🐱欧州大戦争:弾道ミサイル再び2025年07月24日 16:44

欧州大戦争:弾道ミサイル再び
欧州大戦争:弾道ミサイル再び


(ロシアの攻勢にウクライナ軍総司令官「弾道ミサイルが必要だ」…ロシア領内への攻撃容認求める)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250724-OYT1T50038/

「適切な反撃を加えるには弾道ミサイルが必要だ」(ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官)

「防空システムや長射程ミサイルの供与とロシア領内への攻撃容認を求めた。」

弾道ミサイルでロシア領内を攻撃するだってえ!?。

「シルスキー氏は露軍が空港や人口密集地域など「全てを標的にしている」と述べ・・・」

まあ、ロシアは弾道ミサイルを打ち込んできていて、それらに対する防空システムは必ずしも十分とは言えない。

加えた攻撃に匹敵する反撃を行わなければ、効果的な抑止が出来ないという主張は道理だ。

ウクライナとロシアの戦争は、元々、非対称な形で始まっている。

それを、曲がりなりにも対称戦に近い形まで持ち込んだというのは、西側の支援だけではなく、ウクライナ軍の功績だろう。

弾道ミサイルかあ・・・。

とうとう、来る所まで来たわけだ。

米国が供与(売却)するとは思えないが、欧州は出すかもしれない。

「ロシアの攻撃が激しくなる中、防空能力を強化し、ウクライナへの攻撃の拠点である露軍基地を標的にする狙い」

そうではなかろう。

効果的な抑止は、同等の反撃が重要だ。

「空港や人口密集地域など「全てを標的に」する必要がある。

首都キエフや大都市ハルキウが空爆されているなら、当然モスクワやサンクトペテルブルグを狙い撃つのが効果的だ。

ロシアに、この戦争が割に合わないと思い知らせるためには、連日、100発くらいの弾道ミサイルを撃ち込み続ける必要があるかもしれない。

1か月くらい続ければ、いくらロシアが忍耐強くても、何らかの反応が現れるに違いない。

べらぼーめ・・・。

(これがウクライナの「現実」…ゼレンスキー大統領追放のカウントダウンが始まった!)
https://gendai.media/articles/-/155137?imp=0

「このサイトで何度も指摘しているように、ゼレンスキーは戦争継続派であり、戦争をつづけることで、昨年5月に任期が切れている大統領の地位にしがみつこうとしている。戦争が長引けば長引くほど、ウクライナ国民の死傷者が増えるにもかかわらず、表面上はロシアに即時停戦を求めながら、実際には戦争継続に余念がない。米国から武器を購入するために欧州の支援を求め、ロシアに近接する欧州諸国はゼレンスキーの権力維持の企みを黙認している。」

「新たな武器の流入はウクライナ人を助けるだろうが、「現地の状況をわずかに変えるだけだ」」(パリ政治学院の教授でフランス首相のアドバイザーを務めるザキ・ライディ)

数千発の弾道ミサイルを供与(売却)すれば、現地の状況を僅かに変えるだけでは済むまい。

「この戦争は軍事的手段では終わらない。 いずれにせよ、私たちは政治的解決に取り組まなければならない」

プーチンを、「西側主導の」停戦交渉に引きずり出すためにも、アットーテキな武力を与えてロシア本土をこれでもかと痛めつけなければならない。

それは分かっている。

では、なぜそうしないのか。

バイデン政権もトランプ政権も、ロシアを徹底的に叩くことを避け、ウクライナが勝利することを抑止し続けてきた。

浮沈子にもその理由は不明だが、米国にはそういうお家の事情があるようだ。

一つには、核大国ロシアとガチで組み合いたくないという大人の事情もある。

が、どうもそれだけではなさそうな感じだ。

塩原氏の記事は、例によって西側報道では伝えられていないウクライナ側の事情(汚職腐敗の構造)が根底にあるとしているが、仮にそうだとしたら今までの支援は何だったのかということになる。

