🐱ウクライナ降伏不可避:戦勝 ― 2024年02月05日 23:49

ウクライナ降伏不可避:戦勝
ウクライナ降伏不可避:戦勝


(「主導権は完全に露軍に移った」プーチン氏、ウクライナに降伏要求 「戦勝」へ自信深める)
https://www.sankei.com/article/20240205-P6NE46NBKVPZFFG3WWLBKUPQDQ/

「彼らが交渉したくないならそれでいい。だが、ウクライナ軍の反攻は失敗し、主導権は完全に露軍に移った」(ロシアのプーチン大統領)

「このままではウクライナは取り返しのつかない深刻な打撃を受けるだろうが、それは彼らの責任だ」(同上)

「戦利品をロシアに放棄させようとする試みは不可能だ」(同上)

「紛争をできるだけ早く終わらせることを望んでいるが、それはロシアの条件に従う限りでだ」(同上)

つまり、ロシア側が戦勝(軍事的な勝利)を望んでいるわけではなく、降伏しなければそうなるというわけだな(ホントかあ?)。

「侵攻当初からロシアの目標は「変わっていない」とし、具体的にはウクライナの親欧米派勢力の排除を意味する「非ナチス化」や、北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を指す「非軍事化」「中立化」だと説明。停戦にはウクライナがこれらの要求に応じることが必要」

「ロシアが望むような「戦勝」を得られるかは未知数」

「ウクライナ軍は現在、攻撃から防御に転じ、陣地を守りつつ露軍の損害を拡大させる戦術に移行している。軍事専門家の間では、双方とも相当期間は勝敗を決することができず、戦局は全体的に膠着状態が続くとの見方が強い。」

