🚀メタン燃料:凝縮相爆轟:あまりに米国的な試験 ― 2026年03月21日 09:08

メタン燃料:凝縮相爆轟:あまりに米国的な試験
メタン燃料:凝縮相爆轟:あまりに米国的な試験


(NASAは、ロケット打ち上げ業界の最新鋭ロケット燃料がどのように爆発するのかを知りたいと考えている。)
https://arstechnica.com/space/2026/03/nasa-is-blowing-stuff-up-to-study-the-explosive-potential-of-methalox-rockets/

「ロケットに燃料を詰め込み、人里離れた場所で爆発させ、その爆発の大きさを測定するのです。」(サブタイトル)

「アメリカの連邦所有宇宙港における射場安全を担当する米宇宙軍とNASAは、メタン・酸素燃料ロケットの爆発による危険性が、他のロケットの爆発による危険性とどのように異なるのかをより深く理解したいと考えている。打ち上げがより日常的なものとなり、企業が1日に複数回の打ち上げを想定している状況では、この問題は重要となる。」

「試験の観点から、BDAをどれだけ小さくしても安全なのか、という分析がまだできていないのです」(フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の東部射場司令​​官であるブライアン・チャットマン大佐:BDA:爆撃効果判定?)

「現在実施されている爆発力試験は、当局が危険性分析を微調整し、メタン・酸素混合燃料ロケットの危険区域の適切な規模を決定するのに役立つことを目的としている。」

「ロケットに燃料を詰め込み、人里離れた場所で爆発させ、爆発の大きさを測定するのです」(NASAステニス宇宙センターのメタン・酸素評価プロジェクトの副責任者であるジェイソン・ホッパー氏)

「試験は1月に開始され、爆発特性がよく知られているC-4を用いた2回の基準爆発が行われた。2月にはメタンと液体酸素が追加され、混合されていない推進剤を用いた4回の試験が実施された。」

「次の段階では、実際の打ち上げ失敗シナリオにより近い環境で推進剤を混合し、最初は2,000ポンドの試験体を使用し、その後20,000ポンドまで規模を拡大する予定だ。」

「技術者たちは、その結果を基に、打ち上げ時に1080万ポンド以上の推進剤を搭載するスペースX社のスターシップのような巨大ロケットの爆発可能性を評価する予定だ。」

「試験では、移送管の破損と2つの推進剤タンク間の共有壁の破損という2つの破損モードが検証される。」

「試験は6月に終了する予定だ。」

うーん、スケールとしては、スターシップの燃料の540分の1(2万/1080万ポンド)だからな。

それで十分なのかという気がしないでもない。

が、実際に爆発させて検証するというのは、実に米国的な感じがする。

「このような試験は数十年に一度しか行われません」「現在、非常に多くのロケットが打ち上げられているため、これは公共の安全、現場の安全、そして作業に伴うあらゆるリスクの軽減に貢献するでしょう。」(ホッパー氏)

「今回の調査結果は、今後何年にもわたって、打ち上げ場所の計画、安全手順、および安全要件の策定に役立つと期待される」(NASA)

記事によれば、S社は独自に試験を行い、それを採用するように働きかけたらしいが、当局は独自の試験に踏み切ったようだ。

その背景には、ある懸念が存在すると言われる。

「液体酸素とメタンは混和性が高く、容易に混ざり合うため、液体水素や灯油を燃料とするロケットよりも「著しく高い過圧」を伴う「凝縮相爆発」のリスクが高まる。NASAは2023年に、液体酸素と液化天然ガスの小規模混合物は「TNTよりも高い爆発力を持つ幅広い爆発範囲を示した」と記している。」

自動翻訳では凝縮相「爆発」となっているが、 “condensed phase detonation” with “significantly higher overpressures” とあるので、凝縮相爆轟が懸念されていることになる。

「次の段階では、実際の打ち上げ失敗シナリオにより近い環境で推進剤を混合」(再掲)

