あと2回 ― 2018年06月04日 00:43
あと2回
既に、新品のブロック4を拝むことはできない。
今回打ち上げになるのは、中古品だ。
(SES-12 MISSION)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/ses-12missionpress_kit_6.2.18.pdf
「Falcon 9’s first stage for the SES-12 mission previously supported the OTV-5 mission from Launch Complex 39A in September 2017.」(Falcon 9のSES-12ミッションの第1ステージは、以前は2017年9月にLaunch Complex 39AからOTV-5ミッションをサポートしました。:自動翻訳のまま:以下同じ)
それさえも、次回1回を残すのみ。
その後は、全てブロック5になる。
浮沈子は、B1042.1(コリアサット5Aの打ち上げに使われた:October 30, 2017)が残っていると思ってたんだが、着陸後に火災を起こしていて使い物にならないらしい。
(List of Falcon 9 and Falcon Heavy launches:2017)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches#2017
「A small fire was observed under the booster after it landed, leading to speculations about damages to the engines which would preclude it from flying it again.」(ブースターが着陸した後、小さな火災が発生し、エンジンを損傷して再び飛行することができなくなってしまいます。)
ビデオを確認すると、確かに炎が出ている。
(Koreasat-5A Webcast:動画出ます。:T+9分14秒辺り)
https://www.youtube.com/watch?v=CNRTNxZSPhE&index=17&t=1434s&list=PLC474234E124B5213
BFRの開発が順調なら、300回程度打ち上げられるというブロック5は、ファルコン9の代名詞になるだろう。
今回も回収は行われない。
「SpaceX will not attempt to recover Falcon 9’s first stage after launch.」(SpaceXは打ち上げ後ファルコン9の最初の段階を回復しようとしません。)
前回もそうだったが、着陸脚は付けられていない。
ミッションパッチを見ると、グリッドフィンも付いていない(星の数は、ちゃんと12個ある)。
前回は、着陸脚はなかったが、グリッドフィンは付いていた。
もう、手抜き足抜きだな(ワケワカ・・・)。
一つには、衛星が重いということがあるんだろう。
5.3トンとある。
(SES 12)
http://space.skyrocket.de/doc_sdat/ses-12.htm
全電気推進衛星で、3か月から6か月かけて静止軌道に達するらしい。
推進システムを納入しているのはロシアの企業だ。
(OKB Fakel)
https://en.wikipedia.org/wiki/OKB_Fakel
昨日、ISSから帰還した金井宇宙飛行士が乗っていたソユーズを運用するロスコスモスの子会社ということになっている。
まあ、どうでもいいんですが。
1段目の回収がないファルコン9の打ち上げは、さび抜きのすしのようなもので、食えたもんじゃない。
何か目新しいことはないかと、いろいろ細部まで探ったんだが、取り立てて言う程のものは何もない。
静止軌道(正確にはGTO)へのふつーの人工衛星の、代り映えのしない打ち上げだ。
次回のISSへの貨物輸送は、最後のブロック4の打ち上げということで、何かと感慨はあるだろうが、今回はそういうネタもないしな。
さび抜きにネタなしか・・・。
まあいい。
その次からは、全部ブロック5になるが、前々回のバンガバンデュ1の打ち上げとは、細かいところで違ってくる。
(New helium tank for SpaceX crew launches still waiting to fly)
https://spaceflightnow.com/2018/05/25/new-helium-tank-for-spacex-crew-launches-still-waiting-to-fly/
