KOI―9612012年01月12日 20:57

KOI―961
KOI―961


次々と発見される、系外惑星。木星の1.7倍という赤色矮星とその惑星たちは、まるで映画2010年で恒星となった木星とその月たちのように、私には思える。

(NASAのページ)
http://kepler.nasa.gov/news/nasakeplernews/index.cfm?FuseAction=ShowNews&NewsID=179

(映画2010年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2010%E5%B9%B4_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

というわけで、ケプラー衛星が、今後どれほどの系外惑星を発見してくれるか、大いに期待が高まる。

と、思ったら、運用期間はあと9か月程度だと。

(ケプラー衛星)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)

(ケプラー・ミッション:本家NASAのページ)
http://www.kepler.arc.nasa.gov/

http://www.kepler.arc.nasa.gov/Mission/QuickGuide/

二番目のページの後ろの方に、3.5年の寿命だけど、6年は持つんじゃない?、って書いてあるようだ(合ってます?)。どうも、最近は大元に当たらないと正確な情報が取れないようだ。

4億ドル(320億円!)以上もかけているんだから、そのくらいは頑張ってもらわないと(おまえが払ってるわけじゃないだろ!)。

今回は、どちらかというと、スカの話だったようだが、拾った藁(わら)としては、たくさんある赤色矮星の系で地球型惑星が発見されたこと。今後、同様な発見が期待できるかも・・・。

20世紀には、可能性として語られていた太陽系以外の惑星が、こんなにもゾロゾロ出てくると、なんか有難みが薄れてくるような気がする。地球外生命も、1つや2つではなく、千とか万の単位になってくると、ちょっと不気味だ。

確率的にはもっとあるのかもしれない。宇宙は生命だらけで、掃いて捨てるほどあって、珍しくもなんともなくなって、そのうち、生命の可能性のない惑星系が発見されるとニュースになる、なーんてことには、たぶんならない。

やはり、ハビタブルゾーンに入る惑星は限られているのだし、恒星の寿命の中で、このタイミングで安定して生命を育める星は、さらに限られているのだろう。人類の文明期間なんて、宇宙スケールで見たらあっという間の出来事で、その間に他の惑星系で文明が栄える確率は極めて小さい。

ただ、有難いことに、相手は文字通り星の数ほどあるのだ。

こんなことは、当たり前なのだが、やはり現実として観測されるとワクワクする。子供の頃に思い描いていた未来に生きているという実感がある。

そして、こういったことを知るということは、狭い地球の上で、同じ種が争ったり殺し合ったりすることの愚かしさを、いやというほど感じさせてくれる。どうせ、短い命しか与えられていないのだから、仲良くすりゃあいいのに、とつくづく思う。

(心の中のとりで)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/12/27/6266339

宇宙の物語を知る度に、この言葉を思い出すのだ。