで出ているが、本稿では割愛する。
・OCISLY(ドローン船)
・GOクエスト(OCISLYの支援船:GOは、所有するギス・オフショアの頭文字をとった船舶命名規則による:ゴーとか読まない:以下同じ)
・GOミスツリー(以前のミスタースチーブン:フェアリングキャッチャー)
・GOミスチーフ(フェアリングキャッチャー)
・GOサーチャー(クルードラゴン着陸支援船)
・GOナビゲーター(クルードラゴン着陸支援船)
・JRTI(ドローン船)
この他には、先日までカーゴドラゴンの回収に活躍していたNRCクエストがある。
新しいカーゴドラゴンは、クルードラゴンと同じだから、GOサーチャーかGOナビゲーターが対応するのかも知れない。
スペースXフリートでは、現役扱いになっていた。
(艦隊)
https://www.spacexfleet.com/fleet
ページヘッダーのプルダウンメニューに出てくるオクタグラバーというのが、通の間ではバカ受けのアイテムらしい。
(オクタグラバー)
https://www.spacexfleet.com/octagrabber
「一般にOctagrabberとして知られるFalcon 9保護ロボットは、SpaceXのドローンシップで動作する2つのロボットに与えられた名前です。」
「Octagrabberの詳細については、ElonX.netのこのページをご覧ください。」
イーロンXの英語版の記事を引用しているな。
(OctaGrabberの概要)
https://www.elonx.net/octagrabber/
「この比較的小さなロボットが実際にそのような大きなロケットが滑るのをどのように防ぐことができるのか疑問に思うかもしれません。覚えておいてください:
・ロケットはほとんど中空で、ほとんどすべての燃料が発射と着陸に使用されていたため、着陸後はほとんど空です。着陸後のロケットの重量は約25トンです。
・ロケットの重心は非常に低く、重量のほぼすべてが重いエンジンが搭載されているロケットの底に集中しています。
・ロボットはかなり大きくて重い(写真からはわかりにくいですが、OCISLYはサッカー場のサイズです)
・ロボットの重量、低重心、トレッドによる大きな牽引力、および(デッキとFalconの着陸脚の間の小さな接触領域と比較して)大きな接触領域の組み合わせにより、十分に安全なフィットが得られます。」
カルトなアイテムだな(世界には、このオクタグラバーの追っかけもいるそうだ)。
「ファルコン9の最初のステージがDM-2ミッション中にクルードラゴンと宇宙飛行士を軌道に投入した後、ドローンシップOCISLYに着陸し、元のOctaGrabberによって確保されました。数日後、ドローンシップはカナベラル港に戻りましたが、ブースターをサポートするロボットは、以前とは少し違って見えました。そのため、OCISLYが実際に新しいロボットを入手し、古いOctaGrabberが最近アップグレードされたドローンシップJRTIに再割り当てされたという推測がありました。しかし後で、古いOctaGrabberが新しいロボットに合わせてアップグレードされたことが判明しました。」
この辺りの詳細には、テスララティのエリックラルフもハマっている・・・。
(SpaceXのロケット再利用可能性の夢は、最速の回復後も手に届く)
https://www.teslarati.com/spacex-reusability-dream-fastest-recovery/
「OCTAGRABBER 2.0
すべての登場により、SpaceXは今月初めにFalcon 9ブースターB1058でデビューした2回目の新しい回復方法を使用しています。その運用上の微調整により、同社は、着陸脚の引き込みを開始する前に、ドローン船からFalcon 9ブースターをクレーンで降ろす必要がなくなりました。」
浮沈子的には、岸壁におろしてからゆっくり足を畳んでトレーラーに積み込んだ方が、ドローン船自体は早く出港できるような気がするんだがな。
ブースター再使用のペースを上げるためには、港の荷下ろしの手間を省くのは効果的かもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
そんなことより、例の大陸間弾道旅客機の話で、とんでもない進展があった(そうなのかあ?)。
(Elon Musk氏は、SpaceX Starshipには海洋宇宙港の艦隊が必要になると述べています。)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-floating-spaceports/