「SpaceX founder and chief executive Elon Musk told reporters before the May 11 that he believed the Falcon 9 Block 5 configuration that was set to debut with the launch of Bangabandhu 1 was the same version that will fly with NASA astronauts, but added that he “could be mistaken.”」(SpaceXの創設者兼エロン・ムスク最高経営責任者(CEO)は、5月11日までに、ファルコン9ブロック5の構成は、Bangabandhu 1の打ち上げに伴い、NASAの宇宙飛行士と同じバージョンであると信じていたが、 間違っている。)
どうやら、新しいCOPV(composite overwrapped pressure vessel:加圧用ヘリウムタンク)は搭載されていなかったということらしい。
それが、いつから搭載されるのかは明確ではない。
早ければ、来月打ち上げ予定のB1047.1からの搭載になるのかもしれない(未確認)。
なんの取柄もなく、何の感慨も湧かない今回の打ち上げ(ミッションパッチの四葉のクローバーが、ちょっと凝ったデザインになったくらいか)。
また録画でいいや・・・。
既に、新品のブロック4を拝むことはできない。
今回打ち上げになるのは、中古品だ。
(SES-12 MISSION)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/ses-12missionpress_kit_6.2.18.pdf
「Falcon 9’s first stage for the SES-12 mission previously supported the OTV-5 mission from Launch Complex 39A in September 2017.」(Falcon 9のSES-12ミッションの第1ステージは、以前は2017年9月にLaunch Complex 39AからOTV-5ミッションをサポートしました。:自動翻訳のまま:以下同じ)
それさえも、次回1回を残すのみ。
その後は、全てブロック5になる。
浮沈子は、B1042.1(コリアサット5Aの打ち上げに使われた:October 30, 2017)が残っていると思ってたんだが、着陸後に火災を起こしていて使い物にならないらしい。
(List of Falcon 9 and Falcon Heavy launches:2017)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches#2017
「A small fire was observed under the booster after it landed, leading to speculations about damages to the engines which would preclude it from flying it again.」(ブースターが着陸した後、小さな火災が発生し、エンジンを損傷して再び飛行することができなくなってしまいます。)
ビデオを確認すると、確かに炎が出ている。
(Koreasat-5A Webcast:動画出ます。:T+9分14秒辺り)
https://www.youtube.com/watch?v=CNRTNxZSPhE&index=17&t=1434s&list=PLC474234E124B5213
BFRの開発が順調なら、300回程度打ち上げられるというブロック5は、ファルコン9の代名詞になるだろう。
今回も回収は行われない。
「SpaceX will not attempt to recover Falcon 9’s first stage after launch.」(SpaceXは打ち上げ後ファルコン9の最初の段階を回復しようとしません。)
前回もそうだったが、着陸脚は付けられていない。
ミッションパッチを見ると、グリッドフィンも付いていない(星の数は、ちゃんと12個ある)。
前回は、着陸脚はなかったが、グリッドフィンは付いていた。
もう、手抜き足抜きだな(ワケワカ・・・)。
一つには、衛星が重いということがあるんだろう。
5.3トンとある。
(SES 12)
http://space.skyrocket.de/doc_sdat/ses-12.htm
全電気推進衛星で、3か月から6か月かけて静止軌道に達するらしい。
推進システムを納入しているのはロシアの企業だ。
(OKB Fakel)
https://en.wikipedia.org/wiki/OKB_Fakel
昨日、ISSから帰還した金井宇宙飛行士が乗っていたソユーズを運用するロスコスモスの子会社ということになっている。
まあ、どうでもいいんですが。
1段目の回収がないファルコン9の打ち上げは、さび抜きのすしのようなもので、食えたもんじゃない。
何か目新しいことはないかと、いろいろ細部まで探ったんだが、取り立てて言う程のものは何もない。
