🐱スターライナー:宇宙船を作る困難2022年11月08日 03:59

スターライナー:宇宙船を作る困難


OFT-2で、様々な問題(異常)が起こったことは、先日、既にこのブログでも触れた。

(バルブをめぐるエトセトラ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2022/11/05/9538466

「共同チームは引き続き OFT-2 の異常を解決し、緊密に協力して前方作業を特定し、有人飛行のすべての要件が確実に満たされるようにします。」

スペースフライトナウでは、具体な内容に踏み込んで記事にしている。

(スターライナーの最初の乗組員のフライトは2023年4月にずれ込む)
https://spaceflightnow.com/2022/11/06/first-starliner-crew-flight-slips-to-april-2023/

「OFT-2 ミッションは 6 日間のミッションで 250 以上の飛行試験目標を達成したと述べました。しかし、それはまた、クルーの飛行試験のために解決する必要がある「多くの飛行中の異常」をもたらした」

「エンジニアはクルー フライト テスト宇宙船の「最小限の」変更を行う 4 つの領域を特定」

・宇宙船の軌道操作と姿勢制御スラスター:
・・20 基の OMAC エンジンのうち 2 基は、打ち上げ直後の探査機の軌道投入燃焼の早い段階で停止
→推進システムの破片が OMAC エンジンに問題を引き起こした可能性が高い
→宇宙船を検査し、推進システムに同様の粒子がないことを確認

・・いくつかの小さな反応制御システム (RCS) スラスターも、スターライナー宇宙船がステーションとランデブーしている間に機能を停止
→センサーの応答を遅らせる低い入口圧力とマニホールド圧力ダイナミクスに関係
→推進システムのタイミングと許容範囲の設定を微調整

・高いポンプ圧力が検出:
→熱制御システムの冷却ループから不要なフィルターをいくつか取り外し

・ランデブー ナビゲーション システム:
→ドッキング シーケンス中に予想以上のデータを生成
→宇宙ステーションとのランデブー中にフライト コンピューターに供給されるデータの増加に対応するために、スターライナーのフライト ソフトウェアの負荷を更新

たぶん、この他にも山ほど問題が出たんだろう。

いくつかの問題は、CFTでは未解決のまま、ミッション1に持ち越しになっているだろう(未確認)。

一方、来年の4月にCFTが延期された背景には、ISSの運用スケジュールだけではなく、技術的に詰めなければならない問題が残されているからに違いない(未確認)。

それらが解決されなければ、更なる延期も想定される。

「クルー フライト テストに使用されるスターライナー宇宙船の飛行ソフトウェアの認定テストが最後に完了」

OFT-1では、この認定が杜撰だったために、ISSに辿り着くことが出来なかったわけだ(今回は大丈夫のかあ?)。

初めての有人飛行で、新たな問題が出ることはないんだろうか?。

「有人飛行の成功に続いて、NASAは宇宙ステーションへの定期的な乗組員ローテーションミッションのためのスターライナー宇宙船とシステムの認証を完了するために作業します」

「NASA​​ のボーイング スターライナー 1 ミッションの打ち上げ日は、宇宙飛行士による飛行試験が成功し、NASA の認証作業が終了した後に決定されます。」

もちろん、やってみなければ分からないけど、現在、B社の開発態勢が縮小されていること、これまでの不具合の出方を見る限り、飛ばす度に新たな問題(異常?)が見つかっていることを考えれば、有人飛行で問題が出ないと考えるのは楽観的に過ぎるだろう。

