女王陛下のミサイル ― 2017年01月24日 12:18
女王陛下のミサイル
(英政府が核ミサイル試験失敗を隠ぺいか、計画更新の採決直前)
http://www.afpbb.com/articles/-/3115083
「失敗の原因は最重要機密だとしつつ、発射されたミサイルが予定軌道を外れ、米本土の方角へ飛んだ可能性がある」
全然、機密じゃねーなあ・・・。
「結局、英政府は失敗した試験の存在を隠ぺいする決定を下した。」
そんなこと、出来るわけないじゃないの・・・。
この辺りも、英国病なのかもしれない。
「ミサイルが誤った軌道に向かったのは非常に破滅的な誤り」
浮沈子的には、なんか納得がいく失敗のような気がする。
(トライデント (ミサイル))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%88_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)
「トライデントII(またはトライデントD5)はトライデントC4を大型化することにより射程の更なる増加を狙うとともに命中精度の上昇も考慮し開発された。」
「D5寿命延長プログラム:
2002年、アメリカ海軍はD5ミサイルおよびその搭載艦の寿命を2040年まで延長する計画を発表した。このD5寿命延長プログラム(D5 Life Extension Program, D5LEP)は現在進行中である。このプログラムの主要な狙いは、商用オフザシェルフ(COTS)を用いることにより、最小のコストで寿命の尽きた部品を交換することである。」
「トライデントD5はアメリカのオハイオ級のみではなくイギリスのヴァンガード級にも搭載されている。」
英国の核ミサイルは、米国の手によって改修され、試射されたわけだ。
どっちのせいとか、誰の責任とかは別にして、ありそうな話だな。
AFPの記事では、英国の核抑止力に対する不信につながるため秘匿したことになっているが、そんなもんは元からないんじゃね?。
まあ、どうでもいいんですが。
軍事技術を安上がりにしようとして、民間の技術の転用を図るというのは、最近の流行りだ。
そもそも、技術には軍事も民間もない。
要求仕様に合えば、使えるものを使ったって構わない。
軍事技術特有の高度の抗たん性とか、秘匿性など、民間使用では想定されない部分をクリアすればいいのだ。
ドンパチが始まると、相手の装備をぶっ壊すのが戦争だからな。
簡単に壊れてしまうようでは話にならん。
しかし、どうも、最近は、そういう仕切りではなくて、安くあげられればいいという風潮があるのではないのかあ?。
米国が安値で改修したミサイルが、自分ちの方に向かって飛んでった時の、担当士官の顔が見たかったな。
失敗の原因は、絶対公表されないだろうし、その原因が解消されたかどうかも分かるまい。
ミサイル原潜の更新予算の直前だったのは、タイミングが悪すぎたんだろうが、成功すれば逆に追い風になったかもしれない。
それを狙ったタイミングの可能性は高い。
裏目に出たけどな。
まあいい。
英国のことを、地球の裏側で心配しても始まらない。
(核ミサイルの試験失敗隠蔽?=政界に衝撃、説明求める声-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012400058&g=int
「昨年6月に米フロリダ州沖で試験用ミサイルの発射実験が行われた」
「ミサイルの軌道がずれて標的のアフリカ西海岸沖ではなく米国方向へ飛んだ可能性がある」
「政府はかねて老朽化したトライデントの更新を求めており・・・」
「ファロン国防相は23日、下院での答弁で「(トライデントの)能力と有効性に疑いはない」と強調した」
時事通信の記事では、トライデント(ミサイル)の更新のように読めるが、議会承認は搭載潜水艦の更新予算だからな。
誤報とまではいわないけど、やや混乱している。
(英首相、ミサイル試験失敗を議会に隠蔽か 予算承認控え=英紙)
http://blogos.com/article/206842/
「メイ氏は昨年7月、首相就任後の議会演説で、400億ポンド(495億ドル)に上る潜水艦更新計画について議会に承認を求めた」
「議会はその後、4隻の潜水艦建造を承認した。」
やれやれ・・・。
確認のためにBBCの記事も見たけど、英国ではトライデントといったときには、潜水艦・ミサイル・核弾頭をセットにしたシステムとしての呼び名になっているような感じだ。
「英下院ではこの試験の数週間後にトライデント・システムの更新計画が採決にかけられ、可決されていた。」(AFP)
(A guide to Trident and the debate about replacement)
