スペースX打ち上げ予定 ― 2017年01月20日 00:01
スペースX打ち上げ予定
暫定ではあるようだが、打ち上げ予定のいくつかが上がっている(2月まで)。
(SpaceX is about to get real busy: EchoStar and NASA on deck)
http://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-schedule-echostar-nasa-mission-next/
「The next scheduled launch for Falcon 9 has been tentatively set for January 26 th from Cape Canaveral, Florida.」
「EchoStar 23」
「NASA also has another ISS cargo mission on the books with SpaceX, currently scheduled for February 8 th .」
「SES-10 no earlier than (NET) February 22, 2017.」
ちょっと分かり辛いな。
・1月26日:エコースター23
・2月8日:ISS輸送ミッション
・2月22日以降:SESー10
順番的にSESー10が最初に来ているのは、この打ち上げが昨年4月に行われた回収ロケットの再使用になるから?。
初の、再使用ロケット(1段目)による打ち上げとなる。
また、生中継をネットで見なくっちゃな。
ファルコン9の再使用ロケットの打ち上げによるコストダウンが、ただのハッタリに終わるのか、宇宙開発史の新たなページを開くことになるのか。
弾道飛行するロケットは、ブルーオリジンが既に再使用に成功している。
高度100kmまで打ち上げて、そのまま降りてきて着陸する。
それを、確か4回くらい成功させていたはずだ(未確認)。
JAXAでは、能代のロケットの発展型を模索しているようだが、とっくに実現してしまっている。
まあいい。
そういう弾道飛行観光用ロケットや観測ロケットではなく、ファルコン・ヘビーになれば、地球低軌道に50トンもの衛星を打ち上げるようになるブースターを、いよいよ再使用する段階に来た。
1段目の回収が成功するのは当たり前、見飽きたとは言わないが、それ自体は見世物的価値を失い始めている。
この前のイリジウムの時は、初めてロケット搭載カメラで生中継してたけどな。
それだけ、自信があるということなんだろう。
次は、いよいよ本番というか、その1段目の再使用ということになる。
整備コストがどれ程なのか、実際にどのくらいの部品を交換しなければならなかったのか、全ては謎のままだ(企業秘密・・・)。
初の再使用なので、慎重を期して、実は全部取り替えているのかもしれない(未調査)。
そりゃないだろう!?。
煤けた外観だけ使って、中身は新品だったりしたら、目も当てられないな。
そこは一つ、気前よく公表してもらいたいものだ。
それが、顧客との信頼を築くことになる。
まあ、当然、顧客には説明してるんだろうな。
「実は、中身は全部新品だから、大丈夫ですよ!。」
もちろん、守秘義務があるので、衛星側から漏れることはない・・・。
値引きもしているようだが、それは秘密を守ってもらうためのインセンティブを与えるに過ぎない・・・。
「SES previously confirmed that it received a discount for being the first customer to fly on a refurbished rocket.」
(リファービッシュ【refurbish】 の意味)
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/270246/meaning/m0u/
「《磨き直すの意》初期不良品や中古品を、製造元が修理・整備して販売すること。リファビッシュ。リハービッシュ。「リファービッシュ品」」
クルマでいえば、認定中古車のようなもんか。
たぶん、それよりも、新品に近いだろう。
機能的には、新品と同じレベルにする必要がある。
ロケットだからな。
性能が劣ってしまっては、打ち上げすらできない。
スペースXが目指しているのは、現代の旅客機のように、着陸して燃料補給したらすぐに飛べるようにすることだからな。
実際には、30回くらいの再使用を目論んでいるようだ。
しかし、それではコスト削減としては不十分だろう。
能代のロケットが目指しているように、機体は1000回くらい、エンジンは100回くらい使えなければ、本格的なコストの削減は無理だ。
ファルコン9の場合、エンジンは9個付いているので、不良品だけ交換するということも出来るかもしれない。
効率的な検査とエンジン交換が行えれば、全とっかえせずに、部分的な交換も可能かもしれない。
回収した機体の検査は、これまでの回収実績の中で、慎重に行われてきたと見るべきだろう。
満を持しての初再使用となる。
ドキドキ・・・。
例によって、浮沈子は歴史的瞬間をこの目で見届けたいだけであって、何かが起こることを期待などはしていない(ホントだって!)。
発射台の上で吹っ飛ぶか、マックスQの段階で木っ端微塵になるか、2段目の点火とともに消えてなくなるか(2段目は、新品だけどな)。
1段目のMECO(メインエンジンカットオフ)が上手くいかなければ、2段目に追突することだってあり得るしな。
さらに、再使用した1段目を、再度回収するという手順がある。
繰り返し使用するには、繰り返し回収できなければならない。
ドローン船に激突して、船もろとも海の藻屑と消えるかもしれない(だから、期待してるわけじゃないって!)。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろ(期待を込めて?)書いているが、再使用ロケットの打ち上げについては、実はあまり心配していない。
時間をかけてじっくり検査もできるし、適切な整備を行えば、ロケット自体は特殊なものではない。
エンジンも、カリカリに性能を追求しているわけではなく、まあ、キンキンに冷えた燃料のトラブルさえなければ、ごくごく保守的な枯れた技術を使っている手堅いエンジンだ。
マーリン1Dになってからは、エンジン関係のトラブルは聞かない(ホントは、あるかも)。
有人飛行の際も、再使用ロケットを使うんだろうか?。
今年は、無人でドラゴン2を飛ばすだけだが、さすがに新品を使うだろうな。
新品のエンジンも、単体や組み付け後に燃焼試験を行っている。
打ち上げ前にも、試験噴射するしな。
その意味では、新品といえども、火が入っているわけだ。
ファルコン・ヘビーが飛ぶようになれば、同時に3機の1段目が着陸するところを見られることになる。
本体両側のブースターが、どういう手順で切り離され、本来の1段目(物は、両側のブースターと同じ?)が、今までと同じように回収されるのかは分からない。
3本くっ付いたまま、2段目を先に切り離すようなことはしないと思うけどな。
(Falcon Heavy | Flight Animation)
https://www.youtube.com/watch?v=4Ca6x4QbpoM
このアニメは、2年前の公開だからな。
実際にどうなるかは、分からない。
気になる2段目の回収の話は、どこにも出てこないしな。
2段目の回収は、かなり難易度が高いんだろう。
回収しても、高価なエンジンは1機しか手に入らないしな。
ペイロードの重量削ってまで余分な燃料積んで、それだけの見返りがあるのかどうか。
現実的には、何か上手い方法を考えないと難しいだろう。
投入する軌道によっては、2段目自身が衛星になっているしな(未確認)。
いずれにしても、まずは1段目の再使用に期待だ。
だから、成功する方に期待だってば・・・。
