🐱SLS:アルテミス1:3度目の正直 ― 2022年11月06日 03:02
SLS:アルテミス1:3度目の正直
6月、8月と、2度の打ち上げに失敗し、11月に持ち越しになったアルテミス1。
まあ、6月は予定だけだったから、厳密には8月の打ち上げが最初のチャレンジだったけど。
3度目の正直はあるのか、2度あることは3度あるのか。
ハリケーンイアン(ケープカナベラル通過時には、熱帯低気圧でしたが)でVABに戻り、再度、発射台に据えられて、今度こそ地球とおさらばする準備は整っている(えーと、厳密には固体燃料ブースターとコアステージ(1段目)は海上に落下しますけど)。
延期がこの時期になったのは、間違いなく米国の中間選挙の日程が絡んでいると確信している。
(米中間選挙、議席の獲得予想)
https://www.cnn.co.jp/usa/35195372.html
「上院選の状況:
今年の改選議席数は35議席。インサイド・エレクションズの評価に基づけば、共和党は現在、獲得する可能性が高いのは20議席。民主党が獲得する可能性が高いのは12議席。3議席が現在、五分五分の状況。」(民主、共和とも過半数を得るためには、五分五分の3議席のうち2議席を得る必要がある。:民主は副大統領がいるからな。)
「下院選の状況:
全435議席中少なくとも218議席を確保しなければならない。共和党は現在、11月の選挙で獲得する可能性が高いのは212議席。民主党が獲得する可能性が高いのは205議席。18議席が現在、五分五分の状況。」
下手をすると、民主党は上院下院とも過半数割れして、政権は大打撃を食らう可能性がある。
特に、下院の状況は芳しくない。
宇宙開発にも多大の影響があるに違いない。
2年後の大統領選挙にトランプさんの再出馬が確実視され、バイデンが政権を失う可能性も高い。
米国は、再び混迷の時代を迎えるのだ・・・。
中間選挙は、11月8日に行われる(浮沈子は、4日だとばっかり思ってたけどな)。
傷を癒す時間はあまりない。
まあ、どうでもいいんですが。
で、アルテミス1の方だが、準備は着々と整い、14日の打ち上げを待つばかりになっている。
(ライブを見る:NASAのアルテミス1月ロケットが発射台に到着)
https://spaceflightnow.com/2022/11/03/nasas-artemis-1-moon-rocket-ready-for-ride-back-to-launch-pad/
「天候を考慮して、パッドの運用に約 1 日分のマージンを得ることができました」
「これにより、11 月 14 日の最初の打ち上げの試みを達成する可能性を実際に高めるためのマージンが得られます。また、パッドでは、宇宙生物学ペイロードのサンプルを更新します。現在、私たちはチームとシステムに非常に自信を持っており、パッドに戻って 14 日に発売されることを楽しみにしています。」
「ローンチ ウィンドウは 11 月 14 日月曜日、東部標準時の午前 12 時 7 分 (0507 GMT) に開始され、69 分間延長されます。NASA は 11 月 16 日と 19 日にバックアップの打ち上げ機会を予定しています。」
現地は夜間だと言うが、日本は昼間なのでちょうどいい。
「11 月の打ち上げ期間は 11 月 12 日に始まり、11 月 27 日まで続きます。」
感謝祭の期間は、旅行のための航空機の運航を優先するために、発射を控えるんだそうだ。
ふーん・・・。
幾度となく、発射を阻止してきた水素漏れは、大丈夫なんだろうか?。
「NASA の関係者は、SLS コア ステージの燃料補給中に発生した永続的な水素漏れが、次の打ち上げの試みで再発しないと楽観的であると述べました。」
「NASA は次の打ち上げ試行で漏れの可能性を減らすことを目的とした「運用上の緩和と技術的な緩和」を行っている」
記事を読むと、推進剤注入時の圧力を下げ、時間を掛けて充填を行うことのようだ。
「この変更は、水素をコアステージにロードするのに多少時間がかかることを意味します」
「変更されたシーケンスにより、NASA がロケットへの燃料供給に成功する可能性が最も高くなる」
まあ、やってみなければ分からない。
「LH2システムを扱うことは、その複雑さを考えると、絶対に私たちが心配していることであり、私たちはそれを回避するために最善を尽くそうとしています」
予定通りなら、あと10日ほどで結果が出る。
基本的には1970年代の技術(スペースシャトルの開発時期)で、21世紀のロケットを飛ばそうとしている。
過去の遺物的、使い捨ての、無駄に大きいだけのロケットに思えるし、しかも、目的地は半世紀以上前に到達している月周辺だという(月面じゃない!)。
月面に辿り着くためには、もう一つの巨大ロケットであるスターシップが完成する必要がある。
当分先の話だ。
まあいい。
まずは、このロケットをうち上げなければ、何も始まらない。
有人で月を周回して帰って来るだけのアルテミス2までは、何とか実現するだろうけど、その先のことは混とんとしている。
HLSの開発状況は不透明だしな。
(スターシップ HLS)
https://en.wikipedia.org/wiki/Starship_HLS
「複数のスターシップ タンカー宇宙船によって燃料が補給されてから、月の近直線ハロー軌道(NRHO) にブーストされます。」
「HLS 契約前にすでに計画されていた「タンカー」と「デポ」という 2 つのスターシップ宇宙船のバリエーションと組み合わせて使用されます。」
タンカーからHLSへの直接給油のイメージだったんだがな。
デポで一気に給油して月に向かう。
その後は、地球に戻ることはない(耐熱タイルとかもないしな:給油のために地球低軌道に戻ってきて、大気減速を行うために装備する可能性はある)。
まあ、先のことは分からない。
アルテミス3が本当に実現するかどうかは、ある意味、中間選挙の結果にも影響される。
共和党が下院で過半数を奪還し、予算の裁量権を得れば、HLSの予算も増える可能性があるからな。
一寸先は闇の米国政治と宇宙開発。
アルテミスだって、3度目の正直かもしれない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASAは、スターシップ軌道打ち上げとHLS月面ミッションの前にまだテストが残っていることを明らかにします)
