20kg ― 2016年05月09日 10:13
20kg
筋力アップの一環として、100均で買ってきたアイテム。
(ハンドグリッパー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC
「大きく分けてスポーツグリッパーとトレーニンググリッパーの2種が存在する。」
「前者は11kgから18kg程度の握力で握りつぶせるものであり、これをつぶすのは、筋力強化が目的というよりも持久運動に近いといえる。」
「スポーツグリッパーでは筋力強化の効果は薄い。」
あれま。
「トレーニンググリッパーは筋力トレーニングを目的としているため、必要な握力が27kg程度から中には100kgを越える物まで存在する。」
「日本の一般的なスポーツ用品店では、およそ45kg程度が入手できる最高強度である。」
まあ、そんなには必要ないかな。
浮沈子は、握力は少なく、30kg程度しかない。
持久力アップでもなんでも、何もしないよりはいいだろう。
浮沈子の世代で、握力といえば、フリッツ・フォン・エリックだな。
(フリッツ・フォン・エリック)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
「得意技:
アイアン・クロー(相手の側頭部を掴むブレーン・クローと腹部を掴むストマック・クローを使い分けていた)」
懐かしいなあ・・・。
「生まれついて掌が大きく、スパンは32cmに達し、握力は120kgを超えていたという。その強靭な握力を活かして考案された「アイアン・クロー」は、相手の顔面あるいは胃袋を握りつけるという単純明快な技でありながら強烈なインパクトを有し、昭和のプロレスを代表する必殺技となった。」
浮沈子が買い求めたのは、20kgである(画像参照)。
これを台所に置いて、コーヒー淹れるたびに、左右10回ずつにぎにぎする。
それで、何かを期待しているわけではない。
抑止効果が働いて、コーヒーの頻度が減るわけでもなく、筋力アップに繋がることもさほど期待はできない。
でも、コーヒーを少しでも減らそうとか、筋力をつけようとか、そういうポジティブな行為をしてるんだぞ、というエクスキューズにはなる。
気休め、言い訳、精神的な効果・・・。
まあいい。
ウィキでは、トレーニンググリッパーの記事が中心だ。
「世界で5人しか閉じられなかった、強度約166kgの、No,4がある。」
閉じられる奴がいるんだ・・・。
しかし、まあ、あれだな、こんな製品作っても、売れないだろうな。
宣伝効果はあるだろうから、その手の商品ということになる。
「CoC/No3は127kg程度が必要である。日本においてこのクラスに入っているCoC/No3をクローズ認定(アイアンマインド社)させたのは4人しかいない。」
「強度が、脅威の1800lb(816.4663kg)人類不可能のグリッパーなどが出されている。」
意味ねー・・・。
「一般的には75kgが「りんごをつぶせる握力」として認知されている。」
すいません、リンゴは潰すもんじゃなくって、食べるもんだとしか認識していない浮沈子には、理解できない世界だ。
ウィキの記事を読むと、書き手の熱い思いが伝わってくる。
「握力も含めた筋力強化は、ある程度自身の行えるぎりぎりのものを使わないと効果が薄い」
怪我に繋がりかねないので、浮沈子は、そういう危険なことはしない。
効果が薄くても、軽い負荷に留める。
ストレッチを行い、軽い負荷で、少ない回数を、しかし、頻回に定期的に行うことで、筋力を維持しようとする。
それでいいのだ。
さて、今朝もそろそろフィットネスに行こうかな・・・。
筋力アップの一環として、100均で買ってきたアイテム。
(ハンドグリッパー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC
「大きく分けてスポーツグリッパーとトレーニンググリッパーの2種が存在する。」
「前者は11kgから18kg程度の握力で握りつぶせるものであり、これをつぶすのは、筋力強化が目的というよりも持久運動に近いといえる。」
「スポーツグリッパーでは筋力強化の効果は薄い。」
あれま。