暫定ではあるようだが、打ち上げ予定のいくつかが上がっている(2月まで)。
(SpaceX is about to get real busy: EchoStar and NASA on deck)
http://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-schedule-echostar-nasa-mission-next/
「The next scheduled launch for Falcon 9 has been tentatively set for January 26 th from Cape Canaveral, Florida.」
「EchoStar 23」
「NASA also has another ISS cargo mission on the books with SpaceX, currently scheduled for February 8 th .」
「SES-10 no earlier than (NET) February 22, 2017.」
ちょっと分かり辛いな。
・1月26日:エコースター23
・2月8日:ISS輸送ミッション
・2月22日以降:SESー10
順番的にSESー10が最初に来ているのは、この打ち上げが昨年4月に行われた回収ロケットの再使用になるから?。
初の、再使用ロケット(1段目)による打ち上げとなる。
また、生中継をネットで見なくっちゃな。
ファルコン9の再使用ロケットの打ち上げによるコストダウンが、ただのハッタリに終わるのか、宇宙開発史の新たなページを開くことになるのか。
弾道飛行するロケットは、ブルーオリジンが既に再使用に成功している。
高度100kmまで打ち上げて、そのまま降りてきて着陸する。
それを、確か4回くらい成功させていたはずだ(未確認)。
JAXAでは、能代のロケットの発展型を模索しているようだが、とっくに実現してしまっている。
まあいい。
そういう弾道飛行観光用ロケットや観測ロケットではなく、ファルコン・ヘビーになれば、地球低軌道に50トンもの衛星を打ち上げるようになるブースターを、いよいよ再使用する段階に来た。
1段目の回収が成功するのは当たり前、見飽きたとは言わないが、それ自体は見世物的価値を失い始めている。
この前のイリジウムの時は、初めてロケット搭載カメラで生中継してたけどな。
それだけ、自信があるということなんだろう。
次は、いよいよ本番というか、その1段目の再使用ということになる。
整備コストがどれ程なのか、実際にどのくらいの部品を交換しなければならなかったのか、全ては謎のままだ(企業秘密・・・)。
初の再使用なので、慎重を期して、実は全部取り替えているのかもしれない(未調査)。
そりゃないだろう!?。
煤けた外観だけ使って、中身は新品だったりしたら、目も当てられないな。
そこは一つ、気前よく公表してもらいたいものだ。
それが、顧客との信頼を築くことになる。
まあ、当然、顧客には説明してるんだろうな。
「実は、中身は全部新品だから、大丈夫ですよ!。」
もちろん、守秘義務があるので、衛星側から漏れることはない・・・。
値引きもしているようだが、それは秘密を守ってもらうためのインセンティブを与えるに過ぎない・・・。
「SES previously confirmed that it received a discount for being the first customer to fly on a refurbished rocket.」
(リファービッシュ【refurbish】 の意味)
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/270246/meaning/m0u/
「《磨き直すの意》初期不良品や中古品を、製造元が修理・整備して販売すること。リファビッシュ。リハービッシュ。「リファービッシュ品」」
クルマでいえば、認定中古車のようなもんか。
たぶん、それよりも、新品に近いだろう。
機能的には、新品と同じレベルにする必要がある。
ロケットだからな。
性能が劣ってしまっては、打ち上げすらできない。
スペースXが目指しているのは、現代の旅客機のように、着陸して燃料補給したらすぐに飛べるようにすることだからな。
実際には、30回くらいの再使用を目論んでいるようだ。
しかし、それではコスト削減としては不十分だろう。
能代のロケットが目指しているように、機体は1000回くらい、エンジンは100回くらい使えなければ、本格的なコストの削減は無理だ。
ファルコン9の場合、エンジンは9個付いているので、不良品だけ交換するということも出来るかもしれない。
効率的な検査とエンジン交換が行えれば、全とっかえせずに、部分的な交換も可能かもしれない。
回収した機体の検査は、これまでの回収実績の中で、慎重に行われてきたと見るべきだろう。
満を持しての初再使用となる。
ドキドキ・・・。
例によって、浮沈子は歴史的瞬間をこの目で見届けたいだけであって、何かが起こることを期待などはしていない(ホントだって!)。
発射台の上で吹っ飛ぶか、マックスQの段階で木っ端微塵になるか、2段目の点火とともに消えてなくなるか(2段目は、新品だけどな)。
1段目のMECO(メインエンジンカットオフ)が上手くいかなければ、2段目に追突することだってあり得るしな。
さらに、再使用した1段目を、再度回収するという手順がある。
繰り返し使用するには、繰り返し回収できなければならない。
ドローン船に激突して、船もろとも海の藻屑と消えるかもしれない(だから、期待してるわけじゃないって!)。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろ(期待を込めて?)書いているが、再使用ロケットの打ち上げについては、実はあまり心配していない。
時間をかけてじっくり検査もできるし、適切な整備を行えば、ロケット自体は特殊なものではない。
エンジンも、カリカリに性能を追求しているわけではなく、まあ、キンキンに冷えた燃料のトラブルさえなければ、ごくごく保守的な枯れた技術を使っている手堅いエンジンだ。
マーリン1Dになってからは、エンジン関係のトラブルは聞かない(ホントは、あるかも)。
有人飛行の際も、再使用ロケットを使うんだろうか?。
今年は、無人でドラゴン2を飛ばすだけだが、さすがに新品を使うだろうな。
新品のエンジンも、単体や組み付け後に燃焼試験を行っている。
打ち上げ前にも、試験噴射するしな。
その意味では、新品といえども、火が入っているわけだ。
ファルコン・ヘビーが飛ぶようになれば、同時に3機の1段目が着陸するところを見られることになる。
本体両側のブースターが、どういう手順で切り離され、本来の1段目(物は、両側のブースターと同じ?)が、今までと同じように回収されるのかは分からない。
3本くっ付いたまま、2段目を先に切り離すようなことはしないと思うけどな。
(Falcon Heavy | Flight Animation)
https://www.youtube.com/watch?v=4Ca6x4QbpoM
このアニメは、2年前の公開だからな。
実際にどうなるかは、分からない。
気になる2段目の回収の話は、どこにも出てこないしな。
2段目の回収は、かなり難易度が高いんだろう。
回収しても、高価なエンジンは1機しか手に入らないしな。
ペイロードの重量削ってまで余分な燃料積んで、それだけの見返りがあるのかどうか。
現実的には、何か上手い方法を考えないと難しいだろう。
投入する軌道によっては、2段目自身が衛星になっているしな(未確認)。
いずれにしても、まずは1段目の再使用に期待だ。
だから、成功する方に期待だってば・・・。
スペースX危うし? ― 2017年01月20日 13:14
スペースX危うし?
