🐱欧州大戦争:もう一つの妄想 ― 2024年05月23日 13:32
欧州大戦争:もう一つの妄想
(ハルキウ正面侵攻でロシア軍が墓穴、勝機逃し敗色濃厚に)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81121#google_vignette
「ウクライナ軍の主陣地は、国境よりも5~10キロほど後方にあるので、陣前までは前進されている。」
えーと、我々は既に、少なくともボルチャンスク方面にそんなもんはないことを知っている。
「ウクライナ軍は、事前に準備した前方陣地と主陣地で、防御戦闘をほぼ計画通り実施している。」
まあ、ゼレンスキーが言うことを額面通り信じれば、そう言うことになっちまうだろうな。
浮沈子は、もっとあっさり突破されると思ってたから、ロシア軍には突破力がないのか、その気がないのかの2択だと考えざるを得ない。
この記事の金村氏は、前者だと考えているようだ。
「その兵力は3万~5万人という。概ね10日ほど経過したが、国境から5~10キロを前進したものの、ウクライナ軍の陣地を突破できずにいる。」
「ロシア軍は、戦闘に慣れていない不十分な戦力で戦っている。ロシア軍の力不足という印象だ。」
確かに・・・。
が、ウクライナが必死に防戦していることも事実だ。
浮沈子的には、貴重な兵力を消耗しながら、東部戦線と同じように、まともな要塞もない所で防御戦を戦っている。
ウクライナにとっては、マズい戦い方と言える。
「ウクライナ軍がアウディウカの地域で、ロシア軍の攻撃を止められるか、突き抜けられて、戦果拡張されるかで、今後の戦況は大きく変わる。ウクライナ軍は今、その瀬戸際にきている」
少し前に、著者はそう書いていたということだから、従来の戦闘のポイントは掴んでいる。
おそらく、その状況は変わっていない。
「ロシア軍がハルキウに投入している3万~5万人という強大な戦力を投入して戦えば、ウクライナ軍の武器弾薬不足を突いて、この地での作戦は上手くいったはずだ。」
「しかし、ロシア軍は3万~5万人の戦力をアウディウカ方面に投入せずに、ハルキウ攻撃に投入してしまった。」
ということで、両方とも突破に失敗し、二兎を追う者は一兎をも得ずな状況にあるという。
実際に、戦況の推移だけ見れば、その通りということになる。
「アウディウカ方面は大きく進展することはなく、ハルキウ正面もウクライナ軍防御を突き破る戦果を出してはいない。」
しかし、記事にもある通り、ウクライナ軍は予備戦力をハルキウ方面に投入し、戦線は薄く引き延ばされた状況になっている。
ロシア軍にとって、美味しい状態を作り上げたともいえる気がするんだがな。
「ロシア軍は、中途半端な攻撃で、自滅の兆候が出ている」
うーん、そういう見方もあるか・・・。
侵攻当初や、ヘルソンの放棄など、類似の事例を上げながら、現状のロシア軍の攻撃のまずさを指摘している。
「勝敗の境目であった戦局で、そこに防御を突き破る戦力を投入しなかったのだ。」
その指摘は、説得力もあり、装甲車両の不足からゴルフカートやサイドカーまで投入しているという現状を踏まえると、ホントに限界にきているのではないかとも考えられる。
「ロシアは、攻撃目標達成にあと一歩か二歩というところで、大きな抵抗を受けたり、あるいは自軍に問題が生じたりすると、後退するか、または敵の新たな弱点を求めて、攻撃正面を変える戦闘を行う。」
バフムトやアウディーイウカでの戦闘を見ていると、必ずしもそうとは言えない気がする。
ウクライナ側(西側)が呆れるような犠牲を出しながら、所期の目的を貫徹した。
が、その後の進展は遅い。
だらだらと中途半端で、確かに突破力を発揮しているとは言えない。
要するに、一貫性がない。
歯痒い。
だが、それは、ウクライナ軍の昨年の反転攻勢にも言える。
現実の戦争は、様々な要因が重なり合い、机上の理論通りにはいかない。
こうあるべきだと言う通りに物事が運ぶと考えるのは、妄想に過ぎないのだ。
「これからは、ロシア軍の継戦能力を削ぐために射程300キロのATACMS(Army Tactical Missile System=陸軍戦術ミサイルシステム)で、クリミア半島やウクライナに隣接する地域の空軍・海軍基地、弾薬庫、石油施設を徹底的に潰しにかかる。」
クリミアへの攻撃は既に行われ、黒海艦隊最後の艦船が撃沈されたといわれている(えーと、セバストポリをベースにしているミサイル艦で、ということらしいですが)。
エイタクムスではないけど、ウクライナ自前のミサイルやドローンでのロシア本土への攻撃は、度々行われていてそれなりの戦果を挙げていると言われる。
時間はロシアに味方しているとはいえ、ロシアも無傷で済んでいるわけではない。
戦争の本質は破壊と領域支配だと、前総司令官のザルジニーは指摘していた。
破壊はしてるんだが、残念ながらそれを領域支配に結び付けられないのがウクライナの辛いところで、浮沈子的には、西側の下請けになって来るべき欧州大戦争に向けてロシア軍の被害を増やしているだけなのではないかと見ている。
まあ、どうでもいいんですが。
「長射程精密誘導ロケットや砲で、前線で攻撃してくるロシア軍の砲兵陣地や兵站施設を叩く。」
エイタクムスの効果は、そういう使い方で最も威力を発揮してきたし、今後、単弾頭(クラスター弾ではない)の供与や弾数が豊富になって来れば、領域支配に結び付けられる可能性がないとまでは言えない。
しかし、今年いっぱいは155mm砲弾は、現在の日量2000発が、せいぜい2500発程度に増えるだけで、前線に与える変化は皆無に等しいだろう。
少なくとも、ロシアが調達する日量1万発以上に上る数的優位には程遠いし、人的資源についても向こう数か月はアットーテキ優位を保つだろう。
「地上軍攻撃兵器が減少しているロシア軍の疲弊は目に見えてきている。」
聖域からの航空支援を受け、豊富な砲弾を叩き込みながら、戦線全域に渡り、ジリジリと支配地域を拡大しているのを見ると、余り疲弊しているようには見えないんだがな。
装甲車両の不足は、確かに目に見えているけど、浮沈子的には欧州大戦争に向けて備蓄に走っているのではないかと思える(未確認)。
「キーウを制圧し、ドニエプル川東岸に到達できるだけの本格的な攻勢作戦を実施する戦力はもうないようだ。」
「もしできても小さな局地的な地域だけだろう。」
ロシアの戦略にもよるけど、大規模な突破を図るというよりは、持久戦的長期戦に持ち込んで、西側の支援の疲弊を待つということなら、それで十分だろう。
サリバンも、今年いっぱいは反転攻勢に持ち込むことは出来ないと明言している。
ひたすら耐えて忍ぶだけだ(そんなあ!)。
「ウクライナ軍の今後の反攻については、ウクライナの兵員の増加にもよるが、クリミアへの上陸侵攻が可能かどうかが、注目されるところである。」
英国と共同作戦を張ったところだが、残念ながら撤退した(クリミアかどうかは不明:捕虜も取られたようです)。
