🐱年間100回うち上げはない ― 2022年09月05日 02:21
年間100回うち上げはない
(イーロン・マスクがほのめかしたように、SpaceX は来年、合計 100 回の軌道打ち上げを行うことができるのでしょうか?)
https://www.elonx.cz/je-mozne-aby-spacex-pristi-rok-provedlo-celkem-100-orbitalnich-startu-jak-nakazal-elon-musk/
「Elon Musk は、来年の SpaceX の目標は 100 回の打ち上げを行うことであることを明らかにしました。しかし、それは実現可能ですか?」
記事にもあるように、今年は60回の目標を掲げ、既に達成可能なペースに乗っている。
来年、100回の打ち上げというのは、まあ、イーロンマスク特有の「超楽観的な」目標に過ぎない(合理的、具体的に計画された目標じゃない)。
できたらいーなとか、できるようにがんばろーとか、そういうやつだ(たぶん)。
それを、ペトルメレチンは、クソ真面目に要素ごとに検討している(アホか・・・)。
・打ち上げランプ:最大153回可能
・海上プラットフォーム:1隻ごとの最小遅延が8日であるため、これがネックになる可能性はあるが、計算上は可能(3隻フル稼働の場合)
・ハードウェアの準備(メレチンは、これがネックになると考えている)
・・2段目:これまでのところ、打ち上げのリズムの中で生産速度がボトルネックになっているという兆候はありません。生産が追いつかなくなり、打ち上げのペースの増加が遅くなり始める可能性
・・1段目:最大 15 回の使用が認定。この数は必要に応じて増やすことができるはず。同じ段階の 2 つの打ち上げの間に少なくとも 3 週間の遅延を必要。
・・フェアリング:最後(2021 年 3 月)に確認された記録は、同じカバーの 2 つの打ち上げの間の 49 日。今年の SpaceX ミッションの 80% は、すでに使用されている空力カバーで飛行
・その他の要素
・・ファルコンヘビーの打ち上げ頻度:準備や運用に手間がかかる
・・スタート前の準備の最適化:打ち上げ前にロケットの試験発射
・・有人ミッション:準備や運用に手間がかかる
・・1段目が陸上に着陸するミッション:回収に時間がかからない
・・天候:まあ、当然ですな。
・・軍事任務:遅延や割り込みの発生
・・スターシップ:数には影響しないだろうけど
まあ、他にもいろいろあるんだろう(例えば、NASAの探査機の遅れとか)。
しかし、何より重要なのは、そして、メレチンが見落としているのは、それだけの打ち上げ需要があるかどうかという点にほかならない。
スターリンクだって、第一期の4500機のコンステレーションを維持するために必要な打ち上げは、衛星寿命を5年間とした場合、年間900機であり、1回に50機上げるとしても18回の打ち上げで済んでしまう。
現在認定されている12000機としても、50回の打ち上げでおつりがくる(衛星のバージョンを2.0にあげれば別ですが)。
それ以外の打ち上げ需要が、年間50回とかあるかどうか。
ライドシェアにしても、年間数回にしかならないし、毎月に増やしたとしてもせいぜい12回だ。
ドラゴンはISSタクシーが最大2回、カーゴドラゴンが数回、民間物見遊山が数回程度。
合計でも、年間で10回行かない。
過去の実績から、それ以外の打ち上げ需要(軍事、NASAの探査機、民間の全ての打ち上げ)が年間20回を超えることはない。
ワンウェブ(予定では数回)入れても、最大でそんなもんだ。
つまり、打ち上げ需要は、スターリンク入れた最大でも年間90回程度しかないのだ。
もちろん、プロジェクトカイパーとかを請け負うことが出来れば、話は変わってくる。
しかし、それだって、せいぜい年間20回くらいにしかならないだろう(衛星の詳細が分からないので、1回の打ち上げで何機上げられるか不明)。
つまり、ふつーに考えれば、最大打ち上げ需要は年間100回に満たないのだ。
やれやれ・・・。
もちろん、一寸先は闇の宇宙開発。
S社が、中国の軍事衛星とかの打ち上げを獲得しないとは断言できない(そうなのかあ?)。
いやいや、ロシアの衛星だって、うち上げるかもしれないじゃないの(ありえねー・・・)。
ウクライナ情勢が続く中で、西側の打ち上げ業界からロシアが消えて、欧州の需要の一部が流れ込んできた事情はあるけど、もともと、それ程多くはなかったわけだからな。
大規模コンステレーションの時代になり、低軌道に数百機数千機を展開するのが当たり前になったとしても、それだけの衛星群を飛ばすだけの資力がある会社は限られている。
全世界でも、10社に満たない。
軍事衛星にしても、次の世代(自国でファルコン9並みの打ち上げ頻度を確保可能)にならなければ、低軌道大規模コンステレーションに依存することはないだろう(その意味では、米国と中国が最も早い可能性がある)。
打ち上げ能力がネックになるような衛星コンステレーションに、軍事衛星が依存するわけにはいかないからな。
少なくとも、来年の衛星打ち上げ需要が100回になることはない(断定的!)。
したがって、イーロンマスクの超楽観的希望的観測的目標は絶対達成できない。
要するに、現在の打ち上げロケット業界は、既に供給過剰になっているのだ。
我が国のH3が、のこのこ出て行って勝負できる余地はない。
政府需要と、出来レースの補助金絡みの民間需要(途上国向け援助金の還流とか)狙いの打ち上げに限定される。