ごく初期の段階で、米国から供与された兵器の行方が不透明になり、裏ルートでテロ組織に横流しされているのではないかという疑惑もあった(その後は未確認)。

ウクライナに弾道ミサイルを供与(売却)するということになれば、それが横流しされて闇市場に出回るという事態は是が非でも避けたい。

言語道断だ!。

(ゼレンスキー氏、反汚職機関の独立性制限する法案に署名 ウクライナ各地で抗議)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c9qx8ng22yjo

「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、同国の汚職対策機関の独立性を制限する法案に署名した。同機関を弱体化させるものだとして、各地で抗議デモが起こり、外国からも批判されている。」

やれやれ・・・。

「新法に批判的な人々は、ウクライナでの10年以上にわたる民主化と反汚職の取り組みに逆行する動きだと受け止めている。

民主化と反汚職を目指すこうした大志が、親ロシア派のヴィクトル・ヤヌコヴィッチ政権を失脚させた2014年のマイダン革命、そして、多大な犠牲を伴うロシアの侵攻への抵抗につながったといえる。」

BBCは、おそらく意図的に記事を書いているんだろうが、そのゼレンスキー政権そのものが汚職まみれな話なわけで、そう簡単にはいかないだろう。

汚職撲滅は西側のウクライナ支援の条件だからな。

西側は、「そういう国家」に莫大な援助を与え、武器を与え、これまた大国の威を振りかざすロシアを攻撃させ続けている。

もちろん、ウクライナ側にも甚大な被害が及んでいる。

この上、弾道ミサイルを供与(売却)し、ロシアのオレシュニクとドンパチにおける対称戦を演じさせよというのかあ?。

まあいい。

浮沈子的には、これ以上の武器の供与は、どちらにとってもいいことは何もないとしか思えない。

キースケロッグのベラルーシでの動きが気になっているけど、その後の情勢に対する報道はない(見落としているだけかも)。

ロシア軍の夏季攻勢は今のところほぼ不発に終わっている。

ポクロフシクは陥落していないし、ドニプロペトロフシク州への大規模な侵攻もない。

コスティアンティニフカは持ちこたえており、ウクライナ軍の前線は崩壊していない(<以下追加>参照)。

南部の攻勢も見られず、一部で小規模な前進が報告されるに留まる。

事態の政治的打開も膠着状態のままだ。

浮沈子は以前、バイデン政権が支援をエスカレートさせて、やがて弾道ミサイルを供与することになると半ば冗談で見ていたけど、まさかウクライナが真顔で要求するとは思わなかった。

後は、核弾頭の供与だけだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ポクロウシクの後を追うコンスタンチノフカ、ロシア軍の攻撃で街は死にかけ)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/konstantinovka-follows-pokrovsk-the-town-on-the-verge-of-collapse-under-russian-attacks/

「ウクライナ軍の地下司令部を出ると建物には空爆の傷跡が残り、道路にはドローン攻撃で焼け焦げた車の残骸が転がっている。街に残る住民も僅かで、ほとんどの店は閉まったままでコンスタンチノフカは死にかけている」(WSJ)

「かつてない速さで戦争が進化している」「戦場を覆うドローンは歩兵、装甲部隊、歩兵、後方支援、塹壕の設計までドローンに適応せざるを得ないほど支配的になっている」(2014年からウクライナ東部でロシア軍と戦っている第93旅団の大隊長=デレヴィアンコ中佐)

「6万7,000人の住民が暮らしていた工業都市コンスタンチノフカは夏季攻勢における主要目標の1つで、ロシア軍は肥沃なドネツク地方を西へゆっくりと前進しており、僅かな戦場の利益のため毎日数百人の兵士を失っている。この死傷数の最大の原因は砲撃ではなくドローンの攻撃だ」