やれやれ・・・。
いずれにしても、来年以降の話で、それも、米国大統領選挙の結果次第だ。
支援が打ち切られるわけではないかも知れないが、出口戦略のない無限の支援を続けるという現在の政策が、大きな変更を求められることは間違いない。
ロシアが疲弊して、軍事的に息詰まるという話は、2年前の開戦当初からいやになるほど聞かされてきた。
インド中国イラン北朝鮮といった「友好国」に支援され、ベトナムからもエールを送られ、アットーテキな得票率で5期目に突入したプーチン政権が、どうしたら破綻に追い込まれ、敗戦し、西側に屈服するのか、ロシアを崩壊させられるのかを妄想することは困難だ。
が、そういうシナリオを描くことは不可能じゃない。
バイデンやトランプほどじゃないけど、プーチンだってジジイだし、いつまでも権力の座にいられるわけではない。
毎度、事ある毎に、健康不安説が飛び交っている。
浮沈子よりも高齢だから、持病の一つや二つは抱えているだろうけど、国家の最高指導者としての健康管理はキッチリ受けているだろうし、本人も気を付けているだろうから、明日明後日に倒れるような話はないだろうけど。
浮沈子的懸念は、その後の大統領に、メドベージェフ辺りが収まったりした時の不安が大きい。
人工知能だってシベリア送りにしちまいそうだしな(どーやって?)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンは、現実的に、戦闘国家の高度化、長期化に取り組み始めている。
経済閣僚を国防大臣に起用したり、真偽のほどはともかく、政権の汚職撲滅に取り組む姿勢を見せている。
それでも、それらの政策が成功するかどうかは分からない。
ロシア単独では、成功はおぼつかないかもしれない。
特に、中国からの支援は欠かせないだろう。
もしも、その絆が断ち切られるようなことになれば、ロシアの崩壊は現実になる可能性もある。
中露の分断を図ることは、ロシアの暴走を止める上では必要最小限の要素だ。
西側が、腹を括って、中国との貿易を断ち、ウクライナと共にアリ地獄に落ちる決断をすれば、ロシア崩壊の妄想は現実味を帯びてくるだろうが、その前提となる、中国を世界から排除する妄想の方がリアリティに欠けるからな。
やれやれ・・・。
(プーチン、ようやく戦争に本気で向き合う~これはプリゴジンの遺言だったのか、腐敗一掃、戦時体制整備、そして中国抱き込み)
https://gendai.media/articles/-/130406
(欧州が覚悟する地上軍ウクライナ派遣とプーチン核使用のリアリティー)
https://gendai.media/articles/-/130411
連続記事みたいな感じだったので、纏めてリンクしておく。
初出の金村氏の記事は、ロシアのふがいない戦略を嘆く内容だったが(そうなのかあ?)、畔蒜(あびる)氏は、実証的考察を積み重ねながら、欧州とロシアの避けがたい衝突を描いている気がする。
経歴を読んだら、フィオナヒルの著書の監訳もしていた。
初めの記事で浮沈子が注目したのは2点。
「プリゴジンの反乱は、プーチンに対する反乱ではなく、ショイグ-ゲラシモフ体制に対する反乱だった。」
今回の5期目の人事で、プーチンがプリゴジンの遺言に応えたというのは、なかなかユニークな視点ではある。
間違いなく、長期の戦闘国家体制を目指した形だ。
もう一つは、西側の経済制裁の行方に対する懸念だ。
「中国が引いているラインが、殺傷兵器は供与しない、しかし、軍事転用可能な民生品は供与するということである。さすがに米国は、このダブルユースの物資がロシアの軍需産業の生産力を支えていると言うことは認識しているので、昨年の12月、中国のいくつかの銀行に対して、二次制裁を発動した。そのため、ここ数ヵ月、ロシアと中国の貿易額は減ってきている。効果が出始めてはいる。」
「今回、制裁リストに載せられたのは米国に支店を持っている大手銀行だ。それは制裁の対象になり得る。ただし、米国と全くビジネスをやっていないローカルな銀行、ドルを使ったSWIFTでの決済ではない決済手段、などははっきり言って関係ない。なおかつ現地通貨で決済をするということをやれば、そこにいろいろなダミーを間に絡ませたりしたら捕捉されにくくなる。」
「ロシアも中国も、ルーブル、元での国際決済のシステムは既に持っている。それを使って、主に人民元でということになる。もちろんコストも手間も余計にかかるが決済は十分可能」
それでも、何もやらないよりはいいだろうが、従来宣伝されていたように、明日にもロシアが経済的に崩壊するような話ではない。
ドンパチは、破壊だからな。
再建に至るプロセスまで考えれば、スクラップアンドビルドで、革新や効率化、景気の循環を促す効果がないとは言えないが、兵器生産そのものには長期的な前向きの経済効果はない。
カンフル剤のようなもので、弊害の方が大きいだろう。
だが、その兵器で、他国の領土を支配し、資源や生産拠点、市場を得ることが出来れば話は別だ。
戦争は、優れた経済行為という見方もできる。
中露連合にとって、ウクライナだけでは投資に見合わないことは明らかだ(未確認)。
2番目の記事では、ウクライナを支える西側支援の見通しがポイントだ。
砲弾の供給や、可決承認された予算の期限などに、やや疑問は残るけど、無難な想定で書かれている。
「ハリキウ市自体まで攻め込むことは出来ないと思うが、可能な限り緩衝地帯を拡げるという作戦であろう。」
うーん、浮沈子的には十分あり得ると思ってるけどな。
まあいい。
注目なのは、欧州の情勢分析な部分だ。
「特に欧州は、フィンランド、スウェーデンが長年の中立政策を放棄してNATOに加盟するほど、ロシアのウクライナ侵攻に対する危機感は極めて高く・・・」
「フランスのマクロン大統領が繰り返し発言している欧米の地上部隊を、ウクライナに送るかどうかというのは、間違いなく問題になってくる。」
「ウクライナのパートナー達(=米国)」はロシアが戦争に敗北することを恐れており、ロシアが敗北しない程度にウクライナに勝利して欲しいのだ」(ウクライナのゼレンスキー大統領:一部修正)
畔蒜氏は、供与兵器による越境攻撃はないと見ている。
「しかし、マクロン発言に見られるように、もはや、欧州にはウクライナを維持するためには直接的な軍事行動も必要という認識が生まれつつある。彼らにとってこの戦争は、もはや単にウクライナの戦争ではなく、欧州とロシアとの戦争になりつつあるのである。」
浮沈子も同感だな。
欧州の意識の変化、戦争への直接関与への覚悟、核兵器を使用した欧州大戦争も想定の範囲内とした記事は初めて読んだ気がする(ひょっとしたら、以前にも読んだかも:妄想は渦巻いているので)。
「ウクライナにNATO軍、あるいは欧州諸国の地上軍が投入されるとすれば、ロシアも相応の対応を取る用意があるとのメッセージ」
「徐々に状況が煮詰まってきている」
