🐱欧州大戦争:リプツィ ― 2024年05月17日 00:29
欧州大戦争:リプツィ
(ロシア軍、住民の避難を妨害か ウクライナ内相「地下幽閉や殺害も」)
https://www.asahi.com/articles/ASS5J4DK4S5JSFVU3NBM.html
「ロシア軍が住民の避難を妨げ、強制的に地下に閉じ込めている」
まあ、交戦区域だから、犠牲者を減らすためということがあるのかもしれない(ロシア軍支配地域内だからな)。
「「命令」に従わなかった住民を殺害したケースも報告」
本当だとすれば、本末転倒ということになる。
まあいい。
「ゼレンスキー大統領はこの日、同州の州都ハルキウを訪問」(16日)
「ウクライナ軍のシルスキー司令官らと戦況について話し合った。」
「ハルキウ州の状況はおおむねコントロールされているが、極めて困難であることには変わりない」(ゼレンスキー大統領)
さて、随時更新されているISWの戦況地図を確認したところ、ライボケとルクヤンツィの間で顕著な進軍が確認された(画像参照)。
明らかにリプツィ(リプシ)を狙った進軍と見られる。
ここは、ウクライナ側の第二次防衛ラインに当たると同時に、ここを占領されるとハルキウ市の一部が砲撃の対象になるという戦術的には極めて重要な街だ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
シルスキー総司令官は、ハルキウ市に自ら入って、陣頭指揮をとっていると言われる。
ここで食い止められなければ、沽券にかかわる。
(ハルキウ方面の戦い、ロシア軍がボルチャンスク方向とリプシ方向で前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-kharkiv-russian-troops-advance-in-the-bolchansk-and-lipshi-directions/
「リプシ近郊にロシア軍が到達した可能性を示す視覚的証拠も登場」
「特に興味深いのはウクライナ軍がリプシ近郊=Ⓑに陣取ったロシア軍兵士を攻撃する様子」
ISWの戦況マップは、この状況を反映している(航空万能のマップとは異なります)。
リプシ方面の第二次防衛ラインとしての設えには懸念もある。
(ロシア軍がボルチャンスク市内に侵入、ブフルヴァトカを占領した可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/possibility-that-russian-troops-invaded-bolchansk-and-occupied-bukhruvatka/
「ハルキウ方面の要塞建設に使用されるはずだったコンクリート製構造物(龍の歯)がリプシ周辺の道端に放置されている。この構造物について兵士らは2023年夏以降から放置されぱなしだと証言している」(DEEP STATEやウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)
「セベロドネツク、リシチャンシク、ソレダル、バフムート、アウディーイウカで問題視された要塞工事の手抜きがハルキウ方面でも起こっている可能性を示唆。」
この懸念を裏付ける指摘もある。
「この方面(ボルチャンスク方面)についてウクライナ軍参謀本部は14日「損失を避けるため有利な位置まで部隊が後退した」
「国境地帯の地雷原についても「ハルキウ方面だけでも2024年に数万個の地雷を設置した」と明かしたが、これに対して国民は「地雷原があったのならロシア人はどうやって国境をすり抜けたのか」「報告書上の数字で実際には誰も作業していない」「嘘と横領だらけだ」と冷ややかなコメントを寄せている。」
やれやれ・・・。
リプシが占領されたり突破されることになれば、ISWなどが掲げた「緩衝地帯」や「陽動作戦」は雲散霧消して、ハルキウ市の攻略が前面に出てくる。
ブリンケンはキエフでギター弾きながら、米国供与のミサイルでロシア領内の戦闘機を迎撃してもいいぞと言ったらしいが(そうなのかあ?)、足元の歩兵を撃退する砲弾は、相変わらず足りない。
頼りのドローンも、ロシアの電子戦妨害を喰らっていると言われている。
まあいい。
ウクライナ軍が、怪しげな第二次防衛ラインでロシア軍を食い止められるかどうかは分からない。
この戦さは、ウクライナ紛争、ひいては欧州大戦争の天王山になるかも知れない。
たたき上げの軍人なシルスキーは、そのことを腹の底から分かっている。
神は細部に宿る。
軍神もまた同じだろう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
引用した記事の中で、「ハルキウ方面だけでも2024年に数万個の地雷を設置した」とあったので、ちょっと確認してみた。
ロシアが設置したスロビキンラインでは、1平方メートル当たり5個の地雷が敷設されていたと言われる。
(シルスキー将軍の指揮するウクライナ軍の反攻作戦)
https://www.bodaidsk.com/community/3a/003419.html
「ロシア軍が約1年近く構築した防衛線はスロビキンラインと総称され、平地のウクライナ南部正面は縦深にわたる重層な陣地線を構築し、丘陵地の東南部等正面は比較的単層の陣地線を構築した。陣地線は約800kmと報じられたが正確には、約250km(AI Bard)、縦深約20~100km、配備兵力10万人~18万人と推定される陣地で、これを補強するため超密度の地雷等を敷設した3線の陣地線である。」
「地雷原は第1線に60%、第2、3線に各20%位の配分で敷設され、1平方メートルあたり5個位埋設されている(BBC 9/29)。しかし、あまりにも広正面の陣地線と観察される。」
先日奪還されちまったロボティネ周辺では、第1線がウクライナ軍の反転攻勢で突破された後、第2線、第3線が、第1戦並みに追加して補強されたと言われている。
また、アタックアンドアウェイで、動的な防御も併せて行ったと言われている。
「機動的な防御の重視:
敵の進出に応じた防衛線を迅速に移動させて阻止する。反撃を自重する場合もあるが、反撃は、①敵の攻撃を防ぎつつ反撃部隊を集結させ、敵の後方を反撃する、②敵の攻撃を誘導して敵を包囲する、③敵の攻撃をかわし、反撃部隊で攻撃するとしている(スロビキンラインにおいて、陣内外の反撃、逆襲は当然の戦術である)」
簡単のため、ハルキウ方面の国境線を100kmとし、縦深を10kmとしてスロビキンラインと同等密度で地雷を敷設するとどういうことになるか・・・。
100000m(100km)×10000m(10km)×5(個/平方メートル)
=50億個!
べらぼーめ・・・。
仮に、10万個配置したとしても、5万分の1にしかならない。
米国は、昨年の今頃(記憶なのでテキトーです)、戦闘機などの高価な兵器を欲しがるウクライナに対して、地雷など、安価だが防御効果が高い兵器の配備を促したと言われている。
もちろん、ウクライナ軍が言うことを聞くわけはない(そうなのかあ?)。
最新の戦車を欲しがり、最新の戦闘機を欲しがる(F/Aー18も要求しているそうです:電子戦能力高いからな)。
やれやれ・・・。
それでなくても、地雷の密度少なく、応戦能力にも不安を抱える中で、「嘘と横領だらけ」の状況があったとすれば、何をかいわんやだ。
シルスキーが奮戦しても、ハルキウ市は落ちるだろう。
浮沈子的には、それは確定した未来に見える。
ウクライナ降伏不可避。
欧州大戦争突入不可避だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナが米欧を戦争に巻き込む恐れ、プーチン氏側近が警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FCPSKJINYVMAXBWUUAF45W2HOI-2024-05-16/
「米国から供給された武器を使ってロシアの領土を攻撃することを認めるようウクライナの政治家が米国を説得しようとしている」(ロシアのウォロジン下院議長:プーチン大統領の側近で連邦安全保障会議のメンバー)
既にその説得は成功し、ブリンケンが米国供与の兵器でロシア本土を攻撃することを容認すると発表している。
「この道は全人類に影響を与えかねない悲劇につながる」「西側の政治家は自らの責任を自覚し、事態が世界的な大惨事に至らないように全力を尽くす必要がある」
チキンゲームは、もう始まっちまったからな。
浮沈子は、それだけはないだろうと思ってたんだが、歯止めはかからなかった。
まあ、世界的大惨事を起こすのはロシアだろうが、西側は際限なく追い込んでいく。
これまでも無自覚な判断が積み重なり、ロシアを戦闘国家に変容させてしまった。
最後のタガが外れた感じだな、
あとは、坂を転がり落ちるようなもんだろう。
それとも、どこかで止まると思ってるんだろうか?。
今はまだ、政治的なさや当て程度だけど、戦場に反映されるのは時間の問題だろう。
F-16が、モスクワを爆撃するのも間近だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏、ハリコフ州視察 「極めて困難だが制御下」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WL3WXSICABOZTF5RJW45KBXEJ4-2024-05-16/
「ボルチャンスクの状況は制御下にある」(ウクライナ軍)
「ロシア軍の進軍ペースは落ちている」
ボルボ側の北側で進軍は止まっており、この見立てについては異論はない。
「ロシア通信(RIA)はウクライナ駐在のロシア当局者の話として、ロシア軍は現在、ハリコフ市の北約30キロメートルに位置するリプツィの制圧に向け準備を進めていると報じている。」
「ウクライナ駐在のロシア当局者」というのが、やや怪しい。
ウクライナにも、そういう人がいるわけだ。
しかも、最前線のロシア軍の状況(軍事機密じゃね?)について、ロシア通信に情報を提供できる立場なわけだ。
誰?。
まあ、どうでもいいですが。
で、「リプツィの制圧に向け準備を進めている」わけだな。
そこんとこは、ウクライナ側の制御下にはない。
最も制御下に置きたいとこだけどな。
「方向は依然として極めて困難だ。われわれは部隊を強化している」(ゼレンスキー大統領)
つまりだな、現行の戦力では、少なくともリプシ方面の戦況制御は不能だということなわけだ(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
状況からみて、リプシの陥落は間違いないだろう。
ロシア軍の戦術目標としても妥当だ(ハルキウ狙えるし!)。
ボルチャンスクを制圧しても、当面の戦術的利益はあんまないからな(専門家の見立てでは、ここから進軍してクピャンスクを脅かすんだそうです:遠過ぎじゃね?)。
ウクライナ当局は、未だにハルキウからの避難を始めていない。
占領されることはないと、高を括っているのだ。
危ないな。
現在でも、100万人を超える人々が生活する大都会で、それこそ、ボルチャンスクやリプシからの避難者も受け入れている。
侵攻当初、ロシアに一旦は占領されたものの、シルスキー(当時は陸軍大将)の下、ウクライナ軍により奪還された。
ここが再度占領されるようなことがあれば、純軍事的なダメージだけではなく、政治的にも受け入れ難い影響を被る。
逆に言えば、ロシアにとってはそれだけ美味しい獲物なわけだ。
リプシを占領しながら、一発の砲弾も撃ち込まず指を咥えて見ているだけなんてこたぁ、いくらロシアが間抜けでも(そうなのかあ?)ありえねー・・・。
