🐱ウクライナ降伏不可避:違和感 ― 2024年03月10日 15:12
ウクライナ降伏不可避:違和感
(米国務省のヌーランド次官、数週間内に退任へ ウクライナ支援で重要な役割)
https://www.cnn.co.jp/usa/35216127.html
「ウクライナ情勢ではロシアのプーチン大統領による全面侵攻に対峙(たいじ)。世界的な連合を組織して同氏の戦略的な失敗を引き出すなど、ウクライナ支援で不可欠な役割を果たした」(ブリンケン国務長官)
うーん、報道されてから数日間、この記事に違和感を覚えないではいられなかったが、何となく納得させられる話が出てきた。
(ドイツ空軍のクリミア大橋爆撃機密会話漏洩 煽っていたヌーランドは遂に更迭か?)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c9d4dbd9438baeaf9d1e3e0e4d1d7aea29c07380
「2013年末から2014年初頭にかけてウクライナのマイダン革命を画策した、ネオコンの根城を形成するヴィクトリア・ヌーランド国務次官の(数週間以内の)辞任が伝えられた。」
「ヌーランドの突然の辞任は更迭と考えていいようだ。」
更迭だってえ!?。
米国の支援が滞り、今こそ、ヌーランド氏のような積極的なウクライナ支持者の存在が貴重なのではないのか。
辞任の理由が、公式に明らかになったわけではないけど、また、本人の発言ではないけど、更迭というのはまた、ずいぶんドラスティックな話だなあ・・・。
遠藤氏は、中国情勢に詳しい一方、米国についても堪能で、最近もネオ今絡みの記事を上げている(浮沈子は、それは読んでいません)。
今回取り上げているのは、「アメリカのジャーナリストDanny Haiphongが元国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官Scott Ritterを取材した長い動画」だ(23分余りなので、一応、字幕翻訳しながら見ました)。
●ヴィクトリア・ヌーランド。ネオコンの「クッキーモンスター」。ゲームオーバーだ。(筆者注:「クッキーモンスター」に関しては2022年5月1日のコラム<2014年、ウクライナにアメリカの傀儡政権を樹立させたバイデンと「クッキーを配るヌーランド」>をご覧いただきたい。)
●今回の辞任は、彼女の自発的行為ではない。彼女はウクライナ紛争の立案者であり、彼女はリセットを考えたことはない。彼女は常に好戦的で、前のめりばかりを続けてきた(=今般の好戦的な挑発もヌーランドによるものだ)。
●しかしそれはバイデン政権が現在求めているものではない。バイデンは今年の大統領選で勝利を望んでいるのであって、今この状況で欧州をけしかけたら、第三次世界大戦、いや核戦争になってしまう。ヌーランドの動きは、今やホワイトハウスの利害と一致してない(=だから欧州を煽ったのはバイデン政権にとって「害」である)。
●欧州に圧力をかけ、打倒ロシアに向けて財力や兵力を投じさせたが、結果としてそれは「ロシアの脆弱化」を招かず、ロシアを強くさせているではないか。ロシアの勝利は明らかで、ウクライナの敗北も明らかだ。
●ゲームオーバーだ!ヌーランドがこれ以上欧州をけしかけてロシア打倒に向けて前のめりになれば、ロシアはさらに強くなり、怪物を生み出すことになる。
●ヌーランドよ、あなたは今や問題を解決する一部ではなく、あなた自身が問題の一部になったのだ。そのことを自覚せよ。
スコットリッターが、ロシアが熱核戦争を生き残ると見ていることには驚きを感じる。
「国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官」が、どれ程の情報に接することが出来るのかは知らないが、何の根拠もなく、そう感じているわけではないだろう。
ヌーランド氏が更迭されたことと、今後のバイデン政権の政策がどうなるかについての明確な話はなかった(ジャーナリストのダニーハイフォンは、そこが知りたかったようだけどな)。
ヌーランドがこれ以上欧州をけしかけたら、ロシアはますます強靭になるという米国にとってうれしくない結果を招くという見立ては、おそらく正しい。
バイデン政権の目論見は、ウクライナ紛争を通して、ロシアの弱体化を図ることだったはずだが、結果は真逆だ。
その立役者だったヌーランドが政権側から切られたというのは、いかにも本当らしい気がする。