もしも、凝縮相爆轟が観測され、「TNTよりも高い爆発力を持つ幅広い爆発範囲」が確認されれば、退避エリアは現在より拡大する可能性がある。

当局が業界の圧力に屈せず、独自の検証を行うと決定したのは妥当だ。

燃やしてみなけりゃ分からんだろう?。

まあいい。

もっとも、S社はスターシップの初期の段階で爆発事故を起こしている。

(ニュースにならないファルコン9の1段目回収成功とスターシップの爆発:SN4は成功?or失敗?)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/30/9252366

<<以下引用>>

(Elon Muskが説明するSpaceXのStarshipの爆発)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-explosion-explained-elon-musk/

「クイックディスコネクトのマイナーテストになると思っていたことが結局大きな問題になった」

それって、なーに?。

「「クイックディスコネクト」(QD)は、ロケットとGSE(地上支援装置)を接続するアンビリカルポートを指し、推進剤と流体の積み降ろしを可能にし、ロケットを締め付け、地上コントローラーに有線テレメトリと通信リンクを提供します。 」

「SN4の爆発に関する最も可能性の高い説明は、テスト後にクイックディスコネクトが完全に再接続できず、SpaceXがロケットのタンクを取り始めたときに液体メタンポートからリークが発生したことです。」

<<引用終わり>>

エリックラルフが健在だったころの記事だ(その後、彼はバーンアウトして休業したらしい)。

記事では爆発の詳細についてさらに述べられていた。

「運命の土曜日、SpaceXは実物大のスターシップ試作機に搭載されたラプターエンジンの5回目の静止燃焼試験を成功裏に完了した。その前には約1時間半の機体点検と推進剤充填が行われた。しかし、ラプターエンジンの停止から約1分後、スターシップの底部にある特定の箇所から液体メタンとすぐに判明した物質が噴出し始め、極低温推進剤が沸騰して気化し、急速に巨大な雲を形成した。具体的な発生源は不明だが、その直後、スターシップSN4の下部にある何かが衝撃または火花を発生させ、拡大する火災の危険箇所に引火し、非常に大きく激しい爆発を引き起こした。」

「当然のことながら、偶発的に発生した燃料気化爆発により、スターシップSN4は瞬く間に破壊され、下部(液体酸素)タンクは鋼鉄の紙吹雪と化し、上部(液体メタン)タンクもすぐに破損し、地上に落下して再び爆発した。」

これを読む限りでは、液相で混合した爆轟ではなく、気化後の爆発な感じだ。

少なくともNASAが懸念している「高圧下での」凝縮相爆轟じゃない。

墜落激突爆発炎上木っ端微塵は、この後何度か(何度も?)起こっているけど、それらもおそらくは気化爆発だろう。

S社独自の試験というのは、経験上起こり得る想定として、気化した状態における爆発だろうと考えられる(未確認:TNT換算での規模が小さいからな)。

「業界データによると、政府はTNT爆薬の爆発相当値を25%以下に設定すべきであり、この変更によって発射台周辺の立ち入り禁止区域が大幅に縮小されるだろうと、スペースX、ブルーオリジン、その他メタン燃料ロケットを開発する企業が加盟するロビー団体である商業宇宙連盟は述べている。」(アルスの記事より)

さて、スケーリングされた試験の結果がどうなるかが見ものだな・・・。

😼キーボード:自作か迷う今日この頃 ― 2026年03月21日 21:14

キーボード:自作か迷う今日この頃
キーボード:自作か迷う今日この頃


以下は、浮沈子が愛用しているキーボード(今もこれで打ってます)。

(上海問屋 ポケットサイズメカニカルキーボード - モバイルできるメカニカル!この配列に立ち向かってこそ「漢」だ!)
https://win-tab.net/acc/donya_pocket_mechanical_keyboard_1707171/

秋葉原の上海問屋で買って、ここ数年使ってるんだが、癖があって相性が悪い(使い手の問題じゃね?)。

もう、お店もなくなっちまったし、キーの割り当てがプログラマブルでないことや、最近、食いものをこぼしたりしてスタビライザーの動きが悪くなったり(きったねー・・・)、ウインドウズ11のアップデートでパワートイズの設定がぐちゃぐちゃになったりしたこともあって(指定したアプリではちゃんと動くんだが、それ以外でキーアサインが変わる)、ちゃんとした奴に買い換えようかどうしようか迷っている。

