🐱スターライナー:CFT:年内か ― 2022年07月03日 02:28
スターライナー:CFT:年内か
(はい、ボーイングのスターライナー宇宙船は本当に今年宇宙飛行士を飛ばすことができました
スターライナーの最初の飛行の初期のデータレビューはよさそうだ。)
https://arstechnica.com/science/2022/07/yes-boeings-starliner-spacecraft-really-could-fly-astronauts-this-year/
「情報筋によると、スターライナーの比較的クリーンな性能により、この車両が今年12月に最初の乗務員飛行を行う可能性」
「12月1日から1月14日まで利用可能なドッキングポートがあります。」
逆に言えば、このタイミングに間に合わなければ、それ以降になるということなわけだ。
エリックバーガーは、年内の可能性を示唆しているが、浮沈子的には眉唾で見ている。
「ボーイングは、今年の同社の有人飛行試験をサポートするためにハードウェアの準備を整えている」
先のなくなったスターライナーの人員削減を行い、望まれるスケジュールで作業が出来ない事が懸念されているからな(NASAの内部監査)
「エンジニアリングとプログラムのレビューは継続されており、宇宙船の準備状況に基づいて7月末に向けて打ち上げスケジュールの評価が行われます。」
早くて来年の第一四半期、下手をすれば来年後半にずれ込む可能性もある。
「これまでのところ、ショーストッパーはありません。」
致命的問題は無くても、そうでない問題はあるということなのかあ?(未確認)。
まあいい。
NASAは、たとえ時期的にずれ込むことがあっても、ISSタクシーを2系統確保しておきたいという姿勢を崩していない。
ウクライナ問題が発生して、ソユーズに依存する状況を避けたい事情もあるかも知れないが、それとは別に、地球低軌道にアクセスする手段の多様性を維持したいのかも知れない。
現在のところ、クルードラゴンとスターライナーの他に、地球低軌道限定の有人アクセスは米国にはないし、開発中のものもない。
オリオンは月軌道用だしな。
スターシップは、無人機を開発中に過ぎない(HLS除く:地球からの打ち上げ時は無人:そもそも月面着陸用)
ロシアと中国が地球低軌道で有人機を運用しているが、インドが開発中だ(いつになることやら・・・)。
それ以外には、今のところ動きはない(中国は、新しいバージョンの有人機を開発中)。
ESAは、再使用型の有人機を模索しているけど、大っぴらに開発はしてないからな(未確認)。
米国相乗り路線は、我が国と同じだ。
宇宙開発、特に有人打ち上げに関しては、米国はアットーテキ優位を保っている。
つーか、ついこの間まで、何もなかったけどな(現在でも、運用中はクルードラゴンだけですが)。
傍目からは、いきなり雨後の筍のように有人機が出てきたようにも見える。
単に、開発が遅れていたのが、タイミングよく一斉に出そろっただけだがな。
こういう背景を見ると、スターライナーの登場は、スケジュール的なプレッシャーはない。
NASAは、安心して先送りできる。
クルードラゴンの追加契約も済んで、後顧の憂いも無くなった。
そういった背景からも、年内のCFT(クルードフライトテスト)の可能性は少ないと見ている。
が、しかし、無意味に先送りする理由がないことも確かだ。
いつになるかは別として、スターライナーは飛ぶだろう。
致命的問題が発見されない限り。
それ以上でも、それ以下でもないところが辛いところではある。
B社は、NASAミッション(当初契約の6回分)以外の運用を考えていないのではないか。
打ち上げロケットは、アトラスVを確保しているけど、ひょっとしたらバルカンの有人対応は、当分見送るかも知れない。
コスト的には、逆立ちしてもクルードラゴンには太刀打ちできないからな。
スターライナーそのものの価格もさることながら、打ち上げロケットは全て使い捨てだ。
バルカンのエンジンユニットの再使用なんて、ULA内部でも信じている人はいないのではないか(未確認)。
そもそも、そのエンジン(BE-4)がいつになったら出来るかを知っている人さえ、誰もいないしな(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
ISSやSLSコアステージにおけるB社の影響力はすさまじい。
NASAにとっては、余人をもって代えがたい存在だろう。
スターライナーの開発ではケチをつけたが、今後の運用を考えれば、あだや疎かにはできない。
S社は、確かにその存在を確立したが、急速な運用実績の積み重ねが、長期に渡る信頼を勝ち取れるかは未だに不明だ。
運用開始前から廃止が見えているスターライナーに代わる、低軌道有人機はない。
2030年代になれば、別の有人機を開発するところが出てくるかもしれないが、もう、B社が手を出すことはないだろう。
ロッキードマーチンがやるかどうかは分からないが、体質的にはB社と同じだからな(そうなのかあ?)。
官需がなければ動かない。
つまり、NASAが次世代有人機の開発に乗り出さない限り、2030年代もクルードラゴン一択になるかも知れないということだ。
それとも、スターライナーの運用を引っ張るつもりだろうか?。
バルカンの有人バージョンを開発して?。
現実的には、それが一番確実だからな。
B社にも、ULAにも、クルードラゴンのせいで民需が見込めない事業に旨味はない。
一寸先は闇の地球低軌道有人機開発。
年内にCFTが飛んだら、めっけもんだな・・・。