https://www.elonx.cz/nasa-prozradila-co-jeste-zbyva-otestovat-pred-orbitalnim-startem-starship-a-lunarnimi-misemi-lodi-hls/
「HLS が再び使用されることはなく、代わりにアルテミス III ミッションの後に太陽中心軌道に送ることによってクリーンアップされる」
やっぱ、HLSは使い捨てなんだな(少なくとも、アルテミス3の段階では)。
ラプターについても興味深い情報がある。
「SpaceXはすでに改良されたRaptorに切り替え」
「非公式には「v2.5」と呼ばれています」
「製造が少し簡単で、推力がわずかに高く、電動ノズル ベクタリング システムも含まれていると考えられています。」
「B7 と同じ B8 プロトタイプを完全にスキップすることを決定」
「ラプターの新しいバージョンと他の多くの改善を備えた、より高度な B9 プロトタイプに切り替える予定」
「スーパー ヘビー B9 は、一連の圧力テストを既に受けているスターシップ S25 プロトタイプを搭載する可能性」
新しい酒は、新しい革袋で。
新しいスーパーヘビーブースターには、新しいスターシップをというところか。
推進剤デポと、HLSのテストミッションについても、概要が見えてきた。
「SpaceXは、極低温推進剤の長期貯蔵に適応し、地球外のスターシップミッションの軌道燃料補給ステーションとして機能する特別なスターシップを軌道に乗せます。」
なんだ、ただのスターシップを推進剤タンクにするだけの話か・・・。
「燃料補給ステーションは基本的に、軌道から戻ることができない一対の大型タンク (潜在的に断熱されている) になります。」
「ステーションは、推進剤を軌道に輸送するように適合されたいくつかのスターシップによって継続的に燃料補給されています。」
「その後、HLS は地球軌道上にある満タンの燃料補給ステーションにドッキングし、自身のタンクに燃料を補充してから、宇宙飛行士なしで月面に着陸するためのテストに向けて出発します。」
まずは、燃料移送のテストを軌道上で行い(記事では2回行うとしている)、それに成功した暁にHLSを使ってテストミッションに挑むことになるわけだ。
「このHLSテストミッションが行われます早ければ2024年末。」
ああ、無理無理・・・。
2025年だって怪しい。
いや、2020年代もムリポかもな。
現在は、スーパーヘビーの静的点火テスト(33機のラプター全ての点火)も行われていない点に注意だ。
スーパーヘビー単体でも行われていないし、スターシップとスタックしてのウェットドレスリハーサルもまだだからな。
準軌道飛行の年内実施は無理だろう(記事では12月に実施とか言ってるけど)。
「アルテミス IV ミッションは(中略) HLS の新しいバージョンで行われる可能性があります。」
まあ、アルテミス3のHLSが使い捨てになるわけだから、当然と言えば当然だが、NASAはHLSの開発について、S社べったりなことを明確に示したわけだ(そうなのかあ?)。
スターシップがとん挫したら、目も当てられないことになりそうだな。
現実問題として開発は難航し、いつ放棄されてもおかしくはない。
「Sustaining Lunar Development プログラムの枠組みの中で、他社の着陸モジュールの開発をサポートします。その後、彼らは2番目の月着陸船が出現する開発契約をめぐって互いに競争しました。このおかげで、SpaceX の HLS に加えて、NASA は宇宙飛行士を月面に輸送するための 2 つ目の技術的解決策を自由に利用できるようになります。」
「したがって、オリジナルの HLS の開発の選択手順に失敗したBlue Origin や Dynetics などの企業には、技術ソリューションを提供する 2 度目のチャンスが与えられます。勝者は、将来のアルテミス ミッションの契約をめぐって SpaceX と競合する可能性があります。」
ひょっとすると、アルテミス3は放棄される可能性すらある・
ブルーオリジンやダイナティクスが、棚ぼたでHLSにありつく可能性は低くはない。
もちろん、そうなれば米国の月面着陸は大幅に遅れ、2020年代の実現は消える。
失われた10年か・・・。
もちろん、先のことは分からない。
しかし、アルテミス3や、それ以降の米国の一連の月着陸ミッションが、スターシップの開発に依存し続けていることは確かだ。
月周回ステーションは、賛否両論があるとはいえ、実現するに違いない。
これには、スターシップは関わっていないからな(ファルコンヘビーとSLSのブロック1B(新しい2段目の開発が必要:B社が取り組み中)は必要)。
「・・・宇宙飛行士は月軌道ステーション ゲートウェイにのみ飛行することになっており、その建設は 2024 年に開始され、ファルコン ヘビーがこの新しいステーションの最初の 2 つのモジュールを打ち上げる」
「ゲートウェイ ステーションの居住可能なモジュールを準備する必要があります。このミッションには、改良された SLS ブロック 1B ロケットも必要です。これには、より強力な上段があり、まったく新しい移動式発射台も必要です。」
移動式発射台の新造の問題点については、以前にアルステクニカで、エリックバーガーが指摘していたけどな。
(NASA の 2 番目のモバイル ランチャーは重すぎて数年遅れており、10 億ドルを押し上げています)
https://arstechnica.com/science/2022/06/nasas-second-mobile-launcher-is-too-heavy-years-late-and-pushing-1-billion/
「118 メートルのタワーは、この 10 年間の後半にデビューする可能性のある NASA のスペース ローンチ システム ロケットのより大型で高性能なバージョンの燃料補給と打ち上げをサポートします。」
