😼欧州大戦争:戦場:米国の説く道理2025年12月02日 19:28

欧州大戦争:戦場:米国の説く道理
欧州大戦争:戦場:米国の説く道理


(過去1年で最大の占領地拡大 11月、ウクライナ領支配2割に―ロシア)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025120200681&g=int

「ロシア軍が今年11月にウクライナで占領した地域は、月別では過去1年間で最大」

「11月の1カ月間で占領地を701平方キロ拡大」

「今年に入ってからでは、5400平方キロ近くを占領」

べらぼーめ・・・。

12月に入っても、そのペースは衰えるどころか増加の気配すら見せている。

「激戦が続く東部ドネツク州では進軍ペースが遅いものの、南部ザポリージャ州と東部ドニプロペトロウスク州で急速に占領地を拡大した。」

今日のISWの戦況地図でも、フリアイポレ方面でロシア軍安定支配地域が増えている(画像参照)。

ざっくり100~200平方kmといったところか。

この方面の戦線は、ザポリージャ市まで70kmに迫っている。

ひょっとすると、年内に60km辺りまで進軍する可能性もある。

季節変動があまりなく、コンスタントに進軍距離を伸ばし占領地を増やしている。

このペースが続くと、来年の夏までにはザポリージャ市は直接攻撃を受けることになるだろう。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

もちろん、その北にあるドニプロ市(ドニプロペトロウシク州)も同様に狙われるだろう。

ポストポクロフシクの進軍がH50沿いに進めばそうなる。

北の方ではハルキウ州における、ポストクピャンスクの進軍が懸念される。

重要なのは、ハルキウ州もドニプロペトロウシク州も、ロシアの併合地域ではないという点だな。

もう、見境なく攻撃し、進軍している。

侵略者め・・・。

(欧州大戦争:負けているから譲歩しろ)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/11/27/9819950

この記事の中で浮沈子は、米国がウクライナを軍事的合理性から説得しようとしていることを紹介した。

<以下引用1>ーーーーーーーーーー

(“負けているから”譲歩迫る…トランプ大統領「和平案合意近い」これまでとの“違い”)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900178712.html

「協議は順調だ。ロシアから始まり、いまも話し合っている。いま、戦況は、一方向にしか進んでいない。数カ月で、ロシアが奪う領土のために、5万、6万の兵を無駄にしたいか?それとも、いま行動するか?」(アメリカ トランプ大統領)

「ウクライナは、軍の規模を増強しないことに合意した」(アメリカ・ABC)

「ロシアは、空爆の規模を拡大し、頻度を高めており、無期限に戦闘を継続する能力を有している。将来、さらに弱い立場に追い込まれるよりは、いまこそ和平合意をすべきだ」(ドリスコル陸軍長官)

「負けているから、和平案を受け入れるべきだ」

<引用1終わり>ーーーーーーーーーー

米国は分かってない。

これは独立戦争で、軍事的合理性ではなく、意地の張り合いでドンパチしているわけだからな。

250年前には、おまいらだってそうやって英国から独立したじゃん!?。

「いま、戦況は、一方向にしか進んでいない。数カ月で、ロシアが奪う領土のために、5万、6万の兵を無駄にしたいか?」(トランプ:再掲)

「将来、さらに弱い立場に追い込まれるよりは、いまこそ和平合意をすべきだ」(ドリスコル陸軍長官:再掲)

米国だって(もちろん、まだ米国じゃないけど)、独立戦争では苦しい時期を経験している。

ポリティコヨーロッパの記事では、ウクライナの状況を米国の独立戦争になぞらえて記述していた。

<以下引用2>ーーーーーーーーー

(欧州大戦争:和平案:四面楚歌)<さらに追加>参照
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/11/30/9820528

(ロシアに有利な和平案、これはウクライナに望める最善案かもしれない)引用元
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/a-russia-friendly-peace-plan-may-be-the-best-ukraine-can-hope-for/

