😼メインマシン更新:X220引退 ― 2024年06月05日 03:53
メインマシン更新:X220引退
長らくお世話になったレノボのX220から、エイサーのA315にメインマシンを更新した。
ネットワークが復旧せず、泣く泣く断念(といっても、あんま積極的にチャレンジしてないんですが)。
クロームブックのCM3をメインマシンにしてたんだが、これは如何せん、画面が小さくて眼鏡(老眼鏡)なしには運用困難だ。
時と場合によっては、虫眼鏡のお世話になる。
X220は、安定した動作を続けていたので、ネットワークだけの問題なら、スタンドアロンマシンとして使い続けることも考えている。
が、しかし、21世紀の今どき、ネットに繋がらないパソコンの使い道というのは限られている。
まあいい。
アナログな24インチのモニターに繋いで画像が出た時は、思わず声を上げてしまった!(やったあーっ!)。
A315はウイン11なので、若干使い勝手が異なる。
浮沈子的には、使いづらいと感じるんだが、慣れの問題だろうし、普段弄っているのはクロームブラウザーと、その上で動いているアプリと画像加工に使っているペイントくらいだ。
問題ない・・・。
パワートイズを入れて、キーボードショートカットをカスタマイズしたり、いくつかのウインドウズアプリを入れなおしたりした。
データは、ほとんど外部ストレージに入れていたが、一部(それでも、16ギガくらいあって、ちょっとビックリ!)の内部ストレージデータをUSBメモリーにコピーして移す。
やれやれ・・・。
まだ、いくつかのアプリは入れなおしていないけど、その辺はおいおい・・・。
で、結局、必要に迫られない限り手を付けないことは目に見えている(そうなのかあ?)。
こういう作業も楽しいんだが、仕事で使っている人は、アプリの環境も含めてリモート作業の方が対応は楽だろう。
その意味では、クロームブックで完結できる使い方の方が、迅速な対応が可能だろうし、ウインドウズでも似たような運用はできるはずだから、ノンストップ作業の必要がある場合は、そういう環境も考えておいた方がいいかもしれない。
で、バックアップ機を投入してしまったわけで、予備がない状況に追い込まれてしまった。
ったく・・・。
また、秋葉原に行って、2万円くらいの予算で、程度のいい中古パソコンを物色してこなければならない。
最近、AIが流行りだしたので、それが使えない中古品が大量に市場に出回る環境ではある(そうなのかあ?)。
少しタイムラグがあるだろうから、慌てて買い求めない方がいいかもしれない。
浮沈子のように、鼻をかんだティッシュペーパーのようなパソコンの使い方をしている人もいるかもしれないから(アキバで探していると、同じような店で同じ人に何度か会うしな)、タイミングが難しい。
浮沈子のような使い方(文章中心のブログと、インターネット閲覧、時々画像加工、動画関係は殆ど無し!)の場合、要求されるスペックは極端に少ない。
たぶん、20年くらい前のパソコンでも、何の支障もないだろうが、ネットワークに繋ぐ以上、セキュリティの問題もあるからな。
新しいOSでないと、いろいろ問題を生じるようだ。
(20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる)
https://gigazine.net/news/20240523-windows-xp-connect-internet-malware/
「2001年にリリースされたWindows XP」
「要求スペックの低さや安定性などから根強く支持」
「2022年に公開されたレポートではWindows 11に匹敵するシェア率」
まだ、そんなに使われているんだ・・・。
「2000年代のインターネットは今日とは大きく異なっており、今でこそPCを直接インターネットにさらすことがほぼなくなりましたが、当時のWindowsはファイアウォールがなければインターネットから何でもPCにアクセスすることができるようになっていました」(YouTuberのエリック・パーカー氏)
「ファイアウォールとセキュリティを解除してインターネット接続の設定を済ませます。もちろん、アンチウイルスソフトも入っていません。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「conhoz.exe」(有害なウイルス)
「1994年にロシアで登録されてから2024年まで使われ続けているドメイン」
「2024年になってもまだWindows XPを標的にしたマルウェアの運用が続けられている」
「Malwarebytesでマルウェアを駆除してからWindows XPを再起動」
「ァイアウォールを起動させようとした瞬間、Malwarebytesが自動的に閉じられてしまい、実行ファイルも復活」
「無料版とはいえ、アンチウイルスソフトがマルウェアによって強制終了されてしまった」
やれやれ・・・。
「これはマルウェアに一本取られたと言っていいでしょう」(パーカー氏)
「パーカー氏はその後Windows 2000でも同じ事をやってみました。」
この結果は衝撃的だ。
「すると、やはりインターネットに接続して数分で大量のマルウェアに侵入され、最終的にシステムがクラッシュ。ブルースクリーンが表示」
ネット環境は、脅威に晒されている。
意外だったのが次の記述だ。
「パーカー氏は、Windows 7で同様にファイアウォールを切って数時間インターネットにつなぎっぱなしにしてみましたが、このような事態には陥らなかったとのこと。」
まあ、数時間だからな。
「Windows XPのようなシステムがマルウェアに非常に感染しやすく、いかに脆弱(ぜいじゃく)かがわかりました。もしこういう状態になったらインターネット接続を切断してシステムを再インストールすることを強くお勧めします」
いやいや、そのハードディスク(死語?)を叩き壊して新しいSSDでも買うか、パソコンごと買い替えるのが正解だろう。
せっかくメインマシンとしての環境を整えつつあるA315だが、デスクトップ機の方が使い勝手はいいだろうから、省スペースタイプのマシンが中古屋に転がっていれば、そっちでもいいかもしれない。
が、ノートパソコンをメイン機として使っているメリットもあることはある。
簡易な無停電電源装置付き(単なるバッテリーですが)なわけだ。
瞬停(急激な電圧降下)にも対応できるし、ファイルが壊れることもない。
複数のノートパソコンを運用していると、それぞれが帯に短し(襷に長いことは、まずないけど)な状況だから、結局、デスクトップ的使い方になる。
つまり、マウスと外付けのキーボード、外付けのスピーカーシステム(浮沈子は、昔買ったボーズのやつを使い続けています:これ、壊れないんだよなあ)。
そして、老眼に優しい外付けモニター・・・。
24インチの巨大モニターが付いてるノートパソコンは、なかなか売ってないしな。
コスパも悪い。
それでも、最近は折り畳みスマホや、巨大モバイル(?)モニターも出ている。
(後ろ指をさされずにスーツケースに23.8型ポータブルモニターを入れる夢かなう)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1505694.html
「ASUSが「ZenScreen MB249C」の発売を開始」(昨年の記事です)。
「公式サイトを見ると「ポータブル」と明確に記載されている。これなら「24型液晶ディスプレイをモバイルしてはいけない」と言われなくてすみそうだ。」
「正確には23.8型フルHD解像度(1,920×1,080ドット)のIPS液晶モニターで、USB Type-CやHDMIケーブルの2系統で映像を入力するモニターだ。」
「90WのACアダプタ」
べらぼーめ・・・。
「ミニPCをVESAマウントしてしまって、オールインワンPCとして使うこともできそうだ。」
それが正解かも知れないな。
もはや、ノートとは呼べない・・・。
「本体のみの重量はカタログスペックで2.8kgだし、電源アダプタを含めても3kg前後」
昔のノートパソコンは、だいたいこんなもんだった気がする。
「十分に持ち運びが可能な重量」
記事では、実際に持ち運んで運用している状況の説明も続いている。
「ノートPC本体の内蔵モニターは使わず、外付けのモニター、外付けのキーボード、マウスだけで運用する。それで十分に快適だ。」
「デスクがそう広いわけではないので、クラムシェルノートPCを開いて設置するにはスペースが足りない。」
そうなんだよなあ、最近のホテルは、ちゃんとしたデスクがなかったりするんだよな(おまけに、デスク周りに電源がない!)。
まあ、どうでもいいんですが。
持ち運びしないなら、少し重めのノートパソコンで、ウイン11が使えるやつを物色して、メインマシンをそいつにするという手もある。
「もっとも、モニターがカメラやマイクを内蔵しているわけではないので、オンラインミーティングなどでではノートPCの装備を使う必要」
オールインワンの、ドデカノートはいらない。
どーせ、使い捨てにするわけだから、中古で十分だし、ウイン11が走れば、当分使えるだろう。
もう一つの選択肢としては、クロームボックスを買うという手もある。
中古でも、それなりの値段がついている(メモリー8ギガだと、4万円くらいのもあります)。
日常使いではクロームブックで十分だし、どーしてもウインドウズで作業したければ、リモートデスクトップで繋げればいいし、直付けで作業する環境は、今回整えたからな。
緊急避難的にCM3を使ってみて良かったのは、モニターさえデカくできれば、十分使えるということが判明した点だ。
ならば、外部モニターに接続して、それで何とか凌ぐという手がないわけではない。
ケーブル代で済めば、一桁安く上がるからな。
ちょっと検討してみようかな。
でも、新しいパソコンも欲しいような気もするしな。
迷うところだ・・・。
長らくお世話になったレノボのX220から、エイサーのA315にメインマシンを更新した。
ネットワークが復旧せず、泣く泣く断念(といっても、あんま積極的にチャレンジしてないんですが)。
クロームブックのCM3をメインマシンにしてたんだが、これは如何せん、画面が小さくて眼鏡(老眼鏡)なしには運用困難だ。
時と場合によっては、虫眼鏡のお世話になる。
X220は、安定した動作を続けていたので、ネットワークだけの問題なら、スタンドアロンマシンとして使い続けることも考えている。
が、しかし、21世紀の今どき、ネットに繋がらないパソコンの使い道というのは限られている。
まあいい。
アナログな24インチのモニターに繋いで画像が出た時は、思わず声を上げてしまった!(やったあーっ!)。
A315はウイン11なので、若干使い勝手が異なる。
浮沈子的には、使いづらいと感じるんだが、慣れの問題だろうし、普段弄っているのはクロームブラウザーと、その上で動いているアプリと画像加工に使っているペイントくらいだ。
問題ない・・・。
パワートイズを入れて、キーボードショートカットをカスタマイズしたり、いくつかのウインドウズアプリを入れなおしたりした。
データは、ほとんど外部ストレージに入れていたが、一部(それでも、16ギガくらいあって、ちょっとビックリ!)の内部ストレージデータをUSBメモリーにコピーして移す。
やれやれ・・・。
まだ、いくつかのアプリは入れなおしていないけど、その辺はおいおい・・・。
で、結局、必要に迫られない限り手を付けないことは目に見えている(そうなのかあ?)。
こういう作業も楽しいんだが、仕事で使っている人は、アプリの環境も含めてリモート作業の方が対応は楽だろう。
その意味では、クロームブックで完結できる使い方の方が、迅速な対応が可能だろうし、ウインドウズでも似たような運用はできるはずだから、ノンストップ作業の必要がある場合は、そういう環境も考えておいた方がいいかもしれない。
で、バックアップ機を投入してしまったわけで、予備がない状況に追い込まれてしまった。
ったく・・・。
また、秋葉原に行って、2万円くらいの予算で、程度のいい中古パソコンを物色してこなければならない。
最近、AIが流行りだしたので、それが使えない中古品が大量に市場に出回る環境ではある(そうなのかあ?)。
少しタイムラグがあるだろうから、慌てて買い求めない方がいいかもしれない。
浮沈子のように、鼻をかんだティッシュペーパーのようなパソコンの使い方をしている人もいるかもしれないから(アキバで探していると、同じような店で同じ人に何度か会うしな)、タイミングが難しい。
浮沈子のような使い方(文章中心のブログと、インターネット閲覧、時々画像加工、動画関係は殆ど無し!)の場合、要求されるスペックは極端に少ない。
たぶん、20年くらい前のパソコンでも、何の支障もないだろうが、ネットワークに繋ぐ以上、セキュリティの問題もあるからな。
新しいOSでないと、いろいろ問題を生じるようだ。
(20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる)
https://gigazine.net/news/20240523-windows-xp-connect-internet-malware/
「2001年にリリースされたWindows XP」
「要求スペックの低さや安定性などから根強く支持」
「2022年に公開されたレポートではWindows 11に匹敵するシェア率」
まだ、そんなに使われているんだ・・・。