もっとも、占領したならしたで、その後の統治を考えればロシアにとっては負担になる。
つまり、ウクライナ側は、住民のリスクを承知の上で、避難させない選択をしているわけだ。
ぶっちゃけ、100万人の市民を、人間の盾にしようとしている(そうなのかあ?)。
市街戦に持ち込めば、ロシア側の被害も大きいだろうし、時間も稼げるからな。
100万人の人質を取って戦っているようなものだ。
ハマスと同じだな。
もっとも、あっちはイスラエルがガザ市民230万人を人質に取ってるわけだがな。
ロシアが、現在ハルキウに執拗な爆撃を掛けているのは、危険であることを伝えて、避難を促しているのかもしれない。
その方が、ロシア側としては戦いやすいからな。
一連の動きを見ていると、準備されている戦力では、到底不可能と見做されているハルキウ占領は、ロシアにとっては既定路線に思えてならない(逐次投入による戦力拡大を狙っている)。
そして、その結末は多数の市民を巻き込んだ市街戦になる。
ガザがウクライナに出現するようなもんだ。
もちろん、何の根拠もないし、今のところどのメディアも、そういう観点からは報じていない。
杞憂に終わることを願わずにはいられないな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍、ハリコフ突破に兵力不十分=NATO欧州軍トップ)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QAL76WAC5ZLX5L6W5LTPGYUOKU-2024-05-16/
「戦略的突破口を開くために必要な兵士の数は十分でない」「さらに重要なのは、そのためのスキルや能力、さらに突破口を戦略的な優位性につなげる能力に欠けている」(北大西洋条約機構(NATO)のカポリ欧州連合(EU)最高司令官)
「ウクライナが防衛線を維持する」
プロの軍人さんは同意見だろうな。
ハルキウは安泰だというイメージをメディアが拡散している。
シルスキー総司令官も陣取っていて、「強固」な防衛ラインで守られ、援軍も到着している(未確認)。
「一部を除いて」ロシア軍の進軍は止まり、事態は制御されているんだそうだ。
大統領もそう言ってたしな。
道端に放置された「竜の歯」や、歩いて突破された「地雷原」は、見なかったことにしよう・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア領攻撃認めず 対ウクライナ制限「変更なし」―米)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051700209&g=int
「ウクライナによる米国製武器を使用したロシア領内への攻撃について、「米国の政策に変更はない」と述べ、引き続き認めない考え」(米国務省のパテル副報道官)
ホントかあ?。
「この戦争をどう遂行するかは最終的にはウクライナが決断することだ」(ブリンケン米国務長官)
「バイデン政権は、米国製武器によるロシア領内への直接攻撃を制限」
「ウクライナ側からは撤廃を求める声が出ている。」
ブリンケンは、ギター片手に外交的リップサービスに及んだということなのかあ?。
リプツィ方面の戦況がウクライナ軍の制御下にあるかどうかは怪しいが、ウクライナが米国の制御下にあることは確かだ(そうなのかあ?)。
寝技外交が得意の英国が、キャメロンに言わせるのとはレベルが異なる。
米国の政策が変わらないというのなら、それに越したことはない。
が、火のない所に煙は立たない。
サウンドというやつだな。
ロシアの反応を見る。
米国内の突き上げを躱す国内対策ということもあるだろう(そうなのかあ?)。
ブリンケンは、発言の中でも越境攻撃を勧めないと明言している。
英国のスタンスも、まあ同じだろう。
最終的にウクライナに委ねる。
表向きはそうでも、裏ではタガをはめているということなわけだ。
が、ロシアに対しては、それはいつでも外せるぞというシグナルを送ることになる。
状況はひっ迫している。
実際に、ウクライナがその権利を行使しないと断言はできない。
イスラエルと違って、米国の支援を打ち切られたらどうなるかは、この半年が証明してきたからな。
スロバキアでは、ウクライナ支援に反対する首相が暗殺未遂の憂き目にあっている。
決して報道されることはないだろうが、この事件の背後でウクライナが動いていたとしても、浮沈子的には想定の範囲内だ。
欧州の政治家に対しては、実に効果的なテロリズムだからな。
ウクライナ支援に反対すれば、命を脅かされかねない・・・。
政治生命とかじゃなくてな。
べらぼーめ・・・。
窮鼠猫を噛む。
或いは、飼い犬に手を噛まれると言った方がいいか。
クレバ外相は、穏健なおねだり外交から、以前の恫喝外交に転換すると言ってたからな。
ウクライナへの支援を断れば、何が起こるか分からない。
ショルツがタウロスを供与する可能性だって、ないとはいえない。
当てにならない米国の核の傘の下でのロシアの報復が怖いか、ウクライナの恫喝が怖いか・・・。
(ロシア軍、住民の避難を妨害か ウクライナ内相「地下幽閉や殺害も」)
https://www.asahi.com/articles/ASS5J4DK4S5JSFVU3NBM.html
「ロシア軍が住民の避難を妨げ、強制的に地下に閉じ込めている」
まあ、交戦区域だから、犠牲者を減らすためということがあるのかもしれない(ロシア軍支配地域内だからな)。
「「命令」に従わなかった住民を殺害したケースも報告」
本当だとすれば、本末転倒ということになる。
まあいい。
「ゼレンスキー大統領はこの日、同州の州都ハルキウを訪問」(16日)
「ウクライナ軍のシルスキー司令官らと戦況について話し合った。」
「ハルキウ州の状況はおおむねコントロールされているが、極めて困難であることには変わりない」(ゼレンスキー大統領)
さて、随時更新されているISWの戦況地図を確認したところ、ライボケとルクヤンツィの間で顕著な進軍が確認された(画像参照)。
明らかにリプツィ(リプシ)を狙った進軍と見られる。
ここは、ウクライナ側の第二次防衛ラインに当たると同時に、ここを占領されるとハルキウ市の一部が砲撃の対象になるという戦術的には極めて重要な街だ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
シルスキー総司令官は、ハルキウ市に自ら入って、陣頭指揮をとっていると言われる。
ここで食い止められなければ、沽券にかかわる。
(ハルキウ方面の戦い、ロシア軍がボルチャンスク方向とリプシ方向で前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-kharkiv-russian-troops-advance-in-the-bolchansk-and-lipshi-directions/
「リプシ近郊にロシア軍が到達した可能性を示す視覚的証拠も登場」
「特に興味深いのはウクライナ軍がリプシ近郊=Ⓑに陣取ったロシア軍兵士を攻撃する様子」
ISWの戦況マップは、この状況を反映している(航空万能のマップとは異なります)。
リプシ方面の第二次防衛ラインとしての設えには懸念もある。
(ロシア軍がボルチャンスク市内に侵入、ブフルヴァトカを占領した可能性)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/possibility-that-russian-troops-invaded-bolchansk-and-occupied-bukhruvatka/
「ハルキウ方面の要塞建設に使用されるはずだったコンクリート製構造物(龍の歯)がリプシ周辺の道端に放置されている。この構造物について兵士らは2023年夏以降から放置されぱなしだと証言している」(DEEP STATEやウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏)
「セベロドネツク、リシチャンシク、ソレダル、バフムート、アウディーイウカで問題視された要塞工事の手抜きがハルキウ方面でも起こっている可能性を示唆。」
この懸念を裏付ける指摘もある。
「この方面(ボルチャンスク方面)についてウクライナ軍参謀本部は14日「損失を避けるため有利な位置まで部隊が後退した」
「国境地帯の地雷原についても「ハルキウ方面だけでも2024年に数万個の地雷を設置した」と明かしたが、これに対して国民は「地雷原があったのならロシア人はどうやって国境をすり抜けたのか」「報告書上の数字で実際には誰も作業していない」「嘘と横領だらけだ」と冷ややかなコメントを寄せている。」
やれやれ・・・。
リプシが占領されたり突破されることになれば、ISWなどが掲げた「緩衝地帯」や「陽動作戦」は雲散霧消して、ハルキウ市の攻略が前面に出てくる。
ブリンケンはキエフでギター弾きながら、米国供与のミサイルでロシア領内の戦闘機を迎撃してもいいぞと言ったらしいが(そうなのかあ?)、足元の歩兵を撃退する砲弾は、相変わらず足りない。
頼りのドローンも、ロシアの電子戦妨害を喰らっていると言われている。
まあいい。
ウクライナ軍が、怪しげな第二次防衛ラインでロシア軍を食い止められるかどうかは分からない。
この戦さは、ウクライナ紛争、ひいては欧州大戦争の天王山になるかも知れない。
たたき上げの軍人なシルスキーは、そのことを腹の底から分かっている。
神は細部に宿る。
軍神もまた同じだろう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
引用した記事の中で、「ハルキウ方面だけでも2024年に数万個の地雷を設置した」とあったので、ちょっと確認してみた。
ロシアが設置したスロビキンラインでは、1平方メートル当たり5個の地雷が敷設されていたと言われる。
(シルスキー将軍の指揮するウクライナ軍の反攻作戦)
https://www.bodaidsk.com/community/3a/003419.html
「ロシア軍が約1年近く構築した防衛線はスロビキンラインと総称され、平地のウクライナ南部正面は縦深にわたる重層な陣地線を構築し、丘陵地の東南部等正面は比較的単層の陣地線を構築した。陣地線は約800kmと報じられたが正確には、約250km(AI Bard)、縦深約20~100km、配備兵力10万人~18万人と推定される陣地で、これを補強するため超密度の地雷等を敷設した3線の陣地線である。」
「地雷原は第1線に60%、第2、3線に各20%位の配分で敷設され、1平方メートルあたり5個位埋設されている(BBC 9/29)。しかし、あまりにも広正面の陣地線と観察される。」
先日奪還されちまったロボティネ周辺では、第1線がウクライナ軍の反転攻勢で突破された後、第2線、第3線が、第1戦並みに追加して補強されたと言われている。
また、アタックアンドアウェイで、動的な防御も併せて行ったと言われている。
「機動的な防御の重視:
敵の進出に応じた防衛線を迅速に移動させて阻止する。反撃を自重する場合もあるが、反撃は、①敵の攻撃を防ぎつつ反撃部隊を集結させ、敵の後方を反撃する、②敵の攻撃を誘導して敵を包囲する、③敵の攻撃をかわし、反撃部隊で攻撃するとしている(スロビキンラインにおいて、陣内外の反撃、逆襲は当然の戦術である)」
簡単のため、ハルキウ方面の国境線を100kmとし、縦深を10kmとしてスロビキンラインと同等密度で地雷を敷設するとどういうことになるか・・・。
100000m(100km)×10000m(10km)×5(個/平方メートル)
=50億個!
