黄昏の500E2016年05月04日 21:03

黄昏の500E


表題を振ってから、ちょっと誤解を招きそうな感じだと反省する。

今後、二度と作られることがない、不世出のセダン。

大排気量エンジンで、ガソリンをバンバン燃やして、トルクで走るクルマ。

踏み込めば、怒涛の加速・・・。

まあ、そういうクルマは他にもあるだろうが、24年前のクルマが、現代でも通用する乗り味を保っているという意味では、二度と作られることはない。

全世界で1万台程度しか作られなかった、希少車でもある。

どんだけ残ってるんだろうか?。

サンルーフの風よけの板が、やや渋さを残しているとはいえ、不具合を潰して、浮沈子の好みに設えたこの500Eは、決して黄昏のクルマではない。

それどころか、バンバン走る。

今日は、明日使わなくてはならない用事があるので、テスト走行と充電を兼ねて、久しぶりに第三京浜のショートコースを走らせる。

片道190円、往復380円(割引なし!)。

ガス代は、もっとかかっているはずだから、目くじら立てることはないだろうが、片道40円、往復80円の値上げはキビシー。

保土ヶ谷まで行くと、缶コーヒー飲んだりするので、2倍の料金と共に、更に出費が嵩む。

帰りは、環八をいつもより先まで行って、下道での感触を確認する。

加速、減速とも、申し分ない。

完調なのを確認できたということで、帰ってきてから、お祝いにコロッケ1個を食した(こういうことの積み重ねが、イカンのだがな)。

まあいい。

黄昏時に第三京浜を走るのは久しぶりだった。

多摩川を渡る時に、暮れていく西の空にちらりと目をやる。

夜の帳が下りる直前の、一瞬の色彩・・・。

その中を、サンルーフをチルトアップして走る。

掛け替えのない時間を、その時間を味わうためだけに走る。

贅沢な話だ。

24年の時を超えて、21世紀を走る。

タイヤが拾う振動を、直に感じる走りだ。

それが、何とも心地良い・・・。

本来想定されている速度域の、3分の1程度である。

それでも、乗っていて楽しい。

いいな・・・。

現代のクルマと比較すれば、がさつな感じがするのは否めない。

あれもこれも、電気の力で実現してくれる便利さはない。

自動運転といっても、クルーズコントロールしかないし、車線を感知してハンドルを切ってくれたりもしない。

自動駐車システムはないし、浮沈子のクルマには、リアのカメラも付けていない。

そんなことは、この濃密な走りの感触を味わうことが出来るクルマにとっては、どーでもいーことなのだ。

ハンドルの適度な重さ、アクセルの踏み心地、それを味わうためだけに、思わず加速してしまうブレーキ(93年仕様に交換)。

十分過ぎる。

これ以上はいらない。

普段は、貨物車(!)というか、動く倉庫(!!)となっている、日本で(世界で?)一番コキタナイ500Eだが、こういう走りを見せつけられると、少し大切にしてやらねばと反省する(中身は、しっかりとメンテしてるんですが・・・)。

帰ってきて駐車する時に、少し曲がってしまったが、明日乗るのでいいことにする(いいのかあ?)。

このクルマも、やがて手放す時が来るだろう。

いや、早くそうすべきなのかもしれない。

浮沈子よりも、おそらく大切に乗ってくださる次のオーナーのためにも、早めに手放した方がクルマのためにはなる。

ああ、でも、これは手放せないな。

どうしようもなくなり、泣く泣く手放すことになるんだろう。

このクルマには、手間、暇、金を掛けている。

浮沈子好みのクルマに、徹底的に変えている。

300Eのファブリックシートを、運転席だけ入れているというのは、このクルマだけだろう。

ヘッドライトはHIDランプにしたし、経年劣化して交換すべき部品は、可能な限り替えている。

どんなクルマよりも、浮沈子の走りに合わせた形が出来ている。

暫くすると、秘密兵器が搭載されて、ますます浮沈子好みになる。

見た目はショボい。

ふつーの500Eだ。

16インチの標準タイヤを履いて、エンジンもノーマルである。

でも、バッテリーは、火を噴く(?)リチウムイオン電池だし、エアコンや点火系にも問題はない。

走りは、最近のスポーツセダン並みだ。

あと100年くらいは、余裕で乗れるんじゃないのかあ?。

まあ、人間がクルマを運転するという行為が、その頃許されていればだがな・・・。

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