「2000年代のインターネットは今日とは大きく異なっており、今でこそPCを直接インターネットにさらすことがほぼなくなりましたが、当時のWindowsはファイアウォールがなければインターネットから何でもPCにアクセスすることができるようになっていました」(YouTuberのエリック・パーカー氏)
「ファイアウォールとセキュリティを解除してインターネット接続の設定を済ませます。もちろん、アンチウイルスソフトも入っていません。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「conhoz.exe」(有害なウイルス)
「1994年にロシアで登録されてから2024年まで使われ続けているドメイン」
「2024年になってもまだWindows XPを標的にしたマルウェアの運用が続けられている」
「Malwarebytesでマルウェアを駆除してからWindows XPを再起動」
「ァイアウォールを起動させようとした瞬間、Malwarebytesが自動的に閉じられてしまい、実行ファイルも復活」
「無料版とはいえ、アンチウイルスソフトがマルウェアによって強制終了されてしまった」
やれやれ・・・。
「これはマルウェアに一本取られたと言っていいでしょう」(パーカー氏)
「パーカー氏はその後Windows 2000でも同じ事をやってみました。」
この結果は衝撃的だ。
「すると、やはりインターネットに接続して数分で大量のマルウェアに侵入され、最終的にシステムがクラッシュ。ブルースクリーンが表示」
ネット環境は、脅威に晒されている。
意外だったのが次の記述だ。
「パーカー氏は、Windows 7で同様にファイアウォールを切って数時間インターネットにつなぎっぱなしにしてみましたが、このような事態には陥らなかったとのこと。」
まあ、数時間だからな。
「Windows XPのようなシステムがマルウェアに非常に感染しやすく、いかに脆弱(ぜいじゃく)かがわかりました。もしこういう状態になったらインターネット接続を切断してシステムを再インストールすることを強くお勧めします」
いやいや、そのハードディスク(死語?)を叩き壊して新しいSSDでも買うか、パソコンごと買い替えるのが正解だろう。
せっかくメインマシンとしての環境を整えつつあるA315だが、デスクトップ機の方が使い勝手はいいだろうから、省スペースタイプのマシンが中古屋に転がっていれば、そっちでもいいかもしれない。
が、ノートパソコンをメイン機として使っているメリットもあることはある。
簡易な無停電電源装置付き(単なるバッテリーですが)なわけだ。
瞬停(急激な電圧降下)にも対応できるし、ファイルが壊れることもない。
複数のノートパソコンを運用していると、それぞれが帯に短し(襷に長いことは、まずないけど)な状況だから、結局、デスクトップ的使い方になる。
つまり、マウスと外付けのキーボード、外付けのスピーカーシステム(浮沈子は、昔買ったボーズのやつを使い続けています:これ、壊れないんだよなあ)。
そして、老眼に優しい外付けモニター・・・。
24インチの巨大モニターが付いてるノートパソコンは、なかなか売ってないしな。
コスパも悪い。
それでも、最近は折り畳みスマホや、巨大モバイル(?)モニターも出ている。
(後ろ指をさされずにスーツケースに23.8型ポータブルモニターを入れる夢かなう)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1505694.html
「ASUSが「ZenScreen MB249C」の発売を開始」(昨年の記事です)。
「公式サイトを見ると「ポータブル」と明確に記載されている。これなら「24型液晶ディスプレイをモバイルしてはいけない」と言われなくてすみそうだ。」
「正確には23.8型フルHD解像度(1,920×1,080ドット)のIPS液晶モニターで、USB Type-CやHDMIケーブルの2系統で映像を入力するモニターだ。」
「90WのACアダプタ」
べらぼーめ・・・。
「ミニPCをVESAマウントしてしまって、オールインワンPCとして使うこともできそうだ。」
それが正解かも知れないな。
もはや、ノートとは呼べない・・・。
「本体のみの重量はカタログスペックで2.8kgだし、電源アダプタを含めても3kg前後」
昔のノートパソコンは、だいたいこんなもんだった気がする。
「十分に持ち運びが可能な重量」
記事では、実際に持ち運んで運用している状況の説明も続いている。
「ノートPC本体の内蔵モニターは使わず、外付けのモニター、外付けのキーボード、マウスだけで運用する。それで十分に快適だ。」
「デスクがそう広いわけではないので、クラムシェルノートPCを開いて設置するにはスペースが足りない。」
そうなんだよなあ、最近のホテルは、ちゃんとしたデスクがなかったりするんだよな(おまけに、デスク周りに電源がない!)。
まあ、どうでもいいんですが。
持ち運びしないなら、少し重めのノートパソコンで、ウイン11が使えるやつを物色して、メインマシンをそいつにするという手もある。
「もっとも、モニターがカメラやマイクを内蔵しているわけではないので、オンラインミーティングなどでではノートPCの装備を使う必要」
オールインワンの、ドデカノートはいらない。
どーせ、使い捨てにするわけだから、中古で十分だし、ウイン11が走れば、当分使えるだろう。
もう一つの選択肢としては、クロームボックスを買うという手もある。
中古でも、それなりの値段がついている(メモリー8ギガだと、4万円くらいのもあります)。
日常使いではクロームブックで十分だし、どーしてもウインドウズで作業したければ、リモートデスクトップで繋げればいいし、直付けで作業する環境は、今回整えたからな。
緊急避難的にCM3を使ってみて良かったのは、モニターさえデカくできれば、十分使えるということが判明した点だ。
ならば、外部モニターに接続して、それで何とか凌ぐという手がないわけではない。
ケーブル代で済めば、一桁安く上がるからな。
ちょっと検討してみようかな。
でも、新しいパソコンも欲しいような気もするしな。
迷うところだ・・・。
🚀スターライナー:打ち上げ成功 ― 2024年06月06日 08:39
スターライナー:打ち上げ成功
(ライブ中継: ボーイング スターライナーの乗員飛行テスト、3度目の正直で成功)
https://spaceflightnow.com/2024/06/05/live-coverage-nasa-boeing-and-ula-prepare-third-launch-attempt-of-the-starliner-crew-flight-test/
「打ち上げは6月5日午前10時52分(東部夏時間、協定世界時14時52分)に行われ、数年にわたる遅延と挫折を経て、ボーイング社のスターライナー宇宙船の初の有人飛行がようやく実現」
「宇宙船は飛行開始から約31分後に軌道投入噴射を正常に完了」
「ミッション開始からT+1時間15分後に再度噴射して軌道を円形化」
浮沈子は、生中継を見ていたんだが、寝落ちしてしまって、肝心の打ち上げシーンを見損なった。
やれやれ・・・。
スターライナーは、安全上の理由からアトラスロVケットでの直接の軌道投入ではなく、不完全な楕円軌道(そのままでは、ペリジーが低く、空気抵抗でやがて地球に落下する)へ投入され、宇宙船のエンジンを吹かして円軌道に移る。
記事によれば、それも成功したとのことで、めでたしめでたし!。
後はISSとランデブーし、緊迫のドッキング(ヘリウム漏れは大丈夫かあ?)が待っている。
6月2日にトラブった発射管制システムは、無事だったようだな。
まあいい。
バリーウィルモアは、宇宙にいて地球に帰りたいと思う状況を懸念していたが(そうだっけえ?)、今は、まさにその状況なわけだ。
喜んでばかりもいられない。
CFTは始まったばかりだ・・・。
(ライブ中継: ボーイング スターライナーの乗員飛行テスト、3度目の正直で成功)
https://spaceflightnow.com/2024/06/05/live-coverage-nasa-boeing-and-ula-prepare-third-launch-attempt-of-the-starliner-crew-flight-test/
「打ち上げは6月5日午前10時52分(東部夏時間、協定世界時14時52分)に行われ、数年にわたる遅延と挫折を経て、ボーイング社のスターライナー宇宙船の初の有人飛行がようやく実現」
「宇宙船は飛行開始から約31分後に軌道投入噴射を正常に完了」
「ミッション開始からT+1時間15分後に再度噴射して軌道を円形化」
浮沈子は、生中継を見ていたんだが、寝落ちしてしまって、肝心の打ち上げシーンを見損なった。
やれやれ・・・。
スターライナーは、安全上の理由からアトラスロVケットでの直接の軌道投入ではなく、不完全な楕円軌道(そのままでは、ペリジーが低く、空気抵抗でやがて地球に落下する)へ投入され、宇宙船のエンジンを吹かして円軌道に移る。
記事によれば、それも成功したとのことで、めでたしめでたし!。
後はISSとランデブーし、緊迫のドッキング(ヘリウム漏れは大丈夫かあ?)が待っている。
6月2日にトラブった発射管制システムは、無事だったようだな。
まあいい。
バリーウィルモアは、宇宙にいて地球に帰りたいと思う状況を懸念していたが(そうだっけえ?)、今は、まさにその状況なわけだ。
喜んでばかりもいられない。
CFTは始まったばかりだ・・・。
🐼嫦娥6号:採掘&離陸成功 ― 2024年06月06日 10:03
嫦娥6号:採掘&離陸成功
(嫦娥6号:月のサンプルを採取し、月周回軌道に打ち上げる)
https://spacenews.com/change-6-moon-samples-collected-and-launched-into-lunar-orbit/
「中国国家宇宙局(CNSA)は、嫦娥6号ミッション上昇機が6月3日午後7時38分(協定世界時23時38分)にアポロクレーターのミッション着陸機の上から打ち上げられたと発表した。」
「上昇機は現在、逆行低月軌道上で嫦娥6号探査機を追跡している。」
「上昇機は、今後数日以内にミッションのサービスモジュールとランデブーし、ドッキングする予定」
「嫦娥6号は6月1日遅くに月の裏側に着陸し、その後すぐにスコップとドリルで岩石と表土のサンプルを採取し始めた。その後、最大2,000グラムが上昇機に積み込まれた。」
「梱包作業は正常に完了しており、プロセス全体は順調だ」(北京航空航天管制センター(BACC)のエンジニア、李暁宇氏)
うーん、全体的に順調なのか、マイナートラブルを抱えてはいるが、影響は軽微ということなのか(未確認)。
「ドッキング後、サンプル容器は自動プロセスによって再突入モジュールに移送される。その後、上昇機は廃棄され、サービスモジュールは地球への帰還開始の予定時刻を待つ。帰還開始は6月20日~21日頃」
「再突入モジュールは北京時間6月25日頃に内モンゴルに着陸する予定」
「着陸機は、広大で科学的にも興味深い南極エイトケン盆地(SPA)内の中緯度クレーターであるアポロの南部をターゲットにした。」
名称的に混乱を招きかねない「南極エイトケン盆地」(直径2500kmで、その南端に月の南極がある)。
月の直系が3,474.8 kmなことから、全周は10,923.432kmで、北極から南極までは半分の約5500km。
つまりだな、「南極」エイトケン盆地は、南極からほぼほぼ月の赤道近くまで広がる広大なクレーターということなわけだ。
「中緯度クレーターであるアポロ」クレーターという表現からも、その広大さがうかがえる。
今回の着陸地点は「南極」じゃない!(しつこい?)。
まあ、どうでもいいんですが。
今回、2度目のサンプルリターンを成功させることで、中国は火星サンプルリターンに向けた技術に一応の目途をつけることになる。
今のところ、今後の月のサンプルリターンの予定はない(そもそも、今回の嫦娥6号は、嫦娥5号の予備機を使ったエクストラミッションの色合いが濃い)。
重力天体からのサンプルリターン技術を薬籠中にして、火星に挑むわけだ。
我が国も米国も、小惑星という微小重力天体からのサンプルリターンには成功しているが、要求される技術は異なる。
重力天体からの「無人」サンプルリターンに成功しているのはロシア(ソ連)と中国だけだ。
もっとも、米国は「有人」サンプルリターンの成功という快挙を成し遂げているけど、それは大昔の話で、その時代に活躍した技術者は、ほぼ全員死んじまってるしな(未確認)。
21世紀の火星サンプルリターン競争は、米国がサンプル採取を先行させているが、回収の見込みは立っていない。
後を追う中国は、嫦娥6号で助走を始めている。
もっとも、サンプルの採取については、広範な区域をローバーで探しまくって集めている米国と、おそらくランダーの周囲からだけになるだろう中国(未確認)とは比較にならないかも知れない。
火星サンプルリターンとはいえ、その内容は大きく異なる。
中国は、自国にできることをよく理解している。
無理せず、着実に実績を積み重ねている。
大して、米国の宇宙開発は挑戦に満ちている(そうなのかあ?)。
ロケットの再使用、軌道への大量輸送、月軌道ステーション、地球低軌道上の推進剤ステーション、エトセエトセ・・・。
その挑戦は、スポットでの成果を性急に追い求めるのではなく、持続的な宇宙へのアクセスの確保なわけだ。
また、国家主導の宇宙開発から、民間への技術の拡大、民間からの技術の導入を目論んでいる。
今朝は、ちょっと気になる記事も出ていた。
(地球から月軌道周辺の宇宙に広がる「シスルナ空間」の安全保障のジレンマとは?)
