🚀スターライナー:秋の空 ― 2024年05月25日 13:28
スターライナー:秋の空
(NASAは、ボーイングのスターライナーの乗員カプセルは推進システムのヘリウム漏れがあっても「現状のまま」安全に飛行できると発表)
https://spaceflightnow.com/2024/05/24/nasa-says-boeings-starliner-crew-capsule-can-safely-fly-as-is-with-propulsion-system-helium-leak/
「問題のシールが折れ曲がっていたか、小さな欠陥があったためヘリウムが漏れてしまった可能性が高い」
NASAとボーイングは、この問題に対処するために、「あんなことやこんなこと」をしたと言っているんだが、浮沈子的印象では、んなことより大事なことを忘れている気がするんだがな。
「シールが折れ曲がっていたか、小さな欠陥があった」ことに、今後どう対処するのか。
今回はごまかせるかもしれないし、次回以降に同様の欠陥によるトラブルが発生しても、「あんなことやこんなこと」をすれば何とかなるということは分かったんだが、その手順は複雑で、今後自動化するためのシステムの改修も必要だろうし、何かを弄ればそこにトラブルの種をまくことにもなりかねない。
ちなみに、記事では「あんなことやこんなこと」の実例が示されている。
「我々はスラスタのベンダーであるボーイング社、そしてNASAのチームと協力し、軌道燃焼を行う冗長な方法を考案した。軌道燃焼を80分間隔で約10分間ずつの2回の燃焼に分割し、4つのRCSスラスタによる軌道離脱燃焼を実現し、元のシステムの能力を取り戻した」
この対応が必要になるのは、帰還の際だ。
軌道上でのクリティカルなタイミングで、状況を分析し、適用を判断し、正確に行う必要がある。
もちろん、OFT-1の際には、サービスモジュールの追突を避けるために、ろくにチェックもしていない制御プログラムの書き換えをリモートで行う荒業を繰り出したB社のことだから、バックアップ手順の適用なんて朝飯前かも知れないけどな。
しかし、それより何より、フランジのシールの欠陥をどーするのか。
米国の宇宙関連の製造基準やチェックの態勢がどうなっているのかについては知らない。
また、フランジのシールが、どんなトラブルを起こしているのかの詳細は分からない。
それは、当該部品を取り外して分解し、徹底して検査したり、材料の分析から製造工程、組み付け手順やその際の例えば締め付けトルク、その後の輸送などの外乱に対する耐性など、広範な検討を含む。
「配管内に極めて有毒な推進剤の痕跡が残っている可能性があるため、カプセルがアトラス 5 に取り付けられたままでは、シールを交換することも、検査することさえできない。スターライナーは、まずケネディ宇宙センターにあるボーイングの処理格納庫に運ばれ、侵襲的な修理が行われる必要があり、これが長い遅延の原因となる。」
今回、それを行わずに、「あんなことやこんなこと」をすれば対応できることが分かったからといって、何も行わずに飛ばしてしまえば、全ては宇宙の闇に消える(サービスモジュールは、再突入の際に切り離されて大気中で燃え尽きる)。
証拠隠滅だな・・・。
「ボーイング社のスターライナープログラムマネージャー、マーク・ナッピ氏は、5月6日の打ち上げ中止には「良い面もあった」と語った。」
「漏れた場所が正確に分かり、根本原因を解明するための作業はすべて完了した。これは今後のシステム改善に役立つだろう」
詳細に触れていないだけで、フランジシールの問題は「今後のシステム改善」に内包されているのかもしれない。
そうあって欲しいし、そうあるべきだろう。
浮沈子は、まだ、他に隠していることがあるに違いないと妄想している。
B社には、上記のモジュール追突を回避する綱渡り的プログラムの書き換えを隠匿しようとした前科があるからな。
信用ならない・・・。
まあいい。
天候が許せば、現地時間6月1日には打ち上げられるだろう。
「もし(予定通り5月6日に)打ち上げていたなら、安全な飛行となり、成功した飛行になっていただろう」(ボーイング社のスターライナープログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏:カッコ内浮沈子補足)
「だが、今日わかっているほど多くのことはわかっていなかっただろう」
物理の神様や商売の神様には疎まれているようだが、スターライナーは幸運の女神に愛され続けている。
