😼中東情勢:おまいにだけは言われたくない:ロシアの非難2025年06月15日 08:15

中東情勢:おまいにだけは言われたくない:ロシアの非難
中東情勢:おまいにだけは言われたくない:ロシアの非難


(プーチン氏、イスラエルのイラン攻撃を非難「国連憲章・国際法違反」)
https://www.afpbb.com/articles/-/3583302

「国連加盟国の主権、国民、平和的な都市、そして原子力エネルギーインフラに対する無謀な軍事攻撃は、断じて容認できない」(ロシア外務省)

世界で一番言われたくない国からの、だが至極もっともなメッセージだ。

こっちも、大国のダブルスタンダードだな・・・。

「ロシアは「中東全体にとって最も悲惨な結果をもたらす現状の解決」に向けて尽力している」(クレムリン)

具体に何やってるかは知らない。

「ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアがイスラエルの行動を非難することを強調した。こうした行動は国連憲章と国際法に違反する」

つまりだな、ロシアは何もかも分かってやっているのだ。

「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相およびイランのマスード・ペゼシュキアン大統領とそれぞれ電話会談を行った」

「緊張のさらなる激化を防ぐため、仲介役を務める用意がある」(プーチン氏)

両国の首脳に直接コンタクトを取ることが出来るのは、プーチンくらいだろう。

イランは、まあ当然としても、イスラエルと接触を維持しているというところは重要だ。

「プーチン氏をはじめとするロシア高官は、パレスチナ自治区ガザ地区におけるイスラエルの行動も非難しているが、これまでのところイスラエルとの実務関係は維持している。」

イスラエルは、米国から手に入れたパトリオットシステムをポーランド経由(米軍に返した形をとったようです)でウクライナに引き渡したけど、そのことを大っぴらにはしたくない意向を示していた。

レバノンとの対立関係で、ロシアとは一定の接触を維持してきたようだ。

この辺りが、浮沈子も良く分からないところで、中東情勢の複雑怪奇なところだ。

敵の敵は味方じゃなく、味方の敵は敵じゃない。

この状況で、イランを説得して反撃を思い留まらせることが出来るかどうかは分からない。

イスラエルの攻撃は今も続いているからな。

(イスラエルが「世界最大」のガス田攻撃 イランもミサイルで反撃)
https://mainichi.jp/articles/20250615/k00/00m/030/018000c

「攻撃を受けたのは南パルスガス田。少なくとも2回爆発があり、火災が発生した。間もなく鎮火したが、被害を受けた施設はガスの生産が止まった」

「首都テヘラン郊外の石油貯蔵施設も攻撃を受け、火災が起きた。」

「イランはイスラエルがエネルギー施設を攻撃すれば、同様の標的に報復するとしており、今後も反撃を拡大させるとみられる。」

目には目を、歯には歯を。

イランがイスラエルの核関連施設を狙うかどうかは分からない。

(イスラエルの原子力開発と原子力施設:本文展開のこと)
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_14-07-03-01.html

「原子力研究開発:
 イスラエル原子力委員会は、ソレク原子力研究所とネゲブ原子力研究所をもっており、これらの研究所は次の研究炉で原子力の基礎研究を実施している(表3参照)。
a)ソレク原子力研究センター(所在地:ヤフネ)
 アメリカ製のIRR−1(熱出力5MW、スイミングプール型、1960年6月臨界)
b)ネゲブ原子力研究センター(所在地:ディモナ)
 フランス製のIRR−2(熱出力25MW、天然ウラン・重水減速炉、1963年12月臨界)
 また、フランスからの技術導入による再処理施設(ディモナ)、重水工場(レホポット:レホヴォト?)、燃料加工工場(ディモナ)などを持つ。図2にイスラエルの原子力施設地図を示す。」(画像参照)

「なお、イスラエルは核不拡散条約(NPT)に加盟しておらず、IAEAの保障措置は米国製のIRR−1にしか適用されていない。イスラエルは、公式には核兵器および他の大量破壊兵器の保有を否定も肯定もしない立場を取っているが、中東地域で唯一NPT非加盟国であり、また事実上の核兵器保有国とされている。」

