2012年の攻防2012年01月23日 06:51

Meizu MX(中華高級スマホ)
Meizu MX(中華高級スマホ)


アップルは、クアッドコアのA6チップを早期に投入してくると見られている。発売は、アイパッド3かららしい。ついこの間、アイパッド2になったばかりだと思っていたら、もうすぐ旧機種になってしまうわけだ。

革新的な技術を投入して、この世界では比較的長い製品寿命を保ってきたのに、アンドロイドの猛追で、のんびりしていられなくなってきたようだ。

アップルファンには申し訳ないが、既に勝負は着いている。

その心は、オープンソースだから。

(オープンソース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9

アンドロイドのベンダーは、独自の改造を施して、ユニークな製品を開発することができる。対して、アップルは基本ソフトに関わる改修を認めない。

(プロプライエタリ・ソフトウェア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2

囲い込まれたアップルのユーザーと、OSの改造も許すアンドロイドのユーザーと、どちらが幸せなのか。また、荒削りで完成度は低いが、怒涛の開発力で新製品を次々と発表するアンドロイドメーカーと、数機種しか出していないアップルと、どちらが消費者を満足させることができるのだろうか。

アップルは、価格競争に晒されつつある。パソコンがそうであるように、一定のシェアは確保するものの、そこにとどまるのだ。もちろん、製品の優秀さは疑いもないが、商品は価格との兼ね合いで売れる。

かつてのように、教育分野で起死回生を図ろうとしているようだが、二の舞になるのがオチだと思う。それこそ、価格重視の世界に飛び込むようなものだ。

少し、前書きが長くなったが、A6の記事を紹介する。

(4コア+LTEだって?)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120116/bsk1201160502000-n1.htm

対して、富士通がテグラ3で猛追をかける勢いだ。

(テグラ3+ICS+防水:なんでアップルは防水って出さないんだ?)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20120112/1040268/

(でも、発売が夏って遅すぎない?)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20120113/1040316/

追いつけるかどうか・・・。そのころには、アスースのフルスペック判のTF700Tや、私のために開発している(んなわきゃない!)7インチのME370Tなどが、市場を席巻しているかもしれない。ME370Tは、2万円以下で手に入りそうだから、本気で買いに行こうと思う。

アップルは7インチは出しそうにないし・・・。

ああ、ここで少なくとも一人は顧客を失ったなあ(影響は、ないと見た)。

マックOSがネクストステップに入れ替わり、そのサブセットでアイフォーンやアイパッド(アイポッドタッチも!)が世に出て、スティーブジョブズは幸せだったろう。アップルの再度の凋落を見ることがなかったという意味でも。

富士通だけでなく、ソニエリとかシャープとか頑張らないと、世界シェアでは負けちまうぞ(影も形もない・・・)。

(国内シェア)
http://www.gapsis.jp/2011/10/mm20111004apple3osandroid8.html

(世界シェア:2010年)
http://news.mynavi.jp/news/2011/01/31/036/index.html

もうすぐ、2011年のシェアが発表されるが、国内メーカーはまたもや登場しないんだろうな。ちなみに、私が10年ほど前に買った防水型(しかも水に浮く!)携帯は日本無線という、業務用通信機の会社の製品であった。当時から影も形もなかったが・・・。

(日本無線のホームページから:今はPHSを作っている:防水というのが、泣かせるなあ)
http://www.jrc.co.jp/jp/product/comm/air-edge/index.html

これからは、中国の携帯電話が世界一になるんだろうな。

(出荷台数世界一は中国デース!)
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201111241121.html

サムスンやLG電子だって、うかうかしていると中華スマホに乗っ取られちゃうぞ!。

(メイズって読むのか?)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/071/71891/

(ホームページ)
http://en.meizu.com/

(中華パッドについては、こちら)
http://www37.atwiki.jp/china_pad/

ちなみに、知能手機(智能手机?:スマートフォン)や安卓(Android)などという「符号」も、そのうち国際語になるかも。

ドロクリ2012年01月23日 22:35

ウィジェットの時計(画像はネットからパクリ)
ウィジェットの時計(画像はネットからパクリ)