https://gigazine.net/news/20240605-cis-lunar-space-security-dilemma/
「宇宙空間の中でも特に重要とされる地球から月軌道周辺の「シスルナ空間」の安全保障」
今後10年間は、このシスルナ空間の覇権争いが、宇宙開発の焦点になることは間違いない。
「シスルナ空間(Cis-lunar space)はラテン語で「月のこちら側」を意味する語で、地球の周回軌道から月の周回軌道、そして3つ目の天体が安定して滞在できるラグランジュ点を含む領域を指します。」
ちなみに、シスの反意語はトランス(反対側、向こう側の意)なことは周知だ。
ラグランジュ点を含むという話は初めて聞いた(L2は月の向こう側だがな)。
まあ、どうでもいいんですが。
地球月系のラグランジュ点の利用については未調査だが、中国の中継衛星である鵲橋(1号機)が利用している。
(鵲橋 (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B5%B2%E6%A9%8B_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「周回対象 地球-月系のL2点」
浮沈子も知らなかったんだが、嫦娥6号の支援にあたっている鵲橋2号は、L2は使っていない。
(鵲橋ー2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Queqiao-2
「参照システム 月中心の 凍結軌道」
英語版のウィキには、この辺の詳細な解説が出ている。
「初代鵲橋は、中国の深宇宙ネットワークの支援を受けて、月の裏側との間で絶え間なく通信を中継するという独自の機能を提供できるが、地球-月 L 1および L 2を周回するハロー軌道は本質的に不安定であり、衛星は約 9 日ごとに小さな軌道修正操作のために 80 g (2.8 オンス) の燃料を消費する必要がある。そのため、より安定した性質を持つ月自体の周りの凍結楕円軌道が鵲橋 2 号に選択された。凍結楕円軌道では、近日点が南極地域の地球から離れた側の上にあるため、12 時間の軌道の 3 分の 2 にあたる 8 時間、月を視認できる。」
「最終的に、鵲橋2号は、赤道に対して62.4°傾斜した、周期24時間で200×16,000kmの大きな楕円凍結軌道に入り、原理的には衛星の想定寿命である10年間はそれ以上の軌道修正操作は必要ない。」
「ミッション期間 予定: 8~10年」
1号機の設計寿命は、5年とされている。
「ミッション期間 計画: 5年 6年15日(進行中)」(英語版ウィキより)
米国の月軌道ステーション(ゲートウェイ)も、へんてこな軌道だしな。
まあ、どうでもいいんですが。
鵲橋2号を含む嫦娥6号ミッションは、シスルナ空間における中国の果敢な展開でもある。
ミッションも、南極の月面観測ステーション(無人月面基地?)を見据えた長期的なものだ(鵲橋2号の本来の目的はそれです)。
ロシアは、地上のごたごたでそれどころじゃないかも知れないが、中国やインドは、今後の焦点になるだろう。
確認しておこう。
嫦娥6号は、サンプル採取を終えて離陸した。
月軌道周回機とのランデブー、ドッキング&サンプル移送、帰還、地球大気圏への再突入、サンプル回収などのイベントが続く。
香港での撮影(浮沈子の妄想です!)は、順調に進んでいるようだな・・・。
(嫦娥6号:月のサンプルを採取し、月周回軌道に打ち上げる)
https://spacenews.com/change-6-moon-samples-collected-and-launched-into-lunar-orbit/
「中国国家宇宙局(CNSA)は、嫦娥6号ミッション上昇機が6月3日午後7時38分(協定世界時23時38分)にアポロクレーターのミッション着陸機の上から打ち上げられたと発表した。」
「上昇機は現在、逆行低月軌道上で嫦娥6号探査機を追跡している。」
「上昇機は、今後数日以内にミッションのサービスモジュールとランデブーし、ドッキングする予定」
「嫦娥6号は6月1日遅くに月の裏側に着陸し、その後すぐにスコップとドリルで岩石と表土のサンプルを採取し始めた。その後、最大2,000グラムが上昇機に積み込まれた。」
「梱包作業は正常に完了しており、プロセス全体は順調だ」(北京航空航天管制センター(BACC)のエンジニア、李暁宇氏)
うーん、全体的に順調なのか、マイナートラブルを抱えてはいるが、影響は軽微ということなのか(未確認)。
「ドッキング後、サンプル容器は自動プロセスによって再突入モジュールに移送される。その後、上昇機は廃棄され、サービスモジュールは地球への帰還開始の予定時刻を待つ。帰還開始は6月20日~21日頃」
「再突入モジュールは北京時間6月25日頃に内モンゴルに着陸する予定」
「着陸機は、広大で科学的にも興味深い南極エイトケン盆地(SPA)内の中緯度クレーターであるアポロの南部をターゲットにした。」
名称的に混乱を招きかねない「南極エイトケン盆地」(直径2500kmで、その南端に月の南極がある)。
月の直系が3,474.8 kmなことから、全周は10,923.432kmで、北極から南極までは半分の約5500km。
つまりだな、「南極」エイトケン盆地は、南極からほぼほぼ月の赤道近くまで広がる広大なクレーターということなわけだ。
「中緯度クレーターであるアポロ」クレーターという表現からも、その広大さがうかがえる。
今回の着陸地点は「南極」じゃない!(しつこい?)。
まあ、どうでもいいんですが。
今回、2度目のサンプルリターンを成功させることで、中国は火星サンプルリターンに向けた技術に一応の目途をつけることになる。
今のところ、今後の月のサンプルリターンの予定はない(そもそも、今回の嫦娥6号は、嫦娥5号の予備機を使ったエクストラミッションの色合いが濃い)。
重力天体からのサンプルリターン技術を薬籠中にして、火星に挑むわけだ。
我が国も米国も、小惑星という微小重力天体からのサンプルリターンには成功しているが、要求される技術は異なる。
重力天体からの「無人」サンプルリターンに成功しているのはロシア(ソ連)と中国だけだ。
もっとも、米国は「有人」サンプルリターンの成功という快挙を成し遂げているけど、それは大昔の話で、その時代に活躍した技術者は、ほぼ全員死んじまってるしな(未確認)。
21世紀の火星サンプルリターン競争は、米国がサンプル採取を先行させているが、回収の見込みは立っていない。
後を追う中国は、嫦娥6号で助走を始めている。
もっとも、サンプルの採取については、広範な区域をローバーで探しまくって集めている米国と、おそらくランダーの周囲からだけになるだろう中国(未確認)とは比較にならないかも知れない。
火星サンプルリターンとはいえ、その内容は大きく異なる。
中国は、自国にできることをよく理解している。
無理せず、着実に実績を積み重ねている。
大して、米国の宇宙開発は挑戦に満ちている(そうなのかあ?)。
ロケットの再使用、軌道への大量輸送、月軌道ステーション、地球低軌道上の推進剤ステーション、エトセエトセ・・・。
その挑戦は、スポットでの成果を性急に追い求めるのではなく、持続的な宇宙へのアクセスの確保なわけだ。
また、国家主導の宇宙開発から、民間への技術の拡大、民間からの技術の導入を目論んでいる。
今朝は、ちょっと気になる記事も出ていた。
(地球から月軌道周辺の宇宙に広がる「シスルナ空間」の安全保障のジレンマとは?)
