🐼今日は何の日:AIブログの日:想定内か2025年06月04日 22:46

今日は何の日:AIブログの日:想定内か
今日は何の日:AIブログの日:想定内か


まずはジェミニから行くか・・・。

「六四天安門事件について、400文字程度のブログ記事を書いてください。」

「天安門事件から36年:記憶の継承

1989年6月4日、中国の北京で天安門事件が発生しました。民主化を求める学生や市民の運動に対し、中国政府が武力を行使し、多数の死傷者を出した悲劇です。あれから36年が経ちましたが、中国国内ではこの事件に関する情報が厳しく統制され、公に語られることはほとんどありません。

しかし、歴史の真実は決して消えることはありません。私たちは、あの時何が起こったのかを記憶し、次の世代へと伝えていく責任があります。表現の自由、人権の尊重といった普遍的な価値が、いかに重要であるかを改めて考えさせられます。

この事件は、単なる過去の出来事ではなく、現在そして未来の国際社会においても深く影響を与え続けています。私たちは、犠牲者への追悼とともに、真実を求める声に耳を傾け続けるべきです。」

無駄だと分かっていても、ディープシークにも聞いてみよう・・・。

「こんにちは。今のところこの質問には答えられません。話題を変えましょう。」(中国語からの自動翻訳)

まあ、そうだろうな。

(天安門事件から36年 政府の徹底した言論統制で知らない若者も)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250604/k10014825341000.html

「「天安門事件」から4日で36年です。中国政府は徹底した言論統制を続けていて中国の若い世代では事件を知らない人も多くなっています。」

「中国政府は当時の学生らの動きを「動乱」だと結論づけて対応は正しかったとする立場を続けています。」

正しい対応をしたというなら、別に歴史から抹殺するようなことをしなくてもいいような気もするんだがな。

毎度、引用して恐縮だが、今年も登場してもらおう・・・。

(崔杼:崔杼弑君)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%94%E6%9D%BC#%E5%B4%94%E6%9D%BC%E5%BC%91%E5%90%9B

「太史が『崔杼、其の君を弑す』と事実を史書に書いたので、崔杼はこれを殺した。後をついだ太史の弟も同じことを書いたので、二人目も殺された。しかし彼らの弟はまた同じことを書き、とうとうこれを舎(ゆる)した。太史兄弟が殺されたことを聞いた別の史官は『崔杼其の君を弑す』と書いた竹簡を持って駆けつけたが、すでに事実が記録されたと聞いて帰った」

「崔杼と太史たちの故事は中国人が歴史を記すという行為にかける執念を表す例としてしばしば引き合いに出され、(中略)崔杼は単なる逆臣とされるにとどまらず、一層悪名が強調され後々まで語られることになった。」

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は、以前は憤りを持ってこの日の記事を書いていたけど、最近はそんな気も失せ、淡々とその年の状況を綴るだけになった。

ジェミニは、「表現の自由、人権の尊重といった普遍的」と言うが、ここ数年の状況を見るとそれも怪しい・・・。

奇妙な脱力感と共に、6月4日を迎えている。

世間では、長嶋の訃報の方が大きく取り上げられ、「天安門事件」を扱った記事は少ない。

NHKの記事は、現在の中国での扱いに焦点を当てているが、そしてニュース媒体としてはそれが当然なんだろうが、浮沈子的には不満足だ。

もちろん、他国の状況(しかも、過去の事案)を報じる中では限界があるんだろうが、なぜ36年経った今でも中国当局が事件を封印したがっているのかを掘り下げて欲しかったな。

(天安門事件36年、抗議集会で価値観共有 対中制裁解除率先した日本「モンスター作った」)
https://www.sankei.com/article/20250604-X44X7WZW3ZBTTIRJA6LXXSXQDE/

「当時、事件を正当化し続け、外交的孤立に苦しむ中国の国際社会復帰を手助けしたのが日本だった。」

「西側諸国は一斉に対中経済制裁を発動する中、日本はいち早く凍結解除に踏み切った。海部俊樹首相(当時)は「中国の発展が世界の平和に役立つ」と各国を説得したとされ、海部氏は91年8月に西側の首脳として事件後初めて訪中。中国側が働きかけ、92年10月には天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が中国を訪問された。」