核関連施設攻撃に対して、「同様の標的に報復」なんてことになれば、中東全域の核汚染に繋がりかねず、世界のエネルギー供給は大混乱に陥る。

ウクライナどころの騒ぎじゃなくなる。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

ロシアの二枚舌には辟易するが、もし可能ということなら是非ともイランを止めてもらいたいもんだ(イスラエルは、どーせ止まんないだろうからな)。

😼欧州大戦争:彼我の差:米国の選択2025年06月15日 15:17

欧州大戦争:彼我の差:米国の選択
欧州大戦争:彼我の差:米国の選択


(イスラエル・イラン軍事衝突で支援減少を懸念 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3583398

「(対イスラエル支援増強を受けて)ウクライナへの支援が減少しないことを望んでいる」「前回、それが対ウクライナ支援鈍化の要因となった」「攻撃により原油価格が急上昇した。われわれにとって悪いことだ」(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領)

「ウクライナでは、米国が親密な同盟国であるイスラエルの防衛により多くの資源を振り向けるのではないかとの懸念から、自国向けの軍事支援の行方をめぐり、不安が広がっている。」

ウクライナ向けの資源は、このままでは間違いなく減少するだろう。

だが、そうならないための方策がないではない。

(プーチン氏、ウクライナとの次回交渉用意 トランプ氏と電話会談)
https://www.afpbb.com/articles/-/3583390

「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は14日、米国のドナルド・トランプ大統領と電話で会談」

「両首脳は個人的な関係に満足の意を表明した」「イランとイスラエルの攻撃が激化している状況についても協議した」「ビジネスライクにコミュニケーションを取り、2国間および国際的な問題における喫緊の課題への解決策を模索している」(ロシア大統領府(クレムリン))

「「わざわざ私の誕生日を祝うために」電話をかけてきてくれた」「「さらに重要なこと」として、両者はイラン・イスラエル危機についても話し合った」「彼も私も、イスラエルとイランのこの戦争は終わるべきだと思っている。私は、彼の戦争も終わるべきだと伝えた」(79歳の誕生日を迎えたトランプ氏)

「ロシアへの姿勢が「友好的過ぎる」ため、紛争終結には役立たない」「支援の削減や、ウクライナとロシアを同等に扱うようなシグナルは、極めて不公平だ。ロシアこそが侵略者であり、この戦争を始めたのはロシアだ。彼らは戦争を終わらせたいとは思っていない」(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領)

ウクライナとロシアの直接交渉についても言及がある。

「ウクライナ側と兵士の遺体を含め捕虜の交換を終えた後、今月22日以降に同国との和平交渉を新たに行う用意はある」(プーチン)

「捕虜交換が完了すれば、双方で次のステップについて議論することになるだろう」(ゼレンスキー)

ウクライナが次回の交渉に同意するかどうかについては、言及がなかったという。

ラブラブなトランプーチン(💛!?)とは裏腹に、G7に招かれているゼレンスキーが、トランプと会談するかどうかは未発表だ(調整はしているようです)。

中東情勢を巡り、イランに対するチャンネルを確保しておくことは米国にとっては喫緊の課題だ。

ロシアが米国に対して、何か条件を出すのかどうかは知らない(そういうことかあ?)。

「ビジネスライクにコミュニケーションを取り、2国間および国際的な問題における喫緊の課題への解決策を模索している」(再掲)

魚心あれば水心・・・。

ウクライナへの支援を縮小してくれれば、イランに口利きしてやってもいいぜ(そんなあ!)。

ガザの時は、そういう環境じゃなかったが、米国は支援を絞らざるを得なかった(砲弾の供給は激減したそうです)。

今回も、表に出ているだけでも、既にウクライナ向け近接信管の供給停止が行われている。

G7で、トランプとゼレンスキーが直接会談するかどうか、その際に何が話し合われるかに注目だ。

まさか会わないなんてことはないだろうけど、建設的な話が行われるかどうかはビミョーだ。

開催場所がカナダというのも気になる(トランプ政権が併合を明言している国だからな)。

(ゼレンスキー大統領、G7サミット参加へ トランプ氏との会談望む)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/64EARKM5TVIYTOGKAIC67XCNJQ-2025-06-12/

「今回の首脳会議では、ウクライナへの継続的支援や対ロシア制裁、ウクライナの復興支援に向けた今後の資金調達などについて協議する予定」

米国は支援を縮小したがっているし、対ロシア制裁には消極的だ(猛反対?)。

復興支援についても、直ちに資金調達を行うという話にはなっていない。

(ウクライナと米国、復興投資基金設立に関する協定に署名)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/05/7b5509c4bd2dc023.html?_previewDate_=null&revision=0&viewForce=1&_tmpCssPreview_=0%2F%2Fevents%2F%2Fevents%2F%2F

「米国は同基金に対し、直接の資金拠出に加え、防空システムなど新たな支援を提供することが可能。」(「可能」って、何?)