べらぼーめ・・・。
仮に、10万個配置したとしても、5万分の1にしかならない。
米国は、昨年の今頃(記憶なのでテキトーです)、戦闘機などの高価な兵器を欲しがるウクライナに対して、地雷など、安価だが防御効果が高い兵器の配備を促したと言われている。
もちろん、ウクライナ軍が言うことを聞くわけはない(そうなのかあ?)。
最新の戦車を欲しがり、最新の戦闘機を欲しがる(F/Aー18も要求しているそうです:電子戦能力高いからな)。
やれやれ・・・。
それでなくても、地雷の密度少なく、応戦能力にも不安を抱える中で、「嘘と横領だらけ」の状況があったとすれば、何をかいわんやだ。
シルスキーが奮戦しても、ハルキウ市は落ちるだろう。
浮沈子的には、それは確定した未来に見える。
ウクライナ降伏不可避。
欧州大戦争突入不可避だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナが米欧を戦争に巻き込む恐れ、プーチン氏側近が警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FCPSKJINYVMAXBWUUAF45W2HOI-2024-05-16/
「米国から供給された武器を使ってロシアの領土を攻撃することを認めるようウクライナの政治家が米国を説得しようとしている」(ロシアのウォロジン下院議長:プーチン大統領の側近で連邦安全保障会議のメンバー)
既にその説得は成功し、ブリンケンが米国供与の兵器でロシア本土を攻撃することを容認すると発表している。
「この道は全人類に影響を与えかねない悲劇につながる」「西側の政治家は自らの責任を自覚し、事態が世界的な大惨事に至らないように全力を尽くす必要がある」
チキンゲームは、もう始まっちまったからな。
浮沈子は、それだけはないだろうと思ってたんだが、歯止めはかからなかった。
まあ、世界的大惨事を起こすのはロシアだろうが、西側は際限なく追い込んでいく。
これまでも無自覚な判断が積み重なり、ロシアを戦闘国家に変容させてしまった。
最後のタガが外れた感じだな、
あとは、坂を転がり落ちるようなもんだろう。
それとも、どこかで止まると思ってるんだろうか?。
今はまだ、政治的なさや当て程度だけど、戦場に反映されるのは時間の問題だろう。
F-16が、モスクワを爆撃するのも間近だな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー氏、ハリコフ州視察 「極めて困難だが制御下」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WL3WXSICABOZTF5RJW45KBXEJ4-2024-05-16/
「ボルチャンスクの状況は制御下にある」(ウクライナ軍)
「ロシア軍の進軍ペースは落ちている」
ボルボ側の北側で進軍は止まっており、この見立てについては異論はない。
「ロシア通信(RIA)はウクライナ駐在のロシア当局者の話として、ロシア軍は現在、ハリコフ市の北約30キロメートルに位置するリプツィの制圧に向け準備を進めていると報じている。」
「ウクライナ駐在のロシア当局者」というのが、やや怪しい。
ウクライナにも、そういう人がいるわけだ。
しかも、最前線のロシア軍の状況(軍事機密じゃね?)について、ロシア通信に情報を提供できる立場なわけだ。
誰?。
まあ、どうでもいいですが。
で、「リプツィの制圧に向け準備を進めている」わけだな。
そこんとこは、ウクライナ側の制御下にはない。
最も制御下に置きたいとこだけどな。
「方向は依然として極めて困難だ。われわれは部隊を強化している」(ゼレンスキー大統領)
つまりだな、現行の戦力では、少なくともリプシ方面の戦況制御は不能だということなわけだ(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
状況からみて、リプシの陥落は間違いないだろう。
ロシア軍の戦術目標としても妥当だ(ハルキウ狙えるし!)。
ボルチャンスクを制圧しても、当面の戦術的利益はあんまないからな(専門家の見立てでは、ここから進軍してクピャンスクを脅かすんだそうです:遠過ぎじゃね?)。
ウクライナ当局は、未だにハルキウからの避難を始めていない。
占領されることはないと、高を括っているのだ。
危ないな。
現在でも、100万人を超える人々が生活する大都会で、それこそ、ボルチャンスクやリプシからの避難者も受け入れている。
侵攻当初、ロシアに一旦は占領されたものの、シルスキー(当時は陸軍大将)の下、ウクライナ軍により奪還された。
ここが再度占領されるようなことがあれば、純軍事的なダメージだけではなく、政治的にも受け入れ難い影響を被る。
逆に言えば、ロシアにとってはそれだけ美味しい獲物なわけだ。
リプシを占領しながら、一発の砲弾も撃ち込まず指を咥えて見ているだけなんてこたぁ、いくらロシアが間抜けでも(そうなのかあ?)ありえねー・・・。
もっとも、占領したならしたで、その後の統治を考えればロシアにとっては負担になる。
つまり、ウクライナ側は、住民のリスクを承知の上で、避難させない選択をしているわけだ。
ぶっちゃけ、100万人の市民を、人間の盾にしようとしている(そうなのかあ?)。
市街戦に持ち込めば、ロシア側の被害も大きいだろうし、時間も稼げるからな。
100万人の人質を取って戦っているようなものだ。
ハマスと同じだな。
もっとも、あっちはイスラエルがガザ市民230万人を人質に取ってるわけだがな。
ロシアが、現在ハルキウに執拗な爆撃を掛けているのは、危険であることを伝えて、避難を促しているのかもしれない。
その方が、ロシア側としては戦いやすいからな。
一連の動きを見ていると、準備されている戦力では、到底不可能と見做されているハルキウ占領は、ロシアにとっては既定路線に思えてならない(逐次投入による戦力拡大を狙っている)。
そして、その結末は多数の市民を巻き込んだ市街戦になる。
ガザがウクライナに出現するようなもんだ。
もちろん、何の根拠もないし、今のところどのメディアも、そういう観点からは報じていない。
杞憂に終わることを願わずにはいられないな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍、ハリコフ突破に兵力不十分=NATO欧州軍トップ)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QAL76WAC5ZLX5L6W5LTPGYUOKU-2024-05-16/
「戦略的突破口を開くために必要な兵士の数は十分でない」「さらに重要なのは、そのためのスキルや能力、さらに突破口を戦略的な優位性につなげる能力に欠けている」(北大西洋条約機構(NATO)のカポリ欧州連合(EU)最高司令官)
「ウクライナが防衛線を維持する」
プロの軍人さんは同意見だろうな。
ハルキウは安泰だというイメージをメディアが拡散している。
シルスキー総司令官も陣取っていて、「強固」な防衛ラインで守られ、援軍も到着している(未確認)。
「一部を除いて」ロシア軍の進軍は止まり、事態は制御されているんだそうだ。
大統領もそう言ってたしな。
道端に放置された「竜の歯」や、歩いて突破された「地雷原」は、見なかったことにしよう・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア領攻撃認めず 対ウクライナ制限「変更なし」―米)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051700209&g=int
「ウクライナによる米国製武器を使用したロシア領内への攻撃について、「米国の政策に変更はない」と述べ、引き続き認めない考え」(米国務省のパテル副報道官)
ホントかあ?。
「この戦争をどう遂行するかは最終的にはウクライナが決断することだ」(ブリンケン米国務長官)
「バイデン政権は、米国製武器によるロシア領内への直接攻撃を制限」
「ウクライナ側からは撤廃を求める声が出ている。」
ブリンケンは、ギター片手に外交的リップサービスに及んだということなのかあ?。
リプツィ方面の戦況がウクライナ軍の制御下にあるかどうかは怪しいが、ウクライナが米国の制御下にあることは確かだ(そうなのかあ?)。
寝技外交が得意の英国が、キャメロンに言わせるのとはレベルが異なる。
米国の政策が変わらないというのなら、それに越したことはない。
が、火のない所に煙は立たない。
サウンドというやつだな。
ロシアの反応を見る。
米国内の突き上げを躱す国内対策ということもあるだろう(そうなのかあ?)。
ブリンケンは、発言の中でも越境攻撃を勧めないと明言している。
英国のスタンスも、まあ同じだろう。
最終的にウクライナに委ねる。
表向きはそうでも、裏ではタガをはめているということなわけだ。
が、ロシアに対しては、それはいつでも外せるぞというシグナルを送ることになる。
状況はひっ迫している。
実際に、ウクライナがその権利を行使しないと断言はできない。
イスラエルと違って、米国の支援を打ち切られたらどうなるかは、この半年が証明してきたからな。
スロバキアでは、ウクライナ支援に反対する首相が暗殺未遂の憂き目にあっている。
決して報道されることはないだろうが、この事件の背後でウクライナが動いていたとしても、浮沈子的には想定の範囲内だ。
欧州の政治家に対しては、実に効果的なテロリズムだからな。
ウクライナ支援に反対すれば、命を脅かされかねない・・・。
政治生命とかじゃなくてな。
べらぼーめ・・・。
窮鼠猫を噛む。
或いは、飼い犬に手を噛まれると言った方がいいか。
クレバ外相は、穏健なおねだり外交から、以前の恫喝外交に転換すると言ってたからな。
ウクライナへの支援を断れば、何が起こるか分からない。
ショルツがタウロスを供与する可能性だって、ないとはいえない。
当てにならない米国の核の傘の下でのロシアの報復が怖いか、ウクライナの恫喝が怖いか・・・。
🐱欧州大戦争:派兵 ― 2024年05月17日 18:19
欧州大戦争:派兵
(NATO加盟国のエストニア、ウクライナへの派兵を「真剣に」検討か)
https://www.businessinsider.jp/post-287139
「エストニアはウクライナへの派兵について内部で話していた」(国防軍司令官のマルティン・ヘレム(Martin Herem)陸軍大将)
「バルト三国もこれに続いている。リトアニアのシモニーテ首相は5月8日、自分は訓練のためにウクライナに部隊を派遣する権限を議会から与えられている」
「ウクライナからそのような要請はまだない」
「NATOが"同盟"として戦地に軍隊を派遣するには加盟国の合意が必要だが、個々の国は自らの判断で自国の軍隊を派遣することができる。」
「派遣された兵士は前線には送られず、ウクライナ軍の非戦闘的な任務を代わりに担う」
もちろん、そんな制限は机上の空論だ。
米国も、英国も、フランスも、ウクライナには既に軍人を送り込んでいる。
供与する武器の受け入れや支援が名目だが、作戦の共同実施に従事しているとも言われている。
大規模な派兵が行われれば、戦域限定(ウクライナ地域)での欧州大戦争が勃発する。
ロシアにとって、これほど好都合な話はない。
面倒くさいハイブリッド戦を仕掛ける手間を省いてくれる。
バルト3国へは、既にNATO軍の派兵が行われている(ドイツ軍は既に入っています)。
ロシアが侵攻すれば、自動的に第5条が発動され、火薬庫に点火される。
ロシアは、プーチン政権の5期目発足に伴い、国防相に経済閣僚を任命した。
ウクライナ紛争の目先の戦果より、来るべき欧州大戦争のグランドデザインの中での政策遂行を重視したことの現れだ。