いつまでもそうとは限らないからな。
女心と秋の空・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、ボーイングのスターライナーにさらなる問題を発見、だが乗組員の打ち上げは6月1日に予定)
https://arstechnica.com/space/2024/05/nasa-and-boeing-are-getting-comfortable-launching-starliner-with-a-known-leak/
「ヘリウム漏れを修理すると、スターライナーの乗組員の試験飛行が数か月遅れることになる。」(サブタイトルより)
「過去2週間半にわたる徹底的なデータレビューの結果、漏洩の原因は小規模で安定している可能性が高いと結論づけられた。また、これらのレビュー中に、エンジニアらは、たとえ漏洩が悪化したとしても、国際宇宙ステーションへのスターライナーの試験飛行に許容できないリスクを加えることはないだろうという確信も築いた」(NASA)
それは何よりだ。
「しかし、エンジニアらは、スターライナーの推進システムにおけるあり得ない技術的故障の組み合わせ(ボーイングのプログラムマネージャーによると、考えられるすべての故障モードの0.77%を占める)により、ミッション終了時に宇宙船が軌道離脱噴射を実施できない可能性があることも発見」
それは何よりだ。
再突入の2時間前じゃなくて良かったな。
「エンジニアたちがヘリウム漏れの影響を評価していたとき、彼らは設計上の欠陥に遭遇した。その欠陥は、まれに、ミッション終了時に宇宙船がブレーキ操作を行って大気圏に再突入し着陸に向かうことを妨げる可能性がある。」
「状況が悪ければ、隣接する2つのドッグハウス推進ポッドのヘリウムマニホールドが故障し、スターライナーの軌道離脱噴射能力が危険にさらされる可能性」
「これはかなりひどいケースだ。2つのヘリウムマニホールドが別々のドッグハウスで失われ、その後、それらが隣り合っていなければならないのだ」(NASAの商業乗組員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「故障モードの0.77%」がかなりひどいケースかどうかは知らない。
「ドッグハウス」と呼ばれているのは、サービスモジュールの外壁に飛び出している、スラスターを収めたケース(4つあります)のことらしい(未確認)。
隣接する2つが同時に壊れることが珍しいかどうかは考え物だ。
2つが故障するケースは、サービスモジュールを挟んだ反対側同士か、隣接する関係にある場合だけだからな。
上から見て、時計回りに1、2、3、4と番号を振った場合、1&2、2&3、3&4、4&1の4通りの組み合わせが該当するが、対向(向かい合わせ)の場合は1&3、2&4の2通りしかない。
それを、あたかも隣接する方が稀なような言い回しをすること自体が怪しい(そうなのかあ?)。
重要なのは、そういう「表現」の問題ではない。
まず、この故障モードが、今回のヘリウム漏れ(配管のフランジの不具合)とは、何の関係もない話だという点だ。
そりゃあ、ヘリウムの漏出だって、無関係とは言えないだろうが、少なくとも今回の漏れ程度では該当しない。
何かを作動させるためのバルブの故障(固着?)とか、タンクの破裂(プロペラント:推進剤タンクの破裂も含む)など、もっと影響が大きい原因で、そのドッグハウス内の複数のスラスターが噴射できない場合を想定している。
更なる問題は、この「設計上の脆弱性」が、過去に見逃されていた点だ。
「ボーイングは、宇宙船の前回の試験飛行や今月初めの初の有人打ち上げの試みの前に、設計上の脆弱性を見逃していた。設計上の問題はNASAの監督審査でも見逃されていた。」
既に、無人機による試験飛行は2回行われ、そのうち1回はISSに接岸&係留している。
支障が出るのは、再突入の際だから問題ないのかもしれないが、サービスモジュールあわや追突事件では、重大なプログラムミスが見逃され、大事故につながる恐れがあったことを忘れるわけにはいかない。
初めての話じゃないのだ。
さらにさらに問題なのは、これで最後じゃないかも知れないということだ。
「非常に遠隔地で発生したケースを見逃しました。他にもケースがあれば、それらも同じように非常に遠隔地のケースに分類されるでしょう。」(NASAの商業乗組員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏:「遠隔地:remote」は、ここでは起こりそうもないことの意)