2023年中にミッションベースの有人飛行が行われる可能性は、すでに消えている(後半のミッションもクルードラゴンに決まり)。

2025年までに飛べなければ、B社は6回のミッションを果たすことなく、ISSタクシーの契約を閉じることになる(ISSは2030年までしか運用されないからな)。

その可能性は小さくない。

さらに多くの問題が噴出する事態になれば、開発態勢が脆弱なことから、対策に時間を有し、ミッションの開始が遅れることになるからな。

B社が自腹を切って、満を持して飛ばしたOFT-2で、しこたま問題(異常?)が出たことは、新しい宇宙船の開発が如何に困難かという証拠だ。

クルードラゴンだって、現在でもいくつかの問題を抱えている(断熱材とかパラシュートとか、トイレの配管とか:これは直ってるかも・・・)。

もうすぐ無人テストされるオリオン宇宙船だって、様々な問題を抱えているに違いないのだ(断定的!)。

浮沈子的には、アルテミス2の前に、もう1回くらいSLSを飛ばす必要が出て来るのではないかと見ている。

SLS自身の問題もあるしな。

まあいい。

生卵のような人間を、宇宙空間という極限環境に放り上げるためには、宇宙船(有人の宇宙機)が必要不可欠だ。

人類は、半世紀以上にわたって、試行錯誤を繰り返し、多大の犠牲を払ってそのシステムを確立してきた。

現在でも、有人宇宙船(地上から地球周回軌道以上まで打ち上げ可能なヤツ:「きぼう」とかのISSモジュールや弾道飛行用を除く)を運用しているのは、米ロ中国の3か国に留まる(中国は、ソ連からの技術供与を受けているからな)。

開発中にしたって、米国2件(オリオン、スターライナー)、中国(カプセル型の独自開発のやつ:有人月探査用か)、インド(ホントかあ?)程度だ。

ロシアも開発中と言われているけど、まあ、金がないから完成させることはできないかもしれない。

米国は、ドリームチェイサーを有人化する可能性もある(これは、実現可能性が高い)。

ドリームチェイサーが実現すれば、ひょっとするとスターライナーに取って代わるかもしれない(あくまで可能性ですが)。

外連味のないカプセル型の宇宙船だって、しこたま苦労しているわけだが、耐熱タイルの問題で退役を余儀なくされた滑空型の宇宙船が、再び日の目を見ることになるのかという点では関心がある。

こういう現実を見る限り、スターシップを有人化して完全再使用で運用するなどという話が、一朝一夕にできるわけないということが分かる。

再使用という点では、クルードラゴンもオリオンもスターライナーも再使用可能だが、サービスモジュール(クルードラゴンではトランク)は投棄されている。

宇宙船の開発というのは、宇宙開発の中でも極めつけの高いハードルなわけだ。

が、まあ、スターライナーはなんとか飛ぶことが出来るだろう(CFTまでは)。

6回のミッション飛行が可能かどうかは別としてもな(そうなのかあ?)。

オリオンも、アルテミス2で飛ばすことはできるかもしれない(アルテミス1で致命的な失敗(SLSが発射台で吹っ飛ぶとか)がなければ!)。

その先のことは、今は誰にも分からないのだ。

一寸先は闇の宇宙船開発。

浮沈子は、来年4月のCFTが、再度延期される方に一票だけどな・・・。

🐱変異種:第8波:北の国から2022年11月08日 19:34

変異種:第8波:北の国から
変異種:第8波:北の国から


(北海道 NEWS WEB
新型コロナ新規感染者9136人で過去最多更新 死者は14人)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221108/7000052250.html

「ことし8月19日の8632人を上回り、これまでで最も多くなりました。」

「増加のピークは見通せず、これまでの傾向を考えると、感染者数は引き続き、高い水準で推移する可能性もある」

浮沈子も、ボーっとして見逃していたんだが、既に北海道では第8波が第7波を上回って過去最大の感染者数を記録している。

第8波が始まろうとしているとか、その始まりを見ているとかいうレベルじゃない!。

既に、過去最大(!)の流行が起こっているのだ。

同日の厚労相の記者会見・・・。

(北海道 東北 感染者増
「第8波」念頭にワクチン接種促進 厚労相)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/eighthwave/detail/detail_04.html

「新型コロナの感染状況は地域差があるが、北海道や東北などで増加が見られている。今週の専門家会議の評価を踏まえる必要があるが、現在の感染拡大が今後も継続し『第8波』につながる可能性も念頭に置きながら、やるべきことを先手先手で取り組んでいきたい」

流行の波が過去最大でも、波とは見做さない姿勢を鮮明にしているな(そうなのかあ?)。

官房長官だったころ、第2波について、そんなもんの定義はないとうそぶいて、なんら積極的な対応を採らずに第3波を呼び込んだ過去を、浮沈子は忘れていない。

冬の到来が早く、換気不十分という季節的要因で北国から流行が拡大している現状は、想定の範囲内ということでかえって安心しているのではないのかあ?(むしろ、時間差を置いて地域ごとにピークを迎えた方が、全国的なピークカットに繋がるわけだから、大歓迎かも!)。

