メタモルフォーゼ ― 2013年01月22日 15:46
メタモルフォーゼ
変態と書くと、概ね別の意味に取られる。生物の形態が成長と共に変化することを表す。
(変態)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E6%85%8B
昆虫など節足動物などに顕著に見られるようだが、両生類などにも見られる。
哺乳類などは、胎児の時には形態変化を伴うが、生まれてきた時は成体とほぼ変わらない。
話は変わる。
ダイバーの形態は、概ね背中にタンクやリブリーザーを背負って潜るというのが一般だが、最近流行のサイドマウントというのは、タンクを横にぶら下げている。
従来のタンクの固定方法と異なり、強固に固定されているわけではなく、ハーネスにぶら下げている感じだ。
変態というほどの変化はないものの、傍から見ていると、ずいぶん変な格好ではある。
画像のダイバーは、ホース類が外側に来ないように、すっきりとまとまったスタイルになっている。
今後、サイドマウントのコンフィギュレーションが普及してくれば、ダイビングのイメージもずいぶんと変わるだろう。
その最たるものは、タンクの付け外しができるという点である。
ボートダイビングが主流の地域では、BCだけ着て水中に入り、タンクを後から受け取ってダイビングを開始できる。
バックマウントだって、フルセットを後から放り込んでもらって水中で着てもいい。フツーしないけど。
エキジットの時は、タンクだけ先に上げてもらって、人間はBCだけになってラダーを上がる事が出来る(浮沈子の場合、人間も引き上げてほしいんだが・・・)。
セブでは、40kg近くもあるインスピフルセット(ウエイト込み)を、ローカルが怪力で受け取ってくれるので、楽チンではある。
なんだ、あんまり変わらないじゃん?。
だから、イメージの問題。
サイドマウントの場合は、タンクを取り外す手間がかかる。つけたままでもいいけど。
とにかく、今までは人間とタンクというのは一体でなければならなかった。余程のことがなければ、水中でBCを脱いだり着たりということはない。
ところがサイドマウントは、タンクを外して狭いところを抜けることが前提なので、そこのところは自由自在である。
繋がるべきところが、つながっていさえすればいい。
問題になるのは、タンクと人間が切り離されたことにより、バランス取りが難しくなる。連立方程式を解かねばならない。
ここのところは、良く分からないのだが、サイドマウントの最大のノウハウのようだ。
浮沈子が考えている、リブリーザーのサイドマウントについては、元々一体として構成されていたものをばらしてしまうので、いろいろと不都合が起こる。それは想定済みで、サイドマウント用の使えるCCRが登場するまでの繋ぎだ。
サブマトリックスのディリュエントも一体型のベイルアウト用のものが、イメージに近いのだが、タンクが1リットルずつなので、メインとしては使えない。酸素センサーも1個だし。
(Submatix SMS 200 Sidemount Rebreather)
http://www.submatix.com/joomla/index.php?option=com_content&view=article&id=62&Itemid=93&lang=en
カウンターラングはなくてもいいから、せめて2リッターのタンク2本と本体、スクラバーが一体となったものが欲しい。イメージとしては、エボリューションプラスが1本になったものか(今のところ、そんな製品はない)。
これを片側に吊るして運用する。
ベイルアウト用のタンクが、もう一方に付く。
完璧だ!。
これで、バックマウントカウンターラングにしたら、言うことはない。フロントすっきり、左右独立の完璧なコンフィギュレーション。
ベイルアウトタンクの代わりに、左右に2台のCCRを持っていけば、さらに良い。デュアルリブリーザーが、デフォルトでできる。バックマウントではこうはいかない。20/30のノーモキシックトライミックスをディリュエントにして、60mまでのパーフェクトダイビングの形が見えている。
最大の問題は、重さだな。ウエイトを別にしても、片側30kgの重さがある。水中では関係ないが、陸上での運搬はしんどいだろう。
それでも、この形はリブリーザーオリエンテッドのダイビングを、現実にするものだ。デュアルの場合は、ベイルアウトではないので、運用の自由度が増えて、さらに長時間のダイビングが可能となる。ダイビングのシーンは様変わりするに違いない。
現在は、1日3本とかいっているが、2本が限界になる。
3時間ずつ2回・・・。
ダイビングというレジャーの形を著しく変化させるという意味で、メタモルフォーゼといってもいいだろう。