プーチンは、軍事的圧力をかけ続ければ、いずれウクライナが折れると思っているんだろう。

「ウクライナは早期に降伏すべきだとの考え」

ロシアだって、多大の犠牲を払っているわけで、早期決着は悪い話ではない。

ウクライナは、そんな気は毛頭ないからな。

行くところまで行くしかない。

軍事専門家とやらは、ウクライナの反転攻勢の失敗を予見できなかった。

当てにはならない。

確かに、ロシアの攻勢を良く防いでいる。

砲弾は数分の1で、兵員の交代もない。

しかし、そんな状況がいつまでも続くわけではない。

戦線は辛うじて持ち堪えているが、明日崩壊してもおかしくはない。

ロシア軍の損失は確かに大きいが、それを許容する体制を確立している。

おそらく、あと数年間は、この体制で戦闘を継続するだろう。

追加の大規模な動員も、大統領選挙の後で行われるかもしれないしな。

ロシアが見据えているのは、欧州だ。

もちろん、その背後にいる米国が直接のターゲットだが、その影響は小さくなりつつある。

ウクライナとの戦争は、ロシアにとっては徐々に変容してきている。

西側の支援が増加することは、ロシアにとって脅威ではなくなってきており、むしろ、支援にリソースを割かれることで、西側の戦力を削ぐ効果に変わっている。

今後、ロシアの攻撃の強度が変化し始めたら要注意だな。

攻勢が強まるよりも、弱くなった時が危ない。

ウクライナとの戦争における勝利は、ロシアにとっては既に折り込み済みということになる。

それは、欧州との直接対決に向けたツールの一つだ。

ウクライナに、再度の反転攻勢を掛けさせるかもしれないしな。

そのためには、西側のさらなる支援が必要になる。

待ってました・・・。

ロシアは、喜んで防御戦に転じ、陣地を守りつつウクライナ軍の損害を拡大させる戦術に移行するだろう。

米国が、どこまで支援を続けられるかは分からない。

直接侵攻されるリスクは、アラスカを除いては、まずないからな。

欧州への侵攻で、実際に米軍を派遣するかどうかも怪しい。

ロシアの欧州侵攻で、NATOは踏み絵を踏まされることになる。

集団的自衛権をどこまで行使するのか。

ウクライナに対する経済的な支援の様相を見れば、浮沈子的にはかなり怪しい気がしている。

ウクライナのように、自軍の損耗を顧みずに、外部からの支援頼みで戦うわけにはいかないからな。

欧州には、誰も支援などしてくれない。

2027年は危ない。

台湾有事、朝鮮半島有事と重なり、米国は身動きが取れなくなる。

同時多発地域紛争は不可避だ。

中東情勢が、そこまで尾を引くかどうかは知らない。

イスラエルが、どこで作戦終了の判断をするかに掛かっている。

プーチンは、タイミングを見計らっているのだろう。

ロシアが手放しで楽観的でないことは確かだが、それが戦略に影響を与えることはない(専制国家だしな)。

自信を深め、じっくりと準備を進め、最適なタイミングに合わせて攻めてくる。

欧州は、おそらく準備が整う前に初動の対応を迫られることになるだろう。

それが、バルト3国かどうかも分からない。

フィンランドか、あるいは虚を突いて、モルドバやルーマニア辺りかも知れない。

3年後の状況は分からないけど、ウクライナ南部が制圧されていれば、その可能性も出てくるだろうしな。

くさびを打ち込まれたNATOが、どう反応するのか。

米国の次期政権の対応次第では、その時期が2027年より早まることも考えられる。

確認しておこう。

ウクライナ紛争を長期の防御戦に持ち込むことは、欧州にとって必ずしも賢明とは言えない。

プーチンが早期の戦勝を望んでいるのかどうかについても、慎重に判断する必要がある。

既に、ロシアの軍需生産力は、ウクライナ戦争を継続する以上のレベルに達している(たぶん)。

黙っていても、欧州侵攻の準備は進む。

そのタイミングを決めるのは、プーチンだ。

浮沈子的には、欧州がイニシャチブを取る秘策がないではない(ホントかあ?)。

どーせ、ロシアとドンパチやる羽目になるなら、先制攻撃を掛けるのがよろしい(そうなのかあ?)。

ターゲットはただ一つ。

バルト海に面したカリーニングラードだな。

核爆弾の2、3発もお見舞いしておけば十分だろう(そんなあ!)。

ここを叩いておけば、東欧諸国はともかく、英仏独などは弾道ミサイルの直撃を免れる。

ベラルーシ辺りも狙いどころかも知れない。

やるなら、早い方がいい。

少なくとも今なら、ロシアは有効な反撃が出来ないし、大統領選挙に与える影響も甚大だからな。

プーチン再選は動かないだろうが、ロシア国民には動揺が走るだろう。

ウクライナ紛争に深入りしたツケが回ってきたということになる。

まあ、どうでもいいんですが。

また、今なら米国のNATOへの支援も十分に可能だ。

中東紛争をさっさと切り上げて、ロシアを叩くのがよろしい。

もたもたして来年になったら、先制攻撃は掛けられなくなる公算が高い。

弱腰な外交姿勢でポイントを下げているバイデン政権にとっても、ロシアへの先制攻撃を主導すれば、自身の再選にもつながるからな(そうなのかあ?)。

浮沈子は、妄想の世界に憑りつかれている。

しかし、ウクライナ紛争が、コップの中の嵐に留まるということこそ、西側が描いている妄想ではないのか。

当初、ロシアが経済制裁で崩壊するという妄想もあったが、んなもんはとっくに消えた。

コップの中の嵐に留まらない兆候は、既にウクライナによるロシア本土の攻撃の激化で明らかになっている。

米国は責任を果たすことが出来ずに暗礁に乗り上げ、欧州にはもとよりその能力はない。

西側の描いていたストーリーは、ことごとく消えた。

ウクライナにおける戦線の膠着は、背後の大きな動きを見えなくしている。

それが表層に躍り出てきた時に、慌てて対応しなければならない事態は避けるべきだろう。

先制核攻撃が、最良の対応かどうかは別としてもな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(アウディーイウカは危機的状況、北東市内に侵入したロシア軍が足場を築く)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/audi-iuka-is-in-a-critical-situation-as-russian-troops-invade-the-northeastern-city-and-establish-a-foothold/

「一般レベルの報告にも嘘が混じっている。自分たちが安心したい、悪い知らせで上層部を刺激したくないという願望は非常に有害で、最高司令部も批判的な情報ではなく「肯定的な情報」のみを聞きたがっている。だから状況の危機的な変化に対応出来ていないのだ」(ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)

負けが込んできた時に、ありがちな対応だな。

そして、対応の遅れは、さらに状況を悪化させることになる。

「増援を送り込む敵と我々の間には大きな戦力差が生じている」「敵は常に人的損失を補充して定期的なローテーションも実施している」「一方のウクライナ軍は予備戦力が不足しているため兵士に休息を与えることが出来ない」(同上)

「第110機械化旅団などの部隊は数倍の兵力をもつ敵と戦っており、ロシア軍は常に新鮮な歩兵を投入し続けている。2年近くアウディーイウカで戦い続けた第110機械化旅団は完全に疲弊し切っているのに街を守り続けている。この英雄的な部隊には新鮮な予備兵力とローテーション(休息)が必要だ。さらに弾薬や物資も極端に不足し、この分野でのロシア軍は大きな優位性をもっている」(同上)

「前進には代償が伴うため敵は大きな損害を被っているが、ロシア軍司令部はウクライナ軍司令部よりも素早く予備戦力を移送し続けている」(同上)

ザルジニーは、ロシア軍を見誤ったと正直に告白した。

敵に損害を与えることは、戦争を遂行する上で何の意味もないことを知ったわけだ。

破壊と領域支配のみが、勝敗を決する。

自分たちが戦っている相手の本質を知った時、彼が感じたであろう戦慄を、ブトゥソフ氏も感じているのかもしれない。

アウディーイウカが落ちるのは時間の問題だが、同じことは次の防御線でも繰り返されていく。

前線の状況を改善するためには、大規模な追加動員と十分な武器弾薬だが、そのどれもが達成のめどすら立っていない。

アウディーイウカに投入された兵力は、次の防御線では投入不可能になるだろう。

その次には、さらに少なくなる・・・。

首都であるキエフは、人口も多く、市街戦になれば損害が莫大になることから、政権は首都を移転せざるを得なくなる。

西部のリビウ辺りかも知れないな。

そこで、どれだけ持ち堪えられるかは分からない。

(ジョンソン米下院議長、上院がウクライナ支援を可決しても下院で葬る)
https://grandfleet.info/us-related/u-s-house-of-representatives-speaker-johnson-dies-in-house-of-representatives-even-if-senate-passes-aid-to-ukraine/