「国民の皆さんにはワクチン接種のほか、発熱に備えて検査キットや解熱鎮痛剤を事前に購入してほしい」

受診抑制のキャンペーンには熱心だな。

「現在の接種はまん延予防上、緊急の必要があるということで実施していて、期間は今年度末と定めている。来年度以降は今後の感染状況や感染症法上の位置づけなどを踏まえ、適宜適切に判断していく」

ワクチンについても、財務省の見解に寄り添う姿勢を鮮明にしている(そうなのかあ?)。

担当大臣としての資質に問題ありだな。

まあいい。

もっとも、我々にできることには限りがある(初出の記事より)。

▼可能なかぎり室内の換気
▼マスクの着用や消毒など基本的な対策
▼ワクチン接種

いや、他にもあるだろう。

紅葉狩りなどの秋の旅行をキャンセルしたり、忘年会・新年会をやめたり、年末年始の里帰りを見送ったり、会食を控えたり、3日に一度の食料品の買い出し以外は家に引きこもったり、エトセエトセ・・・。

自主的な行動制限は、自分の意思で可能だ。

流行は、他人が作っているわけではない(まあ、1億人以上いる他人の影響はデカいですが!)。

自分自身の行動が流行を作る。

政府が逆張りして感染拡大に躍起となっている以上、国民は自衛するしかないだろう。

医療ひっ迫の回避に、受診制限を持ち出すような政府を当てにするわけにはいかない。

ひょっとすると、感染拡大を防ごうという気は全くないのではないか。

むしろ、感染者を増やして自然免疫を獲得させ、ワクチン接種を縮小したいのではないのか(財政的にも予防効果も、そっちの方が期待できるしな:そんなあ!)。

浮沈子的には、そうとしか思えない。

この冬の第8波を是が非でも回避しようという姿勢は、これっぽっちも見られない。

確認しておこう。

北海道は、過去最大の感染者数を記録して、さらに増加することが見込まれている。

既に、第8波の真っただ中にある。

浮沈子が棲息する東京都も、時間の問題だろうな。

(東京都 新型コロナ 3人死亡 8665人感染確認(8日))
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221108/1000086551.html

「1週間前の火曜日より2143人増え、4日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。」

浮沈子のテキトーな予想では、その規模(新規感染者のピーク)は第7波の2倍以上(全国規模では1日の新規感染者数で50万人以上)、その間の感染者数は4倍以上(期間累計で6千万人以上)に達する。

もちろん、過去最大、そして、たぶんこの冬としては世界最大の感染者数になるだろう(まだ秋なのに、また世界最大になっちまったみたいですが<さらにさらに追加>参照)。

原因は、ワクチン接種に対する政府国民の消極姿勢、感染拡大を助長する政府の積極的政策(全国旅行支援や検疫の緩和など)、もしかすると、過去のワクチン接種の普及があだになっている可能性もある。

そのために、自然感染者の割合は、欧米に比べて低いからな。

自然免疫が付いていないで、ワクチンだけで感染を回避してきたわけだ。

オミクロンで、型落ちワクチンの効果が減少したことで、第6波、第7波で累計の感染者が増えたことは確かだが、まだ十分な自然感染とは言えない。

感染して付いた自然免疫がどれ程有効なのか、再感染を繰り返しておこる後遺症の重症化はないのか、感染後のワクチン接種によるハイブリッド免疫は、本当に「最強」なのかなど、怪しい話は山ほどあるけどな。

