ジュノー ― 2016年07月04日 06:04
ジュノー
元々は、ローマ神話における、ジュピター(ギリシャ神話ではゼウス)のかみさんの名前らしい。
(ジュノー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC
「ローマ神話の女神ユーノーの英語名。」
(ユーノー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC
「ギリシア神話のヘーラーと同一視される。」
(ヘーラー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC
「ヘーラーはゼウスが三番目に兄弟姉妹婚した正妻」
(ゼウス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%82%A6%E3%82%B9
「ゼウスはローマ神話ではユーピテル(ジュピター)にあたる。」
やれやれ、ややっこしいな。
で、このジュノーの名前を取って、木星探査機ジュノーが飛んでいる。
(ジュノー (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「ジュノー (Juno) は、NASAの木星探査機である。中規模の太陽系探査を行うニュー・フロンティア計画の一環として行われる。」
打上は、2011年。
もう、5年前だ。
東日本大震災の年。
その、暑い夏に地球を飛び立ち、明日、木星軌道に投入される(予定)。
(7月4日は木星探査機ジュノーの「Xデイ」)
http://wired.jp/2016/07/03/some-things-you-need/
「7月4日(現地時間、日本時間の5日午前)、アメリカにいるぼくらがバーベキューをしているとき、米航空宇宙局(NASA)の科学者たちは、地球から約7億8,000km離れたところにいる無人宇宙船の命運を心配しているだろう。」
ああ、7月4日は、米国の独立記念日だしな(なんで、BBQするんだあ?)。
改めて確認したんだが、木星に探査機を送り込んでいるのはNASAだけだ。
(木星探査)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%98%9F%E6%8E%A2%E6%9F%BB
「現在のところ全てのミッションはアメリカ航空宇宙局によって実行されてきたもの」
ソ連も、木星には行っていない。
この太陽系最大の巨大ガス惑星は、ただ遠いだけではない。
過酷な環境が探査を困難にしている。
「木星の軌道に8年間以上滞在したガリレオでは、プローブの浴びた放射線量は設計値を大きく超え、機器が何度か故障した。探査機のジャイロスコープのエラーは増え、回転部と非回転部の間で時々放電が起こってセーフモードに入った。そのため、16周目、18周目、33周目の軌道データは欠損している。また、放射により、ガリレオの超安定水晶振動子の位相シフトが起こっている」
行くだけでも大変なのに、そこに留まるというのは、至難の業ということになる。
ジュノーは、木星軌道で1年余りしか稼働しない。
「木星軌道投入後、1年間(33周回)観測を行う予定。観測データを中継し終えると、その後はエウロパに衝突して地球の微生物で汚染を生じる危険性をなくすために、木星に突入させる予定」
せっかく5年も掛けて行ったとしても、短い期間しか留まれないわけだな。
「木星以遠を調査する惑星探査機としては、初めて原子力電池 (RTG) ではなく太陽電池パネルで電力を得るシステムを採用した」
大方、ボーイング(原子力電池のメーカー)が吹っ掛けたんで、予算が足りなくなったんだろう・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「予定:
・2016年7月4日: 木星到着。極軌道に入る。
・2017年10月: 探査を終えて木星へ突入。
・2018年: データ解析終了。」
木星というのは、ある意味で神秘的な惑星の象徴だ。
「2001年宇宙の旅」では、この惑星の軌道上に、神の象徴である巨大なモノリスが浮かび、続編の「2010」では、大量のモノリスが木星を活性化して、新たな恒星系を作り出すという荒唐無稽な話になっている。
恒星系というのは、この宇宙に於いて、あらゆる価値の根源に当たるものだ。
物質やエネルギーを生み出し、生命を育む・・・。
実際、エウロパの微生物汚染を懸念して、ジュノーは使用後は木星に突入させて廃棄される(木星の汚染はいいのかあ?)。
まあいい。
この探査機が、何か新しい知見をもたらしてくれるのかどうかは分からない。
我が国にも、木星探査計画がある。
(太陽の光を受けて航行する宇宙ヨット)
http://www.jaxa.jp/article/special/explore/mori02_j.html
「木星圏を探査する計画では、直径約50mの大きさのセイルに、イオンエンジンを搭載する予定です。」
我が国の場合は、観測による科学的価値よりも、工学的挑戦が優先されているような気もするがな。
行きゃあいいってもんじゃないだろう?。
まあ、米国に続いて、世界で2番目というバッジが欲しいのかもしれない。
もたもたしていると、中国やインドに先を越されちまいそうだしな。
ひとみの失敗で、ISASの大型プロジェクトには、暫く見直しが入るだろうしな。
我が国は、宇宙開発を国威発揚の手段として考える時期を過ぎていると思うんだがな。
明日、ジュノーが無事に軌道投入されることを願っているが、正直に言えば、半分くらいは失敗しないかななどと、密かに考えてもいる(他人の不幸は蜜の味・・・)。
つーか、この探査機自体、地球スイングバイの際に、既にトラブルを経験している。
「最接近10分後ジュノーは何らかの故障を検知してセーフモードになり、10月11日までこの状態が続いた。」
木星軌道は、通信時間が約49分なんだそうだ。
コンピューターにお任せするしかない。
しかも、電磁気の嵐の中での話だ。
何が起こってもおかしくはない。
表向きは、成功を祈るということにして置こうじゃん!?。