でも、まあ、1日6時間も潜ってるっていうのは、やっぱヘンタイだな。
変態と書くと、概ね別の意味に取られる。生物の形態が成長と共に変化することを表す。
(変態)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E6%85%8B
昆虫など節足動物などに顕著に見られるようだが、両生類などにも見られる。
哺乳類などは、胎児の時には形態変化を伴うが、生まれてきた時は成体とほぼ変わらない。
話は変わる。
ダイバーの形態は、概ね背中にタンクやリブリーザーを背負って潜るというのが一般だが、最近流行のサイドマウントというのは、タンクを横にぶら下げている。
従来のタンクの固定方法と異なり、強固に固定されているわけではなく、ハーネスにぶら下げている感じだ。
変態というほどの変化はないものの、傍から見ていると、ずいぶん変な格好ではある。
画像のダイバーは、ホース類が外側に来ないように、すっきりとまとまったスタイルになっている。
今後、サイドマウントのコンフィギュレーションが普及してくれば、ダイビングのイメージもずいぶんと変わるだろう。
その最たるものは、タンクの付け外しができるという点である。
ボートダイビングが主流の地域では、BCだけ着て水中に入り、タンクを後から受け取ってダイビングを開始できる。
バックマウントだって、フルセットを後から放り込んでもらって水中で着てもいい。フツーしないけど。
エキジットの時は、タンクだけ先に上げてもらって、人間はBCだけになってラダーを上がる事が出来る(浮沈子の場合、人間も引き上げてほしいんだが・・・)。
セブでは、40kg近くもあるインスピフルセット(ウエイト込み)を、ローカルが怪力で受け取ってくれるので、楽チンではある。
なんだ、あんまり変わらないじゃん?。
だから、イメージの問題。
サイドマウントの場合は、タンクを取り外す手間がかかる。つけたままでもいいけど。
とにかく、今までは人間とタンクというのは一体でなければならなかった。余程のことがなければ、水中でBCを脱いだり着たりということはない。
ところがサイドマウントは、タンクを外して狭いところを抜けることが前提なので、そこのところは自由自在である。
繋がるべきところが、つながっていさえすればいい。
問題になるのは、タンクと人間が切り離されたことにより、バランス取りが難しくなる。連立方程式を解かねばならない。
ここのところは、良く分からないのだが、サイドマウントの最大のノウハウのようだ。
浮沈子が考えている、リブリーザーのサイドマウントについては、元々一体として構成されていたものをばらしてしまうので、いろいろと不都合が起こる。それは想定済みで、サイドマウント用の使えるCCRが登場するまでの繋ぎだ。
サブマトリックスのディリュエントも一体型のベイルアウト用のものが、イメージに近いのだが、タンクが1リットルずつなので、メインとしては使えない。酸素センサーも1個だし。
(Submatix SMS 200 Sidemount Rebreather)
http://www.submatix.com/joomla/index.php?option=com_content&view=article&id=62&Itemid=93&lang=en
カウンターラングはなくてもいいから、せめて2リッターのタンク2本と本体、スクラバーが一体となったものが欲しい。イメージとしては、エボリューションプラスが1本になったものか(今のところ、そんな製品はない)。
これを片側に吊るして運用する。
ベイルアウト用のタンクが、もう一方に付く。
完璧だ!。
これで、バックマウントカウンターラングにしたら、言うことはない。フロントすっきり、左右独立の完璧なコンフィギュレーション。
ベイルアウトタンクの代わりに、左右に2台のCCRを持っていけば、さらに良い。デュアルリブリーザーが、デフォルトでできる。バックマウントではこうはいかない。20/30のノーモキシックトライミックスをディリュエントにして、60mまでのパーフェクトダイビングの形が見えている。
最大の問題は、重さだな。ウエイトを別にしても、片側30kgの重さがある。水中では関係ないが、陸上での運搬はしんどいだろう。
それでも、この形はリブリーザーオリエンテッドのダイビングを、現実にするものだ。デュアルの場合は、ベイルアウトではないので、運用の自由度が増えて、さらに長時間のダイビングが可能となる。ダイビングのシーンは様変わりするに違いない。
現在は、1日3本とかいっているが、2本が限界になる。
3時間ずつ2回・・・。
