スピード1002016年04月08日 07:10

スピード100


ギニアの感染者は、いつの間にか9人に増えていて、死者は8人になった。

(Liberia and Guinea step up coordination to stem new cases of Ebola)
http://who.int/csr/disease/ebola/liberia-guinea-flareups-update/en/

「・・・there have been 9 Ebola cases since the flare-up began in late February.」

「Eight people have died・・・」

この記事の中で、自然宿主からの新たな感染の可能性は低いといっているが、回復後の患者からの感染が持続していることの方がヤバイような気がする。

「Tests from blood samples of the confirmed cases indicate the source of the virus is from a single and known transmission chain – suggesting exposure to infected body fluids from a survivor – rather than a re-introduction of Ebola virus from the wild animal population.」

今のところ、大規模な流行が再発する可能性は殆どない。

個別の感染経路を丁寧に潰していくことで、対応可能な状況だろう。

まあ、それができれば、という前提だが。

「WHO says Ebola-affected countries must remain ready to respond and maintain strong prevention, surveillance and survivor care programmes.」

理想と現実との間には、大きな隔たりがある。

感染にとっては危険な埋葬習慣が続いているように、目に見えないウイルスの感染に対して、現地での対応が劇的に改善され、大きな流行を未然に防ぐことが出来るようになっているかは、いささか疑問だ。

スピードが求められる局面が、再びやってきたわけだな。

「Liberian and Guinean authorities, with support from WHO, are organizing a meeting in the coming days to share information and more closely coordinate emergency response efforts and cross-border surveillance.」

うーん、悠長に会議開いてる場合じゃないんじゃないのか。

つーより、こういう事態に、どう対応するかという事前の取り決めが、未だにできていないということに驚きを感じる。

もちろん、コミュニケーションの充実を図るということは結構な話で、ペーパーに書かれたお約束だけでは、人間が的確に行動することは出来ない。

状況を想定した訓練を日常的に繰り返し、問題点を洗い出し、こまめに調整するというのが基本中の基本。

そして、感染が発見されたら、迅速かつ的確に行動し、感染経路を遮断しなければならない。

既に、ギニアのンゼレコレから、リベリアのモンロビアに至る長大な感染エリアが出来てしまっている。

点と点だけで済む話なんだろうか?。

世界では、ジカ熱に対する関心が高まり、エボラの基金の一部を振り向ける動きがある。

(米、ジカ熱対策にエボラ対策の6億ドル割り当て)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2744039.html

「エボラ出血熱対策用の予算の残りのおよそ6億ドルを割り当てると発表」

北半球が暖かくなる季節を迎え、媒介昆虫である蚊のシーズンがやってくるわけで、対応としては正しい。

世間の目は、エボラから遠のき、西アフリカ地域への関心は益々薄れていく。

「今年の春の後半かおそらく夏の後半には、報道各社がジカ熱ウイルスの重大な脅威について警鐘を鳴らすことになるだろう」

こっちも、スピードの問題だな。

しかも、感染のスピードは、桁違いに速い。

(ジカウイルス感染症とは)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/6224-zika-fever-info.html

「ジカウイルスは、1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離され、ヒトからは1968年にナイジェリアで行われた研究の中で分離された。」

こっちも、アフリカ原産か。

「ジカ熱は、2007年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013年にはフランス領ポリネシアで約1万人の感染が報告され、2014年にはチリのイースター島、2015年にはブラジルおよびコロンビアを含む南アメリカ大陸での流行が発生した。」

「日本に生息するヒトスジシマカ(Ae. Albopictus)も媒介可能である。」

「ジカ熱そのもので健康な成人が死に至ることは稀であるが、基礎疾患があり免疫力が低下している場合は死に至ることもある。」

問題は、妊婦の感染と新生児の小頭症だな。

CDCの地図を見ると、西アフリカでも感染の実績があるようだ(シエラレオネ)。

ダブルで流行したら、目も当てられないな・・・。

サマータイム2016年04月08日 13:27

サマータイム
サマータイム


ドラゴンが上がるというので、スペースXのページをチェックしたら、東部時間午後4時43分とある。

(ツイッターのページ)
https://twitter.com/SpaceX/status/717877089009999872

「Falcon 9 and Dragon targeting launch this Friday afternoon at 4:43pm ET. Updates & webcast → http://www.spacex.com/webcast

