😼欧州大戦争:継戦能力への懸念:コスティアンティニフカ方面2025年09月12日 12:02

欧州大戦争:継戦能力への懸念:コスティアンティニフカ方面
欧州大戦争:継戦能力への懸念:コスティアンティニフカ方面


(コスティアンティニフカは第二のバフムートとなり、ウクライナは防衛線の構築を急ぐ)
https://www.vietnam.vn/ja/kostiantynivka-se-thanh-bakhmut-thu-hai-ukraine-voi-vang-dung-phong-tuyen

「ウクライナ軍はコスティアンティニフカを第二のバフムートに変えつつあり、積極的に同市の防衛準備をしている。一方、ロシア軍はドブロポリエで形勢を逆転させつつある。」

「一部の専門家は、コスティアンティニフカが西側から包囲された場合、大規模な包囲網が形成される可能性があると見ている。」

浮沈子もこの見解に同意だな。

東部・南部からの攻勢は明らかで、これはまあ、正面突破みたいなもんだ。

「ウクライナ軍はコスティアンティニフカの地理的条件を考慮し、同市をバフムートやハシフ・ヤルに変貌させようとしている。」

「市内には階段状の防衛システムが構築され、建物は要塞化され、道路沿いには多数の塹壕が掘られている。」

「ロシアの通信社TASSは、自称ドネツク人民共和国(DPR)首長の顧問イーゴリ・キムコフスキー氏の言葉を引用し、コスティアンティニフカ市周辺でウクライナ軍(AFU)が多数の有刺鉄線のフェンスや対戦車塹壕を含む複数の防御要塞線を建設したと報じた。」

これらを突破していくのは容易ではないだろう。

「現在、キエフはポクロフスク-コスティアンティニウカ-チャソフ・ヤル戦線に約12万人の部隊を緊急動員している。」

おっと、ロシアが11万人だから、これに匹敵する戦力を配置したわけで、ここではガチな戦闘が繰り広げられているわけだ。

記事では、ドブロピリエ方面の混沌とした状況についても触れられているが、今回は割愛する。

ウクライナがコスティアンティニフカで激しい抵抗を示そうとしている意図は分かったんだが、西部方面からの包囲に対しては想定がないと見える(そうなのかあ?)。

ポクロフシク北方は、ロシアの急速な突破とその後の火消しで一応状況の安定を見ているけど、ロシア軍がこの方面での進軍を諦めていないことは明らかだ。

その突出部の東方(つまり、コスティアンティニフカ西側)の状況こそが、この街の運命を決めるような気がする。

(欧州大戦争:重箱の隅:2つの二都物語)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/08/20/9797181

(添付画像参照:8月20日の記事)

ISWの戦況地図で見ても、この3週間ほどの動きは東部や南部の方が活発で、西部での動きはわずかだ(画像参照)。

しかし、徐々にではあるが、ロシアがコスティアンティニフカ西部での進軍を図っていることは間違いない。

ウクライナ軍が、この広範な進軍に対処しきれるかどうかが問題だ。

ポクロフシク方面で、ウクライナ軍は手札を全て切ったとされる。

全ての予備兵力を投入して事態の収拾を図ったわけだな。

つーことは、反撃に出たことになるわけで、それは一方で損害の拡大(特に人的損耗の拡大)を招いたわけだ。

それでも、大規模な進撃を止めるためには仕方ない。

貴重なリソースをつぎ込んだわけだ。

で、とにかく状況の安定化には成功した。

一方この間、コスティアンティニフカ方面は、ロシア軍のじわじわとした進撃が続いている。

浮沈子的にロシア夏季攻勢のフルサクセスと見做していたコスティアンティニフカ陥落は実現せず、ウクライナ側の勝利という見立てになった。

「市南部のクレバン・ブィクスキー貯水池地域での戦闘は未だ終結しておらず、ウクライナ軍はそこに閉じ込められているにもかかわらず、激しい抵抗を続けている。」(ベトナムメディアより)

ここで稼いだ時間で、コスティアンティニフカの要塞化を進め、バフムトやチャシブヤールのようにロシアの進軍を長期に食い止め犠牲を強いることが出来ればいいと考えている。