「この法案(採決予定の上院案)は我々が予想していたものよりも悪く、バイデン大統領が引き起こした惨事を終わらせるには程遠く、この法案の下でメキシコ国境は決して閉じられない。仮に法案が下院に届いても廃案になるだろう」(ジョンソン下院議長)

浮沈子は、上院が法案を作成したと聞いた時、これで米国の支援が復活すると期待したが、そうはならなかった。

「因みにジョンソン下院議長は「イスラエル支援」と「メキシコ国境」の問題を切り離した別法案を検討している」

ウクライナ支援が人質状態であることは変わりない。

「ホワイトハウスは「ウクライナ支援」と「イスラエル支援」を切り離した法案を支持しないと反発」(一部修正)

「緊急予算1,182億ドル(ウクライナ支援600億ドル、イスラエル支援141億ドル、インド太平洋地域の同盟国支援20億ドル、メキシコ国境の警備に200億ドル以上を含む)」

バイデン政権は、イスラエル支援を人質にしているともいえるな。

イスラエルは、放っておいても勝手にドンパチやってるからいいとして(そうなのかあ?)、ウクライナは戦闘継続が危ぶまれている。

米国の混迷は、当分続くが、おそらくその間にアウディーイウカは落ちるだろう。

ロシア軍は、砲撃や爆撃で町を破壊し尽くし、がれきの山にした挙句、「解放」を宣言する。

ウクライナ軍は、郊外に新たな戦線を張るか、次の防御線に撤退して抗戦を続けることになるだろうが、そこでも兵士は同じで、砲弾は不足し、FPVドローンは足りない。

「敵は市内でドローン操縦者を標的にした狩りを本格的に始めた。どんな建物もアンテナも砲撃や滑空爆弾の攻撃に晒されており、ロシアは事実上「無差別爆撃」を行っている。」(初出のアウディーイウカの記事より:一部修正)

バフムトや、マリンカと同じだ。

ロシアには、自軍の有利さを最大限に発揮させる「勝利の方程式」が出来上がっている。

あとは、淡々とそれを繰り返して、ウクライナの西の国境を目指せばいいだけだ。

やれやれ・・・。

少なくとも今、時間はロシアに味方している。

ウクライナが長期戦に入るのは、そうせざるを得なくなったからで、積極的な選択によるものではない。

その態勢で、時間を味方に出来るかどうかは分からないのだ。

防御戦に失敗すれば、敗戦が待っているだけになる。

アウディーイウカが守れなくて、次の防御線が守れるという話はない。

ここで敗れれば、次でも敗れる。

その次も、さらにその次も・・・。

西側の支援無きウクライナは、単なるロシアの餌食だ。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(もっと多く兵士を動員しなければならないウクライナ、原因は死傷者数)
https://grandfleet.info/european-region/ukraine-must-mobilize-more-soldiers-cause-is-number-of-casualties/

「弾薬供給は重要な問題だが弾薬の数をロシアと比較して意味がない。」(ドイツ軍のクリスチャン・フロイディング少将)

「ウクライナ軍が使用する兵器システムの殆どはロシア製よりも正確で効率が高く、目的達成に必要な弾薬はロシア製よりも少なくて済む。」(同上)

うーん、程度問題って、あると思うんだがな。

5倍の弾薬量を埋め合わせる兵器システムって、何なのか。

市街地全体を瓦礫の山にする無差別砲撃に対抗する、長距離砲の精密照準システムってあるのか。

ミリオタではない浮沈子には皆目見当もつかないが、「意味がない」とまで言い切るんだから、何か素晴らしい砲兵システムがあるんだろう。

「とは言え、西側支援に関して弾薬供給が中心的な課題であることに変わりはない。」(同上)

なーんだ・・・。

が、同氏のインタビュー記事で特記すべきは、やはり動員だろう。

「私が見る限り(動員が必要な理由は)死傷者数が原因だ。」

「人口動態に対する動員の影響も懸念事項の1つ」

「軍事的持続性と経済的持続性とのバランスに注意を払わなければならない。」(一部文言修正)

まあ、それは正論なんだが、真の原因はそこじゃない気もする。

ロシアでもそうなんだが、予備役の大量動員は政治的リスクが高い。

通常の徴兵やリクルートで調達した兵士だけで賄っている分には、戦闘の継続には世間は無関心だが、予備役を動員したとたんに、政治問題化する。

ウクライナの政権と軍部との対立の原因は、戦略上の齟齬と動員問題だからな。

ズバリ、政治的リスクを取りたくないゼレンスキー政権は、大規な追加の動員をせずに戦闘を継続したがっているわけだ。

その、無茶な要求を呑んでくれる軍部に総入れ替えしたいわけで、支援国からみれば呆れかえった話なわけだ。

米国が、ザルジニーの解任に距離を置きたがっているのは、表向きは主権侵害に当たらないようにするというもっともらしい話になっているが、誰がどう見たって、この時期に総司令官と参謀総長を入れ替えようなどという無茶な人事に関わりたくないというのが本音なのではないか。

まあ、どうでもいいんですが。

要するに、ウクライナは戦闘継続に必要な動員をかける気がないということなわけだ。

「なぜ、そこまで楽観的なのか?」(独RNDのインタビュー)

「私はウクライナ軍が出来ることに、我々の支援に、ウクライナを支えるパートナーの団結に自信を持っているから楽観的なのだ。」(フロイディング少将)