http://www.bbc.com/news/uk-politics-13442735
「Trident then came into use in the 1990s. There are three parts to Trident - submarines, missiles and warheads.」
「The current generation of four submarines would begin to end their working lives some time in the late 2020s.」
この辺が、時事通信の混乱を招いている(共同も、似たようなもんです)。
AFPの記事は、そこをよく理解したうえで書かれているように感じた。
「メイ氏は試験実施時にはまだ首相ではなかったが、7月19日に下院で更新計画が採決にかけられる直前に首相に就任し、老朽化したトライデント搭載潜水艦を新型と交換する必要性を議会で強く主張。」
トライデント・ミサイル、トライデント・システム、トライデント搭載潜水艦を、明確に区別して伝えている。
ちなみに、現有潜水艦と更新潜水艦は以下の通り。
(ヴァンガード級原子力潜水艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6
「・水中排水量:15,980 トン
・全長:149.9 m
・全幅:12.8 m
・吃水:12 m
・主機関:ロールス・ロイスPWR2型原子炉×1基/蒸気タービン×2基
・推進器:ポンプジェット 1軸
・出力:27,500馬力
・速力:水中:25 ノット (46 km/h)
・乗員:135名(士官14名 兵員121名)
・兵装:
・・533mm魚雷発射管 4門(スピアフィッシュ魚雷)
・・潜水艦発射弾道ミサイル(トライデントD5) 16基
・レーダー:タイプ1007 レーダー
・ソナー:タイプ2054 複合ソナー」
(Dreadnought-class submarine)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dreadnought-class_submarine
「・Displacement:17,200 t (16,900 long tons; 19,000 short tons)
・Length:152.9 metres (502 ft)
・Propulsion:Nuclear reactor, turbo-electric drive, pump-jet
・Range:Unlimited
・Complement:130
・Armament:12 × ballistic missile tubes for:12 Lockheed Trident II D5 SLBMs (carrying up to 8 warheads each)」
図体はデカくなったのに、搭載するミサイル数が減っているところに注目だな。
とはいえ、大きな変更はなく、核保有国としての体面を保つ役割(?)は、十分果たせるだろう。
女王陛下のミサイルが、どっち飛ぶか分からん状況は、ちと困るけどな・・・(画像の世界地図で見る限りは、我が国には届かないようですが)。
(英政府が核ミサイル試験失敗を隠ぺいか、計画更新の採決直前)
http://www.afpbb.com/articles/-/3115083
「失敗の原因は最重要機密だとしつつ、発射されたミサイルが予定軌道を外れ、米本土の方角へ飛んだ可能性がある」
全然、機密じゃねーなあ・・・。
「結局、英政府は失敗した試験の存在を隠ぺいする決定を下した。」
そんなこと、出来るわけないじゃないの・・・。
この辺りも、英国病なのかもしれない。
「ミサイルが誤った軌道に向かったのは非常に破滅的な誤り」
浮沈子的には、なんか納得がいく失敗のような気がする。
(トライデント (ミサイル))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%88_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)
「トライデントII(またはトライデントD5)はトライデントC4を大型化することにより射程の更なる増加を狙うとともに命中精度の上昇も考慮し開発された。」
「D5寿命延長プログラム:
2002年、アメリカ海軍はD5ミサイルおよびその搭載艦の寿命を2040年まで延長する計画を発表した。このD5寿命延長プログラム(D5 Life Extension Program, D5LEP)は現在進行中である。このプログラムの主要な狙いは、商用オフザシェルフ(COTS)を用いることにより、最小のコストで寿命の尽きた部品を交換することである。」
