あれっ?、な話2016年05月03日 00:52

あれっ?、な話


お世話になっている大井町のダイビングショップ(PADIで、ダイブマスターからインストラクターまで取りました)。

そのホームページを見ていたら、新しいコースの紹介が出ている。

(テックダイビング)
http://www.scubapro-shop.co.jp/tech#

「現在開催可能なコース:テック40、テック45、テック50」

まあ、これはどうでもいいんですが(オープンサーキットのコースなんで)。

問題は次だ。

「その他開催可能コース」

「・サイトマウント(←もちろん、サイ「ド」マウントの誤り)
・テックサイドマウント
・リブリーザー
・アドバンスド・リブリーザー」

あれっ?。

クリックしても、テックダイビングのトップにしか行かない。

ここのショップのホームページは、社長の方針で、全てを表示しないことになっている(直接聞いたので間違いありません)。

お店に行って、相談をして、濃密なコミュニケーションを取って、顧客の個別の状況に応じて情報を提供するという方針だ。

ダイビングというリスキーなレジャーを売る以上、そういう慎重な態度は好ましいと思う反面、餌だけちらつかせて食いつくのを待つようで、ネットジャンキーダイバーとしては、いささか欲求不満になるな。

浮沈子は、そんなこともあって、大井町のフィットネスに切り替えたわけで、ジェクサーを含めた施設的には、正しい営業方針と言えるかもしれない。

まあ、それとこれとは、話が違うということもある。

ミスプリとリンク切れについては、厳しく指摘しておこう!。

とはいえ、形だけでもリブリーザーコース、アドバンスド・リブリーザーコースがホームページ上に出たということは、浮沈子的にも喜ばしい限りだ。

早く、CCRインストラクターになって、お手伝いさせていただきたいもんだな。

って、サボってるのは浮沈子の方なんだがな。

ディープとエンリッチのSPIの課題もまだやってないしな。

インストラクションのフルアシストもまだだしな。

前条件がクリアできていない。

テックサイドマウントも、途中で中断している。

ホームページのあら捜ししている場合ではない。

それにしても、項目だけ出すというのはいかがなものか。

体験ダイビングの欄にも、CCRの話は出てこない。

浮沈子は、雑誌に出ていた体験ダイビングの広告を見て、このショップのお客さんになったわけで、媒体へのワンポイントの露出だけでは、CCRの顧客は問い合わせさえできないに違いない。