「ウクライナ側が求めていた米国からの安全保障も、具体的に言及されていない。ベッセント財務長官は、この協定はロシアに対し、トランプ政権が自由で主権を持ち、繁栄するウクライナを中心とした長期的な和平プロセスにコミットしていることを明確に示すもの」

やれやれ・・・。

「自由で主権を持ち、繁栄するウクライナ」じゃなかったらどーする!?。

戦時下で戒厳令が敷かれ、毎日のように空爆が行われ、民主国家の根幹である選挙すら実施できず、自由とか繫栄とは程遠い状況だ。

残念ながら、んな状況でコミットメントを示されたとしても、ロシアは屁とも思わんだろう(そうなのかあ?)。

米国は、精一杯体裁を取り繕おうとしている。

ゼレンスキーは、それが分かっているけど、その中で何とか実質を得ようと苦労している。

最大の懸念は、世界の関心がウクライナから離れることだ。

米国にとっては願ったり叶ったりだが、ウクライナにとっては死活問題だ。

国家の命運をテレビの視聴率のような状況に置き、パフォーマンス的支援に頼ったツケが回ってきている。

それは致し方ないことなのかもしれないが、浮沈子的には釈然としない。

米国は、別にウクライナが憎いわけではない。

米国もまた、独立戦争を戦った歴史を持っている。

その際には、外国からの支援も受けた。

この状況は誰のせいでもない。

確認しておこう。

プーチンがイランを説得し、中東情勢が落ち着けば、ウクライナへの支援が激減することは避けられるかもしれない。

が、ゼレンスキーが指摘した通り、そうなれば高騰した原油価格が下がり、ロシアの戦費調達に支障が生じる。

また、米国の軍事支援が元通りにウクライナに向かうことになれば、ロシアの兵士が前線で命を落とすことに繋がる。

「私は、彼の戦争も終わるべきだと伝えた」(トランプ氏:再掲)

2つの戦争は繋がっている。

実際の話はこんなシンプルなもんじゃないだろうが、頭の弱い浮沈子にはそういう構図にしか見えない。

プーチンは、何らかの条件をトランプに提示するだろう(もうしたかも!)。

世界の平和のために(そうなのかあ?)、トランプはその条件を受け入れたはずだ。

これは、ディール(取引)だ。

「ビジネスライクにコミュニケーションを取り、2国間および国際的な問題における喫緊の課題への解決策を模索している」(再々掲)

米ロは、既にそのような信頼関係を取り戻している。

世界は音もなく静かに回り続ける。

舞台裏で何が行われているのかは知らない。

とてもとても、人前に晒すことが出来ない取引が行われていたとしても、我々にそれを知る術はない・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(米ロ対話「生ぬる過ぎる」 G7前にウクライナ大統領)
https://nordot.app/1306717437729211150

「米国は制裁や武器支援でウクライナと共にあると、プーチン氏ははっきり理解しなければならない」「ウクライナとロシアを同等に扱うのは極めて不当だ」「ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領を止められるのはトランプ米大統領だけ」(ウクライナのゼレンスキー大統領)

ゼレンスキー大統領の認識に大きな誤りはない(浮沈子的には、ロシア島区内名を「同等」に扱ってはいないと思うけどな:ロシア>>ウクライナ)。

少なくとも今は・・・。

「同国情勢を巡る米国とロシアの対話のトーンが「生ぬる過ぎると感じる」」

それもまた、極めて正しい。

では、なぜそういうことになっているのか。

そこが問題なわけだ。

事の良し悪し、あるべき姿、法と正義の話は少しだけ脇に置くと、米国の国益に対する認識が変わったということだろう。

ウクライナ支援を続けることは国益に反する。

ロシアみたいな専制国家に世界を蹂躙させていいのかあ?。

いやいや、今のトランプ政権はそんなもんじゃないだろう。

(トランプ米大統領、権威誇示 深まる分断、緊張高まる)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025061500294&g=int