根拠なき自信だな・・・。

「長期的に見ると大統領府と軍部の対立は国防努力に資するものではないだろう。」(同上)

これって、ウクライナのことだけを言っているのか、暗にドイツ自身のことを踏まえているのか、実に絶妙な気がする。

ドイツ軍も、将官クラスになると、いろいろ気を使って発言するからな。

ドイツは、ウクライナ支援で、当初はヘルメットしか送らなかった。

それが、今や、米国を抜いて、世界最大の軍事支援国になっている(米国は止まっちまったからな)。

その間に、政権と軍部との間では、相当の確執があったに違いない。

ドイツはまた、ロシアとの直接対決も踏まえて、日夜検討を続けている。

「防衛のため強い力を発揮してきたウクライナの団結が維持されることを望んでいるが、この手の話し合いは民主主義の特徴的な部分でもある。」(同上)

ゼレンスキーの解任に対するフロイディング少将の発言は、この間のドイツの問題を踏まえて読むと、一層趣が深まる気がする。

「果たしてウクライナ軍は2025年以降の戦いを担保する「弾薬」と「兵士」を確保できるだろうか?」(ブログ管理人)

いやいや、問題は来年以降の話じゃないだろう。

前線崩壊のリスクを考えれば、今、たった今の話のはずだ。

前線の忖度と最高司令部の事なかれ主義で、まともな情報が上がらず、状況が改善されないまま、ウクライナ軍は自壊に向かってひた走っている。

この記事で、浮沈子的関心を引いたのは以下のくだりだ。

「傍から見ると前線位置が停止しているように見えるかもしれない。これは双方が集中的な作戦を実施している結果で、歩兵、戦車、無人機、大砲を使用した戦いが、場合によっては1m単位の争いが繰り広げられていることを忘れてはならない。」(同上)

ザルジニーは否定していたが、ウクライナ軍は、消耗戦にどっぷりと漬かっている。

消耗の度合いは非対称かも知れないが、それでもウクライナに受け入れ可能とは言えないだろう。

軍人さんは、そこのところもちゃんと見ている。

「ウクライナは確実にもっと多くの兵士を動員しなければならないだろう。」(同上)

追加の大量動員を掛けない限り、ウクライナが戦闘を継続できなくなる時は、刻一刻と近づいてきている。

数年先でも、数か月先でもない。

数週間とか、数日の話かもしれない。

その切迫感は、とても感じられない。

嘘の報告は、今日も前線から上がっているだろう。

希望的観測に満ちた誤った情勢判断が、事なかれ主義の土壌に蔓延っている。

そのことに警鐘を鳴らし続けた総司令官は解任され、幕僚と共に葬り去られる。

そういえば、昨年11月にエコノミスト誌にザルジニーが投稿した後、彼の幕僚の一人が爆殺されたことを思い出すな。

ウクライナ政治の闇は深い・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナでの戦争、2024年にどうなる 軍事専門家3人の見通し)
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67848814

「2023年12月31日」(記事の日付)

「ウクライナ国土の約18%はいまだにロシアの支配下にある。」

ロシア支配地域は、ウクライナ領土の2割で膠着状態という認識は、昨年春以降変わっていないと思っていた。

(ウクライナ侵攻1年 マップで振り返るロシアの支配面積 全土の2割下回る)
https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00003410W3A200C2000000/

「2023年2月17日」(記事の日付)

「ロシア軍の支配・侵攻エリアの割合は最大でウクライナ全土の4分の1を超えた。割合が最大だったのは2022年3月24日の約27%で、ロシア軍が首都キーウに迫っていた時期だ。」

「その後、ウクライナ軍の反撃でロシア軍はキーウ近郊から撤退し、東部に戦力を集中した。」

「夏場にかけて支配・侵略エリアは約20%で膠着状態となった。」

「22年9月以降はウクライナ軍が徐々に奪回し、ロシア軍の支配・侵攻エリアは約18%となっている。」

ほぼ1年間、ロシアの占領地域の割合は変わらなかった。

反転攻勢が不発に終わったこともあるが、ロシアの反撃も大幅な占領地の獲得を果たせず、ちまちまとした陣地戦に終始している。

と、ついさっきまで思ってたんだが、とんでもない数字がいきなり出てきた。

(ウクライナ退役軍人相 事実上更迭か 高官刷新で戦況改善ねらい)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349501000.html

「領土の26%がロシアの支配下に置かれている」(ゼレンスキー大統領)

何かの間違いじゃないかと思って、いろいろほかの情報源を当った。

(ロシアはウクライナ領土の26%を掌握=ゼレンスキー氏)
https://www.ukrinform.net/rubric-polytics/3822920-russia-holding-26-of-ukraines-territory-zelensky.html

「ウクリンフォルム通信によると、国土の約26%は依然としてロシアの占領下にあるが、ロシアが大きな前進を進めることができないことは誰の目にも明らかだ、と大統領はイタリアのRAIに語った。」

いきなり8%も増加するはずはない。

日経のまとめ記事にあるように、最大で27パーセントで、ハルキウやヘルソンがロシア支配下にあった時の話だ(ロシアが進軍した面積ということになると、もっと多い)。

これは、何かの間違いだ。

出所がイタリアの報道だからな(イタリア人は、走ってから考える?)。

どこかで、訂正が入るだろうが、N社は記事を流す際に「おかしい」と思わなかったんだろうか?(RAIがそう報じたというのは「事実」だからいいのかあ?)。

まあいい。

(ロシア軍が成功を収める東部戦線、ウクライナ軍は各戦線で後退が続く)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-army-succeeds-on-eastern-front-ukrainian-army-continues-to-retreat-on-all-fronts/