「トライデントD5はアメリカのオハイオ級のみではなくイギリスのヴァンガード級にも搭載されている。」
英国の核ミサイルは、米国の手によって改修され、試射されたわけだ。
どっちのせいとか、誰の責任とかは別にして、ありそうな話だな。
AFPの記事では、英国の核抑止力に対する不信につながるため秘匿したことになっているが、そんなもんは元からないんじゃね?。
まあ、どうでもいいんですが。
軍事技術を安上がりにしようとして、民間の技術の転用を図るというのは、最近の流行りだ。
そもそも、技術には軍事も民間もない。
要求仕様に合えば、使えるものを使ったって構わない。
軍事技術特有の高度の抗たん性とか、秘匿性など、民間使用では想定されない部分をクリアすればいいのだ。
ドンパチが始まると、相手の装備をぶっ壊すのが戦争だからな。
簡単に壊れてしまうようでは話にならん。
しかし、どうも、最近は、そういう仕切りではなくて、安くあげられればいいという風潮があるのではないのかあ?。
米国が安値で改修したミサイルが、自分ちの方に向かって飛んでった時の、担当士官の顔が見たかったな。
失敗の原因は、絶対公表されないだろうし、その原因が解消されたかどうかも分かるまい。
ミサイル原潜の更新予算の直前だったのは、タイミングが悪すぎたんだろうが、成功すれば逆に追い風になったかもしれない。
それを狙ったタイミングの可能性は高い。
裏目に出たけどな。
まあいい。
英国のことを、地球の裏側で心配しても始まらない。
(核ミサイルの試験失敗隠蔽?=政界に衝撃、説明求める声-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012400058&g=int
「昨年6月に米フロリダ州沖で試験用ミサイルの発射実験が行われた」
「ミサイルの軌道がずれて標的のアフリカ西海岸沖ではなく米国方向へ飛んだ可能性がある」
「政府はかねて老朽化したトライデントの更新を求めており・・・」
「ファロン国防相は23日、下院での答弁で「(トライデントの)能力と有効性に疑いはない」と強調した」
時事通信の記事では、トライデント(ミサイル)の更新のように読めるが、議会承認は搭載潜水艦の更新予算だからな。
誤報とまではいわないけど、やや混乱している。
(英首相、ミサイル試験失敗を議会に隠蔽か 予算承認控え=英紙)
http://blogos.com/article/206842/
「メイ氏は昨年7月、首相就任後の議会演説で、400億ポンド(495億ドル)に上る潜水艦更新計画について議会に承認を求めた」
「議会はその後、4隻の潜水艦建造を承認した。」
やれやれ・・・。
確認のためにBBCの記事も見たけど、英国ではトライデントといったときには、潜水艦・ミサイル・核弾頭をセットにしたシステムとしての呼び名になっているような感じだ。
「英下院ではこの試験の数週間後にトライデント・システムの更新計画が採決にかけられ、可決されていた。」(AFP)
(A guide to Trident and the debate about replacement)
http://www.bbc.com/news/uk-politics-13442735
「Trident then came into use in the 1990s. There are three parts to Trident - submarines, missiles and warheads.」
「The current generation of four submarines would begin to end their working lives some time in the late 2020s.」
この辺が、時事通信の混乱を招いている(共同も、似たようなもんです)。
AFPの記事は、そこをよく理解したうえで書かれているように感じた。
「メイ氏は試験実施時にはまだ首相ではなかったが、7月19日に下院で更新計画が採決にかけられる直前に首相に就任し、老朽化したトライデント搭載潜水艦を新型と交換する必要性を議会で強く主張。」
トライデント・ミサイル、トライデント・システム、トライデント搭載潜水艦を、明確に区別して伝えている。
ちなみに、現有潜水艦と更新潜水艦は以下の通り。
(ヴァンガード級原子力潜水艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6
「・水中排水量:15,980 トン
・全長:149.9 m
・全幅:12.8 m
・吃水:12 m
・主機関:ロールス・ロイスPWR2型原子炉×1基/蒸気タービン×2基
・推進器:ポンプジェット 1軸