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

「英国からの独立を目指す米国の戦いは絶望的に見え、哲学者のトマス・ペインは1776年12月の暗黒時代に「今こそ人間の魂が試される時である」「圧政は地獄のように打ち破られない」「しかし、我々には戦いが厳しいほど勝利はより輝かしいものになるという慰めがある」と書いた。その勝利は戦争の大部分で怪しいものだったものの、革命を支持する人々は粘り強く戦い続け、フランスの支援も受けながら8年に及ぶ戦いの末に勝利を収めた」

ポリティコヨーロッパの記事には、サイドストーリーのように米国の独立戦争の話が出て来る。

「ロシアからの解放を掛けたウクライナの戦いは実質的に2014年から始まり、正にこの瞬間がウクライナ人の魂にとって試練の時だ。」

この記事を書いた記者は、ウクライナ戦争を明確に独立戦争と位置付けている。

浮沈子の見立ては、独りよがりではなかったようだ(たまには、当たることも・・・)。

米国の独立は果たされたが、ウクライナのそれは怪しい。

「現在の戦況でウクライナ人がどれほど英雄的な行動をとったとしても『事態を好転させられる』という楽観的な見通しに乏しい。この戦争で最も危険な冬を乗り切ったとしても、より強い立場が押し付ける状況に耐えきれるか怪しく、逆に戦場の状況、国内問題、国内政治においてより脆弱な状態に陥るかもしれない」

<引用2終わり>ーーーーーーーーーー

浮沈子は正義派じゃない。

国家が掲げる正義にろくなもんはないからな。

ウクライナの地でどんな統治が行われようが知ったことではない。

ドンパチで家や街を破壊され、手足を失い、命まで持って行かれるのはご免だ。

しかも、先々状況が好転する見通しはない。

ポリティコヨーロッパは「乏しい」と評価しているけど、皆無だ。

民族の誇りと独立を賭けて、それでも意地でドンパチ続ける選択をウクライナはするだろう。

ここで降伏するという選択はない。

数十万人の犠牲者は犬死だ。

ドニエプル川を越えられたわけでもなく、欧州の支援が途絶えたわけでもない。

矢尽き刀折れて万策尽きた挙句の降伏じゃない。

チンケな汚職事件で失脚して降伏するという、情けない負け方だ。

それだけは避けたい。

最期の一暴れをさせてくれ!。

もちろん、浮沈子はそれを期待しているわけじゃない。

くだらんドンパチなどさっさと止めちまって、ロシアの金を使って(それだけじゃ足りないでしょうが)一日でも早く復興を始めるべきだ。

プーチンに勝ちを譲るのは面白くないだろうが、勝ち負けは時の運だと諦めて、2000年後にロシア帝国を崩壊させるべく、臥薪嘗胆に明け暮れるのがよろしい(そうなのかあ?)。

だが、ウクライナはその選択はしないだろう。

つーか、欧州がその選択を阻止する。

他人事じゃないって、分かってるからな。

米国を金で繋ぎ止め、ウクライナにカンフル注射をうち続けてゾンビ状態で戦わせようと必死だ(そういうことかあ?)。

そうしなければ、そう、米国の思惑通り、ロシアと手打ちして属国になっちまえば、明日からは自らがロシア帝国と直接対峙することになるわけだからな。

ウクライナを見捨て、ロシアと撚りを戻した米国は、もう当てにはできない。

そりゃあ、表向きは何とでも取り繕うだろうが、中身はそういうことになる。

欧州は、米国がロシアと撚りを戻すために差し出したエサだからな(そんなあ!)。

うーん、この辺りの浮沈子の妄想は、いよいよ完成度を高めている。

ここで、プーチンが仏心を出して和平条件を緩めたり(NATO入ってもいいよとかあ?)、モスクワにバンバン届く長距離ミサイルの配備を認めたりすれば、浮沈子の妄想は瓦解する。

