🐱ウクライナ降伏不可避:ドイツの躊躇い ― 2023年01月22日 19:56
ウクライナ降伏不可避:ドイツの躊躇い
(ドイツがウクライナに戦車を送るという考えに苦心している理由)
https://edition.cnn.com/2023/01/21/europe/germany-tanks-ukraine-intl/index.html
「外交界では、ドイツの 21 世紀の成功モデルは、中国の安価な労働力、ロシアの安価なエネルギー、米国の安全保障の保証という 3 つの柱に基づいているとよく言われます。」
うーん、我が国は耳が痛いな。
ウクライナ支援を巡っては、1月20日に行われた支援国会議において、ドイツのレオパルト2戦車の供与が表明されなかったことが問題視されている。
米国が、エイブラムスM1戦車を送らなかったことは棚に上げてな(燃費が悪いとか、整備に手間がかかるとか、コストが高いとかなんとか言ってるけどな)。
代わりに英国にチャレンジャー2戦車を送らせて、お茶を濁している(供与は米国と協議済みだそうです)。
ドイツの躊躇いは、歴史的経緯とか、経済上の理由ではないだろう(CNNの記者は、そう思ってるようですが)。
ロシアの事実上の主力であるT-90戦車に対抗するために作られたレオポルト2の供与は、ロシアに対する刺激が強過ぎるという、至極真っ当な理由によると思われる(ドイツがそう明言しているわけではないようですが)。
欧州大戦争を回避するための、正当で合理的な選択だろう(ウクライナはそうは思わないだろうけどな)。
ロシアは、対抗上、最新鋭のT-14戦車を投入してくるに違いない。
エスカレートする地上戦。
米国は、慎重に戦線をコントロールしようとしている。
(米、対ロシア攻撃を待つよう助言 ウクライナに、訓練時間の確保を)
https://nordot.app/989701566403117056
「米国が供与を決めた兵器が配備され、訓練が完了するまでロシアへの大規模な攻撃を待つよう助言」
「ロシア側への砲撃を続けて消耗戦になるのを避けるよう助言」
米国の兵器の供与がなければ、ウクライナは詰んでしまう。
大規模な追加供与が決まった後だし、戦車だけが懸案になっているわけだから、無理して犠牲者を出し続けて戦って見せなくてもいいタイミングを見計らったプロっぽい助言だ。
しかし、ウクライナは言うことを聞かないだろうな。
戦車を獲得するためには、戦い続けていなければならないと思い込んでいる節がある。
撤退するのに、戦車は要らないだろう?。
戦車がないから犠牲者を出し続けているのだという、悲劇のストーリーを作り上げている。
米国は、今回も、戦車の供与を見送っている。
長距離ロケット砲も見送った。
相変わらずだな。
マスコミを含めて、外野はいろいろ騒いでいるが、欧州大戦争の矢面に立たされる国々は必死だ。
バルト3国、ポーランドは、ウクライナが突破されれば、次は自国だと思っている(実際、そうなる公算は高い)。
ひょっとすると、レオパルト2の供与に反対しているのは、米国なのではないのかあ?。
この間の報道では、フランスの影も薄い(戦車の供与は見送っている)。
おそらく、NATO内部でも意見が割れているんだろう。
ウクライナは、軍事同盟の外だからな。
出来る範囲で支援し、まずは、欧州大戦争を回避することに全力を尽くさなければならない。
ウクライナ支援は、その次の選択になる。
ロシアの思惑通り、ウクライナが事実上武装解除されてロシアとの緩衝地帯となり、NATO入りが消えちまって困ることは何もない。
ウクライナ支援は、あくまでも政治的な選択の範囲だ。
それは、米国も変わらない。
ドイツが供与を決めることがあるかも知れないが、それが欧州にとって妥当な選択かどうかは分からない。
NATO内の温度差は、外部からは見えない。
戦車供与の話は、そのことを浮き彫りにしているに違いない。
台湾有事の際には、我が国も同じ立場に置かれるだろう。
武器供与の話ではなく、米軍への支援とか、尖閣へのけん制とか、得意の掃海任務とか・・・。
まあいい。
同じ様に、中国の安い労働力とロシアの安い天然ガス(サハリンでは石油も出るようですが)と米国の安全保障にただ乗りして、経済的な発展を遂げているわけだしな。
しかし、どうも、最近の動きを見ると、何の躊躇いもなく突っ走りそうな気がするがな。
ドイツの躊躇いは、浮沈子には極めて健全に映る。
戦車の供与の話は、今に始まった話じゃない。
開戦(侵攻)当初から、延々と続いている。
NATO諸国は、旧式のT-72とかを供与して、自国の軍備を更新する範囲で対応してきた。
