春の準備2018年01月14日 23:51

春の準備


正月明けから、寒い日々が続いている。

1日くらい暖かい日があったが、もう忘れてしまった。

今日は愚弟を伴って、疎開先へとポルシェの交換に行く。

03ボクスターを疎開させ、83タルガを手元に引き取る。

往きは愚弟の運転、還りは浮沈子が運転した。

屋根は閉めっぱなし。

二人とも風邪気味だから仕方ないかも。

11月後半から、緊張の連続だったが、一段落したので、緊急出動用のボクスターを下げ、道楽用のタルガを手元に。

帰りの運転が、楽しくて仕方ない。

やっぱ、このクルマは手放せないな・・・。

よーく暖気してから乗り出す。

古い機械を動かす時の鉄則だ。

人間に一番近いポルシェ・・・。

まあ、それを言ったら、キャブレター仕様のヤツとかになるんだろうが、浮沈子は、Kジェトロでいい。

35年前のクルマが、気持ちよく走る。

走るだけで楽しい!。

天気は快晴、気温は低いが、爽やかな感じだ。

ボクスターだって、悪いクルマじゃない。

乗って安心、走って楽ちん。

21世紀のクルマだからな。

水冷エンジンで、オートマで、ABSも、パワステも、エアコンも付いている。

タルガは、何にも付いていない。

空冷エンジンで、マニュアルで、ABSも、パワステも、エアコンもない。

それでも、乗って楽しく、走って嬉しい。

楽ちんではないかもしれないが、いろいろ工夫しながら走るのが苦にならない。

据え切りとかできないハンドルも、少し動かしてやれば、それ程力は必要ないし、慣れないと苦労するクラッチも、アイドリングで繋いでやることさえできるようになれば、緩い坂道ならサイドブレーキを使わないで発進できる(急坂とかは、ちゃんとサイド引いてます)。

