大統領の資質2016年07月28日 20:23

大統領の資質
大統領の資質


米国の大統領選挙を追っている。

共和党はトランプさん、民主党はクリントンさんが候補者に指名された。

サンダースさんは、一定の支持を得たが、指名されなかった。

まあ、想定の範囲内だな。

トランプさんは、とうとうクリントンさんを上回る支持率を得た。

(トランプ支持率、ヒラリーを上回る=ロイター/イプソス世論調査)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5554.php

「26日公表したロイター/イプソスの世論調査によると、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持率は39%となり、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官の37%を2%ポイント上回った。」

こんな記事も出て、浮沈子を驚かせる。

(トランプには「大統領の資質」が備わっている)
http://toyokeizai.net/articles/-/128797

「すべての課題を一挙に解決できる万能の処方箋など存在しない。しかし、トランプの主張が正しいか否かは問題ではない。政治は理性だけでは動かない。」

「連邦議会は、様々な利害を代表する議員達が何度も繰り返し議論を戦わせる場である。「慎重さと熟慮」が連邦議会の本質であるが、有権者からすれば、それは時にまだるっこしく思える。」

「大統領の本質は「迅速さと活力」にある。」

「トランプが言葉を実行に移せる男であれば、「政治的アレキサンダー」になれる資質は十分にあるだろう。それはアメリカ大統領にとって非常に重要な資質である。」

21世紀のこの世界情勢の中で、大国アメリカが自国の利益のみを追求して暴走したら、一体どういうことになるのかな。

バラク・オバマだって、米国が他国に関与する度合いを、徐々にではあるが引き下げてきている。

それはそれで結構だが、トランプさんは、そのスピードを加速するだろう。

世界は、再び混迷の中だ。

保護主義と、それに伴う貿易の停滞がもたらすものが何かを、人類は2度の世界大戦から学んだのではないのか。

英国がEUから離脱し、米国がNATOから引き上げようとしている。

我が国と韓国、台湾は、当然中国のものだ・・・。

ロシアが欧州に攻め込んだりしたら、世界はそれどころじゃないだろうしな。

米国は、1兵も動かさない。

そんな義理はない。

太平洋の西半分と東南アジア、インド洋の大部分は中国のものだ(ホントかあ?)。

オーストラリアは、既に占領下だしな(そうなのかあ?)。

米国の大統領は、米国の国民が決める。

そして、世界の運命は、その大統領の決断にかかっている(たぶん)。

トランプさんには、大統領の資質があるらしいしな。

夏が来て、大統領選のキャンペーンは、本投票に向けてちょっとお休みということになるんだろう。

(2016年アメリカ合衆国大統領選挙:主なスケジュール:2016年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99#2016.E5.B9.B4

「2016年:
7月18日 - 21日:共和党全国大会
7月25日 - 28日:民主党全国大会
11月8日:一般有権者による投票および開票
12月中旬:選挙人による投票」

(United States presidential election, 2016 timeline:2016年7月25日以降)
https://en.wikipedia.org/wiki/United_States_presidential_election,_2016_timeline#July

「July:
・July 25–28 - Democratic National Convention to be held in Philadelphia, Pennsylvania. Hillary Clinton is chosen as the party's presidential nominee and Tim Kaine as the party's vice presidential nominee
・July 26 - Hillary Clinton accepts the nomination from Democratic Party, a historic event.
・July 27 - Donald Trump requests for Russian hackers to get into Hillary Clinton's emails.
・July 28 - Barack Obama (2009-2017), the 44th president, endorses Hillary Clinton at the DNC.」

「August:
・August 4–7 - Green National Convention」

「September:
・September 26 - First presidential general election debate held at Hofstra University in Hempstead, New York. (The first debate was originally going to be held at Wright State University, but the location was changed due to rising security costs that were being incurred by the school).」

「October:
・October 4 - Only vice presidential general election debate held at Longwood University in Farmville, Virginia
・October 9 - Second presidential general election debate held at Washington University in St. Louis in St. Louis, Missouri
・October 19 - Third and final presidential general election debate held at the University of Nevada, Las Vegas in Las Vegas, Nevada」

「November:
・November 8 - Election Day」

「December:
・December 19 - The Electors (members) of the Electoral College meet in their respective state capitals (electors for the District of Columbia meet within the District) and formally vote for the President and Vice President」

実際には、11月8日に選挙人が選ばれるわけだから、その時点で決着する。

少なくとも、向こう4年間、世界の運命を握る人物が選ばれる。

浮沈子は、クリントンさんが大統領の資質を持たないとは思わないが、トランプさんほど米国人の感情を動かしているようにも見えない。

そして、当然のことながら、問われているのは、米国人が自分たちの大統領を選ぶ資質なのだと思っている。

選挙という政治過程の中で、それを決定することが出来るのは、投票を行う自分たちだ。

浮沈子の棲息する東京都でも、首長選挙が行われている。

他人ごとじゃないわけだな。

まあいい。

長い長い大統領選挙のキャンペーンの中で、揉まれに揉まれて選ばれる大統領には、やはりそれなりの資質があるんだろう。

米国は、そうやって20世紀に発展した。

世界中に軍隊を展開し、他国に介入し、自国の利益を最大化してきたわけだ。

今世紀に入って、徐々にその役割を変えつつある。

平和の配当を受け取る時期なんだろうな。

長い目で見れば、そういうことなのかもしれない。

その中で、各国は、それぞれの役割を果たしていくことになる。

米国の方針は、米国民が決める。

浮沈子は、その成行きを見守ることしかできない。

せいぜい、自分の住んでる地域の首長を選ぶことくらいしか出来ない。

えーと、選挙の封筒って、どこに行っちまったんだろうな・・・。

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