「複数の大規模な「フローティングスペースポート」を構築して、火星と月へのスターシップの打ち上げ、および地球上のポイントツーポイントの旅行を可能にする予定」
「SpaceXの次世代の完全に再利用可能なロケットは、飛んだときにこれまでに製造された中で最も強力なロケットになることを考えると、完全に可動式の発射および着陸施設の設計および構築は簡単な作業ではありません。」
浮沈子は断言しておくが、洋上プラットホームからの打ち上げや着陸が、大陸間弾道旅客機で使用されることはない。
この方式は、既に行われた実績がある。
(シーローンチ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81
「1995年に米露など多国籍の企業による共同事業として開始されたが、2009年の経営破綻」
商売には向かない方式だな。
「海上発射システムを採用することにより、従来の地上発射の場合のような地理的、物理的制約を受ける事が少なく、海洋上のあらゆる場所から打ち上げが可能となり、地上発射型に比べ経費を減らす事ができる。特に赤道直下まで移動して打ち上げることにより、より効率的に人工衛星を軌道に投入することができ、静止トランスファ軌道に6.1tを投入できる。」
スペースXは、既に達成できているわけだからな(無理して洋上から上げる必要はない)。
シーローンチの場合は、打ち上げだけだけどな。
回収も考えれば、洋上プラットホームで一括して運用できればそれに越したことはない。
機体のメンテナンスも、オーバーホール以外は、全てそこでこなせれば言うことはないしな。
しかし、莫大な富を生む石油掘削とは異なり、価格競争(ライバルは、既存の航空会社?)の中での運用ということになれば、競争力を得ることは難しいだろう。
陸上から打ち上げて、陸上に降りるのがよろしい。
辺鄙な所に降りたり打ち上げたりする代わりに、そこへのアクセスをハイパーループで高速化した方がいい。
燃料輸送はパイプラインの敷設が必要になるが、タンカーでの運搬とかを考えれば、はるかに安上がりになるだろう。
そもそも、政情不安定でパイプラインが爆破されるようなところには、ロケット輸送の需要はない。
それでも、例えば欧州とかに飛ばしたいと思ったら(まあ、ふつー思うけどな)、なかなか場所探しというのも難しいかも知れない。
離発着地点から30km以内に民家がないところというのは、現実的にはあり得ないからな。
そこで、洋上プラットホームを沖合に設置して、様々な方策を駆使して燃料や旅客を輸送することになる。
一番確実なのは、船で運ぶということだが、効率悪いしな。
洋上プラットホームまでの燃料輸送は、海底パイプラインという方法がないわけではない。
浮体構造への立ち上げ立ち下げの問題はあるが、やってできない話ではないだろう。
何なら、この際だから石油掘削会社でも起こして、海底油田から出てくる石油を沖合で精製して、その場で積み込んでロケット発射してもいい(引火とかしたら目も当てられないけどな)。
えーと、スターシップはメタンガスが燃料だから、ちょっと違うかもしれない(液酸も必要だしな)。
旅客はそうはいかないかもな(パイプラインで運ぶわけにもいかないだろうし)。
海底に真空のパイプを埋設することはできない(強度的にも難しいかも)。
潮流や海洋生物(クジラ?)、潜水艦や底引き網などによる破壊の危険性もある。
ハイパーループは使えないのだ(たぶん)。
洋上プラットホームも、浅い海なら着底式にした方がいいかもな。
旅客輸送は、それほど大量でなければ、オスプレイのようなのでもいいかも知れない。
ピストン輸送がやりやすいし、速度もそれなりに速いしな。
1日10回から20回の発射なら、50人乗りに改造したオスプレイ(オリジナルは25人乗り)で最大でも50回往復すれば済む。
チヌーク(CH-47:最大55人乗り)よりは、速度の点で有利だからな。
まあいい。
洋上プラットホームは、維持費とかを別にすれば、ロケーションを多様化できるので、ロケット基地には向いているかもしれない。
パイプラインとか垂直離着陸機による運用の目途が立たなくても、船舶でピストン輸送するというレトロで確実な対応が可能だしな。
それだけ、柔軟性に富んでいるともいえる。
旅客や燃料輸送を考えれば、1プラットホーム当たり10席程度の支援船が必要になるだろう。
全世界で100か所程度の洋上プラットホームを運用すれば、スペースX社は1000隻の艦隊を運用する世界有数の船舶オペレーターとなる(もちろん、世界最大?)。
まあ、全部自社所有じゃないだろうけどな。
少なくとも、スーパーヘビーには、回収用のドローン船が必要だ(そういう運用が基本になるそうだ)。
それだけでも、相当の隻数が必要になるだろうからな。
スターシップだけで飛べるようになれば、それに越したことはない。