ギア鳴りさせないで、スムーズに入れたり、回転を合わせて変速ショックを押さえてシフトダウンしたり。

楽しい!!。

踏めば、それなりに加速し、スピードが乗ればさらに楽しいが、下道をふつーに流れに乗って走らせていても、何の苦痛もない。

今日は、道が空いていたしな。

中途半端な時間に出かけて、中途半端な時間に帰る。

これに限るな・・・。

次に、いつ乗ることになるか分からないので、とりあえず、バッテリーのキルスイッチを回しておく。

落ち込んだときとか、何か気分が晴れない時に、静かに転がしてやるだけでいいのだ。

機械のためにも、その方がいい。

鉄と、ガラスと、ゴムと樹脂とで出来た機械。

AIもなければ、自動運転もない。

人間が動かしてやることを大前提した機械だ。

手足の延長であり、目と耳と肌と匂いで感じるクルマ。

暖かくなったら、屋根開けて走ってやっからな・・・。

300km2017年12月20日 18:23

300km


本日は、諸々の用事をこなしに千葉方面へ。

足は、さんざん迷った挙句、03ボクスター。

久しぶりに引っ張り出して、鞭をくれる。

外房方面にも足を延ばし、帰りは湾岸で帰ってきた。

夕方の渋滞につかまって、ちょっと難儀だったが、オートマなので楽ちんだ。

距離は300kmくらい。

ガソリンは半分くらい使った。

満タンだと、600kmくらい走ることが出来る計算だ。

燃費はリッター9km位か。

優秀な燃費だな。

浮沈子が乗っているクルマの中では、最もいい。

寒空の下、シートヒーターを強にして、エアコン全開でオープンにして走った(アホか・・・)。

高速では、さすがにサイドウインドウを立てたが、下道では完全オープン。

気持ちのいいドライブだったな。

しかし、やはり楽ちんさという意味では、500Eには敵わない。

ロリンザーサウンドが轟いていたとしてもだ。

大きな声では言えないが、100kmを超えれば風切り音などが卓越して、気にならなくなる。

だからといって、常時その速度でブッ飛ばすわけにはいかない。

下道では、1500回転以下しか使わないしな。

まあいい。

03ボクスターのエンジン音(排気音)は、実に静かだ。

流れに乗って走っている分には、全く気にならない。

音質的にも、不快ではない。

まあ、ギンギンに回したからといって、気持ちのいい音が出るわけでもない。

華がないのだ・・・。

回せば回しただけのパワーは出るし、躾けのいい加速は回転計にリニアに反応する。

ビュンとかいってパワーが乗ることはない。

今日は内緒で少しだけ回した。

やっぱ、いいな・・・。

足回りを少し固めてやれば、いい感じで高速走行がこなせるだろう。

今は、ちょっとフワついている感じだ。

このクルマに手を掛ける気はない。

次の車検の前に手放すかもしれない。

21世紀のポルシェのカタチ。

水冷ミッドシップの軽やかなエンジン。

追い込めば、きっと限界を掴むことはたやすいだろうが、そんな気にならない中性的な味付け。

富士の駐車場でドリフトさせて遊んだときは、楽しかったな。

夕暮れの中を、駐車場に戻して、カバーを掛ける。

あと何回、この儀式をしてやれるか。

冬のボクサーエンジンは、絶好調だった。

その記憶だけが残ることになるのかもしれない・・・。

朝のボクスター2017年12月02日 11:01

朝のボクスター
朝のボクスター


土曜の朝に、早起きしてボクスターで第三京浜を流す。

もちろん、オープン。

久々だなあ・・・。

冷え冷えとした空気を切り裂いて進む。

シートヒーターと暖房全開。

屋根は明けたが、サイドウインドウは閉めて走った(軟弱・・・)。

このクルマ、走らせることにかけては、何のストレスもない。

るるるるるるるるるうううううぅぅぅぅーーーーー・・・・・。

遠くで聞こえる排気音も、心なしかさぶそうに聞こえる。

12月だからな。

もう、冬といっても誰も反対はしない。

今年は、どこかへ行ってしまった秋の名残を求めて走る。

保土ヶ谷でUターンして、ちょこっとJ-AUTOに寄って帰ってきた。

保土ヶ谷での朝飯は、カツカレー(朝っぱらからあ?)。

ドリップのコーヒーを飲みながら、EVの急速充電気を見学したりする。

保土ヶ谷は、まだ、1台分だけで、30分が充電時間の限度だ。

時代は、まだ、EVじゃない。

いいとこ、PHVまでだな。

それも、見栄で乗るクルマだ。

個人がふつーに乗るクルマで、新車価格の差を、ガソリン代で取り戻せるHVも存在しない。

どーせ、国産の普及車両は、10年経ったら廃車にする使い捨て商品だからな。

ガソリン車(HV含む:もちろん、ノートeパワーも含む)で沢山だ。

特に、国内の道路事情を考えたら、軽自動車がちょうどいいのではないか。

新車販売の半分は軽らしいからな。

消費者は、ちゃんと分かっているのだ・・・。

J-AUTOからの帰りも、途中から屋根を開けて走る。

やっぱ、オープンだな。

まあ、だからといって、コペンとかS660にする気はない。

「人はパンのみにて生くるにあらず」だ。

(誤用の聖書知識:誤用3参照)
http://www2.biglobe.ne.jp/remnant/045goyouno.htm

「人が生きるのは、物質的なものだけによるのではない。人は神の御言葉に養われて、初めて本当の意味で生きることができる、というのがこの聖句の意味なのである。」

