😼メキシコへの道:第5章:ロストライン ― 2026年03月06日 05:18
メキシコへの道:第5章:ロストライン
この記事を書こうか書くまいか、浮沈子はずいぶん迷った。
講習の最終日(予備日程を除く)、洞窟潜水の定番、お約束のスキルを行う。
そう、ロストラインだ。
浮沈子は、これを陸上でも、海洋のトレーニングでも、セノーテの本番でも、その後の練習でも、何度も繰り返して行っている。
昨年には、アドバンスドレックの講習で、細部に微妙な違いはあるものの、沈船内でも行っている(名古屋のプールでも練習しました)。
薬籠中にしているはずのスキルなわけだ(都合、10回はやってるからな:ロストラインスペシャリストかあ?)。
で、今回は致命的なミスを犯している。
既に、エアシェア+ラインコンタクトで、ロングホースと共に確保していたラインから手を離すという致命的なミスを犯し、一度死んでいるわけだが、ロストラインでも2度目に死んだ(007も二度死ぬからな)。
スキルの詳細は割愛するけど、要するに1度目の探索でラインを見つけることが出来なかった。
それは想定の範囲内なんだが、具体な状況は致命的だった。
誤った方向を探索して、戻ろうかどうしようかというタイミングだったんだが、行った先が頭上に天井が張り出しているところで、戻る際に浮上することが出来ないだけではなく、下手をすればUターンも出来ない狭いところだったわけだ。
やれやれ・・・。
まだ、セーフティ・リールに巻いてあるラインには余裕があり、もう少し先に行くことも出来たけど、誤った方向でどれだけ進むかの判断のタイミングも後れている。
竹内さんが中断して、元の場所に戻してくれて2度目の探索を始めて成功したんだが、この間のガス消費量は50バール近い。
やれやれ・・・。
これでは、仮にメインラインにたどり着けたとしても、ガス量が足りなくなって戻ることが出来なくなる恐れがある。
が、問題はそれだけじゃない。
プロファイル(画像参照)を見て分かる通り、浮沈子はこの間、サイドマウントのタンクの切り替えを全くしていない。
その結果、スキルを終了した時点で両方のタンクの圧力差は70バールを超えている。
やれやれ・・・。
タンクのバランスが崩れるだけではなく、残圧が多いタンクのレギュレーターやバルブが故障すれば、少ないタンクのガスだけで帰ってこなければならない。
それでなくても、ロストしたラインの探索で余分なガスを吸っているところに持ってきて、片減りしたタンクのリスクも抱えちまったわけだ。
ロストライン+探索の失敗+ガスの片減り。
もちろん、竹内さんはそのことには気づいていて、スキルが終了して待機する前に、残圧を確認しろという指示が飛んだ(もちろん、浮沈子はその前に気付いて、見つからないようにこっそり交換してたんだが(何かのスキル終了後には、残圧確認する習慣はあるからな)、バレテーラ・・・)。
まあいい。
最終試験の項目だったが、鈴木さんも無事通過して目出度く全講習を修了してフルケーブダイバーの誕生になった。
竹内さん的には、浮沈子に先にサクッとお手本をやらせて、さっさと受講生の番にしたかったようだが、思惑が外れた感じだ。
スキルをやった場所は、タジマハのメインラインを少し行ったところで、ガイドのジョニーさんも、ここなら水濁しても大丈夫と指示してくれたところだ。
タジマハやエルエデンは、講習御用達のセノーテだからな。
午後の時間で濁す分には文句は言われない(朝一だとマズいかもな)。
今回のロストラインでのチョンボは、浮沈子的にはショックが大きい。
ストレス下でのアウェアネス(自分自身や装備に対する)の欠如が露になった感じだ。
ロストラインというスキルに限らず、今後、ハイリスクなテクニカルダイビングを継続できるかどうかにも係わる。
年齢的にも体力的にも、もちろん注意力や集中力の面でも、限界が見えてきたような気もする。
少し経験値が上がってきていることもあり、何事もなければボロを出さずに済んでいるけど(ホントかあ?)、何かがあった時には対応できなくなる可能性がある。
ハイリスクなダイビングでは、それは自分自身だけではなく、チーム全体を危険にさらすことになるからな。
そこは見極めていかなければならない。
三保先生が言ってたっけな・・・。
洞窟ダイバーは、地上で死ななければならない(水中で死んではならないという意味)。
安全に潜ることが出来なくなれば、ケーブダイビングをやめるしかない。
何時かそういう日が来ることは間違いないが、ちゃんと潜れるようになる前にやってくるとしたら情けない話だ。
が、情けなかろうが何だろうが、ヤバくなったら撤退しかない。
そろそろ、そういう決断も必要になってきたのかもしれない。