政府衛星がコンステレーション化でもすれば別だが、それがなければ、H3の運用寿命の間(20年くらい?)、年間10回を超える打ち上げが行われる可能性はない。
まあ、どうでもいいんですが。
新たな打ち上げ需要を積極的に開発しない限り、この供給過剰状態を解消することはできない。
10万機のコンステレーションを維持するのに必要な打ち上げ回数は、1回の打ち上げを50機、衛星寿命を5年とした場合、年間400回になる。
オーダーとしてそのくらいの需要が見込めなければ、打ち上げ業界は食っていけないのだ。
まあ、売り手市場だし、それこそ、コストプラスな業界だから、競争の挙句赤字転落にはならないだろうけど、スターシップが登場すれば状況は一気に変わる。
ファルコン9でも、十分破壊的だが、そんなもんじゃない。
打ち上げ頻度は100倍、1機当たりの打ち上げ能力は10倍になる。
トータル1000倍!!!。
まあいい。
スターリンクV2.0でもなければ、その旺盛な供給能力を生かすことはできない。
現在、S社は3万機程度のコンステレーションを申請しているようだが、この機数は増える可能性がある(衛星当たりの通信能力にもよりますけど)。
余り数を増やすと、打ち上げを含めた管理コストが嵩むからな。
一機当たりの性能を上げて、見通しで受信できる衛星数を最適化するのがよろしい。
それ程極端に増えることはないだろう。
スターシップの打ち上げ能力を吸収するためには、それこそ、火星にでも飛んでもらわなければならないだろう。
地球周回軌道で、その打ち上げ能力を満たすことなどできはしない(大陸間弾道旅客機が飛ぶのは、2030年代だし)。
現状は、ファルコン9でおつりがくるわけだからな。
確認しておこう。
2023年に、S社が100回の打ち上げを実現することはできない。
理由は、それだけの打ち上げ需要がないから。
浮沈子は、最大でも80回程度と見ている。
妥当な所だろう。
実際には、今年と同じ60回程度に収まるのではないか。
例によって、イーロンマスクのトンデモ目標だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXは2023年に100回の打ち上げを目標にしています)
https://www.teslarati.com/spacex-targeting-100-launches-in-2023/
「2023 年に 100 回の打ち上げを行うには、途方もない努力と運が必要です。しかし、それは不可能ではありません。」
テスララティのエリックラルフも、同じ様な罠にハマっている。
ふん、アホとちゃうか?。
確かに、供給能力を検証して、イーロンマスクのビッグマウス(大言壮語)の化けの皮を剥がそうという試みは世間の関心を買うことが出来る。
問題の本質は、そこじゃない気がするんだがな。
スターリンクV2.0が前倒しになり、ファルコン9に積み込めるような形に変更されて打ち上げが開始されれば、搭載機数が減少することから打ち上げ頻度が倍増するという可能性はある。
31. 8. 2022 Starlink 3-4 SLC-4E 46 321 km x 307 km、傾斜角 97.6
28. 8. 2022 Starlink 4-23 SLC-40 54 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
19. 8. 2022 Starlink 4-27 SLC-40 53 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
12. 8. 2022 Starlink 3-3 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
10. 8. 2022 Starlink 4-26 LC-39A 52 335 km x 232 km、傾斜角 53.2°
24. 7. 2022 Starlink 4-25 LC-39A 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
22. 7. 2022 Starlink 3-2 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
17. 7. 2022 Starlink 4-22 SLC-40 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
11. 7. 2022 Starlink 3-1 SLC-4E 46 320 km x 308 km、傾斜角 97.6°
7. 7. 2022 Starlink 4-21 SLC-40 53 337 km x 232 km、傾斜角 53.2°
17. 6. 2022 Starlink 4-19 LC-39A 53 337 x 232 km、傾斜角 53.2°
18. 5. 2022 Starlink 4-18 LC-39A 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-15 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-13 SLC-4E 53 306 x 315 km、傾斜角 53.2°
6. 5. 2022 Starlink 4-17 LC-39A 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