「侵攻から713日が経過、リマン方面のロシア軍はテルニーまで1.5kmの位置に到達、バフムート方面ではイワニフスキーがピンチで、アウディーイウカ方面では本格的な市街戦が始まり、ドネツク西郊外方面ではノボミハイリフカ周辺の状況が悪化している。」

ロシアの優勢は続いているが、前進は爪に火を点す様なペースだ。

一夜にして、8パーセントも押し込まれる話ではない。

が、言霊ということもあるからな。

追加の動員がままならず、武器弾薬も不足して、前線が破られることがあればロシア軍は一気に押してくるだろう。

それでも、1か月余りで8パーセントの領土を掠め取ることは困難だ。

それこそ、防御陣地の構築が追い付かないし、兵站にも支障が出る。

2年前の侵攻当初の二の舞を演じることになりかねない。

ウクライナは、砲弾が不足して兵士が疲れているとはいえ、当時とはレベルの違う軍備を整えている。

戦車にロケット砲、ドローン部隊に電子戦システム。

ハイテク軍隊になっている。

そう簡単に敗走することはない(たぶん)。

効果のほどは未確認としても、防御戦に不可欠な陣地(要塞?)の構築にも取り組んでいる。

ロシア軍は、自軍のペースを着実に維持しながら、勝利の方程式である「破壊と領域支配」を続けるだろう。

ひょっとすると、年内には8パーセント程度は支配地域を増やすことになるかも知れない。

ウクライナが、追加の大規模動員をかけ、西側の支援が継続すればの話だ。

が、しかし、ウクライナ政府は追加の動員より、人事の刷新に熱心なようだ。

「ウクライナで退役軍人の待遇などを管轄するラプチナ退役軍人相は5日、議会にあたる最高会議に辞表を提出しました。」(NHKの記事:以下同じ)

「事実上の更迭だと見られています。」

「軍のザルジニー総司令官を含む複数の政府高官を交代させる可能性に言及」

「ウクライナの地元メディアは、大統領がシャプタラ参謀総長の交代も検討していると伝えています。」

頭だけ挿げ替えても、物事は改善しない。

8パーセントどころか、年内に80パーセントくらいは失いかねない(そんなあ!)。

頭は頭でも、頭を切り替えて大規模動員を断行し、戦闘継続の基盤を確立することが急務だ。

ザルジニーとそりが合わなければ、交代させても構わないとは思うけど、米国からの支援は何としてでも取り付けなければならない。

欧州に弾薬はないからな。

ロシアとの直接対決に向けて、既に備蓄モードに入っている(金はあっても弾はない・・・)。

5倍の砲弾をぶち込んでくるロシア軍に、ほとんど徒手空拳で挑まなければならない(そうなのかあ?)。

国内での弾薬の製造を加速して、FPVドローンを増産し、何とか食い止めていかないとな。

来年、トランプ政権が誕生するようなことになれば、万事休すだ。

欧州は、ウクライナどころではなくなる。

ロシアとの緊張が高まる中、NATOからの米国の離脱は、死活問題だからな。

トランプ政権は、ロシアに欧州侵略を思い止まらせることと引き換えに、ウクライナを差し出しかねない。

得意のディールだ。

欧州に平和が訪れ、ノーベル平和賞だって見えてくるかもしれない(そうなのかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

ウクライナの戦況地図は、米国の戦争研究所が更新している。

(インタラクティブマップ: ロシアのウクライナ侵攻)
https://storymaps.arcgis.com/stories/36a7f6a6f5a9448496de641cf64bd375

これを見ても、ロシア軍の大規模な進軍は確認できない。

訂正記事が出るのを待つとするか・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(地上戦膠着、領土26%占領 ゼレンスキー氏)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/307591

「現時点でウクライナの領土26%がロシアの占領下にある」

やれやれ・・・。

東京新聞は、標題にまで26パーセントを謳っている。

まあいい。

この記事で、浮沈子が注目したのはゼレンスキーの認識だ。

「ロシアがウクライナ以外の国に侵攻する可能性があると指摘」

まあ、これは想定の範囲内だったが、次はぶっ飛んだ。

「NATOが即応するという保証はない。欧州の軍隊は戦争の準備ができていない」

浮沈子と同じ見解だな。

だからこそ、ウクライナに対する支援が先細りになってきているわけだ。

直接対決の準備に、ウクライナ支援は障害になる。

支援が止まるだけでは済まないかもしれない。

供与した兵器を返せと言い出しかねないからな(そうなのかあ?)。

ああ、でも、どこにあるかは分からない。

ちゃんと管理されていないしな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア軍はアウディーイウカ市内の線路を越え、ウクライナ軍は何もかもが不足)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-cross-the-railroad-tracks-in-audiiivka-city-ukrainian-army-is-lacking-everything/

「国はアウディーイウカを防衛するのに必要な十分な資金も準備された物資もないため、ここで戦う英雄達は不足分を自身の血で支払っている」(ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)