致命的なミスを、実際の場で犯す前にな・・・。
この記事を書こうか書くまいか、浮沈子はずいぶん迷った。
講習の最終日(予備日程を除く)、洞窟潜水の定番、お約束のスキルを行う。
そう、ロストラインだ。
浮沈子は、これを陸上でも、海洋のトレーニングでも、セノーテの本番でも、その後の練習でも、何度も繰り返して行っている。
昨年には、アドバンスドレックの講習で、細部に微妙な違いはあるものの、沈船内でも行っている(名古屋のプールでも練習しました)。
薬籠中にしているはずのスキルなわけだ(都合、10回はやってるからな:ロストラインスペシャリストかあ?)。
で、今回は致命的なミスを犯している。
既に、エアシェア+ラインコンタクトで、ロングホースと共に確保していたラインから手を離すという致命的なミスを犯し、一度死んでいるわけだが、ロストラインでも2度目に死んだ(007も二度死ぬからな)。
スキルの詳細は割愛するけど、要するに1度目の探索でラインを見つけることが出来なかった。
それは想定の範囲内なんだが、具体な状況は致命的だった。
誤った方向を探索して、戻ろうかどうしようかというタイミングだったんだが、行った先が頭上に天井が張り出しているところで、戻る際に浮上することが出来ないだけではなく、下手をすればUターンも出来ない狭いところだったわけだ。
やれやれ・・・。
まだ、セーフティ・リールに巻いてあるラインには余裕があり、もう少し先に行くことも出来たけど、誤った方向でどれだけ進むかの判断のタイミングも後れている。
竹内さんが中断して、元の場所に戻してくれて2度目の探索を始めて成功したんだが、この間のガス消費量は50バール近い。
やれやれ・・・。
これでは、仮にメインラインにたどり着けたとしても、ガス量が足りなくなって戻ることが出来なくなる恐れがある。
が、問題はそれだけじゃない。
プロファイル(画像参照)を見て分かる通り、浮沈子はこの間、サイドマウントのタンクの切り替えを全くしていない。
その結果、スキルを終了した時点で両方のタンクの圧力差は70バールを超えている。
やれやれ・・・。
タンクのバランスが崩れるだけではなく、残圧が多いタンクのレギュレーターやバルブが故障すれば、少ないタンクのガスだけで帰ってこなければならない。
それでなくても、ロストしたラインの探索で余分なガスを吸っているところに持ってきて、片減りしたタンクのリスクも抱えちまったわけだ。
ロストライン+探索の失敗+ガスの片減り。
もちろん、竹内さんはそのことには気づいていて、スキルが終了して待機する前に、残圧を確認しろという指示が飛んだ(もちろん、浮沈子はその前に気付いて、見つからないようにこっそり交換してたんだが(何かのスキル終了後には、残圧確認する習慣はあるからな)、バレテーラ・・・)。
まあいい。
最終試験の項目だったが、鈴木さんも無事通過して目出度く全講習を修了してフルケーブダイバーの誕生になった。
竹内さん的には、浮沈子に先にサクッとお手本をやらせて、さっさと受講生の番にしたかったようだが、思惑が外れた感じだ。
スキルをやった場所は、タジマハのメインラインを少し行ったところで、ガイドのジョニーさんも、ここなら水濁しても大丈夫と指示してくれたところだ。
タジマハやエルエデンは、講習御用達のセノーテだからな。
午後の時間で濁す分には文句は言われない(朝一だとマズいかもな)。
今回のロストラインでのチョンボは、浮沈子的にはショックが大きい。
ストレス下でのアウェアネス(自分自身や装備に対する)の欠如が露になった感じだ。
ロストラインというスキルに限らず、今後、ハイリスクなテクニカルダイビングを継続できるかどうかにも係わる。
年齢的にも体力的にも、もちろん注意力や集中力の面でも、限界が見えてきたような気もする。
少し経験値が上がってきていることもあり、何事もなければボロを出さずに済んでいるけど(ホントかあ?)、何かがあった時には対応できなくなる可能性がある。
ハイリスクなダイビングでは、それは自分自身だけではなく、チーム全体を危険にさらすことになるからな。
そこは見極めていかなければならない。
三保先生が言ってたっけな・・・。
洞窟ダイバーは、地上で死ななければならない(水中で死んではならないという意味)。
安全に潜ることが出来なくなれば、ケーブダイビングをやめるしかない。
何時かそういう日が来ることは間違いないが、ちゃんと潜れるようになる前にやってくるとしたら情けない話だ。
が、情けなかろうが何だろうが、ヤバくなったら撤退しかない。
そろそろ、そういう決断も必要になってきたのかもしれない。
致命的なミスを、実際の場で犯す前にな・・・。

最近のコメント