「ウクライナ軍の地下司令部を出ると建物には空爆の傷跡が残り、道路にはドローン攻撃で焼け焦げた車の残骸が転がっている。」

ロシア軍の砲撃の話は出てこないなあ・・・。

ウクライナ軍の火力の大部分が、既にドローンになっているという話は読んだ。

上記のロシア軍の人的損耗の話はそれを裏付けている。

それは、ポーランドの軍事専門家の話では、砲弾の不足の反映でしかないという。

まあ、どうでもいいんですが。

コスティアンティニフカが、空爆に晒されているという話も初めて読んだ。

「コンスタンチノフカから約30マイル離れたポクロウシクは破滅への道を先に進んでいる。まだ街は陥落していないものの被害は甚大で、ロシア軍のゆっくりと流れる溶岩のように前進し、ドローンと爆弾で破壊可能な全ての集落や街を飲み込んでいる。」

ここでも、砲撃の話はない。

どうなっているんだろう?。

浮沈子的には気になる記述も見られる。

「侵攻初期と今では戦い方が大きく異なる」「2022年や2023年を戦った本物の兵士はもう存在しない」「現在の兵士の過去と同じ戦果を上げることはできない」「これがドローン戦争の実態だ」

まあいい。

「チャシブ・ヤールの後方に位置するコンスタンチノフカも都市生活の機能を既に喪失しており、ロシア軍の無人機が常時監視しているためコンスタンチノフカの役割は「前線を支える兵站拠点」ではなく「ロシア軍の前進を阻む巨大な要塞」に格下げされているのだろう。」(航空万能論ブログ管理人)

ポクロフシクも同様だろうな。

つーか、あっちはいつ陥落してもおかしくない、オワコンの都市ということになるのかもな・・・。

「ポクロウシクに比べればコンスタンチノフカの状況はマシな方だが、両都市に共通するのは「前線の状況に改善の見込みがない」「今後も状況はどんどん悪化していくだけ」という点で、ポクロウシクはコンスタンチノフカが直面する将来の姿である可能性が高い。」(同上)

やれやれ・・・。

この連鎖は、コスティアンティノフカで終わることはないだろう。

ドネツク州の残りの地域において、いつか来た道ということになる。

それは今年ではなく、来年になるだろうけど、それまで戦闘が継続するということを考えるだけで気分が落ち込む。

ウクライナに兵器を供給し続ける西側は、それが戦闘を長期化していること、ロシアに停戦を促す効果が皆無であること、双方に甚大な被害を与えていることを再認識すべきだろう。

浮沈子は正義派じゃない。

ウクライナの地でどのような統治が行われようが、知ったことではない。

塩原氏の記事が伝えるところが事実ならば、ゼレンスキー政権は近々崩壊し、戦争はロシアのペースで終結に向かうことになる。

真の独立を求めたウクライナは敗北し、欧州は軍事大国となり北朝鮮や中国、イランなどと強固なつながりを持ったこれまでとは異なるロシアと直接対峙することになる。

エストニアでは、早くもハイブリッド戦争の予兆が見られるという。

(ウクライナの次はエストニア? 批判強めるロシアへ高まる懸念、地方参政権剥奪で対抗も)
https://www.sankei.com/article/20250721-QW7HMBSNYJP53HDQFVGHCU6PAM/

「ロシアの浸透工作を阻むため、エストニアは今年に入って外国人の地方参政権を制限した。一方、エストニアを影響下に置きたいロシアは、参政権剥奪の動きを進める勢力を「ネオナチ」と批判。ウクライナに対するのと同じ用語を用いていることから、さらに警戒を呼んでいる。」

融和と共存ではなく、分断と排除の論理がまかり通り、それがロシアに対して付け込む隙を与えている。

ウクライナに不条理に侵攻したロシアと、仲良くしろと言っても無理な話だとは思うけどな。

ロシアが、バルト3国でNATO第5条を試してくることは間違いない。

それが、欧州大戦争に発展するかどうかは状況次第だろう。

ロシアに原理原則はない。

押してみて、押せるようなら押しまくる。

「・・・ロシア軍のゆっくりと流れる溶岩のように前進し、ドローンと爆弾で破壊可能な全ての集落や街を飲み込んでいる。」(再掲)

手を引く米国と押しまくるロシア。

欧州は、腹を括ってウクライナと向き合わなければならない。

いや、ウクライナの向こうのロシアとかな・・・。