ちょっと、心が苦しくなるような記事で、読むに堪えない。

1000kmに渡る戦線のどこでも、同じ状況が続いているんだろう(未確認)。

早期警戒機A50や、ミサイル艦などの高価値目標をピンポイントで叩いたところで、「破壊と領域支配」を勝ち取ることはできない。

この記事で気になったのは、やはり、前線の状況が正確に上層部に上げられていないのでないかという懸念だ。

「軍当局者の発表にも関わらず街の状況は悪化の一途を辿っている。」(ウクライナ人が運営するDEEP STATE)

もちろん、大本営発表は、戦意喪失を避けるために、情報操作を行うだろうが、それだけが理由かどうかは分からない。

他にも、心配な記述はある。

「我が軍はどの方向にも戦略的な防衛線を構築できていない。コンクリート製の構造物もなければ計画的に掘られた塹壕もない。最低でも無人機の偵察から身を隠せて、120mm迫撃砲や122mm榴弾砲の攻撃から兵士を守れるような強化された塹壕がない。だから敵はどの方向でも素早く陣地を崩して前進してくるのだ」(ブトゥソフ氏)

「誰も戦略的な防衛線を掘っていない。戦略的な決定もない。資源の配分もない。もちろん前線への補充や動員もない。ウクライナ軍の最高指揮官であるゼレンスキー大統領は憲法と動員法の下で責任を負っているにも関わらず何もやっていない。」(同上)

ゼレンスキーは、昨年、既に防衛線(要塞化)の拡充を指示している。

が、それはアウディーイウカのような最前線を守るものでは決してなく、後退した後の更なる侵略を防ぐためのものなわけだ。

『小銃を持てる者は全員アウディーイウカを守るのに必要だと言われた』『通りまでの道路を守れと命じられ殆どが戦死した』(捕虜になった修理中隊の兵士:敵の尋問に)

「修理中隊の高齢者が塹壕で死闘を強いられている」

高齢者か・・・。

アウディーイウカの陥落は時間の問題だ。

文字通りな(「月」とか「週」とか「日」ではなく、「時間」の問題だ)。

もちろん、それですべてが終わるわけではない。

「ポクロウシク、ミルノフラド、クラホヴェが最前線の街になる」

「戦闘に有利な地形まで後退することを強いられ、その過程で多くの土地を失う」

これまでもウクライナ指導部は、長距離砲、戦車、戦闘機などの西側の支援を得るために、前線の兵士を犠牲にしてきた。

支援が遅れれば、彼らが死ぬことになると平気で言い放ってきた(そうなのかあ?)。

米国議会は、混迷に陥り、予算を人質に取られたバイデン政権は支援を継続することが出来ずにいる。

状況は以前とは異なる。

前線の兵士の血で、支援を贖うことはできない。

予備戦力は、後退した後の防衛線を守るために、温存しておかなければならないからな。

陥落すると分かっているアウディーイウカに投入することは、「得策」ではないのだ。

やれやれ・・・。

戦争とは、いかに効率的に兵隊を殺すかという側面がある。

そう言ってしまえば身も蓋もないけど、それは現実だ。

ロシアは、決して上手とは言えないが、その戦闘ドクトリンを支える体制を構築している。

前線からいくら悲鳴を上げてみたところで、アウディーイウカに援軍は来ない。

「全ては司令部の戦略的決断にかかっている」

その決断は、既に下されている・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(アウディーイウカの戦い、兵站ルート遮断まであと1kmの位置にロシア軍が前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-audiiuka-russian-troops-advance-1km-away-from-cutting-off-logistics-route/

「線路を越えたロシア軍が街のモニュメントに向かおうとしている」(ウクライナ人が運営するDEEP STATE)

「ここを奪われると市内のウクライナ軍は兵站ルートを失い、街からの撤退もままならなくなる。」(ブログ管理人)

「個人的には「ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退を始めても不思議ではない」と思ってるが、果たしてウクライナ軍はどこまで粘るのだろうか?」

戦争に人的損耗は不可避だ。

マリンカを奪われた時、ザルジニーは「残念ながら、戦争とはそういうものだ」と述懐したが、ここでも同じことが繰り返されようとしている。

援軍は来ない。

弾薬の供給も断たれる。

兵士は、なんのために戦っているか分かっている。

祖国を守るとはそういうことだ。

自らの存在、血や肉や骨と繋がっている土地、家、家族・・・。

自衛のために命を捧げることを厭わない。

攻めてくるロシア兵も同じことを考えているに違いない。

いや、そう教え込まれている。

これは、祖国を守るための正当な戦いであって、理不尽で一方的な侵略ではないのだと。

べらぼうめ・・・。

1mの前進のために、数限りない命が消える。

この戦いに意味などない。

「交戦地域からモニュメント付近までの直線距離は約1km(もっと刺激的な前線位置を引く観測者もいる)で、どれだけ街の南部でロシア軍の前進を食い止めてもモニュメント付近を奪われると兵站ルートを失い、街からの撤退もままならなくなる」

アウディーイウカの戦略的価値がどれ程かは知らない。

昨年秋にロシアが攻撃を激化させた理由も定かではない(近隣のロシア側の州都ドネツクに対する砲撃を緩和するためという話もあった)。

東部でのロシアの支配地域を拡大するためには、ここを破らなければならないことは確かだ。

ウクライナとしては、防御戦の初戦として、死守する価値があると見ていたのかもしれない。

それも、間もなく終わる。

終わりにしなければならない。

もはや、この戦いに意味はない・・・。

<またまた追加>ーーーーーーーーーー

(バイデン米大統領、トランプ氏を非難-国境対策法案の前進絶望的で)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-07/S8GNBHT0G1KW00