金村氏のロシア崩壊序曲も、畔蒜氏の欧州核戦争(!)切迫も、どちらも妄想には違いない。
現実は、だらだらとした陣地戦が、昨日のように今日も続き、明日もまた続くだろうという、鬱陶しい梅雨時な状況だ(沖縄・奄美地方は梅雨入りだそうです)。
記事後半では、開戦当初のイスタンブール合意についての記述があるけど、割愛する。
プーチンは、これを和平案のたたき台にしたいようだが、ウクライナが受け入れることは決してないだろう。
戦争が継続して嬉しいことは何もない。
また、戦域が拡大したり、新たな兵器が次々と投入されてエスカレートすることも嬉しくない。
浮沈子的には、欧州へ戦域が拡大すること、その際には非戦略核兵器がふつーに使用されることを妄想しているけど、決してそれを願っているわけではない。
米国大統領選挙の結果も、本質的には同じ状況を継続させる可能性が高い。
「このまま落とし所が見えないまま、ポスト米国大統領の2025年に突入していくことになりそうだ。」
それまで、ウクライナが持つのか、それともロシアが崩壊するのか(ありえねー・・・)。
来年の今頃も、ひょっとしたら同じ話題を取り上げているような、いやーな予感がしてきたな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目の前だ)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/05/post-104569.php
「もしウクライナが諦めるか、私たちがウクライナを諦めれば、将来、今とは違うロシアが戦争を行うことになる」(米イェール大学の歴史学教授で、東欧とソビエト連邦を専門とするティモシー・スナイダー)
歴史上の類似性からの推測だけど、浮沈子的にはやや違和感があるな。
「1939年、アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツはチェコスロバキアに侵攻し、自軍の補給のためにチェコを併合した。」
「イギリスとフランスは、ポーランドの同盟国で安全を保障していたが、それでもナチス・ドイツは同年9月、ポーランドに侵攻。これを受け、イギリスとフランスはナチス・ドイツに宣戦布告し、第2次世界大戦が勃発した。」
歴史に「もしも」はないけれど、仮にチェコを併合する前(1938年)に英仏がドイツに宣戦布告していたら、やっぱ、第2次世界大戦は勃発したわけで、どの道避けようはなかっただろうに。
「その後は1939年と同じだ。今は1938年だ。ウクライナは事実上、私たちが1938年を引き延ばすことを可能にしてくれている。彼らは、1939年に突入しないようにしてくれているのだ」
そのおかげで、ロシアは砲弾を備蓄し、生産能力を拡大し、「友好国」との関係を強固にし、着々と来るべき「第3次世界大戦」の準備を整えることが出来る。
先送りすればするほど、西側の優位性は縮小していく。
「ロシアは、ウクライナの技術と兵士を手にし、地理的に異なる位置から戦争を行うことになる」
ロシアは、それまで待ってはくれないだろうな。
「エストニアの首都タリンで行われた会議」での発言だそうだが、エストニアは、ますます直接関与(=派兵)に傾いていくかもしれない。
欧州大戦争は、既に避けがたいところまで来ている。
ロシアが先に手を出すか、NATOが引き金を引くか。
1938年を引き延ばすことは可能だろう。
が、歴史を元に戻すことは出来ない。
準備された兵器は使われる運命にある。
ロシアとベラルーシは、第2段階の演習で、非戦略核兵器の運用で共に協力し合うことになる。
「プーチンの忠実な味方であるベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は2024年2月、世界は「再び崖っぷちに立たされている」と警告した。」
「ルカシェンコは第3次世界大戦について、「懸念する根拠はある」と言い添えた。」
当事者だからな。
一番確かな警告だろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
そういえば、初出の金村氏の記事に気になる記述があった。
「本来の目的を変えるという決心が速いようだ。」
「つまり、突破の形成、突破口の拡大、戦果拡張という概念、すなわち困難であってもあらゆる戦力を一点に集めて敵を突き破るという「突破攻撃」成功の概念がないのかもしれない。」
既に述べたように、バフムトやアウディーイウカでは、「突破攻撃」を見せたわけだから、ないわけではない。
最近のだらだらとした中途半端な戦闘にイラついている気持ちはよく分かるが、その理由は明らかな気もする。
そうする必要がないからに他ならない。
むしろ、限られた期間で何かを成し遂げることよりも、戦闘を継続していることに意義があるというか、なるべく長い時間戦争していることが重要とでもいえる状況があるからではないか。
ぱっぱか勝ってしまっては、かえって都合が悪い。
時間調整というか、何もやらないわけではなく、攻勢を示しつつ、大規模な進軍は必ずしも必要ない状況だ。
何かを待っている・・・。
「ロシア軍は、戦闘に慣れていない不十分な戦力で戦っている。」(再掲:ハルキウ方面の状況)
最初から戦闘に慣れている兵士などいるわけはない。
様々な戦場で、あらゆる状況を体験し、生き延びることによって体得していく。
浮沈子は知らないけど、戦場は過酷だ。
不適格な兵士は、生き残ることさえ出来ないだろう。
それならば、別に新たな戦線を開かなくても、東部戦線なり南部戦線の既存の戦場で練度を上げればいいだけの話だ。
わざわざ、新しい環境に放り込むことはない・・・。
つーことは、あれだな、今後、新たな戦線に投入される需要が一定程度存在することの証だ(そうなのかあ?)。
それに、東部戦線などの既存の戦場には、ロシア軍が突破しなければならない強固な要塞は、もうない(未確認)。
ウクライナ軍の手抜きで、要塞突破の実戦的経験が摘めなくなっちまっている。
やれやれ・・・。
で、ゼレンスキーが自慢していたハルキウ方面に侵入して、要塞突破を試みたところ、期待(期待なのかあ?)に反して、ろくな要塞はなかった(未確認)。
これじゃあ、話にならん!(と、司令官が毒づいたかどうかは未確認)。
まあいい。
陽動や緩衝地帯創設、あるいはハルキウを戦勝する狙いかは知らない。
ひょっとすると、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
戦術核を展開運用し、ヨーロッパ戦線を戦い抜くための準備に移っているロシア軍としては、ウクライナ戦線は兵士の練度を上げるためのサンドボックスなのかもしれない。
んな、ちゃっちゃか進軍してどーする!?。
5万人程度をハルキウ北部に用意している割には、せいぜい1割程度しか投入していないと言われる。
それはなぜか。