「トレーニンググリッパーは筋力トレーニングを目的としているため、必要な握力が27kg程度から中には100kgを越える物まで存在する。」
「日本の一般的なスポーツ用品店では、およそ45kg程度が入手できる最高強度である。」
まあ、そんなには必要ないかな。
浮沈子は、握力は少なく、30kg程度しかない。
持久力アップでもなんでも、何もしないよりはいいだろう。
浮沈子の世代で、握力といえば、フリッツ・フォン・エリックだな。
(フリッツ・フォン・エリック)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
「得意技:
アイアン・クロー(相手の側頭部を掴むブレーン・クローと腹部を掴むストマック・クローを使い分けていた)」
懐かしいなあ・・・。
「生まれついて掌が大きく、スパンは32cmに達し、握力は120kgを超えていたという。その強靭な握力を活かして考案された「アイアン・クロー」は、相手の顔面あるいは胃袋を握りつけるという単純明快な技でありながら強烈なインパクトを有し、昭和のプロレスを代表する必殺技となった。」
浮沈子が買い求めたのは、20kgである(画像参照)。
これを台所に置いて、コーヒー淹れるたびに、左右10回ずつにぎにぎする。
それで、何かを期待しているわけではない。
抑止効果が働いて、コーヒーの頻度が減るわけでもなく、筋力アップに繋がることもさほど期待はできない。
でも、コーヒーを少しでも減らそうとか、筋力をつけようとか、そういうポジティブな行為をしてるんだぞ、というエクスキューズにはなる。
気休め、言い訳、精神的な効果・・・。
まあいい。
ウィキでは、トレーニンググリッパーの記事が中心だ。
「世界で5人しか閉じられなかった、強度約166kgの、No,4がある。」
閉じられる奴がいるんだ・・・。
しかし、まあ、あれだな、こんな製品作っても、売れないだろうな。
宣伝効果はあるだろうから、その手の商品ということになる。
「CoC/No3は127kg程度が必要である。日本においてこのクラスに入っているCoC/No3をクローズ認定(アイアンマインド社)させたのは4人しかいない。」
「強度が、脅威の1800lb(816.4663kg)人類不可能のグリッパーなどが出されている。」
意味ねー・・・。
「一般的には75kgが「りんごをつぶせる握力」として認知されている。」
すいません、リンゴは潰すもんじゃなくって、食べるもんだとしか認識していない浮沈子には、理解できない世界だ。
ウィキの記事を読むと、書き手の熱い思いが伝わってくる。
「握力も含めた筋力強化は、ある程度自身の行えるぎりぎりのものを使わないと効果が薄い」
怪我に繋がりかねないので、浮沈子は、そういう危険なことはしない。
効果が薄くても、軽い負荷に留める。
ストレッチを行い、軽い負荷で、少ない回数を、しかし、頻回に定期的に行うことで、筋力を維持しようとする。
それでいいのだ。
さて、今朝もそろそろフィットネスに行こうかな・・・。
やっぱサイドマウント ― 2016年05月09日 16:51
やっぱサイドマウント
PADIが、サイドマウントに取り組み始めてから、何年になるんだろうか。
浮沈子は、比較的早い時期からその状況を見られる環境にあり、導入当初のすったもんだの話も聞いた(なんで、2本差しが標準なんだあ?)。
従来の2倍の呼吸ガスを持ち込ませ、減圧症のリスクは、格段に跳ね上がるが、そのことに対する対応は皆無だ。
従来なら、インデペンデントであれ、ダブルタンクで潜るなら、テクニカルダイビングの扱いだったのに。
だから、サイドマウントの導入が、テクニカルダイビングの門戸を広げるという戦略と無関係とは思わない。
ダブルタンクを担がなくても、テクニカルダイビングが始められるというのは、市場の拡大を考えれば外せないメリットだったんだろう。
PADIのテキスト見ると、テックサイドマウントと一体になっていて、そのことが良く分かる。
別に、ディープ系のテクニカルだけでもいい。
PADIは、未だにテクニカルレックやケイブダイビングの商品を、標準で開発してはいない。
さりとて、レクリエーショナルのサイドマウントに、それほど注力していないのも確かだな。