隣接するドッグハウス内の故障で、再突入に必要な噴射を得られないのではないかという問題は、幸いにも、やや複雑な手順をかませれば解決可能であることが分かった。
やれやれ・・・。
そして、さらにさらにさらに問題なのは、これが本質的かつ長期的な影響を及ぼすかもしれないという懸念だ。
「NASAとボーイングの関係者は、推進システムの新たに発見された設計上の脆弱性に対処するため、長期的なソフトウェアとハードウェアの修正を検討していると述べた。」
「それがスターライナーの運用ミッションのスケジュールにどのような影響を与えるかはまだ明らかではない。」
再度確認しておこう。
この、推進システムの冗長性に関わる問題は、5月6日の打ち上げが中止されたアトラスロケットのリリースバルブの不具合とも、その後に再確認され、結局止まらないまま打ちあげられることになったヘリウム配管(接合部であるフランジ)からの漏れとも関係はない。
調査していく中で、偶然見つけられた懸念すべき事項だ。
つまりだな、何か不具合が起きて初めて、芋蔓式に次々と問題が噴出している。
モグラたたきのような状況だ。
これはつまり、スターライナーがどういう宇宙船かという認識の問題だ。
10年以上の歳月をかけ、B社はろくでもない宇宙船を作っちまったということなわけだ。
可燃性絶縁テープの使用といい、サービスモジュール追突未遂事件のプログラムミスといい(そもそも、アトラスロケットとの時計のずれもあったしな)、とてもとても、宇宙関連事業のエースとは思えない、初歩的なミスを連発している。
固定価格契約のせいにするのは簡単だが、そういうレベルの話じゃない。
商売の神様に媚を売る、企業文化の問題だろう。
民間航空機部門であからさまになっている数々のトラブルとその原因を見るにつけ、バリーウィルモアが言うような無関係な事象とは思えない。
「2022年にスターライナー計画の運営を引き継いだナッピ氏は、ボーイングの審査プロセスの堅牢性については懸念していないと述べた。」
ちっ!、どこが「堅牢」なもんか・・・。
(NASAは、ボーイングのスターライナーの乗員カプセルは推進システムのヘリウム漏れがあっても「現状のまま」安全に飛行できると発表)
https://spaceflightnow.com/2024/05/24/nasa-says-boeings-starliner-crew-capsule-can-safely-fly-as-is-with-propulsion-system-helium-leak/
「問題のシールが折れ曲がっていたか、小さな欠陥があったためヘリウムが漏れてしまった可能性が高い」
NASAとボーイングは、この問題に対処するために、「あんなことやこんなこと」をしたと言っているんだが、浮沈子的印象では、んなことより大事なことを忘れている気がするんだがな。
「シールが折れ曲がっていたか、小さな欠陥があった」ことに、今後どう対処するのか。
今回はごまかせるかもしれないし、次回以降に同様の欠陥によるトラブルが発生しても、「あんなことやこんなこと」をすれば何とかなるということは分かったんだが、その手順は複雑で、今後自動化するためのシステムの改修も必要だろうし、何かを弄ればそこにトラブルの種をまくことにもなりかねない。
ちなみに、記事では「あんなことやこんなこと」の実例が示されている。
「我々はスラスタのベンダーであるボーイング社、そしてNASAのチームと協力し、軌道燃焼を行う冗長な方法を考案した。軌道燃焼を80分間隔で約10分間ずつの2回の燃焼に分割し、4つのRCSスラスタによる軌道離脱燃焼を実現し、元のシステムの能力を取り戻した」
この対応が必要になるのは、帰還の際だ。
軌道上でのクリティカルなタイミングで、状況を分析し、適用を判断し、正確に行う必要がある。
もちろん、OFT-1の際には、サービスモジュールの追突を避けるために、ろくにチェックもしていない制御プログラムの書き換えをリモートで行う荒業を繰り出したB社のことだから、バックアップ手順の適用なんて朝飯前かも知れないけどな。
しかし、それより何より、フランジのシールの欠陥をどーするのか。
米国の宇宙関連の製造基準やチェックの態勢がどうなっているのかについては知らない。
また、フランジのシールが、どんなトラブルを起こしているのかの詳細は分からない。