ウクライナへの派兵は、ロシアに欧州侵攻のタイミングの主導権を渡すことになる。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
が、ウクライナの兵員不足は覆うべくもない事態に陥っている。
ブダノフは、予備戦力を使い切ったと明かした。
次の一手は限られている。
ウクライナが自前の兵力を整えられるまでの間、欧州からの援軍は干天の慈雨だ。
ひたひたと迫りくる欧州大戦争の足音が、すぐそこに聞こえてくる気がするな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー大統領、ロシア軍のハルキウ方面における突破は最大10km)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/president-zelenskiy-says-russian-troops-can-break-through-in-the-kharkiv-area-up-to-10km/
「ハルキウ方面における敵の主要目的はボルチャンスクだ」(ゼレンスキー大統領)
冗談はよしてくれ・・・。
「ウクライナ軍の防衛ラインが何処にあるのかは不明だが、ゼレンスキー大統領は「ロシア軍が現在いる場所が戦争中に建設した第1防衛ラインの大凡の位置」と述べているため、今後はロシア軍の前進スピードが鈍化すると思われる」(ブログ管理人)
まあ、浮沈子的には、そんなもんあったっけ的に、あっさり突破されると思ってるけどな。
そもそも、リプシにあるのは第2防衛ラインだと聞いてたけどな。
まあいい。
「リプシを巡る戦いは準備された防衛ラインの強度を図るものになる。」(ブログ管理人)
画像の戦況マップを眺めていて、ふと、ある妄想に捉われた。
NATO司令官も言っていたように、現在のロシア側の戦力では、ハルキウ市を占領することは不可能だ。
ISWはじめ、多くの軍事専門家はそう評価している。
浮沈子的には、逐次戦力投入があると見ているけど、確かに占領した後のことも考えると、ハルキウを取ることはそれほど重要とは思えない気もしてくる。
では、ハルキウをドンパチして占領しないで、侵入の効果を最大にするにはどうするのか。
包囲戦だな。
周りを取り囲んで、兵糧攻めにする。
ブダノフによれば、予備戦力はすべて投入しているわけだから、後顧の憂いなく包囲できることになる。
そこがミソだ。
100万都市を維持するには、膨大なリソースが必要だ。
ロシア軍は、兵力を損耗することなく、まるっと手に入れることが出来るだろう。
その間も、他の全ての戦線で圧力をかけ続けることが可能だ。
第2防衛ラインだろうが、第3防衛ラインだろうが、いくら強固に固められていたとしても、何の役にも立ちはしない。
が、少なくとも、包囲を完成させるための進軍は必要不可欠だ。
包囲を維持するための補給線も確保しなければならない。
ロシア軍が何を考えているのかは、もうしばらくしないと見えてこないだろう。
単なる陽動や、緩衝地帯の創出でないことは、ほぼ間違いない。
ゼレンスキーが「主要目的」とするボルチャンスクでも、市内を流れるボルチャ川の突破が試みられているようだ(東側郊外で突破されたという話も)。
ここからクピャンスクにかけて大規模な進軍が行われれば、東部戦線と繋がり、戦線の拡大が現実となる。
欧州大戦争に向けて、ロシアもウクライナ戦域に投入するリソースを管理する必要に迫られている。
湯水のように消耗してきた兵力にしても、効率的な運用を求められているのだ。
包囲戦は、その意味でも効果的だ。
ウクライナが予備兵力を失っている、今だからこそ可能な選択肢でもある。
ロシアでは、兵士は畑で取れると言うが、砲弾やミサイルのように、大規模増産は出来ないからな。
ロシア軍も、海外からの派兵(傭兵)に頼っているとも言われる。
双方とも、既に総力戦に突入している。
使えるリソースは、何でも使う。
戦術の選択もまた同じだろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(北東部ハリコフ州「激しい戦闘」迫る、ウクライナ軍総司令官が警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WPYXIFWR7RIC7FCE5U4WNERFMU-2024-05-17/
「ロシア軍のハリコフ州侵攻を受け戦闘地域が約70キロ拡大」(シルスキー司令官)
「ロシア軍がスムイ州も攻撃すれば、ハリコフの北約100キロの地域に新たな戦線」
「ロシア軍がハリコフ州の一部地域で10キロ進軍」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
そこに地雷原があったかどうかはともかく、そうあるべき地域が100kmに及び、縦深防御すべきだったエリアが10kmという、浮沈子のざっくりとした見立ては、あながち的外れではなかったな(もちろん、テキトーです)。
「ハリコフ州への侵攻は、ウクライナがベルゴロドなどロシア国境地帯に砲撃を加えたことへの対応で、自衛のための「緩衝地帯」を設けることが目的」(ロシアのプーチン大統領)
別記事では、ハルキウ占領については「現時点ではそうした計画はない」と言明したそうだ(ロイターの記事にリンクあり)。
既視感に襲われてクラクラする。
2年余り前、10万人の兵力を周辺に準備しながら、ウクライナ侵攻はないと言明していたのは、どこの誰だったっけえ?。
まあいい。
仏のウソは方便と言い、武士のウソは武略と言われ、政治家のウソは日常茶飯事だ。
10kmで進軍を止め、ウクライナにベルゴロド州などへの攻撃を繰り返させ、その後に、それを理由として更なる進撃を行う。
その間、侵入した前線で膠着状態のままウクライナの戦力を消耗させることが出来れば一石二鳥、さらには、東部戦線での進撃にも有利だ。
失うものは何もない(自軍の損耗は数えてないしな:そんなあ!)。
ウクライナは、今の時点で失うことが出来ないものを数多く失っている。
貴重な兵力、貴重な砲弾、貴重な領土。
浮沈子的には、最大のリソースは時間だと見ている。
欧州大戦争を見据えた時、ロシアに時間を与えることは大失策だ。
北極海からインド洋まで、1万kmに渡って戦線を構築し、アットーテキ圧力をかけ続けなければ欧州大戦争を未然に防ぐことは出来ない。
欧州には1インチたりとも侵攻させないという鋼鉄の意思を見せつける必要がある。
が、まあ、ムリポだろうな。
兵器の生産力や調達力はロシアの数分の1に留まり、戦術核兵器を運用する用意もなく、ウクライナの兵力不足を補うためのだらだらとした派兵を行って、ロシアに侵攻の口実を与えようとしている為体(ていたらく)だ。
どう行動するかは、最終的には欧州が決める。
米国には、人類の運命を掛けた戦略核戦争に踏み切る度胸はない(度胸の問題かあ?)。
中国の世界戦略にガッチリ組み込まれたロシアは、日々、実力を蓄えつつある。
政治的にも、経済的にも、軍事的にも。
西側は経済制裁の穴をふさぎ、じり貧に追い込もうとしているけど、それが実質的な効果を生んでいるという話は聞かない。
米国は、大統領選挙絡みで経済政策を緩めて好景気だが、来年失速することは約束されている(選挙のたびに繰り返されているからな)。
欧州経済は停滞。
パクスアメリカーナの崩壊は、多極化する世界を予感させるのに十分過ぎる。
もちろん、中国やロシアだけじゃない。
世界最大の人口を擁するインド、グローバルサウス、特に、長期的(22世紀)にはサブサハラなアフリカが注目だ。
そこまで時間軸を引っ張らなくても、ロシアに時間を与えてはならない。
戦術的に、ハルキウ北部での侵入を許し、侵攻を継続させている状況はマズい。
少なくとも、撃退には失敗した。
これは、明らかにウクライナの失策だ。
第1防衛ラインで食い止め、防御作戦は成功したなんて寝言言ってる場合かあ?。
ありったけの兵力を投入してでも、ここで国境の向こうに叩き出さない限り、プーチンは、その言葉とは裏腹に、ジリジリとした侵攻を続ける。
「ハリコフ州の州都ハリコフでこの日、ロシアの誘導爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、13人が負傷」
侵攻する計画もない都市を、なんで爆撃しているのかを、よーっく考えなければならない。
ウクライナは、失ってはならない兵力を損耗し、結局は西側の派兵を受け入れるしかなくなる。
そして、それは欧州大戦争への引き金をロシアに与えることになるのだ。
(ゼレンスキー大統領、刑務所から囚人動員を可能にする法案に署名)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/president-zelenskiy-signs-bill-allowing-inmate-mobilization-from-prisons/
「囚人の潜在的な動員対象は1万人~2万人になる」(マリウスカ司法相)
「法案成立前に実施された調査で「軍に参加したい」と答えた囚人は約4,500人」
やれやれ・・・。
焼け石に水にもならない。
訓練を受け、前線に配置されるのにも時間はかかるし(半年程度?)、ロシアのような用兵は出来ないから、戦力としてどの程度の効果を発揮するかは考え物だ。
「批判してきた刑務所からの囚人動員に手を付ける姿はウクライナのイメージ戦略に大きなマイナス点」(ブログ管理人)
既に政治的イメージを気にする段階は過ぎた。
なりふり構わず、使えるリソースを使うしか手はない。
WSJは、気になるタイトルの記事を掲げた。
(【社説】ウクライナ敗北に向けたバイデン戦略)
https://jp.wsj.com/articles/will-biden-now-step-up-on-ukraine-bd59f686
有料記事で、冒頭しか読めないけど、皮肉を込めた政権批判は、事実上、米国の獲り得る選択の限界を示している。
「米兵器を使ったロシア領攻撃に対する制限は、ウクライナをゆっくりと敗北に導くものだ」
「ジョー・バイデン米大統領の戦略は、対ウクライナ追加支援について連邦議会の承認を得た後でさえ、ウクライナができるだけゆっくりと敗北するための計画のように見える。」
ウクライナにフリーハンドを与えて、ロシアをガンガン攻撃させれば、第3次世界大戦を招きかねず、タガをはめ続ければウクライナが敗北して欧州大戦争へと突入していく。
どっちがいい?(って、そういう選択かあ?)。
ウクライナは、政治的リスクを冒してでも、追加の予備役の動員を掛けなければならなくなる。
それも、最悪の時期にな。
(プーチン氏、ゼレンスキー氏の正当性に疑問 戒厳令で大統領選延期)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/GOG5Y55IHZK5VFBGIVZIZFI2VU-2024-05-17/
「ウクライナと将来的に戦争に関する何らかの合意に署名する場合、適切な人物と署名しなければならないため、ロシアにとっても重要な問題」
文脈からして、停戦合意を想定していると見られるが、最大の皮肉だな。
おまいに署名する資格があんのかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
兵員の不足は、ウクライナで解決するしかないと言われているが、必ずしもそうではないだろう。
それは、西側が勝手に作り上げた幻のスキームに過ぎない。
そして、それが破られるストーリーは、現実に近づいている・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(プーチン氏、ハリコフ制圧「計画なし」 「失えない」とウクライナ大統領―ロシアの国境侵攻1週間)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051701159&g=int