「スペース ローンチ システム ロケットの上段の仕様が確定する前に、NASA が Bechtel に契約を与えたと言いました。(ロケットへの主要なアップグレードは、Exploration Upper Stage (EUS) として知られる、より強力な第 2 ステージを介して行われます)。この EUS に対応するための最終的な要件の欠如は、地上でロケットに電力と燃料を供給しなければならない移動発射塔の設計を妨げました。」
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンXのこの記事では、NASAがいろいろと検討を続けていることが見て取れる。
アルテミスを具体化するためには、複雑なパズルのピースを実現に対する不確実性(技術的にも政治的にも)がある中で、上手く組み合わせていかなければならない。
プランAであるスターシップがコケても、プランBを用意するとかな。
中間選挙で民主党がボロ負けして、それがきっかけで次期大統領がトランプさんになれば、またどんでん返しがあるかも知れないしな(あるある・・・)。
一寸先は闇のアルテミス。
浮沈子的には、アルテミス2までで止めちまって、あとは2030年代の中国の月面着陸を、月軌道上のゲートウェイから眺めているというのが無難な気がするんだがな・・・。
6月、8月と、2度の打ち上げに失敗し、11月に持ち越しになったアルテミス1。
まあ、6月は予定だけだったから、厳密には8月の打ち上げが最初のチャレンジだったけど。
3度目の正直はあるのか、2度あることは3度あるのか。
ハリケーンイアン(ケープカナベラル通過時には、熱帯低気圧でしたが)でVABに戻り、再度、発射台に据えられて、今度こそ地球とおさらばする準備は整っている(えーと、厳密には固体燃料ブースターとコアステージ(1段目)は海上に落下しますけど)。
延期がこの時期になったのは、間違いなく米国の中間選挙の日程が絡んでいると確信している。
(米中間選挙、議席の獲得予想)
https://www.cnn.co.jp/usa/35195372.html
「上院選の状況:
今年の改選議席数は35議席。インサイド・エレクションズの評価に基づけば、共和党は現在、獲得する可能性が高いのは20議席。民主党が獲得する可能性が高いのは12議席。3議席が現在、五分五分の状況。」(民主、共和とも過半数を得るためには、五分五分の3議席のうち2議席を得る必要がある。:民主は副大統領がいるからな。)
「下院選の状況:
全435議席中少なくとも218議席を確保しなければならない。共和党は現在、11月の選挙で獲得する可能性が高いのは212議席。民主党が獲得する可能性が高いのは205議席。18議席が現在、五分五分の状況。」
下手をすると、民主党は上院下院とも過半数割れして、政権は大打撃を食らう可能性がある。
特に、下院の状況は芳しくない。
宇宙開発にも多大の影響があるに違いない。
2年後の大統領選挙にトランプさんの再出馬が確実視され、バイデンが政権を失う可能性も高い。
米国は、再び混迷の時代を迎えるのだ・・・。
中間選挙は、11月8日に行われる(浮沈子は、4日だとばっかり思ってたけどな)。
傷を癒す時間はあまりない。
まあ、どうでもいいんですが。
で、アルテミス1の方だが、準備は着々と整い、14日の打ち上げを待つばかりになっている。
(ライブを見る:NASAのアルテミス1月ロケットが発射台に到着)
https://spaceflightnow.com/2022/11/03/nasas-artemis-1-moon-rocket-ready-for-ride-back-to-launch-pad/
「天候を考慮して、パッドの運用に約 1 日分のマージンを得ることができました」
「これにより、11 月 14 日の最初の打ち上げの試みを達成する可能性を実際に高めるためのマージンが得られます。また、パッドでは、宇宙生物学ペイロードのサンプルを更新します。現在、私たちはチームとシステムに非常に自信を持っており、パッドに戻って 14 日に発売されることを楽しみにしています。」
「ローンチ ウィンドウは 11 月 14 日月曜日、東部標準時の午前 12 時 7 分 (0507 GMT) に開始され、69 分間延長されます。NASA は 11 月 16 日と 19 日にバックアップの打ち上げ機会を予定しています。」
現地は夜間だと言うが、日本は昼間なのでちょうどいい。
「11 月の打ち上げ期間は 11 月 12 日に始まり、11 月 27 日まで続きます。」
感謝祭の期間は、旅行のための航空機の運航を優先するために、発射を控えるんだそうだ。
ふーん・・・。
幾度となく、発射を阻止してきた水素漏れは、大丈夫なんだろうか?。
「NASA の関係者は、SLS コア ステージの燃料補給中に発生した永続的な水素漏れが、次の打ち上げの試みで再発しないと楽観的であると述べました。」
「NASA は次の打ち上げ試行で漏れの可能性を減らすことを目的とした「運用上の緩和と技術的な緩和」を行っている」
記事を読むと、推進剤注入時の圧力を下げ、時間を掛けて充填を行うことのようだ。
「この変更は、水素をコアステージにロードするのに多少時間がかかることを意味します」
「変更されたシーケンスにより、NASA がロケットへの燃料供給に成功する可能性が最も高くなる」
まあ、やってみなければ分からない。
「LH2システムを扱うことは、その複雑さを考えると、絶対に私たちが心配していることであり、私たちはそれを回避するために最善を尽くそうとしています」
予定通りなら、あと10日ほどで結果が出る。
基本的には1970年代の技術(スペースシャトルの開発時期)で、21世紀のロケットを飛ばそうとしている。
過去の遺物的、使い捨ての、無駄に大きいだけのロケットに思えるし、しかも、目的地は半世紀以上前に到達している月周辺だという(月面じゃない!)。
月面に辿り着くためには、もう一つの巨大ロケットであるスターシップが完成する必要がある。
当分先の話だ。
まあいい。
まずは、このロケットをうち上げなければ、何も始まらない。
有人で月を周回して帰って来るだけのアルテミス2までは、何とか実現するだろうけど、その先のことは混とんとしている。
HLSの開発状況は不透明だしな。
(スターシップ HLS)