テクニカルダイビングに興味を持ってもらおうというのがメインなので、レクリエーショナルのサイドマウントはほったらかしになっている(そうなのかあ?)。
これらは、全て、我が国のダイビングシーンを無視して書いている。
浮沈子も、良く知らないのだ。
浮沈子も、2回ほどメタリコンタンクで潜ってみたが、拷問に等しい。
サイドマウントではなく、アンダーマウントになる。
これでは、遊泳抵抗は、バックマウントと同じになる。
有り得ない。
また、サーフゾーンのエントリーやエキジットも往生した。
アルミのシングルタンクでさえ困難だ。
体力やスキルがある方はいいかもしれないが、これを我が国のダイビングシーンで普及させようというのは無理がある。
障害が多過ぎる。
それと引き換えるに足るメリットが、ないわけではない。
2本差しくらいまでなら、アルミタンクであれば、まあまあ浮沈子程度でも普通に潜れる。
ガスがたんまりあるので、何かあっても余裕で対応できる。
精神的なゆとりがあるので、周りにも目が行く。
もちろん、バックマウントでステージボトルを携行しても同じだという話は聞くが、実際、レクリエーショナルダイビングのシーンで、そういう方を目にすることは少ない。
というか、国内では1回もない。
グアムの3DAでは、お客さんのガスの消費とかを考慮して、ガイドが携行することがあった。
でも、浮沈子だって大食らいなんだが、用意してもらった記憶はないんだがな。
まあいい。
テクニカルレベルのサイドマウントについては、浮沈子は良く知らないのでここでは考えない。
あくまでも、レクリエーショナルなシーンでの話だ。
サーフゾーンがあるところでは、全く話にならないが、ボートダイビングでも、海況が悪ければ話は同じだ。
エントリーは、何とかなるとしても、エキジットの際は苦労することになるし、状況によっては危険である。
背中に担いでいるのが一番いい。
というわけで、どれか一つのコンフィギュレーションしか許されないなら、バックマウントのシングルタンクに勝るものはない。
だから、ダイビングを始めて習う方が、バックマウントのシングルタンクから始めるというのは、合理的なアプローチだ。
でも、ダイビングには、1種類のBCを使い続けなければならないというルールはないんだがな。
浮沈子は、現在では海外(もちろん、南の島)のボートダイビングで、至れりつくせりの環境(ボートスタッフや、ガイドが全てやってくれる)が中心だが、そういう環境でオープンサーキットで潜らざるを得ないときは、全て例外なくサイドマウントで潜る。
通常は1本差しだ。
エントリーの際は、場所にもよるが、手に持って入る。
バックロールの時は、後から渡してもらった方がいいな。
2本差しでバックロールなら、1本だけ抱えて入り、2本目を渡してもらうこともある。
至れり尽くせりを満喫したい時には、BCだけでエントリーして、タンクは後から渡してもらう。
ボートマンは、何回かやった後は、要領を飲み込んでスムーズになる。
外国人相手のアクティビティに雇われているような連中は、優秀だからな。
我が国では、まだ、そういう体験をしていないので、評価のしようがない。
ニワトリとタマゴの関係なので、どうなるかは不明だが、ボートダイビングの多くは漁船だし、エントリーやエキジットの時に、船頭さん(すいません、ボートマンとかいうイメージにならなくって)が、タンクのハンドリングをしてくれたことは1度もない。
何十年か経てば、状況は変わっているかもしれないが、数年では無理だな。
沖縄も、石垣とか行くと、アルミタンクは限られたサービスにしかない。
みんな、メタリコンタンク(もちろん、バックマウント)で潜っている。
レクリエーショナルレベルのサイドマウントで快適に潜れるところは、地球上でも、限られたダイビングシーンでしかないのかもしれない。
南の島の、波穏やかな内湾のボートダイビング。
至れり尽くせりの、殿様姫様ダイビング。
おお、浮沈子のダイビングシーンにぴったりだな。
もう一つ、我が国でもぴったりのシーンもある。
ダイビングプールだ。
波もないし、スキルアップするのにも最適だし、結構楽しめるかもしれない。
国内では、ダイビングプールで練習を重ね、海洋は南の島に行って、サイドマウント三昧する。