長距離の貨物輸送とかになれば、スーパーヘビー付きでないと飛ばせないだろう(未確認)。
さて、どうなることやらだな・・・。
切れる刃物は使い様:必要なのは鞘と正しい使い方 ― 2020年06月19日 10:58
切れる刃物は使い様:必要なのは鞘と正しい使い方
東京地方の今朝は、天気予報が当たって朝から本降りの雨。
気温は9時になっても20度に届かない。
涼しいのは有難いが、お出かけ出来ないのは辛いな。
今日から休業要請が全面解除され、都外への不要不急の外出もOKになったのにな。
浮沈子は、不要不急でなければ都外へは出ないからな(ワケワカ・・・)。
隣町のカリフォルニアでは、昨日の新規確認感染者数が過去最大の4084人となり、爆速上昇中だ。
海外はしばらくお預けだが、国内ダイビングの再開に向けて、徐々に動き出そうとしている。
来週はトレーニングダイブ(ダブルタンク担げるのかあ?)、来月からはシングルタンクのファンダイブも予定している。
さあ、これからという時に、またまた8割おじさんの記事を読んでしまった・・・。
(“8割おじさん”西浦教授またも扇動? 感染1日100人超、99%大流行…本人に聞く)
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06170559/?all=1
黒い布マスクの白いステッチがいいな(そういうことかあ?)。
「西浦教授がどう言おうと、新型コロナへの過剰な恐怖心を煽られた人たちは、彼の数理モデルに恐れをなして経済を止めてしまうし、その不安心理は政治の決断に影響を及ぼす。そのことを踏まえず、人間を物体のように扱った試算を出し続けても、感情的な議論がどこまでも繰り返されることにしかならないだろう。」
もちろん、本人はそんなことは百も承知で出している。
反対意見や無用論も想定の範囲内だ。
メディアは、ある意味で情報の感染媒体みたいなもんだからな。
下手すると、数理モデルに変数として取り込まれているかもしれないぞ(そんなあ!)。
今まで、あまり話題にならなかった地味な数理疫学が、メジャーになったことだけでも注目すべき事態だ。
世界で数百人の研究者しかいない、カルトな専門分野だからな。
業界(狭いですが)としては、批判も含めて文字通り計算づくなわけだ。
専門領域では太刀打ちできない門外漢は、切れ過ぎる刃物は危ないとか、子供に持たせるのは危険だ(一般大衆に情報提供すべきではない?)とか、印象操作するだけで精いっぱいだ(そうなのかあ?)。
数理疫学に対する情報リテラシーを磨くべきなんだろうが、そんなマニアックな世界を追求しても仕方ないかも知れない。
素人としては、総合的な議論を重ねて、素直に受け入れればいい形にして出してもらえると助かる。
普段は鞘に入れておいて、いざという時に鞘を払って滅多切りに出来るのがよろしい。
なまくらでは役に立たないから、日頃から研ぎ澄ましておかなければならない。
切れ味だけではなく、実戦での鍛錬も必要だろうな。
ぽきりと折れてしまうようでは困るし、応用として、叩き切ったり突き刺したりといった使い方のバリエーションも重要だ。
西浦氏は、今回、意識的にいろいろ試しているに違いない。
最終的に情報を受け取る側の反応は、発信者側の変数に組み込まれている。
途中の媒体や批判者、同調者の反応も込々だ。
そういう発信者からの情報を読むのは、毎度のことながら疲れる。
「流行前のような生活を続ければ、東京都内の感染者数は7月中に1日100人以上になるが、人との接触を30~50%減らせば、新規感染者数を低水準に保てる」
浮沈子は、初めて知ったが、規制解除から一気に元の生活に戻ったらどうなるかという話だろう。
行政が、それをどう使うかということも、ある程度は想定されているに違いない。
結果的に、過剰対応であっても、感染症対策としては成功する。
角を矯めて牛を殺すことにならないように、どう使いこなすかが問われる話だ。
そういう、手練れの使い手(わけの分かったオトナ)にだけ渡している情報と、直接媒体に流す(つまり、素人が直接受け取る可能性がある)情報の切り分けも行っている。
感染対策を行う業界団体が旗を振っても、構成メンバーが揃って優良な対策を行うとは限らない。
一般利用者には、そこを見極めてもらいたいわけだが、なかなか無理な相談だ。
一気にドッと利用が進めば、大規模な感染を誘発しかねない。
少しずつ、まるで、天敵のアザラシがいるかどうかをペンギンが押し合いへし合いして仲間を落として探るように、先行する利用者数を絞って、調査利用してもらう感じだ(そうなのかあ?:追加2参照)。
利用規模が小さければ、クラスターが発生したとしても、従来の手法で対処できるが、一気になだれ込まれれば、再び接触規制を掛けなければならなくなるかもしれない。