レオパルト2が供与されたとしても、大きく戦況が変わるわけではない。
双方の死者が増え、がれきの山が増え、戦闘が長引くだけに終わる公算が高い。
米国は、どこかの時点でバルブを閉めにかかるだろう。
それは、エイブラムスM1が供与される前に違いない(そうでなければ、効果が疑問視されるからな)。
ドイツは、それも見越している(たぶん)。
ポーランドは、気の早いことに、自国の持つレオパルト2でのウクライナ兵の訓練を開始するそうだ。
(ウクライナ軍、ポーランドでドイツ製戦車の訓練へ=国防相)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-reznikov-tanks-idJPKBN2U003E
「われわれはレオパルト2の訓練任務を開始する」
ポーランド側の発表じゃないみたいだな。
まあ、どうでもいいんですが。
この話が、これ程クローズアップされる背景には、米国が主力戦車の供与を渋ったことを隠したい意図があるからに違いない(火中の栗は拾いたくないしな)。
ウクライナは、当初からエイブラムスM1の供与を求めている。
長距離のロケット砲もな(射程距離300kmのやつ)。
コップの中の嵐に留め、欧州大戦争への拡大を阻止したいからと思っていたが、どうやら、そのタガは外れたようだ(第三次世界大戦にならなければいいや・・・)。
ロシアのウクライナ侵攻は始まったばかりだ。
NATOの分断、米国の支援縮小、ウクライナの戦争疲れを見計らって、ロシアはNATOに攻め込む。
当初は限定的かもしれないが、スバルキギャップ(ポーランド、リトアニア)や黒海沿岸(トルコ、ルーマニア、ブルガリア)での侵攻を図るに違いない。
意表を突いて、バルト海沿岸(バルト3国、ポーランド、ドイツ)での侵攻になるかもな。
もちろん、領土的野心からではなく、交渉を有利に進めるための手札として侵攻する(そうなのかあ?)。
ドイツは、他人事じゃないわけだ。
ここは、慎重にならざるを得ない(誰だって、我が身が可愛い・・・)。
安い天然ガスが目の前にちらついているだろうしな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
加えて、このところ聞こえてくるのは、欧州大戦争への発展の話ばかりだ。
ドイツがどうするかは分からないけど、米国はギリギリ、その線は守ろうとしている。
ウクライナが、今年中に占領された地域を取り戻すことは困難とまで明言している。
(「ウクライナから、今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難」米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f96bbfa7b0695c2068fc73f9308ca2589eb2ccda
「軍事的な観点から言えば、(ウクライナから)今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難であると考えています」
ウクライナが、米国の言うことを守り、いい子にしていたとしても、少なくとももう一冬越さなければ展望は開けないのだ。
まあ、ムリポだろうけどな。
自国兵士の消耗について、ウクライナの現政権は驚くほど無頓着だ(<さらにさらに追加>参照:兵士の損耗に無頓着なのは、ロシアも同じだけどな)。
「戦闘によるロシア側の死傷者は10万人をはるかに上回る」
これが、欧州大戦争に拡大したら、どんなことになるのか。
ロシアがNATOに戦争を仕掛ける理由は山ほどある(敵はNATOだと明言しているしな)。
ドイツのレオパルト2の供与(生産国としての他国からの供与の承認含む)が、ラクダの背中に藁一本とならないことを願うばかりだ。
一刻も早い停戦と、一刻も長い休戦が必要だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
念のためにエイブラムスM1戦車の運用国を調べて見たら、意外な国に提供されていることが分かった。
(ポーランド なぜいま「エイブラムス」? 米最新戦車を大量購入 考えうるふたつの事情)
https://trafficnews.jp/post/109140
「早ければ来年には現在世界で最も近代的な『エイブラムス』戦車を大量に導入します」
レオパルト2をドイツの了承がなくてもウクライナに供与すると言ってみたり、自国で訓練させると発表されたりして気前がいいのは、こういう事情があったわけだ。
開戦当初から、古くなったTー72を供与したりしてきたのだって、最新のエイブラムスM1戦車を導入することが決まっていたからに相違ない。