バックマウントがダメなわけでは全然ない。
つーか、ボート上のタンクホルダーとかも、バックマウント用に設えられているので、タンクバンドを絞めた状態でホルダーに差し込むには、やや工夫がいるとか、タンクの交換とかは(今のところ)自分でやらなければならず、南の島が完全に快適かといわれればそうとも限らない。
それじゃあ、バックマウントと比べて、いいとこなんてないじゃん!?。
いやいや、そんなことはない。
背中に何もなく、バルブが手近にあるということに加えて、遊泳抵抗が少ないメリットは、浮沈子の場合、捨て難い点だ。
PADIは、テクニカルへの門戸を広げるのも結構だが、レクリエーショナルに留まる大多数の顧客のことを、もちっと真剣に考えるべきだろう。
たとえば、1本差しのサイドマウントのメリットを、もっと宣伝するとか。
器材売れないけど・・・。
浮力体の容量が少なくても済むし。
SMS50は、生産中止になっちゃったけど、他のメーカーは、似たような奴は作っているだろう。
テクニカルダイビングへ行くダイバーは限られている。
彼らのことは、そっちの世界のエキスパートに任せておけばいい。
下手なインストラクターやダイバーを量産すれば、やがては淘汰されていくに違いない(その前に、良心的なインストラクターが淘汰されんようにしないとな)。
もっと、レクリエーショナルを充実させなければならない。
テックのためではない、それとは一線を画したサイドマウントの楽しい世界・・・。
我が国を除く世界・・・。
えーとですね、デカいカメラを抱えて入る方には、ハッキリ言って向かない。
止めた方がいい。
1本差しなら、余り問題はないでしょうが、それでも、おススメはしない。
タンクをハンドリングする時にカメラが邪魔になったら、躊躇なくカメラを捨てられる方だけが採用すべきだ。
ああ、100万円のカメラなんて、また買えばいいからな(!)。
それと、この間、オーシャナで、タンクの重さを感じたくなければ、バックマウントの器材を水面で付ければいいと書いてありましたが、浮沈子も同感だ。
実際、アグレッサーなどでは、シニアのダイバーに対して、スタッフが対応しているという話を聞いたことがある。
浮沈子も、セブのマクタンでCCRの練習していた時(もちろん、バックマウント)には、ローカルが水中まで担いでくれていた。
そういう意味では、今のところ、サイドマウントは美味しいところかも。
みんなが、やり始めたら、ボートマンだって知らん顔になるかも(そんなことはないでしょうが)。
いずれにしても、何事にも、向き不向きはある。
純粋に、文字通りのレクリエーショナル、ストレスのない浮遊感を味わいたい、魚の写真を撮るのではなく、魚と一緒にスイスイ泳ぎたいというなら、1本差しのサイドマウントはメリット大きい。
浮沈子的には、1本差しをメインにして、2本差しをオプションにしたらいいと思うんだがな。
PADIは、渋い顔するかもしれないけどな。
テックへの入り口、狭くなるしな。
せっかく、器材売れると思っていたのに、短いハイプレッシャーホースしか売れなくなるしな。
それでも、サイドマウントという新しいコンフィギュレーションで、ダイビングをより豊かに楽しめた方が、絶対にいいに決まっている。
キチキチのテクニカルダイビングの考え方とか、そういう息が詰まるような話は脇に置いておいて、周りの方に、少しだけご迷惑かけて、ご協力も頂きながら、自分だけ美味しい(!)1本差しのサイドマウントを楽しむ・・・。
ああ、浮沈子は、別にサイドマウントが普及しようがしまいが、どっちでもいいのだ(だから、SPIは取りません)。
ロジカルには、普及しない方が、目だっていいとか、親切にしてもらえるとかあるので、永遠にマイナーな方がいいかもしれない。
それでも、我が国以外では、サイドマウントで潜れない環境は、むしろ少ない。
普通にアルミタンクあるし、普通にボートダイビングだし。
ボートマンが、サポートしてくれるかどうかは別の話だ。
タイのピピ島とかでは、ガイドさんにお願いして面倒見てもらった。
フィリピンとか、ミクロネシアでは問題ないだろう。
海が荒れたり、超高速ドリフトをチャネルでやったりしなければ、概ね心配することはない。