ダイビングというレジャーの形を著しく変化させるという意味で、メタモルフォーゼといってもいいだろう。
でも、まあ、1日6時間も潜ってるっていうのは、やっぱヘンタイだな。
カウンターラング ― 2013年01月22日 18:13
カウンターラング
リブリーザーを成立させる重要な要素の一つが、カウンターラングである。
閉鎖循環式呼吸回路(往復型もある)では、人間の肺胞の伸縮に対向する形で逆に伸縮(縮伸?)する気嚢が必要だ。
でないと、呼吸が出来ない。
試しに、ビンの中の空気を吸おうとしてみれば、容易ではないことが直ちに分かる。
ビニールやゴムなどの変形が容易な素材か、蛇腹式のベローズなど、容積を変化させられる仕組みを用いて実装する。
この袋を、回路の途中に入れておくことで、呼吸ができるし、循環型の場合は、逆止弁を途中に入れることによって、循環の方向を作ることができる。
(PO2 Sensor Signal Validation for ECCRs:絵があります)
http://web199.server3.kingstaff-server.eu/slsresearch/index.php?option=com_content&view=article&id=61&Itemid=63
リブリーザーを名乗る潜水器で、この機構を持たないものは有り得ない。
それほど重要な器材でありながら、スクラバーとか酸素センサーとか制御用コンピューターなどの派手な要素の陰に隠れて、話題になることがほとんどない。
リブリーザーの設計では、このカウンターラングをどこに配置するかが、実装上の大きな問題である。
どこでもいい、という訳にはいかないからだ。
たとえば、カウンターラングが足の先にあって、人体が正立していたとしたら、1m以上の水圧差が息を吐く際の呼吸抵抗になる(足の長いヤツほど苦しい。ザマアミロ!)。たぶん、呼吸はできない。吸うことは逆に楽なのだが、吐くことができない。
まあ、足の先に付けるアホはいないが、ものの例えである。
なるべく肺に近い位置に付けることが理想だ。
近いといっても、水深が同じになる位置ということである。ダイバーの姿勢によっても変わる。肺の真横に付いていれば、垂直のトリム変化には影響を受けないが、横向きになると影響が出る。
どこがいいとは一概に言えない。
実装上、分かりやすいのは、ケースの中に入れるか、外に出すかということである。例を挙げれば、インスピやメグは外出しだが、キスやセンチネルはケースの中に入っている(背中にあるのでホリゾンタルトリムでは、吸気時の抵抗がややある)。
他の機種は知らないが、インスピの場合、「ミニマムボリューム」ということを、耳が痛くなるほど言われる(耳抜きが悪いわけじゃあない)。浮力のコントロールを容易にするためには、呼吸回路内のガスの体積を一定にしておくことが大切だからだ。
目安としては、パンパンにするか、ミニマムにするかであるが、肺の圧力損傷を防ぐ観点からはミニマムがよろしい。
深度の変化に対応して、常にミニマムボリュームにすることができれば、ピークパフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャリストは目の前である(CCRでは、スペシャリティはありません)。
このミニマムボリュームがやり易い方がいいんじゃないか、と個人的には思っているが、原理的にはケースの内外で変わるわけではない。
実際のところはわからない。
呼吸回路の中のガスを、ディリュエントガスで置き換えるフラッシングというのがあるが、これはどっちがいいのだろうか。
着心地という点では、ケースに入っていたほうがいいだろう(ジャマじゃないし)。
回路内への浸水の場合、カウンターラングから排水する技があるらしい。オーバープレッシャーバルブを下向きにして、カウンターラングをパンパンにすれば排水は可能だが、やったことはないし、肺の圧外傷が心配だ。
ケースに内臓されている場合は、他の仕掛けが必要だろう。
蛇腹構造のカウンターラングの場合は、若干呼吸抵抗が増えそうな気がするが、袋型の場合と比べてメリットがあるのかは分からない。RB80などは、このタイプである。
(RB80 Rebreather)
http://www.halcyon-asia.com/RB80
サイドマウント・リブリーザーを考える時、このカウンターラングをどうするかというのは、運用上の根本的な違いに繋がる。
円筒形(三角柱でもいいですが)のケースに収めてしまえば、完全に独立した呼吸装置になる。シンプルでいい。持ち運びの際も、ローカルに担いでもらいやすい(そういう発想かよ!)。