ブログネタを拾うサイトの一つで、考えさせられる記事が出ていた。
(「ファルコン9」打ち上げ成功の裏で、イーロン・マスクが直面する現実)
http://response.jp/article/2017/01/19/288778.html
「昨年9月の失敗を乗り越え、たどり着いた成功にもかかわらず、影を落とす財政的な問題。さらには、マスク氏の長期的計画の実現可能性や、人を火星に送るビジョンに対する疑問が、米メディアで報道されている。」
荒唐無稽、途方もない計画に対して、現実の方がなかなか追いつかないというのは当然だろう。
「スペースXが2015年にロケット爆発で2億6000万ドルの損失を出し、売上高は6%減の9億4500万ドルとなった」
「2024年までに火星に人を送るというマスク氏の計画は、実現可能なものなのか。」
「2017年の現在に至っても、スペースXのロケットによる有人飛行は未だ実現していない。」
「相次ぐロケットの機能不全で、同社の宇宙ビジネスのイメージは説得力を失う恐れがある。」
まあ、元々、説得力があるとは思えないけどな。
「2015年の爆発や一連の遅延は、収益低下、4億ドルの年間損失をもたらした。」
「同社には2015年末に13億ドルの現金が残っていたが、投資した金額よりも少なくなってしまった。」
「2025年までに300億ドル以上の収益と4000万人以上の加入者をもたらす衛星インターネット事業が収益性を約束する、スペースXの大規模な計画にも言及している。」
浮沈子も、この計画の実現には懐疑的だ。
「衛星プロジェクトの目標は、グローバルなインターネットアクセスのために4,000の通信衛星を打ち上げることだ。」
イリジウムの66機のコンステレーションの打ち上げに、ヒーヒーいっている現状では、とてもとても実現可能とは思えない。
火星移住よりも、実現可能性は低いだろう。
ハッタリだな。
「2016年の売上高は18億ドル、営業利益は5500万ドルになると予測していた。これらの数値は20回の打ち上げ成功に基づいている」
そもそも、アリアンだって、年間7回くらいしか上がっていないのに、20回上げようという目標自体が過大だ。
「昨年は8回しか成功せず、同社は財務目標を達成できなかった。」
8回上げただけでも、大変な実績だろう。
「2017年には27回のミッションを、さらに2019年までには毎週ロケットを打ち上げることを目標に掲げている。」
まあ、スペースXの目標については、話半分どころか、3分の1程度に考えておく方が無難だ。
この記事は、個々の問題点はともかく、内容としてはスペースXの事業計画を評価する視点で書かれている。
それが達成できないところが問題というわけだな。
浮沈子的には、その荒唐無稽、無茶難題の計画そのものが問題のような気がするんだがな。
それが、イーロンマスクという個人のキャラクターと結びついているというのも問題だ。
遠大な構想を描き、組織を引っ張っていくというのは結構だが、ボクの夢を叶えるために、周りを引きずり込んでない?。
「NASAと協力して2017年までにISSに宇宙飛行士を迎え入れる計画は、2018年後半に延期された。」
「火星への有人飛行計画に不可欠な、推定容量54トンにおよぶ最大級の大型打ち上げロケット「ファルコンヘビー」のミッションも遅れを取っている」
これらは、別に稀有壮大な話ではない。
地球低軌道への有人飛行自体は、半世紀以上前に実現している話だし、サターンVロケットは、ファルコンヘビーの2倍以上の打ち上げ能力があった。
(サターンV)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3V
「搭載能力:低軌道118,000kg」
米国の宇宙関連予算が縮小されていく中で、安上がりなロケットを求めて市場(NASAや空軍)が動いたに過ぎない。
ボーイングとか、高いしな・・・。
テクノロジーとして、新しいことは大してない。
コンピューターが高速化して、デバイスの制御が進歩したとか、素材が良くなって耐久性が増したとかはあるが、基本的には枯れた技術の焼き直しだ。
火星移住とかに割いている人的資源や物的資源を振り向ければ、ロケットの再使用などで低価格化した打ち上げビジネスを軌道に乗せることは可能だろう。
そうすべきだと、浮沈子は考えている。
4000機の衛星コンステレーションは、それからの話だ。
これからの通信インフラが、宇宙空間に建設されるという話は、いろいろなところで出ている。
テロとかで、地上施設を破壊されてしまう現代のインフラが、構造的な脆弱性を持っていることは間違いない。
政情の安定した地域に基地局を置いて、他は全部宇宙に上げてしまうというのが正しい選択だ。
土地代もいらないしな。
ダイレクトに端末から接続するか、簡易な基地局を置いて、そこから配信するかは選択の余地があるが、基幹部分を軌道上に置くのが正解であることは間違いない。
地上のややこしい利権が絡まず、ニュービジネスとしての旨味もある。
十分にコストを下げることが出来れば、現実的な話だ。
そして、ネットワークビジネスは終焉を迎える。
1社独占では、ビジネスとしては終わりだからな。
4000機でも1万機でもいいが、それらの衛星を打ち上げ、維持し、更新していくためには、ロケットのコストを激減させなければならず、そのためにも再使用ロケットの確立はキーテクノロジーだ。
100分の1程度のコスト減では、賄いきれないだろう。
一度に10機の衛星を上げることが出来たとしても、4000機上げるためには、400回打ち上げなければならない。
それを維持していくためには、さらに打ち上げ回数を要することになる。
年間20機程度の打ち上げ回数では、とても賄いきれない。