米国は、今年は3月13日から11月6日までがサマータイムなんだそうだ。

(アメリカの時差と現在時刻)
http://www.time-j.net/WorldTime/Country/US

この時期は、フロリダはUTCー4時間になっている。

浮沈子が棲息している地域の時差は、UTC+9時間なので、差し引きは13時間ということになる。

もちろん、我が国の方が早い。

9日の、明け方5時43分になっちまうわけだ。

やれやれ・・・。

まあいい。

今回は、ドローン船への初の軟着陸がかかっている。

未だに成功していない、前人未到の偉業である。

そういえば、前回失敗した時の映像は、どこにいったんだあ?。

(SpaceX:ユーチューブのページ)
https://www.youtube.com/channel/UCtI0Hodo5o5dUb67FeUjDeA?nohtml5=False

まだ、何も出てないな。

出さないつもりかもな。

まあ、どうでもいいんですが。

今回、バッチリ成功してくれればいい。

ブルーオリジンの方は、3回目の着陸を成功させて、鼻高々のようだ。

(米ブルー・オリジンのロケット、3度目の垂直着陸に成功)
http://www.afpbb.com/articles/-/3082759

「米テキサス(Texas)州で再利用型ロケット「ニュー・シェパード(New Shepard)」の3度目の打ち上げと軟着陸に成功した。」

「ロケットは地表からわずか1100メートル上空でエンジンの再噴射を始め、うまくいかなければ6秒で地上に激突すると説明」

スペースXは、ドラゴン2(有人宇宙船)を、地球周回軌道から、ピンポイントで着陸させようとしている。

ニューシェパードのカプセルは、永遠にパラシュートで降りてくるだけだ。

ドスン・・・。

明日の明け方には、決着がつく。

スペースXは、ゆくゆくは、2段目も回収して再使用されることになっているらしい。

ISS関連では、宇宙の藻屑になるのは、機械船の部分だけだ(再突入で燃え尽き)。

ノーズコーンは、海上に落下して、回収されたものもあるらしい。

まあ、ゴミだけどな。

再使用軌道ロケットへの道が、開かれようとしている。

前回のように、静止衛星を打ち上げる時でも回収可能になれば、大幅なコスト削減が実現する。

とりあえず、もう1回使うだけで、半額になるのだ。

3回で3分の1、4回で4分の1・・・、30回で30分の1。

そういう単純計算というわけにはいかないかもしれないが、回収コスト、輸送コスト、整備コストを考えても、数分の1になることは間違いない。

再使用できないロケットでは、最早太刀打ちできないのだ。

(再使用ロケット実験)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E5%AE%9F%E9%A8%93

「1998年、日本の宇宙科学研究所は、衛星軌道に達する能力はないが小型・安価で繰り返し飛行することができるロケットを開発・運用し、技術の蓄積を図ることを計画した。」

金がない悲しさ・・・。

(再使用宇宙輸送システム)
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/tech/flight/03.shtml

「宇宙科学研究本部では、将来の宇宙輸送の革新を目指した要素技術の研究と実験機を飛ばして実際に再使用を行うことにより新しい技術を実証しながら次の本格的な開発を加速するための研究を行っています。」

この研究は、とっくに終了していて、現在は何も行われていない(たぶん)。

(スペースXの12年前に垂直着陸 国産ロケットの実力)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99043450Q6A330C1000000/