https://gigazine.net/news/20240605-cis-lunar-space-security-dilemma/
「宇宙空間の中でも特に重要とされる地球から月軌道周辺の「シスルナ空間」の安全保障」
今後10年間は、このシスルナ空間の覇権争いが、宇宙開発の焦点になることは間違いない。
「シスルナ空間(Cis-lunar space)はラテン語で「月のこちら側」を意味する語で、地球の周回軌道から月の周回軌道、そして3つ目の天体が安定して滞在できるラグランジュ点を含む領域を指します。」
ちなみに、シスの反意語はトランス(反対側、向こう側の意)なことは周知だ。
ラグランジュ点を含むという話は初めて聞いた(L2は月の向こう側だがな)。
まあ、どうでもいいんですが。
地球月系のラグランジュ点の利用については未調査だが、中国の中継衛星である鵲橋(1号機)が利用している。
(鵲橋 (探査機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B5%B2%E6%A9%8B_(%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F)
「周回対象 地球-月系のL2点」
浮沈子も知らなかったんだが、嫦娥6号の支援にあたっている鵲橋2号は、L2は使っていない。
(鵲橋ー2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Queqiao-2
「参照システム 月中心の 凍結軌道」
英語版のウィキには、この辺の詳細な解説が出ている。
「初代鵲橋は、中国の深宇宙ネットワークの支援を受けて、月の裏側との間で絶え間なく通信を中継するという独自の機能を提供できるが、地球-月 L 1および L 2を周回するハロー軌道は本質的に不安定であり、衛星は約 9 日ごとに小さな軌道修正操作のために 80 g (2.8 オンス) の燃料を消費する必要がある。そのため、より安定した性質を持つ月自体の周りの凍結楕円軌道が鵲橋 2 号に選択された。凍結楕円軌道では、近日点が南極地域の地球から離れた側の上にあるため、12 時間の軌道の 3 分の 2 にあたる 8 時間、月を視認できる。」
「最終的に、鵲橋2号は、赤道に対して62.4°傾斜した、周期24時間で200×16,000kmの大きな楕円凍結軌道に入り、原理的には衛星の想定寿命である10年間はそれ以上の軌道修正操作は必要ない。」
「ミッション期間 予定: 8~10年」
1号機の設計寿命は、5年とされている。
「ミッション期間 計画: 5年 6年15日(進行中)」(英語版ウィキより)
米国の月軌道ステーション(ゲートウェイ)も、へんてこな軌道だしな。
まあ、どうでもいいんですが。
鵲橋2号を含む嫦娥6号ミッションは、シスルナ空間における中国の果敢な展開でもある。
ミッションも、南極の月面観測ステーション(無人月面基地?)を見据えた長期的なものだ(鵲橋2号の本来の目的はそれです)。
ロシアは、地上のごたごたでそれどころじゃないかも知れないが、中国やインドは、今後の焦点になるだろう。
確認しておこう。
嫦娥6号は、サンプル採取を終えて離陸した。
月軌道周回機とのランデブー、ドッキング&サンプル移送、帰還、地球大気圏への再突入、サンプル回収などのイベントが続く。
香港での撮影(浮沈子の妄想です!)は、順調に進んでいるようだな・・・。
😼欧州大戦争:5%以下の防空 ― 2024年06月06日 18:36
欧州大戦争:5%以下の防空
(NATO、本格的な攻撃から中東欧を保護する防空能力が提供できない)
https://grandfleet.info/european-region/nato-unable-to-provide-air-defenses-to-protect-central-and-eastern-europe-from-full-scale-attack/
「NATO加盟国は本格的な攻撃から中欧や東欧を保護するのに必要な防空能力の5%以下しか提供できない」「東欧をミサイル攻撃や空爆から守る能力が欠如している」「防空能力の欠如は我々が抱えている大きなギャップの1つで否定することが出来ない」(FT:NATOの機密防衛計画や関係者の証言に基づく)
「NATOはロシアとの大規模な衝突に備え、米軍の機械化部隊を東欧に急行させる複数の陸上回廊を開発しているが、肝心の兵站拠点を保護する防空能力が十分ではない」(Telegraph)
「欧州諸国が保有する様々な防空システムを完全に統合できれば、大陸全体に濃密なセンサーと迎撃ミサイルのメッシュを作り出せるかもしれないが、NATOが試みる防空分野の指揮統制刷新は一向に軌道に乗らない」(王立防衛安全保障研究所のジャック・ワトリング氏)
「「ウクライナが経験している空からの攻撃に対処可能な防空能力(迎撃弾の備蓄や生産能力を含む)」は恐らく全ての国で欠如」(ブログ管理人)
表題に掲げた5%以下というのが、どこまで正しいかは不明だ。
どんな兵器で攻撃してくるかにもよるからな。
「ウクライナとロシアの戦争は「防衛側の対応時間が限られる戦術弾道ミサイルの有効性」「低空を飛行する巡航ミサイルの検出に大規模なセンサー網が必要」「長距離攻撃兵器は超大国だけに許された特別な能力ではない」「高度な防空システムを隙間のない壁とイメージして『これを脅威はすり抜ける事はできない』と考えるのは間違いで、これを回避する方法も突破する戦術もある」など防空分野に多くの教訓」
安いドローンを高価な迎撃弾を使って撃ち落とさせ、弾切れになったところを見計らって、対防空能力に優れた弾道ミサイルを撃ち込んでくる。
トータルでの迎撃率は高いかもしれないし、防御側はその防御率を自慢するんだろうが、もちろん、何の意味もない。
「防空能力(迎撃弾の備蓄や生産能力を含む)」(再掲)
ウクライナ紛争が4年目に突入することは、ほぼ確実になってきているが、西側が積極的に戦域の拡大に走れば、今は抑制されているNATOとロシアの直接対決が現実となる。
いつ欧州から手を引くか分からない米国、内輪揉めはまかしときな欧州、おまいらの代わりに戦ってやってる意識が抜けないウクライナ(そうなのかあ?)。
(伊外相がウクライナへのSAMP/T追加提供に言及、ロシア領内の攻撃には反対)
https://grandfleet.info/european-region/italian-foreign-minister-says-additional-samp-t-to-ukraine-opposes-attacks-on-russian-territory/
「ウクライナはパトリオットシステムの追加供給(7セット)を西側諸国に要請中」
・ドイツ:〇(2セット?:ロシア国内攻撃可能?)
・イタリア:〇(ロシア国内攻撃不可!)
・オランダ:〇(コアコンポーネント提供:複数の国から構成要素(レーダー、指揮統制、発電機、ランチャー、弾薬など)を集めてパトリオットシステムを構築する:この取り組みが何処まで進んでいるのかは不明)
・スペイン:△(防空ミサイルのみ:12機)
・米国:すでに3セット供与:システムの追加は見送り
「ギリシャは「自国の安全保障は犠牲に出来ない」と理由で提供を拒否」
「ルーマニアのヨハニス大統領は「パトリオットシステムの提供を検討する」と述べたものの「自国が防空システムなしで放置されるのは容認できない」と述べており、直ぐに保有するパトリオットシステムをウクライナに移転する可能性は低い。」
ルーマニアのスタンスが順当だろうな。
欧州大戦争では、真っ先に狙われるだろうしな。
あん時、ウクライナにくれてやるんじゃなかった・・・。
既に秒読み段階に入っている欧州大戦争(そうなのかあ?)。
明日にも勃発不可避な状況の中で、防空システムの欠如は大きな問題になるだろう。
ドイツは、米国と口裏を合わせ、その代理として行動しているようにも見える。
システムはドイツが中心となって提供を促し、迎撃ミサイルは米国が供与する。
欧州全体で足並みを揃えようとしても、フランスが足を引っ張るからな。
迅速な対応は期待できない。
実効性、即応性を求めるなら、米独のラインが手っ取り早いだろう。
が、備蓄も生産力の増強も、ウクライナによる湯水のごとき消費で、全ての計画はパーになってしまう。
やれやれ・・・。
ちなみに、ゼレンスキーは、25基のシステムが必要と訴え、当面緊急に7基が必要としている。
迎撃ミサイルは、無数に必要となるだろう。
欧州全域が戦闘区域になれば、べらぼうな数の配備が要求され、とても100基や200基では足りないだろう。
・EU:4,233,000 km²
・ウクライナ:603,600 km²(2割減:482,880 km²)
面積換算では、約220基必要となる(ウクライナは、2割減で計算)。
べらぼーめ・・・。
もちろん、米国、カナダ、英国は含まれず、モルドバ(EU非加盟)も算入されていない。
現在運用中のシステム数が欧州でどれくらいかは知らない(未調査)。
発射台だけ数えても仕方ないしな。
コアコンポーネントはもちろん、レーダー、指揮統制、発電機、ランチャー、弾薬などが揃ってなんぼだ。
特に、べらぼーに消費される迎撃弾(ミサイル)の補充がどうなるかがミソだ。
兵站拠点も狙われるからな。
そこを守れなければ、防空ミサイルの配備が止まる。
ミサイルを発射できないパトリオットは、単なる静止標的に過ぎない(まあ、トラックに積んで移動できますけど)。
うーん、何やらきな臭い話になってきたな。
が、浮沈子的には状況に大きな変化は生じないとみている。
欧州は、内紛している余裕がある。
つーか、動かない(動けない?)。
その間にも、ロシアは着々と欧州大戦争の準備を進めている。
それは、第3次世界大戦の序曲、少なくとも欧州戦域での勃発につながる。
欧州での戦闘が活発化すると、そこで必要な砲弾を供給している北朝鮮周辺の緊張は先送りされるという観測もあるけど、浮沈子はそうは思わないな。
むしろ、逆に緊張は高まるのではないか。
それは、ロシアが仕掛けるわけじゃなくて、西側が仕掛けることによって高まる。
そうすれば、欧州へ供給される砲弾を北朝鮮が備蓄し始めるという、「風桶」な話だ。
で、朝鮮半島での緊張の高まりを理由に、米軍の東アジアへの派兵が進み、台湾有事への布石となるわけだな(そういうことかあ?)。
不沈空母「日本丸」の運命や如何に・・・。
(NATO、本格的な攻撃から中東欧を保護する防空能力が提供できない)
https://grandfleet.info/european-region/nato-unable-to-provide-air-defenses-to-protect-central-and-eastern-europe-from-full-scale-attack/
「NATO加盟国は本格的な攻撃から中欧や東欧を保護するのに必要な防空能力の5%以下しか提供できない」「東欧をミサイル攻撃や空爆から守る能力が欠如している」「防空能力の欠如は我々が抱えている大きなギャップの1つで否定することが出来ない」(FT:NATOの機密防衛計画や関係者の証言に基づく)
「NATOはロシアとの大規模な衝突に備え、米軍の機械化部隊を東欧に急行させる複数の陸上回廊を開発しているが、肝心の兵站拠点を保護する防空能力が十分ではない」(Telegraph)
「欧州諸国が保有する様々な防空システムを完全に統合できれば、大陸全体に濃密なセンサーと迎撃ミサイルのメッシュを作り出せるかもしれないが、NATOが試みる防空分野の指揮統制刷新は一向に軌道に乗らない」(王立防衛安全保障研究所のジャック・ワトリング氏)
「「ウクライナが経験している空からの攻撃に対処可能な防空能力(迎撃弾の備蓄や生産能力を含む)」は恐らく全ての国で欠如」(ブログ管理人)
表題に掲げた5%以下というのが、どこまで正しいかは不明だ。
どんな兵器で攻撃してくるかにもよるからな。
「ウクライナとロシアの戦争は「防衛側の対応時間が限られる戦術弾道ミサイルの有効性」「低空を飛行する巡航ミサイルの検出に大規模なセンサー網が必要」「長距離攻撃兵器は超大国だけに許された特別な能力ではない」「高度な防空システムを隙間のない壁とイメージして『これを脅威はすり抜ける事はできない』と考えるのは間違いで、これを回避する方法も突破する戦術もある」など防空分野に多くの教訓」
安いドローンを高価な迎撃弾を使って撃ち落とさせ、弾切れになったところを見計らって、対防空能力に優れた弾道ミサイルを撃ち込んでくる。
トータルでの迎撃率は高いかもしれないし、防御側はその防御率を自慢するんだろうが、もちろん、何の意味もない。
「防空能力(迎撃弾の備蓄や生産能力を含む)」(再掲)
ウクライナ紛争が4年目に突入することは、ほぼ確実になってきているが、西側が積極的に戦域の拡大に走れば、今は抑制されているNATOとロシアの直接対決が現実となる。
いつ欧州から手を引くか分からない米国、内輪揉めはまかしときな欧州、おまいらの代わりに戦ってやってる意識が抜けないウクライナ(そうなのかあ?)。
(伊外相がウクライナへのSAMP/T追加提供に言及、ロシア領内の攻撃には反対)
https://grandfleet.info/european-region/italian-foreign-minister-says-additional-samp-t-to-ukraine-opposes-attacks-on-russian-territory/
「ウクライナはパトリオットシステムの追加供給(7セット)を西側諸国に要請中」
・ドイツ:〇(2セット?:ロシア国内攻撃可能?)