毎週打ち上げ可能となり、その全てをインターネット打ち上げに費やして、ようやく実現可能性が見えてくる。
2025年までに事業化することは不可能だ。
ミッションインポッシブルである。
公園を散歩するようなわけにはいかないのだ。
ロケットの打ち上げを吸収する需要があるということを、投資家に納得させるためには必要なのかもしれない。
現在の商業衛星や軍事衛星の打ち上げ需要だけでは、とても再使用ロケットのビジネスが軌道に乗るとは思えないしな。
その意味では、到底吸収しきれないほどの需要があるというハッタリをかます必要はある。
浮沈子は、そういう話だと見ている。
スペースXは、様々な現実的問題を抱えているに違いない。
しかし、我が国のように国家丸抱えで事業継続するのと比較して、どうなのかという観点も必要だろう。
少なくとも、あっちは稼いでいるしな(赤字だけど)。
それが、健全なビジネスというものだろう。
もちっとスピードを緩めて、資源を適正に配分すれば、さらに健全性は増すと思うけどな。
しかし、そのような考えでは、火星に植民するなどということは出来なくなる。
浮沈子的には、それでいいんだがな。
地球低軌道に、インターネット衛星ばらまくくらいでちょうどいい。
それなら、あんま高い軌道に送り込まなくてもいいから、2段目の回収に着手できるかもしれない。
点検、整備、再使用のサイクルを洗練させて最適化すれば、100分の1のコストも本当に実現するかもしれない。
軌道エレベーターなどというヨタ話が実現するまでは、当分の間、食っていくことは出来るだろう。
スペースXの危機というのは、ミッションインポッシブルを掲げ過ぎて、自滅してしまうことじゃないかと見ているんだがな・・・。
ブログネタを拾うサイトの一つで、考えさせられる記事が出ていた。
(「ファルコン9」打ち上げ成功の裏で、イーロン・マスクが直面する現実)
http://response.jp/article/2017/01/19/288778.html
「昨年9月の失敗を乗り越え、たどり着いた成功にもかかわらず、影を落とす財政的な問題。さらには、マスク氏の長期的計画の実現可能性や、人を火星に送るビジョンに対する疑問が、米メディアで報道されている。」
荒唐無稽、途方もない計画に対して、現実の方がなかなか追いつかないというのは当然だろう。
「スペースXが2015年にロケット爆発で2億6000万ドルの損失を出し、売上高は6%減の9億4500万ドルとなった」
「2024年までに火星に人を送るというマスク氏の計画は、実現可能なものなのか。」
「2017年の現在に至っても、スペースXのロケットによる有人飛行は未だ実現していない。」
「相次ぐロケットの機能不全で、同社の宇宙ビジネスのイメージは説得力を失う恐れがある。」
まあ、元々、説得力があるとは思えないけどな。
「2015年の爆発や一連の遅延は、収益低下、4億ドルの年間損失をもたらした。」
「同社には2015年末に13億ドルの現金が残っていたが、投資した金額よりも少なくなってしまった。」
「2025年までに300億ドル以上の収益と4000万人以上の加入者をもたらす衛星インターネット事業が収益性を約束する、スペースXの大規模な計画にも言及している。」
浮沈子も、この計画の実現には懐疑的だ。
「衛星プロジェクトの目標は、グローバルなインターネットアクセスのために4,000の通信衛星を打ち上げることだ。」
イリジウムの66機のコンステレーションの打ち上げに、ヒーヒーいっている現状では、とてもとても実現可能とは思えない。
火星移住よりも、実現可能性は低いだろう。
ハッタリだな。
「2016年の売上高は18億ドル、営業利益は5500万ドルになると予測していた。これらの数値は20回の打ち上げ成功に基づいている」
そもそも、アリアンだって、年間7回くらいしか上がっていないのに、20回上げようという目標自体が過大だ。
「昨年は8回しか成功せず、同社は財務目標を達成できなかった。」
8回上げただけでも、大変な実績だろう。
「2017年には27回のミッションを、さらに2019年までには毎週ロケットを打ち上げることを目標に掲げている。」
まあ、スペースXの目標については、話半分どころか、3分の1程度に考えておく方が無難だ。
この記事は、個々の問題点はともかく、内容としてはスペースXの事業計画を評価する視点で書かれている。
それが達成できないところが問題というわけだな。
浮沈子的には、その荒唐無稽、無茶難題の計画そのものが問題のような気がするんだがな。
それが、イーロンマスクという個人のキャラクターと結びついているというのも問題だ。
遠大な構想を描き、組織を引っ張っていくというのは結構だが、ボクの夢を叶えるために、周りを引きずり込んでない?。
「NASAと協力して2017年までにISSに宇宙飛行士を迎え入れる計画は、2018年後半に延期された。」
「火星への有人飛行計画に不可欠な、推定容量54トンにおよぶ最大級の大型打ち上げロケット「ファルコンヘビー」のミッションも遅れを取っている」
これらは、別に稀有壮大な話ではない。
地球低軌道への有人飛行自体は、半世紀以上前に実現している話だし、サターンVロケットは、ファルコンヘビーの2倍以上の打ち上げ能力があった。
(サターンV)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3V
「搭載能力:低軌道118,000kg」
米国の宇宙関連予算が縮小されていく中で、安上がりなロケットを求めて市場(NASAや空軍)が動いたに過ぎない。
ボーイングとか、高いしな・・・。
テクノロジーとして、新しいことは大してない。