言葉の上っ面とは裏腹な政府の対策は、浮沈子には感染促進策と映る。

今月末以降投入されるというモデルナのBA.5対応ワクチンは、たったの300万回分に過ぎない(まあ、ファイザーが十分供給されているということもあるけど)。

第8波を巨大化して自然免疫を促進することが、来年度以降の最大の感染防止に繋がると考えていることは間違いない。

そうすれば、有料化に伴う来年度以降の健康被害を、最小の投資で防ぐことが出来るからな(もう、誰もワクチンなんてうたなくなるだろうし)。

今年の冬に重症化して死んじまう人は、そのための人柱だ。

いや、オミクロンの特性として、呼吸器系疾患の重症化は少ないからな、重症化せずに持病などの悪化で死んじまう人の方が多いだろう。

まあ、どっちでもいいんですが。

感染者の増加と共に、死者も確実に増加する。

高齢者などの免疫弱者にとって、オミクロンは間違いなく脅威だ。

政府の楽観的な姿勢や、巷の風潮に惑わされてはいけない。

死にたくなければワクチンをうち(まあ、ワクチンうって死んじまうかもしれませんが)、3日に一度の食料品の買い出し以外は外出せずに冬ごもりするしかない。

マスク手洗い密回避は当たり前だしな。

とても、それだけでは感染を防ぐことはできないだろう。

空気感染するから、息している限りは完全な予防など不可能なわけだ(うーん、息止めると死んじまうしな)。

一か八かで、大流行が始まる前に一度罹患しておくという手もあるけど、そんな度胸は浮沈子にはない。

結局、罹患した時には医療ひっ迫の真っただ中で、入院も出来ず、自宅療養のまま、酸素吸入も受けられずにあの世行きになるのだ・・・。

第8波で、少なくとも累計では国民の過半数が罹患することになる。

新型コロナ罹患者でなければ、人に非ずか・・・。

そのうち、何回再感染したかが話題になるかも知れない。

「あたし、3回目・・・。」

「俺なんか、10回目だぜ!。」

自慢かよ!?。

かんべんしてくれえ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(新型コロナ第8波はこれまで感染が少なかった県で感染者急増 修学旅行の宿泊先が療養ホテルになる例も)
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/nishiura-20221108-1

「自然感染によって免疫を獲得した割合との関連を見ると(中略)7波で感染者が少なかった特定のところが今回、大きな規模で流行しています。」

浮沈子は、自然感染促進説を懸念しているんだが、どうやらデータでも裏付けられたようだ(そうなのかあ?)。

政府は、ワクチン接種を積極的に推進せずに、大規模な流行を起こして自然感染による免疫を獲得しようとしているに違いない。

「政府は中高年以上の方を含めて接触が広がる政策をどんどん打ち出してきました。」

「流行のリスクを評価する立場から、政府による無責任な政策が続いていると強く感じています。」

そういいながら、自然感染すればいいとか言ってないかあ?。

「自然感染による免疫は、ワクチンがアップデートされていない条件下であれば、今、流行しているウイルスの特徴に対応した免疫に近い。」

「なので、ワクチンより次の流行に対する免疫を持ちやすい状況になり得ます。」

「オミクロンでは、ワクチンを接種しても感染してしまったり、接種したのに後期高齢者で重症化してしまったりする人がいます。ワクチンに完璧な効果が期待できないので、期待外れ感が強まっている」

スフとランディングのツールとしてのワクチン接種という位置付けだが、基本は自然感染が有効という立場だ(そういうことかあ?)。

「予防接種で免疫を持って防いだ方がトータルの死亡者数は圧倒的に少なく済みます。」

「心疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患のような合併症のリスクが、予防接種によって下げられる」

「今まで出ている科学的なエビデンスを総合すると、予防接種が自然感染より悪い、ということは言えない」

どうだかな。

「自然感染はいつかエンデミック化していくために受け入れざるを得ない」

ワクチンの効果はいずれ消える(感染予防効果なんて、3か月も持たない)。

その場合は、自然感染による免疫しか取得できずに、合併症のリスクを受け入れることになるのだ。

もっと骨太の、先を見越したワクチン政策をとらない限り、財政的な理由で任意接種に移行することになるのは目に見えている。

変異種が出る度に場当たり的に右往左往している現状を何とかしてもらいたいもんだな。

自然感染が少なかった地域で先行していると言うが、気温や生活環境が影響している可能性は考慮されているんだろうか?。

データの解析にも疑問が残る記事だ。

続編があると言うので、楽しみにしよう・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(“夏の第7波のような感染拡大の可能性”新型コロナ 専門家会合)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221109/k10013885961000.html

「年代別では、感染者数が多くなっている地域で、特に10代以下の子どもの増加幅が大きくなっているほか、高齢者の感染者も増えて、重症者数も増加傾向が見られ、病床使用率も全国で増加傾向」

やれやれ・・・。

「一人一人が感染を予防するための行動をとるよう呼びかけ」

舌噛んでも、行動規制はしないという決意表明だな。

「年末に向けて社会経済活動が活発化することで、人と人との接触機会が増えることによる影響に注意が必要」

注意するだけでいいんだとさ!。

「場面に応じて正しく不織布マスクを着用することや換気、飲食はできるだけ少人数で飲食時以外はマスクを着用すること、症状があるときは外出を控えること」

何処を切っても金太郎飴・・・。

「2週間後には前回のピークを超える可能性」

北海道はもう超えてるって!。

「都道府県には地域の実情を踏まえて外来医療体制を強化するよう依頼」

別記事だが、東京都医師会は、これ以上の強化はムリポと言ってるぞ!。

「基本的な感染予防対策の徹底とともに、若い方も含め、ワクチンを接種してもらいたい。発熱などの体調不良時に備えて、検査キットや解熱鎮痛薬を早めに購入しておくなどの準備を改めてお願いしたい」