都市型ショップと現地サービス(富戸)との連携で、手軽にダイビングを楽しめる環境を設えているんだが、残念ながら富戸ではCCRは潜れない。

熱海とか、山越えして西伊豆まで足を延ばす必要がある。

何か所か、潜れる場所はあるので、講習等で不自由することはない。

富戸で潜れると一番なんだがな。

いずれにしても、メニューに登場したということで、いよいよ関心のあるダイバーが殺到(?)することになるだろう(希望的観測)。

そうすれば、浮沈子のサポート実績も上がるし、インストラクターへの道のりも、ぐっと近づくわけだ(自己中心的)。

みんな、サイドマウントには興味があるようなんだがな(一部スタッフと、コアなメンバー中心)。

ホリスのSMS50が生産中止になり、浮沈子の器材が狙われているという噂も。

うーん、一部スタッフはXディープにしたらしいが、レーザーがいいという話もあるし。

まだ、迷ってるんだがな。

せっかく持っているSMS75で、十分じゃんという現実的な話もあるしな。

サイドマウント用に組んでもらうレギュレーターの見積もりも、そのままになっている。

Sプロか、エイペックスか。

それが問題だ・・・。

ああ、いろいろな課題が、再び眼前を乱舞する。

決めてしまえば、それでいいんだが、決めるまでが悩ましい。

つーか、それが楽しいのだ。

器材を選ぶというのは、ダイビングの重要な楽しみの一つである。

次に楽しいのが、選んだ器材を弄ってベストなコンフィギュレーションを探る時だな。

ああでもない、こうでもないという時が、最高に楽しい(えーと、サイドマウントとか、CCRでの話です)。

バッチリ決まったコンフィギュレーションで、快適に潜れるようになると、ちょっと楽しみは減ってしまう(ヘンタイなので)。

自作パソコンを組んでいた頃も、OSさえ入れることなく、BIOSで終わってたしな・・・。

まあいい。

そうしたら、次の器材を物色するか、ダイビングのレベルアップに励めばいいのだ。

暫くは、このままの仕様で潜ろうかな。

レギュレーターは、決めなくてはならない。

金額的には、どちらでも大差ないので、ヘッドが重くなるのを嫌ってSプロでいくか、伝統を重んじてエイペックスの重さを採るか。

トリム命のサイドマウントでは、その違いは大きいだろう。

バランスをとるための方策は2つ。

ウエイトをボトムに置いてトリムを取り、全体の浮力を上げるか、ヘッドの浮力を何らかの方法で増やすか。

ヘッド周りだけ浮力を増やすというのは通常では困難なので、現実的にはヘッドが重い分、ボトム側のウエイトを増やして、トータルの浮力を上げるということになる。

不利な状況だな。

バルブ周りは軽い方がいい。

結論は、とっくに出ているわけだ・・・。

ああ、でも、エイペックス欲しいな・・・(呪縛から抜け出せない浮沈子)。

さらに、BCやハーネスに至っては、イントラの自作もの(!)から、10万円オーバーのものまで、選択肢は豊富だ(ホリスは、なぜSMS50の生産を止めてしまったんだろう?)。

ハーネスとブラダーが分離しているタイプは、着こなしが難しいと聞いている。

まあ、そうだろうな。

ハーネスを決め、ブラダーを決め、ウエイトを決めて、マウント位置とかを調製して、ベストバランスを追求するわけだ。

最もストレスなくホリゾンタルが取れて、視界やフィンキックにも支障なく、安定したトリムを確立するまでは、時間がかかるだろう。

適切なアドバイスをもらえるインストラクターの指導がなければ、いたずらに時間を消費してしまう・・・。

レーザーなんて、メーカー公認のインストラクターを設定しているくらいだもんな。

なんちゃってサイドマウントが多い昨今、ストリームラインの解釈も、進化しているようだ。

ここは一つ、流行に乗って、レーザーで決めてみようか・・・。

って、そういう話じゃなかったような気がするんだがな。

そうそう、Sプロ大井町店のホームページに、テックダイビングのページが新設されたという話だった。

厳密にいえば、オープンサーキットの3種類だけがテクニカルダイビングのコースで、サイドマウントも、テックサイドマウントも(ここ、重要です)、リブリーザーもアドバンスド・リブリーザーもテクニカルダイビングではない。

だから、このページに張り付けておくというのは、適切ではないのだ(突っ込みばかりで、済みません!)。

この間書いたように、PADIの思想は、器材ではなく、ダイビングの内容で区分するという、ごく当たり前の考え方に依っている。

他の指導団体や、一部のメーカー(タイプRなんて出さないとこ)は、レクリエーショナルレベルでのサイドマウントやCCRなんて有り得ないという、器材オリエンテッドな思想に立っている。

ややっこしい器材を扱うには、それなりのトレーニングを受けて、十全に機能を発揮させるべきで、一部をオミットした欠陥商品(!)を使わせるなどはもっての外!!。

まあ、Sプロ大井町店は、PADIのコースで教えてくれるお店なので、当然、レクリエーショナルレベルのダイビングとしてサイドマウントやCCRも対応してくれる(じゃあ、なんでテックダイビングのページに掲載してんのお?)。

というわけで、明日にでも、その点を併せて伝えておこう。

うーん、PADIのテックレックの思想は、やはり今までのテクニカルダイビングの考え方とは違うような感じだな。

「テックダイビングって何?
オープンウォーターコースでダイビングの基礎を学んだら、早速アドベンチャーの世界へGO!
ボートダイビングやナイトダイビング、30mまでのディープダイビングなどなど、ダイビングの様々な遊び方をインストラクターが楽しく伝授します!」

あれっ?、これって、アドベンチャーダイビングというか、スペシャルティというか、内容的にテックダイビングじゃないじゃん!?。

ああ、またまた突っ込みどころが・・・。

ついでに、トップの横長の写真の右側のダイバーは浮沈子である。

もう、滅茶苦茶なコンフィギュレーションになってしまっていて、お恥ずかしい限りだが、テックサイドマウント講習中の写真で、ジタバタしながら潜っているところなので勘弁してほしい(いーや、勘弁ならねえ!)。

もっと、いい状態での写真が入手出来たら、差し替えてもらお・・・。

スカパー打ち上げ決まる2016年05月03日 03:04

スカパー打ち上げ決まる


この一月ほどの間に、何回か予定が変更されていたスカパー14号機の打ち上げが、ほぼ決まったようだ。

(Static fire complete・・・)
https://twitter.com/SpaceX/status/726932435569508352

「Static fire complete, teams reviewing data. Falcon 9 launch of JCSAT-14 communications satellite targeting May 5 at 1:21am ET」

今のところは、順調にいっているようだな(スタティック・ファイアのデータチェック中)。

(JCSAT-14)
https://spacexstats.com/missions/jcsat-14

「・Launch (UTC):5:21:00AM May 5, 2016
・Launch of the Year:4th
・Vehicle:Falcon 9 v1.2
・Destination:Geostationary Transfer Orbit
・Launch Site:SLC-40, Cape Canaveral, Florida」