「この重要な局面でウクライナを支援できなければ決して忘れ去られることはないだろう」(バイデン大統領)

「ウクライナは追加軍事支援を受けられず、「窮地に陥る」」

「この法案への支持はロシアのプーチン大統領に立ち向かうことを意味する一方、法案への反対は「彼の思うつぼだ」と語った。」

ホワイトハウスでの演説だそうだが、もちろん、大統領選挙を意識している。

政治の季節だからな。

だが、バイデンは重要な点を見落としている。

いや、見て見ない振りをしている。

何か月も掛けて上院で練り上げた法案が、トランプの一言でひっくり返るハズなどない。

その法案とやらが、元々杜撰で、でっち上げで、実現(可決)不可能で、政治的妥協の産物に過ぎず、法案をまとめたということ以外の意味がないクズだったということだ(そうなのかあ?)。

さらに、そうなってしまった真の原因が、米国自体の深部に存在することにも目を瞑っている。

米国民の関心は、もはやウクライナにはなく、窮地に陥ろうが、プーチンを喜ばせようが、知ったことではないということだ(そんなあ!)。

ぶっちゃけ、米国民の間では、ウクライナ支援は既にオワコンなわけだ。

そんな話を持ち出して、トランプに責任を擦り付けようということ自体が、政権末期の様相を呈している。

危ないな・・・。

米国政府の関心自体がウクライナ支援から離れていることも間違いない。

ここ数か月、米国の高官がキエフを訪れていないことは間違いない。

今だって、バーンズが取り組んでいるのはガザの人質解放だし、ブリンケンが駆けずり回っているのも同じだ。

バイデン政権にとっても、ウクライナ支援はオワコンなのかもしれない(そうなのかあ?)。

少なくとも、二の次なことは確かだ。

その責任を、政敵に擦り付けようとしているように見える。

下手な戦術だが、再選自体に赤信号が灯っているからな。

使えるネタは何でも使う(そういうことかあ?)。

が、振り回されるウクライナは悲惨だ。

バイデンの現状認識は正しい。

ウクライナは、米国からの追加軍事支援を受けられずに窮地に陥っている。

それは、プーチンの思うつぼだし、「この重要な局面でウクライナを支援できなければ決して忘れ去られることはないだろう」(再掲)

だが、それはトランプのせいじゃない。

米国の変容、政権の見通しの甘さ、対応の遅れが真の原因だ。

バーンズは、昨年6月にウクライナを訪問した際にも、そのことを認識していたからな。

年末頃から米国の支援は不安定になると警告もしている。

反転攻勢の失敗、ガザのテロ事件、米国における政治の季節の本格化は、ウクライナにとって三重苦だ。

ウクライナは、実質的に欧州マターになっている。

そもそもが地域紛争なわけだし、自由主義とか民主主義とか言い出して、怪しげな対立軸を考え出さなければ、米国が関与する話じゃない。

1991年のウクライナ独立の際に、核兵器撤収に関連して、どんな密約があったかは知らないが、ふつーに考えれば、単なる地域紛争で終わる話だ。

支援が途絶えると言うと、何か大騒ぎな気がするけど、本来の状況に戻っただけとも言える。

ウクライナの支援は、欧州が対応すべき事案だ。

米国じゃない・・・。

が、大っぴらにそんなことは言えない。

議会が追加支援で合意に達せず、揉めている間にウクライナが降伏してくれれば、現政権にとっては最高の展開と言える。

全てを欧州と政敵のせいにして、後顧の憂いなく選挙戦に臨める・・・。

おっと、ガザ問題を忘れるところだった。

こっちは、選挙絡みで頭が痛いな。

だからこそ、政権の総力を挙げて人質問題を解決し、休戦に持ち込もうとしている。

米国民の関心も高く、選挙への影響は避けられないからな。

まあ、どうでもいいんですが。

<もっと追加>ーーーーーーーーーー

(アウジーイウカが陥落の瀬戸際に ウクライナ東部要衝、ロシア軍が突破口)
https://forbesjapan.com/articles/detail/69024/page2

「ロシア軍部隊がアウジーイウカ北部に新たに築いた陣地に張り付くことができれば、ロシア側は西から市内に伸びる守備隊の補給線を脅かすことができる。」

「4日時点で、ロシア軍部隊のいる場所は主要道路から数百メートルしか離れていないと指摘」(ウクライナのジャーナリスト、アンドリー・ツァプリエンコ)

「ロシア兵が携行している武器でトラックを十分攻撃できる距離」

「アウジーイウカは陥落するかもしれない。9カ月前のドネツク州バフムートに続いて、ロシアがウクライナで占領した新たな都市になるかもしれない。」(フォーブス記者)

