😼欧州大戦争:重箱の隅:クルスク占領地消える ― 2025年04月13日 20:30
欧州大戦争:重箱の隅:クルスク占領地消える
たまーにISWの戦況マップを見るんだが、今日見たらウクライナがクルスクに侵攻して占領していた地域(地図では、水色であらわされている)がほとんどなくなって、交戦地域を示す黄色に変わっていた。
その黄色の交戦地域も、ロシア軍が取り返して安定支配している薄赤色に塗り替えられつつある。
すぐ南のベルゴロド州へ侵攻した地域も、領域を拡大することなく推移している。
逆に、スジャの西側のウクライナ領には、ロシア軍が侵攻して安定支配地域を広げつつあるように見える(濃い赤色は、新たに安定支配した地域)。
やれやれ・・・。
ポクロフシク周辺では、ウクライナ軍がロシア軍を一部押し返したりしているようだし、昨年秋から攻めあぐねている同地域は、事実上膠着状態になっている。
その他、トレツク周辺などで動きがみられるものの、コスティアンティニフカが占領されたとかいうド派手な話にはなっていない。
浮沈子は詳しくないんだが、春先の泥濘期になっているのかも知れない。
装甲車両を用いた歩兵の機動的な動きが出来ず、お互いドローンを繰り出して一進一退で攻め合っているんだろう(未確認)。
休戦交渉が難航する中、少しでも有利なポジションを得たいのはウクライナもロシアも同じだ。
ウクライナ軍が、クルスクから完全に押し出されるのは時間の問題だ。
スムイ州にロシア軍が緩衝地帯を築くのも、まず間違いのないところだろう。
プーチンにとっては、目の上のたん瘤だったわけで、ますます停戦が遠のく気がする。
1日毎に千人単位の死傷者を生むドンパチなんて、さっさと止めて休戦するのがよろしい。
が、ロシアにとって、そのメリットは感じられにくいだろう。
トランプ政権が密かに進めてきた100日停戦プランは、既に机上の空論となった(そうなのかあ?)。
2025年の春、8か月に渡るクルスク州への逆侵攻は、これといった成果をあげることなく終息しつつある。
この間、米国大統領選挙、勝利計画の策定と挫折、トランプ政権の発足、ロシア軍の攻勢によるクルスクの奪還など、ウクライナにとっては辛い日々が続いている。
2月末のホワイトハウスでの口論は、そのピークだったからな。
そのきっかけとなった鉱物資源を巡る合意は、まだ、締結に至っていない。
東からは、ロシアによる軍事的侵攻を受け、西からは軍事援助の元を取ろうとする米国の収奪を受ける形となっている。
欧州だって、莫大な支援を行っているわけだから、何か見返りがあってもいいかも知れない。
ウクライナの支配地域(80パーセント)に残された有形無形の資産のうち、半分は米国に差し押さえられちまうだろうけど、残りはまだウクライナのものだ(40パーセント)。
欧州が得ることが出来るのは、その半分くらいかもしれない(20パーセント)。
(「ベルリンのように分割も」 和平合意後のウクライナ―米特使)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025041200278&g=int
「ロシアと和平合意後のウクライナについて、米国や英国、フランス、ソ連の共同管理下に置かれた「第2次大戦後のベルリンのように」分割される可能性がある」
「ロシア軍は現在実効支配している南部クリミア半島やウクライナ東部に駐留。その他の地域にはウクライナ軍が展開するほか、現在の前線付近に非武装地帯を設ける案を示した。ただ、米国は地上部隊を派遣しないと強調」
ロシアが血で贖った土地を手放すことはない。
しかし、ウクライナの残りの領土は、ウクライナ自身が血を流して守った土地だ。
米国に上っ面をかっぱらわれたとしても、国土を明け渡すことは出来ないに違いない。
ケロッグの分割統治というのは、ロシア実効支配地も、本質的にはウクライナの領土であるという認識に立っている(たぶん)。
力による一方的な現状変更を認めるわけにはいかないから、暫定的にロシアによる統治を認めようという妥協の産物だ。
残り8割のウクライナ支配地域に欧州の統治が及ぶことになれば、それはまた、別の問題を引き起こすことになる。
米国は、資源権益を得る形でケリを付けようとしているけど、欧州とは「保証占領」を結ぼうとしている。
「ケロッグ氏は首都キーウを通るドニプロ川の西側に英仏が主導する部隊が配置されても、ロシアに対し「全く挑発的ではない」と指摘」
ざっくりだが、ドニエプル川西岸のウクライナ領土は、全土の6割程度ある(ロシア支配地域を含む)。