29. 4. 2022 Starlink 4-16 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
21. 4. 2022 Starlink 4-14 SLC-40 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
19. 3. 2022 Starlink 4-12 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
9. 3. 2022 Starlink 4-10 SLC-40 48 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
3. 3. 2022 Starlink 4-9 LC-39A 47 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
25. 2. 2022 Starlink 4-11 SLC-4E 50 303 x 313 km、傾斜角 53.2°
21. 2. 2022 Starlink 4-8 SLC-40 46 325 x 327 km、傾斜角 53.2°
3. 2. 2022 Starlink 4-7 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
19. 1. 2022 Starlink 4-6 LC-39A 49 339 x 210 km、傾斜角 53.2°
6. 1. 2022 Starlink 4-5 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
先日抽出したスターリンクの打ち上げのうち、2022年分を再掲する。
年間の3分の2で、25回うち上げている。
今後の打ち上げ予定が全て公表されているわけではないから何とも言えないが、割合から言えば年間でざっくり40回の打ち上げになる。
かなり速いペースで上げている。
V2.0の搭載で打ち上げ回数が倍増すれば、確かにスターリンクだけでも80回ということになり、年間100回の需要が満たされる可能性が出てくる。
獲らぬ狸の何とやら・・・。
イーロンマスクの大言壮語を真に受けて考えれば、スターリンク衛星のファルコン9バージョンの登場が早いという結論を導くことが出来るかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
もちろん、スターシップが早期に登場する心配(?)はない。
「最後に、Musk の計算には、SpaceX の次世代 Starship ロケットの多数の打ち上げが含まれる可能性」
エリックラルフよ、それだけはありえねー・・・。
(イーロン・マスクがほのめかしたように、SpaceX は来年、合計 100 回の軌道打ち上げを行うことができるのでしょうか?)
https://www.elonx.cz/je-mozne-aby-spacex-pristi-rok-provedlo-celkem-100-orbitalnich-startu-jak-nakazal-elon-musk/
「Elon Musk は、来年の SpaceX の目標は 100 回の打ち上げを行うことであることを明らかにしました。しかし、それは実現可能ですか?」
記事にもあるように、今年は60回の目標を掲げ、既に達成可能なペースに乗っている。
来年、100回の打ち上げというのは、まあ、イーロンマスク特有の「超楽観的な」目標に過ぎない(合理的、具体的に計画された目標じゃない)。
できたらいーなとか、できるようにがんばろーとか、そういうやつだ(たぶん)。
それを、ペトルメレチンは、クソ真面目に要素ごとに検討している(アホか・・・)。
・打ち上げランプ:最大153回可能
・海上プラットフォーム:1隻ごとの最小遅延が8日であるため、これがネックになる可能性はあるが、計算上は可能(3隻フル稼働の場合)
・ハードウェアの準備(メレチンは、これがネックになると考えている)
・・2段目:これまでのところ、打ち上げのリズムの中で生産速度がボトルネックになっているという兆候はありません。生産が追いつかなくなり、打ち上げのペースの増加が遅くなり始める可能性
・・1段目:最大 15 回の使用が認定。この数は必要に応じて増やすことができるはず。同じ段階の 2 つの打ち上げの間に少なくとも 3 週間の遅延を必要。
・・フェアリング:最後(2021 年 3 月)に確認された記録は、同じカバーの 2 つの打ち上げの間の 49 日。今年の SpaceX ミッションの 80% は、すでに使用されている空力カバーで飛行
・その他の要素
・・ファルコンヘビーの打ち上げ頻度:準備や運用に手間がかかる
・・スタート前の準備の最適化:打ち上げ前にロケットの試験発射
・・有人ミッション:準備や運用に手間がかかる
・・1段目が陸上に着陸するミッション:回収に時間がかからない
・・天候:まあ、当然ですな。
・・軍事任務:遅延や割り込みの発生
・・スターシップ:数には影響しないだろうけど
まあ、他にもいろいろあるんだろう(例えば、NASAの探査機の遅れとか)。
しかし、何より重要なのは、そして、メレチンが見落としているのは、それだけの打ち上げ需要があるかどうかという点にほかならない。