元々は、ローマ神話における、ジュピター(ギリシャ神話ではゼウス)のかみさんの名前らしい。
(ジュノー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC
「ローマ神話の女神ユーノーの英語名。」
(ユーノー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC
「ギリシア神話のヘーラーと同一視される。」
(ヘーラー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC
「ヘーラーはゼウスが三番目に兄弟姉妹婚した正妻」
(ゼウス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%82%A6%E3%82%B9
「ゼウスはローマ神話ではユーピテル(ジュピター)にあたる。」
やれやれ、ややっこしいな。
で、このジュノーの名前を取って、木星探査機ジュノーが飛んでいる。
(ジュノー (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「ジュノー (Juno) は、NASAの木星探査機である。中規模の太陽系探査を行うニュー・フロンティア計画の一環として行われる。」
打上は、2011年。
もう、5年前だ。
東日本大震災の年。
その、暑い夏に地球を飛び立ち、明日、木星軌道に投入される(予定)。
(7月4日は木星探査機ジュノーの「Xデイ」)
http://wired.jp/2016/07/03/some-things-you-need/
「7月4日(現地時間、日本時間の5日午前)、アメリカにいるぼくらがバーベキューをしているとき、米航空宇宙局(NASA)の科学者たちは、地球から約7億8,000km離れたところにいる無人宇宙船の命運を心配しているだろう。」
ああ、7月4日は、米国の独立記念日だしな(なんで、BBQするんだあ?)。
改めて確認したんだが、木星に探査機を送り込んでいるのはNASAだけだ。
(木星探査)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%98%9F%E6%8E%A2%E6%9F%BB
「現在のところ全てのミッションはアメリカ航空宇宙局によって実行されてきたもの」
ソ連も、木星には行っていない。
この太陽系最大の巨大ガス惑星は、ただ遠いだけではない。
過酷な環境が探査を困難にしている。
「木星の軌道に8年間以上滞在したガリレオでは、プローブの浴びた放射線量は設計値を大きく超え、機器が何度か故障した。探査機のジャイロスコープのエラーは増え、回転部と非回転部の間で時々放電が起こってセーフモードに入った。そのため、16周目、18周目、33周目の軌道データは欠損している。また、放射により、ガリレオの超安定水晶振動子の位相シフトが起こっている」
行くだけでも大変なのに、そこに留まるというのは、至難の業ということになる。
ジュノーは、木星軌道で1年余りしか稼働しない。
「木星軌道投入後、1年間(33周回)観測を行う予定。観測データを中継し終えると、その後はエウロパに衝突して地球の微生物で汚染を生じる危険性をなくすために、木星に突入させる予定」
せっかく5年も掛けて行ったとしても、短い期間しか留まれないわけだな。
「木星以遠を調査する惑星探査機としては、初めて原子力電池 (RTG) ではなく太陽電池パネルで電力を得るシステムを採用した」
大方、ボーイング(原子力電池のメーカー)が吹っ掛けたんで、予算が足りなくなったんだろう・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「予定:
・2016年7月4日: 木星到着。極軌道に入る。
・2017年10月: 探査を終えて木星へ突入。
・2018年: データ解析終了。」
木星というのは、ある意味で神秘的な惑星の象徴だ。
「2001年宇宙の旅」では、この惑星の軌道上に、神の象徴である巨大なモノリスが浮かび、続編の「2010」では、大量のモノリスが木星を活性化して、新たな恒星系を作り出すという荒唐無稽な話になっている。
恒星系というのは、この宇宙に於いて、あらゆる価値の根源に当たるものだ。
物質やエネルギーを生み出し、生命を育む・・・。
実際、エウロパの微生物汚染を懸念して、ジュノーは使用後は木星に突入させて廃棄される(木星の汚染はいいのかあ?)。
まあいい。
この探査機が、何か新しい知見をもたらしてくれるのかどうかは分からない。
我が国にも、木星探査計画がある。
(太陽の光を受けて航行する宇宙ヨット)
http://www.jaxa.jp/article/special/explore/mori02_j.html
「木星圏を探査する計画では、直径約50mの大きさのセイルに、イオンエンジンを搭載する予定です。」
我が国の場合は、観測による科学的価値よりも、工学的挑戦が優先されているような気もするがな。
行きゃあいいってもんじゃないだろう?。
まあ、米国に続いて、世界で2番目というバッジが欲しいのかもしれない。
もたもたしていると、中国やインドに先を越されちまいそうだしな。
ひとみの失敗で、ISASの大型プロジェクトには、暫く見直しが入るだろうしな。
我が国は、宇宙開発を国威発揚の手段として考える時期を過ぎていると思うんだがな。
明日、ジュノーが無事に軌道投入されることを願っているが、正直に言えば、半分くらいは失敗しないかななどと、密かに考えてもいる(他人の不幸は蜜の味・・・)。
つーか、この探査機自体、地球スイングバイの際に、既にトラブルを経験している。
「最接近10分後ジュノーは何らかの故障を検知してセーフモードになり、10月11日までこの状態が続いた。」
木星軌道は、通信時間が約49分なんだそうだ。
コンピューターにお任せするしかない。
しかも、電磁気の嵐の中での話だ。
何が起こってもおかしくはない。
表向きは、成功を祈るということにして置こうじゃん!?。
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