状況が切迫していることは間違いない(記事は2月4日時点:4日前)。

「そうなった場合、責任の大半はウクライナから弾薬を奪った共和党議員たちにある。」

弾薬が供給されないこと、兵力の増強が不十分なことの直接的な責任はウクライナ軍の司令部にある。

支援が阻止されているとしても、それが原因とは言えない。

が、誰かに責任を押し付けたい気持ちも分かる気はする。

しかし、米国の国家議員は米国民に対する責任を負っているだけだ。

そして、その責任を果たすために最大限の努力をしている。

ウクライナは、米国の51番目の州じゃない。

バイデン大統領には、米国の手持ちの弾薬を44億ドル分拠出する権限が残っているが、それを補充する予算は10億ドルしか認められていない。

自国の在庫を払底させて支援する気になれば、出来ない話ではないのだ。

もちろん、バイデン政権がそういう決断をすることはない。

国家は国益で動く。

ゼレンスキーは、以前、ウクライナを支援するかどうかは米国の判断だと言った。

ウクライナが敗れてNATOが侵略されれば、米国民が戦場で死ぬことになるとまで言って脅していた。

米国は、結果的に(現政権の意向に関わらず)、ウクライナへの支援を打ち切り、しかも、近い将来NATOから離脱する選択をするかも知れない。

米国の選択の結果、米国民はただの一人も死ぬことはなくなる。

それは、自由で民主的な国家の選択だ。

米国の未来を決めるのは米国人だからな。

ウクライナは、それを受け入れるしかない。

アウディーイウカの状況は、そのことを明確にしている。

重層的な判断の帰結だから、実際はそう簡単じゃないだろうけど。

自分で書いていて、嫌気がさしてくる話だ。

ウクライナが降伏する日には、もっと落ち込むだろうな・・・。

<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー

先日記事にした「領土の26%がロシアの支配下に置かれている」(ゼレンスキー大統領)問題で、コメントを戴いた。

「ASCH ― 2024年02月08日 12:06
はじめてコメントさせていただきます。いつも興味深く拝見してさせていただいております。
「さらに追加」で書いていらっしゃるロシアの占領面積の割合の件について、ちょっと気になることがありました。
日本経済新聞の「ウクライナ侵攻1年 マップで振り返るロシアの支配面積」の最後に「米戦争研究所の地図データをもとに面積を計算」という記載があります。戦争研究所の地図を確認したところ、メルカトル図法で書かれているようです。ご存知のとおりメルカトル図法では面積を正確に表現できません。よって地図から単純に面積比を計算すると正しい値になりません。日本経済新聞ですから、さすがにその点は考慮の上で計算していると思いたいところです。しかしご指摘のとおり他のメディアが一貫して26%と報じていることから、日本経済新聞の計算が間違っている可能性も否定はできないと思います。」

ご指摘いただき、ありがとうございます。

浮沈子は不勉強なので、メルカトル図法の面積比較や、修正方法については知らない。

で、足し算と割り算で計算できる方法で、確認を試みた。

「ウクライナ全土:603,700(平方キロメートル:面積単位:以下同じ)

クリミア:26200
ドネツク:26,517
ルハンシク:26,684
ザポリージャ:27,180
ヘルソン:28,461
小計:135,042(22.37パーセント)

ハルキウ:31,415
小計:166,457(27.57パーセント)

以下出典。

(ウクライナ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A

(クリミア自治共和国)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD

(ドネツィク州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%AF%E5%B7%9E

(ルハーンシク州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%AF%E5%B7%9E

(ザポリージャ州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E5%B7%9E

(ヘルソン州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%B7%9E

(ハルキウ州)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%A6%E5%B7%9E」

クリミアとルハンシク州のほぼ全域はロシア支配化だが、その他3州(ドネツク、ザポリージャ、ハルキウ)は、一部しか占領下にない。

ハルキウ州は、東部が部分的に占領されているけど、その割合はごくわずかだ。

ハルキウ州を除く全域がロシア支配下にあったとしても、その割合は22.37パーセントにすぎない。

26パーセントが支配下というのは、どう考えてもおかしい。

ちなみに、ハルキウ州全域も支配下になったとすると、27.57パーセントに達する(その可能性もないとは言えないけどな)。

誤差8パーセントというのは、48,296平方キロメートルに相当し、ハルキウ州全体(31,415平方キロメートル)よりも広い面積になる。

ありえねー・・・。

訂正記事にはお目にかかっていないが、誤報として捉えておくのが一番な気がする。

コメント

_ ASCH ― 2024年02月08日 12:06

はじめてコメントさせていただきます。いつも興味深く拝見してさせていただいております。
「さらに追加」で書いていらっしゃるロシアの占領面積の割合の件について、ちょっと気になることがありました。
日本経済新聞の「ウクライナ侵攻1年 マップで振り返るロシアの支配面積」の最後に「米戦争研究所の地図データをもとに面積を計算」という記載があります。戦争研究所の地図を確認したところ、メルカトル図法で書かれているようです。ご存知のとおりメルカトル図法では面積を正確に表現できません。よって地図から単純に面積比を計算すると正しい値になりません。日本経済新聞ですから、さすがにその点は考慮の上で計算していると思いたいところです。しかしご指摘のとおり他のメディアが一貫して26%と報じていることから、日本経済新聞の計算が間違っている可能性も否定はできないと思います。

_ ASCH ― 2024年02月08日 20:09

私の単なる思い付きだったにも関わらず、詳細に検証していただき、どうもありがとうございました。結果からすると浮沈子様の当初の記載どおり、26%という数字が間違いということになりますね。納得いたしました。
元々は宇宙関係の情報を求めてこちらへお邪魔したので、そちらの更新も楽しみにしています。

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