🚀H3ロケット:8号機:2段目の燃焼異常で失敗 ― 2025年12月23日 07:40
H3ロケット:8号機:2段目の燃焼異常で失敗
(H3ロケット8号機 衛星保護カバー分離の際に通常と異なる動き)
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015011011000
「打ち上げの3分40秒余りあと衛星を保護するカバーを分離する際に、通常と異なるカバーの動きがカメラに記録されていた」
「2段目のロケットのエンジンが早期に燃焼を停止する20分以上前にロケットに振動がかかった可能性も考えられ、このカバーの動きが失敗に関係しているかどうかも含めて、JAXAは引き続き原因究明を進めることにしています。」
打ち上げ直後(日曜日の昼ころ)辺りから、何か様子がおかしい感じはしてたんだが、結局軌道投入に失敗、衛星が分離されたかどうかも分からないままだ(別記事では、分離できなかったような書きぶりになっています)。
「JAXAは失敗の原因究明を始めていますが、詳しい原因はわかっておらず衛星の状況もわかっていないとしていて、ロケットから届いたデータの解析などを進めています。」
このところ、順調な打ち上げが続いていただけに、青天の霹靂だな。
先日記事にしたみちびき7号機(来年2月打ち上げ予定)が延期されることは間違いないだろう。
原因にもよるだろうが、S社なら3日後くらいには対策を施し、後続の打ち上げに影響を与えない態勢が組まれている。
我が国の国策ロケットはそうはいかない(建前はM社のサービスに乗っかっていることになってるようですが)。
原因究明に1年、対策の検討に1年、それが承認されるまでのプロセスに1年、予算化されて打ち上げが再開されるまでに1年・・・。
お釈迦になっちまった(たぶん)みちびき5号の再建造の時間だけはたっぷりありそうだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
開発に難航した1段目は、リリース後は比較的あっさりとクリアされているけど、2段目は難産だな。
1号機の失敗は着火装置の不作動ということで、電源系が疑われた。
今回は、どうもそっちじゃないらしい。
燃料(水素)の圧力不足が計測されているようで、配管やタンクそれ自体(機体の一部です)に構造的な損傷が生じた可能性が考えられる。
やれやれ・・・。
NHKが報じたフェアリングの分離時の異常が原因ということになると、新たな問題が生じてきたわけで、製造上の問題が生じている可能性もある(これまで、複数回の打ち上げでは発生していない)。
T+3分40秒というフェアリングの分離時刻は極めて示唆的だ。
(【更新】H3ロケット8号機打ち上げ失敗 「みちびき」5号機を予定の軌道へ投入できず)
https://sorae.info/space/20251222-h3f8-2.html
「記者説明会に登壇したJAXAの岡田匡史理事によると、1段目で飛行中の段階から2段目水素タンクの圧力が徐々に減少していたことを示すデータが得られているということです(おおむね発射3分20秒後から)。」
ほらね!。
怪しい・・・。
実に怪しい!。
「改めて2段目エンジンの状況を見てみると、予測値に対して第1回燃焼停止は27秒遅く、第2回推力立ち上がりは15秒遅くなっていました。水素の圧力不足によってエンジンの推力が小さくなっていたとすれば、こうしたエンジン燃焼の予測値とのズレは辻褄が合うことから、詳細に検討していきたいと岡田理事は述べていました。」
浮沈子的推測(世界で最も当てにならない!)では、フェアリングの分離失敗に伴う燃料(水素)タンクの損傷でガス漏れして圧力が減少し、燃焼が異常になり衛星喪失したと見られる。
やれやれ・・・。
以下のプレスキットを見る限り、何か特別な仕様を追加したわけでもなさそうだ。
(H3 FLIGHT No.8 PRESS KIT)
https://fanfun.jaxa.jp/countdown/h3f8/files/h3f8_presskit_20251201.pdf
143ページ辺りから、8号機の仕様が出て来る。
「8 号機では準天頂衛星システム「みちびき 5 号機」を準天頂軌道へ投入する。機体形態はこれまでの試験機 1 号機〜5 号機と同じ「H3-22S」で、第 1 段エンジン燃焼フェーズにおいて、スロットリングを行う。(3〜5 号機と同様)」
「機体形態:H3-22S(試験機 1 号機〜5 号機と同様)
LE-9 エンジン 2 基、固体ロケットブースタ(SRB-3)2 本、ショートフェアリングの機体形態」
何の外連味もない、通常化されたふつーの打ち上げに見えるがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
読み返して気付いたんだが、フェアリングの分離と水素タンクの圧力低下は順序が逆だ。
・水素タンクの圧力減少:おおむね発射3分20秒後から