が、卓上のスペースが限られていることや、やっぱメカニカルがいいこともあって、ここはいっそのこと、自作に走ろうかとふらふらとネットを徘徊して見つけたのがこれ!(画像参照)。

(Nomu30)
https://shop.yushakobo.jp/products/nomu30kit?_pos=4&_sid=17b2998ad&_ss=r

「価格:¥9,900税込み」

「別途、購入が必要なもの

完成に必要なもののうち、同梱されていない部品は下記の通りです。別途、購入をしてください。

・キースイッチ … 31個
・キーキャプセット … 1式」

別途購入品があるが、31個ともなれば、それなりの金額(数千円)にはなるだろう。

うーん、シメて2万円の予算か(未確認)。

この店でお勧めなのは、初心者用のキットだ(一番小さいやつを選んでみました)。

(Primer61キット)
https://shop.yushakobo.jp/products/primer61?variant=48116343996647

「Primer61について
Primer61は初心者の方向けに当店が企画・設計したスタンダードな配列、スタンダードなパーツ構成のキーボードキットです。
各部品の組み立てに難しい部分がないように配慮し、後戻りが出来ない工程が無いように設計されているため、誰でも安心して取り組むことが出来ます。

自作キーボードの機能的にも妥協はなく、RemapによるWebブラウザから簡単キーマップ変更が可能、BLE Micro Proを使ったBluetooth無線接続対応、アクリル積層ケースを組み立て後から装着可能、ケースフォームの取り付けが可能と、様々な用途やカスタムを想定してデザインされています。」

うーん、何となく無難な気がする。

浮沈子は有線接続派だから、ブルートゥースとかはいらないけど、リマップが出来ることは重要だ。

ケースとかもいらない(今使ってるのも付いてないしな:剛性アップで打鍵感が向上するそうですが、それ程のこだわりはない)。

入門セットの扱いはなく、現在は基本セットのみで、スイッチやキーキャップは別途購入らしい(ページ上)。

キーの数も倍(Nomu30比較)だから、結局同じくらいの値段になるが、安心感はある。

リンクされているビルドガイドを読んでみた。

(Primer61 ビルドガイド)
https://github.com/yushakobo/build-documents/tree/master/Primer61

「・・・
10. 完成!
以上で完成となります!」

端折り過ぎじゃね?。

まあいい。

とにかく、最初は無難な方がいい。

お店に行って、少し話でもしながらどうするか決めよう・・・。

(店舗情報・工作室)
https://yushakobo.jp/shopinfo/

「営業時間
日~木曜日 12時~19時
金曜日   12時~20時
土曜日   11時~20時」

まだ、自作すると決めたわけじゃない。

こういう世界があるということを知っただけだ。

さてさて、どうしたものかな・・・。

<以下追加>(3月22日記)ーーーーーーーーーー

早速、遊舎工房へ行ってきた。

午前中、フィットネスに行って、外出届に「買い物」とかいて、1時間半ほどで戻った(なんも買いませんでしたが)。

秋葉原からは少し歩く感じだったので、御徒町まで乗った。

えきからは5分くらいか。

線路の西側の道をまっすぐ秋葉原方面に歩いて、高架になっているJRの橋脚番号の130番と131番の間の道を失せするると最初の角にある。

浮沈子は裏道から行ったので、別ルートだったけど。

御徒町界隈は、インバウンドのお客さんで溢れている。

ちょっとショックだ。

プラヤデルカルメンの5番街のようだ。

まあ、どうでもいいんですが。

店は、ショップと工房で入口が分かれている。

まずはショップから・・・。

レジの店員に、始めてきた旨を告げ、展示品を見て回っていいか聞いたら、もちろんですとも!(まあ、そのための展示だからな)。

そのあと、気になった製品についていくつか説明してもらった。

・Nomu30:コンパクトだが使いづらい(完成品の展示(売り物:2万円台)がありました)。
・セパレートタイプ一般:最近人気(浮沈子は好まない)。
・Primer61キット:おすすめだが、はんだ付けが必要(それより驚いたのは、基板に直にゴム足を着けて使う想定:専用ケースもありますけど。)
・Agar Mini:はんだ付けはいらないけど、価格が高い(3万円台から:別売のキーキャップ次第)。