https://en.wikipedia.org/wiki/Starship_HLS
「複数のスターシップ タンカー宇宙船によって燃料が補給されてから、月の近直線ハロー軌道(NRHO) にブーストされます。」
「HLS 契約前にすでに計画されていた「タンカー」と「デポ」という 2 つのスターシップ宇宙船のバリエーションと組み合わせて使用されます。」
タンカーからHLSへの直接給油のイメージだったんだがな。
デポで一気に給油して月に向かう。
その後は、地球に戻ることはない(耐熱タイルとかもないしな:給油のために地球低軌道に戻ってきて、大気減速を行うために装備する可能性はある)。
まあ、先のことは分からない。
アルテミス3が本当に実現するかどうかは、ある意味、中間選挙の結果にも影響される。
共和党が下院で過半数を奪還し、予算の裁量権を得れば、HLSの予算も増える可能性があるからな。
一寸先は闇の米国政治と宇宙開発。
アルテミスだって、3度目の正直かもしれない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASAは、スターシップ軌道打ち上げとHLS月面ミッションの前にまだテストが残っていることを明らかにします)
https://www.elonx.cz/nasa-prozradila-co-jeste-zbyva-otestovat-pred-orbitalnim-startem-starship-a-lunarnimi-misemi-lodi-hls/
「HLS が再び使用されることはなく、代わりにアルテミス III ミッションの後に太陽中心軌道に送ることによってクリーンアップされる」
やっぱ、HLSは使い捨てなんだな(少なくとも、アルテミス3の段階では)。
ラプターについても興味深い情報がある。
「SpaceXはすでに改良されたRaptorに切り替え」
「非公式には「v2.5」と呼ばれています」
「製造が少し簡単で、推力がわずかに高く、電動ノズル ベクタリング システムも含まれていると考えられています。」
「B7 と同じ B8 プロトタイプを完全にスキップすることを決定」
「ラプターの新しいバージョンと他の多くの改善を備えた、より高度な B9 プロトタイプに切り替える予定」
「スーパー ヘビー B9 は、一連の圧力テストを既に受けているスターシップ S25 プロトタイプを搭載する可能性」
新しい酒は、新しい革袋で。
新しいスーパーヘビーブースターには、新しいスターシップをというところか。
推進剤デポと、HLSのテストミッションについても、概要が見えてきた。
「SpaceXは、極低温推進剤の長期貯蔵に適応し、地球外のスターシップミッションの軌道燃料補給ステーションとして機能する特別なスターシップを軌道に乗せます。」
なんだ、ただのスターシップを推進剤タンクにするだけの話か・・・。
「燃料補給ステーションは基本的に、軌道から戻ることができない一対の大型タンク (潜在的に断熱されている) になります。」
「ステーションは、推進剤を軌道に輸送するように適合されたいくつかのスターシップによって継続的に燃料補給されています。」
「その後、HLS は地球軌道上にある満タンの燃料補給ステーションにドッキングし、自身のタンクに燃料を補充してから、宇宙飛行士なしで月面に着陸するためのテストに向けて出発します。」
まずは、燃料移送のテストを軌道上で行い(記事では2回行うとしている)、それに成功した暁にHLSを使ってテストミッションに挑むことになるわけだ。
「このHLSテストミッションが行われます早ければ2024年末。」
ああ、無理無理・・・。
2025年だって怪しい。
いや、2020年代もムリポかもな。
現在は、スーパーヘビーの静的点火テスト(33機のラプター全ての点火)も行われていない点に注意だ。
スーパーヘビー単体でも行われていないし、スターシップとスタックしてのウェットドレスリハーサルもまだだからな。
準軌道飛行の年内実施は無理だろう(記事では12月に実施とか言ってるけど)。
「アルテミス IV ミッションは(中略) HLS の新しいバージョンで行われる可能性があります。」
まあ、アルテミス3のHLSが使い捨てになるわけだから、当然と言えば当然だが、NASAはHLSの開発について、S社べったりなことを明確に示したわけだ(そうなのかあ?)。
スターシップがとん挫したら、目も当てられないことになりそうだな。
現実問題として開発は難航し、いつ放棄されてもおかしくはない。
「Sustaining Lunar Development プログラムの枠組みの中で、他社の着陸モジュールの開発をサポートします。その後、彼らは2番目の月着陸船が出現する開発契約をめぐって互いに競争しました。このおかげで、SpaceX の HLS に加えて、NASA は宇宙飛行士を月面に輸送するための 2 つ目の技術的解決策を自由に利用できるようになります。」
「したがって、オリジナルの HLS の開発の選択手順に失敗したBlue Origin や Dynetics などの企業には、技術ソリューションを提供する 2 度目のチャンスが与えられます。勝者は、将来のアルテミス ミッションの契約をめぐって SpaceX と競合する可能性があります。」
ひょっとすると、アルテミス3は放棄される可能性すらある・
ブルーオリジンやダイナティクスが、棚ぼたでHLSにありつく可能性は低くはない。
もちろん、そうなれば米国の月面着陸は大幅に遅れ、2020年代の実現は消える。
失われた10年か・・・。
もちろん、先のことは分からない。
しかし、アルテミス3や、それ以降の米国の一連の月着陸ミッションが、スターシップの開発に依存し続けていることは確かだ。
月周回ステーションは、賛否両論があるとはいえ、実現するに違いない。
これには、スターシップは関わっていないからな(ファルコンヘビーとSLSのブロック1B(新しい2段目の開発が必要:B社が取り組み中)は必要)。
「・・・宇宙飛行士は月軌道ステーション ゲートウェイにのみ飛行することになっており、その建設は 2024 年に開始され、ファルコン ヘビーがこの新しいステーションの最初の 2 つのモジュールを打ち上げる」