一斉に突入させれば、ウクライナの防御戦を突破して、大規模な進軍を果たし戦果を得ることができるかも知れないが、それは目的ではないのかもしれない。
欧州大戦争への準備は、兵士の練度向上という形でも進行中だ(そうなのかあ?)。
もちろん、何の根拠もなく、例によって浮沈子の妄想に過ぎない。
しかし、そう考えれば、全ての事象が無理なく説明でき、合理的に結論にたどり着くことが出来る。
「本来の目的を変えるという決心が速いようだ。」(再掲)
目的は当初から異なる。
バルト3国では、ウクライナと協議して、戦場で兵士が訓練を受けることを可能にするという話があるらしい(もちろん、まだ始まってはいないようですが)。
ありていに言って、それって単なる派兵だろう!?。
制御された実際の戦場というのは、兵士の訓練にとってそれほど貴重なわけで、欧州大戦争を仕掛けようとしているロシアが、その機会を見逃すはずはないのだ。
マクロンの不規則発言は、もちろん政治的なものだろうけど、実質的にポジティブな要素も内包している。
リアルな戦場は宝だ。
兵器の開発や改良、戦術や戦略の洗練、兵士の練度のアップ、用兵のノウハウ向上エトセエトセ・・・。
何が有効で、何がクズかは、たちどころに判明する。
確認しておこう。
ロシアがちんたら攻撃しているのは、単なる間抜けなクマだからではない(そうなのかあ?)。
戦争の長期化を利用して、欧州大戦争に向けた準備の一環として兵士の実戦投入による練度向上を図っているからに違いない。
本当の戦線は、北海からバルト海を経て、黒海、地中海、紅海、インド洋に至る1万キロの大戦線だ。
人類がいまだ経験したことのない、互いに非戦略核兵器を撃ち合う凄惨な戦場が生まれようとしている。
1938年が、いつまでも続いてくれることを祈らずにはいられない・・・。
(ハルキウ正面侵攻でロシア軍が墓穴、勝機逃し敗色濃厚に)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81121#google_vignette
「ウクライナ軍の主陣地は、国境よりも5~10キロほど後方にあるので、陣前までは前進されている。」
えーと、我々は既に、少なくともボルチャンスク方面にそんなもんはないことを知っている。
「ウクライナ軍は、事前に準備した前方陣地と主陣地で、防御戦闘をほぼ計画通り実施している。」
まあ、ゼレンスキーが言うことを額面通り信じれば、そう言うことになっちまうだろうな。
浮沈子は、もっとあっさり突破されると思ってたから、ロシア軍には突破力がないのか、その気がないのかの2択だと考えざるを得ない。
この記事の金村氏は、前者だと考えているようだ。
「その兵力は3万~5万人という。概ね10日ほど経過したが、国境から5~10キロを前進したものの、ウクライナ軍の陣地を突破できずにいる。」
「ロシア軍は、戦闘に慣れていない不十分な戦力で戦っている。ロシア軍の力不足という印象だ。」
確かに・・・。
が、ウクライナが必死に防戦していることも事実だ。
浮沈子的には、貴重な兵力を消耗しながら、東部戦線と同じように、まともな要塞もない所で防御戦を戦っている。
ウクライナにとっては、マズい戦い方と言える。
「ウクライナ軍がアウディウカの地域で、ロシア軍の攻撃を止められるか、突き抜けられて、戦果拡張されるかで、今後の戦況は大きく変わる。ウクライナ軍は今、その瀬戸際にきている」
少し前に、著者はそう書いていたということだから、従来の戦闘のポイントは掴んでいる。
おそらく、その状況は変わっていない。
「ロシア軍がハルキウに投入している3万~5万人という強大な戦力を投入して戦えば、ウクライナ軍の武器弾薬不足を突いて、この地での作戦は上手くいったはずだ。」
「しかし、ロシア軍は3万~5万人の戦力をアウディウカ方面に投入せずに、ハルキウ攻撃に投入してしまった。」
ということで、両方とも突破に失敗し、二兎を追う者は一兎をも得ずな状況にあるという。
実際に、戦況の推移だけ見れば、その通りということになる。
「アウディウカ方面は大きく進展することはなく、ハルキウ正面もウクライナ軍防御を突き破る戦果を出してはいない。」
しかし、記事にもある通り、ウクライナ軍は予備戦力をハルキウ方面に投入し、戦線は薄く引き延ばされた状況になっている。
ロシア軍にとって、美味しい状態を作り上げたともいえる気がするんだがな。
「ロシア軍は、中途半端な攻撃で、自滅の兆候が出ている」
うーん、そういう見方もあるか・・・。
侵攻当初や、ヘルソンの放棄など、類似の事例を上げながら、現状のロシア軍の攻撃のまずさを指摘している。
「勝敗の境目であった戦局で、そこに防御を突き破る戦力を投入しなかったのだ。」
その指摘は、説得力もあり、装甲車両の不足からゴルフカートやサイドカーまで投入しているという現状を踏まえると、ホントに限界にきているのではないかとも考えられる。
「ロシアは、攻撃目標達成にあと一歩か二歩というところで、大きな抵抗を受けたり、あるいは自軍に問題が生じたりすると、後退するか、または敵の新たな弱点を求めて、攻撃正面を変える戦闘を行う。」
バフムトやアウディーイウカでの戦闘を見ていると、必ずしもそうとは言えない気がする。
ウクライナ側(西側)が呆れるような犠牲を出しながら、所期の目的を貫徹した。
が、その後の進展は遅い。
だらだらと中途半端で、確かに突破力を発揮しているとは言えない。
要するに、一貫性がない。
歯痒い。
だが、それは、ウクライナ軍の昨年の反転攻勢にも言える。
現実の戦争は、様々な要因が重なり合い、机上の理論通りにはいかない。
こうあるべきだと言う通りに物事が運ぶと考えるのは、妄想に過ぎないのだ。
「これからは、ロシア軍の継戦能力を削ぐために射程300キロのATACMS(Army Tactical Missile System=陸軍戦術ミサイルシステム)で、クリミア半島やウクライナに隣接する地域の空軍・海軍基地、弾薬庫、石油施設を徹底的に潰しにかかる。」
クリミアへの攻撃は既に行われ、黒海艦隊最後の艦船が撃沈されたといわれている(えーと、セバストポリをベースにしているミサイル艦で、ということらしいですが)。
エイタクムスではないけど、ウクライナ自前のミサイルやドローンでのロシア本土への攻撃は、度々行われていてそれなりの戦果を挙げていると言われる。
時間はロシアに味方しているとはいえ、ロシアも無傷で済んでいるわけではない。
戦争の本質は破壊と領域支配だと、前総司令官のザルジニーは指摘していた。
破壊はしてるんだが、残念ながらそれを領域支配に結び付けられないのがウクライナの辛いところで、浮沈子的には、西側の下請けになって来るべき欧州大戦争に向けてロシア軍の被害を増やしているだけなのではないかと見ている。
まあ、どうでもいいんですが。
「長射程精密誘導ロケットや砲で、前線で攻撃してくるロシア軍の砲兵陣地や兵站施設を叩く。」
