🐱南の島:久米島ツアー2022年11月02日 02:36

南の島:久米島ツアー
南の島:久米島ツアー


10月29日:
1本目 畳石沖

10月30日:
1本目 ムーチーグー
2本目 漁礁
3本目 ナングチモドキ

10月31日:
1本目 畳石沖
2本目 ナングチモドキ
3本目 奥武島前(仮)

印象的だったのは、2日目に潜った「漁礁」。

立方体の枠だけのブロックが連なるダイナミックな地形ポイント。

まあ、あんなもんが漁礁になるのかどうかは知らないが、20m以上の水深に20個くらい沈めてあった。

浮沈子は、緑内障への配慮から、20mまでは下りなかったけどな。

それ以外は、浅い水深のポイントを、小物を探して潜る感じ。

抜群の透視度というわけではないけど、20m位は見えているんだろう。

3本目のナングチモドキでは、かなり大きいアオウミガメも見た。

水温は思ったより低く、24度から25度。

3mmのシーガルでは寒い。

が、2日目の3本目から相乗りになった方は、同じシーガルで潜っていたからな。

ホテルのプールで泳ごうと、水泳用のゴーグルとキャップも持って行ったんだが、この時期は水温が低くてとても泳ぐ気にはなれなかった。

まあいい。

<10月29日>
6:30羽田集合
7:30羽田発(日本航空903便)
10:15那覇空港着
11:05那覇空港発(琉球エアコミューター875便)
11:40久米島空港着
・ホテル:リゾートホテル久米アイランド
〒901-3112沖縄県島尻郡真我里411
電話:098-985-8001
・午後ダイビング
現地ダイビングショップ:プラスアルファ
〒901-3104 沖縄県島尻郡久米島町真謝12
電 話:098-987-0919
<10月30・31日>
・午前・午後ダイビング
<11月1日>
12:00久米島空港発(琉球エアコミューター876便)
12:35那覇空港着
14:00那覇空港発(日本航空910便)
16:20羽田着

JALの機材はA350-900、ローカルはDHC8ーQ400CCというレアな機体。

(RACの飛行機豆知識!)
https://rac-okinawa.com/churac/q400cc/

「DHC-8-Q400CC(ダッシュエイト・Q400カーゴ・コンビ)」

「本来の座席標準数は74席ですが、 50席に減らし貨物室を従来の2.5倍に拡大したため、CC(カーゴ・コンビ)という名称になりました。世界ではRACのみが保有している機材です。」

「壁や天井付近にあるこれらの小さな穴がマイクとなり、プロペラからの騒音や振動の周波数をキャッチし、機体胴体部分についている設備から、プロペラの騒音の周波数を打ち消す反対の周波数を流すことで騒音を可能な限り小さくしているのです。」

「Q400のQとは、“Quiet(静かな)”の略で、このNVSシステムのおかげで騒音が静かになっています。」

なんと、ノイズキャンセル付きだったわけだな(浮沈子の席は往復ともペラの横だったので、あまり静かではなかったけど)。

帰路の天候は雨で、揺れると言われていたんだが、それ程でもなく、穏やかな空の旅だった。

今回は、台風22号の影響で、どうなることかと思っていたが、フィリピン方面で大暴れしてくれたようで、直接の影響はなかったが、海は荒れ模様でエキジットには神経を使った。

(フィリピン 台風22号による大雨 これまでに98人死亡 63人不明)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221031/k10013875721000.html

「大型の台風22号が、30日まで複数の島を横断し、大雨が降った影響で、各地で洪水の被害が相次ぎました。」

テック1を国内で行ったので、当分行く予定はないけど。

ダイビング以外のアクティビティでは、地域クーポン券でホテルの電気自動車に乗った。

(久米島COMS(コムス))
https://www.youtube.com/watch?v=ECxXJMzvtf8

「■久米島COMSとは
TOYOTAグループが提供する1人乗り小型電気自動車 「久米島COMS」
徒歩や自転車では行くことが難しい少し離れた「ちょっとそこまで」の場所に最適
最短30分、1時間単位で利用することができます」

2時間借りて、3000円分の地域クーポンを使った(残り4000円分はホテルの売店でお土産代に消えた)。

まあ、ハッキリ言って、公道を走れるゴーカート。

島内は、概ね時速40km制限で、この車の限界速度な感じ。

それ以上の速度では走りたくない感じだ。

1時間ほど、近所を走り回っていたら、飽きてしまったのと、雨も降ってきたので1時間半ほどで切り上げてしまった。

一応、畳石とか、久米島発電所(沖縄電力)までは、足を延ばした。

テック1で頑張った自分へのご褒美のつもりで、南の島のリゾートダイブを申し込んだんだが、うーん、やはりちょっと違う気がする。

シーズン外れということもあるんだろうが、非日常感に欠ける。

海外旅行が制限されて、なかなか出られなかったが(メキシコ、2回も行ったくせに!)、今後は気軽に出られそうだから、やっぱ国外脱出して存分に味わいたい!。

浮沈子的には、ロタしかないだろうなあ・・・。

🐱水泳ネタ:第二キックの方が強い!?2022年11月03日 08:28

水泳ネタ:第二キックの方が強い!?