「悲願だった首都での軍事パレードを自身の誕生日に実現」「デモ鎮圧に軍を派遣するなど実力組織を意のままに操り、権力を誇示」

「こうした姿勢は「権威主義国のやることだ」(民主党幹部)と反発を呼び、各地で抗議運動が拡大した。」

「トランプ氏は政権1期目にも軍事パレード開催を模索した。だが当時は「無駄遣い」と非難を浴び、軍高官らの反対も受けて断念した。」

「2期目に閣僚や軍幹部を「イエスマン」で固め、批判を封じた」

「トランプ氏の隣でパレードを見守ったヘグセス国防長官は、デモ鎮圧のための軍投入に率先して協力」

批判勢力は、「ノー・キングス(王はいらない)」をスローガンにしているけど、佐藤優氏は王ではなく、皇帝だと評している。

王は1国を統べるが、皇帝は諸国を統べる。

まあ、米国は合衆国(合「州」国:ユナイテッド「ステーツ」)だから、1国でも皇帝みたいなもんかもしれない。

つまりだな、トランプはプーチンみたいになりたいのだ(そうなのかあ?)。

米国を帝国として発展させ、周囲の国々(カナダやグリーンランド?)を隷属させる。

世界は、そうして統治されるのが望ましいと考えているんだろう。

ウクライナは遠い。

地理的に遠いということより、帝国の領地として遠い。

そこは、世界を共に統治する大ロシア帝国の領地だ(そんなあ!)。

ロシアとは、仲良くしないとな。

この世界を共に統べる盟友だ(そういうことかあ?)。

明日からは、カナダでサミット(G7)が開かれるそうだ。

トランプは、プーチンに「いずれG8に招待する」と電話会談で言ったそうだが、今時流行らないからとあっさり断られたそうだ。

(G7サミット半世紀 低下する存在感、揺らぐ存在意義 トランプ氏再登板で正念場)
https://www.sankei.com/article/20250612-NTSOVRQBYNMAZEPPN5XKLLTAI4/

「今年で第1回開催から50年を迎える」

「半世紀の間に世界の国内総生産(GDP)に占める割合は、中国の伸長などを背景に6割から4割に低下」

プーチンは、オワコンになっちまったサミットには関心を示さなかったわけだ。

ちょっと待てよ、そうするとトランプも当然、関心がないんじゃないのかあ?。

「今回のサミットは、ロシアが侵略するウクライナや米国の関税政策などを巡って意見の隔たりが大きく、首脳宣言が見送られる可能性」

うーん、ますます怪しい。

「G7終わる可能性も」

「多国間協調を軽視するトランプ大統領の再登場で「G7が終わる可能性や再編の機運も出てきた」」(G7の歴史に詳しい放送大の白鳥潤一郎准教授)

「米国以外の参加者が結束を確かめることが重要」(同上)

やれやれ・・・。

ウクライナは、そんな斜陽な会合で存在を訴えなければならない立場なわけだ(もちろん、何だって活用したい、藁にも縋る状況だがな)。

ぼやいてみても始まらない。

海外からの支援で辛うじて国家を維持している状況の中で、その最大にしてアットーテキ支援国家である米国が、あろうことか敵方に塩(ラブコール💛!)を送っている。

幸い、カナダを含め、欧州の支持は固い。

内輪では揉めているが、温度差はあるにせよ、支援の継続と強化では概ね足並が揃っている(そうなのかあ?)。

米国の抜けた穴を埋めることは難しいだろうが、しばらく支えるくらいは出来るかもしれない(未確認)。

が、今回の中東情勢の絡みで、例えば衛星情報サービスを止められたりするとヤバいな。

欧州などでは代替できないからな。

まあいい。

大きな流れの中に浮かんでは消える泡沫(うたかた)の泡・・・。

どこの話か、誰の話かは知らない・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアからスムイ州集落奪還 ウクライナ)
https://nordot.app/1306723845977587974?c=768367547562557440