ワルシャワ条約機構からNATOに乗り換えて、最前線に立ったポーランドとしてみれば、ウクライナがロシアに攻め込まれている状況は、明日は我が身なわけで、首筋がひやひやしているに違いないのだ。
記事では、兵站の負担が大きいエイブラムスM1を導入したのは、米軍の強力な後押しがあったからとされている。
逆に言えば、ウクライナに対しては、米国はそこまでの後押しをしないということなわけだ。
燃費悪くたって、整備に手間がかかったって、コストが半端ないといったって、60億ドル全額米国持ちかも知れないしな(ポーランドの国防費からの支出ではないそうです)。
米国は、あからさまにウクライナへのはしごを外しに掛かっている。
兵員の生命を保護する名目での装甲車両の供与は、自国の兵器を使ってくれるユーザーを確保するということに他ならない。
もちろん、このことはドイツにとっては面白くない話だ。
自国の戦車市場を横取りされたわけだからな。
ウクライナ紛争は、欧州における兵器市場の争奪戦でもある。
旧ソ連製兵器からの急速な、そして大規模な置き換え。
それだけではなく、置き換え後の兵器が何になるかを争っているのだ。
それを促進するウクライナへの兵器供与。
旧式兵器だけでは、太刀打ちできなくなり、最新兵器を求め続けるウクライナ。
その裏では、欧州兵器市場を巡る熾烈な争いが繰り広げられているのだ。
ウクライナだけ見ていては、何も見えてこない。
それにしても、フランスが何を考えているのかが見えていないというのは不気味な感じがするな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(フランスがウクライナに軽戦車供与 局面打開後押し、米も検討)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023010500380&g=int
「フランスのマクロン大統領は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、フランス製「軽戦車」を供与すると伝えた。」
画像のキャプションでは、「AMX10 RC」とある。
(AMX-10RC)
https://ja.wikipedia.org/wiki/AMX-10RC
「車体全体を構成している素材にアルミ合金を使用し軽量化を図り、フロートなどの追加装備無しでウォータージェット推進により水上航行も可能」
おっと、万能車だな。
フランスは、一番乗りで戦闘車両の供与を表明したことで、自国の役割は果たしたとしているに違いない。
エイブラムスM1と比較すると、まるでチョロQだな(そんなあ!)。
断言してしまおう(例によって当てにはなりませんが)。
米国はエイブラムスM1を供与することはない。
同様に、ドイツもレオパルト2の供与は見送る。
ポーランドなどが承認なしで供与することは黙認するかもしれない(公然と認めることはしない)。
限定的な主力戦車の投入では、ロシアの攻撃に対して有効な反撃を行うことは難しいだろう。
ウクライナ軍が反撃しても、ロシアの防御線を突破して支配地域を開放することは期待できない(米国が調整するからな)。
ロシアが、ウクライナとの戦闘を膠着化させることに成功すれば、次のターゲットはNATOそのものだ。
ウクライナへの軍事支援を凍結させるために、ロシア軍の総力を投入して戦うことになる。
欧州大戦争勃発は避けられない。
戦車を供与しても大戦争、供与を見送っても大戦争だ(そうなのかあ?)。
が、こっちの方は長くは続かない。
戦争のプロ同士が本気出して戦うことになれば、引き際も心得ている。
1か月もドンパチやれば、十分だろう。
ロシアは、今度こそ、真面目に戦争するだろう。
戦術核の2、3発も落とすかもしれない。
ポーランドかリトアニア辺りが危ないな。
黒海の島(スネーク島:ズミイヌイ島)も怪しい。
もちろん、威嚇だから、被害が最小限に留まるような落し方をするだろうが、効果は十分過ぎる。
欧州の各都市に、いつでも落とせるということを見せつけるだけで十分だ。
まあ、そういう事態にならないことを望んではいるけど、米国がバルブを閉めるタイミングを誤ればそうなる。
この戦争(ウクライナ紛争)を長引かせても、いいことは何もない。
早期の決着を図ることが出来るのは、米国の決断だけだ。
既にロシアの民間軍事会社(ワグネル)が、北朝鮮から兵器を調達する事態になっている。