夜の部のテクニカルプログラム。

水曜日は、それでなくても午前中の初級水泳教室(年内の泳法はバタフライ)、時間つぶしの筋トレ(最近、やっている振りが上手くなってきた)、午後3時15分からのバタフライベーシックと盛りだくさん。

一度家に帰ってから、夜出直す。

午後8時頃、真っ暗闇の中、自転車をこいで大井町へ。

バタフライベーシックと平泳ぎインター。

連荘のメニューにチャレンジしている(先週は休講でしたけど:針山センセの体調が良くないという話でした:お大事に・・・)。

昨日は、山本(あやね?)センセが代行。

しばらく続く見通し。

ちっちゃい、細っこいセンセだが、教え方は上手い。

余りデモンストレーションはしてくれないけど、言葉で伝える力は素晴らしいと感じた。

バタフライでは、リカバリーで手を回す際に、二の腕を耳に近づけるとか、うねりの動作を継続するために、頭の位置に背中を持ってくるとか(そうすると、背中が反らない)、ユニークな表現でイメージ作りをしてくれる。

こういうのが嬉しい!。

ご指導の中で印象的だったのは、第一キックより第二キックの方が強いという話。

えっ?、逆じゃね?。

潜るための第一キックは、出来る人は打たなくてもいいとも。

真逆の指導のコーチもいる(第一キックだけで、リカバリーさせたり!:えーと、昼間の山本センセとか:浮沈子は第二キック入れないと浮かべない)。

いろいろだなあ・・・。

イルカジャンプでも、潜り込みが深すぎる点を指摘される。

わーってるって・・・。

2度もイルカジャンプをして、浅く、前に伸びる練習を繰り返す。

中級では、水面下10cmを意識するように言われるけど、ベーシックではそれ程極端ではない。

40cmくらいか(大井町のプールでは、水中照明の半分まで:ローカル過ぎて、よく分からん!)。

深く潜り込み過ぎる点は、どのコーチにも指摘されていて、リカバリーの改善や、腕のかきを推進力に使うとか、第一キックや第二キックを前進のために使う上でも、今後の改善は必至だ。

浮沈子だからな。

浮いたり、沈んだりするのは得意だが、前に進むのは苦手だ(そういうことかあ?:バックキックも苦手ですが)。

目からうろこの、第二キックメインの推進メソッドの後は、平泳ぎインター。

ベーシックよりも高度なプログラムという位置付けらしい。

一応、50m泳げることを目標にしているらしいが、夜の部の参加者は、泳ぐことはみんな泳げる(最後は、実際に泳ぎました)。

全員、現代平泳ぎでなければ・・・。

現代平泳ぎの、コンパクトな手の掻き、手と足のタイミングのシフト(ズレ)、幅の狭い、膝を開かないウイップキックとかではない。

手はわきの下まで掻き、頭は前を向いて大きく上げ、手と足は同時で推進力を殺し、膝を大きく開いて足を斜め後方に蹴ってから閉じる力でも進もうとするウエッジキックだ。

やあ、先は長そうだな・・・。

昨日は、まず、蹴伸びで土台を作り、キック板でウイップキックの練習(膝を落とさない点を強調)、壁に手を突いてキックの練習で修正、2回蹴って1回呼吸する練習、コンパクトな手の掻きの練習、手、足、伸びをバラバラにしての練習、で、コンビネーションで50m。

指導者によって、教え方は様々だが、平泳ぎについては、効率的に推進できる現代平泳ぎに統一されている。

参加者のレベル的には、ベーシックレベルでトレーニングした方が上達(つーか、泳法のチェンジ)が速いんじゃないかという気もするが、まあ、それも含めて指導者の腕の見せ所だ。