そのどれだけが欧州の権益下に収まることになるかは分からない(そういうことかあ?)。
ウクライナは、欧州からの駐留軍を15万人程度(ゼレンスキー大統領の発言では)と見込んでいるようだが、ケロッグ案では、交戦可能性のない地域に配置される。
安全保障の意味合いは薄れ、欧州のウクライナにおける権益保護の色合いが濃い(そうなのかあ?)。
ウクライナは、ロシア、米国、欧州の草刈り場と化しつつあるように見える。
この国の未来はどうなっちまうんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ人、ロシア軍がトレツク方面で防衛ラインの弱点を見つけた)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainians-find-weak-spot-in-russian-defense-line-in-tretsk-direction/
「まだスームィ州内の緩衝地帯について語るのは時期尚早」「我々はスームィ州の集落を幾つか占領しただけ」「クルスク州もまだ完全に解放出来ていない」「敵はゆっくりと後退している」「この調子が続けばスームィが大砲の射程に入るかもしれない」(RYBAR)
「トレツク方面で生じた問題を早急に対処できるなら今年のウクライナ軍には期待できるが、もし2024年と同じように前線の崩壊を食い止められないならコンスタンチノフカ方向が危なくなるため、この方面の動きは2025年の東部戦線を占う戦いになるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人)
コンスタンチノフカとはコスティアンティニフカのこと。
(コスティアンティニフカ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Kostiantynivka
ウィキにあるウクライナ語の音声で聞くと、「コスチャンティーニウカ」と聞こえる(空耳かあ?)。
「1870年、コスティアンティニフカはノミコソフという地主によって設立されました。彼は長男コスティアンティンを偲んでこの集落を築きました。」
政治的意図で名付けられたわけじゃないから、この都市の名前は変わらないだろう。
いや、ロシアに攻め取られれば変わっちまうかもしれないなあ・・・。
たまーにISWの戦況マップを見るんだが、今日見たらウクライナがクルスクに侵攻して占領していた地域(地図では、水色であらわされている)がほとんどなくなって、交戦地域を示す黄色に変わっていた。
その黄色の交戦地域も、ロシア軍が取り返して安定支配している薄赤色に塗り替えられつつある。
すぐ南のベルゴロド州へ侵攻した地域も、領域を拡大することなく推移している。
逆に、スジャの西側のウクライナ領には、ロシア軍が侵攻して安定支配地域を広げつつあるように見える(濃い赤色は、新たに安定支配した地域)。
やれやれ・・・。
ポクロフシク周辺では、ウクライナ軍がロシア軍を一部押し返したりしているようだし、昨年秋から攻めあぐねている同地域は、事実上膠着状態になっている。
その他、トレツク周辺などで動きがみられるものの、コスティアンティニフカが占領されたとかいうド派手な話にはなっていない。
浮沈子は詳しくないんだが、春先の泥濘期になっているのかも知れない。
装甲車両を用いた歩兵の機動的な動きが出来ず、お互いドローンを繰り出して一進一退で攻め合っているんだろう(未確認)。
休戦交渉が難航する中、少しでも有利なポジションを得たいのはウクライナもロシアも同じだ。
ウクライナ軍が、クルスクから完全に押し出されるのは時間の問題だ。
スムイ州にロシア軍が緩衝地帯を築くのも、まず間違いのないところだろう。
プーチンにとっては、目の上のたん瘤だったわけで、ますます停戦が遠のく気がする。
1日毎に千人単位の死傷者を生むドンパチなんて、さっさと止めて休戦するのがよろしい。
が、ロシアにとって、そのメリットは感じられにくいだろう。
トランプ政権が密かに進めてきた100日停戦プランは、既に机上の空論となった(そうなのかあ?)。
2025年の春、8か月に渡るクルスク州への逆侵攻は、これといった成果をあげることなく終息しつつある。
この間、米国大統領選挙、勝利計画の策定と挫折、トランプ政権の発足、ロシア軍の攻勢によるクルスクの奪還など、ウクライナにとっては辛い日々が続いている。
2月末のホワイトハウスでの口論は、そのピークだったからな。
そのきっかけとなった鉱物資源を巡る合意は、まだ、締結に至っていない。