「ゲートウェイ ステーションの居住可能なモジュールを準備する必要があります。このミッションには、改良された SLS ブロック 1B ロケットも必要です。これには、より強力な上段があり、まったく新しい移動式発射台も必要です。」
移動式発射台の新造の問題点については、以前にアルステクニカで、エリックバーガーが指摘していたけどな。
(NASA の 2 番目のモバイル ランチャーは重すぎて数年遅れており、10 億ドルを押し上げています)
https://arstechnica.com/science/2022/06/nasas-second-mobile-launcher-is-too-heavy-years-late-and-pushing-1-billion/
「118 メートルのタワーは、この 10 年間の後半にデビューする可能性のある NASA のスペース ローンチ システム ロケットのより大型で高性能なバージョンの燃料補給と打ち上げをサポートします。」
「スペース ローンチ システム ロケットの上段の仕様が確定する前に、NASA が Bechtel に契約を与えたと言いました。(ロケットへの主要なアップグレードは、Exploration Upper Stage (EUS) として知られる、より強力な第 2 ステージを介して行われます)。この EUS に対応するための最終的な要件の欠如は、地上でロケットに電力と燃料を供給しなければならない移動発射塔の設計を妨げました。」
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンXのこの記事では、NASAがいろいろと検討を続けていることが見て取れる。
アルテミスを具体化するためには、複雑なパズルのピースを実現に対する不確実性(技術的にも政治的にも)がある中で、上手く組み合わせていかなければならない。
プランAであるスターシップがコケても、プランBを用意するとかな。
中間選挙で民主党がボロ負けして、それがきっかけで次期大統領がトランプさんになれば、またどんでん返しがあるかも知れないしな(あるある・・・)。
一寸先は闇のアルテミス。
浮沈子的には、アルテミス2までで止めちまって、あとは2030年代の中国の月面着陸を、月軌道上のゲートウェイから眺めているというのが無難な気がするんだがな・・・。
🐱変異種:第8波:陽性率急増 ― 2022年11月06日 21:54
変異種:第8波:陽性率急増
(新型コロナ第8波のピークはいつ? 先行指標「発熱相談件数」「検査陽性率」が増加 医療逼迫は防げるか)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20221106-00322759
「新型コロナの波の先行指標である「発熱相談件数」や「検査陽性率」を、東京都は毎日開示しています。第7波が落ち着いた10月以降は低い水準でしたが、このたび再びいずれも増加に転じています。」
見ての通りだな(相談件数は見てませんが)。
「「検査陽性率」も、27.3%まで上昇しています」
浮沈子の記憶が確かならば、WHOは、陽性率が10%を超えると、それは十分に検査が行われていないことだと言ってたからな。
東京都の陽性率は、年初以来、10パーセントを割ったことはない。
今日も6千人余りの感染者が報告されているけど、実際の感染者は遥かに多いし、陽性率が増加しているということは、検査数が微減であることを考慮しても、感染者数は激増し始めているということなわけだ。
第8波は、既に始まっており、その規模は第7波を遥かに上回って(浮沈子のテキトーな予想では、少なくとも2倍以上)、未曽有の大流行になるに違いない。
「第8波のピークはいつか:
こういった現象が観察され始めてから、過去の波は約1か月後にピークが到来」
11月末辺りと見ているようだが、今回は過去の経験が通用しないのではないか。
感染拡大の初期のベースラインが高いこと、ワクチンの効果が限定的であること、そもそも国民がワクチンうたなくなっていること、人流の増加を政府を挙げて推進していること、武漢株ベースの型落ちワクチンを年内に廃止するとアナウンスし、ワクチンはうっても効果がないという誤ったメッセージ(いや、ひょっとしたら正しいかも!)を発信していること、部屋の中でもマスクを外せと、感染予防策を取らないことを奨励していることなどなど・・・。
おまけに、時期が悪い。
忘年会、年末年始(帰省など)、新年会、成人の日とイベントが続き、もたもたしているうちに年度末になって春休みに突入する。
歓送迎会もあるしな。
あっという間に、大型連休に突入するわけで、その頃まで感染が続くことを見込んでおく必要がある。
これまでに国民の2割が感染したと言われるが、第8波では、再感染を含めて半数近くが罹患することになるのではないか(6千万人かあ?)。
ちなみに、第7波は1200万人程度とされている(もう少し多いかも)。
別に、新たな変異種はいらない。
オミクロン系統の変異種は、少しずつBA.5を置き換えつつあるけど、相変わらず優勢だからな(9割以上)。
ピークが2倍以上で、感染者総数が4倍以上というのは、一応理に適った予想だ(もちろん、何の定量的根拠もないけど)。
問題は重症者がどれ程出るかとか、インフルエンザとのダブル流行で、医療崩壊が起こらないかということだが、軽症者の受診抑制策が成功すれば、乗り切ることは可能かもしれない(新型コロナは症状が急変することがあるから、一定の犠牲(自宅療養中の死亡)は覚悟しないとな)。
オミクロンは、呼吸器系疾患が重症化せずに、持病持ちの持病が悪化して死んじまうという厄介な事態もある。
統計上の重症者(オミクロン感染の症状が重症)とならないまま、死者数だけ増えるわけだ。
実際、第6波と第7波を比較すると、重症者としてカウントされている罹患者は第6波が多いのに、死者数は第7波が多くなっている。
やれやれ・・・。
第8波も、同じ様な状況になるだろうが、絶対的な流行規模が大きくなれば、当然、重症者数も死者数も増える。
政府は、ワクチン接種に躍起となっているが、国民の多く(9割以上)は、オミクロン対応ワクチンに見向きもしない。
二価ワクチンに仕立てても、感染予防効果は武漢株由来の型落ちワクチンの2倍に届かない(おそらく、50%を切っているのではないか:未確認)。