(「北朝鮮がワグネルに兵器提供」米政府、衛星画像公開…国際犯罪組織に指定し追加制裁へ)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230121-OYT1T50072/
「ウクライナ侵略で戦闘員を派遣しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」に北朝鮮が兵器を提供した証拠だとする衛星画像を公開」
我が国にとっても、他人事ではない。
もっとも、我が国がロシアから買った石油代金が還流しているわけだから、文句は言えないかもしれないな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ、ドイツ製戦車「レオパルト2」の訓練開始へ…供与決定待たずに)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230122-OYT1T50097/
「独有力誌シュピーゲルは20日、バフムトを防衛するウクライナ軍に関し「毎日、3桁の兵士を損失している」とする独情報機関の分析を伝えた。」
べらぼーめ・・・。
「米欧が供与を表明した兵器の投入時期が戦況に少なからず影響しそうだ。」
いくら急いだとしても、数か月先だろう。
「兵器が配備され、訓練が完了するまで、領土奪還に向けた大規模な反転攻勢に着手しないよう助言した」
当然だろうな。
そうしないと、西側供与の兵器を使う兵士がいなくなっちまうからな。
21世紀の戦争なのに、ウクライナでは、まるで第一次世界大戦並みの消耗戦に陥っている。
戦略なき戦闘の悲劇だな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ドイツ製戦車「レオパルト2」 ポーランドのウクライナへの供与を認める意向[2023/01/23 08:10])
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000284390.html
「ポーランドが自国にあるドイツ製戦車「レオパルト2」をウクライナに供与することについて、「阻止はしないだろう」と述べ、ポーランドによる供与を認める意向」
消極的承認というわけだ(ポーランドだけでも、200両以上持ってるからな)。
「フランスの主力戦車「ルクレール」のウクライナへの供与の可能性について「排除しない」」
主力戦車の供与合戦になっている。
米国だけが、供与を渋っている形になった。
それも、時間の問題かな・・・。
<またまた追加>----------
(WSJ紙 米主力戦車「エイブラムス」をウクライナに供与へ)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000284683.html
「アメリカは主力戦車「エイブラムス」の供与に向け最終調整に入り、今週中にも発表」
あっちゃー・・・。
浮沈子の予想はまたしても大外れ!。
「これまで国防総省は「エイブラムス」をウクライナで運用するにはメンテナンスやコストの点で理にかなわないとして、供与しない方針を示してきました。」
台数や時期は不明だ。
「アメリカが「エイブラムス」の供与に踏み切ることで、ドイツの姿勢が変化する可能性があります。」
まあ、こっちがメインだろうな。
エイブラムスが兵站の負担が大きいと言っても、オーストラリア陸軍はレオポルト2と比較して、エイブラムスを選択しているから、条件によっては逆転することもある。
が、米国だってロシアを刺激したくないだろうしな。
来月に1000両引き渡すとは言わないだろう。
ポーランドは、正式にドイツの承認を求めたようだ。
NATOの足並みがそろってきたように見えるが、たぶん逆だろう。
洗車を巡って表面化した綻びを、慌てて取り繕った感がある。
ドイツは、ヘルメットだけにしたかったに違いない。
ポーランドだって、米国からのエイブラムスの話がなければ、T-72やレオパルト2の供与はなかっただろう。
その他の運用国からの供与の穴埋めが、エイブラムスになるようならドイツとしては悔やんでも悔やみきれない話になる。
そうならない保証を米国や関係国がするなら、ポーランドなどからの供与を認めるということなのかもしれない。
また、フランスがチョロQだけでなく、主力戦車を出すという形が出来れば、ロシアの恨みを一身に背負ってしまうことはなくなる。
こうなると、残るは戦闘機と長距離ロケット砲だけだ。
それらの供与があるのか、あるとすれば何時になるのか。
まあ、どうでもいいんですが。
米国は、供与したエイブラムスがガス欠でえんこして無様を晒すことがないように、細心の注意を払わんとな・・・。
