😼ガザ消滅不可避:四面楚歌2024年10月08日 16:36

ガザ消滅不可避:四面楚歌


(ガザ戦闘1年、イスラエル軍が多正面で戦闘…ハマス・ヒズボラ・フーシと空爆やミサイルで応酬)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241008-OYT1T50046/

「パレスチナ自治区ガザでの戦闘が始まってから1年の7日、多正面で戦いを続けるイスラエルは、レバノンやガザ、イエメンから相次いで攻撃を受けた。」

正直言って、1年も続くとは思っていなかったからな。

長くても数か月。

今年の夏には決着すると見ていた。

まあ、浮沈子の見立てが当たることは少ないけど・・・。

・レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ:約190発の 飛翔ひしょう 体をイスラエルに撃ち込み(ヒズボラは7日夕までに135発の飛翔体をイスラエル領内に撃ち込んだ。テルアビブ近郊のイスラエル軍情報部門の基地を狙って5発を発射)

・イスラエル軍:レバノン南部で1時間に120か所以上に空爆を加える(ヒズボラのミサイル部隊や情報拠点などが標的、これに先立ち地上部隊を援護する空爆も行った)

・ガザ南部のハンユニス、ガザ北部:飛翔体が発射(北部からの攻撃内容は不明)

・イエメンの反政府武装勢力フーシ:地対地ミサイルでテルアビブ近郊を標的

やれやれ・・・。

1年目の節目だけで、このザマだ。

もちろん、先日にはイランからの大量のミサイル攻撃を食らっている(反撃はまだのようです)。

四面楚歌(レバノン、ガザ、イエメン、イラン)だな。

「我々は戦いを続け、団結して勝利する」(イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相)

「ハマスの排除やハマスが拘束している人質の奪還などの目的を達成する決意」

中東の紛争は終結どころか拡大する一方だ。

イスラエルは、国家の存在を賭けて戦っている。

パレスチナの地では、そうしなければ生き残れない。

ハマスも、ヒズボラも、フーシも、イランも、それは同じだ。

米国がこの地でイニシャチブを発揮しようとしても、既にその影響力には陰りが出ている。

ウクライナへの支援にも、多大な影響が及んでいる。

このまま、2027年の台湾軍事侵攻になだれ込めば、その対応能力は飽和する。

それまでには、何らかの手打ちをして、事態を収束させておかないとな・・・。

😼欧州大戦争:北朝鮮参戦2024年10月08日 22:45

欧州大戦争:北朝鮮参戦


(韓国国防相 “北朝鮮がウクライナに軍派遣の可能性高い”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241008/k10014604351000.html

「両国の関係は軍事同盟に劣らないほど緊密になっている」(韓国のキム・ヨンヒョン国防相)

韓国国会での発言だからな。

情報戦というには大っぴらすぎる話だ。

真偽のほどはともかく、ロシア訪問中の兵士が犠牲になったという報道もある。

「ウクライナ東部のロシア側が支配する地域で、北朝鮮の将校6人がウクライナ軍のミサイル攻撃で死亡したとウクライナのメディアが4日に報じた」

「さまざまな状況からみて事実である可能性が高い」(キム国防相)

で、記事のメインは、北朝鮮が参戦するかどうかという質問にどう答えたか。

「北朝鮮がウクライナに軍の部隊を派遣する可能性があるか」

「派遣する可能性が非常に高い」

うーん、そうなのかあ?。

300万発の砲弾だけではなく、肉弾も提供するということなわけだ(そういうことかあ?)。

「両国の関係は軍事同盟に劣らないほど緊密になっている」(再掲)

そりゃあそうだろうけど、また、規模にもよるだろうけど、ウクライナ戦線へ極東から派遣ということになれば、穏やかな話ではない。

既に、欧州は軍事訓練や傭兵という形でウクライナに人的協力(つーのかあ?)をしているけど、正規軍の派遣ということになれば、北朝鮮はウクライナの正当な軍事目標ということになる。

韓国も、ウクライナに砲弾を供給しているというから、話はさらにややっこしい。

38度線は、単なる休戦ラインではなく、世界を2分する勢力が対峙するホットライン(!?)ということになる。

ゼレンスキーは、西側供与の長射程ミサイルでのロシア領内の攻撃を認めるように要請しているけど、さすがに極東までは届かないだろう。

が、何らかの方法で報復することは有り得る。

世界を巻き込んで、ロシアを降伏させることしか頭にないからな(そうなのかあ?)。

韓国国防相の認識はいかがなものか。

浮沈子的には、あり得ない話としか思えない。

軍事顧問団を派遣して、ロシアの戦闘ノウハウを吸収するくらいがせいぜいだろう。

まあ、どうでもいいんですが。

仮に、ウクライナで実践投入されて鍛えられた北朝鮮の部隊と対峙することになれば、韓国にとっては深刻な話になる。

どうするのか。

もしかして、韓国もウクライナへの派兵を考えているのではないのか。

国会でのキム国防相の発言は、そのための布石かも知れない。

まずは、少人数の軍事顧問団を送り込むことからだな。

で、現地でミサイル攻撃に巻き込まれて6人くらい死亡することになるわけだ(そんなあ!)。

まあいい。

我が国は、人道支援に徹して、巻き込まれないようにしないとな。

軍事衝突は、黙っていれば際限なくエスカレートする。

中東情勢を見れば明らかだ。

火に油を注ぐ米国の存在も同じだしな。

飛んで火に入る夏の虫か。

もう、夏は終わっちまったけどな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアと「パートナーシップ条約」結んだ北朝鮮、ウクライナへの正規軍派遣「可能性が高い」…韓国国防相が見解)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241008-OYT1T50134/

「露朝が6月の首脳会談で締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」では、いずれかが武力侵攻を受ければ軍事的援助を提供することが明記されている。」

「6人が死亡したのは、ドネツク州ドネツク近郊にある露軍の演習場で、露側が北朝鮮側に訓練を実演」(ウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」)

「同紙によると、ウクライナ国防省情報総局は昨年、ウクライナの露占領地域に工兵を含む少数の北朝鮮軍関係者が訪れた」

状況証拠だなあ・・・。

「北朝鮮は、ベトナム戦争と1973年の第4次中東戦争にパイロットを派兵したほか、シリア内戦に地上部隊を派遣したとタス通信が2016年3月に報じている。」

確かに、北朝鮮参戦の外堀は埋まっているけど、内堀は残っている気がする。

もっとも、ロシアはチェチェンなど旧ソ連諸国から既に派兵を受け入れており、また、傭兵も世界中から集まっている。

兵士は多すぎて困ることはない。

志願兵の給料や一時金を上げたり、除隊後に要職に登用したりしてリクルートに励んでいる。

ウクライナほどではないかも知れないが、兵士の調達に苦労している点では同じだろう。

北朝鮮からの受け入れが実現するかどうかは分からないが、ロシア側から断る理由はないだろう。

ロシアの用兵では、死傷者の数も膨大だろうしな(既に64万8千人超とも)。

やれやれ・・・。

が、北朝鮮の参戦は量の問題ではないだろう(砲弾は量が命ですが)。

権威主義的国家同士の協力という点で注目だ。

中国やインドが公式に参戦ということになれば、そりゃあ量も問題になるだろうけどな・・・。