そのくせ、副反応はしっかり出るしな(浮沈子がうったファイザーのBA.4-5対応では、従来品と同等でした)。
んなもんをうつくらいなら、新型コロナに罹患した方がマシだ(半数は、感染しても全く症状が出ない無症候キャリアのまま終わる)と考えてもおかしくはない(そうなのかあ?)。
とにかく、ワクチンは当てにならないし、人流抑制などこれっぽっちも考えていない現政権は、当てにならないどころか、流行抑制の観点からは、真逆の対応を進めている。
世間はイケイケドンドン状態で、社会的距離や屋外でのマスク着用は、確実に崩壊しつつある。
準高齢者で持病持ちの浮沈子は、ヒヤヒヤもんだ。
マスク手洗い密回避。
ワクチンは5回もうって、自衛策を講じるしかない。
近所のコンビニへの買い出しだって、夜中になってお客さんが減ってくるのを見計らって出かけたりしている。
今日も、昼過ぎからフィットネスへ行ったんだが、プールでのテクニカルプログラム(背泳ぎベーシックとクロールベーシック)だけ出て、さっさと帰ってきてしまった(うーん、それって、単に筋トレサボっただけなんじゃないのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
(【速報】東京都・コロナ感染者数の平均3割増 専門家会議 関係者「早ければ11月から第8波も」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d03d5fcbd6e020a1090302587bf645dcf76833
「早ければ11月から第8波に入る可能性もある」
専門家会議がどう分析しようと、第8波はとっくに始まっている。
季節は冬へ・・・。
空気が乾燥して、呼吸器系からの感染が容易く行われる季節だし、部屋の換気も十分ではない。
新型コロナさん、いらっしゃーい!。
かんべんしてくれえ・・・。
浮沈子的には、ピークアウトするのは年明けになると見ている。
南半球のオーストラリアで見られたインフルエンザの早期流行は、我が国では見られなかったな(北半球の他の国々でも、そういう話は聞かない)。
ひょっとしたら、インフルは、今年も小規模の流行に留まる可能性がある。
そのこともまた、新型コロナに対する警戒を緩めるきっかけになるかも知れない。
とにかく、状況は悪いことばかりだ。
ヒトヒト感染する感染症の流行は、社会を映す鏡だ。
人と人とが交わり、集い、わあわあいってうつし合う。
フィットネスでは、黙浴とか、黙食(自販機のところとか)などという無粋な張り紙があちこちにあるけど、ジジババはマスク越しによくしゃべっていて賑やかだ。
クラスターの発生で、施設閉鎖とか濃厚接触者のあぶり出しとかの話は聞かないけど、これだけ感染者が出ているわけだから、人を見たら感染者と思った方が無難だ。
そろそろ、午後10時。
どれ、買い出しにでも行って、爆食して寝るとするか(感染の流行の度にリバウンドするわけだなあ)・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナワクチン接種費用 “国の全額負担見直しを” 財政審)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883381000.html
「重症化の程度や重症化率を見ながら、特例的な措置は廃止していく方向で検討していくべきだ」
まあ、正論には違いないけど、時期が悪いな。
一日でも早く、一人でも多くの国民にワクチンを接種しなければならないというタイミングで、有料化するという議論が表沙汰になったらどうなるのか。
今のうちにうっておこうという人も中にはいるだろうが、ああ、インフルエンザと同じになったわけねと、接種しない理由にするに決まっている。
財務省は、ワクチンなんてうって欲しくないんだろう。
その方が、自治体に補助金出さずに済むからな。
厚労省担当者の苦虫を噛み潰した顔が見えるようだ(ちっ!)・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナ新規感染者数 1週間平均 全都道府県で増加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883631000.html
「全国では1.42倍と47都道府県すべてで増加」
「特に東日本を中心に増加のペースが上がっています。」
いよいよ来たかという感じだが、国は未だに第8波として認めてはいないようだ。
悠長な話だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(「BA.5」対応 モデルナのワクチン 今月28日の週から接種開始へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883611000.html
「今月28日の週から自治体に配送し、順次、接種を開始」
うーん、完全に出遅れたな。
「およそ300万回分」
しかも、ショボ・・・。
気になる情報もある。
「ノババックスが開発したワクチンについて、オミクロン株対応ワクチンと同様に、追加接種を行う方針」
ノババックスは、追加接種用としての用途はすでに認められている。
(米FDA、ノババックスの追加接種を承認 18歳以上対象)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19E4G0Z11C22A0000000/
「同社のワクチンの追加接種としての利用は日本や欧州連合(EU)、オーストラリア、スイス、イスラエルなどで承認されている。」
「「組み替えたんぱく」と呼ぶ従来技術を利用しているため、保存も通常の冷蔵庫で可能なほか、mRNAワクチンの接種に慎重な人にも受け入れられやすい」
第8波の抑制にどれ程貢献するかは不明だ(免疫を誘導する抗原の設計のベースは武漢株だからな)。
が、ワクチンの選択肢が増えることは望ましいし、副反応も比較的軽微とされているようだ(未確認)。
我が国で、具体的にどのように接種態勢が組まれるのかは知らない(オミクロン対応ワクチンとしての扱いはこれからのようだし)。