うーん、ロシアに対する制裁が続く中、この対中「宥和政策」の歴史的意義が改めて問われている気がするな。

「中国の政治に民主化を期待し、経済は発展した。ただ、政治改革はまったく行われず、中国共産党の一党独裁は強固になってしまった。中国共産党に対して厳しい政策を実施しないとますます世界の脅威になる」(中国人元学生の組織「民主中国陣線」日本支部の王戴氏)

「自由と民主のため、時代を超えて、『六・四』(天安門事件)の精神とともに戦い、引き継ぐ」(在日中国人団体「境外勢力」の近衛義成氏)

六四天安門事件は、語り継ぐ歴史じゃない。

36年経っても続いているリアルな民主化運動であり、だからこそ中国政府が今でも封印したがっているわけだ。

が、浮沈子的には、産経の記事で気になったのはここだ。

「中国大陸が民主化すれば周縁で生活しているチベット人、モンゴル人、ウイグル人たちも自決権を得るチャンスが生まれる」(モンゴル民族の自決権確立を目指す国際組織「世界南モンゴル会議」のショブチョード・テムチルト代表)

我が国も広義では中国の周縁国だからな。

他人事じゃあない。

「制裁をいち早く解除して日本はモンスターを作ってしまった」「仲良くするのは結構だ。ただ、価値観の違いをはっきり突き付けてほしい。中国には『ウイグルジェノサイド』のような人道的犯罪行為をやめさせるべき。黙認は加担だ」(日本ウイグル協会のレテプ・アフメット会長)

軍隊の人民に対する発砲という、いささかショッキングな話で、そのこともこの事件のタブー視に繋がっているんだろう。

世界には、人道的犯罪行為は山のようにある。

天安門事件だらけだ(そういうことかあ?)。

だからこそ、何十年経ってもこの話は終わらない。

仮に、中国が民主化したとしても、その歴史にキッチリ刻まれることになったとしても(ありえねー・・・)、決して終わることはないのだ。

天安門事件は、今も、そしてこれからも生きている。

歴史でもなければ記憶でもない。

今年は、そんな感慨を抱いた・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(AIモデル・Claudeが人間による監修の下で執筆したブログをAnthropicが公開中)
https://gigazine.net/news/20250604-anthropic-claude-explains/

「最近は皆ブログを持っています、Claudeでさえも。Claudeがあらゆるトピックについて書いています。Anthropicユニバースの小さな一角にようこそ」(Claude Explains)

クロードは使ったことがなかったので、グーグルアカウントで登録して同じことを聞いてみた(無料で使えるのは、ソネット4だけ)。

「六四天安門事件:歴史を振り返る:

1989年6月4日、北京の天安門広場で起きた六四天安門事件は、現代中国史における重要な転換点の一つです。
事件の発端は同年4月15日、改革派として知られた胡耀邦元総書記の死去でした。学生たちは自発的に彼を追悼し、やがて民主化を求める大規模な抗議運動へと発展しました。1989年4月26日の人民日報社論でこれらの活動が「動乱」と定義されると、学生や市民の不満はさらに高まりました。
5月から6月にかけて、最大100万人の市民が天安門広場に集まり、民主主義、言論の自由、報道の自由を求めて平和的に抗議しました。しかし6月3日夜から4日未明にかけて、中国人民解放軍による武力鎮圧が実行されました。
多くの推定では、抗議者や傍観者の死者数は3,000人を超えるとされています。この事件は中国国内では公然と議論することが困難な敏感な話題となっており、中国の歴史教材では八九民運に関する内容が回避され、多くの大陸学生は六四事件について知らない状況が続いています。
六四天安門事件は、民主化を求める市民の声と権威主義体制との衝突を象徴する歴史的出来事として、今なお国際社会で記憶され続けています。」