「プーチン大統領は同日、州都ハリコフ市まで制圧する計画は「現時点でない」と主張したが、将来的に同市に攻め入るシナリオを排除しておらず、緊迫した情勢が続いている。」(17日)
時事は、ハルキウ(ハリコフ)市制圧の意図を疑っている。
「ハリコフ市を失うわけにはいかない」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「米国で支援関連法の成立が遅れたことなどが、ロシアの進軍を招いたと恨み節」
「ハリコフ市占領を阻止するには米国製の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」システムが二つ必要だと強調」
滑空弾の防御(地上発射も可能)にも、地上軍の侵攻にも、パトリオットシステムの効果はない。
占領阻止とは関係ない。
西側の支援の拡大に、新たな侵入を利用しているだけだ。
「国境地帯は2022年2月の侵攻開始後に一時占領されたが、同年春の停戦交渉時でも、国内第2の都市ハリコフは死守していた。」
ほほう、そうだったか。
「ウクライナ軍がハリコフ州に部隊を振り向けたことで、東部ドネツク州の高台の要衝チャソフヤルの防衛がやや手薄になったという情報もある。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
チャシブヤールの陥落は、ウクライナ当局者も明言していたから、想定の範囲内ではあるけど、それを加速させることになる。
「スムイ州にも地上侵攻すれば、ゼレンスキー氏は6月にスイスで開催する「平和サミット」どころではなくなる。」
浮沈子は、あまり注目ていなかったんだが、ロシアの反応とかを見ると、この会議は重要らしい(中国も出るしな)。
ラブロフもプーチンも、「最後通告」という過激な表現で応じている。
(ウクライナ和平、「22年の交渉が基礎に」=プーチン大統領)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/L3GVI5YYBVOKBBW7C6N5O5WHJY-2024-05-17/
「6月にスイスで開催される見通しのウクライナ和平会議については、ロシアは話し合う用意はあるが、招待されていないと述べ、会議で決めたことを最後通告としてロシアに突き付けるのではないかと指摘した。」
穏やかじゃないな。
平和サミットじゃなくて、戦争サミットだ。
欧州大戦争の宣戦布告だ(ロシア側は、ラブロフが発言済み!?)。
「首脳会談後、習近平国家主席は「中ロはウクライナ危機の政治的解決が正しいという認識だ」と発言」(時事)
「ウクライナに譲歩を迫るロシアの立場を中国が容認した可能性」
昨年の中国版停戦案では、ロシア占領地域の放棄が記されていなかっ
たことから、有効性が疑問視されていた。
「いかなる停戦も、ロシアがウクライナ領土の約18%を支配しているという現状を考慮しなければならない」(ロイター)
もしかすると、もしかして、中国が会議を牛耳って、ウクライナに最後通告を突きつける場になるかも知れない。
スムイ州への侵入、ハルキウ市への進軍、東部戦線での戦況悪化が重なれば、スイス行ってる場合じゃなくなるだろう。
(ウクライナ提唱の和平案目指す国際会議 スイス 6月開催と発表)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240503/k10014439321000.html
「6月15日と16日に中部のビュルゲンシュトックで開催」
「スイス政府は「ロシアなしでの和平プロセスは考えられない」としていて、会議のあとにロシアの関与を促していく考えを示しました。」
なかなか誠意溢れる対応だな。
「ロシアが誠実に行動するような状況にもっていくには、戦場で成功を収めるか、原則的な立場を共有する国々で連合を組むかしかない」(ウクライナのクレバ外相)
恫喝外交を復活させると鼻息荒かったクレバだが、戦場で成功が期待できない以上、何としてでもこの会議を成功させたいに違いない。
中国にかき回されたりしたら、目も当てられないな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
([社説]中ロ協力はウクライナ和平を危うくする)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK166XL0W4A510C2000000/
「中ロはウクライナの領土保全をないがしろにする形の和平を探っている。」
「ロシア軍の攻勢を受けロシアに都合の良い和平を模索している。」
「仮に中ロが和平を主導すれば、ロシア軍の全面撤退が遠のく恐れ」
「16日発表の共同声明はウクライナの領土の一体性の尊重を明記しておらず、看過できない。」
「習氏は和平に建設的役割を果たすと述べながら、ロシアとウクライナが「平等な条件で」参加する和平会議の開催を支持」
日経は、それも気に入らないようだ。
「侵略国家とウクライナを同列に扱うべきではない。」
「ウクライナを一方的に侵略しているロシアの軍事力を裏から支え、幅広く底上げする点で、むしろウクライナ和平への道を阻害する動き」
「中ロ首脳は会見などで米国批判を展開した。共同声明でも「覇権主義」やアジア太平洋地域での軍備拡張を指摘し、既存の国際秩序に挑戦する姿勢を強めた。」
中国に、自制や立場の変更を求めても無意味だろう。
日経は立場上、我が国が中国との貿易を撤廃し、経済的に圧力を掛けろとは言えないに違いない。
言葉の歯切れよさとは裏腹に、内容的には中途半端な主張のように感じる。
腹の底では、ウクライナが領土を完全に奪還する見込みがないことを認めながら、その方向で和平を進めようとする中国を批判する。
そりゃあ、正義はウクライナにある。
武器に転用できる様々な器材をロシアに売り渡している中国は、批判されるのが当然だ。
が、それを選択すること自体は中国の権利でもある。
また、ロシアは武力を持って国境を変更しようとしているが、中国は台湾問題を内政問題として認識しており、国境変更ではないからな。
日経は、その点にも配慮している。
なんだかんだで、浮沈子的には中途半端な記事にしか見えない。
やっぱ、「既存の国際秩序」で美味しい商売が出来た方がいいからな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍がハルキウで成功した要因、電子妨害によるStarlinkの通信遮断)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/why-the-russian-military-was-successful-in-kharkiv-starlink-communication-cut-off-due-to-electronic-jamming/
「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」「(砲弾不足が解消された)状況は約2ヶ月間ほど続いている」(ゼレンスキー大統領)
ホントかあ?。
浮沈子的に最も驚いたのは、この点だ。
前線は、単に砲弾不足に慣れたか諦めているだけじゃないのかあ?。
「第125旅団はハルキウ方面の国境地帯をドローンで毎日監視してきたが、ロシア軍の電子妨害で5月10日に全ての映像通信が遮断された。ウクライナ軍の通信を支えるStarlinkが機能を失い、同旅団のドローン部隊を率いる指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなったことが最大の問題だった。そのため無線か機能している電話でしか状況把握や連絡がとれなくなった」」(WP)
これが本当なら、今後の戦闘を占う上で大問題が生じたことになる。
「この地域の土壌は非常に固いため陣地を建設するには掘削機などの重機が不可欠だったが、ドローンで常に監視していたため重機で作業をすれば直ぐに破壊されるのは目に見えていた。そのため重機による陣地建設を諦め夜中にシャベルで塹壕を掘っていた。もし大砲や砲弾があれば我々を守ってくれたかもしれない」(ドローン部隊を率いる指揮官)
うーん、やっぱ、砲弾不足は解消されていないんじゃないのかあ?。
「最も注目すべきはロシアがハルキウ方面で作戦を行うのにドネツク方面から戦力を転用していない点で、逆にウクライナ軍はハルキウ方面を救援するためドネツク方面を含む複数の戦線から戦力を抽出している」(WP)
想定の範囲内とは言いながら、この点が最も重要であることに変わりはない。
「ロシア軍にハルキウ方面の突破を許した要因は複数存在」
問題は、それにどう対応するかという点で、西側支援で解決可能な問題とウクライナ自身で解決しなければならない問題が存在する。
記事では、限られた兵力を運用するにあたっての具体な問題点が指摘されているが、全てを理想的に運用することなどできはしないと理解すべきだ。
どんな組織にも、克服し難い欠陥はある。
改善に向けての努力を、あらゆるレベルで継続し続けるしかないのだ。
それにしても、スターリンクが妨害されたというのは痛いな。
短時間だけのことなのか、恒久的に遮断されているのかは分からない。
妨害されて通信障害が起こっている範囲も不明だ。
そもそも、この情報自体がいささか眉唾ということも考えておかなければならない。
ロシア軍が、今後の展開の中で通信網を狙ってくるのは確実だ。
戦場の目や耳は、大砲や砲弾同様重要だからな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(ショイグ露国防相が占領地拡大を誇示 ウクライナ東部・南部4州で今年、547平方キロ)
https://www.sankei.com/article/20240504-2WFWILH2M5OHVFOBB2LUUWUVU4/
「ロシアのショイグ国防相は3日、国防省幹部会議で演説し、ウクライナ東部・南部4州で今年に入り、ロシア軍が547平方キロを占領したと主張」
「ウクライナ軍はわれわれの猛攻を受け、陣地を放棄し撤退せざるを得なくなっている」(ショイグ氏)
これって、たぶん、自慢してる発言なんだろう(未確認)。
しかしだな、ハルキウ州北部でこの1週間でウクライナが失った面積は、これをはるかに上回る。
「ロシア軍のハリコフ州侵攻を受け戦闘地域が約70キロ拡大」(シルスキー司令官:再掲)
「ロシア軍がハリコフ州の一部地域で10キロ進軍」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
ざっくり、700平方キロメートルくれてやったわけだ。
しかも、「猛攻を受けて陣地を放棄」したわけではなく、ロシア軍は歩いて入っただけ(そうなのかあ?)。
「全域制圧を目指す東部ドネツク州では過去2週間で三つの集落を掌握」
これも、多分自慢の発言なんだろうが、ハルキウ州では1週間で12の集落を解放したとされる。
以下、読み方はテキトー、カッコ内は交戦中または一部ロシア掌握(ISWの戦況マップなどを参考:5月17日)。
<リプシ方面(7+2)>
・ストリレチャ
・クラスネ
・モロホベツ
・(ライボケ)
・ビルナ
・オリニコベ
・ボリシフカ
・ルクヤンツィ
・(ゼレン)
<ボルチャンスク方面(5+3)>
・オヒルツェボ
・ハティシチェ
・プレテニフカ
・ブフルヴァトカ
・ティケ
・(ザビン)
・(スタリツァ)
・(ボルチャンスク:ボルチャ川の北側のみ)
<その他>
・ホブティフカ(交戦中?)