スターリンクだって、第一期の4500機のコンステレーションを維持するために必要な打ち上げは、衛星寿命を5年間とした場合、年間900機であり、1回に50機上げるとしても18回の打ち上げで済んでしまう。
現在認定されている12000機としても、50回の打ち上げでおつりがくる(衛星のバージョンを2.0にあげれば別ですが)。
それ以外の打ち上げ需要が、年間50回とかあるかどうか。
ライドシェアにしても、年間数回にしかならないし、毎月に増やしたとしてもせいぜい12回だ。
ドラゴンはISSタクシーが最大2回、カーゴドラゴンが数回、民間物見遊山が数回程度。
合計でも、年間で10回行かない。
過去の実績から、それ以外の打ち上げ需要(軍事、NASAの探査機、民間の全ての打ち上げ)が年間20回を超えることはない。
ワンウェブ(予定では数回)入れても、最大でそんなもんだ。
つまり、打ち上げ需要は、スターリンク入れた最大でも年間90回程度しかないのだ。
もちろん、プロジェクトカイパーとかを請け負うことが出来れば、話は変わってくる。
しかし、それだって、せいぜい年間20回くらいにしかならないだろう(衛星の詳細が分からないので、1回の打ち上げで何機上げられるか不明)。
つまり、ふつーに考えれば、最大打ち上げ需要は年間100回に満たないのだ。
やれやれ・・・。
もちろん、一寸先は闇の宇宙開発。
S社が、中国の軍事衛星とかの打ち上げを獲得しないとは断言できない(そうなのかあ?)。
いやいや、ロシアの衛星だって、うち上げるかもしれないじゃないの(ありえねー・・・)。
ウクライナ情勢が続く中で、西側の打ち上げ業界からロシアが消えて、欧州の需要の一部が流れ込んできた事情はあるけど、もともと、それ程多くはなかったわけだからな。
大規模コンステレーションの時代になり、低軌道に数百機数千機を展開するのが当たり前になったとしても、それだけの衛星群を飛ばすだけの資力がある会社は限られている。
全世界でも、10社に満たない。
軍事衛星にしても、次の世代(自国でファルコン9並みの打ち上げ頻度を確保可能)にならなければ、低軌道大規模コンステレーションに依存することはないだろう(その意味では、米国と中国が最も早い可能性がある)。
打ち上げ能力がネックになるような衛星コンステレーションに、軍事衛星が依存するわけにはいかないからな。
少なくとも、来年の衛星打ち上げ需要が100回になることはない(断定的!)。
したがって、イーロンマスクの超楽観的希望的観測的目標は絶対達成できない。
要するに、現在の打ち上げロケット業界は、既に供給過剰になっているのだ。
我が国のH3が、のこのこ出て行って勝負できる余地はない。
政府需要と、出来レースの補助金絡みの民間需要(途上国向け援助金の還流とか)狙いの打ち上げに限定される。
政府衛星がコンステレーション化でもすれば別だが、それがなければ、H3の運用寿命の間(20年くらい?)、年間10回を超える打ち上げが行われる可能性はない。
まあ、どうでもいいんですが。
新たな打ち上げ需要を積極的に開発しない限り、この供給過剰状態を解消することはできない。
10万機のコンステレーションを維持するのに必要な打ち上げ回数は、1回の打ち上げを50機、衛星寿命を5年とした場合、年間400回になる。
オーダーとしてそのくらいの需要が見込めなければ、打ち上げ業界は食っていけないのだ。
まあ、売り手市場だし、それこそ、コストプラスな業界だから、競争の挙句赤字転落にはならないだろうけど、スターシップが登場すれば状況は一気に変わる。
ファルコン9でも、十分破壊的だが、そんなもんじゃない。
打ち上げ頻度は100倍、1機当たりの打ち上げ能力は10倍になる。
トータル1000倍!!!。
まあいい。
スターリンクV2.0でもなければ、その旺盛な供給能力を生かすことはできない。
現在、S社は3万機程度のコンステレーションを申請しているようだが、この機数は増える可能性がある(衛星当たりの通信能力にもよりますけど)。
余り数を増やすと、打ち上げを含めた管理コストが嵩むからな。
一機当たりの性能を上げて、見通しで受信できる衛星数を最適化するのがよろしい。
それ程極端に増えることはないだろう。
スターシップの打ち上げ能力を吸収するためには、それこそ、火星にでも飛んでもらわなければならないだろう。
地球周回軌道で、その打ち上げ能力を満たすことなどできはしない(大陸間弾道旅客機が飛ぶのは、2030年代だし)。
現状は、ファルコン9でおつりがくるわけだからな。
確認しておこう。
2023年に、S社が100回の打ち上げを実現することはできない。
理由は、それだけの打ち上げ需要がないから。
浮沈子は、最大でも80回程度と見ている。
妥当な所だろう。
実際には、今年と同じ60回程度に収まるのではないか。
例によって、イーロンマスクのトンデモ目標だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXは2023年に100回の打ち上げを目標にしています)
https://www.teslarati.com/spacex-targeting-100-launches-in-2023/
「2023 年に 100 回の打ち上げを行うには、途方もない努力と運が必要です。しかし、それは不可能ではありません。」
テスララティのエリックラルフも、同じ様な罠にハマっている。
ふん、アホとちゃうか?。
確かに、供給能力を検証して、イーロンマスクのビッグマウス(大言壮語)の化けの皮を剥がそうという試みは世間の関心を買うことが出来る。
