😼欧州大戦争:幻の欧州統合軍:米軍撤退2026年01月13日 05:35

欧州大戦争:幻の欧州統合軍:米軍撤退


(EU、米軍代替の欧州統合軍構想を検討 防衛責任者)
https://www.afpbb.com/articles/-/3617568

「最終的にヨーロッパに駐留する米軍に代わる可能性のある欧州統合軍を設立するかどうかを検討すべき」

早ければ、2027年から米軍は欧州からの撤退を加速する(ルーマニアからは、すでに撤退を開始している)。

その米軍の穴を埋めるための、NATOに屋上屋を重ねる常設軍の創設なわけだ。

意味ねー・・・。

「欧州統合軍の設立に関するアイデアは何年も前から浮上しているが、各国が軍事力の管理を手放すことに慎重であるため、ほとんど進展していない。」

この構想の実現は不可能だ。

「欧州は同時に、ロシアによる安全保障上の脅威にも直面している。」

結局、ばらばらのままの軍隊、装備も訓練も指揮系統も何もかもが不統一のまま、形骸化したNATO第5条が実質的に発動されない状況でロシアの攻撃を受けることになる(そうなのかあ?)。

欧州の統一というのは、いわば幻想を追い求める行為だ。

統治には、おそらく規模の限界というのがあるんだろう。

情報化は、長らくその限界を突破するためのツールと思われてきたけど、蓋を開けて見ればむしろ、統合の方向よりは分散、散逸を志向しているように見える。

重層化した不統一な離散集団を緩やかに包摂する統治。

その中で、ファンダメンタルなサービス(外交や軍事など)だけを遂行する国家が残る。

通貨さえ、国家の専権事項から離れて行こうとしている。

情報化の中の決済手段だから、必然な方向ではあるけど、それにしても隔世の感がある(この円安は何とかならんもんか)。

まあ、どうでもいいんですが。

欧州は、まだ自覚が足りない感じだ。

米国が去り、ロシアがやってくる。

自分達が差し出されたエサであり、食い殺される運命にあるとは夢にも思っていない(そうなのかあ?)。

「組織にとっての最初の焦点は、ウクライナが敗北しないようにすること」

浮沈子から見れば、焦点がズレていると思われるけど、一つの共通の課題を認識するという点では意味があるのかもしれない。

「リトアニアの元首相であるクビリウス氏は「こうした状況では、われわれの制度的防衛準備に関する最も差し迫った問題から逃げるべきではない」と述べた。」

リトアニアは、ロシア飛び地(カリーニングラード)の関係から、真っ先に狙われる立場だからな。

欧州は、具体的にロシアが侵攻し始めて初めて、課題を認識して動き出すことになるだろう。

その時になってやっと、ウクライナが欧州の盾でも何でもなかったことに気付くわけだ(そうなのかあ?)。

ウクライナは、誤解を恐れずに言えばロシアの国内問題で、欧州の関与は全て内政干渉であり、むしろロシアが欧州を攻撃する口実を増幅し続けている(と、ロシアは思っているに違いない)。

