QRコード2012年01月07日 12:56

QRコード
QRコード


今日も耳が抜けずに、今日も「バカンス」(何もしない休日)である。

体調も悪く、ごろごろしている。昼飯も食わない。気分転換に、夕食はイントラとピザ屋に行くことに。

暇なので、アイポッドタッチ4Gで遊んでいたら、いろいろなソフトがあった。

(パワーダウンローダー)
http://itunes.apple.com/jp/app/power-downloader/id344076810?mt=8

(バンプ)
http://itunes.apple.com/jp/app/bump/id305479724?mt=8

(カルク)
http://itunes.apple.com/jp/app/calc/id285807159?mt=8

(アドレス交換ライト)
http://itunes.apple.com/jp/app/id369643475?mt=8

まあ、無料ソフトである。「バンプ」は1台では悲しいかな、試すことができない。インストールしただけ(定番らしいので)。

「パワーダウンローダー」は、プアな接続環境では、動画鑑賞に欠かせない(動画のダウンロードについては、コツが必要。リンクページのカスタマーレビューを参照)。

「カルク」は、入力情報が表示されるというのが良い。消し方は、「fn」キーで切り替えた後、左下の「clr all」。電卓使うときに、メモ帳がないと、何かと不便だったりするけど(割り算とか・・・)、これは便利そうだ。

そして、QRコード読み取りソフトの「アドレス交換ライト」。初めはQrafterという他のソフトを試したのだが、日本語の読み取りがうまくいかないことがあり、こちらにしてみた。

日本語の読み取りもOK。

サイトには無料でQRコードを作ってくれるところもあり、なかなか便利そうだ。

(QRコード作成&活用のススメ 【無料でカンタン!自作QRコード】)
http://qr.quel.jp/

など、複数のサイトで対応している。

このQRコードというのは、元々生産管理など産業用に考案されたものらしいが、なんと、巷ではURLの携帯への読み込みや携帯の番号の交換など、コミュニケーションの手段として活用されていることを知った。

(QRコード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/QR%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

カメラのないガラケー(ガラパゴス携帯の略か?)を持ち歩き、携帯メールに加入せず、高いムーバの料金を払い続けた私は、完全に世の中から取り残されていた。

いろいろいじっているうちに、そのうち人間は紙に書いた文字を読むという文化を捨て、ポスターなどに印刷されたQRコードをビュワーで読み取って、ビュワーに表示された文字を読むようになるかもしれない、と思った。

現実にURLをQRコード化して、携帯に読み取らせ、ホームページへのアクセスを促す広告も出ている(とっくの昔か・・・)。磁気や光学媒体(紙に書いた文字も光学媒体?)ではなく、紙に書かれたQRコードが人類の遺産として残ることになるのかも?。

会議の資料とか、QRコードで印刷して、カメラ付きノートパソコンで読み込んで使うとか(めんどくさー!)。

さっきまで繋がっていたネットが、また切れてしまってアップロードできない。やっぱ、紙に印刷されたものでないと、どうも不安な、旧人類の私・・・。

パワーダウンローダー2012年01月07日 12:58

パワーダウンローダー
パワーダウンローダー


アイポッドタッチ4Gでパワーダウンローダーを使った話は、既に書いた。

動画ファイル、静止画、リンクをダウンロードして保存できる。今までは、パソコン上にダウンロードし、動画はアイポッドタッチ用のMP4形式に変換してから、アイチューンズを経由して同期するという、3段階を経て取り込まなければならず、「安い」、「薄い」、「軽い」と三拍子揃ったアイポッドタッチのモバイル環境としては、今一つスマートではなかった。

このソフトを使えば、ネット環境(ワイファイ)さえあれば、例えばユーチューブの動画をダウンロードして、直ちに再生できる(まあ、当たり前といえばそれまでだけど)。

これのどこがすごいかというと、貧弱なネット環境(ブチブチ断線する某国リゾートの無線LANとか、毎月3880円もふんだくられているのに、屋外でなければ全く繋がらない某国ワイマックスとか)でのストリーミングコンテンツを、真のモバイル環境で保存できるところにある。

どこまでのコンテンツに対応しているのかは、まだ分からないが、ユーチューブだけでもずいぶん活用できそうだ。逆に、あまり長い時間にわたるダウンロードについてはダウンロード時間の問題(回線のスピードと途切れ)によっては、実用的でないかも知れない。

話は変わるが、今日、ハルハイ(ピザ屋)で、ICD(等圧相互拡散?、等圧逆流性灌流?:イソバリック・カウンターディフュージョン)についてイントラに聞いてみたら、やはりヘリウムリッチの状態で窒素混合気体(ナイトロックス)を吸入した時のロジックについては、現象的なこと以上の情報はもっていないようだった。