03ボクスターは、散文である。

その中に、神の御言葉がちりばめられているようには思えない。

しかし、ひょっとしたら、小さく聞こえる排気音の中に隠されているんじゃないかと、屋根を開けて耳を澄ませる。

るるるるるるるるるうううううぅぅぅぅーーーーー・・・・・。

限りなく透明に近いブルーの空の下を、神の啓示を求めて、ひたすらに走る・・・。

やっぱ、だめだなあ。

(縁なき衆生は度し難し)
http://kotowaza-allguide.com/e/ennakisyujyou.html

「「縁」とは、仏教とのつながり、仏縁の意。
「衆生」とは、すべての生物のこと。
「度す」は、仏が悟りの境地に導くという意。」

「すべての生物に慈悲深い仏であっても、仏の教えを聞く機会がない者、信じようとしない者は救うことができないことから。」

聞く耳を持たないものには、どんな宗教も効き目はない。

悟りを啓くのは潔く諦めて、ただひたすらに、走らせることだけを楽しもう。

このクルマに乗っていられるのも、そう長くはないのだから・・・。

718ボクスタースパイダー2017年11月26日 03:13

718ボクスタースパイダー


うーん、718を出した時に、4気筒というダウンサイジングを飲ませるために、古い記号(718は、基本4気筒のレーシングマシンだからな)を引っ張り出してきたはずなのにな。

その記号をそのままにして、GT3のエンジン積むのは、いくら何でもマズいんじゃね?。

(718ボクスター・スパイダー ターボを選ばず?)
https://www.autocar.jp/news/2017/11/22/250520/

「その心臓部には、最新型911GT3のフラット6自然吸気エンジンが搭載される見込みだ。」

「ポルシェのカスタマーは自然吸気に想い入れがあります」

「自然吸気の高回転型エンジンなら、どんなターボユニットよりも、スロットル・レスポンスと応答性の面で有利だと考えています」

718が出た時に、エンジン前方には余裕のスペースがあった。

まあ、想定の範囲内とはいえ、露骨な対応だな。

GTSを買った人は、恨んでも恨みきれまい・・・。

(ポルシェ、718 GTSシリーズの日本での価格発表。993万円から)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1092303.html

「新開発のインテークダクトと最適化したターボチャージャーを採用する水平対向4気筒 2.5リッターターボエンジンを搭載し、最高出力は269kW(365PS)、最大トルクは430Nm/1900-5000rpmを発生。」

4気筒で、いくら弄っても、6気筒の魔力には勝てない。

あのGT3のエンジン積んでこられちゃ、勝負にならんでしょう?。

(次期ポルシェ(718)ケイマンGT4は自然吸気エンジン継続、PDKも選択ができる模様)
http://intensive911.com/?p=93183

(ポルシェ ケイマン 史上最強「718 RS」、400馬力で2018年発売か)
https://response.jp/article/2017/07/18/297524.html

GT3のエンジンをデチューンして、MRポルシェのトップモデルに押し込むという、安易で美味しい方法だな。

そもそも、911のターボモデルというのは、ボディ後部の張り出しを大きくして、ぶっといタイヤを履かせてエンジンの強大なパワーを受け止めるようにしたものだ。

現行では、それだけでは足らずに、全て4輪駆動にしている。

が、しかし、基本的なところはノーマルモデルと変わらない。

バリエーションなわけだ。

こういう使い回しのうまさは、P社の得意とするところで、GT3のエンジンを押し込むことくらい、わけはないだろう。

それにしても、アコギなやり方に見えるのは、浮沈子だけなのかあ?。

自然吸気6気筒水平対向エンジンという、ポルシェにとってはレジェンドなエンジンを搭載したモデルをトップに持ってくる手法を、いつまで継続するつもりなのか。

どこかで4輪駆動にして、6気筒ターボモデルを突っ込むのか。

早くしないと、みんな電気自動車になって、6気筒ってなーに?的状況になっちまうかもよ・・・。

詩と散文2017年11月25日 23:46

詩と散文


83タルガに乗って、夜のしじまを突いて走る。

疎開先の03ボクスターと入れ替える。

2か月近く放置していたけど、かろうじてバッテリーは生きていて、エンジンが嫌々掛かった。

あぶねー・・・。

ボッシュのディープサイクルバッテリーの有難みを噛み締める。

ポルシェは、2台ともそれにしてある。

一応、ジャンプコードは持ち歩いているから、上がっていれば始動させることは可能だが、ディープサイクルでないと、その後の充電ができない(確認済み!)。

まあ、こまめに回してやるのが一番いい。

今日は、所有する3台を一気乗りした感じだが、ビジネス文書の500Eの後に83タルガを乗ると、ポエムチック(ポエティック?)な気分に浸れる。

間違いない、これは詩だ・・・。

実用にはならないが、心を豊かにする走りだ。

リッター7kmを切るしょうもない燃費や、癖のあるハンドリング(パワステなんてものは付いてないしな)、重いクラッチに、もそもそしたシフトレバー、エアコンはないし、エンジン載せ替えてあるゲテモノだ。