それは、当該部品を取り外して分解し、徹底して検査したり、材料の分析から製造工程、組み付け手順やその際の例えば締め付けトルク、その後の輸送などの外乱に対する耐性など、広範な検討を含む。
「配管内に極めて有毒な推進剤の痕跡が残っている可能性があるため、カプセルがアトラス 5 に取り付けられたままでは、シールを交換することも、検査することさえできない。スターライナーは、まずケネディ宇宙センターにあるボーイングの処理格納庫に運ばれ、侵襲的な修理が行われる必要があり、これが長い遅延の原因となる。」
今回、それを行わずに、「あんなことやこんなこと」をすれば対応できることが分かったからといって、何も行わずに飛ばしてしまえば、全ては宇宙の闇に消える(サービスモジュールは、再突入の際に切り離されて大気中で燃え尽きる)。
証拠隠滅だな・・・。
「ボーイング社のスターライナープログラムマネージャー、マーク・ナッピ氏は、5月6日の打ち上げ中止には「良い面もあった」と語った。」
「漏れた場所が正確に分かり、根本原因を解明するための作業はすべて完了した。これは今後のシステム改善に役立つだろう」
詳細に触れていないだけで、フランジシールの問題は「今後のシステム改善」に内包されているのかもしれない。
そうあって欲しいし、そうあるべきだろう。
浮沈子は、まだ、他に隠していることがあるに違いないと妄想している。
B社には、上記のモジュール追突を回避する綱渡り的プログラムの書き換えを隠匿しようとした前科があるからな。
信用ならない・・・。
まあいい。
天候が許せば、現地時間6月1日には打ち上げられるだろう。
「もし(予定通り5月6日に)打ち上げていたなら、安全な飛行となり、成功した飛行になっていただろう」(ボーイング社のスターライナープログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏:カッコ内浮沈子補足)
「だが、今日わかっているほど多くのことはわかっていなかっただろう」
物理の神様や商売の神様には疎まれているようだが、スターライナーは幸運の女神に愛され続けている。
いつまでもそうとは限らないからな。
女心と秋の空・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、ボーイングのスターライナーにさらなる問題を発見、だが乗組員の打ち上げは6月1日に予定)
https://arstechnica.com/space/2024/05/nasa-and-boeing-are-getting-comfortable-launching-starliner-with-a-known-leak/
「ヘリウム漏れを修理すると、スターライナーの乗組員の試験飛行が数か月遅れることになる。」(サブタイトルより)
「過去2週間半にわたる徹底的なデータレビューの結果、漏洩の原因は小規模で安定している可能性が高いと結論づけられた。また、これらのレビュー中に、エンジニアらは、たとえ漏洩が悪化したとしても、国際宇宙ステーションへのスターライナーの試験飛行に許容できないリスクを加えることはないだろうという確信も築いた」(NASA)
それは何よりだ。
「しかし、エンジニアらは、スターライナーの推進システムにおけるあり得ない技術的故障の組み合わせ(ボーイングのプログラムマネージャーによると、考えられるすべての故障モードの0.77%を占める)により、ミッション終了時に宇宙船が軌道離脱噴射を実施できない可能性があることも発見」
それは何よりだ。
再突入の2時間前じゃなくて良かったな。
「エンジニアたちがヘリウム漏れの影響を評価していたとき、彼らは設計上の欠陥に遭遇した。その欠陥は、まれに、ミッション終了時に宇宙船がブレーキ操作を行って大気圏に再突入し着陸に向かうことを妨げる可能性がある。」
「状況が悪ければ、隣接する2つのドッグハウス推進ポッドのヘリウムマニホールドが故障し、スターライナーの軌道離脱噴射能力が危険にさらされる可能性」
「これはかなりひどいケースだ。2つのヘリウムマニホールドが別々のドッグハウスで失われ、その後、それらが隣り合っていなければならないのだ」(NASAの商業乗組員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「故障モードの0.77%」がかなりひどいケースかどうかは知らない。