たまに、水面でバーチカルなトリムが取れないのは問題だと書かれているが、浮沈子の場合は、仰向けになっている。
南の島では、それも確かに問題で、日焼けが半端ないということはある。
そういう時は、うつぶせになって、タンクの残圧を気にしながら、ボートが近寄るのを待つ(普段はシュノーケル、着けてないので)。
細かい話は、いくらでもある。
南の島限定サイドマウントというのがあってもいい(ディスティンクティブ?)。
金にならないサイドマウント(器材だけじゃなくって、高いカメラも売れないしな)、楽しいだけのサイドマウント。
シングルレギなので、安全性が向上するわけでもない・・・。
まあ、遊泳抵抗が減少する分、ガス持ちが良くなって、若干の向上はあるかもしれないけどな。
まあ、しかし、メリットなんて多寡が知れている。
面白いだけ。
楽しいだけ。
それのどこが悪い?。
指導団体や器材屋さんには申し訳ないけど、浮沈子は、楽しいだけの、面白いだけのサイドマウントを続けよう。
スキルアップとしてのトレーニングは続けるとしても、どこまでやるかというのは別の話だ。
少なくとも、ノンヘリウムだな。
ヘリウム吸うなら、CCRだ。
その先に、サイドマウントのCCRが待っている(たぶん)。
狭いところに入るわけでもなく、楽しくて、面白いだけのサイドマウントCCR・・・。
楽しくて、面白いだけじゃダメ?。
だって、そのためにダイビングしてるんだけどな・・・。
PADIが、サイドマウントに取り組み始めてから、何年になるんだろうか。
浮沈子は、比較的早い時期からその状況を見られる環境にあり、導入当初のすったもんだの話も聞いた(なんで、2本差しが標準なんだあ?)。
従来の2倍の呼吸ガスを持ち込ませ、減圧症のリスクは、格段に跳ね上がるが、そのことに対する対応は皆無だ。
従来なら、インデペンデントであれ、ダブルタンクで潜るなら、テクニカルダイビングの扱いだったのに。
だから、サイドマウントの導入が、テクニカルダイビングの門戸を広げるという戦略と無関係とは思わない。
ダブルタンクを担がなくても、テクニカルダイビングが始められるというのは、市場の拡大を考えれば外せないメリットだったんだろう。
PADIのテキスト見ると、テックサイドマウントと一体になっていて、そのことが良く分かる。
別に、ディープ系のテクニカルだけでもいい。
PADIは、未だにテクニカルレックやケイブダイビングの商品を、標準で開発してはいない。
さりとて、レクリエーショナルのサイドマウントに、それほど注力していないのも確かだな。
テクニカルダイビングに興味を持ってもらおうというのがメインなので、レクリエーショナルのサイドマウントはほったらかしになっている(そうなのかあ?)。
これらは、全て、我が国のダイビングシーンを無視して書いている。
浮沈子も、良く知らないのだ。
浮沈子も、2回ほどメタリコンタンクで潜ってみたが、拷問に等しい。
サイドマウントではなく、アンダーマウントになる。
これでは、遊泳抵抗は、バックマウントと同じになる。
有り得ない。
また、サーフゾーンのエントリーやエキジットも往生した。
アルミのシングルタンクでさえ困難だ。
体力やスキルがある方はいいかもしれないが、これを我が国のダイビングシーンで普及させようというのは無理がある。
障害が多過ぎる。
それと引き換えるに足るメリットが、ないわけではない。
2本差しくらいまでなら、アルミタンクであれば、まあまあ浮沈子程度でも普通に潜れる。
ガスがたんまりあるので、何かあっても余裕で対応できる。
精神的なゆとりがあるので、周りにも目が行く。
もちろん、バックマウントでステージボトルを携行しても同じだという話は聞くが、実際、レクリエーショナルダイビングのシーンで、そういう方を目にすることは少ない。
というか、国内では1回もない。
グアムの3DAでは、お客さんのガスの消費とかを考慮して、ガイドが携行することがあった。
でも、浮沈子だって大食らいなんだが、用意してもらった記憶はないんだがな。
まあいい。
テクニカルレベルのサイドマウントについては、浮沈子は良く知らないのでここでは考えない。
あくまでも、レクリエーショナルなシーンでの話だ。