が、おそらくそうはなるまい。

主要兵站ルートであるH20を遮断され、西側から包囲されて以上終わりになる公算が高い。

その北西部にあるドルジュキフカ、クラマトルスクなども、西側からの包囲という想定外の状況に直面することになる。

ふつーなら、そんな無様なことになる前に、ロシアの進軍ルートを叩くわけだが、継戦能力に懸念がある状況ではそれも期待できないからな。

良く言えば困難、有体に言ってやられっぱなしになりかねない。

ドブロピリア侵攻を食い止めた奇跡(!)は二度と起こらないのだ(そうなのかあ?)。

ベトナムメディアの記事では、それも怪しくなりつつある。

ウクライナ軍は、ロシア軍を食い止め、反撃はするけど、奪還した地域を安定して維持できない。

ロシア軍の攻勢が続いているからだが、ドローンによるキルゾーンを展開しても、犠牲を厭わないロシア軍の突撃(最近は「浸透」というらしい)で突破されちまうからな。

橋頭保を築かれ、そこを足場にさらに浸透する。

人的リソースが潤沢でなければ採り得ない戦術だ。

航空万能論ブログ管理人も指摘していたが、ロシアにとって有利な戦場(人的リソースを豊富に投入できる方が有利な戦場)をウクライナに強いている点で、この戦争の勝敗は決まっている。

少なくとも、ウクライナに戦術的な勝ち目はない。

戦場で勝てないウクライナは、結局、場外乱闘(?:外交交渉など)に頼らざるを得ないんだが、米国は政権交代で当てにならず、欧州はとうとう直接攻撃を受ける羽目になった。

(【解説】 故意か偶然か……ロシア無人機によるポーランド領空侵犯 NATOにとっての試練に)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cly1ek0064yo

「ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、同国の領空が19回にわたり侵犯され、少なくとも3機のドローンを戦闘機で撃墜したと述べた。」

「ロシア政府は、今回の侵入が意図的であったとの非難に反発している。ただし、自国のドローンがポーランドの主権領域を侵犯した事実については否定していない。」

「ポーランド領内のいかなる対象も攻撃の計画には含まれていなかった」(ロシア当局)

「これだけの数のドローンがこの経路で(中略)ポーランド領空を飛行したことが偶然だという証拠は一切ない」(ドイツのボリス・ピストリウス国防相)

うーん、そもそも偶然に証拠なんてないと思うんだがな。

が、まあ、しかし、誰がどう見ても意図的な領空侵犯であることに間違いはない。

とうとう、来るものが来たかという感じだ。

「イタリアのグイド・クロゼット国防相も一連の出来事について、「挑発と試行」という二重の目的を持った「意図的な攻撃」だったと語った。」

「今回使用されたゲルベラに弾頭が搭載されていなかったことは、脅威性を低く見せると同時に、ロシア側にことの重大性を矮小(わいしょう)化する余地を与えている」(リスク・インテリジェンス企業「シビリン」のあるジャスティン・クランプ最高経営責任者(CEO))

まあいい。

ロシアは欧州大戦争に向けてサウンドを始めた。

それは同時に、ウクライナ紛争にめどが立ち、オワコンに移行しつつある兆候でもある(そういうことかあ?)。

欧州との直接衝突は、➀ウクライナ紛争と同時か、➁シームレスに続くか、さもなければ➂短期(3年以内)の休戦期間を挟んで開始される。


浮沈子は➀と見ているけど(欧州に準備期間を与えず、ロシアにとって効果的だからな)、実際どうなるかは分からない。

今回の領空侵犯が意図的であるかそうでないかは、すぐに分かる。

同様の事案(次は陸上かもな)が繰り返し継続して起こり、NATOの結束が試されれば意図的だったことになるし、暫く間が空くようなら、もしかすると偶発的な話だったということになる。

が、まあ、それはないな。

いずれにしても、ロシアはウクライナの継戦能力を見切っている。

コスティアンティニフカの要塞を、大規模な犠牲を払って正面から攻め取るような真似はしない。

オワコンのウクライナに付き合う義理はないのだ(そうなのかあ?)。

基本は包囲戦だろうし(たぶん)、時間を掛けてウクライナの消耗を待つことになる。

ロシアは、その時間を確実に稼いでいるように見える・・・。

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