・衛星を保護するカバーを分離:打ち上げの3分40秒余りあと
これだけ見れば、何らかの原因で水素タンクが損傷して歪み、その影響でフェアリングの分離に異常が生じたと見るのが妥当だ。
プレスキットでは、「衛星フェアリングを約 3 分 45 秒後に分離」とある。
フェアリングの分離は、おそらく爆発ボルトへの点火で行っているに違いないからな。
信頼性は抜群だ。
そうなると、水素タンクの圧力減少の原因は他に求めるしかなくなる。
時系列の事象の確認が第一だが、他の可能性も同時に探っていく必要があるな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット8号機はフェアリング分離時に異常発生か? JAXAが最新データ公表)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20251223-3859929/
「今回公開された情報で分かったのは、まず打ち上げ後225秒に実施されたフェアリング分離において、衝撃が通常よりも「かなり大きかった」(JAXA・有田誠H3プロジェクトマネージャ)ということ。そして、そのあたりから第2段の水素タンクの圧力が下がり始めていることだ。」
こういうものは、やっぱ大塚さんの記事に限るんだが、ちょっと待ってほしい。
(H3ロケット8号機打ち上げで何が起きた? 今分かっていることを整理する)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20251222-3856168/
「JAXAによると、すでに第1段の飛行中、打ち上げ後200秒くらいから、第2段の水素タンクの圧力が下がり始めたという。」
この25秒の差はどーしてくれる!?。
原因と結果が逆転する話だから疎かには出来まい。
最初の記事(掲載日2025/12/23 13:30)には、「発生事象」と題された図が添付されているが、この25秒のズレは無視されている。
やれやれ・・・。
「現時点ではまだフェアリングが原因と断定はできないものの(原因ではなく結果である可能性もある)、フェアリング分離時に深刻な問題が発生し、水素タンク周辺や衛星搭載部などが破損したと考えれば、起きた事象の説明は付く。」
んな、予定調和的なアプローチで大丈夫なのかあ?。
「JAXAはフェアリング分離時の画像などを詳細に調査しているところで、その続報を待ちたい。」
そんな受け身になっていないで、技術系メディアとして突っ込んでもらいたいもんだな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(「みちびき5号機」ブラジル上空で大気圏再突入か、H3ロケットに発生した事象全容とその影響)
https://forbesjapan.com/articles/detail/87839
「宇宙機の軌道追跡で知られる米国の天体物理学者ジョナサン・マクドウェル氏のポストによると、H3の第2段は地球を一周したあと、2周目の近地点(楕円軌道における最低高度のポイント)に達した日本時間の22日13時ごろ、ブラジル上空で大気圏に再突入した可能性が高い。」
「マクドウェル氏は、アメリカ宇宙軍の軌道上監視システム(SSN)の情報をもとにH3の軌道情報をX上で公開。未確認とされつつ種子島から軌跡を描くその物体は、当初は近地点109km、遠地点441km、軌道傾斜角30.1度の軌道上にあり、「カタログ85420」としてエルセット(Element Set:軌道要素セット)と呼ばれる軌道情報が公開された。結果的にその宇宙機はブラジル南部のパラナ州上空で大気圏に再突入したと予想され、目撃情報もあるという。その軌道情報が1件であることから、「みちびき5号機」とH3の第2段は分離しなかった可能性が高い。」
初めの記者会見時点の情報を基にした記事だが、2段目の水素タンクの圧力低下が3分20秒辺りからという話も共通だ。
「打ち上げ当日に行われたJAXAの会見によると、今回の事案の原因としては、第2段に搭載された液体水素燃料タンク内の圧力低下が疑われている。打ち上げ後、第1段エンジン(LE-9)が燃焼中の3分20秒後あたりから、テレメトリーがそれを示唆したという。つまり、第1段ロケットが切り離される以前から、第2段の水素タンクにトラブルの兆候が表れていた。」
「H3の第2段では、燃料である液体水素をエンジンの熱で気化させ、その水素ガスを水素タンクに戻すことで加圧する。つまり今回の水素タンクの圧力低下は、タンクやエンジンだけでなく、システム内のあらゆる経路で発生し得る。同システムの各部位にはセンサーが設けられており、その作動状況は通信が途切れるまで地上局に届いている。当面はそのデータを解析することがJAXAにおける最優先事項となるだろう。」
記事には、我が国のみちびきシステムの解説も詳しいが割愛する(浮沈子的には10m誤差で十分だしな)。。
一連の事象のトリガーとなったトラブルが何なのか。
