😼欧州大戦争:ウクライナ戦線:核武装再び2025年03月02日 09:49

欧州大戦争:ウクライナ戦線:核武装再び
欧州大戦争:ウクライナ戦線:核武装再び


(米との会談決裂でウクライナに動揺広がる 「核兵器募金」に1日で8300万円)
https://www.sankei.com/article/20250302-BQRFNRMPGZKJXAHOHBFCTJG32E/

「米国の軍事支援停止が現実味を帯びたことを受け、地元実業家が「核(兵器開発)のため」との名目で募金を始めたところ、1日で2300万フリブナ(約8300万円)が集まったという。」

なんと!。

「「核のため」としたのは「冗談だった」と謝罪し、募金はドローン(無人機)や人道支援物資の購入費として寄付すると表明」

なーんだ・・・。

しかし、冗談とは言え、ウクライナが核武装する選択肢が残っていることを示したことに変わりはない。

NATO加盟か核武装か。

ゼレンスキー自身が示した選択肢だ。

米国との関係がぎくしゃくする中で、ウクライナの核兵器への傾斜が進んできているとしても不思議ではない。

が、まあ、実際の話、それはないだろうけど。

浮沈子的には、第5条の発動なんか出来っこないNATO加盟よりは、モスクワに届く弾道ミサイルと共に、数十発の核兵器を持つ方が効果的な抑止力になると見ているんだがな。

少なくとも、トランプが提示したレアアースよりはマシだ。

もちろん、ロシアがそれを許すことはないだろう。

外交的に認めないことはもちろん、実力で排除しに掛かるに違いない。

その際の手段は選ばないだろうから、当然、ウクライナでの核兵器の使用も選択肢となる。

そのリスクを取っても、ウクライナは核兵器所有による安全保障を目指すだろうか?。

米国からの寄付が大きい(2位)というのは意外だ。

やはり、核大国の発想は違うな。

核の傘の幻想を何十年も見続けている我が国に住んでいると、核兵器の所有や実際の行使という話は、どこか浮世離れして聞こえる。

米国では、核兵器は「使われることが想定されている兵器」なんだろう(未確認)。

当然、ロシアにとってもその位置付けは同じだ。

しかも、使用に当たっての閾値は遥かに低い。

ウクライナによるクルスク侵攻で、核兵器が使用されるリスクは高まったけど、最近は占領地も相当縮小してきたからな。

(交渉材料を巡る戦い、ウクライナ軍はクルスク州の占領地を失う状況が続く)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/fighting-for-bargaining-chips-sees-ukrainian-forces-losing-territory-in-kursk-oblast/

「ロシア軍がウクライナ軍をクルスクから追い出す取り組みを強化している」(RYBAR)

「ロシア軍がスームィ州国境付近まで前進した」(DEEP STATE)

ISW(戦争研究所)の地図で見ても、最大版図の半分以下になっちまったことは明らかだ(画像参照)。

この分で行くと、夏までには更に減っちまうだろうな。

浮沈子の妄想では、この地で秘密裏に開発した核で爆発を起こし、ロシアを恫喝するはずだったんだが、その可能性は消えた(そうなのかあ?)。

ウクライナ紛争の教訓は、核を手放してはならないということだ(そういうことかあ?)。

そして、トランプ2.0においては、米国の核の傘が当てにならないということも。

ドイツは、フランスが提供する核の傘の下に入ることを以前から検討しているけど、いよいよ現実の問題になってきている。

縮退する米国の影響力を考慮し、さらに地政学的状況を勘案すれば、我が国においても核武装による安全保障の確保は真に現実的な選択肢だろう。

それは、米国にとっても北東アジアにおける抑止力を高める点で、必ずしも否定される選択肢ではないかも知れない(未確認)。

まあ、どうでもいいんですが。

確認しておこう。

ウクライナには核兵器で再武装する十分な動機がある。

瓢箪から駒が出ると言うが、冗談から核が出るかもな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(日本の核武装が「どう考えても無理」な具体的根拠)
https://toyokeizai.net/articles/-/828411?