んなことにはならない(断定的!)。

欧州が引き留めてもウクライナが降伏すると決めれば、同じように妄想は煙のように消える(そんなあ!)。

たぶん、こっちの方が確率は高いだろうけど、結局そうはなるまい。

少なくとも今じゃない。

この1年間でウクライナが失った領土は1パーセントに満たない(まだ、12月が残ってますけど)。

ウクライナ全土をロシアが手中に収めるためには、100年掛かるからな。

3年とか5年引き延ばしたところで大した違いはないだろう。

しかし、欧州が生き残りを賭けて対ロシア防衛体制を構築する上では、このわずかの期間が死活的に重要だからな。

これまでも、欧州は米国を思い留まらせるために、あの手この手で和平(ウクライナの降伏)を妨害してきた。

正義を振りかざしてな。

国家が振りかざす正義にろくなことはない。

以下は、今朝書きかけたブログネタだ。

<以下引用3>ーーーーーーーーーー

欧州大戦争:降伏かドンパチか


(ウクライナ、和平案巡り仏と協議 EUは対ロ圧力へ会合)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025120100994&g=int

「ロシアが和平を望んでいないのは明らか」(カラスEU外交安全保障上級代表(外相))

そうだろうか?。

言葉の定義の問題だろう。

ウクライナが降伏し、ロシアの大勝利のもとでの「和平」を望んでいないわけじゃないだろう。

それを望んでいないのは、むしろ欧州の側ではないのか。

ウクライナがロシアと手打ちをし、明日からは敵側に回ってロシアと一緒になって欧州に攻め込んできたらどーする!?。

最悪だな・・・。

ウクライナで政変が起こり、欧州がこれまでつぎ込んできた支援が裏目に出ればそうなる。

が、心配することはない。

ロシアは和平を望んでいる(そうなのかあ?)。

ウクライナが中立化し、軍備を縮小し、欧州の手先にならず、ロシアの属国となれば、暫くの間は平和が訪れる。

ザルジニーに言わせれば、つかの間の平和であったとしても。

欧州の懸念は、米国とロシアが手打ちをし、ウクライナに降伏を呑ませ、欧州に後始末を押し付けて復興市場からも排除して食いものにすることなわけだ。

欧州がロシアと中国のエサだと思っている浮沈子にとっては、完全に想定の範囲内だが、カヤカラスにとっては容認しがたいんだろう。

しかし、欧州には何もできない。

効果が期待できない経済制裁や、身銭を切ることが出来ない財政支援だけでウクライナを支えきることは出来ない。

浮沈子は、今回の和平提案はお流れになると見ているけど、万が一、ウクライナが何らかの形で丸呑みするようなことになれば、欧州は完全に敗北する。

まあ、外交的にということだけどな。

ウクライナは、それ程に追い詰められている。

<引用3終わり>ーーーーーーーーーー

さっき、ロイターの記事をめくっていたら、ヤバい話が出ていた。

(ECB、1630億ドルのウクライナ融資支援を拒否=FT)
https://jp.reuters.com/markets/japan/PSJ7AF4ELROL3PFU37AP77HLII-2025-12-02/

「欧州中央銀行(ECB)がウクライナへの1400億ユーロ(1625億3000万ドル)の支払いを支援することを拒否したため、凍結されたロシア資産を裏付けとする「賠償ローン」を調達するという欧州連合(EU)の計画が台無しになったと報じた。」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

欧州は、何としてもウクライナ紛争を引き延ばさなければならなくなった。

ウクライナの財政は来年5月で破綻すると言われている。

資金ショートだ。

それは、欧州の冷徹な選択になる。

例えは良くないけど、洞窟潜水していてエアシェアしてたらガスが足りないことが分かり、ドナーがロングホースのバルブ閉めようとしている状況なわけだ(全然、一般的な例示になってない!)。

まあいい。

欧州は、身銭切っても何としても、ウクライナに資金を注入しなければならない。

そこに選択の余地はない。

米国の前国務長官だったブリンケンは、「国際システムの中ではテーブルに就けなければメニューに載ることになる」と言ってたけど、欧州がメニューに載るのは時間の問題かもな・・・。

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