「日本の研究者たちは地道に要素技術を積み上げて、再び、再使用ロケットの打ち上げに挑もうとしている。」

記事は、途中までしか読めないが、具体的に再使用ロケットが開発されているということはない(おそらく)。

最低でも、H3の次の次位にならないと、基幹ロケットを再使用するなんて話にはならない。

H3のエンジンは、パワーは最強ではないが、安全で安上がりなエンジンを使う方向に舵を切ったわけだから、むしろ、再使用からは思いっきり遠ざかったわけだ。

再使用よりも、先に有人飛行をやりたいんだろう。

よせばいいのに・・・。

米国の有人宇宙船が完成すれば、鬼のような実績があるソユーズが余るので、そっちに乗せてもらえばいいだけだ。

100億円くらい払えば、喜んで打ち上げてもらえるだろう。

今回、ドラゴンのトランクに詰め込んで、ビゲローの風船がISSに運び込まれる。

(「宇宙ホテル」は実現するか - 空気で膨らむ宇宙ステーションの試験始まる)
http://news.mynavi.jp/articles/2016/04/07/beam/

「萎んだ状態のBEAM。この状態でドラゴン補給船の外部にあるトランク部に搭載される」(画像参照)

鳥嶋さんが最後に書いている。

「最近、低コストなロケットの開発に挑んでいることで話題の「スペースX」は、「ドラゴン2」という宇宙船を開発しているが、そのコストは1人あたり2000万ドル(現在のレートで約22億円)と見積もっている。ドラゴン宇宙船は再使用ができるため、運用が続けられるなかでコストが下がる可能性はあるが、それでも数千万円ほどまでにしか下がらないだろう。」

22億円が、例えば5千万になったら、40分の1ということだ。

なーに、スペースXには、ファルコン・ヘビーというのもある(開発中)。

地球低軌道に50トンの物体を放り上げることが出来る。

(ファルコンヘビー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%BC

「LEOへのペイロード:53,000 kg (120,000 lb)」

100人乗りの宇宙船で、さらにコスト20分の1なら、250万円だ。

もう一声、フロリダまでの航空券と、どっちが高いかというくらいに値下げしてもらいたいもんだな。

直線距離なら、フロリダの方が遠いしな(ISSは高度約400km)。

まあいい。

問題は、宇宙ホテルの収容力の方だろう。

宇宙のホテル王が、誰になるのか、楽しみだな。

毎週金曜日はひとみの日2016年04月08日 19:11

毎週金曜日はひとみの日
毎週金曜日はひとみの日


最近、記憶力にますます自信がなくなって、今日が衛星ひとみの定例記者会見だったことも、ケロッと忘れていた。

記者会見の生中継を途中から見て、どーせ、後で見直せばいーやと、途中でやめてしまうという、この気合のなさ・・・。

説明資料も、今回からバッチリ出しているので、それをみればいい。

(X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)
の状況について
平成28(2016)年4月8日
国立研究開発法人
宇宙航空研究開発機構)
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/files/20160408_hitomi.pdf

ネットの生中継を聞きながら、ざっと眺めたところでは、当初4回と言われていた障害後の受信が、3回になったこと、ハワイのすばる望遠鏡の画像が得られたこと(なんだか、良く分かりませんが)、木曽観測所の光度曲線が、5.22秒周期で一致したことなどが新しい。

他は、例によって、テレメトリーが受からなければ分かりませんの一点張り(まあ、そりゃそうなんでしょうが)。

姿勢異常が最初に発生したことから、リアクションホイールの不具合が疑われているらしいが、それだけでは、2.7トンの衛星を、毎秒5回以上もぶん回すパワーはないとのこと。

それじゃあ、一体、ひとみに何が起こったのか?。

だから、テレメトリーが来なければ、何も分からないと・・・。

禅問答のような記者説明会は、金太郎飴のようなやりとりが続く。

浮沈子は思うんだが、やはり、国民とのコミュニケーションがへたくそだな。

記事にどう書けば、デスクを通るかとか、商売のことが頭から離れない記者どもを相手にするんじゃなくって、ちゃんとキャスターを立てて、ゲストも招いて、国民が本当に知りたいと思っていることを、分かり易く、直接語り掛けるべきだ。

