歳出削減2017年03月02日 22:47

歳出削減


(American footprints on distant worlds are not too big a dream)
http://www.spaceflightinsider.com/missions/human-spaceflight/trump-mentions-human-spaceflight-address-congress/

いや、この記事に何か具体的なことが書いてあるわけではない。

「It was reported in the days before the president's speech that the administration is expected to ask for a $54 billion increase for the defense department.」

6兆円を超える軍事費の増額、それは、NASAの年間予算の3倍だ。

それだけの金が、ロッキードマーチンとボーイングとサイオコールの懐に入るわけではないが、願ってもいないボーナスとなることは間違いない。

つまり、どこから金が入ってきてもいい、軍事用でも、非軍事用でも、ロケット技術者を食わせていければいいわけだ。

うすらうすら見えてきたのは、NASAの予算を大幅にカットするのではないか、という可能性だ。

大胆だな。

米国のロケット技術を維持するのに、NASAを通す必要はない。

空軍でも、海軍でも、陸軍でもアメリカ国家偵察局(NRO)でも、バンバンロケットをぶちあげている。

予算自体は少ないけど、国防高等研究計画局(DARPA)も、ロケットを上げている。

ちょっとヘンタイな奴が多いけどな。

こういった、NASA以外の部門が使っているロケット関係の経費は、NASAに匹敵するか、ヘタすると上回っている。

そっちを増額して、NASAをキュッと絞るというのは、あり得る話だ。

当面、狙われるのはSLSだろう。

金食い虫で、スケジュールは遅れ、何時になっても飛ばず、しかも、オバマの影がちらつく、面白くないロケットだしな。

2026年は、米国建国250年なんだそうだ。

そこに向かって、何かイベントを企画するとしたら、火星有人飛行が最も相応しいが、NASAに任せていたのでは、100年経っても覚束ない(そうなのかあ?)。

SLSは、凍結だ!。

ロケット打ち上げに関わるメーカーには、軍事部門から金を流すから心配するな。

そう、火星に行きたがっているやつは、どっかにもいるしな。

あいつにやらせて、花火を上げよう。

当面は、月周回飛行だ。

やれと言えば、やるに違いない。

カットしたSLSの金(の一部)を、あいつに握らせれば、喜んでやるというに違いない(つーか、もう言ってるし!)。

しかし、宇宙飛行士は、NASAから出させる。

それが条件だ。

偉大なる米国の象徴だからな。

その辺の金持ちに行かせるわけにはいかない。

シナリオは、これでいい。

NASAにこのシナリオを呑ませるには、どうする?。

2026年に火星探査が間に合わないことは分かっている。

月周回はどうだ?。

前倒しは出来るのか?。

聞いてみよう。

出来るというなら、やらせてもいい。

だめなら、あいつにやらせればいいのだ。

両方で競争させても面白いしな。

しかし、火星はあいつにやらせよう。

少なくとも、その方が安上がりだしな。

せいぜい、派手にぶち上げるだろう。

ああいうやつが、俺は好きだ。

使えるやつだ、全く。

それに引き換え、NASAはむかつく。

ああでもない、こうでもないと、理屈だけだ。

しかも、金がかかる。

SLSの2号機が飛ぶことはない。

EM-1で開発は打ち止めだ。

新しいのは、エウロパの探査だけにしとけ。

宇宙人に会いたいしな(って、いるわけないじゃん!?)。

2期目の花火で火星着陸を果たせれば、偉大な大統領として歴史に名を刻むことが出来る。

ケネディは月だが、俺様は火星だ(稼いだ?)。

ちょっと余分に握らせれば、2024年に前倒しになるかもしれない。

その夢を実現するパートナーは、NASAじゃない。

だが、間違えるなよ。

宇宙飛行士は、NASAのを乗せろ。

勲章をやらなくっちゃいけないからな・・・。

ああ、妄想は、今夜も爆走し始めた。

偉大な米国を作るのも大変だな。

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