最大の疑問は、水素タンクの圧力低下が始まった時刻だ。
3分20秒後なのか、フェアリング分離の3分45秒なのか。
ジャクサがその時刻を変えてきたのはなぜなのか。
陰謀大好きな浮沈子は、そこに何かを嗅ぎ取っている。
クサいな・・・。
プンプン臭うぞ。
「・・・当面はそのデータを解析することがJAXAにおける最優先事項となるだろう。」(再掲)
うーん、解析する前に、タイムスタンプが改ざんされないように差し押さえておいた方がいいような気がするんだがな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット上段に異常、航法衛星を正しく展開できず)
https://spaceflightnow.com/2025/12/22/h3-rocket-suffers-upper-stage-anomaly-fails-to-correctly-deploy-navigation-satellite/
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)は打ち上げ後の声明で、液体水素と液体酸素の組み合わせで動くLE-5B-3エンジンに問題があると指摘した。」
ジャクサの発表を受けた海外メディア(SFN)は、エンジンの問題と捉えているようだ。
「JAXAは、「第2段エンジンの2回目の点火が正常に始動せず、予定よりも早く停止しました」と発表」
まあ、そう受け取るよな・・・。
「2 回目の燃焼は 4 分以上続く予定でしたが、突然終了しました。」
浮沈子的には、2段目のエンジンに罪はないと思うんだがな。
「H3ロケットが2023年3月に初飛行して以来、第2段に異常が発生したのは今回が2度目だ。この初飛行は同計画にとって初の失敗だった。」
2段目の失敗が2度目という認識はあるようだ。
「(故障の)原因究明と再発防止策の実施なしには、次回の打ち上げは不可能だ」(JAXAの有田誠プロジェクトマネージャ)
まあいい。
この記事の時点では、フェアリングの異常展開については発表がない。
また、水素タンクの圧力低下についても言及がないところを見ると、英語メディアに対しては圧力低下の説明がされていない可能性がある。
「異常発生後の記者会見はすべて日本語で行われた。」
2度目の記者会見の「発生事象」と題された、あたかもフェアリングの異常と圧力低下が同時に発生したかのような資料が独り歩きしないことを願うばかりだ・・・。
(H3ロケット8号機 衛星保護カバー分離の際に通常と異なる動き)
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015011011000
「打ち上げの3分40秒余りあと衛星を保護するカバーを分離する際に、通常と異なるカバーの動きがカメラに記録されていた」
「2段目のロケットのエンジンが早期に燃焼を停止する20分以上前にロケットに振動がかかった可能性も考えられ、このカバーの動きが失敗に関係しているかどうかも含めて、JAXAは引き続き原因究明を進めることにしています。」
打ち上げ直後(日曜日の昼ころ)辺りから、何か様子がおかしい感じはしてたんだが、結局軌道投入に失敗、衛星が分離されたかどうかも分からないままだ(別記事では、分離できなかったような書きぶりになっています)。
「JAXAは失敗の原因究明を始めていますが、詳しい原因はわかっておらず衛星の状況もわかっていないとしていて、ロケットから届いたデータの解析などを進めています。」
このところ、順調な打ち上げが続いていただけに、青天の霹靂だな。
先日記事にしたみちびき7号機(来年2月打ち上げ予定)が延期されることは間違いないだろう。
原因にもよるだろうが、S社なら3日後くらいには対策を施し、後続の打ち上げに影響を与えない態勢が組まれている。
我が国の国策ロケットはそうはいかない(建前はM社のサービスに乗っかっていることになってるようですが)。
原因究明に1年、対策の検討に1年、それが承認されるまでのプロセスに1年、予算化されて打ち上げが再開されるまでに1年・・・。
お釈迦になっちまった(たぶん)みちびき5号の再建造の時間だけはたっぷりありそうだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
開発に難航した1段目は、リリース後は比較的あっさりとクリアされているけど、2段目は難産だな。
1号機の失敗は着火装置の不作動ということで、電源系が疑われた。
今回は、どうもそっちじゃないらしい。
燃料(水素)の圧力不足が計測されているようで、配管やタンクそれ自体(機体の一部です)に構造的な損傷が生じた可能性が考えられる。
やれやれ・・・。
NHKが報じたフェアリングの分離時の異常が原因ということになると、新たな問題が生じてきたわけで、製造上の問題が生じている可能性もある(これまで、複数回の打ち上げでは発生していない)。