国民からの疑問点も、直接受けて、そこで解説すべきだろう。

記者説明会の生中継を出すというのは、一見誠実そうだが、ワンクッション置いているわけで、手抜きというもんだろう。

インターネット万能の、21世紀初頭では、そういう手抜きは許されない。

まあいい。

(X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の状況について:中継出ます:3分44秒辺りから)
https://www.youtube.com/watch?v=8krlZ1_wbNg

仮に3秒に1回の回転ということになると、太陽電池の分離の可能性があるという。

質疑応答では、一度、その回転速度になってから、部品が分離後に5秒に落ちた可能性もあるという。

万事休す・・・。

浮沈子的には、もう、回復の見込みはなくなったと思っている。

早いとこ、見切りをつけて、さっさとひとみ2号に注力するのが賢明だな。

それにしても、NASAからは、未だに何の音沙汰もないんだろうか?。

ナサ(NASA)けないというか、なんというか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

遠い宇宙の彼方に行ってしまったのなら、諦めもつくし、手の出しようもないんだが、目と鼻の先をクルクル回りながら周回しているというのもイラッとする。

(ASTRO H:本体と推測)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41337

「NORAD ID: 41337
Perigee: 571.6 km
Apogee: 588.8 km
Inclination: 31.0 °
Period: 96.1 minutes」

(ASTRO H DEB:デカイデブリ)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41442#results

「NORAD ID: 41442
Perigee: 567.7 km
Apogee: 587.2 km
Inclination: 31.0 °
Period: 96.1 minutes」

(ASTRO H DEB:その他のデブリ)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41440#results

「NORAD ID: 41440
Perigee: 560.9 km
Apogee: 584.1 km
Inclination: 31.0 °
Period: 96.0 minutes」

(ASTRO H DEB:その他のデブリ)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41441#results

「NORAD ID: 41441
Perigee: 535.1 km
Apogee: 573.6 km
Inclination: 31.0 °
Period: 95.6 minutes」

今日は、原田親分の出番は、殆どなし。

最後の質問では、姿勢制御系のエラーが生じて、初めは17時間に1回転のゆっくりした回転を起こし、どこかのタイミングでスラスターが吹いたために、毎秒3回転を超える高速回転に転じ、衛星の一部(たぶん、太陽電池含む)が、バラバラに吹っ飛んだ可能性があるということが分かった。

まあ、テレメトリーが来ないので、あくまでも推測だが、太陽電池が吹っ飛んでると、二度とデータは降りてこない(6枚中3枚までは許容範囲)。

スッキリと諦めて、運用断念、原因不明で幕引きだな。

今回は、余り初物はなかったが、リアクションホイールは三菱系の国産品を導入している。

以前にも取り上げたが、大規模衛星システムでのスペースワイヤーの導入も初めてだ。

(スペースワイヤー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/04/01/8061734

「衛星のキーとなるアーキテクチャーが、ことごとくこのネットワークに繋がっている。」

姿勢制御系のトラブルの中に、このネットワークの仕掛けが絡んでなければいいんだがな。

ゆっくりとした回転の異常を、センサーが感知して、それを補正しようとしたシステムが、何らかの異常をきたして、本来、吹いてはならないはずのスラスターを、思いっきり吹かしたとか・・・。

(X線天文衛星「ASTRO-H」がプレス公開 - 絶対温度0.05度を実現する冷却装置に大注目)
http://news.mynavi.jp/articles/2015/12/02/astro-h/