(ドイツがウクライナに戦車を送るという考えに苦心している理由)
https://edition.cnn.com/2023/01/21/europe/germany-tanks-ukraine-intl/index.html
「外交界では、ドイツの 21 世紀の成功モデルは、中国の安価な労働力、ロシアの安価なエネルギー、米国の安全保障の保証という 3 つの柱に基づいているとよく言われます。」
うーん、我が国は耳が痛いな。
ウクライナ支援を巡っては、1月20日に行われた支援国会議において、ドイツのレオパルト2戦車の供与が表明されなかったことが問題視されている。
米国が、エイブラムスM1戦車を送らなかったことは棚に上げてな(燃費が悪いとか、整備に手間がかかるとか、コストが高いとかなんとか言ってるけどな)。
代わりに英国にチャレンジャー2戦車を送らせて、お茶を濁している(供与は米国と協議済みだそうです)。
ドイツの躊躇いは、歴史的経緯とか、経済上の理由ではないだろう(CNNの記者は、そう思ってるようですが)。
ロシアの事実上の主力であるT-90戦車に対抗するために作られたレオポルト2の供与は、ロシアに対する刺激が強過ぎるという、至極真っ当な理由によると思われる(ドイツがそう明言しているわけではないようですが)。
欧州大戦争を回避するための、正当で合理的な選択だろう(ウクライナはそうは思わないだろうけどな)。
ロシアは、対抗上、最新鋭のT-14戦車を投入してくるに違いない。
エスカレートする地上戦。
米国は、慎重に戦線をコントロールしようとしている。
(米、対ロシア攻撃を待つよう助言 ウクライナに、訓練時間の確保を)
https://nordot.app/989701566403117056
「米国が供与を決めた兵器が配備され、訓練が完了するまでロシアへの大規模な攻撃を待つよう助言」
「ロシア側への砲撃を続けて消耗戦になるのを避けるよう助言」
米国の兵器の供与がなければ、ウクライナは詰んでしまう。
大規模な追加供与が決まった後だし、戦車だけが懸案になっているわけだから、無理して犠牲者を出し続けて戦って見せなくてもいいタイミングを見計らったプロっぽい助言だ。
しかし、ウクライナは言うことを聞かないだろうな。
戦車を獲得するためには、戦い続けていなければならないと思い込んでいる節がある。
撤退するのに、戦車は要らないだろう?。
戦車がないから犠牲者を出し続けているのだという、悲劇のストーリーを作り上げている。
米国は、今回も、戦車の供与を見送っている。
長距離ロケット砲も見送った。
相変わらずだな。
マスコミを含めて、外野はいろいろ騒いでいるが、欧州大戦争の矢面に立たされる国々は必死だ。
バルト3国、ポーランドは、ウクライナが突破されれば、次は自国だと思っている(実際、そうなる公算は高い)。
ひょっとすると、レオパルト2の供与に反対しているのは、米国なのではないのかあ?。
この間の報道では、フランスの影も薄い(戦車の供与は見送っている)。
おそらく、NATO内部でも意見が割れているんだろう。
ウクライナは、軍事同盟の外だからな。
出来る範囲で支援し、まずは、欧州大戦争を回避することに全力を尽くさなければならない。
ウクライナ支援は、その次の選択になる。
ロシアの思惑通り、ウクライナが事実上武装解除されてロシアとの緩衝地帯となり、NATO入りが消えちまって困ることは何もない。
ウクライナ支援は、あくまでも政治的な選択の範囲だ。
それは、米国も変わらない。
ドイツが供与を決めることがあるかも知れないが、それが欧州にとって妥当な選択かどうかは分からない。
NATO内の温度差は、外部からは見えない。
戦車供与の話は、そのことを浮き彫りにしているに違いない。
台湾有事の際には、我が国も同じ立場に置かれるだろう。
武器供与の話ではなく、米軍への支援とか、尖閣へのけん制とか、得意の掃海任務とか・・・。
まあいい。
同じ様に、中国の安い労働力とロシアの安い天然ガス(サハリンでは石油も出るようですが)と米国の安全保障にただ乗りして、経済的な発展を遂げているわけだしな。
しかし、どうも、最近の動きを見ると、何の躊躇いもなく突っ走りそうな気がするがな。
ドイツの躊躇いは、浮沈子には極めて健全に映る。
戦車の供与の話は、今に始まった話じゃない。
開戦(侵攻)当初から、延々と続いている。
NATO諸国は、旧式のT-72とかを供与して、自国の軍備を更新する範囲で対応してきた。
レオパルト2が供与されたとしても、大きく戦況が変わるわけではない。
双方の死者が増え、がれきの山が増え、戦闘が長引くだけに終わる公算が高い。