・出力:27,500馬力
・速力:水中:25 ノット (46 km/h)
・乗員:135名(士官14名 兵員121名)
・兵装:
・・533mm魚雷発射管 4門(スピアフィッシュ魚雷)
・・潜水艦発射弾道ミサイル(トライデントD5) 16基
・レーダー:タイプ1007 レーダー
・ソナー:タイプ2054 複合ソナー」
(Dreadnought-class submarine)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dreadnought-class_submarine
「・Displacement:17,200 t (16,900 long tons; 19,000 short tons)
・Length:152.9 metres (502 ft)
・Propulsion:Nuclear reactor, turbo-electric drive, pump-jet
・Range:Unlimited
・Complement:130
・Armament:12 × ballistic missile tubes for:12 Lockheed Trident II D5 SLBMs (carrying up to 8 warheads each)」
図体はデカくなったのに、搭載するミサイル数が減っているところに注目だな。
とはいえ、大きな変更はなく、核保有国としての体面を保つ役割(?)は、十分果たせるだろう。
女王陛下のミサイルが、どっち飛ぶか分からん状況は、ちと困るけどな・・・(画像の世界地図で見る限りは、我が国には届かないようですが)。
人工衛星の数え方 ― 2017年01月24日 18:41
人工衛星の数え方
浮沈子は、絶対に「機」だと思ってたんだがな。
(特別編1 動かないものを数える「基」──「ベンチ」から「人工衛星」まで──)
http://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_s01.html
「建物に据え付けてあるエレベーターやエスカレーターなども「基」で数えます。」
「人工衛星は打ち上げられると「1基、2基」と数えるのです。」
「軌道に“据えて”機能するものだから」
「助数詞「基」は、大きさや規模に関わらず、地面や建物に据え付けてある物を数える、と覚えておくと戸惑いがないでしょう。」
「建物自体も地面に据え付けてありますが、人間がその中で活動したり生活したりする空間を提供する目的で建てられているため、「基」では数えません。」
さて、ISSは、それじゃあ何て数えるのかなあ?。
宇宙飛行士が中で生活する空間を提供する目的で打ち上げられ、かつ、軌道上に据えられてるわけだからな。
やっぱ、「棟」とかになるのかな。
まあ、どうでもいいんですが。
(Xバンド防衛通信衛星「きらめき2号」打ち上げへ、防衛省単独での衛星打ち上げは初)
https://srad.jp/story/17/01/20/0649215/
「現在自衛隊は通信用の衛星としてスーパーバードB2号機およびC2号機、D号機の3基を運用しているが、うちB2号機とD号機が2015年に設計寿命を迎えている。」
ややっこしいのは、金星探査機あかつきみたいなやつなんだろうな。
到着するまでは、据え付けが終わっていないので「機」かもしれない。
目的の軌道投入後は、「基」になるのかもな。
惑星や衛星の近傍を通り過ぎるだけでは、「基」にはならないんだろう。
引用記事にあるように、怪しげな衛星きらめき2号は、無事に打ち上げられたようだ。
軍事衛星なので、軌道要素とかは公開されないんだろう。
いつ、軌道に投入されるかも分からないので、「機」のままなのか、「基」になれたのかも不明だ。
(H-IIAロケット、防衛省の通信衛星「きらめき2号」の打ち上げに成功:追加)
http://news.mynavi.jp/news/2017/01/24/431/
「順調に飛行を続け、約30分後に衛星を分離。その後、打ち上げに成功したことが発表された。」
「運用軌道も、地球の赤道上高度約3万5800kmの静止軌道という以外不明」
「打ち上げの公式放送もなく、一部のテレビ局、有志団体のネコビデオ・ビジュアル・ソリューションズ(NVS)などが独自に行った。」
空飛んでんだから、浮沈子は「機」でもいいような気がするんだがな。
来年ラグランジュ点に投入される予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡などは、典型的な据え付け衛星だから、「基」でもいいとは思うけどな。