(はい、ボーイングのスターライナー宇宙船は本当に今年宇宙飛行士を飛ばすことができました
スターライナーの最初の飛行の初期のデータレビューはよさそうだ。)
https://arstechnica.com/science/2022/07/yes-boeings-starliner-spacecraft-really-could-fly-astronauts-this-year/
「情報筋によると、スターライナーの比較的クリーンな性能により、この車両が今年12月に最初の乗務員飛行を行う可能性」
「12月1日から1月14日まで利用可能なドッキングポートがあります。」
逆に言えば、このタイミングに間に合わなければ、それ以降になるということなわけだ。
エリックバーガーは、年内の可能性を示唆しているが、浮沈子的には眉唾で見ている。
「ボーイングは、今年の同社の有人飛行試験をサポートするためにハードウェアの準備を整えている」
先のなくなったスターライナーの人員削減を行い、望まれるスケジュールで作業が出来ない事が懸念されているからな(NASAの内部監査)
「エンジニアリングとプログラムのレビューは継続されており、宇宙船の準備状況に基づいて7月末に向けて打ち上げスケジュールの評価が行われます。」
早くて来年の第一四半期、下手をすれば来年後半にずれ込む可能性もある。
「これまでのところ、ショーストッパーはありません。」
致命的問題は無くても、そうでない問題はあるということなのかあ?(未確認)。
まあいい。
NASAは、たとえ時期的にずれ込むことがあっても、ISSタクシーを2系統確保しておきたいという姿勢を崩していない。
ウクライナ問題が発生して、ソユーズに依存する状況を避けたい事情もあるかも知れないが、それとは別に、地球低軌道にアクセスする手段の多様性を維持したいのかも知れない。
現在のところ、クルードラゴンとスターライナーの他に、地球低軌道限定の有人アクセスは米国にはないし、開発中のものもない。
オリオンは月軌道用だしな。
スターシップは、無人機を開発中に過ぎない(HLS除く:地球からの打ち上げ時は無人:そもそも月面着陸用)
ロシアと中国が地球低軌道で有人機を運用しているが、インドが開発中だ(いつになることやら・・・)。
それ以外には、今のところ動きはない(中国は、新しいバージョンの有人機を開発中)。
ESAは、再使用型の有人機を模索しているけど、大っぴらに開発はしてないからな(未確認)。
米国相乗り路線は、我が国と同じだ。
宇宙開発、特に有人打ち上げに関しては、米国はアットーテキ優位を保っている。
つーか、ついこの間まで、何もなかったけどな(現在でも、運用中はクルードラゴンだけですが)。
傍目からは、いきなり雨後の筍のように有人機が出てきたようにも見える。
単に、開発が遅れていたのが、タイミングよく一斉に出そろっただけだがな。
こういう背景を見ると、スターライナーの登場は、スケジュール的なプレッシャーはない。
NASAは、安心して先送りできる。
クルードラゴンの追加契約も済んで、後顧の憂いも無くなった。
そういった背景からも、年内のCFT(クルードフライトテスト)の可能性は少ないと見ている。
が、しかし、無意味に先送りする理由がないことも確かだ。
いつになるかは別として、スターライナーは飛ぶだろう。
致命的問題が発見されない限り。
それ以上でも、それ以下でもないところが辛いところではある。
B社は、NASAミッション(当初契約の6回分)以外の運用を考えていないのではないか。
打ち上げロケットは、アトラスVを確保しているけど、ひょっとしたらバルカンの有人対応は、当分見送るかも知れない。
コスト的には、逆立ちしてもクルードラゴンには太刀打ちできないからな。
スターライナーそのものの価格もさることながら、打ち上げロケットは全て使い捨てだ。
バルカンのエンジンユニットの再使用なんて、ULA内部でも信じている人はいないのではないか(未確認)。
そもそも、そのエンジン(BE-4)がいつになったら出来るかを知っている人さえ、誰もいないしな(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
ISSやSLSコアステージにおけるB社の影響力はすさまじい。
NASAにとっては、余人をもって代えがたい存在だろう。
スターライナーの開発ではケチをつけたが、今後の運用を考えれば、あだや疎かにはできない。
S社は、確かにその存在を確立したが、急速な運用実績の積み重ねが、長期に渡る信頼を勝ち取れるかは未だに不明だ。
運用開始前から廃止が見えているスターライナーに代わる、低軌道有人機はない。
2030年代になれば、別の有人機を開発するところが出てくるかもしれないが、もう、B社が手を出すことはないだろう。
ロッキードマーチンがやるかどうかは分からないが、体質的にはB社と同じだからな(そうなのかあ?)。
官需がなければ動かない。
つまり、NASAが次世代有人機の開発に乗り出さない限り、2030年代もクルードラゴン一択になるかも知れないということだ。
それとも、スターライナーの運用を引っ張るつもりだろうか?。
バルカンの有人バージョンを開発して?。
現実的には、それが一番確実だからな。
B社にも、ULAにも、クルードラゴンのせいで民需が見込めない事業に旨味はない。
一寸先は闇の地球低軌道有人機開発。
年内にCFTが飛んだら、めっけもんだな・・・。
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