・イタリア:〇(ロシア国内攻撃不可!)
・オランダ:〇(コアコンポーネント提供:複数の国から構成要素(レーダー、指揮統制、発電機、ランチャー、弾薬など)を集めてパトリオットシステムを構築する:この取り組みが何処まで進んでいるのかは不明)
・スペイン:△(防空ミサイルのみ:12機)
・米国:すでに3セット供与:システムの追加は見送り
「ギリシャは「自国の安全保障は犠牲に出来ない」と理由で提供を拒否」
「ルーマニアのヨハニス大統領は「パトリオットシステムの提供を検討する」と述べたものの「自国が防空システムなしで放置されるのは容認できない」と述べており、直ぐに保有するパトリオットシステムをウクライナに移転する可能性は低い。」
ルーマニアのスタンスが順当だろうな。
欧州大戦争では、真っ先に狙われるだろうしな。
あん時、ウクライナにくれてやるんじゃなかった・・・。
既に秒読み段階に入っている欧州大戦争(そうなのかあ?)。
明日にも勃発不可避な状況の中で、防空システムの欠如は大きな問題になるだろう。
ドイツは、米国と口裏を合わせ、その代理として行動しているようにも見える。
システムはドイツが中心となって提供を促し、迎撃ミサイルは米国が供与する。
欧州全体で足並みを揃えようとしても、フランスが足を引っ張るからな。
迅速な対応は期待できない。
実効性、即応性を求めるなら、米独のラインが手っ取り早いだろう。
が、備蓄も生産力の増強も、ウクライナによる湯水のごとき消費で、全ての計画はパーになってしまう。
やれやれ・・・。
ちなみに、ゼレンスキーは、25基のシステムが必要と訴え、当面緊急に7基が必要としている。
迎撃ミサイルは、無数に必要となるだろう。
欧州全域が戦闘区域になれば、べらぼうな数の配備が要求され、とても100基や200基では足りないだろう。
・EU:4,233,000 km²
・ウクライナ:603,600 km²(2割減:482,880 km²)
面積換算では、約220基必要となる(ウクライナは、2割減で計算)。
べらぼーめ・・・。
もちろん、米国、カナダ、英国は含まれず、モルドバ(EU非加盟)も算入されていない。
現在運用中のシステム数が欧州でどれくらいかは知らない(未調査)。
発射台だけ数えても仕方ないしな。
コアコンポーネントはもちろん、レーダー、指揮統制、発電機、ランチャー、弾薬などが揃ってなんぼだ。
特に、べらぼーに消費される迎撃弾(ミサイル)の補充がどうなるかがミソだ。
兵站拠点も狙われるからな。
そこを守れなければ、防空ミサイルの配備が止まる。
ミサイルを発射できないパトリオットは、単なる静止標的に過ぎない(まあ、トラックに積んで移動できますけど)。
うーん、何やらきな臭い話になってきたな。
が、浮沈子的には状況に大きな変化は生じないとみている。
欧州は、内紛している余裕がある。
つーか、動かない(動けない?)。
その間にも、ロシアは着々と欧州大戦争の準備を進めている。
それは、第3次世界大戦の序曲、少なくとも欧州戦域での勃発につながる。
欧州での戦闘が活発化すると、そこで必要な砲弾を供給している北朝鮮周辺の緊張は先送りされるという観測もあるけど、浮沈子はそうは思わないな。
むしろ、逆に緊張は高まるのではないか。
それは、ロシアが仕掛けるわけじゃなくて、西側が仕掛けることによって高まる。
そうすれば、欧州へ供給される砲弾を北朝鮮が備蓄し始めるという、「風桶」な話だ。
で、朝鮮半島での緊張の高まりを理由に、米軍の東アジアへの派兵が進み、台湾有事への布石となるわけだな(そういうことかあ?)。
不沈空母「日本丸」の運命や如何に・・・。
🚀スターシップ:IFT-4:成功? ― 2024年06月07日 02:34
スターシップ:IFT-4:成功?
(【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施 宇宙船はインド洋へ着水)
https://sorae.info/space/20240606-starship.html
「米国テキサス州ボカチカにあるSpaceXの施設「Starbase(スターベース)」から日本時間2024年6月6日21時50分に打ち上げられたStarship宇宙船は、発射約2分50秒後(※発射からの時刻等の情報はSpaceXのライブ配信を参照して確認、以下同様)にSuper Heavyを分離。ブーストバック燃焼(飛行経路に対する逆噴射)を行って降下したSuper Heavyは、発射約7分30秒後に着陸噴射を行ってメキシコ湾へ着水することに成功」
「一方、上昇を継続したStarship宇宙船は発射約8分30秒後に高度約150キロメートルでエンジン燃焼を停止し、慣性飛行に移行。発射約45分後には高度100キロメートルを下回って大気圏再突入を開始」
「プラズマ化した大気に包まれながら減速する途中、ライブ映像ではフラップの1つが高熱によって損傷していく様子も写し出されていましたが、Starship宇宙船は姿勢制御を失うことなく降下を継続。海面付近で機体を水平姿勢から垂直姿勢に起こして着陸噴射を行い、発射約1時間5分後にインド洋へ着水」
ライブで見ていたんだが、1段目は上昇時から最外周のエンジンの一つが最初から最後まで点火していなかったし(正確には、離床直後(T+4秒後)に失火)、ランディングバーンの時も、13基あるジンバル可能なエンジンの一つ(内周にある10基のうちの一つ)が点火しないなど、怪しげな雰囲気ながら、とりあえずメキシコ湾への着水は果たしたようだ。
ブースとバックバーンの時には、13基のジンバルエンジンは全部点火してたんだがな。
まあ、ここまでは想定内で、合計2基のエンジンの不調は「失敗」とまでは言えず、結果オーライの条件付き成功と見做してもいい。
エンジンが点火しない病の奥は深そうな気もする。
特に、離床直後に失火したというのはいただけない。
IFT-2やIFT-3では成功していたわけで、手戻りが出ているということなわけだからな。
新たな原因によるものなのか、従来の原因(推進剤配管の不良または液体酸素フィルターの詰まり)の対策が不十分ということになる。
離床時も、ランディングバーンの時も、一度は点火したエンジンが失火したり、再着火(正確には再々着火)できなかったりしたわけで、次回以降に新たな課題を残した。
あと、気になったのは1段目が着水する際のランディングバーンで、ロケットの下部から壊れた部品が飛び散っているシーンが映っている。
なんとかしてくれ・・・。
さて、1段目の切り離し後に、落ち着いたところで、今回のメインイベント(前回までになかったこと)として、ホットステージ用のアタブターの投棄が行われたが、これは、まあ、あっさり成功した。
が、以前指摘したように、これじゃあ、「完全再使用」とは言えないな。
アダプター付きで回収するか、ホットステージをやめちまうかのどっちかだな。
2段目の点火に晒されて、熱が入ったスチールを再使用できるわけではないのかも知れないが(未確認)、臥竜点睛を欠く運用になる。
まあ、どうでもいいんですが。
で、いよいよメインイベントの2段目大気圏再突入になる。
2段目のエンジン停止(SECO:セカンドエンジンカットオフ)の際に気づいたんだが、まず、外周の真空ラプター2が止まり、真ん中の大気中で使用するラプター2が消える。
その度に、スラスター(コールドガス?)が派手に噴射されて、姿勢制御を行う。
今回は、ローリングも発生せず、エンジンの完全停止後の姿勢は安定していた(生中継では、途中は映像が途切れていたので未確認:中継されている範囲では安定)。
ちょっと長くなりそうなので、とりあえずこの辺で上げて、一寝入りしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXのスターシップが4回目の飛行テスト、飛行から着水までの一連の動作を見事成功させる)
https://gigazine.net/news/20240607-starship-fourth-flight-test/
「イーロン・マスク氏率いる航空宇宙企業のSpaceXが現地時間の2024年6月6日7時50分(日本時間の21時50分)に、世界最大のロケット「スターシップ」の打ち上げテストを実施しました。」
「打ち上げテストは今回で4回目で、ブースター部分である「スーパーヘビー」および宇宙船部分ともに打ち上げから帰還・着水することに初めて成功しました。」
ちょうど、ビデオのトレース記事が出たので、引用して済ませてしまおう(手抜きじゃん!?)。
否定はしない。
それどころじゃなくなっている。
スターライナーは、帰還できなくなるかもしれないのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXのスターシップは打撃を受けたが、宇宙からの初帰還を果たした)
https://arstechnica.com/space/2024/06/spacexs-starship-took-a-beating-but-held-on-for-first-return-from-space/
「SpaceX 社は、フライト 4 で発生したタイルの損失を修正するために、スターシップの熱シールドに変更を加える可能性もあります。エンジニアは、ブースターの打ち上げと着陸中に 2 基のラプター エンジンが故障した理由も知りたいと考えています。」
「スターシップのテストの次の段階におけるその他の最優先事項には、スペースXが宇宙でラプターエンジンを再起動できることを実証することが含まれる。これにより、スターシップが最初のテスト飛行で行った弾道弾道軌道をたどるのではなく、再突入に向けて自ら誘導する能力を備え、安定した低地球軌道に安全に到達できることが示される。」
まあ、目新しいことはないけど、次回の目玉が1段目のメカジラキャッチであることは間違いない。
「次の飛行では、メカジラアームでブースターをキャッチしてみるべきだと思う!」(マスク氏)
2段目の再突入が、どれほど改善されるかは分からない。
記事の中では、ステンレス鋼の耐熱性が強調されているけど、せいぜい1400度くらいしか持たないからな。
耐熱タイルが剥がれたら、それでお終いなことは今回も実証された。
ゆくゆくは有人機として使われるんだろうが、初めに乗り込む人は命懸けだ。
タイルが剥がれて、破壊されていくシーンを見せつけられれば、誰も乗りたいとは思わないだろう。
「実際に誰かがスターシップ着陸船に乗り込むまでには、あと何十回ものスターシップ飛行が必要となるが、おそらくこの10年後半より早く実現することはないだろう。」
当然だな。
SLSなどと異なり、この宇宙船に緊急脱出装置はない。
基本的に、スペースシャトルと同じ技術を使って大気圏に再突入する。
最後のところは、滑走路ではなくパワードランディングによる垂直着陸を行うけど、そこは本質じゃない。
タイルが剥がれれば、焼け死ぬしかないのだ。
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと宇宙船が無傷で地球の表面に到達して終了した初めての飛行であった。」(記事全文の自動翻訳)
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと船が一体となって地表に到達して終了した初めての飛行となった。」(該当箇所だけの自動翻訳)
(原文:Thursday's test flight was the fourth launch of a full-size Starship rocket and was the first to end with the booster and ship reaching Earth's surface in one piece.)
