沈黙は金2016年04月01日 09:44

沈黙は金
沈黙は金


ある懸念が、頭を持ち上げ始めた。

SXSの開発に携わっているNASAの件だ。

地球近傍に、多数の中継衛星を配しているNASAが、大枚を出資して参加しているアストロHの信号を受信していないとしたら、怠慢のそしりを免れまい。

もちろん、きっと、たぶん、おそらく、何かの情報を得ているに違いない・・・。

浮沈子の妄想は、激しく燃え上がり、昨夜は一睡もできなくなった。

みんな、JAXAのせいだ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

<例によって、ここから先は、果てしない妄想の世界になります。>

記者会見のビデオを再度見ると、あることに気が付く。

(X 線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の状況について:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=ebdLyU3KXyc

3月26日9時52分の受信は、レンジングという初期運用における軌道決定のための受信だといっている。

しかし、その後で、最後の正常受信であったとして、太陽電池の発電量の低下、衛星の温度分布の異常、太陽に向いていないことのデータが得られたとしている。

ということは、この手のデータは、毎回必ず降りているのではないか。

事実、同日3時2分、7時30分には、データを受信していて、前者は異常はなく、後者では温度分布の異常が疑われるとしている(解析中)。

しかし、まず、これが不自然だな。

9時52分のデータ解析は終わっているのに、7時30分のは解析中という。

なんか、変だな。

3時2分のは、特にコメントはないが、完全に正常と断言している(この間に、4時50分という受信もあります)。

問題は、その後の2回の受信だ。

・3月26日23時39分:
3分間電波受信 (内之浦局)
・3月27日1時21分:
4分間電波受信(内之浦局、勝浦局)

Sバンドとはいえ、これだけの受信時間があって、なんの情報もないというのはどう考えても不自然だ。

解析中という話でもない。

何か気になる。

Sバンドは、無指向性アンテナから発信されている。

衛星が見える位置なら、世界中どこでも受信できる。

中継衛星だって、受信できるはずだ。

(データ中継衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E4%B8%AD%E7%B6%99%E8%A1%9B%E6%98%9F

「データ中継衛星には、Sバンド、Kuバンド、Kaバンドなどのアンテナと衛星間通信機器が搭載」

米国が運用する衛星は8機、我が国もインド洋上に1機持っている。

(通信・測位・技術試験衛星:運用中)
http://www.jaxa.jp/projects/index_j.html

「データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)」

天文観測衛星は、使わせてもらえないんだろうか。

それにしたって、全く言及がないのは変な感じがする。

米軍は、デブリ増やしたといって、ばんばんデータ公開しているが、NASAは沈黙を守っている。

きっと、何かを知っている。

ネットの情報によれば、80億円出したらしいので、JAXAにも当然言ってきているに違いない。

(X線観測衛星「ひとみ」の報道に見るあきれた視野の狭さ [ニュース])
http://buzznewsstaion.blog.so-net.ne.jp/2016-02-18

「ちなみにNASAはこの衛星に約80億円投資しているそうです。」

裏は取れていないが、310億円という総額(打ち上げ費用含む)の4分の1を出していることになる。

記者会見でも、説明の冒頭でNASAのことに触れていたな。

ある仮説が、頭の中をよぎっている。

JAXAは、都合の悪い情報を隠しているんじゃないか。

NASAは、当然それを知っている。

知っていて、黙っている。

それが何だかは分からない。

NASAにとって、都合の悪い情報なのかもしれない。

リチウムイオンバッテリーが、バンといったというような、単純な話ではないのかもしれない。

NASAも、JAXAもお役所だ。

おまけに、JAXAは、人事異動の季節でもある(たぶん)。

ヤバイな・・・。

対策本部が作られたというのは、単なる復旧・原因調査のためではないのかもしれない(当初から、臭いと思ってますが)。

例えば、NASAが持ち込んだ装置のせいで、バンといっちゃったとしたら、ちょっと担当部門に任せては置けないだろう。

記者会見に出席していた満田さんは、ちょっとしゃべり過ぎたかもしれない。

(満田 和久 MITSUDA Kazuhisa 教授)
http://www.isas.jaxa.jp/j/about/professor/m/mitsuda_kazuhisa.shtml

3月26日7時30分の温度分布異常の話をした時に、推測ということで念押しされているのが印象的だ。

浮沈子は、こう妄想している。

JAXAは、原因不明、宇宙デブリの衝突の可能性ということで、幕引きを図っているのではないか?。

通信は復旧せず、一定期間試みたというエクスキューズを作って、慙愧に耐えない振りをして撤退する。

で、ひとみ2に賭けるわけだ。

NASAの沈黙は、雄弁に何かを語っている。

してみると、米軍のデブリ情報は、煙たいに違いない。

衝突の可能性がないなんて、余計な事言わないでくれ!。

さて、どう落とし前を付けるんだろうか。

あかつきの本格観測の半月も前に、記者会見を開いたり、目くらましの情報を流し始めたのも気になる。

世間の関心が遠のき、年度替わりのごたごたで時が経ち、誰もがX線天文衛星なんてワケワカの話を忘れた頃に、撤退をそっと表明する。

残念無念、慙愧の極み、関係者の方々に深く深くお詫び、エトセエトセ・・・。

記者会見で、通信確保までに時間がかかる可能性をほのめかすなど、手の込んだ仕掛けをしている。

長軸周りの回転で太陽が受光できれば、通信回復の可能性があるのは確かだが、回転数や長軸の向きにもよるだろう。

太陽電池パドルは、側壁の一つにベタ貼りで、衛星の長軸が太陽の方を向いてしまえば、発電は出来ない。

もちろん、浮沈子の妄想に過ぎない、

30人から40人の関係者が携わる復旧・原因調査のプロセスの中で、何か秘密を作って隠しおおせるわけはない。

そういうことを防ぐための委員会も作られるだろうし、国際的な情報開示も求められる。

まあ、その情報が、捏造されたら元も子もないだろうがな。

うーん、やっぱ怪しい。

JAXA側のチョンボなら、こんなことは逆にしないだろうし、出来ないに違いない。

我が国の宇宙関係者に、そんな度胸はない(度胸の問題かあ?)。

徐々に遠ざかるデブリを引き連れて、くるくる回りながら地球を周回し続ける衛星ひとみ。

実際、ひとみに何が起こったのか。

真実は、彼女だけが知っている・・・。

(念のために、繰り返して書いておきますが、これは浮沈子の妄想に過ぎません。)

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