コンピューターが高速化して、デバイスの制御が進歩したとか、素材が良くなって耐久性が増したとかはあるが、基本的には枯れた技術の焼き直しだ。
火星移住とかに割いている人的資源や物的資源を振り向ければ、ロケットの再使用などで低価格化した打ち上げビジネスを軌道に乗せることは可能だろう。
そうすべきだと、浮沈子は考えている。
4000機の衛星コンステレーションは、それからの話だ。
これからの通信インフラが、宇宙空間に建設されるという話は、いろいろなところで出ている。
テロとかで、地上施設を破壊されてしまう現代のインフラが、構造的な脆弱性を持っていることは間違いない。
政情の安定した地域に基地局を置いて、他は全部宇宙に上げてしまうというのが正しい選択だ。
土地代もいらないしな。
ダイレクトに端末から接続するか、簡易な基地局を置いて、そこから配信するかは選択の余地があるが、基幹部分を軌道上に置くのが正解であることは間違いない。
地上のややこしい利権が絡まず、ニュービジネスとしての旨味もある。
十分にコストを下げることが出来れば、現実的な話だ。
そして、ネットワークビジネスは終焉を迎える。
1社独占では、ビジネスとしては終わりだからな。
4000機でも1万機でもいいが、それらの衛星を打ち上げ、維持し、更新していくためには、ロケットのコストを激減させなければならず、そのためにも再使用ロケットの確立はキーテクノロジーだ。
100分の1程度のコスト減では、賄いきれないだろう。
一度に10機の衛星を上げることが出来たとしても、4000機上げるためには、400回打ち上げなければならない。
それを維持していくためには、さらに打ち上げ回数を要することになる。
年間20機程度の打ち上げ回数では、とても賄いきれない。
毎週打ち上げ可能となり、その全てをインターネット打ち上げに費やして、ようやく実現可能性が見えてくる。
2025年までに事業化することは不可能だ。
ミッションインポッシブルである。
公園を散歩するようなわけにはいかないのだ。
ロケットの打ち上げを吸収する需要があるということを、投資家に納得させるためには必要なのかもしれない。
現在の商業衛星や軍事衛星の打ち上げ需要だけでは、とても再使用ロケットのビジネスが軌道に乗るとは思えないしな。
その意味では、到底吸収しきれないほどの需要があるというハッタリをかます必要はある。
浮沈子は、そういう話だと見ている。
スペースXは、様々な現実的問題を抱えているに違いない。
しかし、我が国のように国家丸抱えで事業継続するのと比較して、どうなのかという観点も必要だろう。
少なくとも、あっちは稼いでいるしな(赤字だけど)。
それが、健全なビジネスというものだろう。
もちっとスピードを緩めて、資源を適正に配分すれば、さらに健全性は増すと思うけどな。
しかし、そのような考えでは、火星に植民するなどということは出来なくなる。
浮沈子的には、それでいいんだがな。
地球低軌道に、インターネット衛星ばらまくくらいでちょうどいい。
それなら、あんま高い軌道に送り込まなくてもいいから、2段目の回収に着手できるかもしれない。
点検、整備、再使用のサイクルを洗練させて最適化すれば、100分の1のコストも本当に実現するかもしれない。
軌道エレベーターなどというヨタ話が実現するまでは、当分の間、食っていくことは出来るだろう。
スペースXの危機というのは、ミッションインポッシブルを掲げ過ぎて、自滅してしまうことじゃないかと見ているんだがな・・・。
小雪 ― 2017年01月20日 15:30
小雪
昼過ぎに起き出して、ブログを1本書き、食事に行こうとドアを開けたら小雪が舞っていて、トタン屋根にうっすら積もっていた(マジかよ!?)。
(雪は踊っている(冨田勲)をFM音源で:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=I6SK2nitE-I
うーん、完璧なコピーだ・・・。
「時刻(時):気温(℃):気圧(hPa)
1:3.3:1017.3
2:3.2:1017.0
3:3.4:1016.9
4:3.2:1016.3
5:3.0:1016.2
6:2.6:1015.4
7:2.5:1015.1
8:2.7:1014.8
9:2.8:1014.2
10:2.8:1014.4
11:2.8:1012.7
12:3.5:1010.6
13:3.4:1009.5
14:2.9:1008.2」
もう、これ以上気温が上がることはないだろうから、今日は4度に届かないことになる。
薄日が差してきて、雪は止んだようだ。
やれやれ・・・。
いつものレストランで、温かいスープとコーヒーをすすりながら、通りを行きかうクルマや人通りを眺める。
浮沈子の周りでは、インフルエンザで倒れる人が相次ぎ、本格的な流行が始まろうとしている。
どっかの放送局の偉い人は、退任の記者会見の際に熱で朦朧としていたそうだしな。
(NHK籾井氏、インフルでもうろう 記者団にうがい薬も)
http://www.asahi.com/articles/ASK1M7D8BK1MUCVL01Z.html
「会見終了後、局内の診療所でインフルエンザと診断され、NHK広報局が記者団にうがい薬を貸与するなど対応に追われた。」
貸与かよ・・・。
まあいい。
NHK見たからといって、インフルに感染するわけではなかろう。
浮沈子は、テレビ見ないしな。
米国大統領の就任以外に目ぼしいニュースはない。
宇宙ネタで引っ張ってきたが、そろそろ限界だな。
与太ブログも楽じゃない。
今日は大井町のフィットネスの定休日。
毎月、原則として5日と20日が設備メンテのための定休日となっている。
年明けからダイビングプールの利用が多く、水泳教室以外のプールや筋トレをサボっている。
今月は、それでいい。