Agar Miniは、しっかりしたケースに入っていて、ほとんどダイビングの2kgのウエイト持ってる感じだ(ステンレスの重りが内蔵されているそうです)。

打鍵感も良く、思わず衝動買いしそうになった。

Primer61キットは、実用的に使うにはケースが必須だ(ホームページの写真は全てケース入り)。

話を聞いた感じでは、最近のトレンドはセパレートタイプな感じだ。

使ったことはないけど、浮沈子は好まない。

無線(ブルートゥース)使用では、入力が途切れたりする話もあるし、有線接続でも選択するチップによってはノイズを拾いやすかったりする。

何より、2つに分かれて、別々に設置する関係上、実際に机の上で必要とされるスペースは必ずしも狭くはならない。

トラックボール付きのタイプなら、マウスと合わせて省スペースを計れるかもしれないけど、浮沈子はトラックボールが好きじゃない(以前、持ってたことはあります)。

店内の展示品には、少なくともフルサイズの109キーボードはなかった。

そういうのは、量販店に行ってくれ・・・。

だからといって、素人さんお断りの雰囲気かと言えば、決してそんなことはない。

「自作」キーボードの店だから、完成品を求めていくと肩透かしになる(それでもHHLBは、専用コーナーがあって数種類置かれてましたけど)。

「作品」である自作キーボードを愛でる店であり、希望があれば分けてくれるというノリだ。

画商に近いかもな。

リソグラフで転写した枚数だけ売る(そうなのかあ?)。

Agar Miniは、自作品とは言え、メーカーものだ。

(KBDfans Agar Miniを購入した)
https://note.com/deconics/n/n762026834ee8

「自作キーボード沼にどっぷりと浸かって以降、初めてメーカーが販売しているキーボードを購入した。KBDfansのAgar Miniだ。」

このブロガーも、浮沈子と同じように、そのデザインに衝動を感じたようだ。

違うのは、「デザインにカンドー」→「衝動を感じる」→「気づいたら、支払いが終わっていた」点か・・・。

「遊舎工房に一部のカラーの在庫があったが、悩んでいる内に狙っていたブラックが在庫切れになってしまった。涙目でKBDFansのHPを見てみると、全てのカラーの在庫があるしタイミングが良く5%オフのセールもしてるし、気づいた時には支払いが完了していた...」

おうおう、その気持ち、よーく分かるぜえ!。

記事中に「PCB」という3文字熟語(?)が頻出するけど、ポリ塩化ビフェニルではないので念のため(プリントサーキットボード:プリント基板)。

浮沈子的には、自作キーボードのキモはPCBの設計に尽きると思っている。

制御チップの配線をキースイッチに繋げるだけの機能なんだが、自動車で言えばシャシー設計に当たる。

チップはエンジンでキースイッチはタイヤを含むサスペンション周り、キーキャップはハンドルやブレーキなどのマンマシンインターフェイス、専用ケースはボディに当たる(我ながら、いいとこ突いてる気がしてきた・・・)。

ベンツの技術者が言ってたっけ・・・。

「シャシーはエンジンよりも速くなければならない。」

ペナペナした基板だけのPrimer61キットもいいんだけど(作りやすさや性能には妥協はないんでしょうが)、Agar Miniを触ってしまうと物足りなさというか、思想の違いを感じる。

Agar Miniには、「キーボードはこうあるべきだ」という、確固とした思想を感じる。

携帯性や機能性(キーが多いほど、多機能とは言えませんが)をある程度犠牲にしても、妥協できないところでは絶対に譲らない。

重さは正義だ!。

打鍵音のこもり具合も言うことはない。

音に拘りだすと泥沼にハマりそうだけど、ケースにウエイトを仕込むというのは車の音響でドアの中に鉛シートを敷き詰めることと似ている。

まあ、どうでもいいんですが。

気に入ったキーキャップを探して、Agar Miniでこの与太ブログを打ってみたい気がする。

ああ、一目惚れだなあ・・・。