「ウクライナのゼレンスキー大統領は14日夜の声明で、北東部スムイ州の集落アンドリーウカを奪還したと明らかにした。ロシア国防省は3日、同集落制圧を発表していた。」

画像は、ISWが日本時間16日朝の時点で掲載してるものだが、アンドリーウカはロシア支配地域のままだ。

「「緩衝地帯」設置を目指してスムイ州で占領地域を拡大しており、戦闘が激化」

それに対する反撃ということなわけで、ちょこっと注目なんだがな。

ウクライナは、引き続きロシアのクルスク州やベルゴロド州での作戦を継続させており、国境付近での攻防が続いている。

規模はそれほど大きくはなく、殆ど嫌がらせ程度(!)な感じだが、ウクライナとしてはロシア領に侵攻しているという「ステータス」(政治的戦略的状況)を維持する必要があるんだろう(そうなのかあ?)。

純軍事的な意味は、ほぼないに等しい。

そういうところにリソースを使っちまって、押し込まれている東部戦線に注力しないところが米国にとってはイラっとする点なんだろう。

国内的、国際的にアピールするものがないと、一方的に後退している印象を与えるからな。

戦争は、本来見世物じゃないんだが、ウクライナはそうせざるを得ないところが苦しいのだ。

そこんとこは、浮沈子的にもようやく理解できるようになった。

アンドリーウカ奪還というのも、G7開催のタイミングに合わせて発表したのかもしれないしな。

ほら、ちゃんと反撃してるじゃん!?。

まあいい。

ドニプロペトロウシク州への侵攻という極めて嬉しくない状況、連日のドローンやミサイルによる都市部への攻撃で、せっかくの戦略爆撃機破壊という大金星の印象は薄れるばかりだ(そういうことかあ?)。

おい、何かG7の手土産に持たせるネタはないのか?。

なんとかします(シルスキー:未確認!)。

スムイ州への侵攻が、プーチンが指示したような「緩衝地帯の創設」だけかどうかは分からない。

ウクライナ側の発表では、この地域に配属されている勢力は5万人程度だというから、まあ、せいぜいそんなもんかもしれないけど、ハルキウと同じく、国境に近いところに州都を構えているからな。

緩衝地帯への圧力を見て、行けるとなれば必要な戦力を投入して攻め込むことが可能ではある。

重要なことは、ウクライナ側が長距離ロケット砲(エイタクムス)を打ち尽くして、ロシア領内の軍事拠点への攻撃手段が限られている点だろう。

足の長いドローンを飛ばして攻撃するにしても、破壊力は限られており、ロケット砲と同じというわけにはいかない。

このタイミングで米国からの追加の軍事支援が途絶えるようなことがあれば、マジヤバな状況に陥ることは灯を見るより明らかだ。

アンドリーウカ奪還にどれ程のリソースを投じたのかは知らないが、攻撃側が多くの戦力を投入しなければならない点は、ウクライナ軍にとっても同じだ。

緩衝地帯という話が本当なら、防御は極めて重要だし、ロシア軍が底を手抜きするとも思えないからな。

もっとも、占領してから日が浅い(10日程度)だから、そこまで陣地を作れていなかったのかもしれない。

集落を拠点にする際には、その建築物を陣地化するというのが一般的だからな。

堅牢なな構造物がないとか、有線ドローンに入り込まれる開口部が放置されていたとか、ロシア側の問題点があったのかもしれない。

戦線全体から見れば、蚊に刺された程度の話だし、この間、クピャンスク方面ではかなりな規模の反撃を行っているから、アンドリーウカ奪還には極めて象徴的な意味しかない。

が、ウクライナにとっては、今、それが最大のポイントなわけだ。

綱渡りの綱が、今にも切れそうになっている。

何とかつなぎ止めないとな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーーー

(ウクライナ用を中東に振り向け 米国防長官「防衛環境変わった」)
https://nordot.app/1307084729740476718?c=768367547562557440

「バイデン前米政権下で提供の決まった対無人機用のミサイル2万発が中東向けに転用される」(ウクライナのゼレンスキー大統領)

「ロシアの侵攻を受けるウクライナに送る予定だった対無人機関連の防衛支援を中東に振り向けたことを認めた。」(ヘグセス米国防長官:以下同じ)