ダイビングプールは、あと実質的に1週間しか使えない。
取り壊されてしまうわけだ。
潜れるときに潜っておこう・・・。
新しいプールの場所、再開の時期はまだ決まっていない。
候補地はあるようだが、最終決定は月末まで待たなければならないようだ。
近いとこになるといいな。
そうなったら、大井町のフィットネスはどうしようか。
続けるつもりではあるけど、分散することになる。
それもいいかもしれない。
今週末のアシストをこなせば、IEのサポートも一段落(たぶん)。
29日の海洋実習は、パスする。
寒いしな・・・。
浮世の雑事になるか、プール講習(レスキュー)の溺れ役になるか(任せてくれ!)。
2月になったら、フィットネスを本格的に再開して、筋トレも少し強化しよう(少しだけ・・・)。
怪我しないようにな。
往復の自転車だけでも、いい運動になっている。
一昨日は、2往復もしてしまった。
筋肉痛2倍・・・。
昨日は1往復だったが、辛かったな。
今日は、運動系は完全休養。
おっと、テック40のナレッジリビューを仕上げなければならない。
苦手の手書き作業だが、目で見て、手で書き写す作業が記憶の定着を促すので、サボるわけにはいかない。
エグザムと順序が逆になってしまったが、今後のためにもやり遂げておこう。
海洋実習から1か月くらい経ったが、ついこの間のような気がする。
今日、プレステージから走行会のご案内を電話で頂いた。
春先になるが、もうそんな先の予定が入ってくるようになった。
スキューバプロショップのイベント予定に、ロタツアーの案内が出ていないことに気が付く。
キャンセルかあ?。
明日、確認してみよう。
といっても、柏崎さんはメキシコ出発だしな。
まあ、どうでもいいんですが。
ロタなら、プライベートで行った方がのんびりできる。
そうだ、3mmウエットでのバランスを取っておこう。
明日も、プールでダイビングの予定。
マレスのフィンで3mmウエット。
1本差しのアルミサイドマウント。
理想のオープンサーキット・・・。
2mでのホバリングを華麗に決めたいところだ。
ペトレルの電池も替えておかなくっちゃな。
予報では、夜半にかけて雨になるようだ。
気圧はさらに下がって、1007hPaくらいになってきた。
気温は、ちびっと上がって3.3度。
まあ、これから上がることはないだろう。
もう1杯だけ、コーヒー飲んだら退散するとしよう・・・。
昼過ぎに起き出して、ブログを1本書き、食事に行こうとドアを開けたら小雪が舞っていて、トタン屋根にうっすら積もっていた(マジかよ!?)。
(雪は踊っている(冨田勲)をFM音源で:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=I6SK2nitE-I
うーん、完璧なコピーだ・・・。
「時刻(時):気温(℃):気圧(hPa)
1:3.3:1017.3
2:3.2:1017.0
3:3.4:1016.9
4:3.2:1016.3
5:3.0:1016.2
6:2.6:1015.4
7:2.5:1015.1
8:2.7:1014.8
9:2.8:1014.2
10:2.8:1014.4
11:2.8:1012.7
12:3.5:1010.6
13:3.4:1009.5
14:2.9:1008.2」
もう、これ以上気温が上がることはないだろうから、今日は4度に届かないことになる。
薄日が差してきて、雪は止んだようだ。
やれやれ・・・。
いつものレストランで、温かいスープとコーヒーをすすりながら、通りを行きかうクルマや人通りを眺める。
浮沈子の周りでは、インフルエンザで倒れる人が相次ぎ、本格的な流行が始まろうとしている。
どっかの放送局の偉い人は、退任の記者会見の際に熱で朦朧としていたそうだしな。
(NHK籾井氏、インフルでもうろう 記者団にうがい薬も)
http://www.asahi.com/articles/ASK1M7D8BK1MUCVL01Z.html
「会見終了後、局内の診療所でインフルエンザと診断され、NHK広報局が記者団にうがい薬を貸与するなど対応に追われた。」
貸与かよ・・・。
まあいい。
NHK見たからといって、インフルに感染するわけではなかろう。
浮沈子は、テレビ見ないしな。
米国大統領の就任以外に目ぼしいニュースはない。
宇宙ネタで引っ張ってきたが、そろそろ限界だな。
与太ブログも楽じゃない。
今日は大井町のフィットネスの定休日。
毎月、原則として5日と20日が設備メンテのための定休日となっている。
年明けからダイビングプールの利用が多く、水泳教室以外のプールや筋トレをサボっている。
今月は、それでいい。
ダイビングプールは、あと実質的に1週間しか使えない。
取り壊されてしまうわけだ。
潜れるときに潜っておこう・・・。
新しいプールの場所、再開の時期はまだ決まっていない。
候補地はあるようだが、最終決定は月末まで待たなければならないようだ。
近いとこになるといいな。
そうなったら、大井町のフィットネスはどうしようか。
続けるつもりではあるけど、分散することになる。
それもいいかもしれない。
今週末のアシストをこなせば、IEのサポートも一段落(たぶん)。
29日の海洋実習は、パスする。
寒いしな・・・。
浮世の雑事になるか、プール講習(レスキュー)の溺れ役になるか(任せてくれ!)。
2月になったら、フィットネスを本格的に再開して、筋トレも少し強化しよう(少しだけ・・・)。
怪我しないようにな。
往復の自転車だけでも、いい運動になっている。
一昨日は、2往復もしてしまった。
筋肉痛2倍・・・。
昨日は1往復だったが、辛かったな。
今日は、運動系は完全休養。
おっと、テック40のナレッジリビューを仕上げなければならない。