外付けの場合、呼吸回路の一部が人間側に付いていて、リークテストを行った後に切り離すわけにはいかないので、キャニスターを持って行かなければならない。
ガスのタンクを切り離せるようにしたところで、最低限カウンターラングとキャニスターは一体である。そして、概ねカウンターラングはハーネス、ブラダーと一体なので分離できない。
ここを、分離できるようにしてしまってもいい。
外出しのカウンターラングとキャニスターが、蛇腹ホースで繋がっているわけだな。
しかし、カウンターラングといえども、れっきとした浮力体なので、ハーネスへの固定が必要なのではないか。それとも、ただのリザーバーと割り切って、プラプラさせておくか。
イントラは、メグのマネをして、インスピのカウンターラングをちょん切って使っている(んなことして、いいのかあ?)。
これなら、酸素タンク、ディリュエントタンク、キャニスターとカウンターラングのセット(不気味・・・)の3分割で、ダイバーは、ハーネスとブラダーだけで水の中に入れる(もちろん、ウエットスーツは着てます!)。
よし、次のステップでは、これに挑戦してみよう!。
徐々に、原型を留めなくなっていくインスピ。
しかし、ダイバー側のスキルは、ほぼ同じままで運用可能だ。
かくして、サイドマウントCCRの妄想は、果てしなく膨らんでいくのであった(ミニマムボリュームにしといた方がいいんじゃね?)。
リブリーザーを成立させる重要な要素の一つが、カウンターラングである。
閉鎖循環式呼吸回路(往復型もある)では、人間の肺胞の伸縮に対向する形で逆に伸縮(縮伸?)する気嚢が必要だ。
でないと、呼吸が出来ない。
試しに、ビンの中の空気を吸おうとしてみれば、容易ではないことが直ちに分かる。
ビニールやゴムなどの変形が容易な素材か、蛇腹式のベローズなど、容積を変化させられる仕組みを用いて実装する。
この袋を、回路の途中に入れておくことで、呼吸ができるし、循環型の場合は、逆止弁を途中に入れることによって、循環の方向を作ることができる。
(PO2 Sensor Signal Validation for ECCRs:絵があります)
http://web199.server3.kingstaff-server.eu/slsresearch/index.php?option=com_content&view=article&id=61&Itemid=63
リブリーザーを名乗る潜水器で、この機構を持たないものは有り得ない。
それほど重要な器材でありながら、スクラバーとか酸素センサーとか制御用コンピューターなどの派手な要素の陰に隠れて、話題になることがほとんどない。
リブリーザーの設計では、このカウンターラングをどこに配置するかが、実装上の大きな問題である。
どこでもいい、という訳にはいかないからだ。
たとえば、カウンターラングが足の先にあって、人体が正立していたとしたら、1m以上の水圧差が息を吐く際の呼吸抵抗になる(足の長いヤツほど苦しい。ザマアミロ!)。たぶん、呼吸はできない。吸うことは逆に楽なのだが、吐くことができない。
まあ、足の先に付けるアホはいないが、ものの例えである。
なるべく肺に近い位置に付けることが理想だ。
近いといっても、水深が同じになる位置ということである。ダイバーの姿勢によっても変わる。肺の真横に付いていれば、垂直のトリム変化には影響を受けないが、横向きになると影響が出る。
どこがいいとは一概に言えない。
実装上、分かりやすいのは、ケースの中に入れるか、外に出すかということである。例を挙げれば、インスピやメグは外出しだが、キスやセンチネルはケースの中に入っている(背中にあるのでホリゾンタルトリムでは、吸気時の抵抗がややある)。
他の機種は知らないが、インスピの場合、「ミニマムボリューム」ということを、耳が痛くなるほど言われる(耳抜きが悪いわけじゃあない)。浮力のコントロールを容易にするためには、呼吸回路内のガスの体積を一定にしておくことが大切だからだ。
目安としては、パンパンにするか、ミニマムにするかであるが、肺の圧力損傷を防ぐ観点からはミニマムがよろしい。
深度の変化に対応して、常にミニマムボリュームにすることができれば、ピークパフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャリストは目の前である(CCRでは、スペシャリティはありません)。
このミニマムボリュームがやり易い方がいいんじゃないか、と個人的には思っているが、原理的にはケースの内外で変わるわけではない。
実際のところはわからない。
呼吸回路の中のガスを、ディリュエントガスで置き換えるフラッシングというのがあるが、これはどっちがいいのだろうか。
着心地という点では、ケースに入っていたほうがいいだろう(ジャマじゃないし)。