問題の本質は、そこじゃない気がするんだがな。
スターリンクV2.0が前倒しになり、ファルコン9に積み込めるような形に変更されて打ち上げが開始されれば、搭載機数が減少することから打ち上げ頻度が倍増するという可能性はある。
31. 8. 2022 Starlink 3-4 SLC-4E 46 321 km x 307 km、傾斜角 97.6
28. 8. 2022 Starlink 4-23 SLC-40 54 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
19. 8. 2022 Starlink 4-27 SLC-40 53 336 km x 232 km、傾斜角 53.2°
12. 8. 2022 Starlink 3-3 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
10. 8. 2022 Starlink 4-26 LC-39A 52 335 km x 232 km、傾斜角 53.2°
24. 7. 2022 Starlink 4-25 LC-39A 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
22. 7. 2022 Starlink 3-2 SLC-4E 46 321 km x 308 km、傾斜角 97.6°
17. 7. 2022 Starlink 4-22 SLC-40 53 338 km x 232 km、傾斜角 53.2°
11. 7. 2022 Starlink 3-1 SLC-4E 46 320 km x 308 km、傾斜角 97.6°
7. 7. 2022 Starlink 4-21 SLC-40 53 337 km x 232 km、傾斜角 53.2°
17. 6. 2022 Starlink 4-19 LC-39A 53 337 x 232 km、傾斜角 53.2°
18. 5. 2022 Starlink 4-18 LC-39A 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-15 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
14. 5. 2022 Starlink 4-13 SLC-4E 53 306 x 315 km、傾斜角 53.2°
6. 5. 2022 Starlink 4-17 LC-39A 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
29. 4. 2022 Starlink 4-16 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
21. 4. 2022 Starlink 4-14 SLC-40 53 304 x 318 km、傾斜角 53.2°
19. 3. 2022 Starlink 4-12 SLC-40 53 304 x 317 km、傾斜角 53.2°
9. 3. 2022 Starlink 4-10 SLC-40 48 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
3. 3. 2022 Starlink 4-9 LC-39A 47 317 x 305 km、傾斜角 53.2°
25. 2. 2022 Starlink 4-11 SLC-4E 50 303 x 313 km、傾斜角 53.2°
21. 2. 2022 Starlink 4-8 SLC-40 46 325 x 327 km、傾斜角 53.2°
3. 2. 2022 Starlink 4-7 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
19. 1. 2022 Starlink 4-6 LC-39A 49 339 x 210 km、傾斜角 53.2°
6. 1. 2022 Starlink 4-5 LC-39A 49 338 x 210 km、傾斜角 53.2°
先日抽出したスターリンクの打ち上げのうち、2022年分を再掲する。
年間の3分の2で、25回うち上げている。
今後の打ち上げ予定が全て公表されているわけではないから何とも言えないが、割合から言えば年間でざっくり40回の打ち上げになる。
かなり速いペースで上げている。
V2.0の搭載で打ち上げ回数が倍増すれば、確かにスターリンクだけでも80回ということになり、年間100回の需要が満たされる可能性が出てくる。
獲らぬ狸の何とやら・・・。
イーロンマスクの大言壮語を真に受けて考えれば、スターリンク衛星のファルコン9バージョンの登場が早いという結論を導くことが出来るかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
もちろん、スターシップが早期に登場する心配(?)はない。
「最後に、Musk の計算には、SpaceX の次世代 Starship ロケットの多数の打ち上げが含まれる可能性」
エリックラルフよ、それだけはありえねー・・・。
🐱変異種:運動と免疫 ― 2022年09月05日 05:17
変異種:運動と免疫
(定期的な運動で新型コロナの死亡リスクが43%も減少することが判明、どのくらい運動するといいのか?)