長年(浮沈子の場合、半世紀だからな)染みついている自己流平泳ぎを如何に修正するか。

手の掻きでは、肘を立てるとコンパクトにかけるというご指導を頂いた。

手のリカバリーでは、前に差すように勢い付けるのではなく、水を差しだすように、どーぞという感じで戻すのがいいとも。

表現力豊かな指導者は、言葉の力を知っている。

人間は、高度に知能が発達した動物だ。

自らの意思で、行動を自在に変えることが出来る。

水泳などのスポーツでは、一連の動きをイメージして、その通りに身体を動かすことが重要だ(繰り返し練習あるのみ)。

そのイメージは、自らの脳の中で形成していくしかない(映像見ただけでは、脳の中には形成されない:刺激されるだけ)。

言葉による刺激は、場合によっては映像やデモンストレーションを上回る。

適切なコメントは、生徒のイメージ形成に絶大な効果を発揮することがある。

山本(あやめ?)センセは、そのことをよーく分かっている。

殆どの参加者は、おそらく頭も疲れるはずだ。

浮沈子が中級教室に参加して感じる、あの違和感・・・。

頭(の中に作られつつあるイメージ)と身体(筋肉の動き)を繋げようとする、脳ー身体系のコンストラクションだ。

建物を建てることに似ているかもしれない。

設計図は美しく出来上がっていても、やることは、泥臭い基礎練習の繰り返しからになる。

土台が出来ていなければ、その上に積み重ねていくことはできない。

しかし、明確な完成図(イメージ­)がなければ、その土台が正しいかどうかも分からないし、つまらない基礎トレーニングを繰り返そうという意欲もわかない。

ある程度、出来上がっている泳ぎを、若干修正しながら、高度なレベルに高めることが上級プログラムの目的なんだろうが、現実はそうではない。

ついてしまった悪い癖を、ぶっ壊して正しい泳法に作り替えるという、スクラップアンドビルドな作業になっちまう。

泳ぎも出来ない子供たちに、一から教えるよりも難しいかも知れない。

しかし、ベテランの参加者の利点は、子供たちに比べて脳が発達していて、適切な刺激で豊かなイメージを形成することが出来る点だ。

経験値も高いし、コミュニケーション能力もある。

それを、十分に生かすことが出来れば、効果的なインストラクションに繋げることが出来るだろう。

もっとも、ジジババの場合は、高次脳機能自体が衰えてきているからな。

救いようがないかも知れない(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

衰えゆく脳と身体。

使わなければ、ますます衰えていくことは目に見えている。

今後とも使い続けていくためにも、水曜日は頑張って怪我をしない程度に脳と身体を動かすことにしよう・・・。

🐱減量ネタ:脂肪太りでリバウンド2022年11月03日 09:44

減量ネタ:脂肪太りでリバウンド


爆食三昧の久米島から帰ってきた翌日、月初ということで、昨日、フィットネスの体組成計で例月の計量を行う。

・体重:66.1kg(64.8kg:先月:以下同じ)
・体脂肪率:20.7%(19.4%)
・脂肪量:13.7kg(12.6kg)
・推定骨量:2.7kg(2.7kg)
・筋肉量:49.7kg(49.5kg)
・体水分量:37.1kg(37kg)
・タンパク質など:12.6kg(12.5kg)

体重増分の1.3kgのうち、脂肪量増が1.1kg、筋肉量増が0.2kgなわけだ(逆ならいいんだがな)。

これは、単なる脂肪太りだ!。

やれやれ・・・。

それでも、リバウンドとしては、まだ許容範囲内と見ている。

10月は、イベントとしては新型コロナワクチンの5回目接種と久米島ツアーがあって、都合、一週間ほど運動ができなかったからな(ダイビングで痩せることはない!)。

運動しなければ食欲が減るかと言えば、そんなことはないしな。

むしろ、摂取カロリーは増加する。

セオリー通りの結果に、まあ、一応納得する。

昨日は、心を入れ替えてガンガン運動したからな(水泳教室+テクニカルプログラム×3+筋トレ×2+有酸素運動200kcal+大井町までの2往復(20km)の自転車)。

少しは体重が落ちただろうと思って、今朝、自宅の精密体重計に乗って愕然とする。

65.3kg(片足上げて!)。

思ったより減ってないじゃん!?(65kgは、楽勝で切ってると思ったのにな)。

今日は、夕方からのディスタンスに備えて体力を温存しなければならない。

明日は、大井町のフィットネスが休みで、おまけに金曜で川崎も休み。

新川崎で、しこたま動くと、帰りの自転車が辛いからな(大井町の1.5倍弱の距離)。

そして、週末過食症に突入・・・。

規則正しい生活には、なかなか戻れない。

今月のイベントは、ダブルタンクのトレーニングダイブが予定されているけど、まあ、日帰りだしな。

水泳教室やテクニカルプログラムメインに、筋トレと有酸素運動を適宜組み合わせながら、当面の目標である63kgの壁の突破(朝の計量で63kgを切る)を目指す(一応、年内目標?)。

