🚀バルカンロケット:固体燃料ブースターでケチ ― 2024年10月05日 21:47
バルカンロケット:固体燃料ブースターでケチ
(バルカン、SRBの異常にもかかわらず2回目の飛行に成功)
https://spacenews.com/vulcan-competes-second-flight-despite-srb-anomaly/
「2基のGEM 63XL固体ロケットブースター(SRB)の分離は、同社が打ち上げ前に示していたスケジュールより約30秒遅れて行われた。打ち上げから約35秒後、ブースターの1基から物質が飛び散ったように見え、その噴煙の外観が変わったことから、SRBのノズルが損傷したとみられる。」
(グラファイトエポキシモーター:異常)
https://en.wikipedia.org/wiki/Graphite-Epoxy_Motor#Anomaly
「異常発生後、モーターの噴煙の変化と破片がモーターから落下するのが観察された。異常の観察から、GEM 63XLのエンジンノズルは点火から35秒後に損傷したか、構造的な故障を起こしたことが示唆されている。」
「バルカン・セントール・サート2号は、飛行開始から約2分10秒後に2基のGEM 63XLブースターがバーンアウトして分離された後も、軌道に正常に乗り続けた。2024年10月4日現在、ULAは依然として異常の原因を調査中である。」
ウィキへの反映は迅速だな。
(ULAの2番目のバルカンロケットはブースターの一部を失いながらも飛行を続けた)
https://arstechnica.com/space/2024/10/ulas-second-vulcan-rocket-lost-part-of-its-booster-and-kept-going/
「打ち上げ予定のアトラスVロケットは15機残っており、主にアマゾンとボーイングのスターライナー宇宙船用だ。金曜日のノズル故障は、間もなく退役するアトラスVロケットがノースロップ・グラマンの同様のブースター設計を使用しているため、アトラスVの打ち上げスケジュールにも影響を及ぼす可能性がある。」
ちょっと確認が必要だ。
(ULA、2回目のバルカン飛行を実施、ストラップオンブースターの異常に遭遇)
https://spaceflightnow.com/2024/10/04/ula-launches-second-vulcan-flight-encounters-strap-on-booster-anomaly/
「ULA 社は、アトラス 5 ロケットをまだ 15 基保有している。そのうち 8 基はアマゾン カイパー インターネット中継衛星の打ち上げに使用され、6 基はボーイング社のスターライナー乗組員輸送船を国際宇宙ステーションに打ち上げるために確保されており、1 基はビアサット通信衛星を軌道に乗せるために割り当てられている。」
(アトラスV:バージョン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Atlas_V#Versions
「 ii ボーイングスターライナー
iii AJ-60A SRBのみを使用する。」(N22構成の注より)
iii のリンクを辿ると、スティーブンクラークの記事が出てくる。
(数十億ドルのミサイル防衛衛星がフロリダで月曜日に打ち上げられる予定)
https://spaceflightnow.com/2021/05/15/billion-dollar-missile-defense-satellite-ready-for-launch-monday-at-cape-canaveral/
「ストラップオン型ブースターはエアロジェット・ロケットダイン社から供給された。ULAは、今後のアトラス5の打ち上げのほとんどと、同社の次世代バルカン・ケンタウルス・ロケットを使用するすべてのミッションで、ノースロップ・グラマン社製の固体ロケットブースターに切り替える予定である。」
「エアロジェット ロケットダインの固体燃料モーターは、今後も有人ミッションを軌道に乗せるアトラス 5 ロケットの打ち上げに使われる」
そう、スターライナーの打ち上げには、今回ぶっ壊れたノースロップグラマンの固体燃料ブースターは使われない点に注意だ。
スティーブンクラークは、3年前に書いた記事のことは忘れちまってるのかもしれないな(そうなのかあ?)。
アトラスVの残り15回の打ち上げのうち、少なくとも6回は影響がない。
まあ、どうでもいいんですが。
ざっと見たところ、バルカンロケットの2回目の打ち上げは概ね成功したように見える。
2段目の後期の燃焼が、予定通り行われたのかどうかは知らない。
それはいずれトリーブルーノが明らかにするだろう。
ULAは、いずれブルーオリジンと統合される。
ニューグレンが軌道に乗るまでは、バルカンロケットが唯一のキャリアとなる(アトラスVの予約は埋まっちまってるからな)。
固体燃料ブースターは、バルカンロケットに不可欠のアイテムだ。
これを装備しない打ち上げは、事実上存在しないだろう(GTOに3.3トンしか上がらない)。
ちなみに、バルカンロケット本体もノースロップグラマンのSRBも、有人認定は受けていないからな。
仮に、スターライナーが延命したとしても、このロケットで打ち上げることはできない(有人認定取れば別ですが)。
SRBでケチをつけた2回目の打ち上げだが、今のところは成功と分類されているようだ。
(ULA、新型ロケット「ヴァルカン」2号機の打ち上げを実施)
https://sorae.info/ssn/20241004-vulcan-cert2.html
「ダミーのペイロードを搭載したロケット2段目は予定通り地球周回軌道を離れて深宇宙へ向かう軌道に投入されたことをULAが発表しています。」