https://gigazine.net/news/20220904-regular-physical-linked-covid-infection/
「運動には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への感染を防ぎ、入院や死亡のリスクを含む重症化の危険性を大きく低減する効果があることが確かめられました。」
この手の話は、眉唾なのが多いけど、今回は慎重に対象を選んでいるし、サンプル量も十分なので参考になる。
平均年齢が低い(53歳)のが気になるのと、運動できるのにしていない同程度の健康状態な人との比較が十分なのかという点が疑問だ。
運動の有無だけでの比較になっているかどうかだな。
運動している人は、そうでない人よりも健康体の人が多いからな。
運動不足でありながら、適正なBMIだったり、体脂肪率だったり、血糖値だったり、血圧だったりする恵まれた健康人は、浮沈子のように運動しても健康維持に苦労している人に比べて、新型コロナウイルス感染症による死亡リスクが4割以上も高いのかどうかということなわけだ。
そこを比較してもらわないと、運動の新型コロナに対する免疫的効果は分からない。
まあいい。
記事にもあるように、過去の研究の包括的二次解析だから、過去の変異種が大部分という点はあるけど、傾向と対策としては十分だろう。
「私たちの発見は、十分な身体活動により重度のCOVID-19のリスクを低減させる保護効果が得られるということを強調するものです」
こういう記事を読む効果というのは、運動を継続して健康の維持増進に努めようとする意欲を支えてくれる点にある。
浮沈子は、基本的に運動は嫌いだ。
美味い物(高カロリー、高脂肪、塩分過多、糖質たっぷり、エトセエトセで、概ね健康には良くない)をたらふく食って、部屋でゴロゴロしているのが大好きだ(そんなあ!)。
身体を動かしている時が楽しいと感じたことはない。
眼内レンズの手術の後、筋トレを禁じられて辛い思いをしているけど、内心はホッとしてたりする(もうすぐ再開かと思うと、それがストレスになってきている!)。
辛いのは、減量中に運動制限を掛けられているからに過ぎない。
筋トレ無しで体重を減らすのは、有酸素運動を強化しなければならないから、逆に、結構大変だ。
プチリバを繰り返し、かえって体重が減りにくい体質を増長している(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
運動は一般的に健康によろしい。
今回の研究では、500メッツという具体的な指標が出ている。
たいした運動量ではない。
「例えばウォーキングなら約130分、ランニングなら約50分」(いずれも、1週間分)
浮沈子は、通常、この4倍程度をこなしている(ウォーキングで500分/週間)。
その他に、自転車で片道5kmを往復している(1週間で50km)。
電動アシスト付きだけどな。
旺盛な食欲を満たしながら体重を維持するためには、必要最小限の運動量だ。
運動量だけ見れば、むしろ過剰と言える。
「適度で定期的な運動をすると抗炎症反応や心肺機能、筋力が高められるので、これがCOVID-19に対する有効性の説明になるのではないか」
関節痛(これは、持病の右肩の痛み)、筋肉痛に悩まされながら、労わり労わり運動を続ける。
動物である以上、運動の継続は生きている証のようなものだ。
動けなくなるということは、食物を得ることが出来ずに飢えて死ぬことを意味する。
まあ、人間だから、そうならないためのいろいろな仕掛けを長い時間かけて作ってきた。
農業や畜産、生産性を高めるための工業や、流通の仕組み、交通、そしてコンビニまで。
浮沈子は利用していないけど、宅配までしてくれるので、大好きなカウチポテト状態でも生きていくことはできる。
デブでも良ければ・・・。
夏が終わり、食欲の秋になった。
それは、減量を継続する上で、運動と食事のバランスに細心の注意を払わなければならないという、魔の季節でもある。
運動が、新型コロナの死亡リスクの低減に資するという今回の記事は、減量を続けるうえでも、いいモチベーションになるな・・・。
(定期的な運動で新型コロナの死亡リスクが43%も減少することが判明、どのくらい運動するといいのか?)