サーフゾーンがあるところでは、全く話にならないが、ボートダイビングでも、海況が悪ければ話は同じだ。
エントリーは、何とかなるとしても、エキジットの際は苦労することになるし、状況によっては危険である。
背中に担いでいるのが一番いい。
というわけで、どれか一つのコンフィギュレーションしか許されないなら、バックマウントのシングルタンクに勝るものはない。
だから、ダイビングを始めて習う方が、バックマウントのシングルタンクから始めるというのは、合理的なアプローチだ。
でも、ダイビングには、1種類のBCを使い続けなければならないというルールはないんだがな。
浮沈子は、現在では海外(もちろん、南の島)のボートダイビングで、至れりつくせりの環境(ボートスタッフや、ガイドが全てやってくれる)が中心だが、そういう環境でオープンサーキットで潜らざるを得ないときは、全て例外なくサイドマウントで潜る。
通常は1本差しだ。
エントリーの際は、場所にもよるが、手に持って入る。
バックロールの時は、後から渡してもらった方がいいな。
2本差しでバックロールなら、1本だけ抱えて入り、2本目を渡してもらうこともある。
至れり尽くせりを満喫したい時には、BCだけでエントリーして、タンクは後から渡してもらう。
ボートマンは、何回かやった後は、要領を飲み込んでスムーズになる。
外国人相手のアクティビティに雇われているような連中は、優秀だからな。
我が国では、まだ、そういう体験をしていないので、評価のしようがない。
ニワトリとタマゴの関係なので、どうなるかは不明だが、ボートダイビングの多くは漁船だし、エントリーやエキジットの時に、船頭さん(すいません、ボートマンとかいうイメージにならなくって)が、タンクのハンドリングをしてくれたことは1度もない。
何十年か経てば、状況は変わっているかもしれないが、数年では無理だな。
沖縄も、石垣とか行くと、アルミタンクは限られたサービスにしかない。
みんな、メタリコンタンク(もちろん、バックマウント)で潜っている。
レクリエーショナルレベルのサイドマウントで快適に潜れるところは、地球上でも、限られたダイビングシーンでしかないのかもしれない。
南の島の、波穏やかな内湾のボートダイビング。
至れり尽くせりの、殿様姫様ダイビング。
おお、浮沈子のダイビングシーンにぴったりだな。
もう一つ、我が国でもぴったりのシーンもある。
ダイビングプールだ。
波もないし、スキルアップするのにも最適だし、結構楽しめるかもしれない。
国内では、ダイビングプールで練習を重ね、海洋は南の島に行って、サイドマウント三昧する。
バックマウントがダメなわけでは全然ない。
つーか、ボート上のタンクホルダーとかも、バックマウント用に設えられているので、タンクバンドを絞めた状態でホルダーに差し込むには、やや工夫がいるとか、タンクの交換とかは(今のところ)自分でやらなければならず、南の島が完全に快適かといわれればそうとも限らない。
それじゃあ、バックマウントと比べて、いいとこなんてないじゃん!?。
いやいや、そんなことはない。
背中に何もなく、バルブが手近にあるということに加えて、遊泳抵抗が少ないメリットは、浮沈子の場合、捨て難い点だ。
PADIは、テクニカルへの門戸を広げるのも結構だが、レクリエーショナルに留まる大多数の顧客のことを、もちっと真剣に考えるべきだろう。
たとえば、1本差しのサイドマウントのメリットを、もっと宣伝するとか。
器材売れないけど・・・。
浮力体の容量が少なくても済むし。
SMS50は、生産中止になっちゃったけど、他のメーカーは、似たような奴は作っているだろう。
テクニカルダイビングへ行くダイバーは限られている。
彼らのことは、そっちの世界のエキスパートに任せておけばいい。
下手なインストラクターやダイバーを量産すれば、やがては淘汰されていくに違いない(その前に、良心的なインストラクターが淘汰されんようにしないとな)。
もっと、レクリエーショナルを充実させなければならない。
テックのためではない、それとは一線を画したサイドマウントの楽しい世界・・・。
我が国を除く世界・・・。
えーとですね、デカいカメラを抱えて入る方には、ハッキリ言って向かない。