規制緩和の匙加減が難しいところだ。
その匙の分量は、数理モデルで出せるかもしれないが、出来上がった料理の味は、舐めてみるまで分からない。
それを、リアルタイム(時間差は出ますが)でフィードバックして、規制緩和モデルが構築できれば、全世界で使えるかもしれないしな。
理論疫学分野では、一番ホットな話題なんだろう。
我々は、もちろん、主体的に行動するわけだが、それは提供される情報に基づいて、自己の需要を勘案して決定する。
手洗いやマスクの着用、社会的距離の確保、買い物などの時間帯や回数など、心を持った一人の人間として、ある程度の分布の中で揺らぎを持って行動する。
それが、接触の確率変化にどう繋がるのか。
様々な情報発信の揺さぶりの中で、揺れ動く行動の変化こそ、見極められるべき変数に違いない。
現実の感染症流行の中で、鍛えられ、研ぎ澄まされていく数理モデル・・・。
それを、鞘の中に収めておくのか、手練れの使い手にだけ渡すのか、子供でも使える形にして広めるのかが問題だな。
どうあがいても、浮沈子には使いこなせそうもないけどな。
所詮は、変数の構成要素の一つに過ぎないからな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
近隣の特別区では、新宿区が世田谷区を抜いて、実数でトップに躍り出た。
例の、夜の街関連の掟破り(未発症者には舌噛んででも検査しない)の集団検査の効果だな。
浮沈子が棲息する大田区も微増しているが、まあ、落ち着いている感じだ。
狭い東京都の中でも、グラデーションはある。
感染は概ね2m以内で発生(媒体を介した接触感染を除く)するし、人の移動も平均すれば100kmとかにはならないからな。
(日本人の通勤時間や定期代・通勤距離は平均どのくらい?)
https://venture-finance.jp/archives/4982
「平均通勤距離は25.8キロメートル」
東京都には、近県との間で毎日300万人が出入りしている。
それでも、感染者の流動性はそれほど高くなく、比較的コンパクトに収まっている。
まあ、今日から広域移動が解禁されて、国内何処でもばら撒き可能になったわけだから、どうなることやらだがな。
数万人を屋内に収容して行うイベント(東京ドームでの野球とか)はまだまだできないが、集会も徐々に緩和されていくようだ。
感染対策が、どの程度機能するかは知らない。
やってみなくちゃ分からない。
やってみて、分かった時にどうするのか。
どうできるのか。
それが問題だ。
例の、濃厚接触アプリも、今日から解禁(ダウンロード可能)になった様だ。
(新型コロナ 濃厚接触の疑い通知するアプリ きょうから利用開始)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476011000.html
「アプリは19日から一般の利用が始まり、午後にはインターネット上に公開され、無料でダウンロードができるようになります。」
なんだ、午後からか・・・。
まあいい。
どーせ、ブルートゥースで電池バカ食いしたり、アイフォーンではバックグラウンドに追いやられて、正常稼働しないに決まっている(未確認)。
ダウンロードできる機種(OSのバージョン)も限られるし、浮沈子のようにスマホを持ち歩かない人には無縁だ。
(接触確認アプリ利用者向けQ&A:問9 どのようにアプリをインストールすればいいですか。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html#Q9
「「アプリの対応機種一覧」にない端末や最新でないOS環境では、正しく作動しない場合がありますので、機種とOSのバージョンをご確認ください。」
別記事によれば、アンドロイド6以降だそうだから、2.3とか4.2のユーザーである浮沈子は、最初から対象外だ。
やれやれ・・・。
さて、雨も小降りになったことだし、飯でも食いに行くかな(今日もフィットネスはサボリかあ?)・・・。
<追加1>
(接触アプリ名は「COCOA」 濃厚接触疑いある場合通知 午後運用)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476441000.html
「アプリは、19日の午後3時ごろから運用を開始し、インターネットで無料でダウンロードできます。」
まだ、リリースされないみたいだ(12:55現在)。
<追加2>
(誤解だらけの「ファーストペンギン」)
https://mitani3.com/blog/2019/06/post-416.html
「「ファーストペンギン」=たまたまドジって最初に落ちた奴。ペンギン研究者によれば、これが真実。他の者はその後、どんどん飛び込む。何千羽もね。」