「防衛を取り巻く環境が変わった」「中東にいる米国民を守るため、あらゆる資源を活用する」

同胞の命を守るのは絶対の正義だ。

支援の詳細は不明とあるが、CNNでは既にドロ-ン迎撃用ロケット弾の近接信管であることが報じられている。

2万発かあ・・・。

影響はデカいな(中東で、ホントにそれだけ必要なのかどうか)。

今回のヘグセスの発言では、「あらゆる資源」というところがミソだ。

この際、中東情勢(防衛を取り巻く環境)の変化をきっかけに、「バイデン前米政権下で提供の決まった」ウクライナ支援を、これ幸いに(!)バッサリ打ち切るのではないか。

浮沈子的に気になるのは、例の衛星情報サービスだが、これもなんだかんだと理屈をつけてやめちまう可能性が高い(そうなのかあ?)。

中東情勢が安定化すれば、ウクライナに回したりサービスを再開してもいいんだろうが、いつ再び再発するかもしれないとか何とか言って結局やめっぱなしになるんだろう(そんなあ!)。

ウクライナは踏んだり蹴ったりだが、恨むならイスラエルを恨むしかないだろう。

🛬B787:エアインディア171便墜落事故2025年06月15日 23:12

B787:エアインディア171便墜落事故


(エア・インディア171便墜落事故)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2171%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

「2025年6月12日インド時間13時38分頃、ロンドン・ガトウィック行きのエア・インディア171便(ボーイング787-8/登録:VT-ANB)がインド西部のアフマダーバード国際空港からの離陸直後に墜落した航空事故」

離陸直後の映像を見たんだが、もう、力なく落ちていくだけの状態だった。

機影がビルの向こうに消えると、火の玉が上がって、万事休す(離陸後、30秒くらい)。

乗客乗員242名中、生存者は1名で、何と軽症!。

奇跡だ。

事故原因は今のところ不明。

離陸直後に推力を完全に失ったことだけは間違いない(上がった高度は約190m:高度や対地速度はFlightradar24の記録による)。

フライトレコーダーは回収されたというから、原因が突き止められる可能性は高い。

機体の破片もおそらく全部、残らず回収されるだろう。

B787系統で、初の死亡事故であり、最悪の結果となった。

住宅地に落ちたことから、地上での死傷者の報告もある。

やれやれ・・・。

「該機は離陸直後高度625フィートまで上昇した後、緊急事態を知らせるメーデーを発信したが、その後に応答はなく、B. J. メディカルカレッジの寄宿舎に墜落」

「12日にはブラックボックスを回収、調査を開始」

ブログを書くタイミングは難しい。

原因の究明には1年くらいかかるのがふつーだしな。

1名の生存者がいたことで、どこの座席が助かりやすいかという話もあるけど、まあ、あまり意味はない。

離陸直後の墜落自体が極めて稀だろうからな(未確認)。

(インド墜落、機長「推力なし」 離陸直後、管制官に伝達)
https://nordot.app/1306549570430648948?c=768367547562557440

「離陸直後に機長が「推力がなく、上昇できない」と管制官に伝えていたと報じた。機体や部品に不具合があった可能性がある。」

「エア・インディアとインド政府はエンジンの推力や翼のフラップ(高揚力装置)などに焦点を当て、墜落原因を調べている。」

「機長は総飛行時間が8200時間を超えるベテラン」

人為的ミスの可能性は小さい気がする(エンジン全開で、ひたすら上昇するだけだし)。

B787は、例のバッテリー発火事故の件で、しばらく追いかけたことがある。

全日空機がダイバートしたりして、一時は騒然としたが、その後は順調に飛んでいたようだ(機体の製造上の欠陥の話や品質管理の杜撰さに係る内部告発とかはあったけどな)。

重大事故は起こしていない。

浮沈子も何度か乗ったけど、いい飛行機だと感じていただけに、今回の事故は非常に残念だ。

徹底した原因究明と早急な対策が望まれる。

今年も、何度か飛行機に乗る予定がある。

こればっかりは、自分で注意してどうなるものでもない。

運を天に任せるしかない。

まあ、インドには行かないけどな・・・。