エイタクムスの効果は、そういう使い方で最も威力を発揮してきたし、今後、単弾頭(クラスター弾ではない)の供与や弾数が豊富になって来れば、領域支配に結び付けられる可能性がないとまでは言えない。
しかし、今年いっぱいは155mm砲弾は、現在の日量2000発が、せいぜい2500発程度に増えるだけで、前線に与える変化は皆無に等しいだろう。
少なくとも、ロシアが調達する日量1万発以上に上る数的優位には程遠いし、人的資源についても向こう数か月はアットーテキ優位を保つだろう。
「地上軍攻撃兵器が減少しているロシア軍の疲弊は目に見えてきている。」
聖域からの航空支援を受け、豊富な砲弾を叩き込みながら、戦線全域に渡り、ジリジリと支配地域を拡大しているのを見ると、余り疲弊しているようには見えないんだがな。
装甲車両の不足は、確かに目に見えているけど、浮沈子的には欧州大戦争に向けて備蓄に走っているのではないかと思える(未確認)。
「キーウを制圧し、ドニエプル川東岸に到達できるだけの本格的な攻勢作戦を実施する戦力はもうないようだ。」
「もしできても小さな局地的な地域だけだろう。」
ロシアの戦略にもよるけど、大規模な突破を図るというよりは、持久戦的長期戦に持ち込んで、西側の支援の疲弊を待つということなら、それで十分だろう。
サリバンも、今年いっぱいは反転攻勢に持ち込むことは出来ないと明言している。
ひたすら耐えて忍ぶだけだ(そんなあ!)。
「ウクライナ軍の今後の反攻については、ウクライナの兵員の増加にもよるが、クリミアへの上陸侵攻が可能かどうかが、注目されるところである。」
英国と共同作戦を張ったところだが、残念ながら撤退した(クリミアかどうかは不明:捕虜も取られたようです)。
やれやれ・・・。
いずれにしても、来年以降の話で、それも、米国大統領選挙の結果次第だ。
支援が打ち切られるわけではないかも知れないが、出口戦略のない無限の支援を続けるという現在の政策が、大きな変更を求められることは間違いない。
ロシアが疲弊して、軍事的に息詰まるという話は、2年前の開戦当初からいやになるほど聞かされてきた。
インド中国イラン北朝鮮といった「友好国」に支援され、ベトナムからもエールを送られ、アットーテキな得票率で5期目に突入したプーチン政権が、どうしたら破綻に追い込まれ、敗戦し、西側に屈服するのか、ロシアを崩壊させられるのかを妄想することは困難だ。
が、そういうシナリオを描くことは不可能じゃない。
バイデンやトランプほどじゃないけど、プーチンだってジジイだし、いつまでも権力の座にいられるわけではない。
毎度、事ある毎に、健康不安説が飛び交っている。
浮沈子よりも高齢だから、持病の一つや二つは抱えているだろうけど、国家の最高指導者としての健康管理はキッチリ受けているだろうし、本人も気を付けているだろうから、明日明後日に倒れるような話はないだろうけど。
浮沈子的懸念は、その後の大統領に、メドベージェフ辺りが収まったりした時の不安が大きい。
人工知能だってシベリア送りにしちまいそうだしな(どーやって?)。
まあ、どうでもいいんですが。
プーチンは、現実的に、戦闘国家の高度化、長期化に取り組み始めている。
経済閣僚を国防大臣に起用したり、真偽のほどはともかく、政権の汚職撲滅に取り組む姿勢を見せている。
それでも、それらの政策が成功するかどうかは分からない。
ロシア単独では、成功はおぼつかないかもしれない。
特に、中国からの支援は欠かせないだろう。
もしも、その絆が断ち切られるようなことになれば、ロシアの崩壊は現実になる可能性もある。
中露の分断を図ることは、ロシアの暴走を止める上では必要最小限の要素だ。
西側が、腹を括って、中国との貿易を断ち、ウクライナと共にアリ地獄に落ちる決断をすれば、ロシア崩壊の妄想は現実味を帯びてくるだろうが、その前提となる、中国を世界から排除する妄想の方がリアリティに欠けるからな。
やれやれ・・・。
(プーチン、ようやく戦争に本気で向き合う~これはプリゴジンの遺言だったのか、腐敗一掃、戦時体制整備、そして中国抱き込み)
https://gendai.media/articles/-/130406
(欧州が覚悟する地上軍ウクライナ派遣とプーチン核使用のリアリティー)
https://gendai.media/articles/-/130411
連続記事みたいな感じだったので、纏めてリンクしておく。
初出の金村氏の記事は、ロシアのふがいない戦略を嘆く内容だったが(そうなのかあ?)、畔蒜(あびる)氏は、実証的考察を積み重ねながら、欧州とロシアの避けがたい衝突を描いている気がする。
経歴を読んだら、フィオナヒルの著書の監訳もしていた。
初めの記事で浮沈子が注目したのは2点。
「プリゴジンの反乱は、プーチンに対する反乱ではなく、ショイグ-ゲラシモフ体制に対する反乱だった。」
今回の5期目の人事で、プーチンがプリゴジンの遺言に応えたというのは、なかなかユニークな視点ではある。
間違いなく、長期の戦闘国家体制を目指した形だ。
もう一つは、西側の経済制裁の行方に対する懸念だ。
「中国が引いているラインが、殺傷兵器は供与しない、しかし、軍事転用可能な民生品は供与するということである。さすがに米国は、このダブルユースの物資がロシアの軍需産業の生産力を支えていると言うことは認識しているので、昨年の12月、中国のいくつかの銀行に対して、二次制裁を発動した。そのため、ここ数ヵ月、ロシアと中国の貿易額は減ってきている。効果が出始めてはいる。」
「今回、制裁リストに載せられたのは米国に支店を持っている大手銀行だ。それは制裁の対象になり得る。ただし、米国と全くビジネスをやっていないローカルな銀行、ドルを使ったSWIFTでの決済ではない決済手段、などははっきり言って関係ない。なおかつ現地通貨で決済をするということをやれば、そこにいろいろなダミーを間に絡ませたりしたら捕捉されにくくなる。」
「ロシアも中国も、ルーブル、元での国際決済のシステムは既に持っている。それを使って、主に人民元でということになる。もちろんコストも手間も余計にかかるが決済は十分可能」
それでも、何もやらないよりはいいだろうが、従来宣伝されていたように、明日にもロシアが経済的に崩壊するような話ではない。
ドンパチは、破壊だからな。
再建に至るプロセスまで考えれば、スクラップアンドビルドで、革新や効率化、景気の循環を促す効果がないとは言えないが、兵器生産そのものには長期的な前向きの経済効果はない。
カンフル剤のようなもので、弊害の方が大きいだろう。
だが、その兵器で、他国の領土を支配し、資源や生産拠点、市場を得ることが出来れば話は別だ。
戦争は、優れた経済行為という見方もできる。
中露連合にとって、ウクライナだけでは投資に見合わないことは明らかだ(未確認)。
2番目の記事では、ウクライナを支える西側支援の見通しがポイントだ。
砲弾の供給や、可決承認された予算の期限などに、やや疑問は残るけど、無難な想定で書かれている。