なんだあ、そういうことだったのか・・・。
東京地方の今朝は、天気予報が当たって朝から本降りの雨。
気温は9時になっても20度に届かない。
涼しいのは有難いが、お出かけ出来ないのは辛いな。
今日から休業要請が全面解除され、都外への不要不急の外出もOKになったのにな。
浮沈子は、不要不急でなければ都外へは出ないからな(ワケワカ・・・)。
隣町のカリフォルニアでは、昨日の新規確認感染者数が過去最大の4084人となり、爆速上昇中だ。
海外はしばらくお預けだが、国内ダイビングの再開に向けて、徐々に動き出そうとしている。
来週はトレーニングダイブ(ダブルタンク担げるのかあ?)、来月からはシングルタンクのファンダイブも予定している。
さあ、これからという時に、またまた8割おじさんの記事を読んでしまった・・・。
(“8割おじさん”西浦教授またも扇動? 感染1日100人超、99%大流行…本人に聞く)
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06170559/?all=1
黒い布マスクの白いステッチがいいな(そういうことかあ?)。
「西浦教授がどう言おうと、新型コロナへの過剰な恐怖心を煽られた人たちは、彼の数理モデルに恐れをなして経済を止めてしまうし、その不安心理は政治の決断に影響を及ぼす。そのことを踏まえず、人間を物体のように扱った試算を出し続けても、感情的な議論がどこまでも繰り返されることにしかならないだろう。」
もちろん、本人はそんなことは百も承知で出している。
反対意見や無用論も想定の範囲内だ。
メディアは、ある意味で情報の感染媒体みたいなもんだからな。
下手すると、数理モデルに変数として取り込まれているかもしれないぞ(そんなあ!)。
今まで、あまり話題にならなかった地味な数理疫学が、メジャーになったことだけでも注目すべき事態だ。
世界で数百人の研究者しかいない、カルトな専門分野だからな。
業界(狭いですが)としては、批判も含めて文字通り計算づくなわけだ。
専門領域では太刀打ちできない門外漢は、切れ過ぎる刃物は危ないとか、子供に持たせるのは危険だ(一般大衆に情報提供すべきではない?)とか、印象操作するだけで精いっぱいだ(そうなのかあ?)。
数理疫学に対する情報リテラシーを磨くべきなんだろうが、そんなマニアックな世界を追求しても仕方ないかも知れない。
素人としては、総合的な議論を重ねて、素直に受け入れればいい形にして出してもらえると助かる。
普段は鞘に入れておいて、いざという時に鞘を払って滅多切りに出来るのがよろしい。
なまくらでは役に立たないから、日頃から研ぎ澄ましておかなければならない。
切れ味だけではなく、実戦での鍛錬も必要だろうな。
ぽきりと折れてしまうようでは困るし、応用として、叩き切ったり突き刺したりといった使い方のバリエーションも重要だ。
西浦氏は、今回、意識的にいろいろ試しているに違いない。
最終的に情報を受け取る側の反応は、発信者側の変数に組み込まれている。
途中の媒体や批判者、同調者の反応も込々だ。
そういう発信者からの情報を読むのは、毎度のことながら疲れる。
「流行前のような生活を続ければ、東京都内の感染者数は7月中に1日100人以上になるが、人との接触を30~50%減らせば、新規感染者数を低水準に保てる」
浮沈子は、初めて知ったが、規制解除から一気に元の生活に戻ったらどうなるかという話だろう。
行政が、それをどう使うかということも、ある程度は想定されているに違いない。
結果的に、過剰対応であっても、感染症対策としては成功する。
角を矯めて牛を殺すことにならないように、どう使いこなすかが問われる話だ。
そういう、手練れの使い手(わけの分かったオトナ)にだけ渡している情報と、直接媒体に流す(つまり、素人が直接受け取る可能性がある)情報の切り分けも行っている。
感染対策を行う業界団体が旗を振っても、構成メンバーが揃って優良な対策を行うとは限らない。
一般利用者には、そこを見極めてもらいたいわけだが、なかなか無理な相談だ。
一気にドッと利用が進めば、大規模な感染を誘発しかねない。
少しずつ、まるで、天敵のアザラシがいるかどうかをペンギンが押し合いへし合いして仲間を落として探るように、先行する利用者数を絞って、調査利用してもらう感じだ(そうなのかあ?:追加2参照)。
利用規模が小さければ、クラスターが発生したとしても、従来の手法で対処できるが、一気になだれ込まれれば、再び接触規制を掛けなければならなくなるかもしれない。
規制緩和の匙加減が難しいところだ。
その匙の分量は、数理モデルで出せるかもしれないが、出来上がった料理の味は、舐めてみるまで分からない。