止めた方がいい。
1本差しなら、余り問題はないでしょうが、それでも、おススメはしない。
タンクをハンドリングする時にカメラが邪魔になったら、躊躇なくカメラを捨てられる方だけが採用すべきだ。
ああ、100万円のカメラなんて、また買えばいいからな(!)。
それと、この間、オーシャナで、タンクの重さを感じたくなければ、バックマウントの器材を水面で付ければいいと書いてありましたが、浮沈子も同感だ。
実際、アグレッサーなどでは、シニアのダイバーに対して、スタッフが対応しているという話を聞いたことがある。
浮沈子も、セブのマクタンでCCRの練習していた時(もちろん、バックマウント)には、ローカルが水中まで担いでくれていた。
そういう意味では、今のところ、サイドマウントは美味しいところかも。
みんなが、やり始めたら、ボートマンだって知らん顔になるかも(そんなことはないでしょうが)。
いずれにしても、何事にも、向き不向きはある。
純粋に、文字通りのレクリエーショナル、ストレスのない浮遊感を味わいたい、魚の写真を撮るのではなく、魚と一緒にスイスイ泳ぎたいというなら、1本差しのサイドマウントはメリット大きい。
浮沈子的には、1本差しをメインにして、2本差しをオプションにしたらいいと思うんだがな。
PADIは、渋い顔するかもしれないけどな。
テックへの入り口、狭くなるしな。
せっかく、器材売れると思っていたのに、短いハイプレッシャーホースしか売れなくなるしな。
それでも、サイドマウントという新しいコンフィギュレーションで、ダイビングをより豊かに楽しめた方が、絶対にいいに決まっている。
キチキチのテクニカルダイビングの考え方とか、そういう息が詰まるような話は脇に置いておいて、周りの方に、少しだけご迷惑かけて、ご協力も頂きながら、自分だけ美味しい(!)1本差しのサイドマウントを楽しむ・・・。
ああ、浮沈子は、別にサイドマウントが普及しようがしまいが、どっちでもいいのだ(だから、SPIは取りません)。
ロジカルには、普及しない方が、目だっていいとか、親切にしてもらえるとかあるので、永遠にマイナーな方がいいかもしれない。
それでも、我が国以外では、サイドマウントで潜れない環境は、むしろ少ない。
普通にアルミタンクあるし、普通にボートダイビングだし。
ボートマンが、サポートしてくれるかどうかは別の話だ。
タイのピピ島とかでは、ガイドさんにお願いして面倒見てもらった。
フィリピンとか、ミクロネシアでは問題ないだろう。
海が荒れたり、超高速ドリフトをチャネルでやったりしなければ、概ね心配することはない。
たまに、水面でバーチカルなトリムが取れないのは問題だと書かれているが、浮沈子の場合は、仰向けになっている。
南の島では、それも確かに問題で、日焼けが半端ないということはある。
そういう時は、うつぶせになって、タンクの残圧を気にしながら、ボートが近寄るのを待つ(普段はシュノーケル、着けてないので)。
細かい話は、いくらでもある。
南の島限定サイドマウントというのがあってもいい(ディスティンクティブ?)。
金にならないサイドマウント(器材だけじゃなくって、高いカメラも売れないしな)、楽しいだけのサイドマウント。
シングルレギなので、安全性が向上するわけでもない・・・。
まあ、遊泳抵抗が減少する分、ガス持ちが良くなって、若干の向上はあるかもしれないけどな。
まあ、しかし、メリットなんて多寡が知れている。
面白いだけ。
楽しいだけ。
それのどこが悪い?。
指導団体や器材屋さんには申し訳ないけど、浮沈子は、楽しいだけの、面白いだけのサイドマウントを続けよう。
スキルアップとしてのトレーニングは続けるとしても、どこまでやるかというのは別の話だ。
少なくとも、ノンヘリウムだな。
ヘリウム吸うなら、CCRだ。
その先に、サイドマウントのCCRが待っている(たぶん)。
狭いところに入るわけでもなく、楽しくて、面白いだけのサイドマウントCCR・・・。
楽しくて、面白いだけじゃダメ?。
だって、そのためにダイビングしてるんだけどな・・・。
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