「中国や北朝鮮にアメリカ本土を攻撃できる能力があれば、アメリカが自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ません。自国で核を保有するのか、しないのか。それ以外に選択肢はない」(エマニュエル・トッド)

「アメリカが絶対に核を日本に持たせたくないからです。日本はかつてアメリカと戦争をした国ですから、持たせるはずがないのです。何十年経とうと、アングロ・サクソンという民族は、戦争で敵対した記憶を絶対に忘れないのです。」(佐藤優)

「いま日本では『核シェアリング』が議論されていると聞いています。しかし、『核共有』という概念は完全にナンセンスです」と述べ、さらに、「『核の傘』も幻想です。使用すれば自国も核攻撃を受けるリスクのある核兵器は、原理的に他国のためには使えないからです」エマニュエル・トッド)

「私はこの非核三原則には意味がないと考えています。なぜなら、アメリカは、アメリカの艦船が核兵器を搭載しているか否かについてはいっさい発言しません。核兵器を持ち込んでいてもノーコメントですし、持ち込んでいなくてもノーコメントなのです。」(佐藤優)

うーん、やっぱ核武装はだめかあ・・・。

「アメリカのように、ネバダ砂漠やアリゾナ州のような広大な無人地域があったり、ロシアのように広大なシベリアがあるなど、国土が広くないと、地上に核基地は置けない」(佐藤優:以下同じ)

「原子力潜水艦の技術はどの国も提供してはくれませんから、日本で自力開発するしかありません。それには10年ほどの時間と莫大な資金が必要になる。つまりは、ハードルが多過ぎるのです。」

「原潜とほぼ同じ性能で、1年中、水中に潜っていられるそうりゅう型の潜水艦を三菱重工と川崎重工でつくっている状況」

そんなら、そうりゅう型潜水艦に搭載すればいいだけの話だと思うんだがな。

まあいい。

米国が我が国に核保有を認めないだろうということ、極秘裏に開発したとしても核実験ができそうもないことは分かった。

つまり、米国が認めて開発済みの核弾頭をくれれば、自国の潜水艦に積んで自前の核抑止力を所有できるわけだ。

英国も似たようなことをやっているけど、核弾頭と原潜は自前だ(ミサイルは米国から購入?)。

オーストラリアは原潜を所有すると言われているし、インド太平洋地域における中国の台頭にどう対抗するかというグランドデザインの中で、我が国の核保有が実現するかどうかはビミョーだ。

やっぱ、トランプ(バンスかあ?)のディールの材料にされて、中国に売り渡されちまうんだろうな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(「米国が軍事支援停止検討」 米報道 会談決裂でウクライナに暗雲)
https://mainichi.jp/articles/20250302/k00/00m/030/127000c

「米紙ワシントン・ポストは、米政権が会談の決裂を受けて、ウクライナへの軍事支援の停止を検討していると報じた。」

実際に、バイデンが承認した軍事支援を止めることはないだろう。

が、トランプが新たに追加承認するかどうかはビミョーだ。

「米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、当局者や専門家は、ウクライナは米国の支援がなくても少なくとも数カ月は現在の戦闘能力を維持できる可能性が高いとみている。」

やっぱ、夏が勝負だろうな。

しかしその間も、戦闘の質や量の低下は、米国が提供するロシア軍の動向に関する情報の欠如によって避けがたいものになるだろう。

スターリンクの有無も影響が大きい。

トランプが完全にウクライナを見捨てたりすれば、当然ウクライナのスターリンク接続は遮断される。

(米 “鉱物資源権益協議 ウクライナのスターリンク遮断言及か”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250222/k10014730431000.html