もし、隣のスムイ州で侵入されれば、同じことが起こるだろう。
しかも、ハルキウと異なり、もう、国境に援軍は来ない(そんなあ!)。
まあ、実際にはどっかから引っぺがしてでも手当てするだろうが、剥がされたところでは、ロシア軍に押し込まれることになる。
新たな戦線で失うか、今までの戦線で失うかの違いだけで、失うことに違いはない。
スムイ州で侵入が発生した場合でも、ハルキウ州と同じように、ロシア側の兵力の調達は東部戦線などから回してくるわけではないだろう(未確認)。
ロシアは、戦線の拡大によって、効率的な領域支配を計っている。
有り余る兵力(そうなのかあ?)を遊ばせておくことはないからな。
両州の侵入と支配地域の拡大は、比較的ローコストで、シンプルな作戦の下に遂行可能だ。
兵站にも負担は少ない。
ギャンブルな要素はない。
あと数か所の侵入点は想定の範囲内だろう。
ブダノフが言っていた予備戦力を使い切ったという話が、ホントにそうなのか、それとも情報戦の一環なのかを確認することにもなる。
ハルキウ市への攻撃の前には、ウクライナの防衛ラインの強度を評価しなければならないし、追加の侵入はその後になる公算が高い。
投入する兵力を調整する必要が出てくるからな。
攻めてみなけりゃ分らんだろう!?。
イベント絡みということになれば、ゼレンスキーの任期が切れる5月20日前後(おっと、もうすぐじゃん!?:もう間に合わないか・・・)。
或いは、平和サミットがスイスで行われる来月半ばが頃合いだ。
中国が会議を牛耳って、ウクライナに侵略地の放棄を迫るためには、今一押しの攻勢が必要だからな。
今回の中露会談の目的は、正にそこだろうと見ている。
時間を掛ければかける程、ウクライナの領土は失われていく。
戦場で勝てない以上、結論を先に延ばせば延ばすだけ不利になる。
米国の支援が本格化し、待望のF-16が手に入ったら好転するのか?。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(ロシアはハルキウ制圧を目指していないとプーチン大統領 ウクライナ第二の都市)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cn0w8nx7glvo
「(ベルゴロドの)中心部や住宅地を直接砲撃している」(プーチン大統領)
「これが続くなら、我々としては安全地帯、衛生地帯を設けるしかないと、これまでも私は公言している」
「ウクライナに関する大統領の公の発言は、実際の行動やウクライナでの目標を反映しないことが多い。」
「2022年2月24日にウクライナ全面侵攻を開始する直前まで、ロシアはウクライナを侵略したりしないと、プーチン氏は繰り返していた。」
うーん、BBCの記者は浮沈子と同じ懸念を抱いているなあ・・・。
「ウクライナ第二の都市ハルキウを制圧する能力がロシア軍にあるかどうか、専門家の多くは疑問視している。」
「ロシア軍が前進したのは、国境周辺にウクライナ側が三重に設けた防衛線の、最初の線の手前までに過ぎない」(ウォロディミル・ゼレンスキー大統領)
それはなにより。
が、ロシアによるハルキウ市への爆撃は続き、第一防衛ラインとやらの手前では、熾烈な戦闘が続いている。
緩衝地帯の創設を直ちに信じるというのは、余りにロシアを利する解釈ではないのかあ?。
(ウクライナ北東部で攻防続く…ゼレンスキー大統領「露軍の圧力を食い止めている」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240518-OYT1T50030/
「ロイター通信によると、露南西部ベルゴロドでもウクライナ軍の無人機攻撃があり、4歳の男児と母親が死亡した。」(元記事未確認)
ウクライナも相変わらず、プーチンを利する攻撃を繰り返しているようだしな。
やれやれ・・・。
敵に塩を送るというのがあるが、敵に無人機送っても仕方あるまい・・・。
(NATO加盟国のエストニア、ウクライナへの派兵を「真剣に」検討か)
https://www.businessinsider.jp/post-287139
「エストニアはウクライナへの派兵について内部で話していた」(国防軍司令官のマルティン・ヘレム(Martin Herem)陸軍大将)
「バルト三国もこれに続いている。リトアニアのシモニーテ首相は5月8日、自分は訓練のためにウクライナに部隊を派遣する権限を議会から与えられている」
「ウクライナからそのような要請はまだない」
「NATOが"同盟"として戦地に軍隊を派遣するには加盟国の合意が必要だが、個々の国は自らの判断で自国の軍隊を派遣することができる。」
「派遣された兵士は前線には送られず、ウクライナ軍の非戦闘的な任務を代わりに担う」
もちろん、そんな制限は机上の空論だ。
米国も、英国も、フランスも、ウクライナには既に軍人を送り込んでいる。
供与する武器の受け入れや支援が名目だが、作戦の共同実施に従事しているとも言われている。
大規模な派兵が行われれば、戦域限定(ウクライナ地域)での欧州大戦争が勃発する。
ロシアにとって、これほど好都合な話はない。
面倒くさいハイブリッド戦を仕掛ける手間を省いてくれる。
バルト3国へは、既にNATO軍の派兵が行われている(ドイツ軍は既に入っています)。
ロシアが侵攻すれば、自動的に第5条が発動され、火薬庫に点火される。
ロシアは、プーチン政権の5期目発足に伴い、国防相に経済閣僚を任命した。
ウクライナ紛争の目先の戦果より、来るべき欧州大戦争のグランドデザインの中での政策遂行を重視したことの現れだ。
ウクライナへの派兵は、ロシアに欧州侵攻のタイミングの主導権を渡すことになる。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
が、ウクライナの兵員不足は覆うべくもない事態に陥っている。
ブダノフは、予備戦力を使い切ったと明かした。
次の一手は限られている。
ウクライナが自前の兵力を整えられるまでの間、欧州からの援軍は干天の慈雨だ。
ひたひたと迫りくる欧州大戦争の足音が、すぐそこに聞こえてくる気がするな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー大統領、ロシア軍のハルキウ方面における突破は最大10km)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/president-zelenskiy-says-russian-troops-can-break-through-in-the-kharkiv-area-up-to-10km/
「ハルキウ方面における敵の主要目的はボルチャンスクだ」(ゼレンスキー大統領)
冗談はよしてくれ・・・。
「ウクライナ軍の防衛ラインが何処にあるのかは不明だが、ゼレンスキー大統領は「ロシア軍が現在いる場所が戦争中に建設した第1防衛ラインの大凡の位置」と述べているため、今後はロシア軍の前進スピードが鈍化すると思われる」(ブログ管理人)
まあ、浮沈子的には、そんなもんあったっけ的に、あっさり突破されると思ってるけどな。
そもそも、リプシにあるのは第2防衛ラインだと聞いてたけどな。
まあいい。
「リプシを巡る戦いは準備された防衛ラインの強度を図るものになる。」(ブログ管理人)
画像の戦況マップを眺めていて、ふと、ある妄想に捉われた。
NATO司令官も言っていたように、現在のロシア側の戦力では、ハルキウ市を占領することは不可能だ。
ISWはじめ、多くの軍事専門家はそう評価している。
浮沈子的には、逐次戦力投入があると見ているけど、確かに占領した後のことも考えると、ハルキウを取ることはそれほど重要とは思えない気もしてくる。
では、ハルキウをドンパチして占領しないで、侵入の効果を最大にするにはどうするのか。
包囲戦だな。
周りを取り囲んで、兵糧攻めにする。
ブダノフによれば、予備戦力はすべて投入しているわけだから、後顧の憂いなく包囲できることになる。
そこがミソだ。
100万都市を維持するには、膨大なリソースが必要だ。
ロシア軍は、兵力を損耗することなく、まるっと手に入れることが出来るだろう。
その間も、他の全ての戦線で圧力をかけ続けることが可能だ。
第2防衛ラインだろうが、第3防衛ラインだろうが、いくら強固に固められていたとしても、何の役にも立ちはしない。
が、少なくとも、包囲を完成させるための進軍は必要不可欠だ。
包囲を維持するための補給線も確保しなければならない。
ロシア軍が何を考えているのかは、もうしばらくしないと見えてこないだろう。
単なる陽動や、緩衝地帯の創出でないことは、ほぼ間違いない。
ゼレンスキーが「主要目的」とするボルチャンスクでも、市内を流れるボルチャ川の突破が試みられているようだ(東側郊外で突破されたという話も)。
ここからクピャンスクにかけて大規模な進軍が行われれば、東部戦線と繋がり、戦線の拡大が現実となる。
欧州大戦争に向けて、ロシアもウクライナ戦域に投入するリソースを管理する必要に迫られている。
湯水のように消耗してきた兵力にしても、効率的な運用を求められているのだ。
包囲戦は、その意味でも効果的だ。
ウクライナが予備兵力を失っている、今だからこそ可能な選択肢でもある。
ロシアでは、兵士は畑で取れると言うが、砲弾やミサイルのように、大規模増産は出来ないからな。
ロシア軍も、海外からの派兵(傭兵)に頼っているとも言われる。
双方とも、既に総力戦に突入している。
使えるリソースは、何でも使う。
戦術の選択もまた同じだろう・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(北東部ハリコフ州「激しい戦闘」迫る、ウクライナ軍総司令官が警告)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/WPYXIFWR7RIC7FCE5U4WNERFMU-2024-05-17/
「ロシア軍のハリコフ州侵攻を受け戦闘地域が約70キロ拡大」(シルスキー司令官)
「ロシア軍がスムイ州も攻撃すれば、ハリコフの北約100キロの地域に新たな戦線」
「ロシア軍がハリコフ州の一部地域で10キロ進軍」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
そこに地雷原があったかどうかはともかく、そうあるべき地域が100kmに及び、縦深防御すべきだったエリアが10kmという、浮沈子のざっくりとした見立ては、あながち的外れではなかったな(もちろん、テキトーです)。
「ハリコフ州への侵攻は、ウクライナがベルゴロドなどロシア国境地帯に砲撃を加えたことへの対応で、自衛のための「緩衝地帯」を設けることが目的」(ロシアのプーチン大統領)
別記事では、ハルキウ占領については「現時点ではそうした計画はない」と言明したそうだ(ロイターの記事にリンクあり)。
既視感に襲われてクラクラする。