浮沈子は、もう、うっちまったからな。
今のところ、全世界的に見ても、オミクロン対応ワクチンの2回目接種の設定はない(新古品でも新品でも)。
オミクロン1回目の効果や、重症化予防効果を含めた持続期間のデータが出るまでは、方針は出せないだろう。
BA.5対応みたいに、治験を経ずに承認されたワクチンのフィールドでの評価が定まるのを待つしかない。
来年の春、浮沈子が名実ともに高齢者となるまでの間に、もう1度くらいうてるかどうかは分からない(5回目接種からは、5か月と3週間ほど空きます)。
ノババックスが、オミクロン2回目の設定になれば、それを選択するという手もある(効き目なんて、この際、どーでもいいんですが)。
しかし、ノババックスがオミクロン対応ワクチンと同等の扱いになったというのは、なかなかのトピックだ(つまり、重症化予防効果だけではなく、感染予防効果や発症予防効果もあると認められたということなわけだ:未確認)。
ファイザーやモデルナの型落ちワクチンは、4回目接種の段階で、その効果が限られているということから、一般接種の対象にならなかったわけだからな。
今後の推移に注目というところかな・・・。
(新型コロナ第8波のピークはいつ? 先行指標「発熱相談件数」「検査陽性率」が増加 医療逼迫は防げるか)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20221106-00322759
「新型コロナの波の先行指標である「発熱相談件数」や「検査陽性率」を、東京都は毎日開示しています。第7波が落ち着いた10月以降は低い水準でしたが、このたび再びいずれも増加に転じています。」
見ての通りだな(相談件数は見てませんが)。
「「検査陽性率」も、27.3%まで上昇しています」
浮沈子の記憶が確かならば、WHOは、陽性率が10%を超えると、それは十分に検査が行われていないことだと言ってたからな。
東京都の陽性率は、年初以来、10パーセントを割ったことはない。
今日も6千人余りの感染者が報告されているけど、実際の感染者は遥かに多いし、陽性率が増加しているということは、検査数が微減であることを考慮しても、感染者数は激増し始めているということなわけだ。
第8波は、既に始まっており、その規模は第7波を遥かに上回って(浮沈子のテキトーな予想では、少なくとも2倍以上)、未曽有の大流行になるに違いない。
「第8波のピークはいつか:
こういった現象が観察され始めてから、過去の波は約1か月後にピークが到来」
11月末辺りと見ているようだが、今回は過去の経験が通用しないのではないか。
感染拡大の初期のベースラインが高いこと、ワクチンの効果が限定的であること、そもそも国民がワクチンうたなくなっていること、人流の増加を政府を挙げて推進していること、武漢株ベースの型落ちワクチンを年内に廃止するとアナウンスし、ワクチンはうっても効果がないという誤ったメッセージ(いや、ひょっとしたら正しいかも!)を発信していること、部屋の中でもマスクを外せと、感染予防策を取らないことを奨励していることなどなど・・・。
おまけに、時期が悪い。
忘年会、年末年始(帰省など)、新年会、成人の日とイベントが続き、もたもたしているうちに年度末になって春休みに突入する。
歓送迎会もあるしな。
あっという間に、大型連休に突入するわけで、その頃まで感染が続くことを見込んでおく必要がある。
これまでに国民の2割が感染したと言われるが、第8波では、再感染を含めて半数近くが罹患することになるのではないか(6千万人かあ?)。
ちなみに、第7波は1200万人程度とされている(もう少し多いかも)。
別に、新たな変異種はいらない。
オミクロン系統の変異種は、少しずつBA.5を置き換えつつあるけど、相変わらず優勢だからな(9割以上)。
ピークが2倍以上で、感染者総数が4倍以上というのは、一応理に適った予想だ(もちろん、何の定量的根拠もないけど)。
問題は重症者がどれ程出るかとか、インフルエンザとのダブル流行で、医療崩壊が起こらないかということだが、軽症者の受診抑制策が成功すれば、乗り切ることは可能かもしれない(新型コロナは症状が急変することがあるから、一定の犠牲(自宅療養中の死亡)は覚悟しないとな)。
オミクロンは、呼吸器系疾患が重症化せずに、持病持ちの持病が悪化して死んじまうという厄介な事態もある。
統計上の重症者(オミクロン感染の症状が重症)とならないまま、死者数だけ増えるわけだ。
実際、第6波と第7波を比較すると、重症者としてカウントされている罹患者は第6波が多いのに、死者数は第7波が多くなっている。
やれやれ・・・。
第8波も、同じ様な状況になるだろうが、絶対的な流行規模が大きくなれば、当然、重症者数も死者数も増える。
政府は、ワクチン接種に躍起となっているが、国民の多く(9割以上)は、オミクロン対応ワクチンに見向きもしない。
二価ワクチンに仕立てても、感染予防効果は武漢株由来の型落ちワクチンの2倍に届かない(おそらく、50%を切っているのではないか:未確認)。
そのくせ、副反応はしっかり出るしな(浮沈子がうったファイザーのBA.4-5対応では、従来品と同等でした)。
んなもんをうつくらいなら、新型コロナに罹患した方がマシだ(半数は、感染しても全く症状が出ない無症候キャリアのまま終わる)と考えてもおかしくはない(そうなのかあ?)。
とにかく、ワクチンは当てにならないし、人流抑制などこれっぽっちも考えていない現政権は、当てにならないどころか、流行抑制の観点からは、真逆の対応を進めている。
世間はイケイケドンドン状態で、社会的距離や屋外でのマスク着用は、確実に崩壊しつつある。
準高齢者で持病持ちの浮沈子は、ヒヤヒヤもんだ。
マスク手洗い密回避。
ワクチンは5回もうって、自衛策を講じるしかない。
近所のコンビニへの買い出しだって、夜中になってお客さんが減ってくるのを見計らって出かけたりしている。
今日も、昼過ぎからフィットネスへ行ったんだが、プールでのテクニカルプログラム(背泳ぎベーシックとクロールベーシック)だけ出て、さっさと帰ってきてしまった(うーん、それって、単に筋トレサボっただけなんじゃないのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
