🚀スターシップ:軌道飛行の軌跡:初の回収に挑む ― 2025年09月21日 12:15
スターシップ:軌道飛行の軌跡:初の回収に挑む
(スターシップはすぐに町や都市の上空を飛ぶようになるが、最大のものは避けるだろう)
https://arstechnica.com/space/2025/09/starship-will-soon-fly-over-towns-and-cities-but-will-dodge-the-biggest-ones/
「スターシップV3は高さ171フィート(52.1メートル)で、現在のスターシップより数フィート大きい。スーパーヘビーブースターを含むロケット全体の高さは408フィート(124.4メートル)となる。」
スティーブンクラークは、ちょっと勘違いしているようだ。
(スターシップ:IFT-11:再使用ブースター+V2シップ)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/09/08/9801887
(画像のみ参照)
見ての通り、2段目のスターシップ宇宙船は、V2もV3も高さは同じだ(52.1メートル)。
やや高くなるのは1段目のスーパーヘビーブースターで、現行の71mから72.3mにちびっと伸びる。
これは、現在投棄されているホットステージング用の段間を1段目に組み込んだことが主な理由とされているようだ。
エンジン回りや推進剤の配管などはバージョンアップとか設計変更が行われるだろうが、1段目も2段目も、V2とV3で構造的に大きく変わるところはない。
IFT-11はV2で行い、IFT-12はV3の初回運用になるが、S社は慎重にも、どちらの試験飛行も弾道軌道(サブオービタル)で行うようだ。
というわけで、この記事の話は、早くてもIFT-13以降になる。
もっとも、いきなりメカジラキャッチにはならないだろう(未確認)。
メキシコ湾に落としてみて、3mの落下地点の誤差を、許容範囲(数センチ)まで詰められるかどうかを確認しなければならない。
固定グリッドフィンの助けを借りて降下してくるスーパーヘビーブースター(1段目)と異なり、2段目は大気圏再突入でボロボロになった動翼をだましだまし使ってメカジラまで持ってこなければならないからな。
世紀の一瞬だ。
浮沈子は、この歴史的瞬間を楽しみにしている。
が、ちょっと気になる話もある。
「スターシップの「想定」再突入飛行経路を示す地図には、機体が太平洋上で再突入を開始し、その後バハ・カリフォルニア上空を通過し、人口約100万人のエルモシージョとチワワの都市付近のメキシコ内陸部上空を飛行することが示されています。」
記事にはその地図が掲載されている(FAAの元ネタも確認しました)。
問題は次だ。
「FAAが公開した別の地図には、スターシップが取る可能性のある2つの経路が示されている。1つは、メキシコのユカタン半島とキューバの西端の間を南東方向に進み、カリブ海軌道にロケットが加速しながらジャマイカ上空を通過する。もう1つは、スターシップが南テキサスを北東方向に出発し、北フロリダ上空を横断して大西洋に到達するというものだ。」
この地図も掲載されている。
が、ユカタン半島方面に行かなければ、着陸経路に乗れないのではないのかあ?。
北フロリダ上空ということになれば、着陸経路はメキシコ上空の更に南側を通ってアプローチすることになる。
どこかでドッグレッグ(進路変更)して、単一の着陸経路に乗せるつもりなのかは不明だ。
まあ、どうでもいいんですが。
「スペースXはスターシップの定期的な打ち上げを目指しており、まずは月に複数回、次に週に1回、そして1日に1回としていく予定です。」
べらぼーめ・・・。
フロリダからの打ち上げが始まれば、スターシップの打ち上げが常態化するだろう。
IFT-13以降では、本物のスターリンク衛星(V3)が搭載される可能性もある(未確認)。
来年の話をすると、鬼が笑うかもな・・・。
(スターシップはすぐに町や都市の上空を飛ぶようになるが、最大のものは避けるだろう)
https://arstechnica.com/space/2025/09/starship-will-soon-fly-over-towns-and-cities-but-will-dodge-the-biggest-ones/
「スターシップV3は高さ171フィート(52.1メートル)で、現在のスターシップより数フィート大きい。スーパーヘビーブースターを含むロケット全体の高さは408フィート(124.4メートル)となる。」
スティーブンクラークは、ちょっと勘違いしているようだ。
(スターシップ:IFT-11:再使用ブースター+V2シップ)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/09/08/9801887
(画像のみ参照)
見ての通り、2段目のスターシップ宇宙船は、V2もV3も高さは同じだ(52.1メートル)。
やや高くなるのは1段目のスーパーヘビーブースターで、現行の71mから72.3mにちびっと伸びる。
これは、現在投棄されているホットステージング用の段間を1段目に組み込んだことが主な理由とされているようだ。
エンジン回りや推進剤の配管などはバージョンアップとか設計変更が行われるだろうが、1段目も2段目も、V2とV3で構造的に大きく変わるところはない。
IFT-11はV2で行い、IFT-12はV3の初回運用になるが、S社は慎重にも、どちらの試験飛行も弾道軌道(サブオービタル)で行うようだ。
というわけで、この記事の話は、早くてもIFT-13以降になる。
もっとも、いきなりメカジラキャッチにはならないだろう(未確認)。
メキシコ湾に落としてみて、3mの落下地点の誤差を、許容範囲(数センチ)まで詰められるかどうかを確認しなければならない。
固定グリッドフィンの助けを借りて降下してくるスーパーヘビーブースター(1段目)と異なり、2段目は大気圏再突入でボロボロになった動翼をだましだまし使ってメカジラまで持ってこなければならないからな。
世紀の一瞬だ。
浮沈子は、この歴史的瞬間を楽しみにしている。
が、ちょっと気になる話もある。
「スターシップの「想定」再突入飛行経路を示す地図には、機体が太平洋上で再突入を開始し、その後バハ・カリフォルニア上空を通過し、人口約100万人のエルモシージョとチワワの都市付近のメキシコ内陸部上空を飛行することが示されています。」
記事にはその地図が掲載されている(FAAの元ネタも確認しました)。
問題は次だ。
「FAAが公開した別の地図には、スターシップが取る可能性のある2つの経路が示されている。1つは、メキシコのユカタン半島とキューバの西端の間を南東方向に進み、カリブ海軌道にロケットが加速しながらジャマイカ上空を通過する。もう1つは、スターシップが南テキサスを北東方向に出発し、北フロリダ上空を横断して大西洋に到達するというものだ。」
この地図も掲載されている。
が、ユカタン半島方面に行かなければ、着陸経路に乗れないのではないのかあ?。
北フロリダ上空ということになれば、着陸経路はメキシコ上空の更に南側を通ってアプローチすることになる。
どこかでドッグレッグ(進路変更)して、単一の着陸経路に乗せるつもりなのかは不明だ。
まあ、どうでもいいんですが。
「スペースXはスターシップの定期的な打ち上げを目指しており、まずは月に複数回、次に週に1回、そして1日に1回としていく予定です。」
べらぼーめ・・・。
フロリダからの打ち上げが始まれば、スターシップの打ち上げが常態化するだろう。
IFT-13以降では、本物のスターリンク衛星(V3)が搭載される可能性もある(未確認)。
来年の話をすると、鬼が笑うかもな・・・。
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