「合意に至らなければ、インターネット接続サービス「スターリンク」を遮断する可能性」

首脳会談の決裂を受けて、米国がどう出るかに注目が集まっている。

ゼレンスキーは、停戦を急ぐトランプの足元を見透かしたような態度だからな(そうなのかあ?)。

このチキンレースがどうなるかは分からない。

トランプは、ウクライナを事実上無視して、プーチンとの関係改善を進めるだろう。

このままだとゼレンスキーは、徒手空拳でプーチンと対決せざるを得ない。

米国の支援なく、ロシアと戦闘を継続することが出来る期間は数か月だ。

そして、その間も戦闘の質と量は制限され続ける。

ムリポだ・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(日本はもう「トランプのアメリカ」には頼れない…ヴァンス副大統領演説の衝撃と、いよいよ始まる「新たな戦前」)
https://gendai.media/articles/-/147815

「ヴァンスのスピーチが周辺国に大きな衝撃を与えたのは、彼が「政治的ただしさ」をものともしない毒舌だったから……ではない。」

「アメリカの同盟国の人びとのなかに大なり小なりあった“アメリカへの甘え”を見透かすような、いわば図星を突くような内容だったからだ。」

この記事は、なかなか刺さるものがある。

我が国の核武装、米国撤退後の安全保障について、改めて考えさせられる。

「私は日本が軍事大国になってほしいとか核保有国になってほしいとか強く願うことはこれまでなかったし、その思いはこれからも変わらない。多くの日本人も同じ思いのはずだ。」

「だが、われわれ日本人が望むと望まざるとにかかわらず「最悪の場合、アメリカがそういう大役(汚れ役)を代わりにやってくれるだろう」という期待があったからこそ、真剣に考えずに済んでいた側面があったことは否定できない。」

「ウクライナの惨状は「あれこれ綺麗事を言ったところで、結局は核兵器なしで覇権国家から独立を守ることは難しい」という、核のない平和な世界を望む世界中の人々にとって身も蓋もない残念な教訓を示してしまったようにも見える。」

しかしなあ、人類はそこまで愚かなんだろうか?。

ドンパチと、ドンパチを前提とした恫喝に依存したパワーオブバランスの上でしか生きられないというのは、いかにも、いかにも情けない気がする。

「アメリカ人はそういう「アメリカのケツ持ちありきで綺麗事を語り、理想論ばかりの政治に奔走する国」にいい加減ウンザリしているのだろう」

やれやれ・・・。

米国無き世界に向けて、我が国も準備を進める必要がある気がするんだがな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(態度改善か大統領辞任を、ゼレンスキー氏に米議長らが圧力)
https://jp.reuters.com/markets/commodities/ZTXVOMNDEVKRDGS4NYCIG5WGHY-2025-03-03/

「相手を侮辱し、敵対していては交渉のテーブルに着かせることはできない」(ルビオ米国務長官)

まあ、それはそうだろうな。

仮にプーチンと交渉のテーブルに着いたとしても、相手を人殺し盗人犯罪者人非人呼ばわりするようでは、たとえそれが事実であったとしても停戦成立はおぼつかないだろう。

ゼレンスキーがその立場にないことは、良し悪しは別にして、誰の目にも明らかだ。

「われわれと交渉し、最終的にロシアと交渉して戦争を終結させられるリーダーが必要だ」(ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当))

ひょっとすると、鉱物資源(レアアースその他ありとあらゆるウクライナの金目になりそうな資源全部!)の取引は、「こいつをプーチンとの交渉の場に出していいかどうか」を見極めるための踏み絵だったのかも知れない。

ゼレンスキーは、踏まなかった。

トランプ政権は、これ以上の交渉は困難だと見ている。

「(ウクライナに)和平の準備ができれば、われわれは再び関与する用意がある」(ルビオ米国務長官)

節を屈せばウクライナ国民に見放され、筋を通せば米国に見放される。

「首脳会談決裂後、ゼレンスキー氏やウクライナのシビハ外相とは話していない」(同上)

トランプ政権がゼレンスキー政権を切り捨てるのは時間の問題だ(もう、切っちゃったかも!)。

時間か・・・。

ウクライナに残された時間は少ない。

選挙をやるなら、すぐにでも始めないとな・・・。