米国は、どこかの時点でバルブを閉めにかかるだろう。
それは、エイブラムスM1が供与される前に違いない(そうでなければ、効果が疑問視されるからな)。
ドイツは、それも見越している(たぶん)。
ポーランドは、気の早いことに、自国の持つレオパルト2でのウクライナ兵の訓練を開始するそうだ。
(ウクライナ軍、ポーランドでドイツ製戦車の訓練へ=国防相)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-reznikov-tanks-idJPKBN2U003E
「われわれはレオパルト2の訓練任務を開始する」
ポーランド側の発表じゃないみたいだな。
まあ、どうでもいいんですが。
この話が、これ程クローズアップされる背景には、米国が主力戦車の供与を渋ったことを隠したい意図があるからに違いない(火中の栗は拾いたくないしな)。
ウクライナは、当初からエイブラムスM1の供与を求めている。
長距離のロケット砲もな(射程距離300kmのやつ)。
コップの中の嵐に留め、欧州大戦争への拡大を阻止したいからと思っていたが、どうやら、そのタガは外れたようだ(第三次世界大戦にならなければいいや・・・)。
ロシアのウクライナ侵攻は始まったばかりだ。
NATOの分断、米国の支援縮小、ウクライナの戦争疲れを見計らって、ロシアはNATOに攻め込む。
当初は限定的かもしれないが、スバルキギャップ(ポーランド、リトアニア)や黒海沿岸(トルコ、ルーマニア、ブルガリア)での侵攻を図るに違いない。
意表を突いて、バルト海沿岸(バルト3国、ポーランド、ドイツ)での侵攻になるかもな。
もちろん、領土的野心からではなく、交渉を有利に進めるための手札として侵攻する(そうなのかあ?)。
ドイツは、他人事じゃないわけだ。
ここは、慎重にならざるを得ない(誰だって、我が身が可愛い・・・)。
安い天然ガスが目の前にちらついているだろうしな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
加えて、このところ聞こえてくるのは、欧州大戦争への発展の話ばかりだ。
ドイツがどうするかは分からないけど、米国はギリギリ、その線は守ろうとしている。
ウクライナが、今年中に占領された地域を取り戻すことは困難とまで明言している。
(「ウクライナから、今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難」米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f96bbfa7b0695c2068fc73f9308ca2589eb2ccda
「軍事的な観点から言えば、(ウクライナから)今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難であると考えています」
ウクライナが、米国の言うことを守り、いい子にしていたとしても、少なくとももう一冬越さなければ展望は開けないのだ。
まあ、ムリポだろうけどな。
自国兵士の消耗について、ウクライナの現政権は驚くほど無頓着だ(<さらにさらに追加>参照:兵士の損耗に無頓着なのは、ロシアも同じだけどな)。
「戦闘によるロシア側の死傷者は10万人をはるかに上回る」
これが、欧州大戦争に拡大したら、どんなことになるのか。
ロシアがNATOに戦争を仕掛ける理由は山ほどある(敵はNATOだと明言しているしな)。
ドイツのレオパルト2の供与(生産国としての他国からの供与の承認含む)が、ラクダの背中に藁一本とならないことを願うばかりだ。
一刻も早い停戦と、一刻も長い休戦が必要だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
念のためにエイブラムスM1戦車の運用国を調べて見たら、意外な国に提供されていることが分かった。
(ポーランド なぜいま「エイブラムス」? 米最新戦車を大量購入 考えうるふたつの事情)
https://trafficnews.jp/post/109140
「早ければ来年には現在世界で最も近代的な『エイブラムス』戦車を大量に導入します」
レオパルト2をドイツの了承がなくてもウクライナに供与すると言ってみたり、自国で訓練させると発表されたりして気前がいいのは、こういう事情があったわけだ。
開戦当初から、古くなったTー72を供与したりしてきたのだって、最新のエイブラムスM1戦車を導入することが決まっていたからに相違ない。