ネットを検索して元ネタを漁ったようなので、その記述もコピペした。

「六四天安門事件についてのブログ記事を作成しました。1989年6月4日に中華人民共和国・北京市の天安門広場を占拠していた民主化を求めるデモ隊に対し、中国人民解放軍が実力行使し、多数の死傷者を出した事件 六四天安門事件 - Wikipediaとして知られるこの出来事について、その発端から結末までを客観的に記述しています。
記事では、学生デモに率いられた、100万人に及ぶ一般市民が天安門広場に集まり、民主主義、言論の自由、報道の自由を訴えた 六四天安門事件から30年を経てなおも言論を弾圧する中国政府 – Indo-Pacific Defense FORUM経緯や、中国大陆历史教材回避任何与八九民运相关的内容。大多数大陆学生都没有听说过六四事件 Net Alert | 六四:被灭声的记忆という現在の状況についても触れており、この事件の歴史的意義と現在への影響を400文字程度でまとめています。」(原文ママ)

まあ、似たようなネタから取っているわけだから、似たような記述になるのは仕方ない。

ちなみに、回答の中にある89民運についても調べた(八九民主化運動でググっただけ)。

「AI による概要

八九民主化運動とは、1989年4月15日から6月4日にかけて、北京の天安門広場などで発生した民主化を求めるデモを中心とした一連の運動、およびその後、中国政府が軍隊による鎮圧を行った事件を指します。

詳しく説明します:

・運動の背景:
1989年、中華人民共和国では政治的腐敗や経済格差の拡大、中国共産党の一党独裁への不満が広がっていました。これらに対する不満が、ソ連のゴルバチョフ改革や東欧諸国の民主化の流れにも影響を受けて、学生を中心とした民主化運動へと発展しました。

・天安門広場でのデモ:
学生を中心とするデモ隊は、天安門広場を占拠し、民主化、政治改革、言論の自由などを要求しました。この運動は、一時期は中国共産党の一党独裁に対する批判を強める一方で、政府との対話も模索していました。

・軍隊による鎮圧:
中国政府は、この運動を「反革命」とみなして、1989年6月3日夜から4日にかけて、軍隊を動員して天安門広場を占拠していたデモ隊に対して武力鎮圧を行いました。その結果、多数の死傷者が出たといわれています。

・世界的な影響:
八九民主化運動の鎮圧は、世界的に大きな衝撃を与え、中国の人権問題や政治体制に対する批判を招きました。この事件は、中国政府がその後、政治改革を一時的に中断し、一党独裁体制を維持する決定を下すことにもつながりました。

・「六四天安門事件」:
八九民主化運動の鎮圧は、しばしば「六四天安門事件」と呼ばれます。これは、1989年6月4日にこの事件が起こったためです。

・運動のその後:
八九民主化運動は、多くの犠牲者を出しながらも、中国の民主化運動の歴史に大きな足跡を残しました。その後も、中国国内では民主化や言論の自由を求める声が根強く残っています。」

まあいい。

元記事(ギガジン)にあるように、アンスロピックではAIがブログを書き始めているようだ。

「このページはClaudeによって生成されたもので、Claudeの様々なユースケースに関連する技術的なトピックをまとめたブログとなっています。」

クロード(無料版)へのリンクは、このブログページから辿った。

「「Claude Explains」に掲載されている文章がどこまでClaudeによって書かれたものなのかは不明ですが、IT系ニュースサイトのTech CrunchがAnthropicの広報担当者に尋ねたところによると、このClaude Explainsは「Anthropicが集めた各分野の専門家と編集チーム」によって監修されており、Claudeの生成した原稿に実例や知識などの情報を追加しているとのこと。」

「Claude ExplainsはClaudeの単なる作品ではありません。編集プロセスには人間の専門知識が必要であり、繰り返し作業が行われます。技術的な観点から見ると、Claude ExplainsはClaudeが教育コンテンツを制作し、人間のチームがそれをレビューしたり改良したり強化したりするという協働的なアプローチで作られています」「Claude Explainsは、チームがAIを活用して業務を拡張し、ユーザーにより大きな価値を提供できることを示す初期の事例です。人間の専門知識に取って代わるのではなく、AIが専門家の成果をいかに増幅できるかを示しています」(広報担当者)