まあ、少なくとも2段目は、無傷とは程遠いからな。
「完璧とは程遠い結果となったが、この飛行は成功以外の何物でもない。「このテストの搭載物はデータだった」とスペースXは語った。「スターシップはそれを実現した」」
もちろん、その意味では成功といえようが、それは、今までの統合飛行テスト全てに言える。
浮沈子は、この段階(統合飛行4回目)で制御着水を行えたことに驚きを隠せない。
もう、「成功」のハンコ押しちゃいそうなくらい感動した。
かなり高度を下げて、空気の濃いところに来ないと十分な減速が行えないことも分かった。
もう少しすると、IFT-4の詳しい分析記事が出てくるに違いない。
「SpaceX が Flight 5 で何を用意しているかはともかく、宇宙ファンが長く待つ必要はないだろう。」
スティーブンクラークの言う通りだな。
ひょっとすると、そっちの方が早いかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースX、スターシップの4回目の飛行テストに成功)
https://www.teslarati.com/spacex-aces-fourth-starship-flight-test/
「ブーストバック燃焼が完了すると、ホットステージングリングが排出され、ブースター全体の質量が軽減され、再突入と着陸に耐えられるようになります。」
「来のスーパーヘビーブースターには、排出されない軽量のホットステージングリングが搭載される予定です。」
リチャードアングルは、ちゃんと取材してるみたいだな(未確認)。
貴重な情報だ。
「飛行開始から約7分15秒後、スーパーヘビーブースターは着陸噴射のために計画されていた13基のエンジンのうち12基に点火し、その直後に機内カメラの前をかなりの量の破片が飛び交った」
映像もちゃんと見てるしな。
「重大な影響はなかった。」
ホントかあ?。
まあいい。
「IFT-3 では、この部分の大部分でライブ ビューが提供されましたが、原因不明の問題により、カメラは飛行開始から 37 分前まで復旧しませんでした。」
「イーロン マスクは X で、内部カメラからのライブ ビューを含め、データ信号は飛行中ずっと受信されていたと投稿しました。」
小さな疑問も疎かにしない。
「スターシップが降下するにつれ、プラズマの蓄積が増加し、ミッションコントロールからの通報により機首の温度が上昇していることが判明したが、すべて許容範囲内」
「飛行開始からわずか54分後、スターシップは3回目の飛行テストよりもさらに遠くまで進み、未知の領域に突入」
ビデオでは、この時21815km/時、高度66kmとなっている(表示されているテレメトリーデータによる)。
「飛行開始から 57 分後、ピーク時の加熱は過ぎました」
ははあ、加熱のピークはこの頃なんだな・・・。
「前方フラップからタイルが剥がれ始め、続いて下部が溶け始めました。」(カメラに映ってたのは、右前方の動翼)
やっぱ、タイル剥がれたらお終いだ。
「この損傷にもかかわらず、スターシップは降下時にしっかりと保持され、正しい方向を保っていました。」
しかし、浮沈子はIFT-4に合格点あげない(そんなあ!)。
耐熱タイルの剥がれは仕方ないとしても、映像を見る限り、2段目の本体に修復不能な損傷を与えていることは間違いない(未確認)。
つまりだな、単に運が良かっただけということなわけだ(そうなのかあ?)。
もっとも、証拠の機体はインド洋の藻屑と消え、それを立証することはできない。
「将来のテスト飛行で船を強化するために使用する非常に貴重なデータをSpaceXに提供」
ロケットだからな。
強化=重量の増加ということになる。
ペイロードの減少を受け入れざるを得なくなるわけだ。
「SpaceXは7月中旬から下旬までに5回目の飛行を開始し、スーパーヘビーブースターのキャッチも試みる可能性がある」
来月かあ・・・。
「この飛行は全体的にどうだったと思いますか?また、5回目の飛行は8月までに行われる予定ですか?」
リチャードアングル定番のシメだが、浮沈子の評価は厳しい。
前半の1段目の回収までは、70点だな。
減点要素は、3つ。
①打ち上げ時に外周の固定ラプター2の1基が失火して、復旧しなかったこと。
特に、復旧できなかったことは大きい。
②ランディングバーンで内周の可動ラプター2の1基が再々点火できなかったこと。
③ランディングバーン点火時に、あんなのやこんなのがバラバラとぶっ壊れて飛散しまくったこと。
喝!。
狙っているのが再使用なわけだからな。
ぶっ壊れまくるなどというのは論外だ。
中間のクルージングから再突入初期には、特段の減点要素はない。
途中で、姿勢が大きく乱れるところもあったが、立て直している(T+55分27秒辺り)。
その後のタイルの剥離や前部動翼(右側?)の損傷は評価のしようがない。
タイルの剥離については、あってはならない事象ということだから、それが起こった時点で落第だ。
素材のステンレスでは、熱的に対応できないことが証明されたわけだ。
細かい話で言えば、再突入後半で、途中で2度ほど中継が途切れている。
原因は分からないけど、嬉しくない。
また、パワードランディングの際のラプターの点火のモニタリングも出なかった。
テレメトリーが取れていたのかは不明。
スペースXは、意図的に映像を切り替えているのかもしれないし、重要なところは非公開にしている可能性もある。
IFT-4で、完全再使用への道が見えたかどうかはビミョーだ。
見方によっては、改めてその困難さが浮き彫りになったともいえる。
無人のペイロードを打ち上げる重量級ロケットとしては、再使用できれば打ち上げ頻度の増加やコストの削減につながる程度の話だが、宇宙船(有人宇宙機)としてみれば、大気圏再突入とソフトランディングは絶対に成功させなければならない必須事項だ(人間乗せてるからな)。
100パーセントでは足りない。
150パーセントくらいの確率が要求されているといっていいだろう(ワケワカ・・・)。
しかも、機体を完全に再使用しようという目標を掲げての試験飛行だ。
タイルなんか、1枚たりとも剥がれてはならないだろう。
今回、タイルの剥離か所、機体の損傷については現段階では公表されていない。
総合的に見て、少なくとも2段目の回収については、浮沈子的には0点(!)を付けざるを得ない。
もちろん、IFT-3から大きな前進はあったし、貴重なデータ取りができたことは喜ばしい。
そこは評価すべきだが、テストとしては失敗に終わっている。
では、この手の話でよく言われる、「成功した失敗」なんだろうか?。
その評価は、直ちにはできないだろう。
得られた教訓を生かすことが出来なければ、ただの失敗に終わる。
S社は、もちろん、それを生かそうとするだろうが、成功につなげられるかどうかは未知数だ。
1段目の回収は条件付き成功、2段目の回収は失敗。
浮沈子自身、この宇宙船に乗りたいという気は全く起きない。
直前に「ディアムーン」ミッションのキャンセルがあったようだが、いい判断だったな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「ステータス:ミッション成功」
「船舶の着陸の試み: 模擬着水の成功」
「空母着陸の試み: 模擬着水に成功」
やれやれ・・・。
「2024/07/06 07:37
ピーター・メレチン
打ち上げ直前のエブリデイ・アストロノートとのインタビューで、イーロン・マスク氏はフラップジョイントが熱保護の観点から最も重要な場所であると改めて説明した。
そして今、彼はビデオに応答して、次回までに解決されると述べました。」
「今日のミッション中、ランプ上にあるメカジラのアームは、着陸するスーパーヘビーを迎撃するシミュレーションを行いました。」
まあ、次回チャレンジするのはいいけれど、発射台ごとぶっ壊すのが落ちじゃないのかあ?。
が、それもまた想定の範囲内だ。
すでにファルコン9で、射点から何百kmも離れた大西洋上の台船に、ピンポイントで着陸させるという離れ業を実現しているS社だから、絶対にできないとまでは言わない。
しかし、今回のスーパーヘビーブースターの着水を見れば、それがどんだけ怪しいかは言うまでもないだろう。
質量の違い、大きさの違いは、制御をより困難にするし、要求されている精度も桁違いだ。
メカジラに、スーパーヘビーブースターのハードポイント(グリッドフィンのそばにあります:画像参照)を合わせて降ろす際の精度は数センチ以下だろう。
早ければ、来月下旬にも実現する。
その時、何が起こるのかは誰も知らない。
いや、今は知らない方がいいかもな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップ、4回目のテスト飛行中に大気圏再突入を生き延びる)
https://spacenews.com/starship-survives-reentry-during-fourth-test-flight/
この記事の表題は秀逸だ。
まさに、「生き延びた」感が強い。
「スーパーヘビーブースターとスターシップの上段は両方とも無傷(intact)で地表に戻った。」(ジェフファウストは、適切な表題とは裏腹に、記事中の評価は大甘だな・・・)。
これが、「成功」に当たるのかどうかは浮沈子的にはビミョーだが、世間はやや慎重ながら、例によって「成功おめでとう」な大合唱になっている。
「ホットステージングの中間段セクションを投棄」
「SpaceXによると、着陸に備えてブースターの質量を減らすための一時的な措置」
やっぱ、将来的には付けたまま(重量は軽減されるということですが)回収されるようだ。
「スペースX、今朝のスターシップのテスト飛行成功おめでとう!」(NASAのビル・ネルソン長官)
「アルテミス計画を通じて人類を再び月に送り込むことにまた一歩近づき、その後は火星を目指すことになる。」(同上)
やや手前味噌なほめ方だが(そうなのかあ?)、NASAも公式に「成功」と認めているようだ(まあ、大人の社交辞令ですな・・・)。
手戻りとなってしまった打ち上げ時のエンジンの失火、改良が不十分な可能性があるランディングバーンでのエンジンの未着火、解決の目途が立つのかどうか一切不明の耐熱タイルの剥落、安定した再突入の実績の積み重ね(フラップの損傷なく)が課題だ。
先送りにしたエンジンの軌道上での再着火、ペッツドアの開閉もある。
また、前回はデータ取りに留まっている燃料移送についても、宇宙船同士の移送実験に向けてのさらなる取り組みが求められる(たぶん)。
そもそも、影も形もないHLS本体の完成が危ぶまれる。
課題山積なスターシップの次回打ち上げは、この夏になると見込まれている(早ければ来月)。