苦手の手書き作業だが、目で見て、手で書き写す作業が記憶の定着を促すので、サボるわけにはいかない。
エグザムと順序が逆になってしまったが、今後のためにもやり遂げておこう。
海洋実習から1か月くらい経ったが、ついこの間のような気がする。
今日、プレステージから走行会のご案内を電話で頂いた。
春先になるが、もうそんな先の予定が入ってくるようになった。
スキューバプロショップのイベント予定に、ロタツアーの案内が出ていないことに気が付く。
キャンセルかあ?。
明日、確認してみよう。
といっても、柏崎さんはメキシコ出発だしな。
まあ、どうでもいいんですが。
ロタなら、プライベートで行った方がのんびりできる。
そうだ、3mmウエットでのバランスを取っておこう。
明日も、プールでダイビングの予定。
マレスのフィンで3mmウエット。
1本差しのアルミサイドマウント。
理想のオープンサーキット・・・。
2mでのホバリングを華麗に決めたいところだ。
ペトレルの電池も替えておかなくっちゃな。
予報では、夜半にかけて雨になるようだ。
気圧はさらに下がって、1007hPaくらいになってきた。
気温は、ちびっと上がって3.3度。
まあ、これから上がることはないだろう。
もう1杯だけ、コーヒー飲んだら退散するとしよう・・・。
集中力の欠如 ― 2017年01月20日 22:08
集中力の欠如
そんなものは、元からないともいえるが、集中力が欠如してきている。
テクニカルダイビングを行うにあたって、考慮すべき事項だ。
そして、それを痛感するのが、テック40のナレッジリビューの作成なわけだから、猶更だな。
2時間が限界で、ようやく4枚書いた。
以前書いた3枚と合わせて、7枚完成。
まだ、9枚もある。
チャプター1は完了したので、ここで一区切りだ。
チャプター2とチャプター3の問題も眺めてみたが、同じくらいのペースで作業できるだろう。
浮沈子には、その程度の能力しかないのだ。
地球の酸素は、薄過ぎる・・・。
まあいい。
テキストを読んだり、書き写していく作業の中で、改めてテクニカルダイビングについて考えさせられる。
直接浮上できないダイビングというのが、どれ程のリスクを内包しているか、それに対応するための装備や手順が、どれ程大変か。
レクリエーショナル・ダイビングの価値というのは、直接浮上という問題解決手段があるために、それら全てのややっこしさをすっ飛ばして、ダイビングの美味しいところをつまみ食いできるというところにある(そうなのかあ?)。
間違いない!(断定的)。
少ない器材、優しい手順、簡単なスキル、楽しいダイブ・・・。
サイドマウント2本差しで、ナイトロックスパツンパツンに詰めて、浅く明るく暖かいダイビングを3時間くらい行うこともできるし、CCRで最大深度40mまで行って、最後は15m位でソフノライムの限界まで潜っていることも可能だ。
経験上、腹減る限界の方が先に来るけどな。
レクリエーショナル・ダイビング、万歳だな。
最大水深40mで、高々10分の減圧しか認められず、50パーセントまでのナイトロックスしか使用できないテック40では、実質的なメリットはないに等しい。
それでも、思わずデコ出しして、ダイコンもロックされ、減圧症になるかもしれないとドキドキしながら潜るようなレクリエーショナルダイビングよりは、遥かに安心できる。
それでも、減圧症にならないという保証はない。
テック・ディープダイビングコースでは、閉鎖空間へのペネトレーションもできない。
浮沈子は、レックスペシャルティがないので、水面からの合計距離40m以内のレクリエーショナルレベルでも、沈船内部への侵入は出来ない(ことになっている)。
気持ち的には、通り抜けも御免だ。
まあ、どうでもいいんですが。
いつでも浮上できるというのが、如何に有り難いことかを思い知っている。
重い器材、それらを運用するややこしい手順、減圧ダイビングに要求される高度なスキル、間違えると死につながるガス交換、器材のトラブル、呼吸ガスの喪失、エトセエトセ・・・。
それら全てをチャラにしてくれる、直接浮上の有り難さ・・・。
水面に上がれば、容量制限のない、無料の呼吸ガスが好きなだけ吸える!。
バディの予備ガスをもらっても良し、緊急スイミングアセントしても良し。
それが出来ないテクニカルダイビングの不自由さ。
それに対処するための手段・方策の不自由さ。
まあ、それが楽しいということもあるけどな。
限界を超えて、可能な安全の範囲内で、敢えてややっこしいダイビングを楽しむ。
考えてみれば、2本差しのサイドマウントや、レクリエーショナルレベルのCCRにしても、同じような話であることは間違いない。
シングルタンク1本しょって、どぼんと飛び込むよりは、遥かにややっこしい。
そこに、大きな差はないのかもしれない。
CCRで無限圧で潜るのと、テック40で短時間の減圧ありで潜るのでは、さほどの差はない。
器材の残存性ということになれば、運用は別にしても、ダブルタンクやサイドマウントの方が高いだろうことは容易に想像がつく。
それでも、何かあったらベイルアウトで直接浮上できる方が、トータルでの安全性は高い。
テクニカルダイビングでは、直接浮上できない状況の中で、複数のトラブルが連鎖して起きた時の安全の保障はない。
そのリスクは、ゼロには出来ないのだ。
それを受け入れて、可能な限り低くして楽しむ世界だ。
浮沈子は迷っている。
今後、テックの世界に深入りするべきなのか、楽で楽しくて面白いレクリエーショナルの世界で揺蕩うのか。
トレーニングの継続には、余り迷いはない。
経験を積んだり、スキルを向上させるために、継続教育を続けるのは、効率的で優れた手段だ。
教えられるということは、自らの指導方法の参考にもなる。