静止軌道(正確にはGTO)へのふつーの人工衛星の、代り映えのしない打ち上げだ。
次回のISSへの貨物輸送は、最後のブロック4の打ち上げということで、何かと感慨はあるだろうが、今回はそういうネタもないしな。
さび抜きにネタなしか・・・。
まあいい。
その次からは、全部ブロック5になるが、前々回のバンガバンデュ1の打ち上げとは、細かいところで違ってくる。
(New helium tank for SpaceX crew launches still waiting to fly)
https://spaceflightnow.com/2018/05/25/new-helium-tank-for-spacex-crew-launches-still-waiting-to-fly/
「SpaceX founder and chief executive Elon Musk told reporters before the May 11 that he believed the Falcon 9 Block 5 configuration that was set to debut with the launch of Bangabandhu 1 was the same version that will fly with NASA astronauts, but added that he “could be mistaken.”」(SpaceXの創設者兼エロン・ムスク最高経営責任者(CEO)は、5月11日までに、ファルコン9ブロック5の構成は、Bangabandhu 1の打ち上げに伴い、NASAの宇宙飛行士と同じバージョンであると信じていたが、 間違っている。)
どうやら、新しいCOPV(composite overwrapped pressure vessel:加圧用ヘリウムタンク)は搭載されていなかったということらしい。
それが、いつから搭載されるのかは明確ではない。
早ければ、来月打ち上げ予定のB1047.1からの搭載になるのかもしれない(未確認)。
なんの取柄もなく、何の感慨も湧かない今回の打ち上げ(ミッションパッチの四葉のクローバーが、ちょっと凝ったデザインになったくらいか)。
また録画でいいや・・・。
あと1回 ― 2018年06月04日 23:46
あと1回
ファルコン9が、無事に上がった。
(スペースX「ファルコン9」、再使用ロケットで「SES-12」打ち上げ成功)
https://sorae.info/030201/2018_06_04_x.html
「人工衛星「SES-12」は予定されていた軌道に投入」
塚本さんの記事も、あっさりしたもんだな。
遅い昼飯を食いながら、いつものレストランで録画の中継を見た。
(SES-12 Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=2hcM5hqQ45s&index=2&t=0s&list=PLC474234E124B5213
無理して、生中継で見なくてよかったと思う程つまらん打ち上げだな。
浮沈子が、スペースXに関心を持ったのは、1段目の再使用にチャレンジしていたからで、それが現実となり、回収されるのが当たり前だということになれば、逆にそれ以外の、回収されなくて海の藻屑になる打ち上げは珍しくなると思ってたんだがな。
再使用に最適化された1段目を持つブロック5が完成し、無事に上がったわけで、お役御免になったそれ以外の機体は、再使用は1回だけで、2回目は終いには回収もされなくなった。
今年、ファルコン自体は、ヘビーも含めれば、月に2回の打ち上げをコンスタントにこなしている。
今月も、28日に2度目の打ち上げ(ISSへの貨物配達)が予定されている。
最後のブロック4の打ち上げだ。
前回は、TESSの打ち上げに使われたものだというから、相当整備に拍車をかけたのかもしれない。
April 18, 2018打ち上げだからな。
2か月と10日で再使用ということになる。
来年には、ブロック5で、24時間以内に再使用して見せると豪語しているわけだから、どーってことはないのかもしれない。
もう少し、打ち上げ頻度を上げないと、年間30機の目標は達成できそうもない。
このままだと、ファルコンヘビーを入れても、24機位で時間切れになりそうだな。
それでも、去年の18機に比べれば、上々の部類だ。
今月は、20日以上も打ち上げが空くことになる。
テルスター19Vが、いつ上がるかは不明だ。
当初は、今月中という話もあった様だが、ISSへの貨物輸送との間で日程調整がうまくいかなかったのかもしれない。
なにしろ、金づるだからな。
NASAは、大切にしなけりゃならん・・・。
使い捨てロケットの打ち上げがつまらんとか言いながら、残りは、あと1回になった。
これからは、いやでも回収シーンを見続けなければならなくなる。
1段目だけではない。