「ハリキウ市自体まで攻め込むことは出来ないと思うが、可能な限り緩衝地帯を拡げるという作戦であろう。」
うーん、浮沈子的には十分あり得ると思ってるけどな。
まあいい。
注目なのは、欧州の情勢分析な部分だ。
「特に欧州は、フィンランド、スウェーデンが長年の中立政策を放棄してNATOに加盟するほど、ロシアのウクライナ侵攻に対する危機感は極めて高く・・・」
「フランスのマクロン大統領が繰り返し発言している欧米の地上部隊を、ウクライナに送るかどうかというのは、間違いなく問題になってくる。」
「ウクライナのパートナー達(=米国)」はロシアが戦争に敗北することを恐れており、ロシアが敗北しない程度にウクライナに勝利して欲しいのだ」(ウクライナのゼレンスキー大統領:一部修正)
畔蒜氏は、供与兵器による越境攻撃はないと見ている。
「しかし、マクロン発言に見られるように、もはや、欧州にはウクライナを維持するためには直接的な軍事行動も必要という認識が生まれつつある。彼らにとってこの戦争は、もはや単にウクライナの戦争ではなく、欧州とロシアとの戦争になりつつあるのである。」
浮沈子も同感だな。
欧州の意識の変化、戦争への直接関与への覚悟、核兵器を使用した欧州大戦争も想定の範囲内とした記事は初めて読んだ気がする(ひょっとしたら、以前にも読んだかも:妄想は渦巻いているので)。
「ウクライナにNATO軍、あるいは欧州諸国の地上軍が投入されるとすれば、ロシアも相応の対応を取る用意があるとのメッセージ」
「徐々に状況が煮詰まってきている」
金村氏のロシア崩壊序曲も、畔蒜氏の欧州核戦争(!)切迫も、どちらも妄想には違いない。
現実は、だらだらとした陣地戦が、昨日のように今日も続き、明日もまた続くだろうという、鬱陶しい梅雨時な状況だ(沖縄・奄美地方は梅雨入りだそうです)。
記事後半では、開戦当初のイスタンブール合意についての記述があるけど、割愛する。
プーチンは、これを和平案のたたき台にしたいようだが、ウクライナが受け入れることは決してないだろう。
戦争が継続して嬉しいことは何もない。
また、戦域が拡大したり、新たな兵器が次々と投入されてエスカレートすることも嬉しくない。
浮沈子的には、欧州へ戦域が拡大すること、その際には非戦略核兵器がふつーに使用されることを妄想しているけど、決してそれを願っているわけではない。
米国大統領選挙の結果も、本質的には同じ状況を継続させる可能性が高い。
「このまま落とし所が見えないまま、ポスト米国大統領の2025年に突入していくことになりそうだ。」
それまで、ウクライナが持つのか、それともロシアが崩壊するのか(ありえねー・・・)。
来年の今頃も、ひょっとしたら同じ話題を取り上げているような、いやーな予感がしてきたな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目の前だ)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/05/post-104569.php
「もしウクライナが諦めるか、私たちがウクライナを諦めれば、将来、今とは違うロシアが戦争を行うことになる」(米イェール大学の歴史学教授で、東欧とソビエト連邦を専門とするティモシー・スナイダー)
歴史上の類似性からの推測だけど、浮沈子的にはやや違和感があるな。
「1939年、アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツはチェコスロバキアに侵攻し、自軍の補給のためにチェコを併合した。」
「イギリスとフランスは、ポーランドの同盟国で安全を保障していたが、それでもナチス・ドイツは同年9月、ポーランドに侵攻。これを受け、イギリスとフランスはナチス・ドイツに宣戦布告し、第2次世界大戦が勃発した。」
歴史に「もしも」はないけれど、仮にチェコを併合する前(1938年)に英仏がドイツに宣戦布告していたら、やっぱ、第2次世界大戦は勃発したわけで、どの道避けようはなかっただろうに。
「その後は1939年と同じだ。今は1938年だ。ウクライナは事実上、私たちが1938年を引き延ばすことを可能にしてくれている。彼らは、1939年に突入しないようにしてくれているのだ」
そのおかげで、ロシアは砲弾を備蓄し、生産能力を拡大し、「友好国」との関係を強固にし、着々と来るべき「第3次世界大戦」の準備を整えることが出来る。
先送りすればするほど、西側の優位性は縮小していく。
「ロシアは、ウクライナの技術と兵士を手にし、地理的に異なる位置から戦争を行うことになる」
ロシアは、それまで待ってはくれないだろうな。
「エストニアの首都タリンで行われた会議」での発言だそうだが、エストニアは、ますます直接関与(=派兵)に傾いていくかもしれない。
欧州大戦争は、既に避けがたいところまで来ている。
ロシアが先に手を出すか、NATOが引き金を引くか。
1938年を引き延ばすことは可能だろう。
が、歴史を元に戻すことは出来ない。
準備された兵器は使われる運命にある。
ロシアとベラルーシは、第2段階の演習で、非戦略核兵器の運用で共に協力し合うことになる。
「プーチンの忠実な味方であるベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は2024年2月、世界は「再び崖っぷちに立たされている」と警告した。」
「ルカシェンコは第3次世界大戦について、「懸念する根拠はある」と言い添えた。」
当事者だからな。
一番確かな警告だろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
そういえば、初出の金村氏の記事に気になる記述があった。
「本来の目的を変えるという決心が速いようだ。」
「つまり、突破の形成、突破口の拡大、戦果拡張という概念、すなわち困難であってもあらゆる戦力を一点に集めて敵を突き破るという「突破攻撃」成功の概念がないのかもしれない。」
既に述べたように、バフムトやアウディーイウカでは、「突破攻撃」を見せたわけだから、ないわけではない。
最近のだらだらとした中途半端な戦闘にイラついている気持ちはよく分かるが、その理由は明らかな気もする。
そうする必要がないからに他ならない。
むしろ、限られた期間で何かを成し遂げることよりも、戦闘を継続していることに意義があるというか、なるべく長い時間戦争していることが重要とでもいえる状況があるからではないか。
ぱっぱか勝ってしまっては、かえって都合が悪い。
時間調整というか、何もやらないわけではなく、攻勢を示しつつ、大規模な進軍は必ずしも必要ない状況だ。
何かを待っている・・・。
「ロシア軍は、戦闘に慣れていない不十分な戦力で戦っている。」(再掲:ハルキウ方面の状況)
最初から戦闘に慣れている兵士などいるわけはない。
様々な戦場で、あらゆる状況を体験し、生き延びることによって体得していく。
