🐱ウクライナ降伏不可避:街の名2024年05月09日 19:57

ウクライナ降伏不可避:街の名
ウクライナ降伏不可避:街の名


(ロシア軍がヴェセレ方向で前進、ローテーションのないウクライナ軍部隊は限界か)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-advance-in-the-direction-of-vesele-is-ukrainian-troops-without-rotation-at-their-limit/

「この方面の状況は厳しく、残念ながら敵の圧力によって状況は悪化する一方だ。ロシア軍はロズドリフカからビロホリウカまでの全区間で我が軍の陣地を突破しようと試みており、特に空挺部隊を集結させてヴェセレ方向から線路沿いに前進している。ここを突破されてしまったのは1年以上もローテーションなしで戦っている旅団戦力が限界に達しているためだ」(DEEP STATE:ウクライナの軍事ブログ)

今回は、この前線の状況の話題じゃない。

地図で示されている場所がぴんとこななったので、グーグルマップで調べることにした。

ドネツクから辿って、北の方へ向かって探したんだが、目安にしようと思っていたバフムトが見つからない。

色々調べているうちに、いつの間にか、街の名前が変わっていたことを知った。

(バフムートの名称を「アルチェモフスク」に変更へ 親ロシア派当局者:2023.05.24 Wed posted at 07:46 JST)
https://www.cnn.co.jp/world/35204216.html

「バフムートは不運にもウクライナだったが、今は違う。ロシアだ。だから名称もバフムートではなく、アルチェモフスクになる」

1年近く前の話だ。

ウィキではどうなっているんだろう?。

(バフムート)
https://en.wikipedia.org/wiki/Bakhmut#Russian_invasion

「バフムートはもともと 16 世紀にロシア国家の南国境にある小さな国境地点として設立」

元々の名前は、やっぱバフムトなわけだ。

「この都市は、1924 年から 2016 年までアルテミフスクまたはアルテモフスクとして知られていました。」

「(2023年)6月4日、エフゲニー・プリゴジンはウクライナ軍が依然として高速道路T0504沿いの市内の一部を支配していることを認めた。」

歴史の項目はここで途切れている。

街の名前が変わったことには触れられていない。

浮沈子的には、グーグルマップで街の名が変わっていたのはいささかショックだ(ウクライナ語の添え字は、バフムトのままですが)。

ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、ロシア語読みの都市名とウクライナ読みとが入り乱れていて、やや混乱するところがある。

浮沈子的には、キエフとかオデッサとか、ロシア語(日本語?)で馴染んだ名称については、そのまま使うことにしているが、報道で使われるウクライナ読みの名称に合わせることが多い。

中には、英語読みで通称が定着しているもの(オケレタインとか)もあるので、通じればそれでもかまわない(よく参照する「航空万能論」では、最近、現地読みに変わった:→オチェレティネ)。

が、バフムトは特別だろう(浮沈子は、バフムートと伸ばしませんが:たぶん、その方が現地読みに近いんでしょうけど)。

アルチェモフスクという名前は、ロシア的(ソ連的?)な理由で付けられた政治的臭いがプンプンする名称だからな。

まあ、どうでもいいんですが。

今後も、ロシアの支配地域が増えるにつれて、同様の事例が散見されることになるのかもしれない。

名称自体は同じでも、現在ウクライナ語読みの報道が、いつの間にかロシア語読みに変わっていくかも知れないしな(そうなのかあ?)。

戦場で勝てないウクライナに対し、世間の仕打ちは厳しい。

バフムトの戦いは、ウクライナの反撃を受けて後退していたロシア軍が、莫大な犠牲を厭わずに反転攻勢に転じた象徴的な戦闘でもある。

郊外では、その後、一進一退を繰り返していたが、少なくとも現在はロシアが完全に掌握し、隣町のチャシブヤールを猛攻撃している。

ここの陥落も時間の問題と言われている(ウクライナ軍高官がそう言ってるしな)。

占領された街の名が変わり、地図が塗り替えられていく。

浮沈子は、自身、北方領土の地図表記の変更を体験している。

子供のころは、我が国の領土としての表記ではなかった。

(教科書・図書教材 よくあるご質問Q&A)
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/question/e/chizu.html