今朝の状況だと、2.5kgくらいは落とさなければならない。

適正体重が62.8kgの浮沈子は、この近辺で何時もリバウンドして減量に失敗している。

計画的な食事制限はせず、体重測定によるフィードバックと運動の継続で減量しようという今回のチャレンジは続く(最終目標体重は58kg:永遠の彼方だ・・・)。

好きなものを好きな時に好きなだけ食べて、本当に減量できるんだろうか?。

既に腸内細菌に支配されている浮沈子の脳は、体重測定のフィードバックに反応するのか。

最近、高次脳機能が衰えてきていて、それも心配になってきた。

大脳が行動を支配するのではなく、食欲などの低次の脳機能が活発になって、本能のままに行動している気がする(そうなのかあ?)。

腹が減れば食い、眠くなれば寝る。

時々フィットネスな、ゆるーい生活・・・。

<以下追加:11月4日記>ーーーーーーーーーー

<11月4日測定:新川崎>
・体重:64.8kg
・体脂肪率:19.0%
・筋肉量:49.8kg
・体水分量率:56.6%
・BMI:22.7

測定項目がビミョーに異なるが、新川崎では新しい体組成計を導入していた(プリンターがなく、紙にメモする)。

あんま変わらんな・・・。

🐱水泳ネタ:ディスタンス途中離脱:50m潜水2022年11月04日 08:10

水泳ネタ:ディスタンス途中離脱:50m潜水


昨日は午後からフィットネス(午前中は、一昨日の疲れが出て使い物にならず)。

木曜日は、夕方からディスタンスに参加するので、ガツガツと筋トレしないことにして、いつもの半分程度で流す。

それでも、体をほぐす程度の水泳のつもりが、900mくらい泳いでしまって、ちょっと嫌な予感はしてたんだがな。

自主練習では、バタ足で肩を前に出す感じで泳ぐと、足が浮くことを発見した(それ程のものかあ?)。

浮力重心が前に来ること、背中が丸くなってお腹が引っ込むこと、頭が水没して重りになっている感じもする。

伏し浮きでは、相変わらず過伸展して足が落ちるんだが、このバタ足の状態から腕を回してクロールに持ち込むと楽に泳げる。

少し頭が下がり過ぎていて、水の抵抗が大きいんだが、それを改善しようとするとストリームラインの方が崩れる。

とかなんとか、いろいろ試しているうちに、ディスタンスの時間になった。

今日の泳法メニューは、キック板やプルブイを使ったバタ足や腕の回しの練習。

既に、キック板のバタ足でついていけない・・・。

やれやれ・・・。

プルブイも、上手く使えず、苦手種目で早々に途中離脱する。

100m位サボって、水分補給しながら呼吸を整え復帰するも、3種目を25m毎に切り替えながら泳ぐメニューでは、1回目だけで離脱(皆さんは3クールやってましたが)。

最後のクーリングダウンだけ参加して、終わり良ければ総て良しのディスタンスは終わった。

まあいい。

もともと、チャレンジとして最後尾で参加しているし、先頭の方に追いつかれないように、タイミングを見計らって離脱したので、ご迷惑はかけていないつもり。

指導の津幡センセも、それでいいということで認めてもらっているので、精神的には楽だが、身体的には限界だ。

そう、自分の限界を知るということは重要だな。

自主練習だけだと、その限界を掴むことはできない。

自分で調整してしまうしな。

ある程度、強制的に負荷を掛けて、安全管理してもらいながら頑張るしかない。

10代の頃は、そういうトレーニング(陸上でしたが)をしていたけど、半世紀位サボっていたから、この歳でチャレンジするのはキビシー・・・。

来週も参加しますと宣言して、センセのOKを取る(継続は力なり!)。

いつかは、ディスタンスの先頭を泳ぐのが目標だ(ムリポ!!)。

まあ、とりあえずは、離脱せずに完泳することだな。

で、少し泳いで自分なりのクーリングダウン(ディスタンスのクーリングダウンでは、逆に息切れが・・・)をしてから帰ろうとしてゴーグルを洗っていたら、Sプロの藤上さんが登場した。