浮沈子は知らないけど、戦場は過酷だ。
不適格な兵士は、生き残ることさえ出来ないだろう。
それならば、別に新たな戦線を開かなくても、東部戦線なり南部戦線の既存の戦場で練度を上げればいいだけの話だ。
わざわざ、新しい環境に放り込むことはない・・・。
つーことは、あれだな、今後、新たな戦線に投入される需要が一定程度存在することの証だ(そうなのかあ?)。
それに、東部戦線などの既存の戦場には、ロシア軍が突破しなければならない強固な要塞は、もうない(未確認)。
ウクライナ軍の手抜きで、要塞突破の実戦的経験が摘めなくなっちまっている。
やれやれ・・・。
で、ゼレンスキーが自慢していたハルキウ方面に侵入して、要塞突破を試みたところ、期待(期待なのかあ?)に反して、ろくな要塞はなかった(未確認)。
これじゃあ、話にならん!(と、司令官が毒づいたかどうかは未確認)。
まあいい。
陽動や緩衝地帯創設、あるいはハルキウを戦勝する狙いかは知らない。
ひょっとすると、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
戦術核を展開運用し、ヨーロッパ戦線を戦い抜くための準備に移っているロシア軍としては、ウクライナ戦線は兵士の練度を上げるためのサンドボックスなのかもしれない。
んな、ちゃっちゃか進軍してどーする!?。
5万人程度をハルキウ北部に用意している割には、せいぜい1割程度しか投入していないと言われる。
それはなぜか。
一斉に突入させれば、ウクライナの防御戦を突破して、大規模な進軍を果たし戦果を得ることができるかも知れないが、それは目的ではないのかもしれない。
欧州大戦争への準備は、兵士の練度向上という形でも進行中だ(そうなのかあ?)。
もちろん、何の根拠もなく、例によって浮沈子の妄想に過ぎない。
しかし、そう考えれば、全ての事象が無理なく説明でき、合理的に結論にたどり着くことが出来る。
「本来の目的を変えるという決心が速いようだ。」(再掲)
目的は当初から異なる。
バルト3国では、ウクライナと協議して、戦場で兵士が訓練を受けることを可能にするという話があるらしい(もちろん、まだ始まってはいないようですが)。
ありていに言って、それって単なる派兵だろう!?。
制御された実際の戦場というのは、兵士の訓練にとってそれほど貴重なわけで、欧州大戦争を仕掛けようとしているロシアが、その機会を見逃すはずはないのだ。
マクロンの不規則発言は、もちろん政治的なものだろうけど、実質的にポジティブな要素も内包している。
リアルな戦場は宝だ。
兵器の開発や改良、戦術や戦略の洗練、兵士の練度のアップ、用兵のノウハウ向上エトセエトセ・・・。
何が有効で、何がクズかは、たちどころに判明する。
確認しておこう。
ロシアがちんたら攻撃しているのは、単なる間抜けなクマだからではない(そうなのかあ?)。
戦争の長期化を利用して、欧州大戦争に向けた準備の一環として兵士の実戦投入による練度向上を図っているからに違いない。
本当の戦線は、北海からバルト海を経て、黒海、地中海、紅海、インド洋に至る1万キロの大戦線だ。
人類がいまだ経験したことのない、互いに非戦略核兵器を撃ち合う凄惨な戦場が生まれようとしている。
1938年が、いつまでも続いてくれることを祈らずにはいられない・・・。
🚀スターライナー:デルタ機関 ― 2024年05月23日 17:28
スターライナー:デルタ機関
(NASA、ミッションパートナーが乗員飛行試験の打ち上げ機会を評価)
https://blogs.nasa.gov/boeing-crew-flight-test/2024/05/22/nasa-mission-partners-assessing-launch-opportunities-for-crew-flight-test/
「6 月 1 日 (土) 午後 12 時 25 分 (東部標準時) の打ち上げ機会に向けて作業を進めており、さらに 6 月 2 日 (日)、6 月 5 日 (水)、6 月 6 日 (木) にも打ち上げ機会が与えられる予定」
「安定している現在の漏れとは関係なく、チームはスターライナーの帰還シナリオの一部にヘリウム システムが及ぼす可能性のある影響を理解するために、後続の推進システム評価を完了するプロセスを進めています。」
おっと、何としてもこのタイミングで、強行突破を図るつもりのようだ(そういうことかあ?)。
重要なことは、帰還シナリオに不備があり、それが土壇場になって発見され、今頃評価されている点だな。
「安定している現在の漏れとは関係なく・・・」(再掲)
他からの漏れもあるんじゃないのかあ?。
記事中にある、「Delta-Agency Flight Test Readiness Review」が何なのかは知らない。
「NASA、ボーイング、ULAの担当者は、5月24日金曜日午前11時(東部夏時間)のメディア電話会議で、次の目標とする打ち上げの機会と進行中の作業に関する最新情報についての洞察を提供する予定である。」
その時点になれば、何か新しい情報が出てくるかもしれない。
(NASA、ボーイング、ULAはスターライナーの乗員飛行試験の新たな目標日を6月1日と発表)
https://spaceflightnow.com/2024/05/23/nasa-boeing-and-ula-announce-june-1-as-new-target-date-for-starliners-crew-flight-test/
「NASA、ボーイング、ULAの共同チームにより、過去2週間にわたり、Centaur自動調整弁の交換とStarlinerサービスモジュールのヘリウムマニホールドの漏れのトラブルシューティングを行うために、多大な異例の分析とテストが行われました」(NASA商業乗組員プログラムのマネージャーのSteve Stich氏)
「スターライナー推進システムの冗長機能や暫定ヒューマン・レーティング認定への影響など、各問題の複雑さを時間をかけて理解することが重要でした。今後行われるデルタ航空の飛行試験準備レビューでコミュニティ全体がチームの進捗状況と飛行の理論的根拠をレビューした後、ブッチとスニをこの試験ミッションに投入する予定です。」
ワケワカの自動翻訳だと、デルタ航空が出てくるが、何の関係もないだろう。
「ウィリアムズとウィルモアは引き続きテキサス州ヒューストンで隔離されており、さらに数週間かけてミッションに備えてさらなるシミュレーター訓練を行っている。」
ワケワカな状況で打ち上げられそうなスターライナー・・・。
手動でサポートしなければならなくなる可能性は、高まっていると思われる(未確認)。
延期された時間を使って、よーっく練習しといたほうがいいだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングの宇宙船「スターライナー」打ち上げ再延期 早くても日本時間6月2日未明に)