今や、フェアリングの回収も秒読みに入っている。
そのうち、2段目の回収にもチャレンジするだろう。
使い捨てにできた時代が懐かしいと感じるようになるに違いない。
まあ、そういうのを見たければ、アトラスVとかデルタ4ヘビーとかもあるしな。
そのうち、SLSも飛び始めるだろう(回数、少ないでしょうが)。
まだまだ、アットーテキに、使い捨てロケットが多い。
再使用ロケットがポピュラーになるには、あと10年はかかるだろうな。
しかし、スペースXに限っては、使い捨てにするのは10回に1回程度になる。
打ち上げ回数が増えるだろうから、実際には毎月くらい見られるかもしれないが、既に6機の1段目を作ることが決まっているようだ。
バンガバンデュ1を打ち上げたのがB1046.1で、9月に延期されたドラゴン2の打ち上げテストでは、B1051の番号が振られている。
これらは、さいてーでも10回は使いまわされるだろうから、それだけで60回の飛行が可能なわけだ(現在のペースで2年分)。
当分は2段目が使い捨てとはいえ、相当コストを削減できるわけで、ぼろい商売ができるというわけだな。
衛星運用会社からは、値下げの圧力も掛かるだろう。
安上がりだと強調するのは結構だが、儲けを出さなければ、火星ロケットも作れないしな。
難しいところだが、ぜいたくな悩みともいえる。
ブロック2(いわゆるバージョン1.1)から続いた1段目の再使用へのチャレンジは、ブロック5への移行で一段落する。
ブロック4は、ブロック3の改良版で、大きな違いはないといわれるが、短い期間にそれなりの役割を果たした。
フルスラスト(FT)の異名をとったブロック3は、史上初の打ち上げロケットのパワードランディングを果たし、さらには再使用による打ち上げにも成功した華々しいロケットだ(まあ、発射台で燃えちゃったりもしたけど)。
それに比べて、パワードランディングで失敗続きだったブロック2(空中で木っ端微塵になったりもしたし)や、わずか7機しか製造されず、1回だけで使い捨てにされたり(B1044)、ドローン船に着陸したはいいが、火災で燃えちゃったり(B1042)したブロック4は、あまりいい印象がない。
ブロック5になると、機体強度も上がり、ターボポンプのひび割れも解消され、あちこち改良されて、ド派手な失敗は期待できなくなる。
浮沈子的には、人工衛星やISSへの貨物がどうなろうと知ったことではないが、有人打ち上げについては、失敗は許されないと感じているからな。
開発途上のバージョンだったブロック1からブロック4までは、歴史の彼方に消えていく運命にある。
残り、1回。
月末までは、あっという間だろうな。
今月は、色々予定があるしな。
他のロケットメーカーの、最低でも10年は先を行っているスペースX。
他社のロケットが追い付くには、ひょっとすると20年くらいかかるかもしれない。
もっとも、その頃になれば、いくらなんでもBFRがものになっているだろうからな。
SLSが丸ごと再使用でもすれば別だが、他社は永遠に追いつくことが出来ないどころか、ますます離されていくことになるだろう。
年間30回の打ち上げが、20年後には3万回くらいになっているに違いない(1000倍です)。
20分に1回以上の打ち上げということになる。
それも、全部再使用ロケットだからな。
いちいちブログ書いてる暇はない。
その時代になれば、今の時期を懐かしく思い出すことになるんだろう。
ともあれ、今日は使い捨てロケット(再使用ですが)の打ち上げとなった。
次回も、回収されないに違いない。
「ブロック4 再使用だが使い捨て」
わびさびを感じるのは、浮沈子だけかな・・・。
ファルコン9が、無事に上がった。
(スペースX「ファルコン9」、再使用ロケットで「SES-12」打ち上げ成功)
https://sorae.info/030201/2018_06_04_x.html
「人工衛星「SES-12」は予定されていた軌道に投入」
塚本さんの記事も、あっさりしたもんだな。
遅い昼飯を食いながら、いつものレストランで録画の中継を見た。
(SES-12 Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=2hcM5hqQ45s&index=2&t=0s&list=PLC474234E124B5213
無理して、生中継で見なくてよかったと思う程つまらん打ち上げだな。
浮沈子が、スペースXに関心を持ったのは、1段目の再使用にチャレンジしていたからで、それが現実となり、回収されるのが当たり前だということになれば、逆にそれ以外の、回収されなくて海の藻屑になる打ち上げは珍しくなると思ってたんだがな。
再使用に最適化された1段目を持つブロック5が完成し、無事に上がったわけで、お役御免になったそれ以外の機体は、再使用は1回だけで、2回目は終いには回収もされなくなった。
今年、ファルコン自体は、ヘビーも含めれば、月に2回の打ち上げをコンスタントにこなしている。