ワルシャワ条約機構からNATOに乗り換えて、最前線に立ったポーランドとしてみれば、ウクライナがロシアに攻め込まれている状況は、明日は我が身なわけで、首筋がひやひやしているに違いないのだ。
記事では、兵站の負担が大きいエイブラムスM1を導入したのは、米軍の強力な後押しがあったからとされている。
逆に言えば、ウクライナに対しては、米国はそこまでの後押しをしないということなわけだ。
燃費悪くたって、整備に手間がかかったって、コストが半端ないといったって、60億ドル全額米国持ちかも知れないしな(ポーランドの国防費からの支出ではないそうです)。
米国は、あからさまにウクライナへのはしごを外しに掛かっている。
兵員の生命を保護する名目での装甲車両の供与は、自国の兵器を使ってくれるユーザーを確保するということに他ならない。
もちろん、このことはドイツにとっては面白くない話だ。
自国の戦車市場を横取りされたわけだからな。
ウクライナ紛争は、欧州における兵器市場の争奪戦でもある。
旧ソ連製兵器からの急速な、そして大規模な置き換え。
それだけではなく、置き換え後の兵器が何になるかを争っているのだ。
それを促進するウクライナへの兵器供与。
旧式兵器だけでは、太刀打ちできなくなり、最新兵器を求め続けるウクライナ。
その裏では、欧州兵器市場を巡る熾烈な争いが繰り広げられているのだ。
ウクライナだけ見ていては、何も見えてこない。
それにしても、フランスが何を考えているのかが見えていないというのは不気味な感じがするな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(フランスがウクライナに軽戦車供与 局面打開後押し、米も検討)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023010500380&g=int
「フランスのマクロン大統領は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、フランス製「軽戦車」を供与すると伝えた。」
画像のキャプションでは、「AMX10 RC」とある。
(AMX-10RC)
https://ja.wikipedia.org/wiki/AMX-10RC
「車体全体を構成している素材にアルミ合金を使用し軽量化を図り、フロートなどの追加装備無しでウォータージェット推進により水上航行も可能」
おっと、万能車だな。
フランスは、一番乗りで戦闘車両の供与を表明したことで、自国の役割は果たしたとしているに違いない。
エイブラムスM1と比較すると、まるでチョロQだな(そんなあ!)。
断言してしまおう(例によって当てにはなりませんが)。
米国はエイブラムスM1を供与することはない。
同様に、ドイツもレオパルト2の供与は見送る。
ポーランドなどが承認なしで供与することは黙認するかもしれない(公然と認めることはしない)。
限定的な主力戦車の投入では、ロシアの攻撃に対して有効な反撃を行うことは難しいだろう。
ウクライナ軍が反撃しても、ロシアの防御線を突破して支配地域を開放することは期待できない(米国が調整するからな)。
ロシアが、ウクライナとの戦闘を膠着化させることに成功すれば、次のターゲットはNATOそのものだ。
ウクライナへの軍事支援を凍結させるために、ロシア軍の総力を投入して戦うことになる。
欧州大戦争勃発は避けられない。
戦車を供与しても大戦争、供与を見送っても大戦争だ(そうなのかあ?)。
が、こっちの方は長くは続かない。
戦争のプロ同士が本気出して戦うことになれば、引き際も心得ている。
1か月もドンパチやれば、十分だろう。
ロシアは、今度こそ、真面目に戦争するだろう。
戦術核の2、3発も落とすかもしれない。
ポーランドかリトアニア辺りが危ないな。
黒海の島(スネーク島:ズミイヌイ島)も怪しい。
もちろん、威嚇だから、被害が最小限に留まるような落し方をするだろうが、効果は十分過ぎる。
欧州の各都市に、いつでも落とせるということを見せつけるだけで十分だ。
まあ、そういう事態にならないことを望んではいるけど、米国がバルブを閉めるタイミングを誤ればそうなる。
この戦争(ウクライナ紛争)を長引かせても、いいことは何もない。
早期の決着を図ることが出来るのは、米国の決断だけだ。
既にロシアの民間軍事会社(ワグネル)が、北朝鮮から兵器を調達する事態になっている。
(「北朝鮮がワグネルに兵器提供」米政府、衛星画像公開…国際犯罪組織に指定し追加制裁へ)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230121-OYT1T50072/