スーパーヘビーブースターの発射台への着陸(?)が焦点だが、チャレンジするとしたら、発射施設への激突墜落爆発炎上木っ端微塵の可能性もある(期待してるわけじゃないけど)。
イーロンマスクはやりたくてうずうずしている感じだ。
ボカチカでの大爆発おこれば、当局から公衆を危険にさらす恐れありと見做されるかどうかは分からない。
せっかく事故調査を回避できたと思ったんだがな(まだ、爆発すると決まったわけじゃないけどな)・・・。
「FAA は、スターシップの再突入時に機体の熱保護システムが故障したこと、再突入時に機体のフラップが十分な制御を提供できなかったこと、着陸時のエンジン燃焼中にラプター エンジンが故障したことの 3 つの例外を承認」
もちろん、この中に発射台への激突は含まれていない。
まあいい。
発射台への回収(激突じゃなくて)は、スターシップロケットシステムにとって、避けて通ることができない必須の課題だ。
いくらラプターの再着火に成功しても、メカジラのlキャッチが出来なければ、着陸脚を持たないスーパーヘビーブースターやスターシップ宇宙船は再使用できないからな。
今は、まだ飛行試験だから、着陸のことはそれほど強調されていないが、今後はS社のお家芸の実力が問われることになる。
S社の場合、ロケットは飛んで当たり前、着陸&回収出来てなんぼの世界だ。
打ち上げ価格も、それを前提に設定されている(たぶん)。
S社は、高頻度&低コストの打ち上げを実現することによって、人類の宇宙へのアクセスを劇的に変えつつある。
再使用ロケット(まだ部分的ですが)の登場は、確実に新しい宇宙開発の時代を開いた。
部屋の中のゾウであるスターシップロケットシステムが完成すれば、その時代は急速に展開する。
今年は無理でも、来年は分からない。
ペッツドアを付けた2段目が、使い捨てで飛ぶようになれば、その扉の片側が開くことになる(その時点でも、1段目は再使用可能だろう)。
2段目の回収が行われることになれば、時代の扉は全開になる。
さらに2030年代に有人飛行が可能になり、大陸間弾道旅客ロケットが準軌道を飛び交うようになれば、真の宇宙時代が訪れる。
10年先の話だろうが、IFT-4がその到来を予感させてくれたことも事実だ。
フライトテストの評価とは別に、浮沈子的イメージとしては21世紀に蘇ったスペースシャトルな感じだ。
書いていて気付いたんだが、スペースシャトルは車輪を引き出して着陸する。
耐熱タイルによる熱防御に穴(文字通り)があることになる。
スターシップ宇宙船は、動翼の付け根からやられている(先端のタイルも剥がれてましたが)。
が、車輪とかはないからな。
少なくとも「穴」はない。
熱的な対応ということなら、スターシップ宇宙船の方が楽ちんなはずだ。
次回のフライトテストでは、その辺りの改善がどの程度進むかも、実質的な注目点だな・・・。
(【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施 宇宙船はインド洋へ着水)
https://sorae.info/space/20240606-starship.html
「米国テキサス州ボカチカにあるSpaceXの施設「Starbase(スターベース)」から日本時間2024年6月6日21時50分に打ち上げられたStarship宇宙船は、発射約2分50秒後(※発射からの時刻等の情報はSpaceXのライブ配信を参照して確認、以下同様)にSuper Heavyを分離。ブーストバック燃焼(飛行経路に対する逆噴射)を行って降下したSuper Heavyは、発射約7分30秒後に着陸噴射を行ってメキシコ湾へ着水することに成功」
「一方、上昇を継続したStarship宇宙船は発射約8分30秒後に高度約150キロメートルでエンジン燃焼を停止し、慣性飛行に移行。発射約45分後には高度100キロメートルを下回って大気圏再突入を開始」
「プラズマ化した大気に包まれながら減速する途中、ライブ映像ではフラップの1つが高熱によって損傷していく様子も写し出されていましたが、Starship宇宙船は姿勢制御を失うことなく降下を継続。海面付近で機体を水平姿勢から垂直姿勢に起こして着陸噴射を行い、発射約1時間5分後にインド洋へ着水」
ライブで見ていたんだが、1段目は上昇時から最外周のエンジンの一つが最初から最後まで点火していなかったし(正確には、離床直後(T+4秒後)に失火)、ランディングバーンの時も、13基あるジンバル可能なエンジンの一つ(内周にある10基のうちの一つ)が点火しないなど、怪しげな雰囲気ながら、とりあえずメキシコ湾への着水は果たしたようだ。
ブースとバックバーンの時には、13基のジンバルエンジンは全部点火してたんだがな。
まあ、ここまでは想定内で、合計2基のエンジンの不調は「失敗」とまでは言えず、結果オーライの条件付き成功と見做してもいい。
エンジンが点火しない病の奥は深そうな気もする。
特に、離床直後に失火したというのはいただけない。
IFT-2やIFT-3では成功していたわけで、手戻りが出ているということなわけだからな。
新たな原因によるものなのか、従来の原因(推進剤配管の不良または液体酸素フィルターの詰まり)の対策が不十分ということになる。
離床時も、ランディングバーンの時も、一度は点火したエンジンが失火したり、再着火(正確には再々着火)できなかったりしたわけで、次回以降に新たな課題を残した。
あと、気になったのは1段目が着水する際のランディングバーンで、ロケットの下部から壊れた部品が飛び散っているシーンが映っている。
なんとかしてくれ・・・。
さて、1段目の切り離し後に、落ち着いたところで、今回のメインイベント(前回までになかったこと)として、ホットステージ用のアタブターの投棄が行われたが、これは、まあ、あっさり成功した。
が、以前指摘したように、これじゃあ、「完全再使用」とは言えないな。
アダプター付きで回収するか、ホットステージをやめちまうかのどっちかだな。
2段目の点火に晒されて、熱が入ったスチールを再使用できるわけではないのかも知れないが(未確認)、臥竜点睛を欠く運用になる。
まあ、どうでもいいんですが。
で、いよいよメインイベントの2段目大気圏再突入になる。
2段目のエンジン停止(SECO:セカンドエンジンカットオフ)の際に気づいたんだが、まず、外周の真空ラプター2が止まり、真ん中の大気中で使用するラプター2が消える。
その度に、スラスター(コールドガス?)が派手に噴射されて、姿勢制御を行う。
今回は、ローリングも発生せず、エンジンの完全停止後の姿勢は安定していた(生中継では、途中は映像が途切れていたので未確認:中継されている範囲では安定)。
ちょっと長くなりそうなので、とりあえずこの辺で上げて、一寝入りしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXのスターシップが4回目の飛行テスト、飛行から着水までの一連の動作を見事成功させる)
https://gigazine.net/news/20240607-starship-fourth-flight-test/
「イーロン・マスク氏率いる航空宇宙企業のSpaceXが現地時間の2024年6月6日7時50分(日本時間の21時50分)に、世界最大のロケット「スターシップ」の打ち上げテストを実施しました。」
「打ち上げテストは今回で4回目で、ブースター部分である「スーパーヘビー」および宇宙船部分ともに打ち上げから帰還・着水することに初めて成功しました。」
ちょうど、ビデオのトレース記事が出たので、引用して済ませてしまおう(手抜きじゃん!?)。
否定はしない。
それどころじゃなくなっている。
スターライナーは、帰還できなくなるかもしれないのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXのスターシップは打撃を受けたが、宇宙からの初帰還を果たした)
https://arstechnica.com/space/2024/06/spacexs-starship-took-a-beating-but-held-on-for-first-return-from-space/
「SpaceX 社は、フライト 4 で発生したタイルの損失を修正するために、スターシップの熱シールドに変更を加える可能性もあります。エンジニアは、ブースターの打ち上げと着陸中に 2 基のラプター エンジンが故障した理由も知りたいと考えています。」
「スターシップのテストの次の段階におけるその他の最優先事項には、スペースXが宇宙でラプターエンジンを再起動できることを実証することが含まれる。これにより、スターシップが最初のテスト飛行で行った弾道弾道軌道をたどるのではなく、再突入に向けて自ら誘導する能力を備え、安定した低地球軌道に安全に到達できることが示される。」
まあ、目新しいことはないけど、次回の目玉が1段目のメカジラキャッチであることは間違いない。
「次の飛行では、メカジラアームでブースターをキャッチしてみるべきだと思う!」(マスク氏)
2段目の再突入が、どれほど改善されるかは分からない。
記事の中では、ステンレス鋼の耐熱性が強調されているけど、せいぜい1400度くらいしか持たないからな。
耐熱タイルが剥がれたら、それでお終いなことは今回も実証された。
ゆくゆくは有人機として使われるんだろうが、初めに乗り込む人は命懸けだ。
タイルが剥がれて、破壊されていくシーンを見せつけられれば、誰も乗りたいとは思わないだろう。
「実際に誰かがスターシップ着陸船に乗り込むまでには、あと何十回ものスターシップ飛行が必要となるが、おそらくこの10年後半より早く実現することはないだろう。」
当然だな。
SLSなどと異なり、この宇宙船に緊急脱出装置はない。
基本的に、スペースシャトルと同じ技術を使って大気圏に再突入する。
最後のところは、滑走路ではなくパワードランディングによる垂直着陸を行うけど、そこは本質じゃない。
タイルが剥がれれば、焼け死ぬしかないのだ。
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと宇宙船が無傷で地球の表面に到達して終了した初めての飛行であった。」(記事全文の自動翻訳)
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと船が一体となって地表に到達して終了した初めての飛行となった。」(該当箇所だけの自動翻訳)
(原文:Thursday's test flight was the fourth launch of a full-size Starship rocket and was the first to end with the booster and ship reaching Earth's surface in one piece.)