あれえ?。

フィンスイム(シュノーケリング)のお客さんがいて、これから泳ぐというから、邪魔しないという条件で飛び入りで参加することにした。

有料メニュー(税込み550円)だが、監視員の人に事情を説明して、フロントに連絡してもらって、帰りに払うことで了解してもらった。

ダイビング用マスクが曇ることを除けば、快適なフィンスイムを堪能する。

水面移動では、フィンが水面を叩くのは効率が良くないというご指摘を頂く。

うーん、さっきまでは、足が落ちることが問題だったのになあ・・・。

意識して水中でフィンを動かす練習の後は、息こらえの際の呼吸の練習。

横隔膜を使った吸気の復習。

藤上さんの指導は的確だな・・・。

浮沈子は、腹式呼吸で入れるところまで。

最後に気道を使って、ぱくぱく押し込むところは出来ない。

まあ、どうでもいいんですが。

そういうのは、アプネアの競技者に任せる。

で、水中で泳いで距離を稼ぐ練習。

浮沈子はドルフィンキックで35mくらい泳げたが、まだ行けそうな気がして、2度目は頑張って50m潜水した(もちろん、25mで折り返し)。

生まれて初めてだな。

35mまでは、まあ、ふつーな感じだったが、そこから先は身体が酸欠状態になっていることを感じる。

全身の筋肉が悲鳴を上げ、脳が呼吸することを要求してくる。

実際には、二酸化炭素の濃度が上がったことに反応しているんだが、息こらえ潜水では、耳抜き以外には排気しない。

全身が痺れる感じがして、50mで上がった後は、意識的に大きく呼吸して換気する(意識は清明でした:ブラックアウトする程ではない)。

自分の限界を広げることに成功したわけだが、あまり嬉しくはない(苦しいだけ!)。

競技潜水では、たぶんこの先まで行くんだろうけど、その世界を覗いてみたいという気は起きない。

酸欠ジャンキーじゃないからな。

浮沈子はダイバーだからな。

地上から持ち込んだ呼吸源は十分にある(ガス計画さえ間違えなければ!)。

何が悲しくて、息するのを我慢しなければならないのか。

ダイビングの指導者の多くは、息こらえ潜水の習得を勧める。

緊急時(ガス欠)にパニックにならないようにするという効果はあるかも知れないが、その状態で泳ぐというのは訓練としては如何なものか。

シュノーケリングは、それ自体として楽しめればいいわけだし、水面移動の補助手段としてのトレーニングで十分な気がする。

ご一緒した生徒さんは、シュノーケル慣れしていて、来週小笠原にイルカウォッチングに行くんだそうだ(そのための特訓!)。

フィンスイムもお上手で、浮沈子などより速く泳げる(まあ、ディスタンスで泳いだ後だからな、無理もない・・・)。

小笠原で楽しまれることを願おう。

で、最後に水泳用ゴーグルに着け替えて、浮沈子だけ水面のフィンスイムにチャレンジする。

25m×2本。

往路は呼吸を2回ほど入れたけど、復路はノーブレ。

ゴーグルのストラップが緩かったので、耳の辺りでプルプルする程のスピードが出る。

癖になる快感!。

ゴーグルのストラップは、そのままにしておこう。

フィンを脱いだら、タダの初心者スイマーだからな。

550円の元は取った気分だ(帰りにちゃんと払いました)。

久米島ツアーで爆食して、67kgくらいまで増加した体重も、今朝の計量では65kgの壁の下に戻っていた(片足上げて64.4kg)。

今日は、大井町フィットネスは公休日。

昨日は、筋トレを半分程度しかやっていないからな(クロストレーナー(有酸素運動)も、100kcal)。

天気もいいので、新川崎行って、軽く流して帳尻を合わせて来よう。

4日間の爆食の後の、2日間のキツーイ減量(元に戻すには、1週間くらい掛かるかな)。

アホか・・・。

自分の限界を確認し、さらに広げることが出来るというのは嬉しい(やってる時は苦しいけどな)。

ライバルである、昨日の自分に打ち勝つ快感がある。

余り調子に乗ると、安全管理上の問題(心臓止まるとか)が出るかもしれないし、翌日の筋肉痛が半端ないことになりかねない。

関節や腱を傷めると、運動の継続が出来なくなり、減量にも影響が出る。

怪我をしないようにセーブしつつ、ちんたら動くのがよろしい。

筋トレでは、マシンの乗り降りと、終わった後の清拭が辛く感じる時がある(なんてこった・・・)。

最近は、マシンの間を移動するのも億劫になってきた(そんなあ!)。

年寄りの冷や水と言われないように、管理下での適正な運動を続ける。

まあ、たまには、昨日のような無茶をしてもいい。

その機会を与えてくれた皆さんに感謝だな・・・。

🐱ヘビーリフターの時代2022年11月04日 22:58

ヘビーリフターの時代


(Falcon Heavyは、SpaceXのgeosynch軌道への最初の打ち上げで「単に傑出した」)
https://spaceflightnow.com/2022/11/01/falcon-heavy-simply-outstanding-on-spacexs-first-launch-to-geosynchronous-orbit/