「ドッグハウス」と呼ばれているのは、サービスモジュールの外壁に飛び出している、スラスターを収めたケース(4つあります)のことらしい(未確認)。
隣接する2つが同時に壊れることが珍しいかどうかは考え物だ。
2つが故障するケースは、サービスモジュールを挟んだ反対側同士か、隣接する関係にある場合だけだからな。
上から見て、時計回りに1、2、3、4と番号を振った場合、1&2、2&3、3&4、4&1の4通りの組み合わせが該当するが、対向(向かい合わせ)の場合は1&3、2&4の2通りしかない。
それを、あたかも隣接する方が稀なような言い回しをすること自体が怪しい(そうなのかあ?)。
重要なのは、そういう「表現」の問題ではない。
まず、この故障モードが、今回のヘリウム漏れ(配管のフランジの不具合)とは、何の関係もない話だという点だ。
そりゃあ、ヘリウムの漏出だって、無関係とは言えないだろうが、少なくとも今回の漏れ程度では該当しない。
何かを作動させるためのバルブの故障(固着?)とか、タンクの破裂(プロペラント:推進剤タンクの破裂も含む)など、もっと影響が大きい原因で、そのドッグハウス内の複数のスラスターが噴射できない場合を想定している。
更なる問題は、この「設計上の脆弱性」が、過去に見逃されていた点だ。
「ボーイングは、宇宙船の前回の試験飛行や今月初めの初の有人打ち上げの試みの前に、設計上の脆弱性を見逃していた。設計上の問題はNASAの監督審査でも見逃されていた。」
既に、無人機による試験飛行は2回行われ、そのうち1回はISSに接岸&係留している。
支障が出るのは、再突入の際だから問題ないのかもしれないが、サービスモジュールあわや追突事件では、重大なプログラムミスが見逃され、大事故につながる恐れがあったことを忘れるわけにはいかない。
初めての話じゃないのだ。
さらにさらに問題なのは、これで最後じゃないかも知れないということだ。
「非常に遠隔地で発生したケースを見逃しました。他にもケースがあれば、それらも同じように非常に遠隔地のケースに分類されるでしょう。」(NASAの商業乗組員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏:「遠隔地:remote」は、ここでは起こりそうもないことの意)
隣接するドッグハウス内の故障で、再突入に必要な噴射を得られないのではないかという問題は、幸いにも、やや複雑な手順をかませれば解決可能であることが分かった。
やれやれ・・・。
そして、さらにさらにさらに問題なのは、これが本質的かつ長期的な影響を及ぼすかもしれないという懸念だ。
「NASAとボーイングの関係者は、推進システムの新たに発見された設計上の脆弱性に対処するため、長期的なソフトウェアとハードウェアの修正を検討していると述べた。」
「それがスターライナーの運用ミッションのスケジュールにどのような影響を与えるかはまだ明らかではない。」
再度確認しておこう。
この、推進システムの冗長性に関わる問題は、5月6日の打ち上げが中止されたアトラスロケットのリリースバルブの不具合とも、その後に再確認され、結局止まらないまま打ちあげられることになったヘリウム配管(接合部であるフランジ)からの漏れとも関係はない。
調査していく中で、偶然見つけられた懸念すべき事項だ。
つまりだな、何か不具合が起きて初めて、芋蔓式に次々と問題が噴出している。
モグラたたきのような状況だ。
これはつまり、スターライナーがどういう宇宙船かという認識の問題だ。
10年以上の歳月をかけ、B社はろくでもない宇宙船を作っちまったということなわけだ。
可燃性絶縁テープの使用といい、サービスモジュール追突未遂事件のプログラムミスといい(そもそも、アトラスロケットとの時計のずれもあったしな)、とてもとても、宇宙関連事業のエースとは思えない、初歩的なミスを連発している。
固定価格契約のせいにするのは簡単だが、そういうレベルの話じゃない。
商売の神様に媚を売る、企業文化の問題だろう。
民間航空機部門であからさまになっている数々のトラブルとその原因を見るにつけ、バリーウィルモアが言うような無関係な事象とは思えない。
「2022年にスターライナー計画の運営を引き継いだナッピ氏は、ボーイングの審査プロセスの堅牢性については懸念していないと述べた。」
ちっ!、どこが「堅牢」なもんか・・・。
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