2年余り前、10万人の兵力を周辺に準備しながら、ウクライナ侵攻はないと言明していたのは、どこの誰だったっけえ?。
まあいい。
仏のウソは方便と言い、武士のウソは武略と言われ、政治家のウソは日常茶飯事だ。
10kmで進軍を止め、ウクライナにベルゴロド州などへの攻撃を繰り返させ、その後に、それを理由として更なる進撃を行う。
その間、侵入した前線で膠着状態のままウクライナの戦力を消耗させることが出来れば一石二鳥、さらには、東部戦線での進撃にも有利だ。
失うものは何もない(自軍の損耗は数えてないしな:そんなあ!)。
ウクライナは、今の時点で失うことが出来ないものを数多く失っている。
貴重な兵力、貴重な砲弾、貴重な領土。
浮沈子的には、最大のリソースは時間だと見ている。
欧州大戦争を見据えた時、ロシアに時間を与えることは大失策だ。
北極海からインド洋まで、1万kmに渡って戦線を構築し、アットーテキ圧力をかけ続けなければ欧州大戦争を未然に防ぐことは出来ない。
欧州には1インチたりとも侵攻させないという鋼鉄の意思を見せつける必要がある。
が、まあ、ムリポだろうな。
兵器の生産力や調達力はロシアの数分の1に留まり、戦術核兵器を運用する用意もなく、ウクライナの兵力不足を補うためのだらだらとした派兵を行って、ロシアに侵攻の口実を与えようとしている為体(ていたらく)だ。
どう行動するかは、最終的には欧州が決める。
米国には、人類の運命を掛けた戦略核戦争に踏み切る度胸はない(度胸の問題かあ?)。
中国の世界戦略にガッチリ組み込まれたロシアは、日々、実力を蓄えつつある。
政治的にも、経済的にも、軍事的にも。
西側は経済制裁の穴をふさぎ、じり貧に追い込もうとしているけど、それが実質的な効果を生んでいるという話は聞かない。
米国は、大統領選挙絡みで経済政策を緩めて好景気だが、来年失速することは約束されている(選挙のたびに繰り返されているからな)。
欧州経済は停滞。
パクスアメリカーナの崩壊は、多極化する世界を予感させるのに十分過ぎる。
もちろん、中国やロシアだけじゃない。
世界最大の人口を擁するインド、グローバルサウス、特に、長期的(22世紀)にはサブサハラなアフリカが注目だ。
そこまで時間軸を引っ張らなくても、ロシアに時間を与えてはならない。
戦術的に、ハルキウ北部での侵入を許し、侵攻を継続させている状況はマズい。
少なくとも、撃退には失敗した。
これは、明らかにウクライナの失策だ。
第1防衛ラインで食い止め、防御作戦は成功したなんて寝言言ってる場合かあ?。
ありったけの兵力を投入してでも、ここで国境の向こうに叩き出さない限り、プーチンは、その言葉とは裏腹に、ジリジリとした侵攻を続ける。
「ハリコフ州の州都ハリコフでこの日、ロシアの誘導爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、13人が負傷」
侵攻する計画もない都市を、なんで爆撃しているのかを、よーっく考えなければならない。
ウクライナは、失ってはならない兵力を損耗し、結局は西側の派兵を受け入れるしかなくなる。
そして、それは欧州大戦争への引き金をロシアに与えることになるのだ。
(ゼレンスキー大統領、刑務所から囚人動員を可能にする法案に署名)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/president-zelenskiy-signs-bill-allowing-inmate-mobilization-from-prisons/
「囚人の潜在的な動員対象は1万人~2万人になる」(マリウスカ司法相)
「法案成立前に実施された調査で「軍に参加したい」と答えた囚人は約4,500人」
やれやれ・・・。
焼け石に水にもならない。
訓練を受け、前線に配置されるのにも時間はかかるし(半年程度?)、ロシアのような用兵は出来ないから、戦力としてどの程度の効果を発揮するかは考え物だ。
「批判してきた刑務所からの囚人動員に手を付ける姿はウクライナのイメージ戦略に大きなマイナス点」(ブログ管理人)
既に政治的イメージを気にする段階は過ぎた。
なりふり構わず、使えるリソースを使うしか手はない。
WSJは、気になるタイトルの記事を掲げた。
(【社説】ウクライナ敗北に向けたバイデン戦略)
https://jp.wsj.com/articles/will-biden-now-step-up-on-ukraine-bd59f686
有料記事で、冒頭しか読めないけど、皮肉を込めた政権批判は、事実上、米国の獲り得る選択の限界を示している。
「米兵器を使ったロシア領攻撃に対する制限は、ウクライナをゆっくりと敗北に導くものだ」
「ジョー・バイデン米大統領の戦略は、対ウクライナ追加支援について連邦議会の承認を得た後でさえ、ウクライナができるだけゆっくりと敗北するための計画のように見える。」
ウクライナにフリーハンドを与えて、ロシアをガンガン攻撃させれば、第3次世界大戦を招きかねず、タガをはめ続ければウクライナが敗北して欧州大戦争へと突入していく。
どっちがいい?(って、そういう選択かあ?)。
ウクライナは、政治的リスクを冒してでも、追加の予備役の動員を掛けなければならなくなる。
それも、最悪の時期にな。
(プーチン氏、ゼレンスキー氏の正当性に疑問 戒厳令で大統領選延期)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/GOG5Y55IHZK5VFBGIVZIZFI2VU-2024-05-17/
「ウクライナと将来的に戦争に関する何らかの合意に署名する場合、適切な人物と署名しなければならないため、ロシアにとっても重要な問題」
文脈からして、停戦合意を想定していると見られるが、最大の皮肉だな。
おまいに署名する資格があんのかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
兵員の不足は、ウクライナで解決するしかないと言われているが、必ずしもそうではないだろう。
それは、西側が勝手に作り上げた幻のスキームに過ぎない。
そして、それが破られるストーリーは、現実に近づいている・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(プーチン氏、ハリコフ制圧「計画なし」 「失えない」とウクライナ大統領―ロシアの国境侵攻1週間)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051701159&g=int
「プーチン大統領は同日、州都ハリコフ市まで制圧する計画は「現時点でない」と主張したが、将来的に同市に攻め入るシナリオを排除しておらず、緊迫した情勢が続いている。」(17日)
時事は、ハルキウ(ハリコフ)市制圧の意図を疑っている。
「ハリコフ市を失うわけにはいかない」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「米国で支援関連法の成立が遅れたことなどが、ロシアの進軍を招いたと恨み節」
「ハリコフ市占領を阻止するには米国製の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」システムが二つ必要だと強調」
滑空弾の防御(地上発射も可能)にも、地上軍の侵攻にも、パトリオットシステムの効果はない。
占領阻止とは関係ない。
西側の支援の拡大に、新たな侵入を利用しているだけだ。
「国境地帯は2022年2月の侵攻開始後に一時占領されたが、同年春の停戦交渉時でも、国内第2の都市ハリコフは死守していた。」
ほほう、そうだったか。
「ウクライナ軍がハリコフ州に部隊を振り向けたことで、東部ドネツク州の高台の要衝チャソフヤルの防衛がやや手薄になったという情報もある。」
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
チャシブヤールの陥落は、ウクライナ当局者も明言していたから、想定の範囲内ではあるけど、それを加速させることになる。
「スムイ州にも地上侵攻すれば、ゼレンスキー氏は6月にスイスで開催する「平和サミット」どころではなくなる。」
浮沈子は、あまり注目ていなかったんだが、ロシアの反応とかを見ると、この会議は重要らしい(中国も出るしな)。
ラブロフもプーチンも、「最後通告」という過激な表現で応じている。
(ウクライナ和平、「22年の交渉が基礎に」=プーチン大統領)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/L3GVI5YYBVOKBBW7C6N5O5WHJY-2024-05-17/
「6月にスイスで開催される見通しのウクライナ和平会議については、ロシアは話し合う用意はあるが、招待されていないと述べ、会議で決めたことを最後通告としてロシアに突き付けるのではないかと指摘した。」
穏やかじゃないな。
平和サミットじゃなくて、戦争サミットだ。
欧州大戦争の宣戦布告だ(ロシア側は、ラブロフが発言済み!?)。
「首脳会談後、習近平国家主席は「中ロはウクライナ危機の政治的解決が正しいという認識だ」と発言」(時事)
「ウクライナに譲歩を迫るロシアの立場を中国が容認した可能性」
昨年の中国版停戦案では、ロシア占領地域の放棄が記されていなかっ
たことから、有効性が疑問視されていた。
「いかなる停戦も、ロシアがウクライナ領土の約18%を支配しているという現状を考慮しなければならない」(ロイター)
もしかすると、もしかして、中国が会議を牛耳って、ウクライナに最後通告を突きつける場になるかも知れない。
スムイ州への侵入、ハルキウ市への進軍、東部戦線での戦況悪化が重なれば、スイス行ってる場合じゃなくなるだろう。
(ウクライナ提唱の和平案目指す国際会議 スイス 6月開催と発表)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240503/k10014439321000.html
「6月15日と16日に中部のビュルゲンシュトックで開催」
「スイス政府は「ロシアなしでの和平プロセスは考えられない」としていて、会議のあとにロシアの関与を促していく考えを示しました。」
なかなか誠意溢れる対応だな。
「ロシアが誠実に行動するような状況にもっていくには、戦場で成功を収めるか、原則的な立場を共有する国々で連合を組むかしかない」(ウクライナのクレバ外相)
恫喝外交を復活させると鼻息荒かったクレバだが、戦場で成功が期待できない以上、何としてでもこの会議を成功させたいに違いない。
中国にかき回されたりしたら、目も当てられないな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
([社説]中ロ協力はウクライナ和平を危うくする)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK166XL0W4A510C2000000/