「ウクライナ侵略で戦闘員を派遣しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」に北朝鮮が兵器を提供した証拠だとする衛星画像を公開」
我が国にとっても、他人事ではない。
もっとも、我が国がロシアから買った石油代金が還流しているわけだから、文句は言えないかもしれないな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ、ドイツ製戦車「レオパルト2」の訓練開始へ…供与決定待たずに)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230122-OYT1T50097/
「独有力誌シュピーゲルは20日、バフムトを防衛するウクライナ軍に関し「毎日、3桁の兵士を損失している」とする独情報機関の分析を伝えた。」
べらぼーめ・・・。
「米欧が供与を表明した兵器の投入時期が戦況に少なからず影響しそうだ。」
いくら急いだとしても、数か月先だろう。
「兵器が配備され、訓練が完了するまで、領土奪還に向けた大規模な反転攻勢に着手しないよう助言した」
当然だろうな。
そうしないと、西側供与の兵器を使う兵士がいなくなっちまうからな。
21世紀の戦争なのに、ウクライナでは、まるで第一次世界大戦並みの消耗戦に陥っている。
戦略なき戦闘の悲劇だな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(ドイツ製戦車「レオパルト2」 ポーランドのウクライナへの供与を認める意向[2023/01/23 08:10])
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000284390.html
「ポーランドが自国にあるドイツ製戦車「レオパルト2」をウクライナに供与することについて、「阻止はしないだろう」と述べ、ポーランドによる供与を認める意向」
消極的承認というわけだ(ポーランドだけでも、200両以上持ってるからな)。
「フランスの主力戦車「ルクレール」のウクライナへの供与の可能性について「排除しない」」
主力戦車の供与合戦になっている。
米国だけが、供与を渋っている形になった。
それも、時間の問題かな・・・。
<またまた追加>----------
(WSJ紙 米主力戦車「エイブラムス」をウクライナに供与へ)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000284683.html
「アメリカは主力戦車「エイブラムス」の供与に向け最終調整に入り、今週中にも発表」
あっちゃー・・・。
浮沈子の予想はまたしても大外れ!。
「これまで国防総省は「エイブラムス」をウクライナで運用するにはメンテナンスやコストの点で理にかなわないとして、供与しない方針を示してきました。」
台数や時期は不明だ。
「アメリカが「エイブラムス」の供与に踏み切ることで、ドイツの姿勢が変化する可能性があります。」
まあ、こっちがメインだろうな。
エイブラムスが兵站の負担が大きいと言っても、オーストラリア陸軍はレオポルト2と比較して、エイブラムスを選択しているから、条件によっては逆転することもある。
が、米国だってロシアを刺激したくないだろうしな。
来月に1000両引き渡すとは言わないだろう。
ポーランドは、正式にドイツの承認を求めたようだ。
NATOの足並みがそろってきたように見えるが、たぶん逆だろう。
洗車を巡って表面化した綻びを、慌てて取り繕った感がある。
ドイツは、ヘルメットだけにしたかったに違いない。
ポーランドだって、米国からのエイブラムスの話がなければ、T-72やレオパルト2の供与はなかっただろう。
その他の運用国からの供与の穴埋めが、エイブラムスになるようならドイツとしては悔やんでも悔やみきれない話になる。
そうならない保証を米国や関係国がするなら、ポーランドなどからの供与を認めるということなのかもしれない。
また、フランスがチョロQだけでなく、主力戦車を出すという形が出来れば、ロシアの恨みを一身に背負ってしまうことはなくなる。
こうなると、残るは戦闘機と長距離ロケット砲だけだ。
それらの供与があるのか、あるとすれば何時になるのか。
まあ、どうでもいいんですが。
米国は、供与したエイブラムスがガス欠でえんこして無様を晒すことがないように、細心の注意を払わんとな・・・。
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