「米宇宙軍は火曜日、Falcon Heavy ランチャーが 2 つのメイン ペイロードと少なくとも 3 つの小型ライドシェア衛星をフロリダから打ち上げた後、高高度の静止軌道に直接配置したことを確認しました。」

秘密のベールに包まれた軍事衛星について、可能な限りの情報が掘り下げられている。

静止近接軌道への直接投入は、ライドシェアされた小型衛星にとっては新たな展開になるだろう。

自力で、えっちらおっちら上がるわけにはいかないからな。

これまでは、そういう燃料を積めない小型衛星が静止軌道に上がることはなかった。

複数の衛星を纏めて打ち上げるということもさることながら、打ち上げの自由度を得るための手法として、巨大ロケットの登場は画期的だ。

軽い衛星なら、今回のようにターゲット軌道へと直接投入も出来るし、GTOや地球低軌道への打ち上げで良ければ、より重い大型衛星を扱うこともできる

惑星探査、有人宇宙飛行については言わずもがな・・・。

(NASA のメガ ムーン ロケットが発射台への回転を開始)
https://blogs.nasa.gov/artemis/2022/11/03/nasas-mega-moon-rocket-begins-roll-to-launch-pad-2/

「EDT の午後 11 時 17 分頃、クローラー トランスポーターは車両組立棟 (VAB) から発射台までの約 4 マイルの旅を開始しました。」

このロケットも、史上最大のヘビーリフターとして登場する。

もし、予定通り、11月14日に上がれば、その時点でファルコンヘビーは運用中最大のヘビーリフターの地位を失う。

今月は、なかなか見ものが多いな。

当面は、有人飛行のみの運用になりそうだが、貨物運搬ロケットとしても使われる予定だ(たぶん)。

オリオン宇宙船を含めた開発費に約500億ドル(地上設備含む)、一発撃ち上げるのに41億ドルというベラボーな金額が掛かると言われているが、どっこい、まだまだ開発中(2段目とか固体燃料ブースターとか)で、この先、費用がどれだけ膨らむことになるかは誰も知らない。

当面、このロケットが最大のヘビーリフターとなるわけだが、その地位を脅かす存在もある。

(SpaceXは現在、毎日ラプターエンジンを構築しているとNASAは述べています)
https://arstechnica.com/science/2022/11/spacex-is-now-building-a-raptor-engine-a-day-nasa-says/

「SpaceX は現在、Starship と Super Heavy のテスト飛行のために 12 月初旬を目標としている」

まあ、当初は10月と言われ、11月の可能性が高いと言われ、今度は12月が目標と言われているから、実際には年内の飛行は無理だし(たぶん)、最初の試験飛行は地球を4分の3ほどしか回らない弾道飛行だから、それに成功したとしてもヘビーリフターとしての地位を得るわけではない。

が、やがては、この完全再使用型のロケットが、SLSの地位を脅かす存在になると目されている。

ちなみに、この記事には、「デポ」(補給の意)という軌道燃料貯蔵庫の話が出てくる。

「この推進剤デポは、極低温燃料が宇宙で「沸騰」するのを防ぐように最適化されます。(宇宙は非常に寒いですが、日光にさらされると宇宙の物体はとにかく熱くなります。) SpaceX は、「タンカー」形式の乗り物で月面宇宙船を打ち上げる前に、このデポに推進剤を搭載する予定です。」

「SpaceX は、地球低軌道の推進剤デポに、アルテミス以外のミッション用の燃料を補充しておくことを計画している」

それで、火星移民を実現するつもりなのかどうかは知らない(当面は、月面基地かあ?)。

そのための費用を稼ぐ、大陸間弾道旅客機の運用には不要だろう。

ひょっとすると、月面有人ミッションでも狙っているかもしれないな。

しかし、浮沈子が見るところ、完全再使用での有人運用はかなり先の話になる。

2030年代半ばと見ている。

その前に、貨物輸送のヘビーリフターとしての実績を積まなければならないし、パワードランディングについても、ベリーフロップとネコ着地を洗練させないとな(あの着地では、中の人間が持たない)。