今月も、28日に2度目の打ち上げ(ISSへの貨物配達)が予定されている。
最後のブロック4の打ち上げだ。
前回は、TESSの打ち上げに使われたものだというから、相当整備に拍車をかけたのかもしれない。
April 18, 2018打ち上げだからな。
2か月と10日で再使用ということになる。
来年には、ブロック5で、24時間以内に再使用して見せると豪語しているわけだから、どーってことはないのかもしれない。
もう少し、打ち上げ頻度を上げないと、年間30機の目標は達成できそうもない。
このままだと、ファルコンヘビーを入れても、24機位で時間切れになりそうだな。
それでも、去年の18機に比べれば、上々の部類だ。
今月は、20日以上も打ち上げが空くことになる。
テルスター19Vが、いつ上がるかは不明だ。
当初は、今月中という話もあった様だが、ISSへの貨物輸送との間で日程調整がうまくいかなかったのかもしれない。
なにしろ、金づるだからな。
NASAは、大切にしなけりゃならん・・・。
使い捨てロケットの打ち上げがつまらんとか言いながら、残りは、あと1回になった。
これからは、いやでも回収シーンを見続けなければならなくなる。
1段目だけではない。
今や、フェアリングの回収も秒読みに入っている。
そのうち、2段目の回収にもチャレンジするだろう。
使い捨てにできた時代が懐かしいと感じるようになるに違いない。
まあ、そういうのを見たければ、アトラスVとかデルタ4ヘビーとかもあるしな。
そのうち、SLSも飛び始めるだろう(回数、少ないでしょうが)。
まだまだ、アットーテキに、使い捨てロケットが多い。
再使用ロケットがポピュラーになるには、あと10年はかかるだろうな。
しかし、スペースXに限っては、使い捨てにするのは10回に1回程度になる。
打ち上げ回数が増えるだろうから、実際には毎月くらい見られるかもしれないが、既に6機の1段目を作ることが決まっているようだ。
バンガバンデュ1を打ち上げたのがB1046.1で、9月に延期されたドラゴン2の打ち上げテストでは、B1051の番号が振られている。
これらは、さいてーでも10回は使いまわされるだろうから、それだけで60回の飛行が可能なわけだ(現在のペースで2年分)。
当分は2段目が使い捨てとはいえ、相当コストを削減できるわけで、ぼろい商売ができるというわけだな。
衛星運用会社からは、値下げの圧力も掛かるだろう。
安上がりだと強調するのは結構だが、儲けを出さなければ、火星ロケットも作れないしな。
難しいところだが、ぜいたくな悩みともいえる。
ブロック2(いわゆるバージョン1.1)から続いた1段目の再使用へのチャレンジは、ブロック5への移行で一段落する。
ブロック4は、ブロック3の改良版で、大きな違いはないといわれるが、短い期間にそれなりの役割を果たした。
フルスラスト(FT)の異名をとったブロック3は、史上初の打ち上げロケットのパワードランディングを果たし、さらには再使用による打ち上げにも成功した華々しいロケットだ(まあ、発射台で燃えちゃったりもしたけど)。
それに比べて、パワードランディングで失敗続きだったブロック2(空中で木っ端微塵になったりもしたし)や、わずか7機しか製造されず、1回だけで使い捨てにされたり(B1044)、ドローン船に着陸したはいいが、火災で燃えちゃったり(B1042)したブロック4は、あまりいい印象がない。
ブロック5になると、機体強度も上がり、ターボポンプのひび割れも解消され、あちこち改良されて、ド派手な失敗は期待できなくなる。
浮沈子的には、人工衛星やISSへの貨物がどうなろうと知ったことではないが、有人打ち上げについては、失敗は許されないと感じているからな。
開発途上のバージョンだったブロック1からブロック4までは、歴史の彼方に消えていく運命にある。
残り、1回。
月末までは、あっという間だろうな。
今月は、色々予定があるしな。
他のロケットメーカーの、最低でも10年は先を行っているスペースX。
他社のロケットが追い付くには、ひょっとすると20年くらいかかるかもしれない。
もっとも、その頃になれば、いくらなんでもBFRがものになっているだろうからな。
SLSが丸ごと再使用でもすれば別だが、他社は永遠に追いつくことが出来ないどころか、ますます離されていくことになるだろう。
年間30回の打ち上げが、20年後には3万回くらいになっているに違いない(1000倍です)。
20分に1回以上の打ち上げということになる。
それも、全部再使用ロケットだからな。
いちいちブログ書いてる暇はない。
その時代になれば、今の時期を懐かしく思い出すことになるんだろう。
ともあれ、今日は使い捨てロケット(再使用ですが)の打ち上げとなった。
次回も、回収されないに違いない。
「ブロック4 再使用だが使い捨て」
わびさびを感じるのは、浮沈子だけかな・・・。
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