「この動画だけでなく、他の多くの情報があるが、要するにヌーランドは戦争ビジネスで生きるネオコンの闘士として終わりを告げ、バイデンにとってはむしろ「害」をなすモンスターとなり、更迭されたのだということが推論される。」(遠藤氏)
ウクライナ紛争を制御された地域紛争に留め、制御下に置きながら、NATOとの決定的な衝突を回避しつつ、ロシアの弱体化、プーチン政権の崩壊を目指すとしていたバイデン政権の目論見は、昨年の反転攻勢の失敗、米国からの支援の中断で崩壊した。
来週行われるロシア大統領選挙で、80パーセント近い支持率で当選することになれば、プーチン失脚の目も消える。
米国は、既に大統領選挙本選モードに突入している。
あらゆる政策の継続性が断たれ、政治的選択が最優先され、米国がぶっ壊れる時期だ。
経済的には、無理な好景気が演出され、バブリーな状況になるけど、それは一時的なものだ。
遠藤氏の記事では、ウクライナと中国との関係について書かれた別記事(リンクを辿った)も読んだが、機会があればまた書くかもしれない(安全保障条項があるようです)。
ヌーランド氏の退任については、本当のところは本人の口から語られない限り明らかにはならない気がする。
スコットリッターによれば、退任後も評論活動などを続けるかも知れないということだから、その可能性はある。
ネオコンは不滅だ。
それは、政権から遠ざかれば遠ざかるほど、その存在を際立たせることになる。
民主党政権に限らず、共和党政権下でも、一定の存在感を発揮していた。
逆に、トランプ政権では、ネオコンは徹底的に敵対視され、破壊の対象となる。
もしトラになれば、政権からは完全に干される。
ヌーランドは、いい時期に身を引いたことになるかも知れない。
米国の衰退とともに、ネオコンの活躍する場面は少なくなっていくだろうが、その移行期に果たす役割は小さくない。
対外的拡張に対する米国の潜在的意欲は、ロシアなどとは比較にならない。
海洋国家と大陸国家との違いと言い換えてもいいかもしれない。
人の迷惑顧みず、世界に戦乱の種を撒き散らしながら、衰退の一途をたどる運命の米国(そうなのかあ?)。
ちんまりと、北米大陸における地域大国の鞘に収まるまでには、何十年もかかるだろうな・・・。
(米国務省のヌーランド次官、数週間内に退任へ ウクライナ支援で重要な役割)
https://www.cnn.co.jp/usa/35216127.html
「ウクライナ情勢ではロシアのプーチン大統領による全面侵攻に対峙(たいじ)。世界的な連合を組織して同氏の戦略的な失敗を引き出すなど、ウクライナ支援で不可欠な役割を果たした」(ブリンケン国務長官)
うーん、報道されてから数日間、この記事に違和感を覚えないではいられなかったが、何となく納得させられる話が出てきた。
(ドイツ空軍のクリミア大橋爆撃機密会話漏洩 煽っていたヌーランドは遂に更迭か?)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c9d4dbd9438baeaf9d1e3e0e4d1d7aea29c07380
「2013年末から2014年初頭にかけてウクライナのマイダン革命を画策した、ネオコンの根城を形成するヴィクトリア・ヌーランド国務次官の(数週間以内の)辞任が伝えられた。」
「ヌーランドの突然の辞任は更迭と考えていいようだ。」
更迭だってえ!?。
米国の支援が滞り、今こそ、ヌーランド氏のような積極的なウクライナ支持者の存在が貴重なのではないのか。
辞任の理由が、公式に明らかになったわけではないけど、また、本人の発言ではないけど、更迭というのはまた、ずいぶんドラスティックな話だなあ・・・。
遠藤氏は、中国情勢に詳しい一方、米国についても堪能で、最近もネオ今絡みの記事を上げている(浮沈子は、それは読んでいません)。
今回取り上げているのは、「アメリカのジャーナリストDanny Haiphongが元国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官Scott Ritterを取材した長い動画」だ(23分余りなので、一応、字幕翻訳しながら見ました)。
●ヴィクトリア・ヌーランド。ネオコンの「クッキーモンスター」。ゲームオーバーだ。(筆者注:「クッキーモンスター」に関しては2022年5月1日のコラム<2014年、ウクライナにアメリカの傀儡政権を樹立させたバイデンと「クッキーを配るヌーランド」>をご覧いただきたい。)