https://gigazine.net/news/20220904-regular-physical-linked-covid-infection/
「運動には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への感染を防ぎ、入院や死亡のリスクを含む重症化の危険性を大きく低減する効果があることが確かめられました。」
この手の話は、眉唾なのが多いけど、今回は慎重に対象を選んでいるし、サンプル量も十分なので参考になる。
平均年齢が低い(53歳)のが気になるのと、運動できるのにしていない同程度の健康状態な人との比較が十分なのかという点が疑問だ。
運動の有無だけでの比較になっているかどうかだな。
運動している人は、そうでない人よりも健康体の人が多いからな。
運動不足でありながら、適正なBMIだったり、体脂肪率だったり、血糖値だったり、血圧だったりする恵まれた健康人は、浮沈子のように運動しても健康維持に苦労している人に比べて、新型コロナウイルス感染症による死亡リスクが4割以上も高いのかどうかということなわけだ。
そこを比較してもらわないと、運動の新型コロナに対する免疫的効果は分からない。
まあいい。
記事にもあるように、過去の研究の包括的二次解析だから、過去の変異種が大部分という点はあるけど、傾向と対策としては十分だろう。
「私たちの発見は、十分な身体活動により重度のCOVID-19のリスクを低減させる保護効果が得られるということを強調するものです」
こういう記事を読む効果というのは、運動を継続して健康の維持増進に努めようとする意欲を支えてくれる点にある。
浮沈子は、基本的に運動は嫌いだ。
美味い物(高カロリー、高脂肪、塩分過多、糖質たっぷり、エトセエトセで、概ね健康には良くない)をたらふく食って、部屋でゴロゴロしているのが大好きだ(そんなあ!)。
身体を動かしている時が楽しいと感じたことはない。
眼内レンズの手術の後、筋トレを禁じられて辛い思いをしているけど、内心はホッとしてたりする(もうすぐ再開かと思うと、それがストレスになってきている!)。
辛いのは、減量中に運動制限を掛けられているからに過ぎない。
筋トレ無しで体重を減らすのは、有酸素運動を強化しなければならないから、逆に、結構大変だ。
プチリバを繰り返し、かえって体重が減りにくい体質を増長している(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
運動は一般的に健康によろしい。
今回の研究では、500メッツという具体的な指標が出ている。
たいした運動量ではない。
「例えばウォーキングなら約130分、ランニングなら約50分」(いずれも、1週間分)
浮沈子は、通常、この4倍程度をこなしている(ウォーキングで500分/週間)。
その他に、自転車で片道5kmを往復している(1週間で50km)。
電動アシスト付きだけどな。
旺盛な食欲を満たしながら体重を維持するためには、必要最小限の運動量だ。
運動量だけ見れば、むしろ過剰と言える。
「適度で定期的な運動をすると抗炎症反応や心肺機能、筋力が高められるので、これがCOVID-19に対する有効性の説明になるのではないか」
関節痛(これは、持病の右肩の痛み)、筋肉痛に悩まされながら、労わり労わり運動を続ける。
動物である以上、運動の継続は生きている証のようなものだ。
動けなくなるということは、食物を得ることが出来ずに飢えて死ぬことを意味する。
まあ、人間だから、そうならないためのいろいろな仕掛けを長い時間かけて作ってきた。
農業や畜産、生産性を高めるための工業や、流通の仕組み、交通、そしてコンビニまで。
浮沈子は利用していないけど、宅配までしてくれるので、大好きなカウチポテト状態でも生きていくことはできる。
デブでも良ければ・・・。
夏が終わり、食欲の秋になった。
それは、減量を継続する上で、運動と食事のバランスに細心の注意を払わなければならないという、魔の季節でもある。
運動が、新型コロナの死亡リスクの低減に資するという今回の記事は、減量を続けるうえでも、いいモチベーションになるな・・・。
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