日本時間では、5日の午後2時21分ということになる。

どうやら、ドローン船への着陸にもチャレンジするようだ。

静止軌道への打ち上げでは、まだ成功していないわけで、キンキンに冷やして体積を小さくした燃料や酸化剤を、パツンパツンに詰め込んで、何とか成功させてもらいたいもんだな。

スペースXのホームページには、とんでもない記事が載っている。

(Capabilities & Services)
http://www.spacex.com/about/capabilities

「価格:ファルコン9:ファルコンヘビー
・2018年打ち上げの標準プラン:6200万ドル(66億円強)静止トランスファ軌道に5.5メトリックトン:9000万ドル(96億円弱)静止トランスファ軌道に8.0メトリックトン」(為替は本日時点)

まあ、ここはいいんだが、問題は次だ。

「軌道:最大能力(ファルコン9):細大能力(ファルコンヘビー)
・地球低軌道:22.8トン:54.4トン
・静止トランスファ軌道:8.3トン:22.2トン
・火星:4.02トン:13.6トン」

かっ、火星かよ!?。

まあ、価格は要応談というところか・・・。

スゴイ時代になったものである。

民間企業のサービスメニューに、火星に荷物を届けるというのが載っているわけだ。

そのうち、クロネコヤマトとかのメニューにも載るんだろうな。

宅急便で、1kgいくらとかな・・・。

21世紀を、肌で感じる瞬間である。

スカパーの打ち上げについては、明後日には、結果が出る(予定ですが)。

今月中には、もう1回打ち上げがスケジュールされている。

(Eutelsat 117W B & ABS-2A)
https://spacexstats.com/missions/eutelsat-117w-b-abs-2a

「This will be SpaceX's second dual communications satellite launch, of Eutelsat 115W B & ABS-2A. The Boeing-built satellites will use solar electric propulsion for weight savings just like the previous Eutelsat/ABS dual launch.」

「・12:00:00AM May 27, 2016
・5th
・Falcon 9 v1.2
・Geostationary Transfer Orbit
・SLC-40, Cape Canaveral, Florida」

ボーイングが作った全電気衛星を2機一緒に打ち上げる。

これも、洋上回収にチャレンジするんだろう。

その後も、打ち上げ予定が目白押しに組まれている。

三菱は、指を咥えて眺めるだけしかない。

潜水艦も取れなかったしな。

大赤字垂れ流した造船部門もあるしな。

新おがさわら丸だけじゃあ、仕方ないしな。

食えない話というか、文字通りだな・・・。

三菱自動車の支援どころじゃないんじゃね?(まあ、重工自体は儲かってるようですが)。

来週辺りが、決算の発表だろう。

(〔決算〕三菱重工、16年3月期経常益を下方修正=三菱自の業績反映)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042700817&g=eco

「持ち分法適用会社である三菱自動車が27日発表した16年3月期連結決算で純利益が従来の予想よりも下がったため、持ち分比率に応じて三菱重工の業績に反映させた。」

「経常利益を2725億円(従来予想2745億円)、純利益を640億円(同660億円)にそれぞれ下方修正」

それでも、儲けは出ている。

そういう仕組みになってるわけか。

国策会社は潰せないしな。

米国だって、スペースXが一人勝ちして、ボーイングやほかの会社が立ち行かなくなる可能性だってある。

規模の問題もあって、1社で需要を賄いきれないわけだから、潰れることはないだろうが、統合とかはされるかもしれない。

価格戦争を仕掛けたイーロンマスクが、いよいよ本気で取りに来るわけだ。

ファルコンヘビーが成功し、ブースターのリユースが可能になれば、重量級静止衛星の分野でも価格破壊が起こる。

アリアンも、うかうかしていられなくなる。

おまけに、次は火星だとよ・・・。

NASAの探査機を積み込んで、周回軌道に入れたり、着陸させたりするようになるわけだな。

もう、スペース・ローンチ・システムだって、どうなるか分からない。

開発打ち切りになり、オリオン宇宙船は、ファルコンヘビーで打ち上げられるようになるかも知れない。

明日のことは、最早、誰にも予想できない。

トランプ大統領になったら、宇宙開発どころではないだろう(金儲けにはならんしな)。

利に聡いボーイングなんか、さっさと打ち上げ部門から撤退するかもしれない。

それが、宇宙ビジネスというものだ。

金の切れ目が縁の切れ目。

スペースXの一人勝ちが、いいのかどうか。

最近、そのことが気になりだしているんだがな・・・。