某テクニカルダイビング指導団体(米国)の最新のテキストには記述があるということなので、後日確認してみよう。

なにしろ、これからヘリウムガスをバコバコ吸って、たぷたぷのヘリウム漬けになってから、ディリュエントガスをエアに切り替えて、じっくり減圧していくダイビングを目指そうとしているのだから、「なぜ」、「どこで」、「どの程度」のナイトロックスに切り替えるのが妥当なのかを、しっかりと調べておきたい。

おそらく、今までの大深度潜水の歴史の中においても、この現象による障害(めまい、吐き気等)は必ず発生していたはずだし、その際にタイプⅢの減圧症として正しく認識されていたかさえ不明なのだ。ひょっとしたら(というより、おそらく大部分が)、体質だとか、精神的なものとか、原疾患の疑いとかに分類されて、正しくICDによる内耳障害と把握されていなかったのではないか。

前夜の飲み過ぎ、寝不足、耳抜きの不良、疲労、根性の不足(?)、日頃の心がけの不良(??)、前夜の食べ過ぎ(???)、前夜の○○過ぎ(????)など、本気、冗談取り混ぜたあらぬ原因で処理されてきた可能性がある。

しかし、指導団体における商売としてのインストラクションにおいては、明確なエビデンスがあるにもかかわらず、それを知らなかったり、知ろうとしないで生徒を教え、誤った指導をした場合は、明らかに業務上の怠慢だし、知っていながらそのリスクについて教えなければ、故意又は重大な過失に当たる。

ICDについては、1973年に既に文献になっているし、2003年にはタイプⅢ減圧症との関連が指摘され、2005年には英語圏でテキスト(教材)に明記されているのだから、もはや、知らなかったでは済まされないだろう。

ここで、しつこく気にしているのは、タイプⅢ減圧症は水中で起こる可能性があること、その場合、下手をすると命取りになること(平衡感覚の喪失と嘔吐)、現在のテクニカルダイビングの指導が、全く逆の手順で教えられていること(なるべく深いところでナイトロックスに切り替えさせている)、テクニカルダイビングが、PADIのプログラムで広く教えられ始めていること(テックレック)などのためである。

他力本願をモットーとする健全な精神の私でも、こればかりは人任せにはできない。それは、自分のダイビングは自己責任で行う、というダイバーの基本に反するからだ。50キログラムを超える器材を、(なんと、毎回)水中までイントラやローカルに運んでもらっているとはいえ、一旦マウスピースをくわえて水中の人になれば、もう誰のせいにもできないことを知っているからだ。

水中では、自分の命は自分で守る。

陸上では、いろいろな方々のお世話になり、ご迷惑ばかりかけている日頃の私も、水中でだけは真っ当な人間になる。誰のせいにもできず、誰もかわりにやってはくれず、全ての責任と結果は自分で負うことになる。最悪の形で・・・。

だから、無責任な言い方をすれば、他人は知ったことではない。彼らだって、同じだからだ。自分の命は自分で守るしかない。そもそも、ICDによる内耳障害が発生する頻度の問題もある。ごく稀(といっても、データがあるわけではない)に起こる重大な障害に配慮して、減圧時間が多少長くなるのを許容するか、そんなもんは無視して、さっさと減圧を済ませちまうかは、最終的には潜水計画を立てるダイバーの判断である。

ただ、知っていて冷静にリスクを取るのと、知らないでリスクに曝されてるのは、状況は同じであるとしても意味が違う。前者の場合は、例えば代替策(浮上索を上げておくとか)を考慮するとか、サポートダイバーを付けるなどの事前の選択肢を考慮できるが、後者は何もできない。リスクの認識がないので、やりようがないのだ。

何より、万一障害が発生した時の精神的な対応が違う。メンタルな要素の多いテクニカルダイビングでは、想定の範囲外での出来事は、可能な限り潰しておくべきだ。いかに、「気分で潜る」ダイバーを自称しているとはいえ、少しは頭も使う時はある。

明日は潜水最終日である。結局、10回のダイビングの予定が6回になってしまうが、それも仕方ない。全て自己責任のダイビングの世界なのだから。

耳抜きとインターネット2012年01月07日 13:00

耳抜きとインターネット


結局、今朝も耳抜きができない。潜水中止である。まあ、体調不良なので、仕方ない。ダイビングは自然相手のレジャーであり、人間もまた、その一部である(そういう意味じゃないような)。

今回のダイビングは、前半の5回が全てだった。1日空けて4日にちょっとだけ潜ったが、最悪のダイビングになった。いい経験である。無理は禁物。

コンチキでのインターネット接続も、前半は繋がったり切れたりしていたが、後半は全く繋がらなくなってしまった。これって、何か関係があるのだろうか(まあ、ないでしょうな)。