たぶん、リサジュー軌道とか動いてるだろうけどな。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWSTは地球から遠く、また地球によって太陽光が遮られるラグランジュ点(L2)に送り込まれる」
(リサジュー軌道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E8%BB%8C%E9%81%93
「軌道力学において、物体が推進力なしで三体のラグランジュ点の回りを周回することのできる擬軌道である。」
専門の人から見ると、そこに「据える」という感じで軌道に投入するんだろう。
静止衛星なんて、地上から見れば、文字通り「静止」して見えるんだから、「基」でもいいが、低軌道衛星だって、太陽同期軌道とかに入れて地球観測したりするなら、目的の軌道に入っていないと、役に立たないことになる。
そういう場合でも、「据える」感覚なんだと、初めて知った。
今回のきらめき2号は、静止衛星(たぶん)。
インド洋上空の赤道上にいて、通信を中継する。
(防衛通信衛星 きょう午後打ち上げ 防衛省が初めて独自に導入)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170124/k10010850501000.html
「現在は民間企業が打ち上げた3機の衛星を利用していますが、このうち2機が設計上の寿命となっていることから、防衛省は独自に3機の衛星を整備することになりました。」
N社は、「機」を使ってるようだな(防衛省も、資料では「機」のようです)。
「新しい衛星では通信が高速になり容量も大幅に増えるため、通信の能力が大きく向上し、弾道ミサイルの発射情報の伝達や、海外に展開する部隊からの動画の伝送などがより速やかに行えるほか、国内外の各地に展開する複数の部隊が同時に情報を共有できるようになるということです。」
これからも、海外派兵や弾道ミサイル絡みの情報伝達需要は増えるばかりだろう。
(北朝鮮が新型ICBMか 2基を首都の北に展開)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170122/k10010848991000.html
「ミサイル2基はいつでも発射できる状態で、首都ピョンヤンの北に展開したままとなっていて、22日も韓国軍が警戒と監視を続けているとしています。」
ミサイルは、地上にあるうちは「基」なんだな。
飛び出したら「機」になるのかもしれない。
うーん、頭がぐちゃぐちゃになりそうだ。
(ミサイル【missile】の数え方とは?)
http://www.sanabo.com/kazoekata/ct_ma/mi/missile/
「一発、一機」
「発射台は「基」」
まあ、「発」で統一してくれた方が分かりやすいが、この単位だと今にも射たれそうな気がするしな。
「ミサイル2「発」はいつでも発射できる状態で・・・」
まあいい。
発射台が「基」というのは、分かりやすい。
しかし、移動式(列車や自走式台車)の場合には、動いているときは「台」とか「両」なんだろう。
発射の際に、停まって固定されるから「基」になるわけだ。
んじゃあ、動きながら発射したら、どーする!?。
もう、どうにでもしてくれ・・・。
浮沈子は、絶対に「機」だと思ってたんだがな。
(特別編1 動かないものを数える「基」──「ベンチ」から「人工衛星」まで──)
http://japanknowledge.com/articles/kze/column_kaz_s01.html
「建物に据え付けてあるエレベーターやエスカレーターなども「基」で数えます。」
「人工衛星は打ち上げられると「1基、2基」と数えるのです。」
「軌道に“据えて”機能するものだから」
「助数詞「基」は、大きさや規模に関わらず、地面や建物に据え付けてある物を数える、と覚えておくと戸惑いがないでしょう。」
「建物自体も地面に据え付けてありますが、人間がその中で活動したり生活したりする空間を提供する目的で建てられているため、「基」では数えません。」
さて、ISSは、それじゃあ何て数えるのかなあ?。
宇宙飛行士が中で生活する空間を提供する目的で打ち上げられ、かつ、軌道上に据えられてるわけだからな。
やっぱ、「棟」とかになるのかな。
まあ、どうでもいいんですが。
(Xバンド防衛通信衛星「きらめき2号」打ち上げへ、防衛省単独での衛星打ち上げは初)
https://srad.jp/story/17/01/20/0649215/
「現在自衛隊は通信用の衛星としてスーパーバードB2号機およびC2号機、D号機の3基を運用しているが、うちB2号機とD号機が2015年に設計寿命を迎えている。」
ややっこしいのは、金星探査機あかつきみたいなやつなんだろうな。