それを、リアルタイム(時間差は出ますが)でフィードバックして、規制緩和モデルが構築できれば、全世界で使えるかもしれないしな。
理論疫学分野では、一番ホットな話題なんだろう。
我々は、もちろん、主体的に行動するわけだが、それは提供される情報に基づいて、自己の需要を勘案して決定する。
手洗いやマスクの着用、社会的距離の確保、買い物などの時間帯や回数など、心を持った一人の人間として、ある程度の分布の中で揺らぎを持って行動する。
それが、接触の確率変化にどう繋がるのか。
様々な情報発信の揺さぶりの中で、揺れ動く行動の変化こそ、見極められるべき変数に違いない。
現実の感染症流行の中で、鍛えられ、研ぎ澄まされていく数理モデル・・・。
それを、鞘の中に収めておくのか、手練れの使い手にだけ渡すのか、子供でも使える形にして広めるのかが問題だな。
どうあがいても、浮沈子には使いこなせそうもないけどな。
所詮は、変数の構成要素の一つに過ぎないからな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
近隣の特別区では、新宿区が世田谷区を抜いて、実数でトップに躍り出た。
例の、夜の街関連の掟破り(未発症者には舌噛んででも検査しない)の集団検査の効果だな。
浮沈子が棲息する大田区も微増しているが、まあ、落ち着いている感じだ。
狭い東京都の中でも、グラデーションはある。
感染は概ね2m以内で発生(媒体を介した接触感染を除く)するし、人の移動も平均すれば100kmとかにはならないからな。
(日本人の通勤時間や定期代・通勤距離は平均どのくらい?)
https://venture-finance.jp/archives/4982
「平均通勤距離は25.8キロメートル」
東京都には、近県との間で毎日300万人が出入りしている。
それでも、感染者の流動性はそれほど高くなく、比較的コンパクトに収まっている。
まあ、今日から広域移動が解禁されて、国内何処でもばら撒き可能になったわけだから、どうなることやらだがな。
数万人を屋内に収容して行うイベント(東京ドームでの野球とか)はまだまだできないが、集会も徐々に緩和されていくようだ。
感染対策が、どの程度機能するかは知らない。
やってみなくちゃ分からない。
やってみて、分かった時にどうするのか。
どうできるのか。
それが問題だ。
例の、濃厚接触アプリも、今日から解禁(ダウンロード可能)になった様だ。
(新型コロナ 濃厚接触の疑い通知するアプリ きょうから利用開始)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476011000.html
「アプリは19日から一般の利用が始まり、午後にはインターネット上に公開され、無料でダウンロードができるようになります。」
なんだ、午後からか・・・。
まあいい。
どーせ、ブルートゥースで電池バカ食いしたり、アイフォーンではバックグラウンドに追いやられて、正常稼働しないに決まっている(未確認)。
ダウンロードできる機種(OSのバージョン)も限られるし、浮沈子のようにスマホを持ち歩かない人には無縁だ。
(接触確認アプリ利用者向けQ&A:問9 どのようにアプリをインストールすればいいですか。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html#Q9
「「アプリの対応機種一覧」にない端末や最新でないOS環境では、正しく作動しない場合がありますので、機種とOSのバージョンをご確認ください。」
別記事によれば、アンドロイド6以降だそうだから、2.3とか4.2のユーザーである浮沈子は、最初から対象外だ。
やれやれ・・・。
さて、雨も小降りになったことだし、飯でも食いに行くかな(今日もフィットネスはサボリかあ?)・・・。
<追加1>
(接触アプリ名は「COCOA」 濃厚接触疑いある場合通知 午後運用)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476441000.html
「アプリは、19日の午後3時ごろから運用を開始し、インターネットで無料でダウンロードできます。」
まだ、リリースされないみたいだ(12:55現在)。
<追加2>
(誤解だらけの「ファーストペンギン」)
https://mitani3.com/blog/2019/06/post-416.html
「「ファーストペンギン」=たまたまドジって最初に落ちた奴。ペンギン研究者によれば、これが真実。他の者はその後、どんどん飛び込む。何千羽もね。」
なんだあ、そういうことだったのか・・・。
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