「中ロはウクライナの領土保全をないがしろにする形の和平を探っている。」
「ロシア軍の攻勢を受けロシアに都合の良い和平を模索している。」
「仮に中ロが和平を主導すれば、ロシア軍の全面撤退が遠のく恐れ」
「16日発表の共同声明はウクライナの領土の一体性の尊重を明記しておらず、看過できない。」
「習氏は和平に建設的役割を果たすと述べながら、ロシアとウクライナが「平等な条件で」参加する和平会議の開催を支持」
日経は、それも気に入らないようだ。
「侵略国家とウクライナを同列に扱うべきではない。」
「ウクライナを一方的に侵略しているロシアの軍事力を裏から支え、幅広く底上げする点で、むしろウクライナ和平への道を阻害する動き」
「中ロ首脳は会見などで米国批判を展開した。共同声明でも「覇権主義」やアジア太平洋地域での軍備拡張を指摘し、既存の国際秩序に挑戦する姿勢を強めた。」
中国に、自制や立場の変更を求めても無意味だろう。
日経は立場上、我が国が中国との貿易を撤廃し、経済的に圧力を掛けろとは言えないに違いない。
言葉の歯切れよさとは裏腹に、内容的には中途半端な主張のように感じる。
腹の底では、ウクライナが領土を完全に奪還する見込みがないことを認めながら、その方向で和平を進めようとする中国を批判する。
そりゃあ、正義はウクライナにある。
武器に転用できる様々な器材をロシアに売り渡している中国は、批判されるのが当然だ。
が、それを選択すること自体は中国の権利でもある。
また、ロシアは武力を持って国境を変更しようとしているが、中国は台湾問題を内政問題として認識しており、国境変更ではないからな。
日経は、その点にも配慮している。
なんだかんだで、浮沈子的には中途半端な記事にしか見えない。
やっぱ、「既存の国際秩序」で美味しい商売が出来た方がいいからな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍がハルキウで成功した要因、電子妨害によるStarlinkの通信遮断)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/why-the-russian-military-was-successful-in-kharkiv-starlink-communication-cut-off-due-to-electronic-jamming/
「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」「(砲弾不足が解消された)状況は約2ヶ月間ほど続いている」(ゼレンスキー大統領)
ホントかあ?。
浮沈子的に最も驚いたのは、この点だ。
前線は、単に砲弾不足に慣れたか諦めているだけじゃないのかあ?。
「第125旅団はハルキウ方面の国境地帯をドローンで毎日監視してきたが、ロシア軍の電子妨害で5月10日に全ての映像通信が遮断された。ウクライナ軍の通信を支えるStarlinkが機能を失い、同旅団のドローン部隊を率いる指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなったことが最大の問題だった。そのため無線か機能している電話でしか状況把握や連絡がとれなくなった」」(WP)
これが本当なら、今後の戦闘を占う上で大問題が生じたことになる。
「この地域の土壌は非常に固いため陣地を建設するには掘削機などの重機が不可欠だったが、ドローンで常に監視していたため重機で作業をすれば直ぐに破壊されるのは目に見えていた。そのため重機による陣地建設を諦め夜中にシャベルで塹壕を掘っていた。もし大砲や砲弾があれば我々を守ってくれたかもしれない」(ドローン部隊を率いる指揮官)
うーん、やっぱ、砲弾不足は解消されていないんじゃないのかあ?。
「最も注目すべきはロシアがハルキウ方面で作戦を行うのにドネツク方面から戦力を転用していない点で、逆にウクライナ軍はハルキウ方面を救援するためドネツク方面を含む複数の戦線から戦力を抽出している」(WP)
想定の範囲内とは言いながら、この点が最も重要であることに変わりはない。
「ロシア軍にハルキウ方面の突破を許した要因は複数存在」
問題は、それにどう対応するかという点で、西側支援で解決可能な問題とウクライナ自身で解決しなければならない問題が存在する。
記事では、限られた兵力を運用するにあたっての具体な問題点が指摘されているが、全てを理想的に運用することなどできはしないと理解すべきだ。
どんな組織にも、克服し難い欠陥はある。
改善に向けての努力を、あらゆるレベルで継続し続けるしかないのだ。
それにしても、スターリンクが妨害されたというのは痛いな。
短時間だけのことなのか、恒久的に遮断されているのかは分からない。
妨害されて通信障害が起こっている範囲も不明だ。
そもそも、この情報自体がいささか眉唾ということも考えておかなければならない。
ロシア軍が、今後の展開の中で通信網を狙ってくるのは確実だ。
戦場の目や耳は、大砲や砲弾同様重要だからな・・・。
<もっと追加>ーーーーーーーーーー
(ショイグ露国防相が占領地拡大を誇示 ウクライナ東部・南部4州で今年、547平方キロ)
https://www.sankei.com/article/20240504-2WFWILH2M5OHVFOBB2LUUWUVU4/
「ロシアのショイグ国防相は3日、国防省幹部会議で演説し、ウクライナ東部・南部4州で今年に入り、ロシア軍が547平方キロを占領したと主張」
「ウクライナ軍はわれわれの猛攻を受け、陣地を放棄し撤退せざるを得なくなっている」(ショイグ氏)
これって、たぶん、自慢してる発言なんだろう(未確認)。
しかしだな、ハルキウ州北部でこの1週間でウクライナが失った面積は、これをはるかに上回る。
「ロシア軍のハリコフ州侵攻を受け戦闘地域が約70キロ拡大」(シルスキー司令官:再掲)
「ロシア軍がハリコフ州の一部地域で10キロ進軍」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
ざっくり、700平方キロメートルくれてやったわけだ。
しかも、「猛攻を受けて陣地を放棄」したわけではなく、ロシア軍は歩いて入っただけ(そうなのかあ?)。
「全域制圧を目指す東部ドネツク州では過去2週間で三つの集落を掌握」
これも、多分自慢の発言なんだろうが、ハルキウ州では1週間で12の集落を解放したとされる。
以下、読み方はテキトー、カッコ内は交戦中または一部ロシア掌握(ISWの戦況マップなどを参考:5月17日)。
<リプシ方面(7+2)>
・ストリレチャ
・クラスネ
・モロホベツ
・(ライボケ)
・ビルナ
・オリニコベ
・ボリシフカ
・ルクヤンツィ
・(ゼレン)
<ボルチャンスク方面(5+3)>
・オヒルツェボ
・ハティシチェ
・プレテニフカ
・ブフルヴァトカ
・ティケ
・(ザビン)
・(スタリツァ)
・(ボルチャンスク:ボルチャ川の北側のみ)
<その他>
・ホブティフカ(交戦中?)
もし、隣のスムイ州で侵入されれば、同じことが起こるだろう。
しかも、ハルキウと異なり、もう、国境に援軍は来ない(そんなあ!)。
まあ、実際にはどっかから引っぺがしてでも手当てするだろうが、剥がされたところでは、ロシア軍に押し込まれることになる。
新たな戦線で失うか、今までの戦線で失うかの違いだけで、失うことに違いはない。
スムイ州で侵入が発生した場合でも、ハルキウ州と同じように、ロシア側の兵力の調達は東部戦線などから回してくるわけではないだろう(未確認)。
ロシアは、戦線の拡大によって、効率的な領域支配を計っている。
有り余る兵力(そうなのかあ?)を遊ばせておくことはないからな。
両州の侵入と支配地域の拡大は、比較的ローコストで、シンプルな作戦の下に遂行可能だ。
兵站にも負担は少ない。
ギャンブルな要素はない。
あと数か所の侵入点は想定の範囲内だろう。
ブダノフが言っていた予備戦力を使い切ったという話が、ホントにそうなのか、それとも情報戦の一環なのかを確認することにもなる。
ハルキウ市への攻撃の前には、ウクライナの防衛ラインの強度を評価しなければならないし、追加の侵入はその後になる公算が高い。
投入する兵力を調整する必要が出てくるからな。
攻めてみなけりゃ分らんだろう!?。
イベント絡みということになれば、ゼレンスキーの任期が切れる5月20日前後(おっと、もうすぐじゃん!?:もう間に合わないか・・・)。
或いは、平和サミットがスイスで行われる来月半ばが頃合いだ。
中国が会議を牛耳って、ウクライナに侵略地の放棄を迫るためには、今一押しの攻勢が必要だからな。
今回の中露会談の目的は、正にそこだろうと見ている。
時間を掛ければかける程、ウクライナの領土は失われていく。
戦場で勝てない以上、結論を先に延ばせば延ばすだけ不利になる。
米国の支援が本格化し、待望のF-16が手に入ったら好転するのか?。
<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー
(ロシアはハルキウ制圧を目指していないとプーチン大統領 ウクライナ第二の都市)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cn0w8nx7glvo
「(ベルゴロドの)中心部や住宅地を直接砲撃している」(プーチン大統領)
「これが続くなら、我々としては安全地帯、衛生地帯を設けるしかないと、これまでも私は公言している」
「ウクライナに関する大統領の公の発言は、実際の行動やウクライナでの目標を反映しないことが多い。」
「2022年2月24日にウクライナ全面侵攻を開始する直前まで、ロシアはウクライナを侵略したりしないと、プーチン氏は繰り返していた。」
うーん、BBCの記者は浮沈子と同じ懸念を抱いているなあ・・・。
「ウクライナ第二の都市ハルキウを制圧する能力がロシア軍にあるかどうか、専門家の多くは疑問視している。」
「ロシア軍が前進したのは、国境周辺にウクライナ側が三重に設けた防衛線の、最初の線の手前までに過ぎない」(ウォロディミル・ゼレンスキー大統領)
それはなにより。
が、ロシアによるハルキウ市への爆撃は続き、第一防衛ラインとやらの手前では、熾烈な戦闘が続いている。
緩衝地帯の創設を直ちに信じるというのは、余りにロシアを利する解釈ではないのかあ?。
(ウクライナ北東部で攻防続く…ゼレンスキー大統領「露軍の圧力を食い止めている」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240518-OYT1T50030/
「ロイター通信によると、露南西部ベルゴロドでもウクライナ軍の無人機攻撃があり、4歳の男児と母親が死亡した。」(元記事未確認)
ウクライナも相変わらず、プーチンを利する攻撃を繰り返しているようだしな。
やれやれ・・・。
敵に塩を送るというのがあるが、敵に無人機送っても仕方あるまい・・・。
最近のコメント