東からは、ロシアによる軍事的侵攻を受け、西からは軍事援助の元を取ろうとする米国の収奪を受ける形となっている。
欧州だって、莫大な支援を行っているわけだから、何か見返りがあってもいいかも知れない。
ウクライナの支配地域(80パーセント)に残された有形無形の資産のうち、半分は米国に差し押さえられちまうだろうけど、残りはまだウクライナのものだ(40パーセント)。
欧州が得ることが出来るのは、その半分くらいかもしれない(20パーセント)。
(「ベルリンのように分割も」 和平合意後のウクライナ―米特使)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025041200278&g=int
「ロシアと和平合意後のウクライナについて、米国や英国、フランス、ソ連の共同管理下に置かれた「第2次大戦後のベルリンのように」分割される可能性がある」
「ロシア軍は現在実効支配している南部クリミア半島やウクライナ東部に駐留。その他の地域にはウクライナ軍が展開するほか、現在の前線付近に非武装地帯を設ける案を示した。ただ、米国は地上部隊を派遣しないと強調」
ロシアが血で贖った土地を手放すことはない。
しかし、ウクライナの残りの領土は、ウクライナ自身が血を流して守った土地だ。
米国に上っ面をかっぱらわれたとしても、国土を明け渡すことは出来ないに違いない。
ケロッグの分割統治というのは、ロシア実効支配地も、本質的にはウクライナの領土であるという認識に立っている(たぶん)。
力による一方的な現状変更を認めるわけにはいかないから、暫定的にロシアによる統治を認めようという妥協の産物だ。
残り8割のウクライナ支配地域に欧州の統治が及ぶことになれば、それはまた、別の問題を引き起こすことになる。
米国は、資源権益を得る形でケリを付けようとしているけど、欧州とは「保証占領」を結ぼうとしている。
「ケロッグ氏は首都キーウを通るドニプロ川の西側に英仏が主導する部隊が配置されても、ロシアに対し「全く挑発的ではない」と指摘」
ざっくりだが、ドニエプル川西岸のウクライナ領土は、全土の6割程度ある(ロシア支配地域を含む)。
そのどれだけが欧州の権益下に収まることになるかは分からない(そういうことかあ?)。
ウクライナは、欧州からの駐留軍を15万人程度(ゼレンスキー大統領の発言では)と見込んでいるようだが、ケロッグ案では、交戦可能性のない地域に配置される。
安全保障の意味合いは薄れ、欧州のウクライナにおける権益保護の色合いが濃い(そうなのかあ?)。
ウクライナは、ロシア、米国、欧州の草刈り場と化しつつあるように見える。
この国の未来はどうなっちまうんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ人、ロシア軍がトレツク方面で防衛ラインの弱点を見つけた)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainians-find-weak-spot-in-russian-defense-line-in-tretsk-direction/
「まだスームィ州内の緩衝地帯について語るのは時期尚早」「我々はスームィ州の集落を幾つか占領しただけ」「クルスク州もまだ完全に解放出来ていない」「敵はゆっくりと後退している」「この調子が続けばスームィが大砲の射程に入るかもしれない」(RYBAR)
「トレツク方面で生じた問題を早急に対処できるなら今年のウクライナ軍には期待できるが、もし2024年と同じように前線の崩壊を食い止められないならコンスタンチノフカ方向が危なくなるため、この方面の動きは2025年の東部戦線を占う戦いになるかもしれない。」(航空万能論ブログ管理人)
コンスタンチノフカとはコスティアンティニフカのこと。
(コスティアンティニフカ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Kostiantynivka
ウィキにあるウクライナ語の音声で聞くと、「コスチャンティーニウカ」と聞こえる(空耳かあ?)。
「1870年、コスティアンティニフカはノミコソフという地主によって設立されました。彼は長男コスティアンティンを偲んでこの集落を築きました。」
政治的意図で名付けられたわけじゃないから、この都市の名前は変わらないだろう。
いや、ロシアに攻め取られれば変わっちまうかもしれないなあ・・・。

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