「日本北部の国境線について」

「日本北部の国境線が千島列島に2か所と、樺太中部、宗谷海峡の計4か所に表示してあるのはどうしてでしょうか。」

「日本北部の国境線や領土の表示については、1969年に文部省(当時)から教科書協会に次のような通達がありました。
(1)歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島は日本領土として扱い、南樺太と残りの千島列島は未帰属地域とする(領土の色をつける場合は白色とする)
(2)国境線を択捉島と得撫(ウルップ)島の間、占守(シムシュ)島とカムチャツカ半島の間、樺太と北海道の間、樺太の北緯50度のところに入れる。
 これは、日本政府の公式見解に基づくものであり、地図帳を含めた検定教科書では、これに従って国境線を記載しています。歴史的背景は以下のとおりです。
 日本とロシアとの間で最初に結ばれた1855年の「日魯通好条約」では、“択捉島以南の北方四島は日本領、得撫島以北の千島列島はロシア領とする”、“樺太については国境を設けず日露両国民混住の地とする”とされました。
 1875年の「千島・樺太交換条約」で、日本はロシアから千島列島(条約には占守島から得撫島まで18の島々の名が列挙してある)を譲り受けるかわりに、樺太全島を放棄しました。
 その後、1905年、日露戦争終結時の「ポーツマス条約」で、樺太の北緯50度以南をロシアより譲り受け、この状態で第二次世界大戦を迎えます。
 そして戦後、1951年の「サンフランシスコ平和条約」で日本は南樺太と千島列島を放棄しましたが、会議に出席したソビエト連邦は条約への調印を拒否したため、それらがどこに帰属するかは未決であるというのが日本政府の立場です。また、国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島の北方四島は、一度も他国のものになったことがない日本固有の領土であって、サンフランシスコ平和条約で放棄した“千島列島”には含まれないとしています。
 このようにして、北方領土問題は日露間の平和条約締結のための交渉のなかで解決されるものとして今日に至っています。」

これによれば、北方四島のみならず、樺太の南半分も我が国の領土になるのかもしれない(未確認)。

保存していないので分からないが、小学生のころに使っていた地図帳では、日本の領土としては扱われていなかった気がする。

まあ、どうでもいいんですが。

「ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは2月~4月の間に「シヴェルシク方面でのロシア軍前進」を報告していたが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは8日夜「ヴェセレ方向におけるロシア軍の前進が明確になった」と報告」(初出の航空万能論)

シベルシクもベセレも、バフムト(アルチェモフスク)の北方にある。

ベセレは、既にロシアの支配下に落ちてしまったが、シベルシクが陥落するのも時間の問題だろう。

この街の名前が変わることはないかも知れないが、ロシアの街になっちまうことは間違いないだろうな・・・。

🐱ウクライナ降伏不可避:派兵2024年05月09日 21:54

ウクライナ降伏不可避:派兵


(ウクライナ国民がNATOの派兵求める請願書 ロシア「非常に危険な」紛争を警告)
https://forbesjapan.com/articles/detail/70817

「日本時間9日未明時点では二千数百人となっている。請願書の期限は今年8月7日。」

政治的、戦略的にはともかく、戦術的には現実的な対応かも知れない。

もう、ウクライナ軍は持ち堪えられない。

崩壊寸前といっていい。

(アウディーイウカ方面、ロシア軍がウマンスキー制圧に成功した可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/possibility-that-russian-troops-succeeded-in-conquering-umansky-in-the-audiiivka-area/

「ウクライナ軍がウマンスキーを失っている場合、ロシア軍はセメニフカ方向に布陣するウクライナ軍部隊の背後に回り込むことが可能になるため、前線位置がノヴォポクロフケ辺りまで後退することになる」

「本当にウクライナ軍はどこまで下がるつもりなのだろうか?」

アウディーイウカ方面では、ポクロフシク(物資の集積地と言われている)が当面の戦術目標とされているから、ロシア軍を損耗させつつ、そこまでは下がる可能性がある。

防衛ライン(塹壕?)も、それを想定して建設されているはずだ(おそらく複数)。

それより後方に、防衛ラインはない(未確認)。

そこを突破されることは、例によって想定外だからな。

ドネツク州全域が、ロシアの支配下に落ちることになる。

さて、そこで留まるかどうか。

(ロシア軍は空からの攻撃手段を多様化、ミサイルが枯渇することはない)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-russian-military-has-diversified-its-air-attack-methods-and-will-not-run-out-of-missiles/