回路内への浸水の場合、カウンターラングから排水する技があるらしい。オーバープレッシャーバルブを下向きにして、カウンターラングをパンパンにすれば排水は可能だが、やったことはないし、肺の圧外傷が心配だ。
ケースに内臓されている場合は、他の仕掛けが必要だろう。
蛇腹構造のカウンターラングの場合は、若干呼吸抵抗が増えそうな気がするが、袋型の場合と比べてメリットがあるのかは分からない。RB80などは、このタイプである。
(RB80 Rebreather)
http://www.halcyon-asia.com/RB80
サイドマウント・リブリーザーを考える時、このカウンターラングをどうするかというのは、運用上の根本的な違いに繋がる。
円筒形(三角柱でもいいですが)のケースに収めてしまえば、完全に独立した呼吸装置になる。シンプルでいい。持ち運びの際も、ローカルに担いでもらいやすい(そういう発想かよ!)。
外付けの場合、呼吸回路の一部が人間側に付いていて、リークテストを行った後に切り離すわけにはいかないので、キャニスターを持って行かなければならない。
ガスのタンクを切り離せるようにしたところで、最低限カウンターラングとキャニスターは一体である。そして、概ねカウンターラングはハーネス、ブラダーと一体なので分離できない。
ここを、分離できるようにしてしまってもいい。
外出しのカウンターラングとキャニスターが、蛇腹ホースで繋がっているわけだな。
しかし、カウンターラングといえども、れっきとした浮力体なので、ハーネスへの固定が必要なのではないか。それとも、ただのリザーバーと割り切って、プラプラさせておくか。
イントラは、メグのマネをして、インスピのカウンターラングをちょん切って使っている(んなことして、いいのかあ?)。
これなら、酸素タンク、ディリュエントタンク、キャニスターとカウンターラングのセット(不気味・・・)の3分割で、ダイバーは、ハーネスとブラダーだけで水の中に入れる(もちろん、ウエットスーツは着てます!)。
よし、次のステップでは、これに挑戦してみよう!。
徐々に、原型を留めなくなっていくインスピ。
しかし、ダイバー側のスキルは、ほぼ同じままで運用可能だ。
かくして、サイドマウントCCRの妄想は、果てしなく膨らんでいくのであった(ミニマムボリュームにしといた方がいいんじゃね?)。
CCR「s」 ― 2013年01月22日 20:54
CCR「s」
リブリーザーといえども、その潜水時間には限界がある。
機種によっても異なるが、概ね3時間位が目安だ(飽きるし、お腹空くし、○○○が近くなるし)。
ウロボロスとかマーク15シリーズとか、ソフノライムを死ぬほど詰め込めるタイプでは、6時間くらいだろう。
二酸化炭素の除去剤がネックになる。ネックといっても、通常のファンダイビングでは全く問題にならない。深度にもよるが、14リットルのダブルタンクでも担がなければ、オープンサーキットでは対抗できない。
しかも、減るのは酸素だけだ(ディリュエントも、マスククリアで多少は減るが、この際無視する)。
今、検討中のコネクターの運用(シャットオフバルブキットを使う)では、酸素がなくなれば、水中で継ぎ足しも出来る。
しかしだ、ソフノライムはそうはいかない。
呼吸回路の途中にあって、いくらプレパッキングされた製品が出ているからといって、これを水中で交換するわけにはいかない。
オープンサーキットでは、単純にタンクを換えればいいだけなのに、不自由なことである。
なあに、問題はない。ユニット毎交換すればいいだけである。サイドマウント化したCCRを、カウンターラング毎交換して、ダイビングを継続できる(しませんが・・・)。このユニットを、可搬性の良いコンパクトなパッケージにして水中に持ち込めば、まるで、オープンサーキットのタンクを換えるように、簡単に交換できる。
酸素やディリュエントは、ソフノライムの消費時間で持ち込めばよいので2リットルもあれば十分だ。4セット位持ち込めば、夜明けから日没までダイビングしていられる(あくまで、可能性です)。
サイドマウントの発想は、単に横に抱えるというだけではない。
まるで、オープンサーキットのタンクを換えるように、複数のCCRを、切り替えて使うことができるということなのだ。
デュアルリブリーザーは、その一つの形に過ぎない。
まあ、7本も8本も持って行っても仕方ないが、器材の小型軽量化、タンクの高圧化、吸着剤の性能向上で、パッケージをシンプルにして最低でも2本で運用し、深場(60mオーバー)へ行く時は、2人で3本ずつとかにすればいい。