まあ、少なくとも2段目は、無傷とは程遠いからな。
「完璧とは程遠い結果となったが、この飛行は成功以外の何物でもない。「このテストの搭載物はデータだった」とスペースXは語った。「スターシップはそれを実現した」」
もちろん、その意味では成功といえようが、それは、今までの統合飛行テスト全てに言える。
浮沈子は、この段階(統合飛行4回目)で制御着水を行えたことに驚きを隠せない。
もう、「成功」のハンコ押しちゃいそうなくらい感動した。
かなり高度を下げて、空気の濃いところに来ないと十分な減速が行えないことも分かった。
もう少しすると、IFT-4の詳しい分析記事が出てくるに違いない。
「SpaceX が Flight 5 で何を用意しているかはともかく、宇宙ファンが長く待つ必要はないだろう。」
スティーブンクラークの言う通りだな。
ひょっとすると、そっちの方が早いかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースX、スターシップの4回目の飛行テストに成功)
https://www.teslarati.com/spacex-aces-fourth-starship-flight-test/
「ブーストバック燃焼が完了すると、ホットステージングリングが排出され、ブースター全体の質量が軽減され、再突入と着陸に耐えられるようになります。」
「来のスーパーヘビーブースターには、排出されない軽量のホットステージングリングが搭載される予定です。」
リチャードアングルは、ちゃんと取材してるみたいだな(未確認)。
貴重な情報だ。
「飛行開始から約7分15秒後、スーパーヘビーブースターは着陸噴射のために計画されていた13基のエンジンのうち12基に点火し、その直後に機内カメラの前をかなりの量の破片が飛び交った」
映像もちゃんと見てるしな。
「重大な影響はなかった。」
ホントかあ?。
まあいい。
「IFT-3 では、この部分の大部分でライブ ビューが提供されましたが、原因不明の問題により、カメラは飛行開始から 37 分前まで復旧しませんでした。」
「イーロン マスクは X で、内部カメラからのライブ ビューを含め、データ信号は飛行中ずっと受信されていたと投稿しました。」
小さな疑問も疎かにしない。
「スターシップが降下するにつれ、プラズマの蓄積が増加し、ミッションコントロールからの通報により機首の温度が上昇していることが判明したが、すべて許容範囲内」
「飛行開始からわずか54分後、スターシップは3回目の飛行テストよりもさらに遠くまで進み、未知の領域に突入」
ビデオでは、この時21815km/時、高度66kmとなっている(表示されているテレメトリーデータによる)。
「飛行開始から 57 分後、ピーク時の加熱は過ぎました」
ははあ、加熱のピークはこの頃なんだな・・・。
「前方フラップからタイルが剥がれ始め、続いて下部が溶け始めました。」(カメラに映ってたのは、右前方の動翼)
やっぱ、タイル剥がれたらお終いだ。
「この損傷にもかかわらず、スターシップは降下時にしっかりと保持され、正しい方向を保っていました。」
しかし、浮沈子はIFT-4に合格点あげない(そんなあ!)。
耐熱タイルの剥がれは仕方ないとしても、映像を見る限り、2段目の本体に修復不能な損傷を与えていることは間違いない(未確認)。
つまりだな、単に運が良かっただけということなわけだ(そうなのかあ?)。
もっとも、証拠の機体はインド洋の藻屑と消え、それを立証することはできない。
「将来のテスト飛行で船を強化するために使用する非常に貴重なデータをSpaceXに提供」
ロケットだからな。
強化=重量の増加ということになる。
ペイロードの減少を受け入れざるを得なくなるわけだ。
「SpaceXは7月中旬から下旬までに5回目の飛行を開始し、スーパーヘビーブースターのキャッチも試みる可能性がある」
来月かあ・・・。
「この飛行は全体的にどうだったと思いますか?また、5回目の飛行は8月までに行われる予定ですか?」
リチャードアングル定番のシメだが、浮沈子の評価は厳しい。
前半の1段目の回収までは、70点だな。
減点要素は、3つ。
①打ち上げ時に外周の固定ラプター2の1基が失火して、復旧しなかったこと。
特に、復旧できなかったことは大きい。
②ランディングバーンで内周の可動ラプター2の1基が再々点火できなかったこと。
③ランディングバーン点火時に、あんなのやこんなのがバラバラとぶっ壊れて飛散しまくったこと。
喝!。
狙っているのが再使用なわけだからな。
ぶっ壊れまくるなどというのは論外だ。
中間のクルージングから再突入初期には、特段の減点要素はない。
途中で、姿勢が大きく乱れるところもあったが、立て直している(T+55分27秒辺り)。
その後のタイルの剥離や前部動翼(右側?)の損傷は評価のしようがない。
タイルの剥離については、あってはならない事象ということだから、それが起こった時点で落第だ。
素材のステンレスでは、熱的に対応できないことが証明されたわけだ。
細かい話で言えば、再突入後半で、途中で2度ほど中継が途切れている。
原因は分からないけど、嬉しくない。
また、パワードランディングの際のラプターの点火のモニタリングも出なかった。
テレメトリーが取れていたのかは不明。
スペースXは、意図的に映像を切り替えているのかもしれないし、重要なところは非公開にしている可能性もある。
IFT-4で、完全再使用への道が見えたかどうかはビミョーだ。
見方によっては、改めてその困難さが浮き彫りになったともいえる。
無人のペイロードを打ち上げる重量級ロケットとしては、再使用できれば打ち上げ頻度の増加やコストの削減につながる程度の話だが、宇宙船(有人宇宙機)としてみれば、大気圏再突入とソフトランディングは絶対に成功させなければならない必須事項だ(人間乗せてるからな)。
100パーセントでは足りない。
150パーセントくらいの確率が要求されているといっていいだろう(ワケワカ・・・)。
しかも、機体を完全に再使用しようという目標を掲げての試験飛行だ。
タイルなんか、1枚たりとも剥がれてはならないだろう。
今回、タイルの剥離か所、機体の損傷については現段階では公表されていない。
総合的に見て、少なくとも2段目の回収については、浮沈子的には0点(!)を付けざるを得ない。
もちろん、IFT-3から大きな前進はあったし、貴重なデータ取りができたことは喜ばしい。
そこは評価すべきだが、テストとしては失敗に終わっている。
では、この手の話でよく言われる、「成功した失敗」なんだろうか?。
その評価は、直ちにはできないだろう。
得られた教訓を生かすことが出来なければ、ただの失敗に終わる。
S社は、もちろん、それを生かそうとするだろうが、成功につなげられるかどうかは未知数だ。
1段目の回収は条件付き成功、2段目の回収は失敗。
浮沈子自身、この宇宙船に乗りたいという気は全く起きない。
直前に「ディアムーン」ミッションのキャンセルがあったようだが、いい判断だったな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「ステータス:ミッション成功」
「船舶の着陸の試み: 模擬着水の成功」
「空母着陸の試み: 模擬着水に成功」
やれやれ・・・。
「2024/07/06 07:37
ピーター・メレチン
打ち上げ直前のエブリデイ・アストロノートとのインタビューで、イーロン・マスク氏はフラップジョイントが熱保護の観点から最も重要な場所であると改めて説明した。
そして今、彼はビデオに応答して、次回までに解決されると述べました。」
「今日のミッション中、ランプ上にあるメカジラのアームは、着陸するスーパーヘビーを迎撃するシミュレーションを行いました。」
まあ、次回チャレンジするのはいいけれど、発射台ごとぶっ壊すのが落ちじゃないのかあ?。
が、それもまた想定の範囲内だ。
すでにファルコン9で、射点から何百kmも離れた大西洋上の台船に、ピンポイントで着陸させるという離れ業を実現しているS社だから、絶対にできないとまでは言わない。
しかし、今回のスーパーヘビーブースターの着水を見れば、それがどんだけ怪しいかは言うまでもないだろう。
質量の違い、大きさの違いは、制御をより困難にするし、要求されている精度も桁違いだ。
メカジラに、スーパーヘビーブースターのハードポイント(グリッドフィンのそばにあります:画像参照)を合わせて降ろす際の精度は数センチ以下だろう。
早ければ、来月下旬にも実現する。
その時、何が起こるのかは誰も知らない。
いや、今は知らない方がいいかもな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップ、4回目のテスト飛行中に大気圏再突入を生き延びる)
https://spacenews.com/starship-survives-reentry-during-fourth-test-flight/
この記事の表題は秀逸だ。
まさに、「生き延びた」感が強い。
「スーパーヘビーブースターとスターシップの上段は両方とも無傷(intact)で地表に戻った。」(ジェフファウストは、適切な表題とは裏腹に、記事中の評価は大甘だな・・・)。
これが、「成功」に当たるのかどうかは浮沈子的にはビミョーだが、世間はやや慎重ながら、例によって「成功おめでとう」な大合唱になっている。
「ホットステージングの中間段セクションを投棄」
「SpaceXによると、着陸に備えてブースターの質量を減らすための一時的な措置」
やっぱ、将来的には付けたまま(重量は軽減されるということですが)回収されるようだ。
「スペースX、今朝のスターシップのテスト飛行成功おめでとう!」(NASAのビル・ネルソン長官)
「アルテミス計画を通じて人類を再び月に送り込むことにまた一歩近づき、その後は火星を目指すことになる。」(同上)
やや手前味噌なほめ方だが(そうなのかあ?)、NASAも公式に「成功」と認めているようだ(まあ、大人の社交辞令ですな・・・)。
手戻りとなってしまった打ち上げ時のエンジンの失火、改良が不十分な可能性があるランディングバーンでのエンジンの未着火、解決の目途が立つのかどうか一切不明の耐熱タイルの剥落、安定した再突入の実績の積み重ね(フラップの損傷なく)が課題だ。
先送りにしたエンジンの軌道上での再着火、ペッツドアの開閉もある。
また、前回はデータ取りに留まっている燃料移送についても、宇宙船同士の移送実験に向けてのさらなる取り組みが求められる(たぶん)。
そもそも、影も形もないHLS本体の完成が危ぶまれる。
課題山積なスターシップの次回打ち上げは、この夏になると見込まれている(早ければ来月)。
スーパーヘビーブースターの発射台への着陸(?)が焦点だが、チャレンジするとしたら、発射施設への激突墜落爆発炎上木っ端微塵の可能性もある(期待してるわけじゃないけど)。
イーロンマスクはやりたくてうずうずしている感じだ。
ボカチカでの大爆発おこれば、当局から公衆を危険にさらす恐れありと見做されるかどうかは分からない。
せっかく事故調査を回避できたと思ったんだがな(まだ、爆発すると決まったわけじゃないけどな)・・・。
「FAA は、スターシップの再突入時に機体の熱保護システムが故障したこと、再突入時に機体のフラップが十分な制御を提供できなかったこと、着陸時のエンジン燃焼中にラプター エンジンが故障したことの 3 つの例外を承認」
もちろん、この中に発射台への激突は含まれていない。
まあいい。
発射台への回収(激突じゃなくて)は、スターシップロケットシステムにとって、避けて通ることができない必須の課題だ。
いくらラプターの再着火に成功しても、メカジラのlキャッチが出来なければ、着陸脚を持たないスーパーヘビーブースターやスターシップ宇宙船は再使用できないからな。
今は、まだ飛行試験だから、着陸のことはそれほど強調されていないが、今後はS社のお家芸の実力が問われることになる。
S社の場合、ロケットは飛んで当たり前、着陸&回収出来てなんぼの世界だ。
打ち上げ価格も、それを前提に設定されている(たぶん)。
S社は、高頻度&低コストの打ち上げを実現することによって、人類の宇宙へのアクセスを劇的に変えつつある。
再使用ロケット(まだ部分的ですが)の登場は、確実に新しい宇宙開発の時代を開いた。
部屋の中のゾウであるスターシップロケットシステムが完成すれば、その時代は急速に展開する。
今年は無理でも、来年は分からない。
ペッツドアを付けた2段目が、使い捨てで飛ぶようになれば、その扉の片側が開くことになる(その時点でも、1段目は再使用可能だろう)。
2段目の回収が行われることになれば、時代の扉は全開になる。
さらに2030年代に有人飛行が可能になり、大陸間弾道旅客ロケットが準軌道を飛び交うようになれば、真の宇宙時代が訪れる。
10年先の話だろうが、IFT-4がその到来を予感させてくれたことも事実だ。
フライトテストの評価とは別に、浮沈子的イメージとしては21世紀に蘇ったスペースシャトルな感じだ。
書いていて気付いたんだが、スペースシャトルは車輪を引き出して着陸する。
耐熱タイルによる熱防御に穴(文字通り)があることになる。
スターシップ宇宙船は、動翼の付け根からやられている(先端のタイルも剥がれてましたが)。
が、車輪とかはないからな。
少なくとも「穴」はない。
熱的な対応ということなら、スターシップ宇宙船の方が楽ちんなはずだ。
次回のフライトテストでは、その辺りの改善がどの程度進むかも、実質的な注目点だな・・・。
最近のコメント