ははあ、こいつかあ(画像参照)。

この角度で吹くと、Y軸(太陽電池に垂直な軸)の周りに、思いっきり回転しそうだな。

延長した部分とか、太陽電池の端位が、ペキッと逝きそうな雰囲気ではある。

まあ、テレメトリーが来ないと分かりませんが。

姿勢制御プログラムのバク、ネットワークプログラム(ミドルウエア含む)の不具合、デバイスの誤作動・・・。

太陽電池の散逸と、高速の回転、バッテリーの枯渇・・・。

通信途絶と、3回のかすかな受信、原因究明の努力を嘲笑うかのような、複合的な状況。

観測の度に増えていく、散逸したデブリ・・・。

数十年後に大気圏に突入して燃え尽きるまで、ねちねちと観測され続けるわけだ。

ちと、やりきれないな。

でも、これが宇宙というものだし、人間の所業である限り、失敗はつきものだ。

形あるものは、いつか壊れる(早過ぎ!)。

今後の宇宙開発のために、ある程度は原因を究明する努力は必要だが、ワケワカのこともあり得る。

糸の切れた凧に、どうして糸が切れたのかを尋ねるようなもんだ。

風のせいということにして、次の凧を飛ばすのがよろしい。

SXSは、よーくお祓いしてからな・・・。

縁起でもない2016年04月08日 19:54

縁起でもない
縁起でもない


スペースXのミッションパッチ(ワッペンですな)を見ていて、妙なことに気付く。

回収用のドローン船が描かれていないのだ(画像参照)。

(CRS-8 Dragon Resupply Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/spacex_crs8_press_kit.pdf

「Launch Facility:
Space Launch Complex 40 (SLC-40), Cape Canaveral Air Force Station, Fla.」

ケープカナベラル空軍基地からの発射だから、間違いなくハシケ(Of Course I Still Love You)の上に降りてくるはずなのだが・・・。

嫌な予感がするな。

お約束の四葉のクローバーやファルコンマーク、ISSへのドッキングの位置、打ち上げのフロリダは描かれていて、色を変えたりして、分かり易くなっていたりするのに・・・。

縁起でもない。

ちなみに、前回のCRS-7のパッチには、ちゃんと描いてある。

(SpaceX CRS-7 Mission Press Kit:資料3ページ参照)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/spacex_nasa_crs-7_presskit.pdf

ひょっとして、ドローン船の上に降りようとしても、そこに船がいなかったりするんじゃないのかあ?。

(spacexDroneship out to sea)
https://www.instagram.com/p/BD62eVCl8QF/?taken-by=spacex

一応、出港していることにはなってるようだ。

うーん、何か気になるなあ・・・。

網持って来い2016年04月08日 20:43

網持って来い


(アングル:「自動運転」の米軍艦が試験運航へ、中ロに対抗)
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0X50JW.html

無人船かあ・・・。

スクリューで進むのか、ウォータージェットで進むのかわからないが、こういう船を見ると、ロープとか漁網を流して、スクリューに絡まったりするのを見てみたいような気もするな・・・。

海の男は、そういう卑劣なことはしないもんだろうが、世の中にはいろんな人間がいるからな。

「このような艦船を恐れる理由は何もない」

乗っ取ったりすることもできるんだろうか?。

米国海軍の資産だから、余程の覚悟がいるだろうし、ひょっとしたら、そのまま空爆かなんかされて撃沈してしまうかもしれない。

その前に、プログラムを乗っ取って、逆兵器として使ったりして・・・。

いろいろと、妄想のネタにはなりそうだが、浮沈子は、実際に就役できるかどうかは未知数だと見ている。

それよりも、うらしまを改良した、無人潜水艦の方が現実的だろう。

水中を航行するので、そう簡単には乗っ取られない。

作戦海域までは、ディーゼルで行って、一定期間、そのエリアを通過する潜水艦を追尾する。

エリア外に出る所で、次のエリアを管轄する無人潜水艦に引き継ぐ。

太平洋を、いくつかのセルに分割して、音紋解析とかするわけだ。

追尾されていることが分かったら、そのセルの中でぐるぐる回って、電池がなくなるのを待つという作戦もあるな。

十分な数を配備する必要があるだろう。

外洋は、無人潜水艦だらけになるわけで、さぞかし賑やかなことだろう。

この水上艦艇は、ちょっとショボイな。

実戦で、どこまで耐えられるか。

40mもある水上艦だから、当然、衛星からは丸見えなわけで、近くに行って網流すだけで、簡単に封じ込めが出来てしまう・・・。

魚雷とか、もったいないし。