今後、本当の意味でのリブリーザーの普及は、シンプルな操作、器材の堅牢性とともに、サイドマウント化(別に背中にしょってもいいですが)に対応した、コンパクト化にかかっているような気がする。
21世紀前半にリブリーザーが普及するとしたら、今のような背中に背負って潜るタイプではなく、ひょっとしたらコンパクトなサイドマウントタイプになるのではないか。それを、複数持ちこんで、リダンダンシーとアベイラビリティーを高める。
2本、3本は当たり前。そうなるためには、価格を抑えた商品展開と、安定した高品質の確保が必要だ。潜水中にセンサーが死ぬなんてハズカシイ性能では、ゼッタイダメだ。予知プログラムを入れて、せめてダイビング前に警告が出るようにしなければ、商品にはならない。
そして、軽量な専用ファーストステージを開発し、堅牢で余計な機能を排した低価格化が必要である。操作系も何とかして欲しい。せめてゲーム機並みのインターフェースにして欲しいものだ(ぜひ、カラー化を!)。
コンサバティブな設計なら、それほどコストをかけずに実現できるかもしれない。
しかし、ここに厳然とした現実が横たわる。
絶対的な需要がないのだ。
卵が先か、ニワトリが先か。
答えは、両方ともいないのである。
リブリーザーといえども、その潜水時間には限界がある。
機種によっても異なるが、概ね3時間位が目安だ(飽きるし、お腹空くし、○○○が近くなるし)。
ウロボロスとかマーク15シリーズとか、ソフノライムを死ぬほど詰め込めるタイプでは、6時間くらいだろう。
二酸化炭素の除去剤がネックになる。ネックといっても、通常のファンダイビングでは全く問題にならない。深度にもよるが、14リットルのダブルタンクでも担がなければ、オープンサーキットでは対抗できない。
しかも、減るのは酸素だけだ(ディリュエントも、マスククリアで多少は減るが、この際無視する)。
今、検討中のコネクターの運用(シャットオフバルブキットを使う)では、酸素がなくなれば、水中で継ぎ足しも出来る。
しかしだ、ソフノライムはそうはいかない。
呼吸回路の途中にあって、いくらプレパッキングされた製品が出ているからといって、これを水中で交換するわけにはいかない。
オープンサーキットでは、単純にタンクを換えればいいだけなのに、不自由なことである。
なあに、問題はない。ユニット毎交換すればいいだけである。サイドマウント化したCCRを、カウンターラング毎交換して、ダイビングを継続できる(しませんが・・・)。このユニットを、可搬性の良いコンパクトなパッケージにして水中に持ち込めば、まるで、オープンサーキットのタンクを換えるように、簡単に交換できる。
酸素やディリュエントは、ソフノライムの消費時間で持ち込めばよいので2リットルもあれば十分だ。4セット位持ち込めば、夜明けから日没までダイビングしていられる(あくまで、可能性です)。
サイドマウントの発想は、単に横に抱えるというだけではない。
まるで、オープンサーキットのタンクを換えるように、複数のCCRを、切り替えて使うことができるということなのだ。
デュアルリブリーザーは、その一つの形に過ぎない。
まあ、7本も8本も持って行っても仕方ないが、器材の小型軽量化、タンクの高圧化、吸着剤の性能向上で、パッケージをシンプルにして最低でも2本で運用し、深場(60mオーバー)へ行く時は、2人で3本ずつとかにすればいい。
今後、本当の意味でのリブリーザーの普及は、シンプルな操作、器材の堅牢性とともに、サイドマウント化(別に背中にしょってもいいですが)に対応した、コンパクト化にかかっているような気がする。
21世紀前半にリブリーザーが普及するとしたら、今のような背中に背負って潜るタイプではなく、ひょっとしたらコンパクトなサイドマウントタイプになるのではないか。それを、複数持ちこんで、リダンダンシーとアベイラビリティーを高める。
2本、3本は当たり前。そうなるためには、価格を抑えた商品展開と、安定した高品質の確保が必要だ。潜水中にセンサーが死ぬなんてハズカシイ性能では、ゼッタイダメだ。予知プログラムを入れて、せめてダイビング前に警告が出るようにしなければ、商品にはならない。
そして、軽量な専用ファーストステージを開発し、堅牢で余計な機能を排した低価格化が必要である。操作系も何とかして欲しい。せめてゲーム機並みのインターフェースにして欲しいものだ(ぜひ、カラー化を!)。
コンサバティブな設計なら、それほどコストをかけずに実現できるかもしれない。
しかし、ここに厳然とした現実が横たわる。
絶対的な需要がないのだ。
卵が先か、ニワトリが先か。
答えは、両方ともいないのである。
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