米国がNATOの東進を放棄した時点で、状況は180度変わっている。

地球の東半球への米国の関与は、原則的に消え去っている(例外はイスラエル絡みだろうが、それも限定的だ)。

米国と一緒になってロシアを食おうとしていた欧州は、一夜明けて見れば米国によってロシアに差し出されたエサになっちまってる(そんなあ!)。

ブリンケンは、テーブルに就けなければメニューに載ると言ってたけど、もう、メインディッシュになっちまったわけだ(ウクライナは前菜程度か・・・)。

まあいい。

浮沈子は一方で、欧州が黙って食われるとは思っていない。

北欧(バルト3国を含む)や東欧諸国までは持って行かれるだろうけど、中欧や西欧は激しく抵抗するだろう。

大ロシア帝国が大西洋に到達するまで、その戦いは続く。

ヨーロッパのアイデンティティをかけた戦いなわけだ。

トランプ政権は、移民による文化的破壊を懸念したけど、長期的な人口移動より何より、軍事力を背景とした統治の移行によって欧州は破壊されることになる。

皮肉なことに、そうなって初めて欧州の統一が実現するかもしれない。

ロシア語を公用語とし、ロシア正教を国教と定め、統一された装備と訓練を施された軍隊を保有するわけだ。

やれやれ・・・。

しかし、それらは一時的な統一に過ぎない。

ロシアの背後では、中国が糸を引いている。

浮沈子の妄想では、中国の首都がローマになることになっている(そうなのかあ?)。

22世紀はアフリカの時代だ。

欧州を手に入れたロシアと共に、大ユーラシア帝国を構築して、アフリカの経営を行う。

欧州大戦争は、その一つのプロセスに過ぎない。

米国の相対的影響力の低下を引き金として、世界の情勢は現実に変わり始めている。

浮沈子もまさか、ベネズエラに軍事侵攻するとは本気で思ってなかったけどな。

事実は妄想より奇なり。

昨日のように今日があり、今日のように明日があるという時代は終わった。

いや、そんな時代は人類の歴史の中では、片時もなかった。

戦後の鎖国時代(!)の中で平和ボケしたわが国が、あり得ない夢を見ていただけかもしれない。 

その時代だって、米ソの冷戦という一触即発な綱渡りを乗り切ってきた。

マジヤバだった当時を振り返れば、今の構造的大変革だって、むしろ大人しい緩やかな変化に過ぎない。

欧州は本気で抵抗するだろうか?。

浮沈子は、必ずドンパチが起きると見ているけど、ひょっとするとまるっと呑み込まれる可能性もある。

(2026年ウクライナ敗戦で英独仏に右派政権が誕生するシナリオ)
https://agora-web.jp/archives/251130235309.html

「ウクライナが敗戦する。すなわちロシアは東部四州とクリミア、さらにオデッサを含む黒海沿岸を領土とする。内陸国となったウクライナは冷戦期のフィンランドのような親ロシア中立国家となり、軍備は制限される。米国トランプ政権はロシアとの国交を正常化する。」

まあ、ずいぶん手前勝手な前提だけど、シミュレーションとしてはあるかも知れない。

「このとき、ドイツ・フランス・イギリスでは以下のように政変が起きる。」

ここの分析は割愛するけど、要するに欧州自らが抵抗せずに呑み込まれるというシナリオだ。

「以上では、ウクライナ敗戦をきっかけに2026年に一気に政変が起きるシナリオを描いた。しかし、現実にはもっと時間がかかるかもしれない。すなわち、英独仏いずれもレームダック政権になりつつも、形式的には任期満了まで続くという展開である。」

「つまりはタイミングがやや遅くなるだけのことで、2029年には、やはり英独仏のいずれでも右派政権が誕生し、ロシアとの国交を正常化するということが起きうる。」

「ウクライナの敗戦は「あってはならない」ことであり「支援が必要だ」という教条的な態度だけでは未来を見通せない。本稿で示した2026年シナリオ、2029年シナリオのいずれも、あり得る将来の一つとして想定したうえで、日本の舵取りを考えるべきではなかろうか。」

日本のかじ取りはともかく、欧州がロシアと迎合する(ありえねー・・・)という、浮沈子の想定外の展開も考慮しておかなければならないだろう。

そうなったら、欧州統合軍なんて構想は雲散霧消するだろうけどな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(プーチンによる動員令に若者たちがNO!100万人が国外脱出?米国の共和・民主党ベテラン議員が語った重要なこと キーウは敗れておらず、モスクワは勝っていない)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/40083

「バイデン大統領が最初にウクライナに要請された時に戦闘機、防空装備、長距離兵器等を供与していたら、ウクライナが決定的勝利をおさめ、永続的平和を獲得していた可能性は十分ある。」

この記事を取り上げたのは、別にバランスを取ろうとか、そういう意図があるわけじゃない。

こうあるべきだという主張はともかく、状況の認識と評価には一定の合理性がある。

「結局、これまでの米国の支援は遅すぎた上に、少なすぎた。こうした米国の躊躇はプーチンの侵略を長引かせた。」

バイデン政権下の米国の選択は、ウクライナに勝たせることではなく、ロシアを勝たせないことに尽きる。

そして、その政策目的は概ね達成された(2023年以降は、ウクライナを勝たせないことに転換したようだけど:そうなのかあ?)。

軍事支援としては、米国とロシアとの決定的対決を避けながら、所期の目的を果たしたと言える。

「バイデン大統領が最初にウクライナに要請された時に戦闘機、防空装備、長距離兵器等を供与していたら、ウクライナが決定的勝利をおさめ、永続的平和を獲得していた可能性は十分ある。」