アンドロイドにハマった私も、とうとうアプリの作成にまで足を踏み込んでしまった。

とはいえ、エクリプスだのJDKだのAndroid SDKをインストールして、シコシコとかく暇や元気は(悲しいかな)最早ない。

もう21世紀なのだから、Javaのプログラムなんて3行くらいしか書いたことがない私でも、アンドロイドのアプリくらい作れるようになっていてもバチは当たらんだろう。

と、不遜にも確信してネットを徘徊していたら、なんと、本当にアプリが作れるサイトがあった!(冗談から出たマコト・・・?)。

(ドロクリ)
http://dorokuri.com/

(解説ページ)
http://thinkit.co.jp/story/2011/01/06/1957

(ちゃんとした開発環境のページ:プログラマー向け)
http://thinkit.co.jp/article/1193/1

暇になったら、開発環境と格闘してみてもいいが、初めてのアプリを、ちょこちょこっと作って遊ぶには「ドロクリ」がちょうどいい。何せ面倒なコーディングは全部作ってあって、カスタマイズというか、デザイン部分だけいじればいいようになっている(アルバム、時計)。

この会社のいいところは、これをちゃんとビジネスに結びつけているところだ。有料化すれば、アンドロイドマーケットにアップして、一儲けできる(かもしれない)という寸法である。費用も手頃である。暇と体力と遊び心はあるが、金だけがない人は、是非!。

まあ、ちゃんとした開発環境を入れないと、金儲けはできないと断言しておきましょう。

で、とりあえず、画面の時計を作るところまではできた。何が大変だったかといえば、時計の針のPNG画像を作ること。コーディングの方がよっぽど楽かも・・・。

無料で何の登録もしなくても、各テンプレートに対して1種類のアプリをインストールすることはできるし、バージョン管理をすれば、アプリを差し替えて楽しむこともできる(それほどのものか?)。まあ、ウィジェットの時計なんかは、いくらでも作れそうである。暇さえあれば。

これは、当分遊べそうだし、簡単なアプリなら開発環境を入れて自作することも可能だ。なるほど、クソアプリ(っていうのか?)の山ができるわけだ。

で、アンドロイドだけではなく、アップルにも似たようなサービスが立ち上がろうとしているようだ。

(ABook Maker)
http://news.livedoor.com/article/detail/6193616/

(両方使える自動生成ページ)
http://wosag.com/

二番目のは、なんか自信なさげのページだが(しかもアップルの方はコンパイルなし!)、世間の需要は分かっておられるようだ(ちゃんと、商売しなさい)。

というより、この手のサイトは、半分宣伝で運営されているのかもしれない。本業で稼ぐための掴みの色合いが濃いようだ。だって、全部の需要をウェブページで賄えたら、商売上がったりでしょ?。

でも、こんなページまであったりして、世の中はすごいことになっている。

(App Works for iPad)
http://ipad1.style-it.jp/

なあんだ、これも宣伝用の機能だった。オフライン動画ダメ、キャッシュクリアでおしまい。これじゃあ、使い物にならないよね。作れるのも10個限定なので、明らかである。

こっちは、少々アコギな値段で商売しようとしている。

(月に5万円だって!)
http://www.android-magic.com/lp

まあ、探せばいくつか出てくるのだろうが、世の中に美味しい話はない。機能を限定して広告替わりにサービスするところと、限定しているくせに金をせびるところしかないのだ。それを承知で、上手に付き合うしかない。

特に、アンドロイドについては、オープンな環境を維持することが、その存在意義に関わるほど重要だということを忘れてはいけない。そこを踏まえた上で、ユーザーの責任において、自作アプリを楽しむ文化が出来たら素晴らしい。

ハッカーやウィザードの文化が、アンドロイドというプラットフォームの上で、花開こうとしているのかもしれない。