政府の対策は、ワクチン接種の勧奨と受診制限だけ。

「・・・地域での免疫を持つ人の割合の状況や人と人の接触の程度の違いが影響してくるのではないか。北海道はすでにかなり気温も下がり、換気がされにくいことも影響している可能性がある」

自然感染による免疫と気温の低下の2つが、地域による感染状況の立ち上がりのスピードに影響を与えているという分析は、おそらく正しいんだろう。

が、まあ、いずれは大流行の波に飲み込まれていく。

(“感染拡大 オミクロン株と同程度なら行動制限せず” 官房長官)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221109/k10013885511000.html

「感染拡大がオミクロン株と同程度の感染力や病原性の変異株によるものであれば、新たな行動制限は行わず、社会経済活動を維持しながら感染拡大防止策を講じることを基本的な考え方としている」

この発言から読み取れることは、感染の規模では行動制限掛けないということだ。

2倍どころか10倍でも100倍でも(そんなには増えないでしょうけど)。

感染者が増えれば、死者も増える。

それは想定の範囲内で、死にたくなければワクチンをうてと言うことだな。

ワクチンうって死んじまうのは寿命と思ってあきらめるしかない。

(オミクロン対応ワクチン接種後、40代女性が死亡 因果関係は不明)
https://www.asahi.com/articles/ASQC96GKKQC9OIPE00J.html

「女性は5日午後2時20分ごろ、市佐織総合福祉センターの集団接種会場で、オミクロン株などに対応した米ファイザー製の「2価ワクチン」を接種」

「接種5分後に体調に異変が生じているのをスタッフが発見。医師らが心臓マッサージなどの救命措置を取った後、救急車で搬送されたが午後4時ごろに亡くなった」

「過去3回の接種について、特に体調の異変は報告されていない」

寿命と切り捨てるには若すぎるな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(日本のコロナ感染、再び世界最多 1週間に40万人超、死者少なく)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2940f0ddb445fe719725114715eb05fca8dd29ca

「10月31日~11月6日の週間感染者数が日本は前週比42%増の40万1693人で、世界最多」

やれやれ・・・。

「日本は7月中旬~9月下旬、10週連続で世界最多を記録していたが、一時感染者数は減少していた。」

「・・・中国が21万人」

中国って、そんなに感染者がいるのか!。

ゼロコロナ政策じゃなかったっけえ?。

まあいい。

14億人に対して、一週間で21万人の感染だからな。

我が国の20分の1以下であることには違いない。

我が国の感染者は、今後、6倍以上(1日50万人以上)に増えると見ている。

世界最多の感染国の地位は、当分揺るがないだろうな・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(「8割おじさんはもう卒業」 新型コロナ第8波に向けて西浦博さんが訴えたい3つの対策)
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/nishiura-20221108-2

「1.予防接種
2.個人の感染対策
3.治療への備え」

「この3つを組み合わせて8波に立ち向かうしかない。」

「1日に100万人を超える規模で予防接種を進められたら、感染者は550万、入院患者数は20万ぐらいに減ります。」

ちなみに、11月11日現在では、1日当たりの接種は50万件程度に過ぎない。

「今のレベルのワクチン接種率のままだと、流行ピークの時に患者が溢れる」

しかし、第7波程度では行動制限は掛けないそうだから、ピーク時の感染者数(26万人)は簡単に突破されるだろう。

医療ひっ迫についてもコメントが出ている。

「パクスロビドなど一部の抗ウイルス薬が重症化を防ぐ上で相当効いていることがわかってきました。でも、国の政策は真逆で、若い人や重症化リスクの低い人はうちで治してください、と呼びかけています。致死率が上がりかねない指示です。」

やや分かりづらいな。

重症化リスクが低いわけだから、重症化を防ぐ薬にアクセスできなくたって、致死率は上がらないんじゃないのかあ?。

受診抑制策で貧困な医療資源を守ろうというチープな政策が正しかったのかどうかは、来年の夏くらいになって、超過死亡率が有意に高かったかどうかを見なければ分からないだろう。