T+3分40秒というフェアリングの分離時刻は極めて示唆的だ。
(【更新】H3ロケット8号機打ち上げ失敗 「みちびき」5号機を予定の軌道へ投入できず)
https://sorae.info/space/20251222-h3f8-2.html
「記者説明会に登壇したJAXAの岡田匡史理事によると、1段目で飛行中の段階から2段目水素タンクの圧力が徐々に減少していたことを示すデータが得られているということです(おおむね発射3分20秒後から)。」
ほらね!。
怪しい・・・。
実に怪しい!。
「改めて2段目エンジンの状況を見てみると、予測値に対して第1回燃焼停止は27秒遅く、第2回推力立ち上がりは15秒遅くなっていました。水素の圧力不足によってエンジンの推力が小さくなっていたとすれば、こうしたエンジン燃焼の予測値とのズレは辻褄が合うことから、詳細に検討していきたいと岡田理事は述べていました。」
浮沈子的推測(世界で最も当てにならない!)では、フェアリングの分離失敗に伴う燃料(水素)タンクの損傷でガス漏れして圧力が減少し、燃焼が異常になり衛星喪失したと見られる。
やれやれ・・・。
以下のプレスキットを見る限り、何か特別な仕様を追加したわけでもなさそうだ。
(H3 FLIGHT No.8 PRESS KIT)
https://fanfun.jaxa.jp/countdown/h3f8/files/h3f8_presskit_20251201.pdf
143ページ辺りから、8号機の仕様が出て来る。
「8 号機では準天頂衛星システム「みちびき 5 号機」を準天頂軌道へ投入する。機体形態はこれまでの試験機 1 号機〜5 号機と同じ「H3-22S」で、第 1 段エンジン燃焼フェーズにおいて、スロットリングを行う。(3〜5 号機と同様)」
「機体形態:H3-22S(試験機 1 号機〜5 号機と同様)
LE-9 エンジン 2 基、固体ロケットブースタ(SRB-3)2 本、ショートフェアリングの機体形態」
何の外連味もない、通常化されたふつーの打ち上げに見えるがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
読み返して気付いたんだが、フェアリングの分離と水素タンクの圧力低下は順序が逆だ。
・水素タンクの圧力減少:おおむね発射3分20秒後から
・衛星を保護するカバーを分離:打ち上げの3分40秒余りあと
これだけ見れば、何らかの原因で水素タンクが損傷して歪み、その影響でフェアリングの分離に異常が生じたと見るのが妥当だ。
プレスキットでは、「衛星フェアリングを約 3 分 45 秒後に分離」とある。
フェアリングの分離は、おそらく爆発ボルトへの点火で行っているに違いないからな。
信頼性は抜群だ。
そうなると、水素タンクの圧力減少の原因は他に求めるしかなくなる。
時系列の事象の確認が第一だが、他の可能性も同時に探っていく必要があるな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット8号機はフェアリング分離時に異常発生か? JAXAが最新データ公表)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20251223-3859929/
「今回公開された情報で分かったのは、まず打ち上げ後225秒に実施されたフェアリング分離において、衝撃が通常よりも「かなり大きかった」(JAXA・有田誠H3プロジェクトマネージャ)ということ。そして、そのあたりから第2段の水素タンクの圧力が下がり始めていることだ。」
こういうものは、やっぱ大塚さんの記事に限るんだが、ちょっと待ってほしい。
(H3ロケット8号機打ち上げで何が起きた? 今分かっていることを整理する)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20251222-3856168/
「JAXAによると、すでに第1段の飛行中、打ち上げ後200秒くらいから、第2段の水素タンクの圧力が下がり始めたという。」
この25秒の差はどーしてくれる!?。
原因と結果が逆転する話だから疎かには出来まい。
最初の記事(掲載日2025/12/23 13:30)には、「発生事象」と題された図が添付されているが、この25秒のズレは無視されている。
やれやれ・・・。
「現時点ではまだフェアリングが原因と断定はできないものの(原因ではなく結果である可能性もある)、フェアリング分離時に深刻な問題が発生し、水素タンク周辺や衛星搭載部などが破損したと考えれば、起きた事象の説明は付く。」
んな、予定調和的なアプローチで大丈夫なのかあ?。
「JAXAはフェアリング分離時の画像などを詳細に調査しているところで、その続報を待ちたい。」
そんな受け身になっていないで、技術系メディアとして突っ込んでもらいたいもんだな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(「みちびき5号機」ブラジル上空で大気圏再突入か、H3ロケットに発生した事象全容とその影響)