もとより、それは米国の目的ではない。

ウクライナにNATO加盟の可能性を信じ込ませ、西側の代理戦争をさせながらロシアを疲弊させるというのが戦略だ。

「ロシアは途轍もない経済的代償を払いつつある。エネルギー・インフラが攻撃されたために、石油・ガス収入は30%以上も減少、ロシア企業のおよそ4分の1は破産するか、破産のリスクを抱えており、ロシアは経済的に苦しい状況にある。」

戦略は大成功だ。

米国は負けていない。

それだけは確かだ。

トランプ政権の政治目的は、戦争の終結に尽きる。

プーチンは、どんな犠牲を払ってもウクライナを屈服させようとしているわけだから、その実現は難しい。

「プーチンはウクライナの主権自体を否定しており、その野望はバルト諸国その他に及んでいる。」

浮沈子は、この見解には全面的に賛成だ。

その通りだと思う。

ロシアが口先で何を言おうが、ラブロフがどんな書面を書き上げようが、ウクライナだけでなく、北欧や東欧の支配をも望んでいることは灯を見るより明らかだ。

ドイツの半分、オーストリア、チェコ、バルカン半島からイタリアにかけても、あわよくばすんなり手に入れたがっているに違いない。

ドイツの西半分や英国フランススペインポルトガルなどの西欧地域は、そう簡単には行かないだろう。

ことは、ウクライナだけの話ではないのだ。

「プーチンは、戦況はロシア側に有利に進展していると国内的にも対外的にも宣伝しているが、この論説も指摘するように、プーチンは、そうすることで戦況についての認識に影響を与え、特にトランプ政権がウクライナに戦争の継続を断念させる方向に向かうように仕向けることを狙っていると考えていると思われる。この論説は、こういう認知戦に騙されないことが肝要であるとしている」

ロシアの認知戦は効果を上げている。

2023年後半(ウクライナ反転攻勢の開始直後)から、浮沈子は注意深く戦況を見ているけど、ロシア軍は大して前進していない。

反転攻勢は失敗したけど、ウクライナは防御戦をよく戦い抜いている。

クピャンスクは、プーチンの情報戦が失敗した好例だろう。

占拠してもいない都市を、取った取ったと大騒ぎして、ゼレンスキーに自撮り写真を撮らせる失策を演じた。

が、まあ、そういう小さなチョンボはあるにしても、ロシアが勝ち続けているという印象を米国に与えることには成功している。

事実、今回の和平草案をウクライナに提示した際に、米軍はこれ以上戦っても領土を失うだけだから、ロシアの条件を丸呑みして戦闘を終結するように促したと言われている。

米国の目的は戦闘の終結だから、ウクライナのその後の統治がどうなろうと関係ない。

ロシアに戦闘終結を呑ませることが出来るなら、それでいいと考えている。

ウクライナの現政権にその意思がないのなら、政権を交代させて飲ませればいいくらいに思ってるんだろう(そうなのかあ?)。

が、しかし、ウクライナの人々は兵士として前線に赴くことには消極的だが、人様が戦ってくれる分には領土を割譲したり、ロシアの支配下に置かれることは好まない。

それは、ソ連統治時代、独立後は親ロシア政権下での歴史と、西欧へのシンパシーの中では当然の選択で、身勝手だと攻めることは出来ない。

結局、ドンパチは続くことになるだろうし、米国が手を引いた後、何とかして欧州が代理を務めることになる。

つーか、ウクライナはそもそもが欧州マターだ。

米国が決定的に支援する必然性は、初めから存在しなかった。

「ウクライナ戦争は結局引き分けに終わらざるを得ないと考えられる。侵略者ロシアが力による現状変更を成し遂げたことにならないようにすることが肝要である。」

記事の結論は、絵に描いたような形で終わっている。

「引き分け」とはどういうことかは分からないけどな・・・。