●今回の辞任は、彼女の自発的行為ではない。彼女はウクライナ紛争の立案者であり、彼女はリセットを考えたことはない。彼女は常に好戦的で、前のめりばかりを続けてきた(=今般の好戦的な挑発もヌーランドによるものだ)。
●しかしそれはバイデン政権が現在求めているものではない。バイデンは今年の大統領選で勝利を望んでいるのであって、今この状況で欧州をけしかけたら、第三次世界大戦、いや核戦争になってしまう。ヌーランドの動きは、今やホワイトハウスの利害と一致してない(=だから欧州を煽ったのはバイデン政権にとって「害」である)。
●欧州に圧力をかけ、打倒ロシアに向けて財力や兵力を投じさせたが、結果としてそれは「ロシアの脆弱化」を招かず、ロシアを強くさせているではないか。ロシアの勝利は明らかで、ウクライナの敗北も明らかだ。
●ゲームオーバーだ!ヌーランドがこれ以上欧州をけしかけてロシア打倒に向けて前のめりになれば、ロシアはさらに強くなり、怪物を生み出すことになる。
●ヌーランドよ、あなたは今や問題を解決する一部ではなく、あなた自身が問題の一部になったのだ。そのことを自覚せよ。
スコットリッターが、ロシアが熱核戦争を生き残ると見ていることには驚きを感じる。
「国際連合大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官」が、どれ程の情報に接することが出来るのかは知らないが、何の根拠もなく、そう感じているわけではないだろう。
ヌーランド氏が更迭されたことと、今後のバイデン政権の政策がどうなるかについての明確な話はなかった(ジャーナリストのダニーハイフォンは、そこが知りたかったようだけどな)。
ヌーランドがこれ以上欧州をけしかけたら、ロシアはますます強靭になるという米国にとってうれしくない結果を招くという見立ては、おそらく正しい。
バイデン政権の目論見は、ウクライナ紛争を通して、ロシアの弱体化を図ることだったはずだが、結果は真逆だ。
その立役者だったヌーランドが政権側から切られたというのは、いかにも本当らしい気がする。
「この動画だけでなく、他の多くの情報があるが、要するにヌーランドは戦争ビジネスで生きるネオコンの闘士として終わりを告げ、バイデンにとってはむしろ「害」をなすモンスターとなり、更迭されたのだということが推論される。」(遠藤氏)
ウクライナ紛争を制御された地域紛争に留め、制御下に置きながら、NATOとの決定的な衝突を回避しつつ、ロシアの弱体化、プーチン政権の崩壊を目指すとしていたバイデン政権の目論見は、昨年の反転攻勢の失敗、米国からの支援の中断で崩壊した。
来週行われるロシア大統領選挙で、80パーセント近い支持率で当選することになれば、プーチン失脚の目も消える。
米国は、既に大統領選挙本選モードに突入している。
あらゆる政策の継続性が断たれ、政治的選択が最優先され、米国がぶっ壊れる時期だ。
経済的には、無理な好景気が演出され、バブリーな状況になるけど、それは一時的なものだ。
遠藤氏の記事では、ウクライナと中国との関係について書かれた別記事(リンクを辿った)も読んだが、機会があればまた書くかもしれない(安全保障条項があるようです)。
ヌーランド氏の退任については、本当のところは本人の口から語られない限り明らかにはならない気がする。
スコットリッターによれば、退任後も評論活動などを続けるかも知れないということだから、その可能性はある。
ネオコンは不滅だ。
それは、政権から遠ざかれば遠ざかるほど、その存在を際立たせることになる。
民主党政権に限らず、共和党政権下でも、一定の存在感を発揮していた。
逆に、トランプ政権では、ネオコンは徹底的に敵対視され、破壊の対象となる。
もしトラになれば、政権からは完全に干される。
ヌーランドは、いい時期に身を引いたことになるかも知れない。
米国の衰退とともに、ネオコンの活躍する場面は少なくなっていくだろうが、その移行期に果たす役割は小さくない。
対外的拡張に対する米国の潜在的意欲は、ロシアなどとは比較にならない。
海洋国家と大陸国家との違いと言い換えてもいいかもしれない。
人の迷惑顧みず、世界に戦乱の種を撒き散らしながら、衰退の一途をたどる運命の米国(そうなのかあ?)。
ちんまりと、北米大陸における地域大国の鞘に収まるまでには、何十年もかかるだろうな・・・。
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