しかし、そのカレラの3.2リッターエンジンは滑らかに回り、気分を高揚させる。

チープな足回りは、簡単に破たんするので追い込んだりしてはいけない。

浮沈子の技量では、コントロールできないからな。

ドアンダーのまま、転がすしかない。

それでも、軽やかな回転に身を委ねていると、心が洗われるような気がする。

機械の神様に愛でられたエンジンだ。

二度と作られることがない空冷水平対向6気筒エンジンの、とろける様な乗り味を楽しむ。

歌うようなその響きを聞きながら、このクルマだけは手放せないとつくづく思う。

このクルマから降りる時は、自動車から降りる時だ。

終(つい)のクルマだな。

疎開先の駐車場で、03ボクスターのエンジンを温め、乗り替えて走り出す。

もちろん、オープン!。

何かと我慢を強いられる83タルガと異なり、オートマ、パワステは当たり前、エアコンもビンビンに効くし、シートヒーターまで付いていて、至れり尽くせり。

エンジンはもちろん水冷水平対向6気筒。

最近のエンジンのように、なんちゃってターボで加給とかしていない、地球の大気圧に依存する自然吸気エンジンだからな。

Sじゃないノーマルのボクスターだ(SじゃないけどMでもないぞ!:子供は分かんなくていいです!)。

228馬力のエンジンは、必要にして十分なパワーだ。

しかしなあ、滑らかなだけで、パンチが利いていないことも確かだ。

シュンシュン回るだけで、怒涛のパワーはそこにはない。

回せば回しただけのパワーを出すが、それでおしまいだ。

情緒に欠ける。

パッションがない。

盛り上がらないのだ・・・。

散文と形容する由縁だな。

理詰めで、納得はするが、心を癒す力はない。

もちろん、フルオープンにして走らせるだけでも、気持ちはなごみ、心に効く走りを味わえることは確かだが、癒しまではいかないな。

カタルシスがないのだ。

MRだからかもしれない。

ハンドリングは素直で、運転が上手くなったと錯覚する。

単に、クルマに乗せられているだけなんだがな。

限界が低い分、安心して乗っていられる。

いいクルマだ。

何処にも欠点はない。

つまらないとは言わないけど、飽きが来ることは確かだ。

いろいろ弄れば、それなりに楽しいかもしれないが、そういう趣味はない。

吊るしのクルマで十分だ。

このクルマは、乗って走ることを目的化してはいけないんだろう。

道具として、使い倒さなければならない。

デートカーとしては、最高かもな。

一応、ポルシェだしな。

オープンだし・・・。

エアコン効くし・・・。

次のオーナーがどういう乗り方をするかは分からないが、それなりに楽しめる素材だ。

散文か・・・。

誤解のないように書いておくが、悪いクルマではない。

浮沈子的には、欠点らしい欠点は見いだせない。

しいて言えば、それが欠点ということになる。

優等生的にちんまりと纏まって、破たんがない。

83タルガとは対極にありながら、ポルシェの衣を纏っている・・・。

アクセルを踏んだ時の力の掛かり方、ハンドルを切った時の反応、ブレーキを蹴とばした時の利き具合は、間違いなくポルシェの文法に則っている。

スポーツカーを作り続け、スポーツカーの基準を示し続けているメーカーの、それは意地のようなもんだろう。

パワートレインが何であれ、ハンドルのアシストがどうであれ、ドライバーの血管にアドレナリンをぶち込む術を心得ている。

今夜の走りは、そういう走りではない。

穏やかに、初冬の夜風をやり過ごしながら、エンジンやタイヤの音に耳を傾け、静かに語り合う時間を過ごしただけだ。

詩と散文。

ビジネス文書とは異次元の世界。

浮沈子とポルシェが綾なす、幽玄の世界・・・。