それでも、貨物用としてはすぐにでも使えるだろうし、完全再使用で運用出来れば、劇的にコストを下げることが出来るだろう。

「Starship の月面への無人試験飛行の名目上の目標は、2024 年末に向かっている」

アルテミスで計画されているHLSは、地球上へ戻す再使用は想定されていない。

HLSは、宇宙空間でのみの運用となり、事実上、使い捨てに近い(燃料補給の問題があるからな)。

地上から打ち上げ、デポで給油し、月軌道へ向かってオリオンか月軌道ステーションで人間を積み込んで、月面に着陸し、地球から直接か、月軌道ステーションで積み込んだ荷物を降ろしたら、人間を乗せて月軌道ステーションかオリオンに送り届けてお終いになる公算が高い。

地球軌道まで戻して、再びデポで給油するということも考えられるけど、そのためには月軌道からの帰還の際に減速する必要があり、大量の燃料を食うか、地球大気の抵抗を利用して減速する必要があるからな。

その辺りがどうなっているのかについては不明だ。

まあいい。

HLSは、ヘビーリフターの運用の一形態ということになる。

米国以外では、中国が有人月探査を実施するためのロケットを開発中とされているが、詳細は不明だ(<以下追加>参照)。

中規模ロケットは、軒並み再使用を目指しているけど、ヘビーリフターで再使用ということになると、今のところS社の仕掛けだけということになる。

バルカンは、固体燃料ブースターをしこたま付けて、デルタ4ヘビー並みの打ち上げ能力を獲得することになる見込みだが、浮沈子的にはヘビーリフターとして認める気にはなれないな。

基本的に、中規模ロケットであることに変わりはない。

開発中ということでは、いつになったら飛ぶかは誰も知らないブルーオリジンのニューグレンがあるけどな(一応、2023年中ということになっているようですが)。

2020年代にその姿を見ることが出来るかどうかも怪しい(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

宇宙空間に、宇宙空間専用ロケットを上げておいて、そこまでは何とか荷物や人間を飛ばして、そこから先は乗り換えて、深宇宙を目指すというやり方もある。

アルテミスは、その方法の変則だ。

乗り換え場所が月軌道ということになるわけだが、それは別に地球低軌道でもいい。

放射線の影響とかもあるからな。

地球低軌道は、逆にデブリとかのデメリットもある。

合目的的に取捨選択することになるんだろう。

まあ、どうでもいいんですが。

将来的には、原子力推進を何らかの形で取り入れていくに違いない。

重量エネルギー比で効率がいいからな。

地球低軌道にあげるコストは、相変わらず高い。

それが続く限り、ヘビーリフターの時代も続く。

数トンの人工衛星だけ上げていれば良かった時代は、既に過去になりつつある。

これからは、数十トン単位のペイロードを大量に上げる時代になる。

そのためには、再使用可能なヘビーリフターが求められるわけだが、ニューグレンは別としても、具体的に進行しているのはスターシップだけだ。

S社としては、自社事業としているスターリンクのV2を、大量に展開する喫緊の需要があるからな。

1トンを超えるとされるV2を、数万機展開するためには、スターシップは欠かせないツールだ。

衛星寿命5年間で5万機のコンステレーションを維持するとすれば、年間1万機を未来永劫上げ続ける必要がある:衛星が1機1.2トンだとして、一度に50機程度だと、スターシップを使っても、毎年200回の打ち上げが必要だ。

低軌道(300km台とされている)で高速に消耗するV2コンステレーションを維持するためには、継続的な運用が求められるし、打ち上げ能力的には、少なくともファルコン9の4倍程度は必要だろう(現在のV1.5は300kg程度)。

15トン以上のペイロードを、地球低軌道に上げることが出来るファルコン9だからな。

せめて60トンは上げられないとな。

しかも、可能ならば、完全再使用で上げてコスト削減を図りたい。

空荷で着地するだけでいいから、現状のベリーフロップ&ネコ着地でも十分だ。

その運用が軌道に乗れば、じっくりと有人化に取り組むことが出来るし、再使用についても洗練させることが出来よう。

それが実現するまでは、SLSの需要は続く。

有人で深宇宙まで運用できるロケットはないからな。

もちろん、中国は独自に開発を進めるだろうが、月以遠の有人飛行については未定だ(たぶん)。

月面からのサンプルリターンや、火星探査機(周回機、ランダー、ローバー)の運用を一発で決める技術力もある。

将来的には、ヘビーリフターの運用でも、大手になるに違いない。

(中国独自の宇宙ステーション「天宮」を構成する最後のモジュール「夢天」の打ち上げとドッキングが完了)
https://gigazine.net/news/20221102-chinas-space-station-last-module-docks/