https://forbesjapan.com/articles/detail/87839
「宇宙機の軌道追跡で知られる米国の天体物理学者ジョナサン・マクドウェル氏のポストによると、H3の第2段は地球を一周したあと、2周目の近地点(楕円軌道における最低高度のポイント)に達した日本時間の22日13時ごろ、ブラジル上空で大気圏に再突入した可能性が高い。」
「マクドウェル氏は、アメリカ宇宙軍の軌道上監視システム(SSN)の情報をもとにH3の軌道情報をX上で公開。未確認とされつつ種子島から軌跡を描くその物体は、当初は近地点109km、遠地点441km、軌道傾斜角30.1度の軌道上にあり、「カタログ85420」としてエルセット(Element Set:軌道要素セット)と呼ばれる軌道情報が公開された。結果的にその宇宙機はブラジル南部のパラナ州上空で大気圏に再突入したと予想され、目撃情報もあるという。その軌道情報が1件であることから、「みちびき5号機」とH3の第2段は分離しなかった可能性が高い。」
初めの記者会見時点の情報を基にした記事だが、2段目の水素タンクの圧力低下が3分20秒辺りからという話も共通だ。
「打ち上げ当日に行われたJAXAの会見によると、今回の事案の原因としては、第2段に搭載された液体水素燃料タンク内の圧力低下が疑われている。打ち上げ後、第1段エンジン(LE-9)が燃焼中の3分20秒後あたりから、テレメトリーがそれを示唆したという。つまり、第1段ロケットが切り離される以前から、第2段の水素タンクにトラブルの兆候が表れていた。」
「H3の第2段では、燃料である液体水素をエンジンの熱で気化させ、その水素ガスを水素タンクに戻すことで加圧する。つまり今回の水素タンクの圧力低下は、タンクやエンジンだけでなく、システム内のあらゆる経路で発生し得る。同システムの各部位にはセンサーが設けられており、その作動状況は通信が途切れるまで地上局に届いている。当面はそのデータを解析することがJAXAにおける最優先事項となるだろう。」
記事には、我が国のみちびきシステムの解説も詳しいが割愛する(浮沈子的には10m誤差で十分だしな)。。
一連の事象のトリガーとなったトラブルが何なのか。
最大の疑問は、水素タンクの圧力低下が始まった時刻だ。
3分20秒後なのか、フェアリング分離の3分45秒なのか。
ジャクサがその時刻を変えてきたのはなぜなのか。
陰謀大好きな浮沈子は、そこに何かを嗅ぎ取っている。
クサいな・・・。
プンプン臭うぞ。
「・・・当面はそのデータを解析することがJAXAにおける最優先事項となるだろう。」(再掲)
うーん、解析する前に、タイムスタンプが改ざんされないように差し押さえておいた方がいいような気がするんだがな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(H3ロケット上段に異常、航法衛星を正しく展開できず)
https://spaceflightnow.com/2025/12/22/h3-rocket-suffers-upper-stage-anomaly-fails-to-correctly-deploy-navigation-satellite/
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)は打ち上げ後の声明で、液体水素と液体酸素の組み合わせで動くLE-5B-3エンジンに問題があると指摘した。」
ジャクサの発表を受けた海外メディア(SFN)は、エンジンの問題と捉えているようだ。
「JAXAは、「第2段エンジンの2回目の点火が正常に始動せず、予定よりも早く停止しました」と発表」
まあ、そう受け取るよな・・・。
「2 回目の燃焼は 4 分以上続く予定でしたが、突然終了しました。」
浮沈子的には、2段目のエンジンに罪はないと思うんだがな。
「H3ロケットが2023年3月に初飛行して以来、第2段に異常が発生したのは今回が2度目だ。この初飛行は同計画にとって初の失敗だった。」
2段目の失敗が2度目という認識はあるようだ。
「(故障の)原因究明と再発防止策の実施なしには、次回の打ち上げは不可能だ」(JAXAの有田誠プロジェクトマネージャ)
まあいい。
この記事の時点では、フェアリングの異常展開については発表がない。
また、水素タンクの圧力低下についても言及がないところを見ると、英語メディアに対しては圧力低下の説明がされていない可能性がある。
「異常発生後の記者会見はすべて日本語で行われた。」
2度目の記者会見の「発生事象」と題された、あたかもフェアリングの異常と圧力低下が同時に発生したかのような資料が独り歩きしないことを願うばかりだ・・・。

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