米軍は、このまま打ち上げに使ってくれるのかな・・・。
(バルカン、SRBの異常にもかかわらず2回目の飛行に成功)
https://spacenews.com/vulcan-competes-second-flight-despite-srb-anomaly/
「2基のGEM 63XL固体ロケットブースター(SRB)の分離は、同社が打ち上げ前に示していたスケジュールより約30秒遅れて行われた。打ち上げから約35秒後、ブースターの1基から物質が飛び散ったように見え、その噴煙の外観が変わったことから、SRBのノズルが損傷したとみられる。」
(グラファイトエポキシモーター:異常)
https://en.wikipedia.org/wiki/Graphite-Epoxy_Motor#Anomaly
「異常発生後、モーターの噴煙の変化と破片がモーターから落下するのが観察された。異常の観察から、GEM 63XLのエンジンノズルは点火から35秒後に損傷したか、構造的な故障を起こしたことが示唆されている。」
「バルカン・セントール・サート2号は、飛行開始から約2分10秒後に2基のGEM 63XLブースターがバーンアウトして分離された後も、軌道に正常に乗り続けた。2024年10月4日現在、ULAは依然として異常の原因を調査中である。」
ウィキへの反映は迅速だな。
(ULAの2番目のバルカンロケットはブースターの一部を失いながらも飛行を続けた)
https://arstechnica.com/space/2024/10/ulas-second-vulcan-rocket-lost-part-of-its-booster-and-kept-going/
「打ち上げ予定のアトラスVロケットは15機残っており、主にアマゾンとボーイングのスターライナー宇宙船用だ。金曜日のノズル故障は、間もなく退役するアトラスVロケットがノースロップ・グラマンの同様のブースター設計を使用しているため、アトラスVの打ち上げスケジュールにも影響を及ぼす可能性がある。」
ちょっと確認が必要だ。
(ULA、2回目のバルカン飛行を実施、ストラップオンブースターの異常に遭遇)
https://spaceflightnow.com/2024/10/04/ula-launches-second-vulcan-flight-encounters-strap-on-booster-anomaly/
「ULA 社は、アトラス 5 ロケットをまだ 15 基保有している。そのうち 8 基はアマゾン カイパー インターネット中継衛星の打ち上げに使用され、6 基はボーイング社のスターライナー乗組員輸送船を国際宇宙ステーションに打ち上げるために確保されており、1 基はビアサット通信衛星を軌道に乗せるために割り当てられている。」
(アトラスV:バージョン)
https://en.wikipedia.org/wiki/Atlas_V#Versions
「 ii ボーイングスターライナー
iii AJ-60A SRBのみを使用する。」(N22構成の注より)
iii のリンクを辿ると、スティーブンクラークの記事が出てくる。
(数十億ドルのミサイル防衛衛星がフロリダで月曜日に打ち上げられる予定)
https://spaceflightnow.com/2021/05/15/billion-dollar-missile-defense-satellite-ready-for-launch-monday-at-cape-canaveral/
「ストラップオン型ブースターはエアロジェット・ロケットダイン社から供給された。ULAは、今後のアトラス5の打ち上げのほとんどと、同社の次世代バルカン・ケンタウルス・ロケットを使用するすべてのミッションで、ノースロップ・グラマン社製の固体ロケットブースターに切り替える予定である。」
「エアロジェット ロケットダインの固体燃料モーターは、今後も有人ミッションを軌道に乗せるアトラス 5 ロケットの打ち上げに使われる」
そう、スターライナーの打ち上げには、今回ぶっ壊れたノースロップグラマンの固体燃料ブースターは使われない点に注意だ。
スティーブンクラークは、3年前に書いた記事のことは忘れちまってるのかもしれないな(そうなのかあ?)。
アトラスVの残り15回の打ち上げのうち、少なくとも6回は影響がない。
まあ、どうでもいいんですが。
ざっと見たところ、バルカンロケットの2回目の打ち上げは概ね成功したように見える。
2段目の後期の燃焼が、予定通り行われたのかどうかは知らない。
それはいずれトリーブルーノが明らかにするだろう。
ULAは、いずれブルーオリジンと統合される。
ニューグレンが軌道に乗るまでは、バルカンロケットが唯一のキャリアとなる(アトラスVの予約は埋まっちまってるからな)。
固体燃料ブースターは、バルカンロケットに不可欠のアイテムだ。
これを装備しない打ち上げは、事実上存在しないだろう(GTOに3.3トンしか上がらない)。
ちなみに、バルカンロケット本体もノースロップグラマンのSRBも、有人認定は受けていないからな。
仮に、スターライナーが延命したとしても、このロケットで打ち上げることはできない(有人認定取れば別ですが)。
SRBでケチをつけた2回目の打ち上げだが、今のところは成功と分類されているようだ。
(ULA、新型ロケット「ヴァルカン」2号機の打ち上げを実施)
https://sorae.info/ssn/20241004-vulcan-cert2.html
「ダミーのペイロードを搭載したロケット2段目は予定通り地球周回軌道を離れて深宇宙へ向かう軌道に投入されたことをULAが発表しています。」
米軍は、このまま打ち上げに使ってくれるのかな・・・。
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