まあいい。

AIと人間との協業という麗しい話だ。

「Anthropicは、Claude Explainsを「人間の専門知識とAIの能力がどのように連携できるのかを示す教育リソース」と捉えているとのこと。」

「将来的にはデータ分析やビジネス戦略まで、Claude Explainsでは幅広いトピックが取り上げられる予定」

浮沈子のように、与太ブログを少しでもマトモに見せようという姑息な手段としてではないようだ(トーゼンです・・・)。

アンスロピックはAIの中でもユニークな立ち位置を目指している感じだ。

(Anthropic)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Anthropic

「Anthropic は、責任あるAIの使用を企業理念とし、汎用人工知能(AGI)を研究している。」

「大規模言語モデル(LLM)と外部ツールや外部データソースとを結ぶ標準化されたインタフェースを提供するオープンソースなプロトコルであるモデルコンテキストプロトコル(英: Model Context Protocol, MCP)を発表した。」

アマゾン、グーグルなどが出資している。

M社の一部になっちまったオープンAIや、鳴かず飛ばずのリャマ(そうなのかあ?)、巨大な影響力を持つジェミニなど、強豪を相手にどこまで善戦できるかだな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ChatGPTとGeminiとDeepSeekとClaudeで5つのテストをして最も優秀だったのはどのモデルなのか?)
https://gigazine.net/news/20250605-ai-versions/

「Tom's Guideは、2025年6月初週時点の最新AIモデルであるClaude 4、Gemini 2.5 Pro、DeepSeek R1、GPT-4oのChatGPTを対象に、「推論と計画」「コーディングとデバッグ」「感情的知性」「実生活におけるサポート」「創造性」の5項目でテスト」

「5つのテストのうち、3つでGemini、2つでDeepSeekが勝利したため、「総合的にGeminiが最も優れたモデルといえる」とTom's Guideは結論付けています。」

浮沈子はGPTー4pを使ったことはない。

他のモデルも、無料のお試し版だけで、用途もせいぜいブログを書いてもらったりした程度だ。

ロケットの燃料タンクの配置という重箱の隅の問い合わせもしたけど、誤った元ネタを参照していたりすると混乱するようだ。

ジェミニが、割と高得点を挙げているのは分かる気がする。

1:「推論と計画」:ジェミニ
2:「コーディングとデバッグ」:ジェミニ
3:「感情的知性」:ジェミニ
4:「実生活におけるサポート」:ディープシーク
5:「創造性」:ディープシーク

「ただし、それぞれのテスト結果から分かる通り、AIはどのモデルも完璧ではなく、それぞれが独自の強みと欠点を持っているということを認識することが重要だとTom's Guideは語っています。」

まあ、評価の方も完璧じゃないだろうしな。

AIは、まだまだ発展途上にある。

有用性があることは間違いなさそうだが、当然限界もあり、正しく使わなけれべ弊害も生じる。

時折ブログの代筆を頼みながら、もうしばらく、様子見というところかな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

チャットGPTにも、同じ依頼をしてみた。

「**六四天安門事件とは何か?**

六四天安門事件は、1989年6月4日に中国・北京の天安門広場で起きた大規模な民主化運動の弾圧事件です。数十万人の学生や市民が、政治改革や腐敗撲滅、言論の自由を求めて平和的に集まりました。しかし、中国政府はこれを反政府運動とみなし、軍を投入して武力で鎮圧しました。

戦車や銃で武装した部隊は、広場や周辺でデモ隊に発砲し、多くの死傷者を出しました。正確な死者数はいまだに公表されておらず、数百人から数千人とされています。中国国内ではこの事件に関する言及や追悼が厳しく規制されており、インターネットでも検閲の対象です。

六四事件は、今もなお表現の自由や人権問題の象徴として世界中で語り継がれています。自由を求める声と、それを抑え込もうとする力との衝突が、私たちに大切な問いを投げかけ続けています。」

無難な回答だな(中国国内では「無難」じゃないでしょうが)。

このテーマでの評価は明らかだ。

ジェミニ:○
ディープシーク:✕
クロード:○
チャットGPT:○

が、これはAIの性能評価ではない。

クロードの回答は、胡耀邦の死去から説き起こして経緯を説明している点で優れていると感じるが、回答した3つのAIは、浮沈子的にはいずれも踏み込みが足りない気がする(NHK的?)。

産経の記事は、その点、現代における意義(今に続く民主化運動の象徴)を明確に浮き彫りにしただけでなく、当時我が国が採った対応(中国に対する融和政策)が、仇になっちまったことにも気づかせてくれている。

センシティブな話題に弱いAIだけど、逆に強過ぎちまうのも考えもんだがな・・・。