その頃まで生きていられればな。

後編の記事を読めば読むほど、当局はワクチン接種に積極的でないことが分かる。

自然感染こそ、新型コロナに対する切り札だ。

「ワクチンを接種しなければどういうことがあり得るのかデータを示してもいいし、もっとCMもできる。総理に頑張ってもらって「どうか接種してください」と国民に呼びかけることもできるはず」

何もしてないからな・・・。

「社会全体で緩和に伴う自由を手に入れることは、ヨーロッパの規模の感染や死亡を受け入れること」

欧米に比べれば、現在の我が国の死者数は桁違いに少ない。

統計に上がらない新型コロナ関連死は、たぶん表面化することなく積み重なっていくんだろう。

医療資源のひっ迫(コロナ以外の治療も受けられなくなる事態)を伴うハードランディングは避けられそうもない。

実効再生産数に近いと言われる対前週増加率は、既に1.4から1.5の辺りをウロウロし始めている。

西浦氏が示したシミュレーションなんて、とっくの昔に越えているのだ。

免疫弱者の本物の屍の上に築かれていく経済的繁栄。

今日の大井町の賑わいを見るにつけ、浮沈子は複雑な心境になるしかないけどな・・・。

今のうち(重症化しても、ちゃんと入院とかさせてもらえるうち)に、感染しちまった方がいいんじゃないのか。

以前にも、そんなことを考えたことがあったがな。

ピーク時に感染したら、自宅療養のまま、あの世行きだろうしな。

5回目のワクチンの効力(重症化予防効果)も、まだ残ってる時期だからな(10月21日接種)。

しかし、浮沈子にはそんな度胸はない。

引き籠り、怯えながら嵐が通り過ぎるのを待つことしかできない。

そうして、ひたすら祈りながら、最速の6回目接種の情報を漁る。

有料化だの、新たな変異種(ますますワクチンが効かなくなるかも)が出るだの、悲観的なネタしかないけどな・・・。

🐱そーいえばあれはどーなった:小惑星探査機ルーシー:第1回地球スイングバイ終了2022年11月08日 22:58

そーいえばあれはどーなった:小惑星探査機ルーシー:第1回地球スイングバイ終了
そーいえばあれはどーなった:小惑星探査機ルーシー:第1回地球スイングバイ終了


(NASA小惑星探査機「ルーシー」第1回地球スイングバイを実施)
https://sorae.info/space/20221020-lucy-swingby.html

「10月16日、小惑星探査機「Lucy(ルーシー)」の第1回地球スイングバイを実施」

片方の太陽電池パネルが完全に展開せず、展開用のストラップの張力で保持しながらの地球高層大気の通過で、機体はバラバラ、12年に渡るミッションもパーになるかと思いきや、何とか成功した様だ(公式の発表は、本日現在もない!)。

(ルーシーは、木星のトロイの木馬に向かって重力アシストを得るために地球を通り過ぎました)
https://www.universetoday.com/158300/lucy-zipped-past-earth-to-get-a-gravitational-assist-towards-jupiters-trojans/

「すでに秒速 8 km で移動しているルーシーは、(中略)この成功したパチンコの後、現在は秒速 15 km 近くで移動しています。」

公式ブログは更新されていないけど、スイングバイの後、月面を撮影した画像が公開されている。

(NASA のルーシー宇宙船が再び月に注目)
https://www.nasa.gov/image-feature/goddard/2022/nasas-lucy-spacecraft-eyes-the-moon-again

「マルチスペクトル可視画像カメラ (MVIC) は、2022 年 10 月 16 日に、NASA のルーシー宇宙船の最初の地球重力補助中に月のこの偽色画像を収集しました。」

「最終更新日: 2022 年 11 月 1 日」

今月当初時点では、トラブルは報告されていないということなわけだ(未確認)。

公式ブログ自体は、6月のままだ。

(NASA のルーシー宇宙船ソーラー アレイ展開の取り組みにおける重要な進歩)
https://blogs.nasa.gov/lucy/2022/06/28/significant-progress-in-nasas-lucy-spacecraft-solar-array-deployment-efforts/

「探査機は、10 月 16 日の地球重力アシスト操作の後、この部分的な通信遮断から脱出します。その時点で、ミッション チームは、必要に応じてさらなる展開努力を試みる機会がさらに与えられます。」