(【速報】東京都・コロナ感染者数の平均3割増 専門家会議 関係者「早ければ11月から第8波も」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d03d5fcbd6e020a1090302587bf645dcf76833
「早ければ11月から第8波に入る可能性もある」
専門家会議がどう分析しようと、第8波はとっくに始まっている。
季節は冬へ・・・。
空気が乾燥して、呼吸器系からの感染が容易く行われる季節だし、部屋の換気も十分ではない。
新型コロナさん、いらっしゃーい!。
かんべんしてくれえ・・・。
浮沈子的には、ピークアウトするのは年明けになると見ている。
南半球のオーストラリアで見られたインフルエンザの早期流行は、我が国では見られなかったな(北半球の他の国々でも、そういう話は聞かない)。
ひょっとしたら、インフルは、今年も小規模の流行に留まる可能性がある。
そのこともまた、新型コロナに対する警戒を緩めるきっかけになるかも知れない。
とにかく、状況は悪いことばかりだ。
ヒトヒト感染する感染症の流行は、社会を映す鏡だ。
人と人とが交わり、集い、わあわあいってうつし合う。
フィットネスでは、黙浴とか、黙食(自販機のところとか)などという無粋な張り紙があちこちにあるけど、ジジババはマスク越しによくしゃべっていて賑やかだ。
クラスターの発生で、施設閉鎖とか濃厚接触者のあぶり出しとかの話は聞かないけど、これだけ感染者が出ているわけだから、人を見たら感染者と思った方が無難だ。
そろそろ、午後10時。
どれ、買い出しにでも行って、爆食して寝るとするか(感染の流行の度にリバウンドするわけだなあ)・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナワクチン接種費用 “国の全額負担見直しを” 財政審)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883381000.html
「重症化の程度や重症化率を見ながら、特例的な措置は廃止していく方向で検討していくべきだ」
まあ、正論には違いないけど、時期が悪いな。
一日でも早く、一人でも多くの国民にワクチンを接種しなければならないというタイミングで、有料化するという議論が表沙汰になったらどうなるのか。
今のうちにうっておこうという人も中にはいるだろうが、ああ、インフルエンザと同じになったわけねと、接種しない理由にするに決まっている。
財務省は、ワクチンなんてうって欲しくないんだろう。
その方が、自治体に補助金出さずに済むからな。
厚労省担当者の苦虫を噛み潰した顔が見えるようだ(ちっ!)・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナ新規感染者数 1週間平均 全都道府県で増加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883631000.html
「全国では1.42倍と47都道府県すべてで増加」
「特に東日本を中心に増加のペースが上がっています。」
いよいよ来たかという感じだが、国は未だに第8波として認めてはいないようだ。
悠長な話だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(「BA.5」対応 モデルナのワクチン 今月28日の週から接種開始へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883611000.html
「今月28日の週から自治体に配送し、順次、接種を開始」
うーん、完全に出遅れたな。
「およそ300万回分」
しかも、ショボ・・・。
気になる情報もある。
「ノババックスが開発したワクチンについて、オミクロン株対応ワクチンと同様に、追加接種を行う方針」
ノババックスは、追加接種用としての用途はすでに認められている。
(米FDA、ノババックスの追加接種を承認 18歳以上対象)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19E4G0Z11C22A0000000/
「同社のワクチンの追加接種としての利用は日本や欧州連合(EU)、オーストラリア、スイス、イスラエルなどで承認されている。」
「「組み替えたんぱく」と呼ぶ従来技術を利用しているため、保存も通常の冷蔵庫で可能なほか、mRNAワクチンの接種に慎重な人にも受け入れられやすい」
第8波の抑制にどれ程貢献するかは不明だ(免疫を誘導する抗原の設計のベースは武漢株だからな)。
が、ワクチンの選択肢が増えることは望ましいし、副反応も比較的軽微とされているようだ(未確認)。
我が国で、具体的にどのように接種態勢が組まれるのかは知らない(オミクロン対応ワクチンとしての扱いはこれからのようだし)。
浮沈子は、もう、うっちまったからな。
今のところ、全世界的に見ても、オミクロン対応ワクチンの2回目接種の設定はない(新古品でも新品でも)。
オミクロン1回目の効果や、重症化予防効果を含めた持続期間のデータが出るまでは、方針は出せないだろう。
BA.5対応みたいに、治験を経ずに承認されたワクチンのフィールドでの評価が定まるのを待つしかない。
来年の春、浮沈子が名実ともに高齢者となるまでの間に、もう1度くらいうてるかどうかは分からない(5回目接種からは、5か月と3週間ほど空きます)。
ノババックスが、オミクロン2回目の設定になれば、それを選択するという手もある(効き目なんて、この際、どーでもいいんですが)。
しかし、ノババックスがオミクロン対応ワクチンと同等の扱いになったというのは、なかなかのトピックだ(つまり、重症化予防効果だけではなく、感染予防効果や発症予防効果もあると認められたということなわけだ:未確認)。
ファイザーやモデルナの型落ちワクチンは、4回目接種の段階で、その効果が限られているということから、一般接種の対象にならなかったわけだからな。
今後の推移に注目というところかな・・・。
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