「Kh-69の登場で戦術クラスでもウクライナの中央辺りまで攻撃できる」

どうも、このKh-69というのが曲者のようだ。

「Kh-59を発展させたKh-69はStorm ShadowやKEPD350(TAURUS)に似ている」(国際戦略研究所)

「旧型と比較してレーダーに対する低認識性と射程距離(最大400km)が改善されている。さらにKh-69はSu-57だけでなく他の戦闘機でも運用可能なため、これまでKinzhalを運用するMiG-31Kの離陸時に出していた警報を頻繁に出さざるを得ない状況」

つまり、戦域がウクライナ中央部まで拡大することが容易になってきているということなわけだ。

記事にあるように、ロシアのミサイルが枯渇することを期待するわけにはいかない。

どころか、今後は増加してくることが予想されている。

そう、ウクライナ戦線では使いきれないほどにな。

まあ、この話も始めると長くなるので今回は書かない。

戦線は、ウクライナ中部から西部にかけて遷移していくだろうが、それを支える兵士は枯渇していく。

戦線を安定させ、反撃に転じるためには兵士の補充が不可欠だが、国内で対応することは難しくなってきている。

つまり、手詰まりなわけだ。

もう、NATOが派兵するよりほかに手はない。

「ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は8日の記者会見でさっそく反応し、ロシアによる対ウクライナ戦争にNATO軍が直接介入すれば「非常に危険な」結果を招きかねないと警告」(初出のフォーブスの記事)

NATOの派兵に対しては、ロシアは敏感に反応している。

これは、一種のメッセージだ。

欧州大戦争への引き金を引くのは、ロシアじゃないかも知れない。

欧州自身が、ウクライナ派兵を通じて、なし崩し的に戦争を始めることになる。

「ドイツや米国といったNATOの主要加盟国やNATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長はすぐにマクロンの発言を打ち消し、NATOに派兵の「計画はない」と言明」

それは、もしかすると、実際の検討が進んでいることの裏返しなのかもしれない。

ウクライナの防衛ラインが崩壊すれば、事態の展開は急速に進む。

武器や経済の支援だけで時間をコントロールできなければ、派兵して稼ぐしかない。

空っぽの兵器庫に砲弾をため込んだり、自軍の兵士を適応させたりするための時間を稼がなければならないからな。

現状では、NATO自体の兵力にも不安がある。

ウクライナへの派兵は、NATOにとって、現実的な対応の一つだ。

ロシア軍が、ウクライナでやっていることは、実弾を使った演習であり実戦に即した訓練だ。

NATOだって、そういうのが必要なんじゃないのかあ?。

開発した兵器の試し撃ちもしているしな。

まあ、特殊な戦場だから、どこまで普遍性があるかという点では問題があるが、演習では得られない情報と経験が得られる点では貴重だ。

浮沈子的には、NATO軍の投入はアリだと見ている。

ロシアも、それは想定しているに違いない。

「フランス(の部隊)が紛争地帯に現れれば、(ロシア軍の)目標になることは避けられない」(ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官)

いきなりフランス本国に核ミサイルぶち込むわけじゃないと明言している。

戦場で標的になる覚悟だけしておいで、というわけだ(そうなのかあ?)。

欧州が準備を整える時間が十分稼げるなら、派兵はない。

が、ウクライナ軍の崩壊が早まるようなら、絶対にないとは言えないからな。

浮沈子は、ウクライナ戦争を継続しながら、ロシアが欧州大戦争をおっぱじめる可能性が高いと見ている。

初めは局地戦だろうが、欧州は応戦だけするわけではないだろう。

その際にも、ウクライナへの派兵が検討されるかもしれない。

ウクライナは自国のことだけ考えて派兵要請をするかも知れないが、欧州は、ウクライナのことだけ考えるわけにはいかないからな。

実際の戦場に兵士を送り込んで、実戦対応の経験を積ませることも考えているかもしれない。

が、まあ、政治的に選択可能かどうかという話はある。

マクロンは、やるかもしれないだろうけどな・・・。