で、今回の後半の収穫は、アイポッドタッチ4Gにインストールしたアプリだけ・・・。ちょっと情けない感じ。でも、仕方ない。何もないよりはましか。

今朝の食堂は飛び回るハエ以外は誰もいない。ホットカラマンシージュース、コーヒー、そして、ジャーマンブレックファストという定番になった朝食は健在。食欲があるのはいいことだ。体力は衰えていない(体重も・・・)。

2日の夜に熱が出たときには、どうなることかと心配したが、最悪の事態だけは避けられた。これだけでも、感謝すべきである。また、4日の耳抜き不良で途中棄権したダイビングにしても、無理して潜ってリバースブロックになったりしたら、これはこれで大変なことになるところだった。断念する判断も、ギリギリ正解だったと思う。

数々のトラブルに見舞われた今回の旅行も、明日で終わる。今日は、荷物のパッキングに精を出し、帰国の準備だ。

機械としてのCCR2012年01月07日 16:25

ここにいました。
ここにいました。


さっき、少しの時間インターネットに繋がったので、アップできたが、また、繋がらなくなってしまう。プロバイダーの動的IPの割り当てが少ないのか、そのへんの事情は不明だが、困ったものだ。

さて、今回は出番の少なかったCCRだが、やはりプールで潜るのとは大違いで、伸び伸びと潜ることができる。海は広いな大きいな・・・。

そんな水中でCCRを運用するとき、ユーザーインターフェイスを含めた、機械としてのCCRって、どうよ?、ということを考えてみた(というか、ユーザーの不満?)。

最大の問題点は、水が漏るという根本的かつ解決が困難と思われる不具合。構造的に、穴や隙間が多過ぎる。しかも、それらを完璧にシールできたとして、最後の穴であるマウスピースについてはどうしようもないのだ。口から離した途端に水が侵入してくる。この問題を解決できない限り、再呼吸型潜水器は「欠陥商品」のレッテルを貼られ続けることになる。

もう一つの問題点は、その重量である。ディリュエントガスと酸素の2本のシリンダーを携行しなければならないという構造上の理由から、重量の増加が避けられない。さらには、二酸化炭素除去剤の重量も加わる。本体の重量はさほどではないので、逆に、これ以上の劇的な軽量化が困難な状況である。結局、潜水時間の削減との兼ね合いになる。

さて、どうしようもないような問題に続いて、APDの製品の場合のコンピューターのインターフェースはどうか。他社製品を知らないので、ビジョンだけについて言うと、「字が小さい」というのが、最大の欠点である。日本語が出ないのも、つらいところだ。ボタン3つの早押しと長押しの組み合わせも複雑だ。陸上と水中でモードが切り替わるが、操作方法まで変わってしまうのは、混乱を招く。有機ELの採用や、ディスプレイの薄型軽量化もよろしく!。

最後に、やはりソフノライムの装填については、パッケージ化して欲しい。マイクロポア社のエクステンドエアについては、実際に使用したことがないので何とも言えないが、あのくらいのことは当然やってほしい。暑い屋外で粉にむせながら充填し、手でパタパタとタッピングするというのはちょっと21世紀的ではない。カセットポンでスマートにやりたい。

このほかにも、酸素センサーの寿命管理を本体側でなんとかならないかとか、電池(今時、CR-P2かよ!)の充電式への変更、センチネルで導入された二酸化炭素センサーの採用など、細かい要望はきりがない。幸い(?)APDは、社員自身がダイバーで、社長以外はノーマルのまま使っている人はいないほど、改良(改造?)に熱心だという話も聞く(真偽のほどは不明)。本体のみならず、エレクトロニクスについても、初代から比べて、大胆な改良を行なってきた。ソレノイドバルブについては、私の知るだけでも2回の改良を行なっている(それだけ、完成度が低い?)。細かいところでは、本体(コンピュータの入っている、キャニスターの黒い蓋)のカバーのデザインもいじっている。こうした、小改良を小刻みに積み重ねていく姿勢は、欧州車のイヤーモデルのようで、個人的には好感が持てる。今後も是非継続して欲しいものだ。

イントラのように、古くからリブリーザーに関わってきた人から見れば、贅沢な要求であるに違いない。この間にどれほどの改良がなされてきたかを考えれば、現行機種は最終形に近いのかもしれない。

しかし、わがままなユーザーの要望が、より堅牢で安定した使いやすい機械を作る契機となり、ユーザーの拡大と企業収益の増大に繋がっていくとしたら、メーカーにとってもユーザーにとっても好ましいことに違いない。

「最新のポルシェは最良のポルシェ」とは、どこかの宣伝(だって、ポルシェでしょ?)だが、CCRも、そうであって欲しい。