まあ、月の画像を送ってきた位だから、通信遮断はとっくに解消されているはずだがな。

まあいい。

次回は2年後だというけど、その間にソーラーパネルの展開の試みが再開されたり、張力掛け過ぎて分解しちまったりすればまた書く(そんなあ!)。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(これまでに展開された 1 つの Cygnus ソーラー アレイ)
https://blogs.nasa.gov/ng-crs-18/2022/11/07/one-cygnus-solar-array-deployed-so-far/

「シグナス貨物宇宙船は、2 つの太陽電池アレイの 1 つを正常に展開しました。Northrop Grumman は、2 番目のアレイ展開に関するデータを収集しており、NASA と緊密に協力しています。」

いやなに、ルーシーのことを思い出したのは、この記事を読んだからに過ぎない(ソーラーパネルの展開不良繋がり!)。

「シグナスが 11 月 9 日水曜日に国際宇宙ステーションとランデブーして主要な任務を完了するのに十分なパワーを持っている」

やれやれだな。

シグナスがトラブったという話は聞かない(浮沈子が知らないだけかも)。

打ち上げロケットのアンタレスは、一度爆発しているけどな(正常な打ち上げが出来ずに破壊指令)。

ロシア製のエンジン(もう一つ残っているようですが)を使っているアンタレスの1段目は、全く別物に置き換えられようとしているようだが、まだ先の話だ(<さらに追加>参照)。

シグナスのソーラーパネルは、ルーシーと同じような扇形の展開を行うタイプだ。

(シグナス (宇宙船))
https://en.wikipedia.org/wiki/Cygnus_(spacecraft)

「メーカー ノースロップ・グラマン」

(ルーシー(宇宙船))
https://en.wikipedia.org/wiki/Lucy_(spacecraft)

「メーカー ロッキード・マーチン」

メーカーは異なるけど、同じタイプで展開のトラブルが続いていることになる(今回のシグナスの詳細は不明)。

ランデブーや主要なミッションには影響ないようだが、今後に注目というところか(ドッキングは、カナダアームに保持されて行われる:後述)。

今回は、リブーストも予定されているようだしな。

(Cygnus 貨物船が宇宙ステーションに打ち上げられ、2 つのソーラー アレイのうちの 1 つが展開されます)
https://spaceflightnow.com/2022/11/07/northrop-grummans-s-s-sally-ride-cargo-ship-launches-on-flight-to-international-space-station/

「シグナス宇宙船は、複合施設に取り付けられている間、主エンジンを使用して宇宙ステーションの軌道を再加速します。」

「NASA の宇宙飛行士ニコール マンは、ステーションのロボット アームを操作して、水曜日の午前 5 時 5 分頃にシグナス宇宙船を捕獲し、軌道上のラボのユニティ モジュールの停泊ポートに配置」

ドッキングすれば、電力の方はISSから供給されるのかも知れない(未確認)。

たかが太陽電池パネル、されど太陽電池パネルだな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(中型ロケット「Antares」エンジンにFirefly–より重いペイロードを搭載可能に)
https://uchubiz.com/article/new5014/

「FireflyがAntaresの新しい第1段を製造することが発表」

「同社の「Miranda」エンジンが7基搭載」

「Antares 330の運用が始まるまでは、米Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」を3機契約する」

シグナスは、もともとファルコン9でもうち上げられるように設計されているからな。

「Northrop GrummanとFireflyは共同で、まったく新しい中型ロケットも製造する予定」

もう、アンタレスシリーズでは、競争力を発揮できないと見たんだろう。

中型ロケットは競争が激しいし、何らかの形で再使用しなければ、コストと打ち上げ頻度を最適化することはできない。

ファルコン9に対抗するためには、相当の工夫が必要になるだろうな。

マーリンエンジンの枯れた技術と、他の追随を許さないアットーテキな運用実績、1段目ブースターの回収と再使用のノウハウは、そう簡単にまねできるものではない(小型ロケットではあるけど、エレクトロンの1段目の回収は、先日失敗したからな)。

まあ、どうでもいいんですが。

ノースロップグラマンは、固体燃料ロケットでは多くの実績を持っている(つーか、買収したサイオコール(オービタルATK)の実績だけど)。

どんなロケットが生まれるかが見ものだな・・・。