「2022年10月31日、天宮を構成する最後のモジュールである実験棟「夢天」が海南省の文昌衛星発射場から打ち上げられ、13時間後に天宮本体とのドッキングに成功しました。」

「天宮は少なくとも10年間運用され続ける予定であり、将来的には外国人宇宙飛行士を受け入れる計画もある」

「記事作成時点では3つのモジュールで構成されていますが、最大6つまでモジュールを拡張することも可能」

地球低軌道の宇宙ステーションは完成したけど、更なる拡張や、次期ステーションの腹案もあるだろうしな。

欧州やロシアがどうなっているのかは知らない。

米国に対抗して、宇宙開発に積極的だったのは、ついこの間までだ。

金の切れ目が縁の切れ目・・・。

先立つものがなければ、それなりの打ち上げ能力に甘んじるしかない。

大量のペイロードを継続的にうち上げる、次世代の宇宙開発に参加することはできない。

独走する米国、追従する中国の構図のまま、少なくとも2020年代は過ぎていく。

たぶん、2030年代も。

その先は、まだ見えないが、スターシップの有人化が遅れるようなことになれば、SLSはまだ飛んでいるだろう。

中国の使い捨てヘビーリフターが実用化し、それと競うことになっているかもしれない。

ニューグレンの実用化が果たされているかどうかは分からない。

浮沈子は、開発中止でお蔵入りの方に一票だがな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(中国は月計画のために使い捨てのロケット計画を捨てる)
https://arstechnica.com/science/2022/11/china-is-scrapping-plans-for-an-sls-like-rocket-in-favor-of-reusable-booster/

「現在のデザインでは、1 段目にグリッド フィンがあり、サイド ブースターはありません。Liu 氏によると、目標は再利用可能な第 1 段を備えた大型ロケットを開発することであり、150 トンを地球低軌道に、最大 50 トンを月に運ぶ」

滅多に出てこない長征9号ネタなので、一応、リンクを張っておこう。

再使用ロケットの開発を目指しているようだが、SLS級で再使用するとなると大変だな(スターシップも苦労しているし)。

「設計プロセスは依然として流動的であり、まだ対処すべき技術的課題がいくつかあります。」

浮沈子的には、ここで背伸びをせずに、外連味のない使い捨ての大型ロケットで確実な成果を狙うべきだろう。

再使用は、中型位から始めて、ノウハウを蓄積した方がいい。

なにしろ、成功しているのは、今のところ軌道ロケットではS社だけだからな。

「中国は最近、灯油を燃料とする非常に強力なロケット エンジン YF-130 の燃焼試験を実施しました。」

結局はこれを使って、無難な路線を行くと見ている。

「このエンジンは、これまで製造された中で最も強力な液体燃料エンジンの 1 つで、推力は 100 万ポンドです。これは、長征 9 型に最適なエンジンと考えられていました。」

SLSを目の敵にしているエリックバーガー(そうなのかあ?)は、そうは見ていないようだけど。

「しかし、このエンジンは再利用には適していない可能性があります。Falcon 9 ロケットは、地球の大気圏への再突入時に 9 つのエンジンのサブセットのみを再点火するためです。このため、再利用可能な長征 9 号の設計では、小型の液体燃料エンジンのクラスターを使用する可能性があります。スターシップのようにメタンを推進剤として使用する可能性があります。」

たぶん、そうはならないだろう。

「・・・どのようなアプローチを採用するにしても 21 世紀の技術が反映されるということです。」

ふん、SLSが20世紀の技術の上に構築されたことに対する批判かあ?。

まあ、どうでもいいんですが。

再使用という魔法のキーワードは別にしても、ファルコン9は外連味のないエンジンと、無難な基本設計の上に構築されている(クラスター構成も、単体エンジンの出力を上げなくて済むという保守的な要素が大きい)。

ある意味では、20世紀の技術の集大成だ。

巨人の肩の上に、しっかりと乗っている。

ちゃぶ台返し(フルフロー2段燃焼式のメタンエンジン、ステンレス構造、2段目のパワードランディングなど)のスターシップなどとは異なる。

宇宙開発における成功の秘訣は、漸進的に進むことだ。

中国は、そのことを分かっているはずだがな。

2030年代に使い捨てロケットで有人月面探査を果たしたとしても、米国は既に1960年代に同じことを行っており、遅れること60年以上であることは間違いない。

そこから追いついていけばいいだけの話だ。

今回の再使用ロケットの開発の話は、多分にリップサービスの気配を感じる。

エリックバーガーは、まんまと踊らされているか、それを分かっていて、わざと踊って見せているだけかもしれないな・・・。