が、しかし、ファンダイビングとして行う時に、テクニカルダイビングをメインとして指向するかというのは別の話だ。
だからこそ、どこまでやるかということが問題だ。
そんなことを考えながら、ナレッジリビューを書いている(だから、集中力が続かないんじゃね?)。
今日は、ここまでにして、明日、チャプター2以降をやろう。
ざっと見たところ、取りあえず、計算問題は終わったようだしな(おっと、ターン・プレッシャーの計算があったか)。
特定の深度での理想的な混合ガスの求め方は、計算問題ではないしな(計算してもいいんですが)。
明日、あした!。
今日は、店仕舞いだ・・・。
そんなものは、元からないともいえるが、集中力が欠如してきている。
テクニカルダイビングを行うにあたって、考慮すべき事項だ。
そして、それを痛感するのが、テック40のナレッジリビューの作成なわけだから、猶更だな。
2時間が限界で、ようやく4枚書いた。
以前書いた3枚と合わせて、7枚完成。
まだ、9枚もある。
チャプター1は完了したので、ここで一区切りだ。
チャプター2とチャプター3の問題も眺めてみたが、同じくらいのペースで作業できるだろう。
浮沈子には、その程度の能力しかないのだ。
地球の酸素は、薄過ぎる・・・。
まあいい。
テキストを読んだり、書き写していく作業の中で、改めてテクニカルダイビングについて考えさせられる。
直接浮上できないダイビングというのが、どれ程のリスクを内包しているか、それに対応するための装備や手順が、どれ程大変か。
レクリエーショナル・ダイビングの価値というのは、直接浮上という問題解決手段があるために、それら全てのややっこしさをすっ飛ばして、ダイビングの美味しいところをつまみ食いできるというところにある(そうなのかあ?)。
間違いない!(断定的)。
少ない器材、優しい手順、簡単なスキル、楽しいダイブ・・・。
サイドマウント2本差しで、ナイトロックスパツンパツンに詰めて、浅く明るく暖かいダイビングを3時間くらい行うこともできるし、CCRで最大深度40mまで行って、最後は15m位でソフノライムの限界まで潜っていることも可能だ。
経験上、腹減る限界の方が先に来るけどな。
レクリエーショナル・ダイビング、万歳だな。
最大水深40mで、高々10分の減圧しか認められず、50パーセントまでのナイトロックスしか使用できないテック40では、実質的なメリットはないに等しい。
それでも、思わずデコ出しして、ダイコンもロックされ、減圧症になるかもしれないとドキドキしながら潜るようなレクリエーショナルダイビングよりは、遥かに安心できる。
それでも、減圧症にならないという保証はない。
テック・ディープダイビングコースでは、閉鎖空間へのペネトレーションもできない。
浮沈子は、レックスペシャルティがないので、水面からの合計距離40m以内のレクリエーショナルレベルでも、沈船内部への侵入は出来ない(ことになっている)。
気持ち的には、通り抜けも御免だ。
まあ、どうでもいいんですが。
いつでも浮上できるというのが、如何に有り難いことかを思い知っている。
重い器材、それらを運用するややこしい手順、減圧ダイビングに要求される高度なスキル、間違えると死につながるガス交換、器材のトラブル、呼吸ガスの喪失、エトセエトセ・・・。
それら全てをチャラにしてくれる、直接浮上の有り難さ・・・。
水面に上がれば、容量制限のない、無料の呼吸ガスが好きなだけ吸える!。
バディの予備ガスをもらっても良し、緊急スイミングアセントしても良し。
それが出来ないテクニカルダイビングの不自由さ。
それに対処するための手段・方策の不自由さ。
まあ、それが楽しいということもあるけどな。
限界を超えて、可能な安全の範囲内で、敢えてややっこしいダイビングを楽しむ。
考えてみれば、2本差しのサイドマウントや、レクリエーショナルレベルのCCRにしても、同じような話であることは間違いない。
シングルタンク1本しょって、どぼんと飛び込むよりは、遥かにややっこしい。
そこに、大きな差はないのかもしれない。
CCRで無限圧で潜るのと、テック40で短時間の減圧ありで潜るのでは、さほどの差はない。
器材の残存性ということになれば、運用は別にしても、ダブルタンクやサイドマウントの方が高いだろうことは容易に想像がつく。
それでも、何かあったらベイルアウトで直接浮上できる方が、トータルでの安全性は高い。
テクニカルダイビングでは、直接浮上できない状況の中で、複数のトラブルが連鎖して起きた時の安全の保障はない。
そのリスクは、ゼロには出来ないのだ。
それを受け入れて、可能な限り低くして楽しむ世界だ。
浮沈子は迷っている。
今後、テックの世界に深入りするべきなのか、楽で楽しくて面白いレクリエーショナルの世界で揺蕩うのか。
トレーニングの継続には、余り迷いはない。
経験を積んだり、スキルを向上させるために、継続教育を続けるのは、効率的で優れた手段だ。
教えられるということは、自らの指導方法の参考にもなる。
が、しかし、ファンダイビングとして行う時に、テクニカルダイビングをメインとして指向するかというのは別の話だ。
だからこそ、どこまでやるかということが問題だ。
そんなことを考えながら、ナレッジリビューを書いている(だから、集中力が続かないんじゃね?)。
今日は、ここまでにして、明日、チャプター2以降をやろう。
ざっと見たところ、取りあえず、計算問題は終わったようだしな(おっと、ターン・プレッシャーの計算があったか)。
特定の深度での理想的な混合ガスの求め方は、計算問題ではないしな(計算してもいいんですが)。
明日、あした!。
今日は、店仕舞いだ・・・。
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