到着するまでは、据え付けが終わっていないので「機」かもしれない。
目的の軌道投入後は、「基」になるのかもな。
惑星や衛星の近傍を通り過ぎるだけでは、「基」にはならないんだろう。
引用記事にあるように、怪しげな衛星きらめき2号は、無事に打ち上げられたようだ。
軍事衛星なので、軌道要素とかは公開されないんだろう。
いつ、軌道に投入されるかも分からないので、「機」のままなのか、「基」になれたのかも不明だ。
(H-IIAロケット、防衛省の通信衛星「きらめき2号」の打ち上げに成功:追加)
http://news.mynavi.jp/news/2017/01/24/431/
「順調に飛行を続け、約30分後に衛星を分離。その後、打ち上げに成功したことが発表された。」
「運用軌道も、地球の赤道上高度約3万5800kmの静止軌道という以外不明」
「打ち上げの公式放送もなく、一部のテレビ局、有志団体のネコビデオ・ビジュアル・ソリューションズ(NVS)などが独自に行った。」
空飛んでんだから、浮沈子は「機」でもいいような気がするんだがな。
来年ラグランジュ点に投入される予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡などは、典型的な据え付け衛星だから、「基」でもいいとは思うけどな。
たぶん、リサジュー軌道とか動いてるだろうけどな。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWSTは地球から遠く、また地球によって太陽光が遮られるラグランジュ点(L2)に送り込まれる」
(リサジュー軌道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E8%BB%8C%E9%81%93
「軌道力学において、物体が推進力なしで三体のラグランジュ点の回りを周回することのできる擬軌道である。」
専門の人から見ると、そこに「据える」という感じで軌道に投入するんだろう。
静止衛星なんて、地上から見れば、文字通り「静止」して見えるんだから、「基」でもいいが、低軌道衛星だって、太陽同期軌道とかに入れて地球観測したりするなら、目的の軌道に入っていないと、役に立たないことになる。
そういう場合でも、「据える」感覚なんだと、初めて知った。
今回のきらめき2号は、静止衛星(たぶん)。
インド洋上空の赤道上にいて、通信を中継する。
(防衛通信衛星 きょう午後打ち上げ 防衛省が初めて独自に導入)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170124/k10010850501000.html
「現在は民間企業が打ち上げた3機の衛星を利用していますが、このうち2機が設計上の寿命となっていることから、防衛省は独自に3機の衛星を整備することになりました。」
N社は、「機」を使ってるようだな(防衛省も、資料では「機」のようです)。
「新しい衛星では通信が高速になり容量も大幅に増えるため、通信の能力が大きく向上し、弾道ミサイルの発射情報の伝達や、海外に展開する部隊からの動画の伝送などがより速やかに行えるほか、国内外の各地に展開する複数の部隊が同時に情報を共有できるようになるということです。」
これからも、海外派兵や弾道ミサイル絡みの情報伝達需要は増えるばかりだろう。
(北朝鮮が新型ICBMか 2基を首都の北に展開)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170122/k10010848991000.html
「ミサイル2基はいつでも発射できる状態で、首都ピョンヤンの北に展開したままとなっていて、22日も韓国軍が警戒と監視を続けているとしています。」
ミサイルは、地上にあるうちは「基」なんだな。
飛び出したら「機」になるのかもしれない。
うーん、頭がぐちゃぐちゃになりそうだ。
(ミサイル【missile】の数え方とは?)
http://www.sanabo.com/kazoekata/ct_ma/mi/missile/
「一発、一機」
「発射台は「基」」
まあ、「発」で統一してくれた方が分かりやすいが、この単位だと今にも射たれそうな気がするしな。
「ミサイル2「発」はいつでも発射できる状態で・・・」
まあいい。
発射台が「基」というのは、分かりやすい。
しかし、移動式(列車や自走式台車)の場合には、動いているときは「台」とか「両」なんだろう。
発射の際に、停まって固定されるから「基」になるわけだ。
んじゃあ、動きながら発射したら、どーする!?。
もう、どうにでもしてくれ・・・。
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