https://sorae.info/space/20240523-starliner.html
「NASAとボーイングは、ヘリウム漏れを受けて続けられているスターライナーの性能と冗長性を評価する作業に加えて、一部の帰還シナリオにおけるヘリウム系統の潜在的な影響を理解するための推進システムの評価が完了する過程にあるとしており、打ち上げ目標日時は日本時間2024年6月2日1時25分(アメリカ東部夏時間2024年6月1日12時25分)へ再度延期されました。」
うーん、ソラエの記事でも「デルタ機関」(?)についてはオミットされているな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングのスターライナーカプセルの最初の有人打ち上げは保留のまま)
https://arstechnica.com/space/2024/05/the-first-crew-launch-of-boeings-starliner-capsule-is-on-hold-indefinitely/
「NASAの上級職員は、次回のスターライナー打ち上げの前に飛行試験準備審査会を開催し、宇宙船の有人試験飛行を正式に承認する予定である。」
スティーブンクラークは、飛行試験準備審査会とだけ記載していて、特にデルタ機関という名称には触れていない。
「NASAは、5月6日の最初のスターライナー打ち上げに先立ち、4月下旬に同様の準備審査を完了している。」
内容的には内部の審査会のようだからな。
単なる呼称なんだろう・・・。
(NASA、ミッションパートナーが乗員飛行試験の打ち上げ機会を評価)
https://blogs.nasa.gov/boeing-crew-flight-test/2024/05/22/nasa-mission-partners-assessing-launch-opportunities-for-crew-flight-test/
「6 月 1 日 (土) 午後 12 時 25 分 (東部標準時) の打ち上げ機会に向けて作業を進めており、さらに 6 月 2 日 (日)、6 月 5 日 (水)、6 月 6 日 (木) にも打ち上げ機会が与えられる予定」
「安定している現在の漏れとは関係なく、チームはスターライナーの帰還シナリオの一部にヘリウム システムが及ぼす可能性のある影響を理解するために、後続の推進システム評価を完了するプロセスを進めています。」
おっと、何としてもこのタイミングで、強行突破を図るつもりのようだ(そういうことかあ?)。
重要なことは、帰還シナリオに不備があり、それが土壇場になって発見され、今頃評価されている点だな。
「安定している現在の漏れとは関係なく・・・」(再掲)
他からの漏れもあるんじゃないのかあ?。
記事中にある、「Delta-Agency Flight Test Readiness Review」が何なのかは知らない。
「NASA、ボーイング、ULAの担当者は、5月24日金曜日午前11時(東部夏時間)のメディア電話会議で、次の目標とする打ち上げの機会と進行中の作業に関する最新情報についての洞察を提供する予定である。」
その時点になれば、何か新しい情報が出てくるかもしれない。
(NASA、ボーイング、ULAはスターライナーの乗員飛行試験の新たな目標日を6月1日と発表)
https://spaceflightnow.com/2024/05/23/nasa-boeing-and-ula-announce-june-1-as-new-target-date-for-starliners-crew-flight-test/
「NASA、ボーイング、ULAの共同チームにより、過去2週間にわたり、Centaur自動調整弁の交換とStarlinerサービスモジュールのヘリウムマニホールドの漏れのトラブルシューティングを行うために、多大な異例の分析とテストが行われました」(NASA商業乗組員プログラムのマネージャーのSteve Stich氏)
「スターライナー推進システムの冗長機能や暫定ヒューマン・レーティング認定への影響など、各問題の複雑さを時間をかけて理解することが重要でした。今後行われるデルタ航空の飛行試験準備レビューでコミュニティ全体がチームの進捗状況と飛行の理論的根拠をレビューした後、ブッチとスニをこの試験ミッションに投入する予定です。」
ワケワカの自動翻訳だと、デルタ航空が出てくるが、何の関係もないだろう。
「ウィリアムズとウィルモアは引き続きテキサス州ヒューストンで隔離されており、さらに数週間かけてミッションに備えてさらなるシミュレーター訓練を行っている。」
ワケワカな状況で打ち上げられそうなスターライナー・・・。
手動でサポートしなければならなくなる可能性は、高まっていると思われる(未確認)。
延期された時間を使って、よーっく練習しといたほうがいいだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングの宇宙船「スターライナー」打ち上げ再延期 早くても日本時間6月2日未明に)
https://sorae.info/space/20240523-starliner.html
「NASAとボーイングは、ヘリウム漏れを受けて続けられているスターライナーの性能と冗長性を評価する作業に加えて、一部の帰還シナリオにおけるヘリウム系統の潜在的な影響を理解するための推進システムの評価が完了する過程にあるとしており、打ち上げ目標日時は日本時間2024年6月2日1時25分(アメリカ東部夏時間2024年6月1日12時25分)へ再度延期されました。」
うーん、ソラエの記事でも「デルタ機関」(?)についてはオミットされているな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングのスターライナーカプセルの最初の有人打ち上げは保留のまま)
https://arstechnica.com/space/2024/05/the-first-crew-launch-of-boeings-starliner-capsule-is-on-hold-indefinitely/
「NASAの上級職員は、次回のスターライナー打ち上げの前に飛行試験準備審査会を開催し、宇宙船の有人試験飛行を正式に承認する予定である。」
スティーブンクラークは、飛行試験準備審査会とだけ記載していて、特にデルタ機関という名称には触れていない。
「NASAは、5月6日の最初のスターライナー打ち上げに先立ち、4月下旬に同様の準備審査を完了している。」
内容的には内部の審査会のようだからな。
単なる呼称なんだろう・・・。
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